JP3227257U - 封筒 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハサミやカッターなどの刃物を使用することなく容易且つスムーズに開封することができ、開封時に封筒本体や収容物に損傷を与えない封筒を提供する。【解決手段】封筒10は、袋状の封筒本体1と、封筒本体の開口部2を封緘するため封筒本体の表面部材3の上縁部3aから延設されたフラップ4と、フラップの長手方向Lに沿って複数のミシン目5、6を設けることにより複数のミシン目の間に形成された帯状の切取片7と、を備え、切取片の一部に、複数のミシン目の間の距離が最も狭まった括れ部7aを有している。フラップの背面の上縁部4a寄りの部分には剥離紙付きの粘着テープ8がフラップの長手方向に沿って貼着されている。【選択図】図2

Description

本考案は、カタログ、パンフレット、写真あるいは各種文書類などを収容する際に使用される封筒に関する。
紙製の封筒に収容された状態で送付されてくるダイレクトメールやパンフレットなどを開封する場合、ハサミやカッターなどを使用すれば容易且つ綺麗に開封することができるが、手近な場所にハサミやカッターなどがないときは、封緘された部分を手指で開いたり、封筒の一部を強引に引っ張って破ったりすることが多い。
しかしながら、紙製の封筒は手指のみの力で破ろうとすると、意図していた部分と異なる部分が大きく破断して、封筒としての機能や外観が損なわれたり、収容物(封筒の中身)が破損したりすることがある。
そこで、従来、ハサミやカッターなどの刃物を使用せずに簡単に開封することができる工夫が施された封筒が提案されているが、本考案に関連するものとして、例えば、特許文献1に記載された「封筒」、特許文献2に記載された「開封部を有する封筒」あるいは特許文献3に記載された「封筒」などがある。
特許文献1〜3に記載されている封筒は、封筒本体の開口部を封緘するためのフラップに、開口部の長手方向に沿って二列のミシン目を設けることにより二列のミシン目の間に帯状の切取片が形成されており、切取片の長手方向の一方の端部を手指で摘まんで、当該切取片の他方の端部に向かって引っ張れば、ミシン目に沿ってフラップが破断するので、ハサミやカッターなどの刃物を使わずに、開封することができる。
登録実用新案第3004873号公報 特開平9−66942号公報 特開2011−68394号公報
前述したように、特許文献1〜3に記載されている封筒は、封筒本体の開口部を封緘するためのフラップに、二列のミシン目で挟まれた切取片が形成されているので、ハサミやカッターなどの刃物を使わずに開封することができるのであるが、このような開封作業は意外と困難であり、失敗することが多い。
具体的には、封緘された状態にある封筒のフラップの長手方向の一方の端部において、切取片の端部を手指で摘まんで、他方の端部に向かって引っ張ったとき、初めのうちはミシン目に沿ってフラップが破断していくのであるが、破断部分がフラップの長手方向の中央部分に達する前後付近で破断部分がミシン目から外れてしまい、切取片が途中で千切れたり、破断部分が切取片以外の部分に広がって封筒本体を損傷したりすることが多いのが実状である。
そこで、本考案が解決しようとする課題は、ハサミやカッターなどの刃物を使用することなく容易に開封することができ、開封時に封筒本体や収容物に損傷を与えない封筒を提供することにある。
本考案に係る封筒は、袋状の封筒本体と、前記封筒本体の開口部を封緘するため前記封筒本体の表面部材の上縁部から延設されたフラップと、前記フラップに当該フラップの長手方向に沿って複数のミシン目若しくは破断線を設けることにより複数の前記ミシン目若しくは前記破断線の間に形成された帯状の切取片とを備え、前記切取片の一部に、複数の前記ミシン目若しくは前記破断線の間の距離が最も狭まった括れ部を有することを特徴とする。なお、前記ミシン目の形状は限定しないので、V型、U型、山型など任意の形状を採用することができる。
前記封筒においては、前記括れ部が、前記切取片の長手方向の中央部分に位置するようにすることができる。
前記封筒においては、前記括れ部が、前記切取片の一方の端縁部寄りに位置するようにすることもできる。
前記封筒においては、前記切取片の長手方向の少なくとも一方の端縁部に、前記フラップの内側に向かって凹形状をなす切欠き部を設けることができる。
前記封筒においては、前記切欠き部の一部を、前記ミシン目若しくは前記破断線の長手方向の端部と連続させることもできる。
前記封筒においては、前記ミシン目若しくは前記破断線の長手方向の端部寄りの部分に、当該ミシン目若しくは当該破断線の他の部分より前記ミシン目若しくは前記破断線に沿って引き裂くときに必要な力が大きい部分を設けることもできる。
前記封筒においては、前記ミシン目若しくは前記破断線の長手方向の形状を、直線状若しくは曲線状とすることができる。
本考案により、ハサミやカッターなどの刃物を使用することなく容易且つスムーズに開封することができ、開封時に封筒本体や収容物に損傷を与えない封筒を提供することができる。
本考案の実施形態である封筒の封緘前状態を示す一部省略正面図である。 図1に示す封筒の封緘前状態を示す一部省略背面図である。 図2に示す封筒の封緘後状態を示す一部省略背面図である。 図3に示す封筒の開封途中の状態を示す一部省略背面図である。 その他の実施形態である封筒の封緘前状態を示す一部省略背面図である。 図5に示す封筒の封緘後状態を示す一部省略背面図である。 その他の実施形態である封筒の封緘前状態を示す一部省略背面図である。 図7に示す封筒の封緘後状態を示す一部省略背面図である。 その他の実施形態である封筒の封緘前状態を示す一部省略背面図である。 図9に示す封筒の封緘後状態を示す一部省略背面図である。 その他の実施形態である封筒の封緘前状態を示す一部省略背面図である。 図11に示す封筒の封緘後状態を示す一部省略背面図である。 その他の実施形態である封筒の封緘前状態を示す一部省略背面図である。 図13に示す封筒の封緘後状態を示す一部省略背面図である。 その他の実施形態である封筒の封緘後状態を示す一部省略背面図である。 その他の実施形態である封筒の封緘前状態を示す一部省略背面図である。 図16に示す封筒の封緘後状態を示す一部省略背面図である。
以下、図1〜図17に基づいて、本考案の実施形態である封筒10,20,30,40,50,60,70,80について説明する。なお、図5〜図17に示す封筒20,30,40,50,60,70,80の構成部分において、図1〜図4に示す封筒10の構成部分と共通する部分については、図1〜図4中に示す符号と同符号を付して説明を省略することがある。
初めに、図1〜図4に基づいて封筒10について説明する。図1,図2に示すように、封筒10は、袋状の封筒本体1と、封筒本体1の開口部2を封緘するため封筒本体1の表面部材3の上縁部3aから延設されたフラップ4と、フラップ4に当該フラップ4の長手方向Lに沿って複数のミシン目5,6を設けることにより複数のミシン目5,6の間に形成された帯状の切取片7と、を備え、切取片7の一部に、複数のミシン目5,6の間の距離Dが連続的に狭まった括れ部7aを有している。
フラップ4の背面の上縁部4a寄りの部分には剥離紙付きの粘着テープ8がフラップ4の長手方向Lに沿って貼着されている。上縁部4aは口筋とも呼ばれ、フラップ4を折り曲げて、封筒本体1の開口部2を封緘するときの折り目となる部分である。
図2に示すように、ミシン目5,6は、フラップ4において、封筒本体1の表面部材3の上縁部3aと粘着テープ8との間の部分に設けられている。粘着テープ8寄りに位置するミシン目5の長手方向の形状は直線状であり、フラップ4の長手方向Lと平行をなしている。上縁部3a寄りに位置するミシン目6は、その長手方向Lの中央部分がミシン目5に向かって突出した形状をなしている。これにより、ミシン目5,6の間の距離Dが最も狭まった括れ部7aが切取片7の長手方向Lの中央部分に形成されている。
封筒10の使い方は従来の封筒と同様であり、図2に示す封緘前の封筒10の開口部2から封筒本体1内へ収容物(図示せず)を差し入れた後、粘着テープ8の剥離紙(図示せず)を剥がして粘着面を露出させ、上縁部3aを折り目にしてフラップ4を180度折り曲げ、粘着テープ8を介してフラップ4を封筒本体1の裏面部材9に貼着すると、図3に示すように、封筒10は封緘状態となる。
封緘状態にある封筒10を開封するときは、図4に示すように、封筒本体1の裏面部材9を目視した状態で、切取片7の一方の端縁部7b付近を少し折り曲げて手指で摘まんだ後、そのまま他方の端縁部7cに向かって引っ張ると、ミシン目5,6に沿ってフラップ4が破断していき、破断部分がフラップ4の長手方向Lの中央部分に近づいてもミシン目5,6から破断部分が外れることなく、切取片7のみが連続的にフラップ4から切り離されていくので、ハサミやカッターなどの刃物を使用することなく容易且つスムーズに開封することができる。なお、ミシン目5,6の形状、サイズなどは限定しないので、封筒10のサイズ、紙質、紙厚などに応じて任意に(例えば、ミシン目の幅を約5mm若しくは約3mmなどとする)設定することができる。
また、図4に示すように、切取片7の端縁部7bを手指で摘まんで引っ張ってフラップ4から切り離していくとき、破断部分がミシン目5,6から外れることがないので、開封時に封筒本体1や収容物に損傷を与えることもない。なお、図4においては、切取片7の端縁部7bを手指で摘まんで端縁部7cに向かって引っ張る状態を示しているが、これに限定しないので、利き手の都合などにより、切取片7の端縁部7cを手指で摘まんで端縁部7cに向かって引っ張って開封することもできる。
図1〜図4に示す封筒10においては、フラップ4に複数のミシン目5,6を設けているが、これに限定しないので、ミシン目5,6の代わりに、フラップ4の他の部分より引っ張り強度が弱く、切取片7の端縁部7b,7cに引っ張り力が加えられたとき、優先して破断が開始(進行)する部分、例えば、破断線などを設けることもできる。
次に、図5,図6に基づいて封筒20について説明する。図5,図6に示すように、封筒20においては、封筒本体1の表面部材3の上縁部3aと粘着テープ8との間のフラップ4の部分に複数のミシン目25,26を設けることによって切取片27が形成されている。複数のミシン目25,26は何れもフラップ4の長手方向Lの中央部分に近づくにつれて互いに接近するように折れ曲がった形状をなしており、ミシン目25,26の間の距離Dが最も狭まった括れ部27aが、切取片7におけるフラップ4の長手方向Lの中央部分に形成されている。
封筒20の封緘の仕方は図1〜図4に示す封筒10と同様であり、封筒20の開封作業も図4に示す手順と同様の手順で行うことができる。即ち、切取片27の一方の端縁部27b(または27c)付近を手指で摘まんで他方の端縁部27c(または27b)に向かって引っ張ると、ミシン目25,26に沿ってフラップ4が破断していき、中央部分の前後においてもミシン目25,26から破断部分が外れることなく、切取片27のみが連続的にフラップ4から切り離されていくので、ハサミやカッターなどの刃物を使用することなく、容易且つスムーズに開封することができ、開封時に封筒本体1や収容物に損傷を与えることもない。
次に、図7,図8に基づいて封筒30について説明する。図7,図8に示すように、封筒30においては、フラップ4の粘着テープ8寄りの部分に大ミシン目35を設けるとともに、封筒本体1の表面部材3の上縁部3a(図5参照)に相当する部分に小ミシン目を設けることによって切取片37が形成されている。大ミシン目35及び小ミシン目36は何れもフラップ4の長手方向Lの中央部分に近づくにつれて互いに接近するように折れ曲がった形状をなしており、大ミシン目35と小ミシン目36の間の距離Dが最も狭まった括れ部37aが、切取片37におけるフラップ4の長手方向Lの中央部分に形成されている。
大ミシン目35と小ミシン目36とは、ミシン目に沿って引き裂くときに必要な力の大きさが異なっており、小ミシン目36を引き裂くときに必要な力は大ミシン目35を引き裂くときに必要な力よりも大である。従って、図8に示すように封緘状態にある封筒30の上縁部の折り曲げ部分(表面部材3の上縁部3aに相当する部分)に位置する小ミシン目36が搬送中などに簡単に破断するのを防止することができる。
封筒30の封緘の仕方は図1〜図4に示す封筒10と同様であり、封筒30の開封作業も図4に示す手順と同様の手順である。即ち、切取片37の一方の端縁部37b(または37c)付近を手指で摘まんで他方の端縁部37c(または37b)に向かって引っ張ると、ミシン目35,36に沿ってフラップ4が破断していき、中央部分の前後においてもミシン目35,36から破断部分が外れることなく、切取片37のみが連続的にフラップ4から切り離されていくので、ハサミやカッターなどの刃物を使用することなく容易に開封することができ、開封時に封筒本体1や収容物に損傷を与えることもない。
次に、図9,図10に基づいて封筒40について説明する。図9,図10に示すように、封筒40においては、フラップ4の粘着テープ8寄りの部分に大ミシン目45を設けるとともに、封筒本体1の表面部材3の上縁部3a寄りの部分に小ミシン目46を設けることによって切取片47が形成されている。大ミシン目45はフラップ4の長手方向Lと平行な直線状をなし、小ミシン目46はフラップ4の長手方向Lの中央部分に近づくにつれて大ミシン目45に接近するように折れ曲がった形状をなしている。
封筒40においても、大ミシン目45と小ミシン目46の間の距離Dが最も狭まった括れ部47aが、切取片47におけるフラップ4の長手方向Lの中央部分に形成されている。また、図7に示す封筒30の場合と同様、小ミシン目46を引き裂くときに必要な力は大ミシン目45を引き裂くときに必要な力より大である。
封筒40の封緘の仕方は図1〜図4に示す封筒10と同様であり、封筒40の開封作業も図4に示す手順と同様の手順である。即ち、切取片47の一方の端縁部47b(若しくは47c)付近を手指で摘まんで他方の端縁部47c(若しくは47b)に向かって引っ張ると、ミシン目45,46に沿ってフラップ4が破断していき、切取片47の中央部分の前後においてもミシン目45,46から破断部分が外れることなく、切取片47のみが連続的にフラップ4から切り離されていくので、ハサミやカッターなどの刃物を使用することなく容易且つスムーズに開封することができ、開封時に封筒本体1や収容物に損傷を与えることもない。
次に、図11,図12に基づいて封筒50について説明する。図11,図12に示すように、封筒50においては、フラップ4の粘着テープ8寄りの部分に大ミシン目55を設けるとともに、封筒本体1の表面部材3の上縁部3a寄りの部分に小ミシン目56を設けることによって切取片57が形成されている。大ミシン目55はフラップ4の長手方向Lと平行な直線状をなし、小ミシン目56は、フラップ4の長手方向Lの中央部分と端縁部57bとの間の部分に近づくにつれて大ミシン目55に接近するように折れ曲がった形状をなしている。
封筒50においては、大ミシン目55と小ミシン目56の間の距離Dが最も狭まった括れ部57aが、切取片57におけるフラップ4の長手方向Lの中央部分と端縁部57bとの間の部分に形成されている。また、図7に示す封筒30の場合と同様、小ミシン目56を引き裂くときに必要な力は大ミシン目55を引き裂くときに必要な力より大きくなるように設定されている。
封筒50の封緘の仕方は図1〜図4に示す封筒10と同様であり、封筒50の開封作業も図4に示す手順と同様の手順である。即ち、切取片57の一方の端縁部57b付近を手指で摘まんで他方の端縁部57cに向かって引っ張ると、ミシン目55,56に沿ってフラップ4が破断していき、切取片57の中央部分の前後においてもミシン目55,56から破断部分が外れることなく、切取片57のみが連続的にフラップ4から切り離されていくので、ハサミやカッターなどの刃物を使用することなく容易に開封することができ、開封時に封筒本体1や収容物に損傷を与えることもない。
封筒50においては、大ミシン目55と小ミシン目56の間の距離Dが最も狭まった括れ部57aが、切取片57におけるフラップ4の長手方向Lの中央部分と端縁部57bとの間の部分(端縁部57b寄りの部分)に形成されているが、これに限定しないので、利き手の都合などにより、括れ部57aを、切取片57におけるフラップ4の長手方向Lの中央部分と端縁部57cとの間の部分(端縁部57c寄りの部分)に形成することもできる。
次に、図13,図14に基づいて封筒60について説明する。図13,図14に示すように、封筒60においては、フラップ4の粘着テープ8寄りの部分に大ミシン目65を設けるとともに、封筒本体1の表面部材3の上縁部3a(図5参照)に相当する部分に小ミシン目66を設けることによって切取片67が形成されている。小ミシン目66はフラップ4の長手方向Lと平行な直線状であり、大ミシン目65はフラップ4の長手方向Lの中央部分と端縁部67bとの間の部分で小ミシン目66に最も接近するように折れ曲がった形状をなしている。
これにより、大ミシン目65と小ミシン目66の間の距離Dが最も狭まった括れ部67aが、切取片67におけるフラップ4の長手方向Lの中央部分と端縁部67bとの間の部分に形成されている。大ミシン目65と小ミシン目66とはミシン目に沿って引き裂くときに必要な力の大きさが異なっており、小ミシン目66を引き裂くときに必要な力は大ミシン目65を引き裂くときに必要な力より大である。従って、図14に示すように封緘状態にある封筒60の上縁部の折り曲げ部分(表面部材3の上縁部3aに相当する部分)に位置する小ミシン目66が搬送中などに安易に破断するのを回避することができる。
封筒60の封緘の仕方は図1〜図4に示す封筒10と同様であり、封筒60の開封作業も図4に示す手順と同様の手順である。即ち、切取片67の一方の端縁部67b付近を手指で摘んで他方の端縁部67cに向かって引っ張ると、ミシン目65,66に沿ってフラップ4が破断していき、切取片67の中央部分の前後においてもミシン目65,66から破断部分が外れることなく、切取片67のみが連続的にフラップ4から切り離されていくので、ハサミやカッターなどの刃物を使用することなく容易に開封することができ、開封時に封筒本体1や収容物に損傷を与えることもない。
封筒60においては、大ミシン目65と小ミシン目66の間の距離Dが最も狭まった括れ部67aが、切取片67におけるフラップ4の長手方向Lの中央部分と端縁部67bとの間の部分(端縁部67b寄りの部分)に形成されているが、これに限定しないので、利き手の都合などにより、括れ部67aを、切取片67におけるフラップ4の長手方向Lの中央部分と端縁部67cとの間の部分(端縁部67c寄りの部分)に形成することもできる。
次に、図15に基づいて封筒70について説明する。図15に示すように、封筒70においては、フラップ4の粘着テープ8寄りの部分に大ミシン目75を設けるとともに、封筒本体1の表面部材3の上縁部3a(図5参照)に相当する部分に中ミシン目76及び小ミシン目76a,76bを設けることによって切取片77が形成されている。
小ミシン目76a,76bは中ミシン目76の長さ方向の両端部分(端縁部77b,77c寄りの部分)に形成されている。大ミシン目75はフラップ4の長手方向Lと平行な直線状であり、中ミシン目76及び小ミシン目76a,76b全体の形状は、フラップ4の長手方向Lの中央部分で大ミシン目75に最も接近するように折れ曲がった形状をなしている。
これにより、大ミシン目75と中ミシン目76及び小ミシン目76a,76bとの間の距離Dが最も狭まった括れ部77aが、切取片77におけるフラップ4の長手方向Lの中央部分に形成されている。大ミシン目75、中ミシン目76並びに小ミシン目76a,76bはそれぞれミシン目に沿って引き裂くとき(破断するとき)に必要な力の大きさが異なっており、中ミシン目76に沿って引き裂くときに必要な力は、大ミシン目75に沿って引き裂くときに必要な力より大であり、小ミシン目76a,76bに沿って引き裂くときに必要な力は中ミシン目76に沿って引き裂くときに必要な力より大である。
また、封筒70においては、切取片77の長手方向の端縁部77cに、フラップ4の内側に向かって凹形状(半円形状)をなす切欠き部71が形成されている。封筒70を開封するとき、切欠き部71近傍に生じる隙間を利用して、切取片77の端縁部77cと封筒本体1の裏面部材9との隙間に手指を差し込むことができるので、開封作業を容易化することができる。切欠き部71の位置は限定しないので、切取片77の端縁部77bに形成することができるほか、両方の端縁部77b,77cに形成することもできる。
また、図15に示すように、切取片77の端縁部77bにフラップ4の内側に向かって凹形状(楔形状)をなす切欠き部72,73を設けることもできる。切欠き部72の一部は小ミシン目76aの長手方向の端部と連続しており、切欠き部73の一部は大ミシン目75の長手方向の端部と連続している。封筒70を開封するとき、切欠き部72,73近傍に生じる隙間を利用して、切取片77の端縁部77bと封筒本体1の裏面部材9との隙間に手指を差し込んで切欠き部72の角を少し折り曲げることにより、切取片77の端縁部77bを簡単に摘んで引っ張ることができるので、さらに開封作業を容易化することができる。
切欠き部72,73の位置は限定しないので、切取片77の端縁部77cに切欠き部72,73を形成することができるほか、両方の端縁部77b,77cに形成することもできる。また、切欠き部72,73の何れか一方のみを、切取片77の端縁部77b,77cの何れか一方のみに設けたり、両方の端縁部77b,77cに設けたりすることもできる。
封筒70の開封作業は図4に示す封筒10の開封手順と同様であり、切取片77の一方の端縁部77bの切欠き部72,73付近(若しくは端縁部77cの切欠き部71付近)に手指を差し込んで切欠き部72の角を少し折り曲げ、端縁部77b(若しくは端縁部77c)を摘まんで他方の端縁部77c(若しくは端縁部77b)に向かって引っ張ると、大ミシン目75と、小ミシン目76a、中ミシン目76並びに小ミシン目76bに沿ってフラップ4が破断していき、切取片77の途中部分においてもミシン目75,76から破断部分が外れることなく、切取片77のみが連続的にフラップ4から切り離されていくので、ハサミやカッターなどの刃物を使用することなく容易且つスムーズに開封することができ、開封時に封筒本体1や収容物に損傷を与えることもない。
封筒70においては、切取片77の端縁部77bに切欠き部72,73を設けたり、端縁部77cに切欠き部71を設けたりすることにより、開封作業開始時の作業性の向上を図ることができる。
次に、図16,17に基づいて封筒80について説明する。図16,17に示すように、封筒80においては、フラップ4において粘着テープ8と封筒本体1の表面部材3の上縁部3aとの間の領域に、フラップ4の長手方向Lに沿って複数のミシン目85,86を設けることによって切取片87が形成されている。
ミシン目85はフラップ4の長手方向Lと平行な直線状をなしており、ミシン目86はフラップ4の長手方向Lの中央部分でミシン目85に最も接近するような曲線状(円弧形状)をなしている。これにより、切取片87におけるフラップ4の長手方向Lの中央部分に、ミシン目85,86の間の距離Dが最も狭まった括れ部87aが形成されている。
封筒80の封緘の仕方は図1〜図4に示す封筒10と同様であり、封筒80の開封作業も図4に示す手順と同様の手順である。即ち、切取片87の一方の端縁部87b付近(若しくは端縁部87c付近)を手指で摘まんで他方の端縁部87c(若しくは端縁部87b)に向かって引っ張ると、ミシン目85,86に沿ってフラップ4が破断していき、切取片67の途中部分においてもミシン目85,86から破断部分が外れることなく、切取片87のみが連続的にフラップ4から切り離されていくので、ハサミやカッターなどの刃物を使用することなく容易且つスムーズに開封することができ、開封時に封筒本体1や収容物に損傷を与えることもない。
前述した封筒10,20,30,40,50,60,70,80を形成する材料(素材)については、例えば、紙材などが好適であるが、これに限定するものではないので、シート形状をした天然材料や合成樹脂材料などを用いて形成することができる。
なお、図1〜図17に基づいて説明した封筒10,20,30,40,50,60,70,80は、本考案に係る封筒を例示したものであり、本考案に係る封筒は前述した封筒10,20,30,40,50,60,70,80に限定されるものではない。
本考案に係る封筒は、カタログやパンフレットあるいは各種書類などを収容する資材として、ダイレクトメールや郵便物などの配送物を取り扱う流通産業分野などにおいて広く利用することができる。
1 封筒本体
2 開口部
3 表面部材
3a,4a 上縁部
4 フラップ
5,6,25,26,85,86 ミシン目
7,27,37,47,57,67,77,87 切取片
7a,27a,37a,47a,57a,67a,77a,87a 括れ部
7b,7c,27b,27c,37b,37c,47b,47c,57b,57c,67b,67c,77b,77c,87b,87c 切取片
8 粘着テープ
9 裏面部材
10,20,30,40,50,60,70,80 封筒
35,45,55,65,75 大ミシン目
76 中ミシン目
36,46,56,66,76a,76b 小ミシン目
71,72,73 切欠き部
D 距離
L 長手方向

Claims (7)

  1. 袋状の封筒本体と、前記封筒本体の開口部を封緘するため前記封筒本体の表面部材の上縁部から延設されたフラップと、前記フラップに当該フラップの長手方向に沿って複数のミシン目若しくは破断線を設けることにより複数の前記ミシン目若しくは前記破断線の間に形成された帯状の切取片とを備え、前記切取片の一部に、複数の前記ミシン目若しくは前記破断線の間の距離が最も狭まった括れ部を有する封筒。
  2. 前記括れ部が、前記切取片の長手方向の中央部分に位置する請求項1記載の封筒。
  3. 前記括れ部が、前記切取片の一方の端縁部寄りに位置する請求項1記載の封筒。
  4. 前記切取片の長手方向の少なくとも一方の端縁部に、前記フラップの内側に向かって凹形状をなす切欠き部を有する請求項1〜3の何れかの項に記載の封筒。
  5. 前記切欠き部の一部が、前記ミシン目若しくは前記破断線の長手方向の端部と連続している請求項4記載の封筒。
  6. 前記ミシン目若しくは前記破断線の長手方向の端部寄りの部分に、当該ミシン目若しくは当該破断線の他の部分より前記ミシン目若しくは前記破断線に沿って引き裂くときに必要な力が大きい部分を設けた請求項1〜5の何れかの項に記載の封筒。
  7. 前記ミシン目若しくは前記破断線の長手方向の形状が、直線状若しくは曲線状である請求項1〜6の何れかの項に記載の封筒。
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