JP3662702B2 - 暖房器の制御装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明はストーブ単独の暖房と、ストーブと温水暖房による併用暖房とが可能な暖房器の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来よりこの種のものに於いては、例えば実公平1−20585号公報に開示されている如く、ストーブ単独運転から温水暖房併用運転に切替えた時、熱伝導や雰囲気温度で温度上昇した温水用熱交換器に急激に冷水が流入することで発生する大きな沸騰音を防止する為に、温水用熱交換器の温度を検知する温度センサを備え、温水用熱交換器温度が沸騰音を発生しない所定温度に低下するまで、バーナの燃焼及び併用運転を停止させるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところでこの従来のものでは、温水用熱交換器の温度低下は自然冷却で行われるので、所定温度以下となって運転が再開されるまでに30分以上かかり、それまでの間何等の暖房も行われないので極めて使用勝手が悪いものであった。
【0004】
【問題点を解決するための手段】
この発明はこの点に着目し上記欠点を解決する為、特にその構成を、バーナの燃焼ガスが流通するストーブ用熱交換器に、温水用熱交換器を備えた熱交換室を連通し、この熱交換室への燃焼ガスの流通を制御するダンパーを備え、このダンパーによる連通路の開閉制御でストーブ単独運転と温水暖房との併用運転とを切替えるものに於いて、前記ダンパー閉のストーブ単独運転から併用運転への切替時には、バーナを一旦消火し燃焼ファンによる該バーナの冷却運転を行うと共にダンパーを開成して温水用熱交換器も冷却し、所定時間後には併用運転を開始するようにしたものである。
【0005】
【作用】
バーナ1の燃焼で発生した燃焼ガスによる熱を、輻射熱及びストーブ用熱交換器7を介して温風として室内に放出して、暖房を行うストーブ単独運転状態から、切替スイッチ32を温水暖房を付加する併用運転側に切替えることで、マイコン31から停止信号が出力されて電磁ポンプ20が駆動停止してバーナ1の燃焼が停止される。
【0006】
又この時燃焼空気供給用の燃焼ファン19は継続して駆動され、バーナ1の冷却運転を行うものであり、そしてこれと同時にマイコン31からの出力でダンパー15が開成されて連通路14が開口することによって、このバーナ1冷却用の送風が熱交換室11内にも流通して、高温状態の温水用熱交換器10を積極的に冷却するのであり、更にこの燃焼ファン19の冷却運転は、マイコン31が運転開始から10分経過をカウントすることで終了し、併用運転が開始されるものである。
【0007】
従って、温水用熱交換器10はバーナ1冷却用の送風を受けて強力に冷却され、急速に温度低下されるものであり、そして10分間の暖房中断後短時間で併用運転が再開可能で、極めて使用勝手が良く、しかも沸騰音の発生を確実に防止出来るものである。
【0008】
【実施例】
次にこの発明に係る暖房器を図面に示された実施例で説明する。
1は周壁に複数の空気孔2を有したポット式のバーナで、底部には予熱及び点火用のポットヒータ3を備え、耐熱透明体から成る燃焼室4の下方に位置している。
【0009】
5は燃焼室4内に上方より垂下されて備えられた放熱筒で、バーナ1からの燃焼熱を受けて赤熱し、この赤熱状態を燃焼室4を介して後方の反射板6で反射して暖房を行うものである。
【0010】
7は燃焼室4上部に中央部を連通した箱状のストーブ用熱交換器で、排気管8が連結した一方端には扁平状の温風用熱交換器9が備えられ、他方端にはパイプを巻回した温水用熱交換器10を収納した熱交換室11が備えられている。
【0011】
12は前記ストーブ用熱交換器7内を仕切る仕切板で、燃焼ガスを直接温風用熱交換器9に流通させるバイパス路13と、熱交換室11を通過後温風用熱交換器9に流通させる連通路14とを形成している。
【0012】
15は前記バイパス路13及び連通路14の開閉制御を行うダンパーで、一方を開口すると他方が閉口され、逆に一方を閉口すると他方が開口されるように備えられ、バイパス路13の開口でストーブ単独運転を可能とし、連通路14の開口ではストーブ暖房と温水暖房の併用運転を可能とするものである。
【0013】
16はダンパー15の可動を制御する駆動手段で、ヒータの熱で膨張及び収縮するワックスで上下動するスピンドルを有したアクチエータ17と、このアクチエータ17の上下動をダンパー15の開閉運動に変換するクランク機構18とで構成されている。
【0014】
19はバーナ1に燃焼空気を供給する燃焼ファンで、バーナ1消火時には強回転で継続駆動して該バーナ1の冷却を行うものである。
20はオイルレベラー21内の燃油を給油パイプ22を介してバーナ1に供給する電磁ポンプである。
【0015】
23は水又は温水を収納するシスターンタンクで、上方には温水用熱交換器10が連通し、下方は循環ポンプ24が連通している。
前記温水用熱交換器10の他端と循環ポンプ24とは床暖房等の放熱器25と連通し、温水を放熱器25に循環して離れた位置で温水暖房する。
【0016】
26は全体を囲む枠体、27は燃焼室4前方を囲うガード、28は動作状態をランプや文字で表示する表示部、29は操作部、30は下皿である。
【0017】
次に図4に示す電気回路について説明する。
31は比較・演算・記憶・タイマ等の各機能を有したマイコンで、運転スイッチ(図示せず)とは別に設けられたストーブ単独運転と温水暖房との併用運転とを切替える切替スイッチ32が接続されており、ポットヒータ3及び燃焼ファン19及び電磁ポンプ20の駆動制御を行い、着火から燃焼調節及び消火制御をするものであり、又アクチエータ17及び循環ポンプ24を制御して温水暖房の制御も行うものである。
【0018】
次にこの実施例の作動を説明する。
今切替スイッチ32が単独側でストーブ単独運転が行われている場合には、バーナ1の燃焼熱で放熱筒5が赤熱され、この赤熱状態を反射板6で枠体26前方に反射させ輻射暖房を行うものであり、この放熱筒5赤熱後の燃焼ガスは、アクチエータ17がOFF状態で連通路14が開成され、逆にバイパス路13が開成されているので、ストーブ用熱交換器7内を通り直接温風用熱交換器9に流通して、室内空気と良好に熱交換されて対流ファン(図示せず)によって温風暖房が行われるものである。
【0019】
そしてこの状態から図5のフローチャートに示す如く切替スイッチ32をストーブ暖房と温水暖房の併用運転側に切替えることで(ステップ33)、YESでステップ34に進みマイコン31の出力で電磁ポンプ20をOFFしバーナ1の燃焼を一旦停止して雰囲気温度で温度上昇している温水用熱交換器10の冷却を計るものであり、この時燃焼ファン19は継続して駆動し、しかも強回転してバーナ1の冷却運転を行うものであり、更にマイコン31の出力でアクチエータ17もONされ、ダンパー15を回動させてバイパス路13を閉成し逆に連通路14を開成するから、バーナ1冷却用の送風はストーブ用熱交換器7を介して熱交換室11に流通し、温水用熱交換器10を冷却してから排気されることとなる。
【0020】
そして次にステップ35に進んでこの冷却運転が10分間行われたかをマイコン31が判断し、YESでステップ36の併用運転が開始されるものであり、即ちポットヒータ3及び電磁ポンプ20が通電され再びバーナ1の燃焼が再開され、ストーブ暖房は単独運転時と同様に行われるものであり、ただストーブ用熱交換器7に流入した燃焼ガスは、ダンパー15によってバイパス路13が閉成され連通路14が開成されているので、該連通路14を通って熱交換室11に流通し温水用熱交換器10を加熱した後、温風用熱交換器9を通り排気され、この時循環ポンプ24を駆動させれば、放熱器25で温水暖房が行われるものである。
【0021】
従って、ストーブ単独運転から併用運転への切替え時、バーナ1の燃焼を一旦消火させて温水用熱交換器10を冷却するので、沸騰音が発生する心配がないものであり、又この消火後の冷却も自然冷却でなくバーナ1冷却用に駆動される燃焼ファン19の送風を利用して行われるので、強力に冷却され短時間に温度低下させることが出来、冷却時間を10分と時間制御可能で併用運転開始までの待ち時間を少なく出来、極めて使用勝手が良いものである。
【0022】
【発明の効果】
要するにこの発明は、バーナの燃焼ガスが流通するストーブ用熱交換器に、温水用熱交換器を備えた熱交換室を連通し、この熱交換室への燃焼ガスの流通を制御するダンパーを備え、このダンパーによる連通路の開閉制御でストーブ単独運転と温水暖房との併用運転とを切替えるものに於いて、前記ダンパー閉のストーブ単独運転から併用運転への切替時には、バーナを一旦消火し燃焼ファンによる該バーナの冷却運転を行うと共にダンパーを開成して温水用熱交換器も冷却し、所定時間後には併用運転を開始するようにしたものであるから、ストーブ単独運転から温水暖房との併用運転への切替え時には、沸騰音の発生を確実に防止することが出来、しかも温水用熱交換器の冷却は燃焼ファンのバーナ冷却用の送風を利用して行え、強力に冷却され短時間に温度低下させることが出来、冷却時間を所定時間に時間制御可能で併用運転開始までの待ち時間を少なく出来、極めて使用勝手が良いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を付した暖房器の斜視図。
【図2】同断面図。
【図3】同要部動作説明図。
【図4】同要部電気回路図。
【図5】同要部フローチャート
【符号の説明】
1 バーナ
7 ストーブ用熱交換器
10 温水用熱交換器
11 熱交換室
14 連通路
15 ダンパー
17 アクチエータ
19 燃焼ファン
Claims (1)
- バーナの燃焼ガスが流通するストーブ用熱交換器に、温水用熱交換器を備えた熱交換室を連通し、この熱交換室への燃焼ガスの流通を制御するダンパーを備え、このダンパーによる連通路の開閉制御でストーブ単独運転と温水暖房との併用運転とを切替えるものに於いて、前記ダンパー閉のストーブ単独運転から併用運転への切替時には、バーナを一旦消火し燃焼ファンによる該バーナの冷却運転を行うと共にダンパーを開成して温水用熱交換器も冷却し、所定時間後には併用運転を開始する事を特徴とする暖房器の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04731397A JP3662702B2 (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 暖房器の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04731397A JP3662702B2 (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 暖房器の制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10227463A JPH10227463A (ja) | 1998-08-25 |
JP3662702B2 true JP3662702B2 (ja) | 2005-06-22 |
Family
ID=12771813
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04731397A Expired - Lifetime JP3662702B2 (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 暖房器の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3662702B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101991688B1 (ko) * | 2017-10-16 | 2019-06-21 | 최영환 | 온풍 발생 기능을 갖는 저탕식 전기 온수기 |
-
1997
- 1997-02-14 JP JP04731397A patent/JP3662702B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10227463A (ja) | 1998-08-25 |
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