JP3228261U - ダンボールブース - Google Patents
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Abstract
【課題】家庭内でテレワーク等に使用できる囲まれ感のあるデスクを有するダンボールブースを提供する。【解決手段】ダンボールブース100は、奥板1とその左右側に折り曲げ可能に設けた左板3及び右板2を有する枠体と、左板及び右板の間に渡される幕板8と、幕板で支持される天板4とからなる。ダンボールブースは、飛沫感染を防止すると共に仕事に集中できる環境を簡単に構築できる。また、強化ダンボールから構成されるシンプルな構成であるから、組立が簡単で且つ丈夫である。また、組立前は平らで折り畳み又は重ねることができるので、収納に便利である。更に、ダンボール製であるから廃棄の際にも処理が楽である。【選択図】図1
Description
本考案は、家庭内でテレワーク等に使用する囲まれ感があるデスクを有するダンボールブースに関するものである。
従来から特許文献1に記載されているような机が知られている。この机は、天板を脚板で支えた構造であり、前記脚板はヒンジにより対向する縁が回転自在に連結されている。この脚板を回転させて自立させ、脚板と脚板との間に天板を渡すことで机となる。未使用状態では、脚部を畳んで平らにし、天板と共に重ねて収納する。このようにすれば、収納場所を取らずに済む。また、ダンボール製であるため軽量で運搬しやすい。
現在、新型コロナウイルスによる感染拡大が懸念される一方で経済を動かす必要があることから、企業においてテレワークの実施が進んでいる。このとき、自宅でテレワークを行う場合、自宅に集中して仕事ができる専用のデスクがない場合が多い。また、キッチン等の家族共用のテーブルでは、家族間での飛沫感染の恐れがある。本考案は、係る問題点を解決するためになされたものである。
本考案に係るダンボールブースは、平板からなり且つ奥板とその左右側に折り曲げ可能に設けた左板及び右板を有する枠体と、平板からなり前記左板及び右板の間に渡される幕板と、
平板からなり前記幕板で支持される天板と、前記平板は強化ダンボールからなる。
平板からなり前記幕板で支持される天板と、前記平板は強化ダンボールからなる。
また、前記枠体に窓があけられ、当該窓に同形状の棚が略水平に係止されるようにしても良い。更に、前記奥板と左板とは一面側で所定幅の連結部をもって連結し、当該奥板と右板とは一面側で前記所定幅より板厚分だけ大きな幅の連結部をもって連結するようにしても良い。更に、前記幕板及び天板の取付位置を上下に複数設けても良い。
図1及び図2は、本考案の実施の形態に係るダンボールブースを示す斜視図である。図3は、窓部分を示す斜視図である。図4は、棚部分を示す斜視図である。図5は、構成部品の平面図である。このダンボールブース100は、デスクの三面を平板101で囲った構造である。また、略全ての構成部品を浸板101で構成している。平板101には、厚さが10〜30mm程度の強化ダンボールを用いる。
このダンボールブース100は、設置時に上下方向が長い長方形の奥板1と、奥板1の両端縁に折り曲げ可能に連結された右板2及び左板3と、デスク天板4とから構成される。奥板1の上端縁には棚が配置される。右板2及び左板3には、窓5が設けられている。窓5は、ダンボールを円形に打ち抜いて形成される。また、窓5と同径のダンボール製の円板棚6を設ける。円板棚6は、窓5にはめ込むことで小さな棚を形成する。円板棚6の一部にはダンボール厚さと同じ溝61が180度あけて二か所径方向に設けられ、この溝61が窓5の周縁部に嵌め込まれて係止し、円板棚6が窓5に対して略水平に保持される。
円板棚6は窓5と略同形状であるから窓5に対して円板棚6を面一になるように嵌め込んで保持できる。このため、円板棚6の外径と窓5の内径とは略同じ寸法とする。角棚7は、長方形の平板71の両側が上方に折り曲げられ且つその頂部奥側にフック形状に溝72が設けられる。この溝72の幅は、ダンボール厚と同じである。当該溝72を奥板1の上部端縁に差し込むことで角棚7が奥板1に対して保持される。
奥行き方向の前後に幕板8が右板2及び左板3との間に取り付けられ、この幕板8の上に天板4が支持される。幕板8は略長方形ないし短冊形状であり平板81を折れ線82で折り曲げることで構成される。奥側に配置された幕板8にはトレイ83が設けられる。当該トレイ83には、電源ケーブル等を配設できる。幕板8の左右端はフック部84となり、右板2及び左板3に設けた穴21,31に対して係止する。これにより幕板8が左板3及び右板2との間に渡されて固定される。
天板4は方形でありその一部には切り欠き41が設けられ、この切り欠き41は、幕板8の内側に連通してデスク上の電気機器の電源ケーブルを通すことができる。天板4の奥側の端縁には突起42が設けられ、奥板1に設けた穴11に挿通される。これにより天板4は、幕板8を介して右板2及び左板3で、突起42と穴11により奥板1で支持される。
このダンボールブース100は、右板2、左板3及び奥板1が一体となった枠板50と、幕板8と、天板4と、角棚7と、円板棚6とからなる。ボルト等の金属部品は不要である。これらは組み立て前において平面的な形状であるため、重ねてコンパクトに収納できる。
枠体50は、奥板1の左右側に右板2及び左板3が折り曲げ可能に連結している。奥板1は、長方形であり使用状態上下方向が長手方向となる。左に設けた左板3は、図6(a)に示すように、ダンボールの積層体の表層を構成する一面側3aで連結し、他面側3bはV字の溝3cが形成される。V字溝3cは平行して2本設けられ溝間には山形部分3dが形成される。山形部分3dの前記一面側3aが実質的な連結部であり、ダンボールの厚さの2倍の連結幅を有する。これにより、折りたたんだ状態から容易に展開できると共に折り曲げの際に溝3cが埋まってきれいに折りたたまれる(図6(c)の手前部分を参照)。
次に、右に設けた右板2は、図6(b)に示すように、ダンボールの積層体の表層を構成する一面側2aで連結すると共に他面側2bにV字の溝2cが平行に2本形成されるが、この溝2cはダンボールの板厚分の距離Lを離して設けられる。この距離Lは、奥板1と右板2の間に左板3に挟んだ状態で折り畳むためにある。換言すれば、前記溝間には山形部分2dが形成され、前記一面側2aが実質的な連結部であり、この連結部の連結幅はダンボールの厚さの3倍である。このため、図6(c)に示すように、枠体50は、奥板1に対して左板3を折り返して重ね、その左板3のうえに右板2を折り返して重ねることで畳むことができる。
図7乃至図11は、ダンボールブースの組立手順を示す説明図である。このダンボールブース100では、図7に示すように、折りたたんだ状態の枠体50を準備し、図8に示すように、右板2及び左板3の順に奥板1に対して90度の角度に広げる。この状態で、図9及び図10に示すように、幕板8を右板2及び左板3の間に渡す。手前の幕板8の左右端に設けたフックを右板2及び左板3の穴に挿入して係止する。この幕板8は、コの字の開放部が上向きのため、この幕板8の内部にケーブル等を配置できる。
続いて、奥側の幕板8の左右端に設けたフック部84を右板2及び左板3の穴21,31に挿入して係止する。これにより、幕板8が左板3及び右板2との間に渡される。天板4は、この幕板8の上に載置される。天板4の奥側に設けた突起42が奥板1の穴11に挿通され、且つ天板4の裏面を前記幕板8が支持する。これにより天板4が載置されデスクとなる。なお、図11に示すように、天板4の左側に設けた切り欠き41から電源ケーブルを取り出すことができる。
最後に、円板棚6と角棚7とを取り付ければ完成である(図1参照)。なお、円板棚6及び角棚7の取付は任意である。
以上、この考案に係るダンボールブース100によれば、飛沫感染を防止すると共に仕事に集中できる環境を簡単に構築できる。また、強化ダンボールから構成されるシンプルな構成であるから、組立が簡単で且つ丈夫である。また、組立前は平らで折り畳み又は重ねることができるので、収納に便利である。更に、ダンボール製であるから廃棄の際にも処理が楽である。
また、枠体50、天板4等の表面にはラミネート加工が施される。このため、水、汚れへの耐久性が高まる。また、水性ペンにより表面に自由に絵や文字を書いて且つ消すこともできる。
また、図12に示すように、天板4の突起42を挿通する奥板1の穴11、幕板8のフック部84を係止する左板3及び右板2の穴21,31の位置を上下方向で2つまたは3つ以上の位置に設け、天板4の高さを選択できるようにしても良い(図中では穴21,31が上下方向で2つの場合を示した)。高い位置での天板4は、立って作業する際にちょうど良い高さにする。この場合、円板棚6を窓5に嵌め込んだ状態で保持し、窓5は閉じた状態にできる。
100 ダンボールブース
1 奥板
2 右板
3 左板
4 天板
5 窓
6 円板棚
7 角棚
8 幕板
1 奥板
2 右板
3 左板
4 天板
5 窓
6 円板棚
7 角棚
8 幕板
Claims (4)
- 平板からなり且つ奥板とその左右側に折り曲げ可能に設けた左板及び右板を有する枠体と、
平板からなり前記左板及び右板の間に渡される幕板と、
平板からなり前記幕板で支持される天板と、
前記平板は強化ダンボールからなることを特徴とするダンボールブース。 - 前記枠体に窓があけられ、当該窓に同形状の棚が略水平に係止されることを特徴とする請求項1に記載のダンボールブース。
- 奥板と左板とは一面側で所定幅の連結部をもって連結し、
奥板と右板とは一面側で前記所定幅より板厚分だけ大きな幅の連結部をもって連結していることを特徴とする請求項1又は2に記載のダンボールブース。 - 前記幕板及び天板の取付位置を上下に複数設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載のダンボールブース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020002777U JP3228261U (ja) | 2020-07-07 | 2020-07-07 | ダンボールブース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020002777U JP3228261U (ja) | 2020-07-07 | 2020-07-07 | ダンボールブース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3228261U true JP3228261U (ja) | 2020-10-15 |
Family
ID=72745024
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020002777U Active JP3228261U (ja) | 2020-07-07 | 2020-07-07 | ダンボールブース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3228261U (ja) |
-
2020
- 2020-07-07 JP JP2020002777U patent/JP3228261U/ja active Active
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