JP3228263U - 両面保護フィルム付き積層シートおよびこれを用いた成形品 - Google Patents

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Abstract

【課題】一方の保護フィルムを剥離した後の積層シートの表面に対してIJ印刷を実施したときのインク密着性が良好で、IJ印刷後に他方の保護フィルムが残った状態でレーザー切削加工を実施してもレーザー切削加工性が良好な、両面保護フィルム付き積層シートを提供する。【解決手段】両面保護フィルム付き積層シート101は、スチレン系共重合体を含み、少なくとも一方の表層を構成する第1の樹脂層11と、メタクリル系重合体を含む第2の樹脂層12とを含む積層シート1と、積層シート1の一方の表面に貼られ、樹脂基材と粘着層とからなる第1の保護フィルム20と、積層シート1の他方の表面に貼られ、紙基材と水糊を含む粘着層とからなる第2の保護フィルム30とを有する。第1の保護フィルム20は、第1の樹脂層11の表面に貼られる。【選択図】図1

Description

本考案は、両面保護フィルム付き積層シートおよびこれを用いた成形品に関する。
デジタル画像をコンピュータ処理して印刷媒体に記録することができるインクジェット(IJ)印刷は、印刷可能な媒体の種類も増え、利用範囲が拡がっている。例えば、印刷、広告、サイン・ディスプレイ、イベント、アミューズメント、建築、およびインテリア等の種々の分野に広く利用されるようになっている。紙以外の印刷媒体として、樹脂シートが挙げられる(特許文献1)。樹脂シートは、紙と異なり、耐水性および耐久性に優れ、透明化も可能である。
IJ印刷用樹脂シートは、IJ印刷を施した後、必要に応じてレーザーおよびNCルーター等を用いて切削加工して、所望の形状に成形することができる。このようにして得られる成形品は、キーホルダー等の雑貨および什器等に好ましく用いることができる。なお、レーザーを用いた樹脂シートの切削方法は例えば、特許文献2、3等に開示されている(特許文献2の請求項1、特許文献3の請求項1)。
キーホルダー等の雑貨および什器等の用途において、IJ印刷用樹脂シートの基材樹脂としては、透明性およびインク発色性等の観点から、メタクリル系樹脂が好ましく用いられる。IJ印刷用インクとしては、紫外線(UV)硬化性インク等が好ましく用いられる。しかしながら、メタクリル系樹脂は、UV硬化性インク等のIJ印刷用インクの密着性が良くない傾向がある。
UV硬化性インク等のIJ印刷用インクの密着性が良好な成分としては、スチレン系共重合体が挙げられる。例えば、特許文献1には、ポリオレフィン系樹脂とスチレン系共重合樹脂とを含有するフィルム層を含むシート状基材と、中間処理層と、インク受容層とを有するIJ印刷用ポリオレフィン系樹脂シートが開示されている(請求項1)。
一般的に、レーザー切削加工において、被加工材の材質によっては、レーザー光照射により被加工材が溶融蒸発した際に、蒸発ガスによる発煙または臭気が生じる場合がある。また、レーザー切削加工が終了した後、溶融部分が冷えて再び固化する際に蒸発ガスが切削面に付着し、切削面の外観不良が生じる場合がある。
分子内に芳香環構造を有さないメタクリル系樹脂は、蒸発ガスによる上記問題(蒸発ガスによる発煙または臭気、および蒸発ガスの付着による切削面の外観不良)が生じがたく、レーザー切削加工性が良い傾向がある。これに対して、分子内に芳香環構造を有するスチレン系共重合体は、蒸発ガスによる上記問題(蒸発ガスによる発煙または臭気、および蒸発ガスの付着による切削面の外観不良)が生じやすく、レーザー切削加工性があまり良くない傾向がある。
本出願人は、インク密着性およびレーザー切削加工性が良好な積層シートとして、スチレン系共重合体を含み表層を構成する第1の樹脂層とメタクリル系重合体を含む第2の樹脂層とを有する積層シートを開示している(特許文献4の請求項1)。
特許第3709935号公報 特開2016−055348号公報 特開2003−341006号公報 特開2018−094843号公報
通常、IJ印刷用樹脂シートの製造時には、少なくとも片面、好ましくは両面に、ハンドリング時、印刷時、および加工時等において、表面の傷および汚れ等を防止するために保護フィルムが貼られる。
印刷に使用される前に、印刷側の保護フィルムは剥離されるが、保護フィルムの粘着層の成分が樹脂シートの印刷面に残留し、IJ印刷用インクの密着性を低下させる恐れがある。
レーザー切削加工は、樹脂シートの表面保護の観点から、少なくとも片面に保護フィルムが貼られた状態で行われることが好ましい。その保護フィルムは、生産性の観点から、樹脂シートの製造時に貼られた保護フィルムがそのまま使用されることが好ましい。具体的には、IJ印刷用樹脂シートの製造時に両面に保護フィルムを貼っておき、印刷に使用する前に一方の保護フィルムを剥離し、露出した樹脂シートの表面にIJ印刷を行った後、他方の保護フィルムを残したまま、レーザー切削加工を行うことが好ましい。この場合、保護フィルムの材質によっては、樹脂シートと保護フィルムがレーザー融着する恐れがある。
本考案は上記課題に鑑みてなされたものであり、一方の保護フィルムを剥離した後の積層シートの表面に対してIJ印刷を実施したときのインク密着性が良好で、IJ印刷後に他方の保護フィルムが残った状態でレーザー切削加工を実施してもレーザー切削加工性が良好な、両面保護フィルム付き積層シートを提供することを目的とする。
本考案は、以下の[1]〜[4]の両面保護フィルム付き積層シートおよび成形品を提供する。
[1] スチレン系共重合体を含み、一方の表層を構成する第1の樹脂層と、メタクリル系重合体を含む第2の樹脂層とを含む積層シートと、
前記積層シートの前記第1の樹脂層側の表面に貼られ、樹脂基材と粘着層とからなる第1の保護フィルムと、
前記積層シートの他方の表面に貼られ、紙基材と水糊を含む粘着層とからなる第2の保護フィルムとを有する、両面保護フィルム付き積層シート。
[2] スチレン系共重合体を含み、両方の表層を構成する2つの第1の樹脂層と、当該2つの第1の樹脂層の間に形成された、メタクリル系重合体を含む第2の樹脂層とを含む積層シートと、
前記積層シートの一方の表面に貼られ、樹脂基材と粘着層とからなる第1の保護フィルムと、
前記積層シートの他方の表面に貼られ、紙基材と水糊を含む粘着層とからなる第2の保護フィルムとを有する、両面保護フィルム付き積層シート。
[3] 前記積層シートは共押出成形シートである、[1]または[2]の両面保護フィルム付き積層シート。
[4] [1]〜[3]のいずれかの両面保護フィルム付き積層シートから前記第1の保護フィルムが剥離され、露出した前記第1の樹脂層上にインクジェット印刷用インクが印刷され、切削加工された成形品。
本考案によれば、一方の保護フィルムを剥離した後の積層シートの表面に対してIJ印刷を実施したときのインク密着性が良好で、IJ印刷後に他方の保護フィルムが残った状態でレーザー切削加工を実施してもレーザー切削加工性が良好な、両面保護フィルム付き積層シートを提供することができる。
本考案に係る第1実施形態の両面保護フィルム付き積層シートの模式断面図である。 本考案に係る第2実施形態の両面保護フィルム付き積層シートの模式断面図である。
[両面保護フィルム付き積層シート]
本考案は、積層シートと、その両面に保護フィルムが貼られた両面保護フィルム付き積層シートに関する。
保護フィルムは、ハンドリング時、印刷時、および加工時等において、積層シートの表面を保護し、傷および汚れ等を防止するフィルムである。
本考案の第1の両面保護フィルム付き積層シートは、
スチレン系共重合体(A)を含み、一方の表層を構成する第1の樹脂層と、メタクリル系重合体(B)を含む第2の樹脂層とを含む積層シートと、
上記積層シートの第1の樹脂層側の表面に貼られ、樹脂基材と粘着層とからなる第1の保護フィルムと、
上記積層シートの他方の表面に貼られ、紙基材と水糊を含む粘着層とからなる第2の保護フィルムとを有する。
本考案の第2の両面保護フィルム付き積層シートは、
スチレン系共重合体(A)を含み、両方の表層を構成する2つの第1の樹脂層と、当該2つの第1の樹脂層の間に形成された、メタクリル系重合体(B)を含む第2の樹脂層とを含む積層シートと、
上記積層シートの一方の表面に貼られ、樹脂基材と粘着層とからなる第1の保護フィルムと、
上記積層シートの他方の表面に貼られ、紙基材と水糊を含む粘着層とからなる第2の保護フィルムとを有する。
図面を参照して、本発明に係る第1、第2実施形態の両面保護フィルム付き積層シートの構造について、説明する。図1、図2は、模式断面図である。
図1に示す第1実施形態の両面保護フィルム付き積層シート101は、第2の樹脂層12の片面に第1の樹脂層11が積層された2層構造の積層シート1を有する。積層シート1の一方の表層を構成する第1の樹脂層11上に、樹脂基材21と粘着層22とからなる第1の保護フィルム20が貼られている。積層シート1の他方の面上(この例では、他方の表層を構成する第2の樹脂層12上)に、紙基材31と水糊を含む粘着層32とからなる第2の保護フィルム30が貼られている。
図2に示す第2実施形態の両面保護フィルム付き積層シート102は、第2の樹脂層12の両面に第1の樹脂層11が積層された3層構造の積層シート2を有する。積層シート2の一方の表層を構成する一方の第1の樹脂層11上に、樹脂基材21と粘着層22とからなる第1の保護フィルム20が貼られている。積層シート2の他方の表層を構成する他方の第1の樹脂層11上に、紙基材31と水糊を含む粘着層32とからなる第2の保護フィルム30が貼られている。
積層構造が上下対称性を有し、シートの反りが抑制されることから、積層シートは図2に示す3層構造が好ましい。
(第1の樹脂層)
第1の樹脂層は、1種以上のスチレン系共重合体(A)を含む。スチレン系共重合体(A)としては特に制限されず、公知のものを使用することができる。具体的には、メタクリル酸メチル・スチレン共重合体(MS樹脂)、スチレン・無水マレイン酸共重合体(SMA樹脂)、アクリロニトリル・スチレン共重合体(AS樹脂)、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体(ABS樹脂)、およびメタクリル酸メチル・ブタジエン・スチレン共重合体(MBS樹脂)等が挙げられ、MS樹脂等が好ましい。
第1の樹脂層は必要に応じて、スチレン系共重合体(A)と合わせて、スチレン単独重合体を含むことができる。
第1の樹脂層は必要に応じて、他の任意成分を含むことができる。
なお、図2に示す実施形態の3層構造の積層シートにおいて、2つの第1の樹脂層の組成は同一でも非同一でもよい。
(第2の樹脂層)
第2の樹脂層は、1種以上のメタクリル系重合体(B)を含む。メタクリル系重合体(B)としては、メタクリル酸メチル(MMA)の単独重合体およびMMAと他の1種以上の単量体との共重合体が挙げられる。MMA以外の単量体としては、アクリル酸メチルおよびアクリル酸エチル等のアクリル酸エステル;MMA以外のメタクリル酸エステル;不飽和カルボン酸;オレフィン;共役ジエン;芳香族ビニル化合物等が挙げられる。メタクリル系重合体としては、MMA100〜90質量%および必要に応じて炭素数4〜5のアクリル酸アルキルエステル0〜10質量%を(共)重合したメタクリル酸メチル(共)重合体が好ましい。メタクリル系重合体の立体規則性は通常アタクチックであるが、イソタクチック、ヘテロタクチック、およびシンジオタクチック等の他の立体規則性でもよい。
第2の樹脂層は必要に応じて、他の任意成分を含むことができる。
本考案の両面保護フィルム付き積層シートに含まれる積層シートは必要に応じて、第1の樹脂層および第2の樹脂層以外の他の任意の層を含むことができる。
(保護フィルム)
第1の保護フィルムは、樹脂基材と粘着層とからなり、公知のものを用いることができる。この保護フィルムは、基材が樹脂製であるので、樹脂製保護フィルムとも言う。
樹脂基材の材料としては特に制限されず、ポリエチレンおよびポリプロピレン等が挙げられ、生産性の観点からポリエチレンが好ましい。粘着層の材料としては特に制限されず、ポリオレフィン、スチレン−ジエンブロック共重合樹脂またはその水素添加樹脂、アクリル酸エステル樹脂、およびEVA樹脂(エチレン・酢酸ビニル共重合樹脂)等が挙げられ、生産性の観点からポリオレフィンが好ましい。
第1の保護フィルムは、共押出法による積層、貼合せによる積層、樹脂基材に対する粘着層材料の塗工と乾燥、およびこれらの組合せ等の公知方法により製造することができる。透明性と製造安定性の観点から、共押出法による積層が好ましい。
第2の保護フィルムは、紙基材と水糊を含む粘着層とからなり、公知のものを用いることができる。この保護フィルムは、基材が紙製であるので、紙製保護フィルムとも言う。
紙基材としては特に制限されず、強度の観点から35〜50g/mのクラフト紙等が好ましい。水糊の主成分としては特に制限されず、ポリビニルアルコール(PVA)等の水溶性樹脂が一般的に用いられる。
本考案の両面保護フィルム付き積層シートに含まれる積層シートは、インクジェット(IJ)印刷用樹脂シートとして好適である。IJ印刷方式としては、静電吸引方式、ピエゾ素子等の圧電素子を用いてインクに機械的振動または変位を与える方式、インクを加熱して発泡させ、その圧力を利用する方式、および紫外線(UV)硬化性インクを使用する方式等が挙げられる。
本考案では、両面保護フィルム付き積層シートから樹脂製保護フィルムである第1の保護フィルムを剥離し、それによって露出した第1の樹脂層の表面に対してIJ印刷を施すことができる。第1の保護フィルムの剥離は、IJ印刷の直前に行うことが好ましい。
積層シートはまた、IJ印刷を施した後、必要に応じてレーザーおよびNCルーター等を用いて切削加工して、所望の形状に成形することができる。このようにして得られる成形品は、キーホルダー等の雑貨および什器等に好ましく用いることができる。かかる用途において、IJ印刷用インクとしては、UV硬化性インク等が好ましく用いられる。
一般的に、分子内に芳香環構造を有するスチレン系共重合体は、UV硬化性インク等のIJ印刷用インクの浸透性が良好で、IJ印刷用インクの密着性が良好である。ただし、芳香環構造を有するスチレン系共重合体はレーザー切削加工性があまり良くなく、レーザー光照射により樹脂が溶融蒸発した際に、蒸発ガスによる発煙または臭気が生じる場合がある。また、レーザー切削加工が終了した後、溶融部分が冷えて再び固化する際に蒸発ガスが切削面に付着し、切削面の外観不良が生じる場合がある。
一般的に、分子内に芳香環構造を有さないメタクリル系樹脂は、蒸発ガスによる上記問題(蒸発ガスによる発煙または臭気、および蒸発ガスの付着による切削面の外観不良)が生じがたく、レーザー切削加工性が良好である。ただし、UV硬化性インク等のIJ印刷用インクの浸透性があまり良くなく、IJ印刷用インクの密着性があまり良くない傾向がある。
本考案の両面保護フィルム付き積層シートに含まれる積層シートは、少なくとも一方の表層を構成する第1の樹脂層が分子内に芳香環構造を有するスチレン系共重合体(A)を含むため、UV硬化性インク等のIJ印刷用インクの浸透性が良好で、IJ印刷用インクの密着性が良好である。
保護フィルムの粘着層の成分が積層シートの印刷面に残留した場合、IJ印刷用インクの密着性を低下させる恐れがある。
印刷前に剥離する第1の保護フィルムとして、粘着層が水糊を含む紙製保護フィルムを用いる場合、剥離後に積層シートの表面に水糊が残留し、IJ印刷用インクの密着性が低下しやすい。
本考案では、印刷前に剥離する第1の保護フィルムとして、ポリエチレンおよびポリプロピレン等からなる樹脂基材と、ポリオレフィンおよびEVA樹脂等からなる粘着層とからなる樹脂製保護フィルムを用いる。
上記樹脂製保護フィルムは水糊を含まないため、印刷前に剥離する第1の保護フィルムとして上記樹脂製保護フィルムを用いることで、剥離後に積層シートの表面に粘着層の成分が残留するのが抑制され、粘着層の成分の残留によるIJ印刷用インクの密着性の低下を抑制することができる。
上記のように、本考案では、スチレン系共重合体(A)を含む第1の樹脂層の表面にIJ印刷を行い、IJ印刷を行う第1の樹脂層の表面を保護する保護フィルムとして、樹脂製保護フィルムを用いる。これら態様によって、両面保護フィルム付き積層シートの製造時から印刷前までは、IJ印刷を行う第1の樹脂層の表面を良好に保護することができ、IJ印刷時には、積層シートに対するインク浸透性およびインク密着性を良好とすることができる。
IJ印刷後の片面保護フィルム付き積層シートに対して、レーザー切削加工を行うことができる。
レーザー切削加工は、積層シートの表面保護の観点から、少なくとも片面に保護フィルムが貼られた状態で行われることが好ましい。その保護フィルムは、生産性の観点から、積層シートの製造時に貼られた保護フィルムがそのまま使用されることが好ましい。
本考案では、IJ印刷の前(好ましくは直前)に印刷側の第1の保護フィルムのみを剥離し、IJ印刷を行った後、第2の保護フィルムを残した状態で、レーザー切削加工を行うことができる。この場合、保護フィルムの材質によっては、積層シートと保護フィルムがレーザー融着する恐れがある。例えば、ポリエチレンおよびポリプロピレン等の樹脂基材と粘着層とからなる樹脂製保護フィルムは、積層シートとレーザー融着する恐れがある。
本考案では、IJ印刷後に残す保護フィルムとして、紙基材と水糊を含む粘着層とからなる紙製保護フィルムを用いる。積層シートと紙製保護フィルムとの組合せであれば、レーザー切削加工を実施しても融着は生じない。
なお、第2の保護フィルムとして樹脂製保護フィルムを用い、これを紙製保護フィルムに貼り替えてレーザー切削加工を行うことが考えられるが、生産性が良くなく、貼替え時に積層シートに傷および汚れ等が付く恐れがあり、好ましくない。
本考案の両面保護フィルム付き積層シートに含まれる積層シートは、スチレン系共重合体を含む単層シートに対して、スチレン系共重合体の使用割合を低減できるので、レーザー切削加工時の発煙または臭気発生を抑制することができる。また、レーザー切削加工が終了した後、溶融部分が冷えて再び固化する際に蒸発ガスが切削面に付着することを抑制することができる。スチレン系共重合体の使用割合を低減する観点から、第1の樹脂層の合計厚みは、第2の樹脂層の厚みより、薄く設計することが好ましい。
レーザー切削加工後、必要に応じて、任意のタイミングで、第2の保護フィルムを剥離することができる。
積層シート全体の厚みおよび各樹脂層の厚みは、適宜設計することができる。
IJ印刷性およびレーザー切削加工性が良好となることから、積層シート全体の厚み(Z)は、好ましくは1〜5mm、より好ましくは2〜3mmである。積層シートは、薄すぎると剛性がなく扱いづらく、厚すぎると重くなり、好ましくない。
IJ印刷性およびレーザー切削加工性が良好となることから、積層シート全体の厚み(Z)が3mmの場合、第1の樹脂層の厚み(z1)は好ましくは0.01〜0.3mmであり、第2の樹脂層の厚み(z2)は好ましくは2.99〜2.7mmである。
[両面保護フィルム付き積層シートの製造方法]
第1の樹脂層および第2の樹脂層を含む積層シートは、公知のシート成形法により製造でき、生産効率および層間接着性の観点から、押出成形法等が好ましい。押出成形法の場合、異なる押出機を用いて溶融混練されたスチレン系共重合体(A)とメタクリル系重合体(B)とを異なる押出ダイ(Tダイ等)からそれぞれシート状に押出した後に積層してもよいし、異なる押出機を用いて溶融混練されたスチレン系共重合体(A)とメタクリル系重合体(B)とを共通の押出ダイから共押出してもよい。積層シートは、共押出成形シートであることが好ましい。共押出ダイの方式としては、マルチマニホールドダイ方式およびフィールドブロック方式等が挙げられる。
フィードブロック方式では、溶融状態のスチレン系共重合体(A)と溶融状態のメタクリル系重合体(B)とがマルチマニホールドダイ内で積層された後、Tダイ等に導かれてシート状に成形され押出される。いずれの方式でも、Tダイ等から押出された未固化の積層シートは、少なくとも一対の冷却ロールの間隙を通過することで加圧および冷却され、共押出成形シートが得られる。各層の厚さの均一性の観点から、マルチマニホールドダイが好ましい。
得られた共押出成形シートの一方の表面に樹脂製保護フィルムである第1の保護フィルムを貼り合わせ、他方の表面に紙製保護フィルムである第2の保護フィルムを貼り合わせて、本考案の両面保護フィルム付き積層シートが得られる。第1の保護フィルムと第2の保護フィルムは公知方法にて貼り合わせることができ、いずれを先に貼り合わせてもよく、同時に貼り合わせてもよい。得られた両面保護フィルム付き積層シートは、引取りロールに引き取られる。
生産性および品質の観点から、上記のように、同じ製造設備を用いて、共押出成形と保護フィルムの貼合せを連続的に行うことが好ましい。
ただし、いったん共押出成形シートを引取りロールに引き取った後、別の製造設備を用いて、共押出成形シートに対して第1、第2の保護フィルムを貼り合わせてもよい。
[印刷物、成形品]
本考案の両面保護フィルム付き積層シートに含まれる積層シートは、IJ印刷用樹脂シートとして好適である。
本考案では、両面保護フィルム付き積層シートから、第1の樹脂層上の第1の保護フィルムを剥離し、その後(好ましくはその直後)に、露出した第1の樹脂層の表面に対してIJ印刷を施すことで、印刷物を提供することができる。本考案では、スチレン系共重合体(A)を含む第1の樹脂層の表面にIJ印刷を行い、IJ印刷を行う第1の樹脂層の表面を保護する保護フィルムとして樹脂製保護フィルムを用いることで、インク密着性が良好な印刷物が得られる。
IJ印刷を施した後の片面保護フィルム付き積層シートは、第2の保護フィルムを残したまま、必要に応じてレーザーおよびNCルーター等を用いて切削加工して、所望の形状に成形することができる。
積層シートと樹脂製保護フィルムとの組合せの場合、レーザー切削加工時に積層シートと保護フィルムとの融着が生じる恐れがあるが、積層シートと紙製保護フィルムとの組合せであれば、レーザー切削加工を実施しても融着は生じない。
本考案の両面保護フィルム付き積層シートに含まれる積層シートは、スチレン系共重合体を含む単層シートに対して、スチレン系共重合体の使用割合を低減できるので、レーザー切削加工時の発煙または臭気発生を抑制することができる。また、レーザー切削加工が終了した後、溶融部分が冷えて再び固化する際に蒸発ガスが切削面に付着することを抑制することができる。
本考案の両面保護フィルム付き積層シートに含まれる積層シートはレーザー切削加工性が良好であるため、微細な切削加工が可能である。例えば、半径0.5〜2mmの曲線切削部を有する成形品を形状精度良く製造することができる。
本考案の両面保護フィルム付き積層シートに含まれる積層シートはレーザー切削加工性が良好であるため、高出力のレーザー加工機を用い、高速で生産性良く切削加工することができる。例えば、積層シートを、出力100W以上のレーザー加工機にて350cm/min以上の速度で切削加工して、成形品を製造することができる。
[用途]
本考案の両面保護フィルム付き積層シートおよび成形品は、印刷、広告、サイン・ディスプレイ、イベント、アミューズメント、建築、およびインテリア等の種々の分野に用いることができる。
本考案の両面保護フィルム付き積層シートおよび成形品は、キーホルダー等の雑貨および什器等に好ましく用いることができる。
以上説明したように、本考案によれば、一方の保護フィルムを剥離した後の積層シートの表面に対してIJ印刷を実施したときのインク密着性が良好で、IJ印刷後に他方の保護フィルムが残った状態でレーザー切削加工を実施してもレーザー切削加工性が良好な、両面保護フィルム付き積層シートを提供することができる。
以下、本考案に係る実施例および比較例について、説明する。
[評価項目および評価方法]
(インク密着性)
IJ印刷を施した積層または単層の樹脂シートに対して、インク密着性の評価を実施した。白および黒のUV硬化性インクの硬化物からなる印刷層において10mm四方の評価領域を縦横1mm間隔で100マス(縦10マス×横10マス)にクロスカットした。この評価領域上に全体的にセロハンテープを貼り付け、その上から消しゴムでこすってセロハンテープを印刷面に充分に密着させた後、セロハンテープを90°方向に剥離させた。目視にて評価対象の100マスのうちインクが樹脂シートから剥離したマスの数を求めた。評価基準は以下の通りである。
◎(優):すべてのマスにインク剥離が見られなかった。
○(良):1以上10未満のマスにインク剥離が見られた。
△(可):10以上50未満のマスにインク剥離が見られた。
×(不可):50以上のマスにインク剥離が見られた。
(レーザー切削加工性)
IJ印刷を施した積層または単層の樹脂シートに対して、レーザー切削加工性の評価を実施した。
<切削面の外観>
レーザー切削加工後に得られた10個の成形品サンプルについて、曲線切削部の切削面の欠点の有無を光学顕微鏡観察および指触検査により評価した。主な欠点は以下の通りである。
荒れ:切削面が全体的に一様でなく、触るとざらつきがあった。
角荒れ:切削面の角部に部分的に荒れがあり、触るとざらつきがあった。
樹脂溜り:切削面の一部に溶融した樹脂溜りが見られた。
異物:切削面に有色異物が見られた。
融着:樹脂シートと保護フィルムとの融着が見られた。
評価基準は以下の通りである。
◎(優):0〜1個の成形品サンプルに欠点が見られた。
○(良):2〜4個の成形品サンプルに欠点が見られた。
△(可):5〜7個の成形品サンプルに欠点が見られた。
×(不可):8〜10個の成形品サンプルに欠点が見られた。
<発煙または臭気発生の有無>
レーザー切削加工時の発煙または臭気発生の有無を官能評価した。評価基準は以下の通りである。
◎(優):発煙および臭気が全くなかった。
○(良):発煙または臭気がわずかにあったが、全く気にならない。
△(可):発煙または臭気が少しあったが、あまり気にならない。
×(不良):発煙または臭気が顕著にあり、不快に感じられた。
[材料]
<MS樹脂>
(A1)新日鉄住金化学社製「エスチレン600」。
<MS樹脂シート>
(A2)JSP社製「アクリエースUV」(3mm厚)。
<メタクリル系樹脂>
(B1)クラレ社製「パラペットEH−DS」。
<メタクリル系樹脂シート>
(B2)クラレ社製「コモグラスCG」(3mm厚)。
<樹脂製保護フィルム>
(C1)東レフィルム加工社製「トレテック7111」(50μm厚、樹脂基材の主成分:ポリエチレン、粘着層の主成分:EVA樹脂)、
(C2)東レフィルム加工社製「トレテック7721」(50μm厚、樹脂基材の主成分:ポリエチレン、粘着層の主成分:ポリオレフィン)、
(C3)東レフィルム加工社製「トレテック7H52」(50μm厚、樹脂基材の主成分:ポリプロピレン、粘着層の主成分:ポリオレフィン)。
<紙製保護フィルム>
(D1)大王加工紙工業社製「DM−200WACKS」(粘着層に水糊が使用された保護フィルム)。
[実施例1]
(両面保護フィルム付き積層シートの製造)
上層および下層(2つの第1の樹脂層)の材料として、MS樹脂(A1)を65mmφ一軸押出機(東芝機械社製)を用いて溶融した。中層(第2の樹脂層)の材料として、メタクリル系樹脂(B1)を150mmφ一軸押出機(東芝機械社製)を用いて溶融した。マルチマニホールド型ダイスを用いて溶融状態のMS樹脂(A1)と溶融状態のメタクリル系樹脂(B1)と溶融状態のMS樹脂(A1)とをこの順で積層し、Tダイから押出し、互いに隣接した4個の冷却ロールを用いて冷却した。得られた共押出成形シートに対して、上面側に第1の保護フィルムとして樹脂製保護フィルム(C1)、下面側に第2の保護フィルムとして紙製保護フィルム(D1)を貼り合わせ、引取りロールで引き取った。
以上のようにして、MS樹脂層(上層、0.15mm厚)/メタクリル系樹脂層(中層、2.7mm厚)/MS樹脂層(下層、0.15mm厚)の3層構造を有する積層シートの一方の表面に樹脂製保護フィルムが貼られ、他方の表面に紙製保護フィルムが貼られた両面保護フィルム付き積層シートを製造した。積層構成を表1に示す。
なお、2つの第1の樹脂層は、同組成、同厚みであるため、実際には上下の区別はない。ここで言う「上層」と「下層」は、製造時の層の位置関係から、便宜上、定めたものである。
(IJ印刷)
得られた両面保護フィルム付き積層シートから上面側の保護フィルムを剥離し、露出した樹脂層の表面に以下の条件でIJ印刷を実施し、上記のインク密着性の評価を実施した。印刷パターンは、4cm角の白四角と4cm角の黒四角の市松模様のパターンとした。
装置:ローランド ディー.ジー.社製「LEF−300」、
温度:室温(20〜25℃)、
UV硬化性インク(白):ローランド ディー.ジー.社製「EUV−BK」、
UV硬化性インク(黒):ローランド ディー.ジー.社製「EUV−WH」。
(レーザー切削加工)
上記IJ印刷後の片面保護フィルム付き積層シート(IJ印刷層/積層シート/下面側の保護フィルム)に対して、下面側の紙製保護フィルムを貼ったまま、以下の条件でレーザー切削加工を実施して、200mm×300mmの矩形状と半径20mmの円形状とを組み合わせた形状の成形品を得、上記のレーザー切削加工性の評価を実施した。
装置:SEI社製「MERCURY609」、
温度:室温(20〜30℃)、
レーザー種別:炭酸ガスレーザー、
レーザー出力:200W、
切削速度:350〜400cm/min。
[実施例2、3、比較例1、2]
上面側または下面側の保護フィルムを表1に示すものに変更した以外は実施例1と同様にして、両面保護フィルム付き積層シートの製造、IJ印刷、およびレーザー切削加工を実施し、評価を実施した。
[比較例3]
MS樹脂シート(A2)を用意し、上面側に樹脂製保護フィルム(C1)、下面側に紙製保護フィルム(D1)を貼り合わせて、両面保護フィルム付き樹脂シートを製造した。得られた両面保護フィルム付き樹脂シートに対して実施例1と同様に、IJ印刷およびレーザー切削加工を実施し、評価を実施した。
[比較例4]
MS樹脂シート(A2)をメタクリル系樹脂シート(B2)に変更した以外は比較例3と同様にして、両面保護フィルム付き樹脂シートの製造、IJ印刷、およびレーザー切削加工を実施し、評価を実施した。
[評価結果]
評価結果を表1に示す。
Figure 0003228263
[結果のまとめ]
実施例1〜3では、MS樹脂層/メタクリル系樹脂層/MS樹脂層の3層構造からなる積層シートの一方の面上に樹脂製保護フィルムが貼られ、他方の面上に紙製保護フィルムが貼られた両面保護フィルム付き積層シートを製造した。
これら実施例で製造した積層シートは、表層(上層)が分子内に芳香環構造を有するMS樹脂からなることから、インク浸透性が良好で、インク密着性が良好であった。
これら実施例では、積層シートにおいて、メタクリル系樹脂の占める割合が多く、MS樹脂の占める割合が少なかったため、レーザー切削加工時に発煙または臭気発生が全く見られなかった。また、レーザー切削加工が終了した後、溶融部分が冷えて再び固化する際に蒸発ガスが切削面に付着することがなく、切削面の外観不良が生じなかった。
これら実施例では、レーザー切削加工対象が積層シートと紙製保護フィルムとの組合せであったため、レーザー切削加工時に積層シートと保護フィルムとの融着が生じなかった。
比較例1では、実施例1〜3と同じ積層シートの両面に紙製保護フィルムを貼り合わせて、両面保護フィルム付き積層シートを製造した。この比較例では、保護フィルムの粘着層の成分が積層シートの印刷面に残留したため、IJ印刷用インクの密着性が低下した。
比較例2では、実施例1〜3と同じ積層シートの両面に樹脂製保護フィルムを貼り合わせて、両面保護フィルム付き積層シートを製造した。この比較例では、レーザー切削加工時に積層シートと下面側に残された樹脂製保護フィルムとの融着が見られた。
比較例3で用いたMS樹脂シートは、インク密着性は良好であったが、レーザー切削加工時に蒸発ガスによる発煙または臭気が生じ、レーザー切削加工が終了した後、溶融部分が冷えて再び固化する際に蒸発ガスが切削面に付着したため、切削面の外観不良が生じた。
比較例4で用いたメタクリル系樹脂シートは、レーザー切削加工性は良好であったが、インク密着性があまり良くなかった。メタクリル系樹脂は、分子内に芳香環構造を有するMS樹脂に対して、インク浸透性が低く、インク密着性が劣ると考えられる。
本考案は上記実施形態および実施例に限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない限りにおいて、適宜設計変更が可能である。
101、102 両面保護フィルム付き積層シート
1、2 積層シート
11 第1の樹脂層
12 第2の樹脂層
20 第1の保護フィルム(樹脂製保護フィルム)
21 樹脂基材
22 粘着層
30 第2の保護フィルム(紙製保護フィルム)
31 紙基材
32 粘着層

Claims (4)

  1. スチレン系共重合体を含み、一方の表層を構成する第1の樹脂層と、メタクリル系重合体を含む第2の樹脂層とを含む積層シートと、
    前記積層シートの前記第1の樹脂層側の表面に貼られ、樹脂基材と粘着層とからなる第1の保護フィルムと、
    前記積層シートの他方の表面に貼られ、紙基材と水糊を含む粘着層とからなる第2の保護フィルムとを有する、両面保護フィルム付き積層シート。
  2. スチレン系共重合体を含み、両方の表層を構成する2つの第1の樹脂層と、当該2つの第1の樹脂層の間に形成された、メタクリル系重合体を含む第2の樹脂層とを含む積層シートと、
    前記積層シートの一方の表面に貼られ、樹脂基材と粘着層とからなる第1の保護フィルムと、
    前記積層シートの他方の表面に貼られ、紙基材と水糊を含む粘着層とからなる第2の保護フィルムとを有する、両面保護フィルム付き積層シート。
  3. 前記積層シートは共押出成形シートである、請求項1または2に記載の両面保護フィルム付き積層シート。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の両面保護フィルム付き積層シートから前記第1の保護フィルムが剥離され、露出した前記第1の樹脂層上にインクジェット印刷用インクが印刷され、切削加工された成形品。
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