JP2939497B2 - 熱圧着性積層フイルム - Google Patents
熱圧着性積層フイルムInfo
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Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、化粧品や洗剤などを入れるプラスチック製
の容器に貼着される用途,効能,デザインなどを印刷し
たラベルを得るための熱圧着性フイルムに関するもので
ある。
の容器に貼着される用途,効能,デザインなどを印刷し
たラベルを得るための熱圧着性フイルムに関するもので
ある。
<従来の技術> 従来、プラスチック製容器は内容物の用途,効能ある
いは商品名を示すために、用途等を印刷したシュリンク
ラベルで成形した容器を包んだり、用途等を印刷した紙
ラベルを糊等で容器に貼着したりしていた。
いは商品名を示すために、用途等を印刷したシュリンク
ラベルで成形した容器を包んだり、用途等を印刷した紙
ラベルを糊等で容器に貼着したりしていた。
<発明が解決しようとする課題> シュリンクラベルは、突起物や爪等によってラベルが
破れたりして、又紙ラベルは浴室等の高温,高湿の下で
使用されると、紙ラベル等が剥がれてしまいラベルとし
ての効果の持続性に問題が有り、さらにいずれも容器を
一旦成形した後でラベルを装着又は貼着することから、
作業性に劣るという欠点を有していた。
破れたりして、又紙ラベルは浴室等の高温,高湿の下で
使用されると、紙ラベル等が剥がれてしまいラベルとし
ての効果の持続性に問題が有り、さらにいずれも容器を
一旦成形した後でラベルを装着又は貼着することから、
作業性に劣るという欠点を有していた。
<課題を解決する為の手段> 本発明は、上記の課題を解決するものであり、その手
段は、裏面フイルム(A)が低温シール性を有するフイ
ルムよりなり、帯電防止剤が添加され、その添加量が裏
面側より表面側に多く添加される様勾配させた表面フイ
ルム(B)の裏面に印刷を施して、前記裏面フイルム
(A)と積層されてなるものであり、更には前記両フイ
ルム(A)(B)間に、金属薄膜層(C)を設けてなる
熱圧着性積層フイルムに関する。
段は、裏面フイルム(A)が低温シール性を有するフイ
ルムよりなり、帯電防止剤が添加され、その添加量が裏
面側より表面側に多く添加される様勾配させた表面フイ
ルム(B)の裏面に印刷を施して、前記裏面フイルム
(A)と積層されてなるものであり、更には前記両フイ
ルム(A)(B)間に、金属薄膜層(C)を設けてなる
熱圧着性積層フイルムに関する。
<実施例> 本発明の熱圧着性積層フイルムを構成する裏面フイル
ム(A)は、中空容器を成形する際に溶融パリソンがブ
ローされる空気及びガスによって金型内面に圧着される
際の溶融パリソンの熱によって接着する性能を有する熱
可塑性樹脂からなるものである。具体的にはエチレン・
プロピレンランダム共重合体,エチレン・1−ブテンラ
ンダム共重合体,エチレン・4−メチル−1−ペンテン
ランダム共重合体等のエチレン・α−オレフィンランダ
ム共重合体。プロピレン−1−ブテンランダム共重合
体,プロピレン・1−ブテンランダム共重合体等のプロ
ピレン・α−オレフィンランダム共重合体。1−ブテン
単独重合体,1−ブテン−エチレンランダム共重合体,1−
ブテン・プロピレンランダム共重合体等の1−ブテン重
合体。エチレン・酢酸ビニール共重合体,エチレン・
(メタ)アクリル酸共重合体,エチレン,(メタ)アク
リル酸エステル共重合体等のエチレン・ビニール化合物
共重合体等が挙げられる。これら熱可塑性樹脂は、好適
には融点もしくは軟化点が80乃至150℃、更に好ましく
は90乃至130℃のものが好ましい。
ム(A)は、中空容器を成形する際に溶融パリソンがブ
ローされる空気及びガスによって金型内面に圧着される
際の溶融パリソンの熱によって接着する性能を有する熱
可塑性樹脂からなるものである。具体的にはエチレン・
プロピレンランダム共重合体,エチレン・1−ブテンラ
ンダム共重合体,エチレン・4−メチル−1−ペンテン
ランダム共重合体等のエチレン・α−オレフィンランダ
ム共重合体。プロピレン−1−ブテンランダム共重合
体,プロピレン・1−ブテンランダム共重合体等のプロ
ピレン・α−オレフィンランダム共重合体。1−ブテン
単独重合体,1−ブテン−エチレンランダム共重合体,1−
ブテン・プロピレンランダム共重合体等の1−ブテン重
合体。エチレン・酢酸ビニール共重合体,エチレン・
(メタ)アクリル酸共重合体,エチレン,(メタ)アク
リル酸エステル共重合体等のエチレン・ビニール化合物
共重合体等が挙げられる。これら熱可塑性樹脂は、好適
には融点もしくは軟化点が80乃至150℃、更に好ましく
は90乃至130℃のものが好ましい。
この裏面フイルム(A)の裏面、すなわち、表面フイ
ルム(B)の印刷面と接しない面は、容器との熱圧着層
(A−n)となるものであり、該層はエンボス加工
(a)されている。熱圧着層(A−n)がエンボス加工
されていることにより、熱圧着性積層フイルムをラベル
として用いた場合、ラベルのブロー金型への供給が一枚
一枚確実に行なわれ、さらに、ブロー成形時に溶融パリ
ソンがラベルと熱圧着する際に、ラベルと溶融パリソン
との間の空気等のガスが容易に抜けてラベルが中空容器
に均一に密着し、良好な熱圧着ができる。
ルム(B)の印刷面と接しない面は、容器との熱圧着層
(A−n)となるものであり、該層はエンボス加工
(a)されている。熱圧着層(A−n)がエンボス加工
されていることにより、熱圧着性積層フイルムをラベル
として用いた場合、ラベルのブロー金型への供給が一枚
一枚確実に行なわれ、さらに、ブロー成形時に溶融パリ
ソンがラベルと熱圧着する際に、ラベルと溶融パリソン
との間の空気等のガスが容易に抜けてラベルが中空容器
に均一に密着し、良好な熱圧着ができる。
裏面フイルム(A)は、その熱圧着層(A−n)が前
記性能を有する熱可塑性樹脂から構成される限り、単層
でも2層以上の積層フイルムでもよい。積層フイルムの
場合、該熱圧着層(A−n)に積層されるフイルム(A
−1〜n−1)は、前記熱可塑性樹脂に限らず、プロレ
ン単独重合体,高圧法低密度ポリエチレン,線状低密度
ポリエチレン,プロピレンランダム共重合体等のオレフ
ィン重合体からなるフイルムを用いることができる。
記性能を有する熱可塑性樹脂から構成される限り、単層
でも2層以上の積層フイルムでもよい。積層フイルムの
場合、該熱圧着層(A−n)に積層されるフイルム(A
−1〜n−1)は、前記熱可塑性樹脂に限らず、プロレ
ン単独重合体,高圧法低密度ポリエチレン,線状低密度
ポリエチレン,プロピレンランダム共重合体等のオレフ
ィン重合体からなるフイルムを用いることができる。
裏面フイルム(A)の熱圧着層(A−n)を構成する
熱可塑性樹脂は、ラベルとして貼着される容器を構成す
る熱可塑性樹脂と熱圧着した場合に接着強度に優れた樹
脂を選択することが好ましい。例えば、容器がポリプロ
ピレン系樹脂である場合には、プロピレン・α−オレフ
ィンランダム共重合体,1−ブテン重合体等,容器がポリ
エチレン系樹脂である場合には、エチレン・α−オレフ
ィンランダム共重合体,エチレン・ビニール化合物共重
合体等との組み合せを挙げることができる。
熱可塑性樹脂は、ラベルとして貼着される容器を構成す
る熱可塑性樹脂と熱圧着した場合に接着強度に優れた樹
脂を選択することが好ましい。例えば、容器がポリプロ
ピレン系樹脂である場合には、プロピレン・α−オレフ
ィンランダム共重合体,1−ブテン重合体等,容器がポリ
エチレン系樹脂である場合には、エチレン・α−オレフ
ィンランダム共重合体,エチレン・ビニール化合物共重
合体等との組み合せを挙げることができる。
本発明の熱圧着性積層フイルムを構成する表面フイル
ム(B)は、ラベルとして用いた際に、その表面に汚れ
等が付着しないように帯電防止剤が添加されているが、
その量は、表面フイルム(B)の表面側に多く、裏面側
に少なくもしくは、全く添加されていないように構成さ
れ、その裏面に印刷(b)を施す。従って、通常、裏面
フイルム(B)は少なくとも、2層,好ましくは3層以
上の層から構成される。表面フイルム(B)の各層に添
加される帯電防止剤の添加量は、表面フイルム(B)が
2層の場合には、表面側の層(B−1)に0.1乃至1.0重
量%、好ましくは0.1乃至0.6重量%、裏面側の層(B−
2)に0乃至0.5重量%、好ましくは0乃至0.3重量%、
但し、B−1層の帯電防止剤の量>B−2層の帯電防止
剤の量の範囲にある。又表面フイルム(B)が3層の場
合には、表面側の層(B−1)に0.1乃至1.0重量%、好
ましくは0.1乃至0.6重量%、中間層(B−2)に0.1乃
至0.8重量%、好ましくは0.1乃至0.5重量%、裏面側の
層(B−3)に0乃至0.3重量%、好ましくは0重量
%、但しB−1層の帯電防止剤の量≧B−2層の帯電防
止剤の量≧B−3層の帯電防止剤の量で且つB−1層の
帯電防止剤の量>B−3層の帯電防止剤の量の範囲にあ
る。表面フイルム(B)が4層以上のn層の場合には、
表面層(B−1)に0.1乃至1.0重量%、好ましくは0.1
乃至0.6重量%、中間層が合計で0.1乃至0.8重量%、好
ましくは0.1乃至0.5重量%、裏面層(B−n)が0乃至
0.3重量%、好ましくは0重量%、但しB−1層の帯電
防止剤の量≧B−2層の帯電防止剤の量≧……B−n層
の帯電防止剤の量で且つB−1層の帯電防止剤の量>B
−n層の帯電防止剤の量の範囲内にある。いずれにして
も、これらの裏面側の層(B−n)の裏面に印刷(b)
を施す。
ム(B)は、ラベルとして用いた際に、その表面に汚れ
等が付着しないように帯電防止剤が添加されているが、
その量は、表面フイルム(B)の表面側に多く、裏面側
に少なくもしくは、全く添加されていないように構成さ
れ、その裏面に印刷(b)を施す。従って、通常、裏面
フイルム(B)は少なくとも、2層,好ましくは3層以
上の層から構成される。表面フイルム(B)の各層に添
加される帯電防止剤の添加量は、表面フイルム(B)が
2層の場合には、表面側の層(B−1)に0.1乃至1.0重
量%、好ましくは0.1乃至0.6重量%、裏面側の層(B−
2)に0乃至0.5重量%、好ましくは0乃至0.3重量%、
但し、B−1層の帯電防止剤の量>B−2層の帯電防止
剤の量の範囲にある。又表面フイルム(B)が3層の場
合には、表面側の層(B−1)に0.1乃至1.0重量%、好
ましくは0.1乃至0.6重量%、中間層(B−2)に0.1乃
至0.8重量%、好ましくは0.1乃至0.5重量%、裏面側の
層(B−3)に0乃至0.3重量%、好ましくは0重量
%、但しB−1層の帯電防止剤の量≧B−2層の帯電防
止剤の量≧B−3層の帯電防止剤の量で且つB−1層の
帯電防止剤の量>B−3層の帯電防止剤の量の範囲にあ
る。表面フイルム(B)が4層以上のn層の場合には、
表面層(B−1)に0.1乃至1.0重量%、好ましくは0.1
乃至0.6重量%、中間層が合計で0.1乃至0.8重量%、好
ましくは0.1乃至0.5重量%、裏面層(B−n)が0乃至
0.3重量%、好ましくは0重量%、但しB−1層の帯電
防止剤の量≧B−2層の帯電防止剤の量≧……B−n層
の帯電防止剤の量で且つB−1層の帯電防止剤の量>B
−n層の帯電防止剤の量の範囲内にある。いずれにして
も、これらの裏面側の層(B−n)の裏面に印刷(b)
を施す。
表面フイルム(B)は、その裏面に印刷(b)又は印
刷(b)と金属薄膜層(C)が施されるので透明な熱可
塑性樹脂からなるフイルムであればとくに限定はされ
ず、ポリプロピレン,高密度ポリエチレン,高圧法低密
度ポリエチレン,線状低密度ポリエチレン,ポリ4−メ
チル−1−ペンテン等のポリオレフィン、ポリエチレン
テレフタレート,ポリアミド,ポリスチレン,ポリカー
ボネート,ポリ塩化ビニール,ポリ塩化ビニリデン,ポ
リスチレン,等が挙げられる。それらの中でも、表面光
沢,透明性,耐傷性及び経済性に優れるプロピレン単独
重合体及びプロピレンと少量のα−オレフィン、好まし
くは1乃至5モル%とのランダム共重合体等のポリプロ
ピレンが好ましい。表面フイルム(B)が2層から構成
される場合は、B−1層がプロピレン単独重合体、B−
2層がプロピレンランダム共重合体、プロピレン単独重
合体とプロピレンランダム共重合体の1:10乃至10:1(重
量比)混合体。表面フイルム(B)が3層から構成され
る場合には、B−1層がプロピレン単独重合体、B−2
層がプロピレン共重合体、プロピレン単独重合体とプロ
ピレンランダム共重合体の1:10乃至10:1(重量比)混合
物。B−3層がプロピレン単独重合体から構成されるも
のが、表面光沢,透明性,耐傷性に加えて、帯電防止効
果の持続性に優れているので特に好ましい。
刷(b)と金属薄膜層(C)が施されるので透明な熱可
塑性樹脂からなるフイルムであればとくに限定はされ
ず、ポリプロピレン,高密度ポリエチレン,高圧法低密
度ポリエチレン,線状低密度ポリエチレン,ポリ4−メ
チル−1−ペンテン等のポリオレフィン、ポリエチレン
テレフタレート,ポリアミド,ポリスチレン,ポリカー
ボネート,ポリ塩化ビニール,ポリ塩化ビニリデン,ポ
リスチレン,等が挙げられる。それらの中でも、表面光
沢,透明性,耐傷性及び経済性に優れるプロピレン単独
重合体及びプロピレンと少量のα−オレフィン、好まし
くは1乃至5モル%とのランダム共重合体等のポリプロ
ピレンが好ましい。表面フイルム(B)が2層から構成
される場合は、B−1層がプロピレン単独重合体、B−
2層がプロピレンランダム共重合体、プロピレン単独重
合体とプロピレンランダム共重合体の1:10乃至10:1(重
量比)混合体。表面フイルム(B)が3層から構成され
る場合には、B−1層がプロピレン単独重合体、B−2
層がプロピレン共重合体、プロピレン単独重合体とプロ
ピレンランダム共重合体の1:10乃至10:1(重量比)混合
物。B−3層がプロピレン単独重合体から構成されるも
のが、表面光沢,透明性,耐傷性に加えて、帯電防止効
果の持続性に優れているので特に好ましい。
積層が完了した熱圧着性積層フイルムに、コロナ放電
処理,火炎処理,プラズマ処理等を施すことにより帯電
防止効果を、さらに促進させることが出来る。
処理,火炎処理,プラズマ処理等を施すことにより帯電
防止効果を、さらに促進させることが出来る。
本発明に用いる帯電防止剤は、通常ポリオレフィンに
添加して使用される種々公知の帯電防止剤が使用出来
る。例えばN−N−ビス(2−ビドロキシエチル)アル
キルアミン,ポリオキシエチレンアルキルアミン,ポリ
オキシエチレンアルキルアミンの脂肪酸エステル、グリ
セリン脂肪酸エステル,ポリオキシエチレンソルビタン
脂肪酸エステル,ポリオキシエチレン脂肪アルコールエ
ーテル,ポリオキシエチレンアルキルフェニールエーテ
ル,ポリエチレングリコール脂肪酸エステル等の非イオ
ン系のもの、アルキルスルホン酸塩,アルキルサルフェ
ート,アルキルホスフェート等のアニオン系のもの、テ
トラアンモンニウム塩,トリアルキルベンジルアンモニ
ウム塩等のカチオン系のもの、アルキルベタイン,イミ
ダゾリン型両性等の両性系のものがあげられる。
添加して使用される種々公知の帯電防止剤が使用出来
る。例えばN−N−ビス(2−ビドロキシエチル)アル
キルアミン,ポリオキシエチレンアルキルアミン,ポリ
オキシエチレンアルキルアミンの脂肪酸エステル、グリ
セリン脂肪酸エステル,ポリオキシエチレンソルビタン
脂肪酸エステル,ポリオキシエチレン脂肪アルコールエ
ーテル,ポリオキシエチレンアルキルフェニールエーテ
ル,ポリエチレングリコール脂肪酸エステル等の非イオ
ン系のもの、アルキルスルホン酸塩,アルキルサルフェ
ート,アルキルホスフェート等のアニオン系のもの、テ
トラアンモンニウム塩,トリアルキルベンジルアンモニ
ウム塩等のカチオン系のもの、アルキルベタイン,イミ
ダゾリン型両性等の両性系のものがあげられる。
表面フイルム(B)を製造する方法は、種々公知の方
法、具体的には、それぞれ所定の量の帯電防止剤を添加
したポリプロピレン等の熱可塑性樹脂を2あるいはそれ
以上の押出機で溶融した後、2あるいはそれ以上の多層
ダイに供給することによる、いわゆる共押出フイルム成
形法により製造し得る。多層ダイは、インフレーション
ダイ,T−ダイいずれも用い得るが、T−ダイ法による無
延伸フイルムが最も好ましい。表面フイルム(B)の裏
面、すなわち印刷(b)を施す面には、通常印刷インク
との接着性を良くする為に、コロナ放電処理,火炎処
理,プラズマ処理等が施される。
法、具体的には、それぞれ所定の量の帯電防止剤を添加
したポリプロピレン等の熱可塑性樹脂を2あるいはそれ
以上の押出機で溶融した後、2あるいはそれ以上の多層
ダイに供給することによる、いわゆる共押出フイルム成
形法により製造し得る。多層ダイは、インフレーション
ダイ,T−ダイいずれも用い得るが、T−ダイ法による無
延伸フイルムが最も好ましい。表面フイルム(B)の裏
面、すなわち印刷(b)を施す面には、通常印刷インク
との接着性を良くする為に、コロナ放電処理,火炎処
理,プラズマ処理等が施される。
本発明の熱圧着性積層フイルムは基本的には裏面フイ
ルム(A)と、印刷を施した表面フイルム(B)から構
成され、接着層(D)を介して両フイルム(A)(B)
が積層されている。
ルム(A)と、印刷を施した表面フイルム(B)から構
成され、接着層(D)を介して両フイルム(A)(B)
が積層されている。
裏面フイルム(A)は通常10乃至200μ、好ましくは2
0乃至100μであり、該裏面フイルム(A)が2層以上の
積層フイルムから構成される場合には、熱圧着層(A−
n)が通常1乃至200μ、好ましくは2乃至100μ、その
他の層(A−1〜n−1)が合計で1乃至200μ、好ま
しくは2乃至100μである。
0乃至100μであり、該裏面フイルム(A)が2層以上の
積層フイルムから構成される場合には、熱圧着層(A−
n)が通常1乃至200μ、好ましくは2乃至100μ、その
他の層(A−1〜n−1)が合計で1乃至200μ、好ま
しくは2乃至100μである。
表面フイルム(B)は2層の場合には、B−1層が通
常1乃至500μ、好ましくは3乃至250μ、B−2層が1
乃至500μ、好ましくは3乃至250μであって、3層以上
の場合には、B−1層が1乃至500μ、好ましくは3乃
至250μ、中間層が合計で1乃至500μ、好ましくは3乃
至250μ、B−n層(印刷面)が1乃至500μ、好ましく
は3乃至250μの範囲にある。
常1乃至500μ、好ましくは3乃至250μ、B−2層が1
乃至500μ、好ましくは3乃至250μであって、3層以上
の場合には、B−1層が1乃至500μ、好ましくは3乃
至250μ、中間層が合計で1乃至500μ、好ましくは3乃
至250μ、B−n層(印刷面)が1乃至500μ、好ましく
は3乃至250μの範囲にある。
本発明の熱圧着性積層フイルムを製造する方法として
は、種々公知の方法、具体的には例えば裏面に印刷され
た表面フイルム(B)に別途成形された裏面フイルム
(A)をドライラミネートする方法、裏面に印刷された
表面フイルム(B)に、熱可塑性樹脂もしくは熱可塑性
樹脂と他の熱可塑性樹脂とを押出もしくは、共押出ラミ
ネートする方法、あるいは裏面に印刷された表面フイル
ム(B)に、別途成形された裏面フイルム(A)と熱ラ
ミネート等で製造出来る。
は、種々公知の方法、具体的には例えば裏面に印刷され
た表面フイルム(B)に別途成形された裏面フイルム
(A)をドライラミネートする方法、裏面に印刷された
表面フイルム(B)に、熱可塑性樹脂もしくは熱可塑性
樹脂と他の熱可塑性樹脂とを押出もしくは、共押出ラミ
ネートする方法、あるいは裏面に印刷された表面フイル
ム(B)に、別途成形された裏面フイルム(A)と熱ラ
ミネート等で製造出来る。
この時裏面フイルム(A)は予めエンボス加工を行な
っておかずに、熱融着時の裏面フイルム(A)側ロール
をエンボスロールとすることによってエンボス加工する
ことも出来る。
っておかずに、熱融着時の裏面フイルム(A)側ロール
をエンボスロールとすることによってエンボス加工する
ことも出来る。
又、本発明は前述の表裏両フイルム(A)(B)の間
に金属薄膜層(D)を設けて、メタリック感を加味させ
ることも出来る。すなわち表面フイルム(B)の印刷面
(b)に、アルミ蒸着や金属箔などの金属薄膜層(C)
を介在せしめる。
に金属薄膜層(D)を設けて、メタリック感を加味させ
ることも出来る。すなわち表面フイルム(B)の印刷面
(b)に、アルミ蒸着や金属箔などの金属薄膜層(C)
を介在せしめる。
この場合、例えば第3図に示す如く印刷(b)を施し
たその面に、金属蒸着(c1)をして金属薄膜層(C)と
し、接着剤(d)を介して裏面フイルム(A)を積層す
るか、第4図に示す如く、印刷面に接着剤(d)でアル
ミ泊などの金属箔(c2)を接着せしめて金属薄膜層
(C)とした後、その金属箔(c2)の面に裏面フイルム
(A)を接着積層せしめてもよく、或いは第5図に示す
如く印刷面に金属蒸着箔(c3)のホットスタンピングを
熱によって転写させて金属薄膜層(C)として接着剤
(d)で裏面フイルム(A)を接着することや、第6図
に示す如く予め裏面フイルム(A)の表面に蒸着(c1)
加工を施して金属薄膜層(C)を形成しておき、その裏
面フイルム(A)の蒸着面である金属薄膜層(C)に表
面フイルム(B)の印刷面を接着させること、更には第
7図に示す如く両フイルム(A)(B)の間に、別途、
金属蒸着加工(c1)を施してあるフイルム(c2)を挿入
して金属薄膜層(C)を設けて接着剤(d)で接着し積
層することなど任意に選択して行なうことが出来るもの
である。
たその面に、金属蒸着(c1)をして金属薄膜層(C)と
し、接着剤(d)を介して裏面フイルム(A)を積層す
るか、第4図に示す如く、印刷面に接着剤(d)でアル
ミ泊などの金属箔(c2)を接着せしめて金属薄膜層
(C)とした後、その金属箔(c2)の面に裏面フイルム
(A)を接着積層せしめてもよく、或いは第5図に示す
如く印刷面に金属蒸着箔(c3)のホットスタンピングを
熱によって転写させて金属薄膜層(C)として接着剤
(d)で裏面フイルム(A)を接着することや、第6図
に示す如く予め裏面フイルム(A)の表面に蒸着(c1)
加工を施して金属薄膜層(C)を形成しておき、その裏
面フイルム(A)の蒸着面である金属薄膜層(C)に表
面フイルム(B)の印刷面を接着させること、更には第
7図に示す如く両フイルム(A)(B)の間に、別途、
金属蒸着加工(c1)を施してあるフイルム(c2)を挿入
して金属薄膜層(C)を設けて接着剤(d)で接着し積
層することなど任意に選択して行なうことが出来るもの
である。
容器用のラベルは、本発明の熱圧着性積層フイルム
を、公知の方法によって所定の形状に打ち抜く、あるい
は裁断することによって製造される。
を、公知の方法によって所定の形状に打ち抜く、あるい
は裁断することによって製造される。
本発明の熱圧着性積層フイルムから得られるラベル
は、容器をブロー成形する際に、金型内にラベルを添付
して直接ブロー成形して、溶融パリソンの熱及び溶融パ
リソンが金型キャビティに圧着される圧力とによって熱
圧着されるラベルとして好適である。
は、容器をブロー成形する際に、金型内にラベルを添付
して直接ブロー成形して、溶融パリソンの熱及び溶融パ
リソンが金型キャビティに圧着される圧力とによって熱
圧着されるラベルとして好適である。
<効 果> 本発明の熱圧着性積層フイルムから得られるラベル
は、表面フイルムに帯電防止剤が添加され、しかもその
添加量が裏面側より表面側に多い為、ラベルとして用い
る場合に汚れが付着し難くラベルとしての商品価値を高
めるとともに、印刷面には帯電防止剤が全くないか非常
に少量しか染み出ない為に、印刷インクののりが良く、
印刷適性に優れ、接着性にも優れるという特徴に加え、
裏面フイルムとの接着性に優れるという特徴も有してい
る。さらに、本ラベルは良好な帯電防止効果を有してい
る為に、ラベルを裁断及びたばねるなどの工程中に発生
する静電気に因る障害を防ぐことが出来、且つ帯電防止
剤のコーティングタイプと異なりラベルを構成している
フイルムの中へ適度に添加を行なっているので、逐次帯
電防止剤が染み出て、帯電防止効果が持続するという特
徴を有する。
は、表面フイルムに帯電防止剤が添加され、しかもその
添加量が裏面側より表面側に多い為、ラベルとして用い
る場合に汚れが付着し難くラベルとしての商品価値を高
めるとともに、印刷面には帯電防止剤が全くないか非常
に少量しか染み出ない為に、印刷インクののりが良く、
印刷適性に優れ、接着性にも優れるという特徴に加え、
裏面フイルムとの接着性に優れるという特徴も有してい
る。さらに、本ラベルは良好な帯電防止効果を有してい
る為に、ラベルを裁断及びたばねるなどの工程中に発生
する静電気に因る障害を防ぐことが出来、且つ帯電防止
剤のコーティングタイプと異なりラベルを構成している
フイルムの中へ適度に添加を行なっているので、逐次帯
電防止剤が染み出て、帯電防止効果が持続するという特
徴を有する。
又裏面フイルムの熱圧着層は溶融パリソンの熱によっ
て容易に溶融軟化して接着する性能を有し、且つ該層は
エンボス加工されていることにより、ラベルのブロー金
型への供給が一枚一枚確実に行なわれ、さらに、ブロー
成形時に溶融パリソンがブロー金型に付けられたラベル
を介してブロー金型に圧着される際に、溶融パリソンと
ラベルとの間の金型内の空気が容易に抜けて、ラベルが
ブロー容器の表面に均一に密着して熱圧着されるという
特徴を有している。
て容易に溶融軟化して接着する性能を有し、且つ該層は
エンボス加工されていることにより、ラベルのブロー金
型への供給が一枚一枚確実に行なわれ、さらに、ブロー
成形時に溶融パリソンがブロー金型に付けられたラベル
を介してブロー金型に圧着される際に、溶融パリソンと
ラベルとの間の金型内の空気が容易に抜けて、ラベルが
ブロー容器の表面に均一に密着して熱圧着されるという
特徴を有している。
さらに、表裏両面のフイルムの間にアルミ蒸着などに
よる金属薄膜層を設けることによってメタリック感が加
味され美麗効果をより一層高めることが出来るものであ
る。
よる金属薄膜層を設けることによってメタリック感が加
味され美麗効果をより一層高めることが出来るものであ
る。
図面は本発明の熱圧着性積層フイルムの一実施例を示す
もので第1図は平面図で一部切欠する、第2図は断面図
第3図乃至第7図は他の実施例の断面図であり、(A)
は裏面フイルム、(A−1),(A−2)…(A−n)
は多層構成(B)は表面フイルム、(B−1),(B−
2)…(B−n)は多層構成、(C)は金属薄膜層、
(D)は接着層、(a)はエンボス、(b)は印刷であ
る。
もので第1図は平面図で一部切欠する、第2図は断面図
第3図乃至第7図は他の実施例の断面図であり、(A)
は裏面フイルム、(A−1),(A−2)…(A−n)
は多層構成(B)は表面フイルム、(B−1),(B−
2)…(B−n)は多層構成、(C)は金属薄膜層、
(D)は接着層、(a)はエンボス、(b)は印刷であ
る。
フロントページの続き (72)発明者 沖田 仙市 愛知県名古屋市西区二方町62番地 富士 特殊紙業株式会社内 (72)発明者 上野 孝夫 千葉県野田市大殿井371―14 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B32B 1/00 - 35/00
Claims (2)
- 【請求項1】裏面フイルムが低温シール性を有するフイ
ルムよりなり、表面フイルムに帯電防止剤が添加されて
おり、その添加量は裏面側より表面側に多く添加される
様勾配をもたせ、かつ該表面フイルムの裏面に印刷を施
してその印刷面に、前記裏面フイルムが積層されてな
り、裏面フイルムの裏面にエンボスが施されている熱圧
着性積層フイルム。 - 【請求項2】表面フイルムと裏面フイルムとの間に金属
薄膜層を設けている請求項(1)記載の熱圧着性積層フ
イルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2040512A JP2939497B2 (ja) | 1989-09-01 | 1990-02-20 | 熱圧着性積層フイルム |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1-226700 | 1989-09-01 | ||
JP22670089 | 1989-09-01 | ||
JP2040512A JP2939497B2 (ja) | 1989-09-01 | 1990-02-20 | 熱圧着性積層フイルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03193340A JPH03193340A (ja) | 1991-08-23 |
JP2939497B2 true JP2939497B2 (ja) | 1999-08-25 |
Family
ID=26379973
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2040512A Expired - Fee Related JP2939497B2 (ja) | 1989-09-01 | 1990-02-20 | 熱圧着性積層フイルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2939497B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101792644A (zh) * | 2008-12-25 | 2010-08-04 | 仁宝电脑工业股份有限公司 | 热贴合膜片 |
-
1990
- 1990-02-20 JP JP2040512A patent/JP2939497B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03193340A (ja) | 1991-08-23 |
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