JP3227479B2 - 液体燃料燃焼装置 - Google Patents
液体燃料燃焼装置Info
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- JP3227479B2 JP3227479B2 JP06075396A JP6075396A JP3227479B2 JP 3227479 B2 JP3227479 B2 JP 3227479B2 JP 06075396 A JP06075396 A JP 06075396A JP 6075396 A JP6075396 A JP 6075396A JP 3227479 B2 JP3227479 B2 JP 3227479B2
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- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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- Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)
- Regulation And Control Of Combustion (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、石油ファンヒータ
などのような気化式の暖房器具として用いられる液体燃
料燃焼装置に係り、詳しくは、弱燃焼時における燃焼状
態の安定化を図るための技術に関する。
などのような気化式の暖房器具として用いられる液体燃
料燃焼装置に係り、詳しくは、弱燃焼時における燃焼状
態の安定化を図るための技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の液体燃料燃焼装置としては、図
７及び図８で全体構造を簡略化して示すような石油ファ
ンヒータが従来から知られており、この石油ファンヒー
タにおいては、燃料タンク１内に貯溜された液体燃料２
である灯油を電磁ポンプ３でもって送油管４を通じなが
ら気化器５へと供給し、かつ、高温状態にある気化器５
内で気化された灯油をノズル６から噴出してバーナ７へ
供給すると同時に、灯油の噴出に伴って吸引された一次
空気と気体状の灯油とをバーナ７内で混合したうえ、バ
ーナ７の上部で燃焼させることが行われている。そし
て、バーナ７の本体周囲にはバーナボックス８が配置さ
れる一方、バーナ７の上部周囲には燃焼炎を取り囲んで
安定化するための燃焼室９が配置されている。
７及び図８で全体構造を簡略化して示すような石油ファ
ンヒータが従来から知られており、この石油ファンヒー
タにおいては、燃料タンク１内に貯溜された液体燃料２
である灯油を電磁ポンプ３でもって送油管４を通じなが
ら気化器５へと供給し、かつ、高温状態にある気化器５
内で気化された灯油をノズル６から噴出してバーナ７へ
供給すると同時に、灯油の噴出に伴って吸引された一次
空気と気体状の灯油とをバーナ７内で混合したうえ、バ
ーナ７の上部で燃焼させることが行われている。そし
て、バーナ７の本体周囲にはバーナボックス８が配置さ
れる一方、バーナ７の上部周囲には燃焼炎を取り囲んで
安定化するための燃焼室９が配置されている。
【０００３】また、この際、燃焼室９の背面側には常温
の外部空気を吸引したうえで燃焼ガスを含む温風として
吹き出すための送風ファン１０が配置されており、この
送風ファン１０はマイクロコンピュータである制御部
（図示せず）からの指示に基づいてバーナ７の燃焼状態
に対応しながら回転数制御されることになっている。す
なわち、この燃焼装置においては、燃焼炎の発熱量に対
応した送風ファン１０の回転数制御が実行されており、
発熱量が大きい強燃焼時には送風ファン１０の回転数を
高く設定し、かつ、発熱量の小さい弱燃焼時には送風フ
ァン１０の回転数を低く設定することが行われる。
の外部空気を吸引したうえで燃焼ガスを含む温風として
吹き出すための送風ファン１０が配置されており、この
送風ファン１０はマイクロコンピュータである制御部
（図示せず）からの指示に基づいてバーナ７の燃焼状態
に対応しながら回転数制御されることになっている。す
なわち、この燃焼装置においては、燃焼炎の発熱量に対
応した送風ファン１０の回転数制御が実行されており、
発熱量が大きい強燃焼時には送風ファン１０の回転数を
高く設定し、かつ、発熱量の小さい弱燃焼時には送風フ
ァン１０の回転数を低く設定することが行われる。
【０００４】さらに、この燃焼室９の背面板９ａには水
平状に並列配置された複数個の空気取入口１１が形成さ
れており、送風ファン１０から燃焼室９内の燃焼炎に対
しては空気取入口１１を通過した燃焼用の二次空気Ａが
直接的に供給されることになっている。なお、図中の符
号１２はノズル６の開閉操作用電磁弁、１３は気化器５
内の残油を燃料タンク１へと戻す返油管、１４はカート
リッジタンク、１５は温風吹出口に設けられたルーバで
あり、燃焼装置を構成する機器個々の動作や機器相互間
の連動動作は制御部によって統括的に制御されている。
平状に並列配置された複数個の空気取入口１１が形成さ
れており、送風ファン１０から燃焼室９内の燃焼炎に対
しては空気取入口１１を通過した燃焼用の二次空気Ａが
直接的に供給されることになっている。なお、図中の符
号１２はノズル６の開閉操作用電磁弁、１３は気化器５
内の残油を燃料タンク１へと戻す返油管、１４はカート
リッジタンク、１５は温風吹出口に設けられたルーバで
あり、燃焼装置を構成する機器個々の動作や機器相互間
の連動動作は制御部によって統括的に制御されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
液体燃料燃焼装置においては、送風ファン１０の回転数
制御によって燃焼室９内の燃焼炎に対する二次空気Ａの
供給量を制御することを行っているのであるが、発熱量
の大きな強燃焼時の燃焼炎に対して二次空気Ａを直接的
に供給した場合には燃焼炎の温度が下がる結果、燃焼に
伴う窒素酸化物の発生を抑制できるという効果が得られ
る。しかしながら、発熱量の小さな弱燃焼時の燃焼炎に
対して二次空気Ａを供給し過ぎると、燃焼炎を冷却し過
ぎることによって燃焼不良を招くことになり、臭気が発
生するばかりか、一酸化炭素の発生量も増大することに
なってしまう。
液体燃料燃焼装置においては、送風ファン１０の回転数
制御によって燃焼室９内の燃焼炎に対する二次空気Ａの
供給量を制御することを行っているのであるが、発熱量
の大きな強燃焼時の燃焼炎に対して二次空気Ａを直接的
に供給した場合には燃焼炎の温度が下がる結果、燃焼に
伴う窒素酸化物の発生を抑制できるという効果が得られ
る。しかしながら、発熱量の小さな弱燃焼時の燃焼炎に
対して二次空気Ａを供給し過ぎると、燃焼炎を冷却し過
ぎることによって燃焼不良を招くことになり、臭気が発
生するばかりか、一酸化炭素の発生量も増大することに
なってしまう。
【０００６】そこで、弱燃焼時には送風ファン１０の回
転数を低くして風量を減らすことが行われているのであ
るが、回転数を低くしたとしても送風ファン１０の動作
を停止することはできないため、燃焼室９の背面板９ａ
に形成された空気取入口１１を通過して吹き込まれた二
次空気Ａが燃焼炎に対して過多な状態で供給されること
になり、燃焼室９内の温度が下がり過ぎることを防止で
きなくなってしまう。その結果、従来構成とされた燃焼
装置では、弱燃焼時の燃焼不良に伴う臭気及び一酸化炭
素が発生し易くなるという不都合を避けることができな
いのが実情であった。
転数を低くして風量を減らすことが行われているのであ
るが、回転数を低くしたとしても送風ファン１０の動作
を停止することはできないため、燃焼室９の背面板９ａ
に形成された空気取入口１１を通過して吹き込まれた二
次空気Ａが燃焼炎に対して過多な状態で供給されること
になり、燃焼室９内の温度が下がり過ぎることを防止で
きなくなってしまう。その結果、従来構成とされた燃焼
装置では、弱燃焼時の燃焼不良に伴う臭気及び一酸化炭
素が発生し易くなるという不都合を避けることができな
いのが実情であった。
【０００７】本発明は、このような実情に鑑みて創案さ
れたものであって、弱燃焼時には二次空気の供給を遮断
することが可能であり、燃焼不良を招く恐れのない液体
燃料燃焼装置の提供を目的としている。
れたものであって、弱燃焼時には二次空気の供給を遮断
することが可能であり、燃焼不良を招く恐れのない液体
燃料燃焼装置の提供を目的としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１に係る
液体燃料燃焼装置は、気化された液体燃料を一次空気と
混合して燃焼させるバーナと、燃焼炎を取り囲んで配置
された燃焼室と、燃焼室の背面側に配置されたうえで燃
焼状態に対応して回転数制御される送風ファンとを具備
しており、燃焼室の背面板には送風ファンから供給され
る燃焼用の二次空気が通過する空気取入口が形成されて
なる液体燃料燃焼装置において、送風ファンから供給さ
れる二次空気の風量に対応して、二次空気の風量が増加
するのに従って自重に抗して開動作され、かつ、風量が
減少するのに従って自重により閉動作される開閉手段を
備えたものである。
液体燃料燃焼装置は、気化された液体燃料を一次空気と
混合して燃焼させるバーナと、燃焼炎を取り囲んで配置
された燃焼室と、燃焼室の背面側に配置されたうえで燃
焼状態に対応して回転数制御される送風ファンとを具備
しており、燃焼室の背面板には送風ファンから供給され
る燃焼用の二次空気が通過する空気取入口が形成されて
なる液体燃料燃焼装置において、送風ファンから供給さ
れる二次空気の風量に対応して、二次空気の風量が増加
するのに従って自重に抗して開動作され、かつ、風量が
減少するのに従って自重により閉動作される開閉手段を
備えたものである。
【０００９】また、請求項２に係る液体燃料燃焼装置
は、気化された液体燃料を一次空気と混合して燃焼させ
るバーナと、燃焼炎を取り囲んで配置された燃焼室と、
燃焼室の背面側に配置されたうえで燃焼状態に対応して
回転数制御される送風ファンとを具備しており、燃焼室
の背面板には送風ファンから供給される燃焼用の二次空
気が通過する空気取入口が形成されてなる液体燃料燃焼
装置において、前記空気取入口を開閉動作する開閉手段
を設け、前記開閉手段に、送風ファンから供給される空
気を受けとめるための風受け板を設け、前記風受け板に
あたる風の強さによって、前記開閉手段を開閉動作する
ものである。さらに、請求項３に係る液体燃料燃焼装置
は、気化された液体燃料を一次空気と混合して燃焼させ
るバーナと、燃焼炎を取り囲んで配置された燃焼室と、
燃焼室の背面側に配置されたうえで燃焼状態に対応して
回転数制御される送風ファンとを具備しており、燃焼室
の背面板には送風ファンから供給される燃焼用の二次空
気が通過する空気取入口が形成されてなる液体燃料燃焼
装置において、空気取入口を開閉する開閉部材を設け、
燃焼温度に対応して前記開閉部材の開閉動作を行うため
の形状記憶合金からなる付勢手段を設け、燃焼温度が上
昇したときは、前記空気取入口を開動作し、燃焼温度が
低下したときは、前記空気取入口を閉動作するものであ
る。
は、気化された液体燃料を一次空気と混合して燃焼させ
るバーナと、燃焼炎を取り囲んで配置された燃焼室と、
燃焼室の背面側に配置されたうえで燃焼状態に対応して
回転数制御される送風ファンとを具備しており、燃焼室
の背面板には送風ファンから供給される燃焼用の二次空
気が通過する空気取入口が形成されてなる液体燃料燃焼
装置において、前記空気取入口を開閉動作する開閉手段
を設け、前記開閉手段に、送風ファンから供給される空
気を受けとめるための風受け板を設け、前記風受け板に
あたる風の強さによって、前記開閉手段を開閉動作する
ものである。さらに、請求項３に係る液体燃料燃焼装置
は、気化された液体燃料を一次空気と混合して燃焼させ
るバーナと、燃焼炎を取り囲んで配置された燃焼室と、
燃焼室の背面側に配置されたうえで燃焼状態に対応して
回転数制御される送風ファンとを具備しており、燃焼室
の背面板には送風ファンから供給される燃焼用の二次空
気が通過する空気取入口が形成されてなる液体燃料燃焼
装置において、空気取入口を開閉する開閉部材を設け、
燃焼温度に対応して前記開閉部材の開閉動作を行うため
の形状記憶合金からなる付勢手段を設け、燃焼温度が上
昇したときは、前記空気取入口を開動作し、燃焼温度が
低下したときは、前記空気取入口を閉動作するものであ
る。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【００１１】図１は本実施の形態に係る石油ファンヒー
タの全体構造を簡略化して示す側断面図、図２はその要
部構造を拡大して示す側断面図であり、図３は図２中の
Ｘ−Ｘ線に沿って切断された石油ファンヒータの要部構
造を示す正面断面図である。なお、石油ファンヒータの
全体構造は従来形態と基本的に異ならないので、図１な
いし図３において図７及び図８と互いに同一となる機器
及び部品については同一符号を付し、ここでの構成及び
動作についての詳しい説明は省略する。
タの全体構造を簡略化して示す側断面図、図２はその要
部構造を拡大して示す側断面図であり、図３は図２中の
Ｘ−Ｘ線に沿って切断された石油ファンヒータの要部構
造を示す正面断面図である。なお、石油ファンヒータの
全体構造は従来形態と基本的に異ならないので、図１な
いし図３において図７及び図８と互いに同一となる機器
及び部品については同一符号を付し、ここでの構成及び
動作についての詳しい説明は省略する。
【００１２】本実施の形態に係る石油ファンヒータは、
従来同様、気化された液体燃料２を一次空気と混合して
燃焼させるバーナ７と、バーナ７上部で燃焼する燃焼炎
を取り囲んで配置された燃焼室９と、燃焼室９の背面側
に配置された送風ファン１０とを具備して構成されたも
のであり、燃焼室９の背面板９ａには送風ファン１０か
ら供給される燃焼用の二次空気Ａが通過する複数個（図
では、４個）の空気取入口１１が水平状に並列配置され
たうえで形成されている。そして、この燃焼装置を構成
する機器個々の動作や機器相互間の連動動作はマイクロ
コンピュータからなる制御部（図示せず）でもって統括
的に制御されることになっており、送風ファン１０は制
御部からの指示に基づいてバーナ７の燃焼状態に対応し
ながら回転数制御されている。
従来同様、気化された液体燃料２を一次空気と混合して
燃焼させるバーナ７と、バーナ７上部で燃焼する燃焼炎
を取り囲んで配置された燃焼室９と、燃焼室９の背面側
に配置された送風ファン１０とを具備して構成されたも
のであり、燃焼室９の背面板９ａには送風ファン１０か
ら供給される燃焼用の二次空気Ａが通過する複数個（図
では、４個）の空気取入口１１が水平状に並列配置され
たうえで形成されている。そして、この燃焼装置を構成
する機器個々の動作や機器相互間の連動動作はマイクロ
コンピュータからなる制御部（図示せず）でもって統括
的に制御されることになっており、送風ファン１０は制
御部からの指示に基づいてバーナ７の燃焼状態に対応し
ながら回転数制御されている。
【００１３】すなわち、ここでは、燃焼炎の発熱量に対
応したうえでの送風ファン１０の回転数制御が実行され
ており、発熱量が大きい強燃焼時には送風ファン１０の
回転数を高く設定して風量を増加させる一方、発熱量の
小さい弱燃焼時には送風ファン１０の回転数を低く設定
して風量を減少させることが行われている。なお、本実
施の形態においては、燃焼室９の背面板９ａに形成され
た空気取入口１１の個数が４個であるとしているが、１
個ないし３個であってもよく、あるいは、５個以上であ
っても差し支えないことは勿論である。
応したうえでの送風ファン１０の回転数制御が実行され
ており、発熱量が大きい強燃焼時には送風ファン１０の
回転数を高く設定して風量を増加させる一方、発熱量の
小さい弱燃焼時には送風ファン１０の回転数を低く設定
して風量を減少させることが行われている。なお、本実
施の形態においては、燃焼室９の背面板９ａに形成され
た空気取入口１１の個数が４個であるとしているが、１
個ないし３個であってもよく、あるいは、５個以上であ
っても差し支えないことは勿論である。
【００１４】また、本実施の形態に係る石油ファンヒー
タの燃焼室９を構成する背面板９ａに形成された空気取
入口１１それぞれの内面側には、燃焼炎の燃焼状態に対
応した開閉動作を行うことによって空気取入口１１の開
口面積を増減変化させる開閉部材としての矩形平板１７
が取り付けられている。そして、これらの矩形平板１７
は空気取入口１１の上側位置に沿う水平状として配置さ
れた支持棒１８でもって揺動自在に支持されたうえ、自
重による閉動作を実行して垂れ下がることによって空気
取入口１１を閉塞するものとなっている。また、これら
の矩形平板１７は、送風ファン１０から供給される二次
空気Ａが空気取入口１１を通過しながら燃焼室９内に吹
き込まれる際の風圧でもって自重に抗しながら押し上げ
られて開動作するものでもあり、これらの矩形平板１７
がどの程度まで開動作するかは空気取入口１１を通過す
る二次空気Ａの風圧と矩形平板１７の自重とによって決
まることになっている。
タの燃焼室９を構成する背面板９ａに形成された空気取
入口１１それぞれの内面側には、燃焼炎の燃焼状態に対
応した開閉動作を行うことによって空気取入口１１の開
口面積を増減変化させる開閉部材としての矩形平板１７
が取り付けられている。そして、これらの矩形平板１７
は空気取入口１１の上側位置に沿う水平状として配置さ
れた支持棒１８でもって揺動自在に支持されたうえ、自
重による閉動作を実行して垂れ下がることによって空気
取入口１１を閉塞するものとなっている。また、これら
の矩形平板１７は、送風ファン１０から供給される二次
空気Ａが空気取入口１１を通過しながら燃焼室９内に吹
き込まれる際の風圧でもって自重に抗しながら押し上げ
られて開動作するものでもあり、これらの矩形平板１７
がどの程度まで開動作するかは空気取入口１１を通過す
る二次空気Ａの風圧と矩形平板１７の自重とによって決
まることになっている。
【００１５】つまり、この際における開閉部材としての
矩形平板１７は、バーナ７の燃焼状態に対応したうえで
の回転数制御が制御部の指示に基づいて実行される送風
ファン１０から供給される二次空気Ａの風量に対応して
開閉動作するものであり、二次空気Ａの風量増加に従っ
て開動作する一方、二次空気Ａの風量減少に従って閉動
作するものとなっている。そこで、これらの矩形平板１
７は、強燃焼状態であるために送風ファン１０の回転数
が高く設定されることによって空気取入口１１を通過し
て燃焼室９内に吹き込まれる二次空気Ａの風量が増加し
た際には、図２中の仮想線で示すような位置まで開動作
することによって二次空気Ａをそのまま通過させること
になり、弱燃焼状態であるために送風ファン１０の回転
数が低く設定されて送風ファン１０から空気取入口１１
を通過して燃焼室９内に吹き込まれる二次空気Ａの風量
が減少した際には、自重でもって風量と釣り合う位置ま
で閉動作して空気取入口１１の開口面積を減少させるこ
とになる。
矩形平板１７は、バーナ７の燃焼状態に対応したうえで
の回転数制御が制御部の指示に基づいて実行される送風
ファン１０から供給される二次空気Ａの風量に対応して
開閉動作するものであり、二次空気Ａの風量増加に従っ
て開動作する一方、二次空気Ａの風量減少に従って閉動
作するものとなっている。そこで、これらの矩形平板１
７は、強燃焼状態であるために送風ファン１０の回転数
が高く設定されることによって空気取入口１１を通過し
て燃焼室９内に吹き込まれる二次空気Ａの風量が増加し
た際には、図２中の仮想線で示すような位置まで開動作
することによって二次空気Ａをそのまま通過させること
になり、弱燃焼状態であるために送風ファン１０の回転
数が低く設定されて送風ファン１０から空気取入口１１
を通過して燃焼室９内に吹き込まれる二次空気Ａの風量
が減少した際には、自重でもって風量と釣り合う位置ま
で閉動作して空気取入口１１の開口面積を減少させるこ
とになる。
【００１６】さらに、閉動作しながら送風ファン１０か
ら供給される二次空気Ａの風圧よりも自重の方が勝るこ
とになった矩形平板１７のそれぞれは、空気取入口１１
を閉塞したうえで燃焼室９内への二次空気Ａの吹き込み
を遮断することになり、燃焼炎に対する二次空気Ａの供
給は矩形平板１７が介在していることによって停止され
てしまう。そのため、送風ファン１０の動作が停止され
ない弱燃焼時であっても、矩形平板１７でもって閉塞さ
れた空気取入口１１を通過して燃焼室９内へと二次空気
Ａが供給されることはなくなり、燃焼炎に対しては二次
空気Ａが供給されないことになる。
ら供給される二次空気Ａの風圧よりも自重の方が勝るこ
とになった矩形平板１７のそれぞれは、空気取入口１１
を閉塞したうえで燃焼室９内への二次空気Ａの吹き込み
を遮断することになり、燃焼炎に対する二次空気Ａの供
給は矩形平板１７が介在していることによって停止され
てしまう。そのため、送風ファン１０の動作が停止され
ない弱燃焼時であっても、矩形平板１７でもって閉塞さ
れた空気取入口１１を通過して燃焼室９内へと二次空気
Ａが供給されることはなくなり、燃焼炎に対しては二次
空気Ａが供給されないことになる。
【００１７】なお、本実施の形態においては、開閉部材
である矩形平板１７が複数個の空気取入口１１それぞれ
と個別的に対応した大きさを有するとしているが、この
開閉部材が複数の空気取入口１１を一括的に閉塞し得る
大きさとされていてもよいことは勿論である。また、図
示省略しているが、これらの矩形平板１７を支持棒１８
に対して固定支持し、かつ、支持棒１８の一端部を燃焼
室９の側部にまで突出させたうえ、この突出端部に対し
て送風ファン１０から供給される空気を受け止めるため
の風受け板を設けた構成を採用することも可能であり、
このような構成を採用した際においても上記同様の動作
が行われることになる。
である矩形平板１７が複数個の空気取入口１１それぞれ
と個別的に対応した大きさを有するとしているが、この
開閉部材が複数の空気取入口１１を一括的に閉塞し得る
大きさとされていてもよいことは勿論である。また、図
示省略しているが、これらの矩形平板１７を支持棒１８
に対して固定支持し、かつ、支持棒１８の一端部を燃焼
室９の側部にまで突出させたうえ、この突出端部に対し
て送風ファン１０から供給される空気を受け止めるため
の風受け板を設けた構成を採用することも可能であり、
このような構成を採用した際においても上記同様の動作
が行われることになる。
【００１８】ところで、以上説明した石油ファンヒータ
では、開閉部材として取り付けられた矩形平板１７が、
送風ファン１０から供給される二次空気Ａの風量に対応
して開閉動作することになっているが、図４で示すよう
な第１の変形例に係る構成、または、図５及び図６で示
すような第２の変形例に係る構成とされた開閉部材を採
用することも可能である。すなわち、まず、第１の変形
例に係る開閉部材は、燃焼炎の燃焼温度、つまりは燃焼
室９内の温度に対応して開閉動作するものであり、ここ
での開閉部材は、図４の側断面図で示すように、燃焼室
９の背面板９ａに形成された空気取入口１１それぞれの
内面側に対して形状記憶合金製の巻バネ１９を介して各
別に連結され、かつ、本実施形態と同様の形状を有する
矩形平板１７となっている。
では、開閉部材として取り付けられた矩形平板１７が、
送風ファン１０から供給される二次空気Ａの風量に対応
して開閉動作することになっているが、図４で示すよう
な第１の変形例に係る構成、または、図５及び図６で示
すような第２の変形例に係る構成とされた開閉部材を採
用することも可能である。すなわち、まず、第１の変形
例に係る開閉部材は、燃焼炎の燃焼温度、つまりは燃焼
室９内の温度に対応して開閉動作するものであり、ここ
での開閉部材は、図４の側断面図で示すように、燃焼室
９の背面板９ａに形成された空気取入口１１それぞれの
内面側に対して形状記憶合金製の巻バネ１９を介して各
別に連結され、かつ、本実施形態と同様の形状を有する
矩形平板１７となっている。
【００１９】そこで、この際における矩形平板１７は、
燃焼温度が高くなるのに従った巻バネ１９の作用でもっ
て開動作し、燃焼温度が低くなるのに従った巻バネ１９
の作用でもって閉動作することになる。その結果、これ
らの矩形平板１７は、強燃焼状態であるために燃焼温度
が上昇すると、図４中の仮想線で示すような位置まで開
動作して空気取入口１１の開口面積を増加させながら二
次空気Ａを通過させることになる一方、弱燃焼状態であ
るために燃焼温度が低下した際における矩形平板１７
は、閉動作しながら空気取入口１１の開口面積を減少さ
せることになり、二次空気Ａが空気取入口１１を通過す
るのを妨げることになる。
燃焼温度が高くなるのに従った巻バネ１９の作用でもっ
て開動作し、燃焼温度が低くなるのに従った巻バネ１９
の作用でもって閉動作することになる。その結果、これ
らの矩形平板１７は、強燃焼状態であるために燃焼温度
が上昇すると、図４中の仮想線で示すような位置まで開
動作して空気取入口１１の開口面積を増加させながら二
次空気Ａを通過させることになる一方、弱燃焼状態であ
るために燃焼温度が低下した際における矩形平板１７
は、閉動作しながら空気取入口１１の開口面積を減少さ
せることになり、二次空気Ａが空気取入口１１を通過す
るのを妨げることになる。
【００２０】さらに、より一層の弱燃焼状態となった場
合の空気平板１７は、空気取入口１１を閉塞したうえで
送風ファン１０から燃焼室９内への二次空気Ａの吹き込
みを遮断することになり、燃焼炎に対する二次空気Ａの
供給は矩形平板１７の介在によって停止されてしまう。
そのため、送風ファン１０の動作を停止することはでき
ないにも拘わらず、矩形平板１７でもって閉塞された空
気取入口１１を二次空気Ａが通過することは起こらず、
燃焼炎に対して二次空気Ａが供給されることはなくな
る。なお、この際における矩形平板１７が空気取入口１
１の各々と個別的に対応した大きさを有している必要は
なく、この開閉部材としての矩形平板１７が複数個の空
気取入口１１を一括的に閉塞し得る大きさを有していて
もよいことは勿論である。
合の空気平板１７は、空気取入口１１を閉塞したうえで
送風ファン１０から燃焼室９内への二次空気Ａの吹き込
みを遮断することになり、燃焼炎に対する二次空気Ａの
供給は矩形平板１７の介在によって停止されてしまう。
そのため、送風ファン１０の動作を停止することはでき
ないにも拘わらず、矩形平板１７でもって閉塞された空
気取入口１１を二次空気Ａが通過することは起こらず、
燃焼炎に対して二次空気Ａが供給されることはなくな
る。なお、この際における矩形平板１７が空気取入口１
１の各々と個別的に対応した大きさを有している必要は
なく、この開閉部材としての矩形平板１７が複数個の空
気取入口１１を一括的に閉塞し得る大きさを有していて
もよいことは勿論である。
【００２１】さらにまた、液体燃料燃焼装置において図
５の側断面図及び図６の正面断面図で示すような第２の
変形例に係る構成とされた開閉部材を採用することも可
能であり、この際における開閉部材である矩形平板１７
のそれぞれは、燃焼室９を構成する背面板９ａの外面側
に配置され、かつ、空気取入口１１の上側位置に沿う水
平状として配置された支持棒２０に対して固定支持され
たうえで空気取入口１１の各々を閉塞し得るものなって
いる。そして、燃焼室９の側部近くまで突出した支持棒
２０にはモータやソレノイドなどのような駆動手段であ
るところのアクチュエータ２１が配設されており、この
アクチュエータ２１は、送風ファン１０と同じく、制御
部からの指示に基づいてバーナ７の燃焼状態に対応しな
がら駆動制御されるものとなっている。
５の側断面図及び図６の正面断面図で示すような第２の
変形例に係る構成とされた開閉部材を採用することも可
能であり、この際における開閉部材である矩形平板１７
のそれぞれは、燃焼室９を構成する背面板９ａの外面側
に配置され、かつ、空気取入口１１の上側位置に沿う水
平状として配置された支持棒２０に対して固定支持され
たうえで空気取入口１１の各々を閉塞し得るものなって
いる。そして、燃焼室９の側部近くまで突出した支持棒
２０にはモータやソレノイドなどのような駆動手段であ
るところのアクチュエータ２１が配設されており、この
アクチュエータ２１は、送風ファン１０と同じく、制御
部からの指示に基づいてバーナ７の燃焼状態に対応しな
がら駆動制御されるものとなっている。
【００２２】つまり、この際における矩形平板１７は、
アクチュエータ２１を介して開閉動作させられるもので
あり、強燃焼状態となるのに従って開動作し、かつ、弱
燃焼状態となるのに従って閉動作するものとなってい
る。そこで、燃焼状態を制御する制御部からの指示に基
づき、強燃焼時にはアクチュエータ２１を介して矩形平
板１７を開動作し、弱燃焼時には矩形平板１７を閉動作
することを行う一方、より一層の弱燃焼状態となった際
における矩形平板１７でもって空気取入口１１を閉塞す
ると、空気取入口１１を通過したうえでの燃焼室９内へ
の二次空気Ａの吹き込みは矩形平板１７でもって遮断さ
れることになり、燃焼炎には二次空気Ａが供給されない
ことになる。
アクチュエータ２１を介して開閉動作させられるもので
あり、強燃焼状態となるのに従って開動作し、かつ、弱
燃焼状態となるのに従って閉動作するものとなってい
る。そこで、燃焼状態を制御する制御部からの指示に基
づき、強燃焼時にはアクチュエータ２１を介して矩形平
板１７を開動作し、弱燃焼時には矩形平板１７を閉動作
することを行う一方、より一層の弱燃焼状態となった際
における矩形平板１７でもって空気取入口１１を閉塞す
ると、空気取入口１１を通過したうえでの燃焼室９内へ
の二次空気Ａの吹き込みは矩形平板１７でもって遮断さ
れることになり、燃焼炎には二次空気Ａが供給されない
ことになる。
【００２３】すなわち、本発明に係る液体燃料燃焼装置
の特徴は、以上説明したように、燃焼室９を構成する背
面板９ａに形成された空気取入口１１に対し、燃焼状態
に対応して開閉動作する開閉部材としての矩形平板１７
を取り付けたところにある。なお、本実施の形態におい
ては、液体燃料燃焼装置が石油ファンヒータであるとし
たうえでの説明を行っているが、本発明の適用範囲が石
油ファンヒータのみに限定されることはなく、他の気化
式暖房器具に対しても適用可能であることは勿論であ
る。
の特徴は、以上説明したように、燃焼室９を構成する背
面板９ａに形成された空気取入口１１に対し、燃焼状態
に対応して開閉動作する開閉部材としての矩形平板１７
を取り付けたところにある。なお、本実施の形態におい
ては、液体燃料燃焼装置が石油ファンヒータであるとし
たうえでの説明を行っているが、本発明の適用範囲が石
油ファンヒータのみに限定されることはなく、他の気化
式暖房器具に対しても適用可能であることは勿論であ
る。
【００２４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る液体
燃料燃焼装置によれば、燃焼炎を取り囲んで配置された
燃焼室の背面板に形成された空気取入口には燃焼状態に
対応して開閉動作する開閉部材を取り付けているので、
弱燃焼時には開閉部材でもって空気取入口が自動的に閉
塞されることになり、燃焼炎に対する二次空気の供給が
遮断されることになる。その結果、燃焼不良を招く恐れ
がなくなり、臭気及び一酸化炭素の発生を抑制すること
ができるという効果が得られる。
燃料燃焼装置によれば、燃焼炎を取り囲んで配置された
燃焼室の背面板に形成された空気取入口には燃焼状態に
対応して開閉動作する開閉部材を取り付けているので、
弱燃焼時には開閉部材でもって空気取入口が自動的に閉
塞されることになり、燃焼炎に対する二次空気の供給が
遮断されることになる。その結果、燃焼不良を招く恐れ
がなくなり、臭気及び一酸化炭素の発生を抑制すること
ができるという効果が得られる。
【図１】本実施の形態に係る石油ファンヒータの全体構
造を簡略化して示す側断面図である。
造を簡略化して示す側断面図である。
【図２】本実施の形態に係る石油ファンヒータの要部構
造を拡大して示す側断面図である。
造を拡大して示す側断面図である。
【図３】図２中のＸ−Ｘ線に沿って切断された石油ファ
ンヒータの要部構造を示す正面断面図である。
ンヒータの要部構造を示す正面断面図である。
【図４】第１の変形例に係る石油ファンヒータの要部構
造を拡大して示す側断面図である。
造を拡大して示す側断面図である。
【図５】第２の変形例に係る石油ファンヒータの要部構
造を拡大して示す側断面図である。
造を拡大して示す側断面図である。
【図６】図５中のＸ−Ｘ線に沿って切断された石油ファ
ンヒータの要部構造を示す正面断面図である。
ンヒータの要部構造を示す正面断面図である。
【図７】従来の形態に係る石油ファンヒータの全体構造
を簡略化して示す側断面図である。
を簡略化して示す側断面図である。
【図８】図７中のＸ−Ｘ線に沿って切断された石油ファ
ンヒータの要部構造を示す正面断面図である。
ンヒータの要部構造を示す正面断面図である。
７ バーナ ９ 燃焼室 ９ａ 背面板 １０ 送風ファン １１ 空気取入口 １７ 矩形平板（開閉部材） Ａ 二次空気
Claims (3)
- 【請求項１】 気化された液体燃料を一次空気と混合し
て燃焼させるバーナと、燃焼炎を取り囲んで配置された
燃焼室と、燃焼室の背面側に配置されたうえで燃焼状態
に対応して回転数制御される送風ファンとを具備してお
り、燃焼室の背面板には送風ファンから供給される燃焼
用の二次空気が通過する空気取入口が形成されてなる液
体燃料燃焼装置において、 送風ファンから供給される二次空気の風量に対応して、
二次空気の風量が増加するのに従って自重に抗して開動
作され、かつ、風量が減少するのに従って自重により閉
動作される開閉手段を備えた ことを特徴とする液体燃料
燃焼装置。 - 【請求項２】 気化された液体燃料を一次空気と混合し
て燃焼させるバーナと、燃焼炎を取り囲んで配置された
燃焼室と、燃焼室の背面側に配置されたうえで燃焼状態
に対応して回転数制御される送風ファンとを具備してお
り、燃焼室の背面板には送風ファンから供給される燃焼
用の二次空気が通過する空気取入口が形成されてなる液
体燃料燃焼装置において、 前記空気取入口を開閉動作する開閉手段を設け、 前記開閉手段に、送風ファンから供給される空気を受け
とめるための風受け板を設け、 前記風受け板にあたる風の強さによって、前記開閉手段
を開閉動作することを特徴とする液体燃料燃焼装置。 - 【請求項３】 気化された液体燃料を一次空気と混合し
て燃焼させるバーナと、燃焼炎を取り囲んで配置された
燃焼室と、燃焼室の背面側に配置されたうえで燃焼状態
に対応して回転数制御される送風ファンとを具備してお
り、燃焼室の背面板には送風ファンから供給される燃焼
用の二次空気が通過する空気取入口が形成されてなる液
体燃料燃焼装置において、 空気取入口を開閉する開閉部材を設け、 燃焼温度に対応して前記開閉部材の開閉動作を行うため
の形状記憶合金からなる付勢手段を設け、燃焼温度が上
昇したときは、前記空気取入口を開動作し、燃焼温度が
低下したときは、前記空気取入口を閉動作することを特
徴とする液体燃料燃焼装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06075396A JP3227479B2 (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | 液体燃料燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06075396A JP3227479B2 (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | 液体燃料燃焼装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09250811A JPH09250811A (ja) | 1997-09-22 |
| JP3227479B2 true JP3227479B2 (ja) | 2001-11-12 |
Family
ID=13151356
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06075396A Expired - Fee Related JP3227479B2 (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | 液体燃料燃焼装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3227479B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107741028A (zh) * | 2017-10-23 | 2018-02-27 | 新疆电力建设调试所有限责任公司 | 四角切圆煤粉锅炉二次风小风门冷、热态拟合控制方法 |
-
1996
- 1996-03-18 JP JP06075396A patent/JP3227479B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09250811A (ja) | 1997-09-22 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |