JP3227503B2 - 褥瘡用貼付剤の製法および該製法により作製される褥瘡用貼付剤 - Google Patents
褥瘡用貼付剤の製法および該製法により作製される褥瘡用貼付剤Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は褥瘡（所謂「床ずれ」）
や皮膚潰瘍の治療を目的とした褥瘡用貼付剤及びその製
法に関するものである。
や皮膚潰瘍の治療を目的とした褥瘡用貼付剤及びその製
法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】褥瘡や皮膚潰瘍は骨突出部の皮膚及び皮
下組織が外部の物体との間で、持続的あるいは頻繁に圧
迫され、阻血性壊死を起こした状態であある。この褥瘡
や皮膚潰瘍は二次感染を併発し易く、治療においては創
傷の治療と共に創傷面の細菌感染の除去或いは予防が重
要といわれている。
下組織が外部の物体との間で、持続的あるいは頻繁に圧
迫され、阻血性壊死を起こした状態であある。この褥瘡
や皮膚潰瘍は二次感染を併発し易く、治療においては創
傷の治療と共に創傷面の細菌感染の除去或いは予防が重
要といわれている。
【０００３】従来より、褥瘡の治療には、民間療法とし
て、白糖が用いられており、白糖には創傷治療作用があ
ることが最近になって判明した。この白糖を有効成分と
した褥瘡用治療軟膏が市販されている。
て、白糖が用いられており、白糖には創傷治療作用があ
ることが最近になって判明した。この白糖を有効成分と
した褥瘡用治療軟膏が市販されている。
【０００４】即ち、この褥瘡用治療軟膏では、欠損創及
び皮膚潰瘍モデルでは肉芽新生及び表皮再生の促進と共
に治癒日数の短縮を、ラット切創モデルでは相対張力の
増加を認め、各モデル共に明らかな創傷治療作用が示さ
れている。
び皮膚潰瘍モデルでは肉芽新生及び表皮再生の促進と共
に治癒日数の短縮を、ラット切創モデルでは相対張力の
増加を認め、各モデル共に明らかな創傷治療作用が示さ
れている。
【０００５】尚、白糖の創傷治療過程に対する影響は、
ラット欠損創治療過程の検討で、表皮においては分裂期
表皮細胞の増加が、真皮においては創傷早期に線維芽細
胞の増殖を促進させるヒアルロン酸の増加が認められて
いる。また、ラット切創治療過程の組織学的検討では、
創傷部の浮腫が軽度で、新生血管及び線維芽細胞に富
み、膠原線維の再生を伴なう発達した肉芽組織が認めら
れている。
ラット欠損創治療過程の検討で、表皮においては分裂期
表皮細胞の増加が、真皮においては創傷早期に線維芽細
胞の増殖を促進させるヒアルロン酸の増加が認められて
いる。また、ラット切創治療過程の組織学的検討では、
創傷部の浮腫が軽度で、新生血管及び線維芽細胞に富
み、膠原線維の再生を伴なう発達した肉芽組織が認めら
れている。
【０００６】以上のように、局所的浸透圧の上昇による
浮腫軽減作用及び線維芽細胞の活性化の作用機序を有す
る白糖を有効成分とした褥瘡用治療軟膏が既に市販され
ている。
浮腫軽減作用及び線維芽細胞の活性化の作用機序を有す
る白糖を有効成分とした褥瘡用治療軟膏が既に市販され
ている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この褥
瘡用治療軟膏はガーゼ等の支持体に展延して患部に貼付
する際に、展延し難く、更には、ガーゼ等の支持体に展
延する時点で、ぼそぼそになってガーゼ上に載置できな
かった。このため、看護に当たる人間の労力や薬剤を処
方する者の労力は大きなものがあった。
瘡用治療軟膏はガーゼ等の支持体に展延して患部に貼付
する際に、展延し難く、更には、ガーゼ等の支持体に展
延する時点で、ぼそぼそになってガーゼ上に載置できな
かった。このため、看護に当たる人間の労力や薬剤を処
方する者の労力は大きなものがあった。
【０００８】本発明は、取扱が容易で、看護に当たる者
や薬剤師の労力が低減される褥瘡用貼付剤及び製造が容
易な褥瘡用貼付剤の製法を得ることを目的とする。
や薬剤師の労力が低減される褥瘡用貼付剤及び製造が容
易な褥瘡用貼付剤の製法を得ることを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の本発明
に係る褥瘡用貼付剤の製法では、帯状に供給される剥離
シート上に白糖と殺菌剤と粘稠性付与剤とを混合した褥
瘡用薬剤を所定の形状に連続してスクリーン印刷し、 該
剥離シートの印刷面を覆うように帯状の支持体を張り合
せ、 該張り合せた帯状物を所定の箇所で切断するもので
ある。
に係る褥瘡用貼付剤の製法では、帯状に供給される剥離
シート上に白糖と殺菌剤と粘稠性付与剤とを混合した褥
瘡用薬剤を所定の形状に連続してスクリーン印刷し、 該
剥離シートの印刷面を覆うように帯状の支持体を張り合
せ、 該張り合せた帯状物を所定の箇所で切断するもので
ある。
【００１０】好ましくは、前記褥瘡用薬剤の組成が、白
糖５０〜８０％，殺菌剤１〜５％，粘稠性付与剤７〜２
３％であるものを開示する。
糖５０〜８０％，殺菌剤１〜５％，粘稠性付与剤７〜２
３％であるものを開示する。
【００１１】また、請求項３に記載の本発明に係る褥瘡
用貼付剤は、支持体と、該支持体上に形成された白糖と
殺菌剤と粘稠性付与剤とを混合した褥瘡用薬剤層と、該
褥瘡用薬剤層を被覆する剥離シートとを備えた請求項１
の褥瘡用貼付剤の製法により作製される褥瘡用貼付剤で
ある。
用貼付剤は、支持体と、該支持体上に形成された白糖と
殺菌剤と粘稠性付与剤とを混合した褥瘡用薬剤層と、該
褥瘡用薬剤層を被覆する剥離シートとを備えた請求項１
の褥瘡用貼付剤の製法により作製される褥瘡用貼付剤で
ある。
【００１２】具体的には、前記褥瘡用薬剤が、白糖とポ
ビドンヨードとグリセリンとを混合したものである。
ビドンヨードとグリセリンとを混合したものである。
【００１３】
【作用】本発明の製法によって作製される褥瘡用貼付剤
においては、支持体と、該支持体上に形成された白糖と
殺菌剤と粘稠性付与剤とを混合した褥瘡用薬剤層と、該
褥瘡用薬剤層を被覆する剥離シートとを備えたものであ
るため、患部には、剥離シートを剥して貼付するだけで
良く、取扱が容易で、看護に当たる者や薬剤を処方する
者の労力が低減される。
においては、支持体と、該支持体上に形成された白糖と
殺菌剤と粘稠性付与剤とを混合した褥瘡用薬剤層と、該
褥瘡用薬剤層を被覆する剥離シートとを備えたものであ
るため、患部には、剥離シートを剥して貼付するだけで
良く、取扱が容易で、看護に当たる者や薬剤を処方する
者の労力が低減される。
【００１４】具体的には、褥瘡用薬剤が白糖とポビドン
ヨードとグリセリンとを混合したものであるため、白糖
の創傷治療作用と、ポビドンヨードの殺菌作用とが良好
に作用するだけでなく、グリセリンの粘稠性付与剤によ
り、薬剤が患部にぴったりと付着して使用感が良好であ
る。
ヨードとグリセリンとを混合したものであるため、白糖
の創傷治療作用と、ポビドンヨードの殺菌作用とが良好
に作用するだけでなく、グリセリンの粘稠性付与剤によ
り、薬剤が患部にぴったりと付着して使用感が良好であ
る。
【００１５】
【００１６】本発明の褥瘡用貼付剤の製法は、帯状に供
給される剥離シート上に白糖と殺菌剤と粘稠性付与剤と
を混合した褥瘡用薬剤を所定の形状に連続してスクリー
ン印刷し、該剥離シートの印刷面を覆うように帯状の支
持体を張り合せ、該張り合せた帯状物を所定の箇所で切
断するものであるため、連続的に製造することができ大
量生産が可能となる。
給される剥離シート上に白糖と殺菌剤と粘稠性付与剤と
を混合した褥瘡用薬剤を所定の形状に連続してスクリー
ン印刷し、該剥離シートの印刷面を覆うように帯状の支
持体を張り合せ、該張り合せた帯状物を所定の箇所で切
断するものであるため、連続的に製造することができ大
量生産が可能となる。
【００１７】褥瘡用薬剤の粘稠性付与剤の一部は、支持
体に浸透して移行するため、移行する量を増やして調整
する。好ましい、褥瘡用薬剤の組成は白糖５０〜８０
％，殺菌剤１〜５％，粘稠性付与剤７〜２３％であり、
更に好ましい褥瘡用薬剤の組成は白糖７０％，ポビドン
ヨード２〜３％，グリセリン１０〜２０％である。
体に浸透して移行するため、移行する量を増やして調整
する。好ましい、褥瘡用薬剤の組成は白糖５０〜８０
％，殺菌剤１〜５％，粘稠性付与剤７〜２３％であり、
更に好ましい褥瘡用薬剤の組成は白糖７０％，ポビドン
ヨード２〜３％，グリセリン１０〜２０％である。
【００１８】
【実施例】実施例１．薬剤の処方 図１は本発明の褥瘡用貼付剤の一実施例の構成を示す説
明図であり、ａ図は斜視図、ｂ図は断面図である。図に
示す通り、支持体１と、この支持体１上に形成された褥
瘡用薬剤層２と、この褥瘡用薬剤層２を被覆する剥離シ
ート３とを備えた構成である。
明図であり、ａ図は斜視図、ｂ図は断面図である。図に
示す通り、支持体１と、この支持体１上に形成された褥
瘡用薬剤層２と、この褥瘡用薬剤層２を被覆する剥離シ
ート３とを備えた構成である。
【００１９】本発明の褥瘡用貼付剤は、通常のガーゼや
不織布等の支持体に褥瘡用薬剤をヘラ等を用いて展延し
て製造してもよいが、グリセリン等の粘稠性付与剤の一
部が支持体中に浸透して、薬剤中の濃度が減少する。こ
のため、粘稠性付与剤が支持体に浸透して移行する量を
増やした薬剤組成として展延し、支持体に粘稠性付与剤
の一部が移行して最良の薬剤組成となるよう調整するこ
とが肝心である。このため、この褥瘡用貼付剤の褥瘡用
薬剤を次の表１に示す各組成の製剤として試作した。
不織布等の支持体に褥瘡用薬剤をヘラ等を用いて展延し
て製造してもよいが、グリセリン等の粘稠性付与剤の一
部が支持体中に浸透して、薬剤中の濃度が減少する。こ
のため、粘稠性付与剤が支持体に浸透して移行する量を
増やした薬剤組成として展延し、支持体に粘稠性付与剤
の一部が移行して最良の薬剤組成となるよう調整するこ
とが肝心である。このため、この褥瘡用貼付剤の褥瘡用
薬剤を次の表１に示す各組成の製剤として試作した。
【００２０】尚、使用した精製白糖は北陸砂糖社製、イ
ソジンゲル（ポビドンヨード 10%，添加物（マクロゴー
ル４０００，マクロゴール６００，マクロゴール））は
明治製菓（株）社製、濃グリセリンは花王（株）製を用
いた。
ソジンゲル（ポビドンヨード 10%，添加物（マクロゴー
ル４０００，マクロゴール６００，マクロゴール））は
明治製菓（株）社製、濃グリセリンは花王（株）製を用
いた。
【００２１】
【表１】
【００２２】実施例２．物性試験 実施例１で得られた各々の製剤を用いた褥瘡用貼付剤に
ついて、種々の物性を調べた。結果を次の表２に示す。
尚、比較として市販の褥瘡用治療軟膏（コーワ製薬
（株）社製）を他と同一の支持体に塗布したものについ
ても同様の物性を調べた。
ついて、種々の物性を調べた。結果を次の表２に示す。
尚、比較として市販の褥瘡用治療軟膏（コーワ製薬
（株）社製）を他と同一の支持体に塗布したものについ
ても同様の物性を調べた。
【００２３】
【表２】
【００２４】尚、表中の針入距離とは、一定の応力に達
するまでの距離をレオメータで測定して針入距離とし
た。即ち、アダプター（アダプター（直径20mmの円柱
形）を使用）が試料表面に接触してから、一定応力(200
g)に達するまでの時間をチャートから読取り、試料台の
上昇した距離に換算し、針入距離とした。具体的なアダ
プターは直径20mmの円柱形を使用。試料容器は直径50
mm×高さ50mmであり、試料台上昇速度は60mm/min、チャ
ートスピードは 120mm/minであった。
するまでの距離をレオメータで測定して針入距離とし
た。即ち、アダプター（アダプター（直径20mmの円柱
形）を使用）が試料表面に接触してから、一定応力(200
g)に達するまでの時間をチャートから読取り、試料台の
上昇した距離に換算し、針入距離とした。具体的なアダ
プターは直径20mmの円柱形を使用。試料容器は直径50
mm×高さ50mmであり、試料台上昇速度は60mm/min、チャ
ートスピードは 120mm/minであった。
【００２５】以上のように、展延性（塗布のし易さ）及
び裏抜け等から、最も良好な貼付剤とすれば、Ｎｏ．２
の白糖６７％，イソジンゲル２０％（ポビドンヨード２
％），濃グリセリン１３％であった。尚、支持体を選択
することにより裏抜けが防止され得るので、本発明の褥
瘡用貼付剤に展延する褥瘡用薬剤の組成は白糖５０〜８
０％，殺菌剤１〜５％，粘稠性付与剤７〜２３％の範囲
にあるものとした。
び裏抜け等から、最も良好な貼付剤とすれば、Ｎｏ．２
の白糖６７％，イソジンゲル２０％（ポビドンヨード２
％），濃グリセリン１３％であった。尚、支持体を選択
することにより裏抜けが防止され得るので、本発明の褥
瘡用貼付剤に展延する褥瘡用薬剤の組成は白糖５０〜８
０％，殺菌剤１〜５％，粘稠性付与剤７〜２３％の範囲
にあるものとした。
【００２６】実施例３．貼付剤の製法 前述の褥瘡用貼付剤を製造する方法としては、大量生産
を考えた場合に、好ましい製法としては、帯状に供給さ
れる剥離シート上に白糖と殺菌剤と粘稠性付与剤とを混
合した褥瘡用薬剤を所定の形状に連続してスクリーン印
刷し、該剥離シートの印刷面を覆うように帯状の支持体
を張り合せ、該張り合せた帯状物を所定の箇所で切断す
るものであるため、連続的に製造することができる。
を考えた場合に、好ましい製法としては、帯状に供給さ
れる剥離シート上に白糖と殺菌剤と粘稠性付与剤とを混
合した褥瘡用薬剤を所定の形状に連続してスクリーン印
刷し、該剥離シートの印刷面を覆うように帯状の支持体
を張り合せ、該張り合せた帯状物を所定の箇所で切断す
るものであるため、連続的に製造することができる。
【００２７】図２は本発明の褥瘡用貼付剤の製法の一実
施例の構成を示す説明図である。図に示す通り、帯状の
剥離シート１３に、平板状のスクリーン１４の上方から
スキージ１５で褥瘡用薬剤を次々と印刷し、その上に帯
状の支持体１１をかぶせて、カッター１６で褥瘡用薬剤
間を切断して、褥瘡用貼付剤を得る。
施例の構成を示す説明図である。図に示す通り、帯状の
剥離シート１３に、平板状のスクリーン１４の上方から
スキージ１５で褥瘡用薬剤を次々と印刷し、その上に帯
状の支持体１１をかぶせて、カッター１６で褥瘡用薬剤
間を切断して、褥瘡用貼付剤を得る。
【００２８】図３は本発明の褥瘡用貼付剤の製法の別の
実施例の構成を示す説明図である。図に示す通り、帯状
の剥離シート２３に、スクリーンドラム２４の上方から
スキージ２５で褥瘡用薬剤を次々と印刷し、その上に帯
状の支持体２１をかぶせて、ダイロールカッター２６で
褥瘡用薬剤間を切断して、褥瘡用貼付剤を得る。
実施例の構成を示す説明図である。図に示す通り、帯状
の剥離シート２３に、スクリーンドラム２４の上方から
スキージ２５で褥瘡用薬剤を次々と印刷し、その上に帯
状の支持体２１をかぶせて、ダイロールカッター２６で
褥瘡用薬剤間を切断して、褥瘡用貼付剤を得る。
【００２９】この場合も褥瘡用薬剤の粘稠性付与剤の一
部は、支持体に浸透して移行するため、移行する量を増
やして調整する。好ましい、褥瘡用薬剤の組成は白糖５
０〜８０％，殺菌剤１〜５％，粘稠性付与剤７〜２３％
であり、更に好ましい褥瘡用薬剤の組成は白糖７０％，
ポビドンヨード２〜３％，グリセリン１０〜２０％であ
る。
部は、支持体に浸透して移行するため、移行する量を増
やして調整する。好ましい、褥瘡用薬剤の組成は白糖５
０〜８０％，殺菌剤１〜５％，粘稠性付与剤７〜２３％
であり、更に好ましい褥瘡用薬剤の組成は白糖７０％，
ポビドンヨード２〜３％，グリセリン１０〜２０％であ
る。
【００３０】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおり、帯状に供
給される剥離シート上に白糖と殺菌剤と粘稠性付与剤と
を混合した褥瘡用薬剤を所定の形状に連続してスクリー
ン印刷し、該剥離シートの印刷面を覆うように帯状の支
持体を張り合せ、該張り合せた帯状物を所定の箇所で切
断するものであるため、連続的に製造することができ大
量生産が可能となる。
給される剥離シート上に白糖と殺菌剤と粘稠性付与剤と
を混合した褥瘡用薬剤を所定の形状に連続してスクリー
ン印刷し、該剥離シートの印刷面を覆うように帯状の支
持体を張り合せ、該張り合せた帯状物を所定の箇所で切
断するものであるため、連続的に製造することができ大
量生産が可能となる。
【００３１】また、本発明の製法により作製された褥瘡
用貼付剤は、支持体と、該支持体上に形成された白糖と
殺菌剤と粘稠性付与剤とを混合した褥瘡用薬剤層と、該
褥瘡用薬剤層を被覆する剥離シートとを備えたものであ
るため、患部には、剥離シートを剥して貼付するだけで
良く、取扱が容易で、看護に当たる者や薬剤の処方をす
る者の労力が低減される。
用貼付剤は、支持体と、該支持体上に形成された白糖と
殺菌剤と粘稠性付与剤とを混合した褥瘡用薬剤層と、該
褥瘡用薬剤層を被覆する剥離シートとを備えたものであ
るため、患部には、剥離シートを剥して貼付するだけで
良く、取扱が容易で、看護に当たる者や薬剤の処方をす
る者の労力が低減される。
【図１】本発明の褥瘡用貼付剤の一実施例の構成を示す
説明図であり、ａ図は斜視図、ｂ図は断面図である。
説明図であり、ａ図は斜視図、ｂ図は断面図である。
【図２】本発明の褥瘡用貼付剤の製法の一実施例の構成
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図３】本発明の褥瘡用貼付剤の製法の別の実施例の構
成を示す説明図である。
成を示す説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日水 裕子 富山県富山市水橋畠等花井173 大協薬 品工業株式会社内 (72)発明者 石黒 淳一 富山県富山市水橋畠等花井173 大協薬 品工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭55−141409（ＪＰ，Ａ) 実開 昭62−36030（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A61L 15/00 - 15/64 A61K 9/00 - 9/70 A61P 17/00 - 17/06
Claims (4)
- 【請求項１】 帯状に供給される剥離シート上に白糖と
殺菌剤と粘稠性付与剤とを混合した褥瘡用薬剤を所定の
形状に連続してスクリーン印刷し、 該剥離シートの印刷面を覆うように帯状の支持体を張り
合せ、 該張り合せた帯状物を所定の箇所で切断することを特徴
とする褥瘡用貼付剤の製法。 - 【請求項２】 前記スクリーン印刷する褥瘡用薬剤の組
成が、白糖５０〜８０％，殺菌剤１〜５％，粘稠性付与
剤７〜２３％であることを特徴とする請求項１に記載の
褥瘡用貼付剤の製法。 - 【請求項３】 支持体と、該支持体上に形成された白糖
と殺菌剤と粘稠性付与剤とを混合した褥瘡用薬剤層と、
該褥瘡用薬剤層を被覆する剥離シートとを備えたことを
特徴とする請求項１または請求項２の褥瘡用貼付剤の製
法により作製された褥瘡用貼付剤。 - 【請求項４】 前記褥瘡用薬剤が、白糖とポビドンヨー
ドとグリセリンとを混合したものであることを特徴とす
る請求項３に記載の褥瘡用貼付剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02321993A JP3227503B2 (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | 褥瘡用貼付剤の製法および該製法により作製される褥瘡用貼付剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02321993A JP3227503B2 (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | 褥瘡用貼付剤の製法および該製法により作製される褥瘡用貼付剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06209989A JPH06209989A (ja) | 1994-08-02 |
| JP3227503B2 true JP3227503B2 (ja) | 2001-11-12 |
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ID=12104549
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02321993A Expired - Fee Related JP3227503B2 (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | 褥瘡用貼付剤の製法および該製法により作製される褥瘡用貼付剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3227503B2 (ja) |
-
1993
- 1993-01-19 JP JP02321993A patent/JP3227503B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06209989A (ja) | 1994-08-02 |
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