JPH0197469A - 新規な医薬用包帯剤 - Google Patents

新規な医薬用包帯剤

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JPH0197469A
JPH0197469A JP63162342A JP16234288A JPH0197469A JP H0197469 A JPH0197469 A JP H0197469A JP 63162342 A JP63162342 A JP 63162342A JP 16234288 A JP16234288 A JP 16234288A JP H0197469 A JPH0197469 A JP H0197469A
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dressing
skin
reagent
dressing according
bandage
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JP63162342A
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John C Charkoudian
ジョン・シー・チャーコウディアン
Robert W Etheredge Iii
ロバート・ダブリュー・エゼレッジ・ザ・サード
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Kendall Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ヒトの皮膚、又は動物の皮膚への、薬剤又は
その他の生物活性剤の局所適用に関し、更に詳細には、
かかる適用のための新規な系に関する。
勿論、周知の如く、典型的な薬局の大衆薬(OTC薬)
の陳列棚には、鎮痛性、細菌に対する作用及び誘導刺激
性(これらに限定されないカリを含む種々の効果を目的
とする皮膚への適用用の軟膏の入ったチェープ、ジャー
等が陳列整理されている。
しかし、前記の如くの軟膏剤の適用は、典型的には不快
で非定量的であり、衣服又はその他の物に接触すると、
目的の部位以上に拡がってしまう。
薬剤の局所適用のための種々の包帯剤も公知であり、例
えば以下の特許文献に記載されている。
マエス(Maeth)氏に与えられた米国特許第3.2
49.109号明細書は、粘膜に対する局所適用用医薬
製剤、特に、歯肉手術後の術後包帯剤としての医薬製剤
を開示する。該製剤は、支持体材料と、特定量のゼラチ
ン、水、ペクチン、多価アルコール可塑剤、そして、場
合により薬学的に活性な成分(例えば、前記明細書の2
欄に列挙されている殺菌剤、静菌剤、制酸剤、麻酔剤、
止血剤及びその他の剤)を含有するゼラチン基剤とを有
する。
チェ7(Chen)氏に与えられた米国特許第3,33
9゜546号明細書は、身体の外表面や体腔内面に適用
できる包帯剤を開示しており、該包帯剤は、その−表面
に、水不溶性の粘稠ゴム−様弾性結合剤と混合された水
溶性又は膨潤性ヒドロコロイドのブレンドを含有する粘
着性ゴム様接着用組成物を固定した水不浸透性フィルム
からなる。2欄に開示されているように接着用組成物に
、インシュリン、抗生物質、例えばベンゾカイン等の麻
酔剤、抗炎症剤等の薬剤を配合してもよい。
ゴールドファーブ(Goldfarb)氏に与えられた
米国特許第3,464,413号明細書は、医療用包帯
剤、例えば、外科用包帯剤、救急処置用包帯剤、軍用医
療用包帯剤、手術用包帯剤等に関し、該包帯剤は、その
上に顕微鏡的に見たとき分離状態になっている複数のカ
プセルを粘着させており、そのカプセルはその外殻内に
薬剤を含有する液滴を封入している。開示さている薬剤
には、傷又は火傷治療用薬剤、消毒剤、抗生物質、血液
凝固剤、局所麻酔剤等がある。
ザファロニ(Zaffaroni)氏に与えられた米国
特許第3.598.122号明細書は、経皮吸収又は経
粘膜吸収により全身作用活性薬を制御された量で継続投
与するための医療用包帯剤に関する。該包帯剤は、支持
体材料、薬剤の放出速度を制御する壁材内に閉じこめら
れている薬物を含有する独立中間貯蔵層、及び皮膚に接
触するための感圧接着剤を含むサンドインチ状物からな
る。第3〜4欄に亘るパラグラフに挙げられている適切
な薬物には、抗菌剤、鎮静剤、催眠剤、心的エネルギー
付与剤、トランキライザー、ホルモン荊、男性ステロイ
ド剤、女性ステロイド剤、黄体ホルモン性ステロイド剤
、チロキシン、解熱剤、鎮痙剤、抗マラリア剤、及び栄
養剤がある。
ロビンソン(1?obinson)氏等に与えられた米
国特許第3,632,740号明細書は、皮膚障害の治
療のための抗炎症有効量のコルチコステロイドを含有す
る、特性化されている粘着層を有する粘着テープを開示
する。
ザファロ二氏に与えられた米国特許第3,73L683
号明細書は、局所用活性薬剤を制御して放出する医療用
包帯剤に関する。該包帯剤は、支持体と放出を制御する
壁材内に閉じこめられている局所用活性薬剤を含有する
複数のマイクロカプセルを有する感圧接着剤とからなる
。局所用活性薬剤には、発汗防止剤、デオドラント剤、
収れん剤、刺激剤、抗真菌剤、角質溶解剤、抗炎症剤及
び抗菌剤がある(第6欄)。
モリ(Mori)氏等に与えられた米国特許第3.86
7゜520号明細書は、キャリアー中に治療薬を溶解又
は分散する概念を教示する。該キャリアーはポリアミノ
酸の連続マトリックスを有するフィルム中に分散分離相
を形成し、そして、フィルム温度が体温まで上昇すると
、フィルム表面へ移動する傾向にある。それにより、徐
々に治療薬を、皮膚δこ接触するフィルム表面に移行さ
せる。更に詳細には、該明細書は、(a)固体フィルム
−形成マトリックスとしての少なくとも1種の特定アミ
ノ酸;(b)前記マトリックス中に分散され、37°C
で液体若しくは半固体状であり、かつ同温度でフィルム
表面へ移動するキャリア;及び(c)該キャリアー中に
分散されている薬剤から実質的になる、密封包帯剤用身
体接触固体フィルムを記゛載する。キャリアー若しくは
キャリアー成分としてこの目的に適していると言われる
材料には、概して、油、脂肪及びワックスがあり、特に
、半乾燥で乾燥していない植物油、動物脂及び植物ワッ
クス、動物ワックス若しくは鉱物ワックスがある(第2
1111)。
第31111Iに、薬剤は、概して、局所適用に適する
生物学的又は化学療法的薬剤、すなわち、身体の医療に
効果を有することのできる薬剤でありうると記述されて
いる。特に、殺菌剤、抗真菌剤及びホルモンが挙げられ
ている。この医療用フィルムは直接皮膚に適用され、そ
して適用済フィルムの接触していない(外側)表面に移
動するキャリアーを吸収させるためにフィルムをガーゼ
で覆うのが好ましい。
最後の文献として、ノダ(Noda)氏等に与えられた
米国特許第4,455.146号明細書は、熱可望性エ
ラストマー、油若しくは高級脂肪酸、粘着付与剤及び医
療用成分からなるプラスターに関する。
該プラスターは皮膚に貼った時、粘着性及び粘着強度性
を満足に発揮すると同時に、痛み若しくは刺激 なしで
、はがすことができると記述している。第3111fに
は、有用な薬剤成分が挙げられている。
上記の検討から、特許文献は皮膚に生物学的に活性な薬
剤を適用するための、種々の処方、組成物及び構造を教
示することが理解できるであろう。
しかし、種々の理由のためそれらが、実行可能であるか
、実際的であるか若しくは経費がどうであるがKついて
不知であり、これらの製品がかって商業的に受は入れら
れたのか発明者達は認識していない。
本発明は、簡便であるが、しかし、所望により、皮膚の
目標部位に薬剤を有効に放出するための卓越した系に関
する。そして本系は周知の包帯構造を利用するものであ
る。
本発明では、それ自身公知の構成の包帯(例えば、創傷
用包帯に通常使用される種類の滅菌包帯又は救急処置用
包帯、ス) IJツブ包帯若しくは指用包帯等の種々知
られた種類の接着包帯)の吸収性の織布成分又は不織布
成分に、有効量の薬剤又はその他の生物活性試薬を含有
する基剤を塗布するか又は含浸する。該基剤は、室温で
固体であるが、低融点(例えば40°C)であり、且つ
皮膚と接触すると直ちに、すなわち包帯剤の適用後直ち
に、局所用に薬剤を放出しうる軟質でワックス様の材料
からなる。
好適な実施態様では、皮膚の傷用の包帯として使用する
目的のものであり、局所適用用の薬剤は、治癒の促進及
び/又は使用者の快適感を付与しうるちの、例えば麻酔
剤、反対刺激剤、殺真菌剤又は殺菌剤等である。
前述したように、本発明は、それ自身公知の構成の包帯
剤に関する。該包帯剤は、適用後直ちに目標部位、すな
わち、皮膚の裂傷部、過敏部、火傷部、昆虫による咬創
部、その他の損傷部へ局所用薬剤を放出しうる。本発明
で放出を予定されている薬剤には、これらに限定されな
いが、救急処置用にチューブ、ジャー等の形態で大衆薬
として薬局向に典型的に販売されているようなものがあ
る。このような関連では、本発明を、損傷部位用の滅菌
保護被覆と液剤又は軟膏剤として従来から別々に適用さ
れている1種若しくはそれ以上の薬剤とを結合する単一
の包帯剤と見ることができる。
包帯パッド材料は、包帯剤として従来から使用されてい
る天然若しくは合成繊維の織布又は不織布のいずれであ
ってもよい。小損画部の救急、処置用に通常使用される
指用包帯のような粘着性包帯であってもよく、このまし
くはそのような包帯である。
従って、最も広い態様では、本発明を、包帯パッド材料
に、皮膚の損傷部位への適用のための薬剤含有基剤を含
浸又は塗布することに関すると言える。目標部位への適
用で、含浸済包帯は治療用の活性成分を放出する。過去
においては、前記局所用薬剤の適用では、不快で非定量
的でかつ容易に落ちやすい軟膏剤及び液剤の使用が必要
であったが、本発明では、寸法的に安定な構造を与え、
その結果、薬剤が所望に応じて目標部位へ都合よく放出
される。
本発明では、薬剤を放出するための基剤は、例えば40
℃(104°F)以下の低融点の軟質若しくはワックス
様の物質であり、室温で、水分又は例えば皮脂等のその
他の液状物の不存在下で拡がらない物質である。明細書
中で使用されている。「ワックス様」という語は、(ウ
ェブスター辞典に定義されているような)軟質で外の環
境に影響を受けやすい若しくは容易に注型されるような
、ワックスにたとえられる又はワックスに類偵している
物質を含みかつ、ワックスの化学的定義(すなわち、脂
肪酸とグリセリン以外のアルコールとのエステル)に限
定されない。上記の化学的定義内の動物又は植物由来の
ワックスに加えて、例えばポリエチレングリコール10
00.1450.1500又は1540 (これらの混
合物を含む)等のポリエチレングリコール(エチレング
リコールから誘導されるポリグリコール)、ラノリン、
ペトロラタム、合成ワックス等のワックス様物質が挙げ
られる。
本発明の実施に特に有用なものは、前述したポリエチレ
ングリコールである。ポリエチレングリコールは、殆ど
瞬時に皮膚から水分を吸収し、それにより、融点を更に
下げる。
前記ワックス様基剤によって分散又は運搬されることの
できる薬剤は、例えば前述した米国特許明細書に開示さ
れているような偏部、火傷部、その他の損傷部に典型的
に局所に通例適用される薬剤のいずれかでありうる。例
示として、ベンゾカイン等の麻酔剤、サルチル酸又は安
息香酸等の角質溶解剤、例えば、ヒドロコルチゾン、酢
酸ヒドロコルチゾン等のコルチコステロイドのような抗
炎症剤、バシトラシン若しくは塩化ベンザルコニウム又
はネオマイシン等の抗菌剤、及び特定の所望の機能を達
成する大衆薬に見出されるようなその他の局所用薬剤が
挙げられる。
前記薬剤は、ワックス様基剤を加熱することによって液
化し、次いで薬剤を溶解又は分散させることによって、
簡単に配合できる。
基剤に対する薬剤の割合は、勿論、使用される特定の薬
剤に応じて変更しうるものであり、従って、正確な量的
定義はできない。しかし、概して、局所用製剤の総重量
を基準にして、5〜15重量%の薬剤を使用できるとい
いうる。
本発明では、薬剤の局所適用のためのワックス様基剤に
は、その他の材料を含有できる。このための特定の有用
な添加剤は、ポリビニルピロリドン(PVP)であり、
例えば、K90等級pvp対ワックス様材料が4:6乃
至6:4の重量比である。
PvPは水溶性であるが、ポリエチレングリコールと混
合すると、例えば、水を吸収するまで、非常に粘着性に
なる。この粘着性は、皮膚への局所用処方の接触を増加
させるのに役立ちうる。しかし、皮膚から水が吸収され
ると、直ちに非常に流動性でかつ非粘着性となり、それ
によって薬剤を含むポリエチレングリコールを放出する
。配合できる他の材料の例として、ポリビニルアルコー
ル、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロース、デンプン−置換ポリエチレングリコール及ヒ
二置換ポリエチレングリコール、n−ビニルピロリドン
のコポリマー、浸透促進剤等の試薬、等を挙げることが
できる。
適用される薬剤を含有するワックス様調合物を、公知の
織布又は不織布包帯材料に含浸させるか又は塗布させる
ことができる。例えば、前記フックス様調合物を、揮発
性有機溶媒、例えば、メタノール、エタノール、シクロ
ヘキサン、アセトン、ジエチルエーテル、ヘキサン又は
ヘプタン、の溶液として包帯中に含浸させてもよい。こ
の場合、包帯は、ワックス様材料、薬剤及び何れかの付
加物からなる溶液で含浸され、次いで溶媒を留去する。
揮発性溶媒を使用する代わりに、ワックス様調合物を単
に溶融し、次いで包帯材料に含浸させるか又は塗布して
もよい。
いずれにしても、ワックス様調合物は、包帯支持体上で
層を形成し、後述するように、包帯剤が目標部位に貼ら
れると数秒以内に局所適用用活性薬剤を放出する。
本発明で特定的に興味のあるものに、局所的な痛み若し
くは不快感に対して、例えば、ベンゾカイン等の麻酔剤
の適用、掻痒感、例えば、昆虫による咬創、に対してヒ
ドロコルチゾンの適用、そして 疹(にきび)等の皮膚
障害に対してサリチル酸の適用がある。
本発明の実施では、包帯支持体に使用できる織布及び不
織布は、濡れの力及び吸上げの力の広い範囲のものにわ
たっており、そして繊維の組み合わせを、使用される特
定の処方に依存して使用できる。
最適の結果の目的のために、包帯剤用布は、局所用処方
について可及的に保持力を得るように選択されるであろ
う。例えば、親水性の処方を使用する場合、その処方の
濡れ及び吸上げを可及的に多くするように、例えば、綿
、レーヨン又は親水性ポリエステル等の極性包帯材料を
選択する二七によって最良の結果が得られる。一方、疏
水性の処方を使用する場合、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、又は疏水性ポリエステル製布が、概して最適の保
持力を与えるであろう。
実際に製造する見地から、市販されている材料から容易
に大量生産できるという意味で、本発明は工業的に実行
できる。例えば、工業的規模で、それ自身公知の塗布シ
ステムより布のロールの連続含浸を利用でき、次いで個
々の包帯剤にスリント若しくは切断できる。又、製造上
、例えば、医薬用接着剤表面若しくは皮膚用接着テープ
等の支持体の上に包帯用材料を切断若しくは貼り合わせ
てもよく、次いでパッド材料(包帯用材料)の接触して
いない方の面に一定量の局所用処方を塗布することが考
慮される。
後者のシステムは、小さな傷部位の不快さを緩和するた
めに放出される麻酔剤等の薬剤を有する指用包帯剤の製
造に特に有効である。
(実施例) 例示のためにのみ、以下に実施例を示す。
実施例 l 80gのポリエチレングリコール(平均分子量=145
0)を50℃で融かし、次いで撹拌しながら20gのベ
ンシカインを加え、澄明な溶液を形成した。
次いで、得られた溶液をrWEBRIL R(100χ
綿製不織布のケンドール社の商標)」に120g/平方
ヤードの割合で塗布し、約200平方インチの含浸法不
織布を得た。この塗布済不織布は、−見光沢のあるワッ
クス様感覚の表面を有し、布の間のすき間に塗布溶液の
一部が含浸若しくは浸入していた。
次いで、塗布法不織布を、「指用包帯剤」の寸法(約1
インチX0.75インチ)に切断し、r CURAD(
ケンドール社の商標)j指用包帯に使用されている種類
の第3番医薬用等級の接着剤ストリップ(多くの穴をあ
けられているポリエステル製支持体上にアクリル接着剤
が塗布されている)の塗布面上の中心位置に配置し、通
常の方法で一対の重ね合わせ保護剥離用シートを得られ
た不織布及び接着剤上に被覆することにより、ベンゾカ
イン含有ワックス様基剤を有する以外は公知の構成を有
する指用包帯剤を得た。
得られた包帯剤の皮膚への適用において、ベンゾカイン
は包帯剤から皮膚へ極めて迅速に移行した。以下に明ら
がKする移行速度の検討から一層明らがKなるであろう
実施例 2 40g (Dポリビニルピロリド7 (PVP) (K
90等級)、60gのポリエチレングリコール400及
び25gのベンゾカインを、−晩ボールミル上でこれら
の成分を回転させることによって、125 dのメタノ
ールに溶解した。気泡を除去した後、得られた液体を、
実施例1に記載した不織布に塗布し、しみ込ませた。次
いで、メタノール溶媒を、穏やかな熱(50”C)下で
空気乾燥することによって除去した。20重量%のベン
ゾカイン(総固形分基準)を含有する、得られた含浸済
不織布は、手ざわりが非常に粘着性であることが観察さ
れたが、熱(100°C)に安定であった。実施例1に
記載した方法で、含浸済不織布から指用包帯剤を製造し
た。指と接触すると、包帯剤はその粘着性を失い、局所
適用用のベンゾカインを放出しながら、急速に流体とな
った。開始時の粘着性の見地から、包帯剤は皮膚とのす
ぐれた接触性を有することが認められ、それにより、ベ
ンゾカインの放出を速めた。
本発明の指用包帯剤の皮膚への適用において、ベンゾカ
インは、所望の部位、例えば傷口に、非常に迅速に移動
した。これは、例えば、適用後、15〜30秒で目標部
位を洗浄し、ベンゾカインについて洗浄液を分析するこ
とによって示すことが出来た。更に、洗浄済目標部位に
対して、数回、同一の包帯剤の再適用によって、実質的
に同等の追加の移行が起こることが示され、ワックス様
基剤マトリックスが、長期間にわたってベンゾカインを
放出するであろうということが示された。
実施例1の指用包帯剤について、1時間までの種々の時
間にわたって、定量的評価を行った。
局所的に放出されたベンゾカインのおおよその量は次の
通りである。
時間(分)     量(μg) 2、.5       32±6 5.0       47±12 10.0       75±5 60.0       97±15 上述のように2.5分未満の定量分析はしなかったが、
生体内の主観的試験により皮膚への移行の迅速性が確認
された。特に、実施例1の包帯剤を唇に接触させること
によって確認された。わずか数秒で、しびれ感を経験し
た。
実施例1の指用包帯剤から経皮的に放出されたベンゾカ
インの量と、塗布した市販のベンシカイン軟膏から放出
された量との比較の検討も行った。
実施例1の指用包帯剤で細胞中に放出されたおおよその
量は次の通りであった。
時間(分)   量(μg) 10     2±1 2010±6 3024±12 4042±23 5064±34 6087±44 上記の結果と異なり、市販の軟膏基剤では、30分で1
0gg未満、50分で約20μgそして、60分で約3
0μg放出され、市販の基剤と比較して前記指用包帯剤
のワックス様マトリックスが著しくすぐれていることが
示された。これに関連して、軟膏剤は(どんな軟膏でも
おそらく典型的にはそうであるように)より厚い層で塗
布した。その結果、これは予測されたことであるが、軟
膏剤の放出は塗布量ではなく、最も重要な基剤からの放
出の効重性にあることを立証するということが更に了解
しうるであろう。
実施例10指用包帯剤を、3力月にわたって120°F
で保管することによって、保存期間の安定性試験を行っ
た。期間経過後、構造において有意な劣化は認められな
かった。
前述したように、例えば、小さな創傷、昆虫による校則
、その他の小さな皮膚刺激等に対する皮膚被覆等の救急
処置用包帯として、通常に使用される種類の包帯に、薬
剤を組み入れるような好ましい目的の用途に重要性があ
る。予測されるように、滅菌された保護被覆を与えるの
に加えて、皮膚への上記のような侵入に通常伴う不快感
を緩和することもしばしば好ましい。このために、軟膏
剤が市販されている。しかし、かかる薬剤の使用は不快
で取扱いにくく、さらに加えて救急処置具を必要とする
ことが了解されるであろう。本発明は、包帯剤を適用す
る目標部位に、要求に応じて、必要量の薬剤を放出する
ための卓越した代案を与える。
本発明が、その他の局所適用、例えば、小創傷の救急処
置以外の目的のための薬剤又は他の生物活性剤を放出す
る等にも応用でき、従ってかかるその他の局所適用も意
図されていることが、当業者に明らかであろう。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、生物活性試薬を含有するマトリックス基剤で塗布又
    は含浸されている、少なくとも一種の布製パッドからな
    り、該生物活性試薬の局所適用のために皮膚上に配置さ
    れるようになっている包帯剤であって、該基剤が、低融
    点であり、かつ室温で液体の不存在下で拡がらないが、
    しかし、皮膚と接触すると前記含有されている生物活性
    試薬を迅速に放出しうる軟質でワックス様の材料からな
    ることを特徴とする前記包帯剤。 2、前記試薬が麻酔剤、反対刺激剤、抗真菌剤及び殺菌
    剤からなる群から選択されることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の包帯剤。 3、皮膚に前記包帯剤を接着するための接着手段を有す
    る特許請求の範囲第1項記載の包帯剤。 4、前記布が不織布である特許請求の範囲第1項記載包
    帯剤。 5、前記布製パッドが接着テープのストリップ上の中心
    に配置されている指用包帯の形体をしていることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の包帯剤。 6、前記生物活性試薬がベンゾカインである特許請求の
    範囲第5項記載の包帯剤。 7、生物活性試薬を含有するポリエチレングリコールか
    らなるマトリックス基剤で塗布又は含浸されている、少
    なくとも一種の布製パッドからなり、該生物活性試薬の
    局所適用のために皮膚上に配置されるようになっている
    包帯剤であって、該基剤が40°未満の融点を有するこ
    とにより、かつ皮膚との接触に続いて基剤内に含有され
    ている前記生物活性試薬の迅速な放出により特徴づけら
    れる前記包帯剤。 8、前記試薬が麻酔剤、反対刺激剤、抗真菌剤及び殺菌
    剤からなる群から選択されることを特徴とする特許請求
    の範囲第7項記載の包帯剤。 9、皮膚に前記包帯剤を接着するための接着手段を有す
    る特許請求の範囲第7項記載の包帯剤。 10、前記布が不織布である特許請求の範囲第7項記載
    包帯剤。 11、前記布製パッドが接着テープのストリップ上の中
    心に配置されている指用包帯の形体をしていることを特
    徴とする特許請求の範囲第7項記載の包帯剤。 12、前記生物活性試薬がベンゾカインである特許請求
    の範囲第11項記載の包帯剤。 13、前記マトリックス基剤がポリビニルピロリドンを
    更に含む特許請求の範囲第7項記載の包帯剤。 14、前記試薬が麻酔剤、反対刺激剤、抗真菌剤及び殺
    菌剤からなる群から選択されることを特徴とする特許請
    求の範囲第13項記載の包帯剤。 15、皮膚に前記包帯剤を接着するための接着手段を有
    する特許請求の範囲第13項記載の包帯剤。 16、前記布が不織布である特許請求の範囲第13項記
    載包帯剤。 17、前記布製パッドが接着テープのストリップ上の中
    心に配置されている指用包帯の形体をしていることを特
    徴とする特許請求の範囲第13項記載の包帯剤。 18、前記ポリビニルピロリドンがK90等級である特
    許請求の範囲第17項記載の包帯剤。 19、ポリビニルピロリドン対ポリエチレングリコール
    の重量比が約4:6乃至6:4である特許請求の範囲第
    17項記載の包帯剤。 20、前記試薬がベンゾカインである特許請求の範囲第
    19項記載の包帯剤。
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