JP3227256B2 - 画像形成装置の給紙装置 - Google Patents

画像形成装置の給紙装置

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JP3227256B2
JP3227256B2 JP05603393A JP5603393A JP3227256B2 JP 3227256 B2 JP3227256 B2 JP 3227256B2 JP 05603393 A JP05603393 A JP 05603393A JP 5603393 A JP5603393 A JP 5603393A JP 3227256 B2 JP3227256 B2 JP 3227256B2
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sheet
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H31/00Pile receivers
    • B65H31/04Pile receivers with movable end support arranged to recede as pile accumulates
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H3/00Separating articles from piles
    • B65H3/44Simultaneously, alternately, or selectively separating articles from two or more piles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2801/00Application field
    • B65H2801/03Image reproduction devices
    • B65H2801/06Office-type machines, e.g. photocopiers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機および印刷機等の
画像形成装置に記録用紙を供給するための給紙装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置においては同一の記録用紙
を用いて連続的に多枚数を画像記録することが多い。し
かしながら、多枚数の画像記録途中に割り込み、他の記
録用紙を用いて少枚数の画像記録を行ないたい場合もあ
る。そこで、画像形成装置に付設されている従来の給紙
装置のなかには、このような要望に応えるための構造を
備えたものがあった。
【0003】しかしそれぞれの給紙台または用紙収納用
カセットの近傍にそれぞれ専用のピックアップローラお
よびさばき板等からなる給紙機構を有しており、操作者
の用紙選択に応じて対応する一給紙機構が作動し、給紙
台上の用紙又はカセット内の用紙が択一的に送り出され
て画像形成装置内の所定位置に導かれるようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の給紙装
置は、各給紙台またはあらかじめセットできるカセット
の数だけ給紙機構を有しており、さらに各ローラから送
り出される用紙を共通の給紙位置に導くための搬送径路
を複数有している。このため、構造が複雑で大型にな
り、給紙トラブルが発生しやすいという問題があった。
【0005】この問題を解決するために本願発明者は、
給紙機構を単一箇所に設け、多枚数の記録用紙を積載可
能な多枚数給紙台あるいは前記カセットのいずれかがこ
の給紙機構の位置部分に移動自在な構成の給紙装置の着
想に至った。
【0006】但し、この給紙装置は、多枚数給紙台およ
びカセットが給紙機構部分で同一の給紙箇所上まで移動
動作するものであるため、一方の動作が他方の動作に支
障をきたすことがないよう考慮する必要がある。同時
に、給紙機構に対する多枚数給紙台およびカセットの記
録用紙をいずれも短時間でかつ簡単に円滑に供給できる
構造と、電気的な制御手段の構築が要求される。
【0007】また、前記カセットを着脱自在な構成とす
ることにより、前記割り込み作業を容易化できるが、反
面、作業者の誤操作や、装置自体の誤動作を防止し安全
な動作が要求される。
【0008】本発明は、給紙ユニットと多枚数給紙台と
を一つの給紙機構の給紙位置まで上昇制御して、カセッ
トによる給紙と、多枚数給紙台による給紙とを任意に切
り換えて行うことができる小型で簡単な構成の給紙装置
を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載した給紙装置は、積層載置された記
録用紙68,69を一箇所の給紙位置P2で一枚づつ取
り出し画像記録部に向けて送り出す給紙機構3と、該給
紙機構に対して上下動自在で、上面に記録用紙69を収
納したカセットKが着脱自在に設けられ、かつ前記給紙
機構と対応する位置に切欠き部14を有する給紙ユニッ
ト10と、該給紙ユニット内に上下動自在に設けられ、
記録用紙68が載置される多枚数給紙台50と、前記カ
セットによる給紙時に、該カセット内の記録用紙が前記
給紙位置に達するまで少なくとも前記給紙ユニットを上
昇制御するとともに、前記多枚数給紙台による給紙時
に、前記切欠き部が前記給紙機構を通過して前記給紙ユ
ニットの上面が前記給紙位置より上部に位置するまで前
記給紙ユニットを上昇制御させ、前記多枚数給紙台上の
記録用紙が前記給紙位置に達するまで前記多枚数給紙台
を上昇制御する給紙制御手段100とを備えている。
【0010】
【作用】給紙制御手段100は、給紙ユニット10の上
面にカセットKが設置され、カセットKによる給紙を行
う場合には、カセットK内の記録用紙69が給紙位置P
2に達するまで少なくとも給紙ユニット10を上昇制御
する。この状態で、カセットK内の記録用紙69を給紙
機構3によって画像形成装置へ送り出す。
【0011】また、給紙制御手段100は、給紙ユニッ
ト10の上面からカセットKを取り除いて多枚数給紙台
50による給紙を行う場合には、給紙ユニット10の上
面が給紙位置P2より上部に位置するまで給紙ユニット
10を上昇させ、多枚数給紙台50上の記録用紙68が
給紙位置P2に達するまで多枚数給紙台50を上昇制御
する。
【0012】この給紙ユニット10の上昇の際には、給
紙機構3が切欠き部14を通り抜け、給紙ユニット10
に干渉しない。この状態で、多数枚給紙台50上の記録
用紙68は給紙機構3によって画像形成装置へ送り出さ
れる。
【0013】
【実施例】図1に示す本実施例の給紙装置1は孔版印刷
装置2に組み込んだ一例である。印刷装置2側に設けら
れた給紙機構3には、給紙装置1の印刷用紙を取り込む
ためのピックアップローラ43が設けられている。本給
紙装置1は、印刷用紙が収納されたカセットと、後述す
る多枚数給紙台上に積み重ねた印刷用紙を上下に移動さ
せて一方を前記給紙機構3に位置決めし、印刷装置2に
所望の印刷用紙を供給することができる。
【0014】図2及び図3に示すように、この給紙装置
1は、左右一対の側板4,4と底板5からなる略箱形の
フレーム6を有している。なお、一対の側板4,4の上
端は、棒7によって固定・連結されている。
【0015】図4に示すように、一方の側板4の外面下
方には、本装置の駆動源であるモータ8が設けられてい
る。該モータ8は、ギアボックス9の入力軸に連動連結
されている。このギアボックス9は、モータ8の回転力
を2つのクラッチ9a,9bに伝達する減速歯車を有
し、クラッチ9a,9bは各々、2本の駆動軸A,Bに
連結されている。各駆動軸A,Bは互いに平行であり、
一対の側板4,4間に所定間隔をおいて回動自在に渡設
されている。
【0016】図2乃至図3に示すように、前記フレーム
6内には、略箱形の給紙ユニット10が上下動自在に設
けられている。給紙ユニット10は、下方の台板11と
第1の給紙台である上方のカセット台12とが一対の側
板13,13によって連結された構成となっている。上
方のカセット台12上には、印刷用紙を収納したカセッ
トKが載置される(図6(b)参照)。
【0017】カセットKを用いずに多枚数の連続印刷を
行なう時は、後述するようにカセットKを外して給紙ユ
ニット10全体を所定の上方の位置に設定するが、その
際カセット台12に給紙機構3が干渉しないように、図
1及び図2に示すようにカセット台12には給紙機構3
をかわすための切欠き部14が設けられている。
【0018】図2に示すように、フレーム6の側板4に
は縦方向に互いに平行な案内溝15,16が形成されて
いる。一方の案内溝15には、台板11の側面に回動自
在に設けたコロ70が上下動自在に遊嵌しており、他方
の案内溝16には、カセット台12の側面に回動自在に
設けたコロ71が上下動自在に遊嵌している。
【0019】側板4から外方へ突出した前記駆動軸Aの
端部には、巻取りプーリ17が設けられている。前記案
内溝15の上方の側板4には中間プーリ18が設けられ
ている。巻取りプーリ17の周面にはワイヤ19の一端
が連結されており、該ワイヤ19は前記中間プーリ18
に掛け回されて他端を前記コロ70に連結されている。
【0020】従って、モータ8が駆動軸Aを駆動してワ
イヤ19を巻取りプーリ17の周面に巻取っていけば、
該ワイヤ19によってコロ70は上方に引張られ、給紙
ユニット10は案内溝15,16に沿ってフレーム6内
を上昇する。また駆動軸Aを逆回転させれば、巻取りプ
ーリ17に巻取られたワイヤ19がほどけて給紙ユニッ
ト10は自重で下降する。即ち、フレーム6内において
箱形の給紙ユニット10全体を昇降させることができ
る。
【0021】図2乃至図5に示すように、前記給紙ユニ
ット10の台板11の上方には、前記駆動軸A,Bと平
行に調整軸20が設けられている。この調整軸20は給
紙ユニット10の側板13,13間に回動自在に渡設さ
れている。調整軸20の一方の端部は、フレーム6の一
方の側板4に縦方向に沿って設けられた溝21から外方
に突出しており、突出した該一端部にはプーリ22が設
けられている。調整軸20の中央部にはねじ部23が設
けてある。
【0022】前記給紙ユニット10の台板11と前記調
整軸20の間には、板状の下フェンス台24が設けられ
ている。前記調整軸20は下フェンス台24の左右の縁
部24a,24aをスライドブッシュ25を介して挿通
しており、さらに調整軸20のねじ部23は下フェンス
台24の上面に固定具26で固定されたねじ受け27に
かみ合っている。従って、調整軸20を回転させれば、
下フェンス台24は給紙ユニット10内で軸方向に移動
することができる。
【0023】以上説明した下フェンス台24の移動機構
と同様な機構が、図3に示すように給紙ユニット10の
カセット台12の下方にも設けられている。即ち、調整
軸28のねじ部29は、上フェンス台30に固定具31
で固定されたねじ受け32にかみ合っている。33はス
ライドブッシュ、34はプーリである。図2に示すよう
に、上の調整軸28も側板4に設けられた溝35を挿通
している。
【0024】図3に示すように、前記上フェンス台30
と前記下フェンス台24は、案内軸40によって連結さ
れている。また上フェンス台30のプーリ34と下フェ
ンス台24のプーリ22にはタイミングベルト41が掛
け回されている。そして、上フェンス台30の調整軸2
8には操作部としてのダイヤル42が設けられて該調整
軸28を手動操作で回転させることができるようになっ
ている。
【0025】従って、ダイヤル42を回して上の調整軸
28を回動させれば、プーリ34,22とタイミングベ
ルト41によって下の調整軸20も同時に回動する。そ
して、案内軸40で連結された上フェンス台30と下フ
ェンス台24は、後述する多枚数給紙台50の図3にお
ける水平方向の位置決め機構として、給紙ユニット10
内で左右に位置を調整することができる。
【0026】図3に示すように、前記給紙ユニット10
内には、前記カセット台12の下方に、第2の給紙台で
ある多枚数給紙台50が上下動自在に設けられている。
この多枚数給紙台50は、多枚数の積み重ねられた印刷
用紙が載置される上皿51と、該上皿51を移動自在に
支える下皿52を有している。
【0027】上皿51の両側部にガイド部材54が設け
られている。各ガイド部材54には前記案内軸40がそ
れぞれ挿通しており、上皿51は案内軸40に沿って上
下動できるようになっている。
【0028】図2及び図3に示すように、前記下皿52
に固定された支持軸53の両端部にはそれぞれコロ55
が設けられている。図2に示すように前記フレーム6の
側板4には2本の縦の案内溝56,56が形成されてお
り、前記支持軸53のコロ55が移動自在に係合してい
る。側板4から外方へ突出した前記駆動軸Bの端部に
は、巻取りプーリ57が設けられている。
【0029】前記各案内溝56,56の上方の側板4に
はそれぞれ中間プーリ58,58が設けられている。巻
取りプーリ57の周面には2本のワイヤ59,59の各
一端が連結されており、この2本のワイヤ59,59は
それぞれ異なる中間プーリ58,58に掛け回されて各
他端を前記2個のコロ55,55にそれぞれ連結されて
いる。
【0030】従って、モータ8が駆動軸Bを駆動して2
本のワイヤ59,59を巻取りプーリ57の周面に巻取
っていけば、該ワイヤ59によってコロ55は上方に引
張られ、下皿52は案内軸40に沿って給紙ユニット1
0内を上昇する。また駆動軸Bを逆転させれば巻取りプ
ーリ57に巻取られたワイヤ59がほどけて下皿52は
自重で下降する。
【0031】なお、駆動軸A,Bと、ワイヤ及びプーリ
を用いた給紙ユニット10と多枚数給紙台50の駆動機
構は、図4では省略しているが、図2とは反対側の側板
4にも設けられている。
【0032】図3に示すように、前記下皿52の上には
複数個のベアリング60が設けられている。これらベア
リング60の上には、上皿51が移動自在に設けられて
いる。上皿51は前記案内軸40に沿って上下動自在で
あり、前記支持軸53に沿って水平方向に移動自在であ
る。従って、前記ダイヤル42を回して上下フェンス台
30,24を水平方向に動かせば、多枚数給紙台50の
上皿51は支持軸53に沿って移動する。
【0033】図3乃至図5に示すように、上下フェンス
台30,24の間には二枚のフェンス61,61が水平
方向に移動自在となるように設けられている。即ち、図
5に示すように、下フェンス台24に固設した平行な二
本のガイド軸62にはスライダ73が摺動自在に支持さ
れ、このスライダ73にフェンス61の下部が固定され
ていて、フェンス61はスライダ73と共にガイド軸6
2に沿って移動できる。また図示はしないが、上フェン
ス台30及びフェンス61の上部にも同様の機構があ
る。さらに図示はしないが、固定手段を設けてフェンス
61の位置を固定できるようになっている。
【0034】また、図1と図2を比較するとわかるよう
に、前記側板4,4の外側にある機構は外枠63a,6
3bによって覆われている。さらに、本装置1の前面側
には、図1に示すように、開閉自在のカバー67が設け
られている。本装置1は、このカバー67を閉めないと
各部を駆動・昇降させられないようになっており、操作
時の安全性が確保されている。
【0035】以上の構成において、多枚数の連続印刷を
行ないたい時(後述するTモード時)には、カセット台
12上にカセットKを装着しない状態で給紙ユニット1
0と多枚数給紙台50を連動して上昇させ、図6(a)
に示すようにカセット台12を給紙機構3の上方に位置
させる。この時、給紙ユニット10と多枚数給紙台50
は、クラッチ9a,9bが連結された状態でモータ8を
正転駆動することにより駆動軸A,Bを介して上昇す
る。
【0036】給紙ユニット10と多枚数給紙台50の上
昇にあたって、カセット台12には切欠き部14が設け
てあるので、カセット台12を含む給紙ユニット10全
体は給紙機構3に干渉することなく上昇できる。そし
て、多枚数給紙台50上に載置された印刷用紙68の上
面に給紙機構3のピックアップローラ43が上から所定
の給紙圧で当接するように、給紙ユニット10を位置決
めする。印刷開始後は、印刷用紙68の減少に追従して
多数枚給紙台50のみが上昇する。この多枚数給紙台5
0のみの上昇は、クラッチ9bのみ連結した状態で駆動
軸Bのみ正転させて行う。
【0037】この多枚数給紙時には、ダイヤル42で上
下フェンス台30,24及び多枚数給紙台50の上皿5
1を左右に位置調整すれば、印刷用紙68に対する印刷
位置の微妙な調整を行うことができる。
【0038】また、カセット給紙を行ないたい時(後述
するKモード時)には、図6(b)に示すように所定の
下限位置まで給紙ユニット10と多枚数給紙台50を連
動して下降させ、カセット台12を給紙機構3の下方に
位置させる。この時、給紙ユニット10と多枚数給紙台
50は、クラッチ9a,9bが連結された状態でモータ
8を逆転駆動することにより駆動軸A,Bを介して下降
する。この時も、給紙機構3はカセット台12に干渉す
ることなく切欠き部14を通り抜けることができる。そ
して、図6(b)に示すようにカセット台12上に印刷
用紙69の入ったカセットKを設置し、印刷装置2側に
設けられている印刷スタートボタン82が押下されるこ
とにより、給紙ユニット10が所定の給紙圧でピックア
ップローラ43と当接する位置まで上昇し給紙機構3に
よって用紙を送り出す。
【0039】次に、上述した構成の給紙装置1の電気的
構成を図7に示すブロック図に基づいて説明する。印刷
装置2は、印刷制御手段80により印刷動作が制御され
るものであり、印刷制御手段80は、操作パネル81に
設けられた印刷スタートボタン82等の操作で設定され
た印刷動作が開始されるようになっている。
【0040】また、給紙装置1側に設けられた給紙制御
手段100は、印刷装置2の印刷制御手段80と電気的
に接続され、後述する印刷時の給紙制御を行う。また、
給紙装置1の操作パネル101上には、多枚数/カセッ
ト切替ボタン(以下、T/K切替ボタンという)10
2、多枚数/カセット下降ボタン(以下、T/K下降ボ
タンという)103、報知手段としての表示器104が
設けられ、給紙制御手段100は、以下に説明する操作
パネル101の操作信号と、検知手段としての各センサ
の検知信号に基づいてモータ8の駆動およびクラッチ9
a,9bの接続動作を制御し、給紙ユニット10および
多枚数給紙台50の昇降動作を行っている。
【0041】T/K切替ボタン102は、多枚数給紙台
50上の印刷用紙68を使用して多枚数給紙を行うTモ
ード、あるいはカセットK(図6(b))の印刷用紙6
9を使用してカセット給紙を行うKモードのいずれかの
動作モードに切り替える。また、T/K下降ボタン10
3は、いずれかの動作モード時にジャム処理、紙補給等
の処理を行うために給紙ユニット10あるいは多枚数給
紙台50を下降させる。さらに、表示器104は、給紙
動作中の動作状態を表示する。
【0042】次に、給紙制御手段100に検知信号を入
力する各種センサは、図8に示すように、側板4等の給
紙ユニット10の上下方向の所定箇所に固定されてい
る。T−Kホームセンサ110は、給紙ユニット10の
最上部の停止位置に設けられ、給紙ユニット10のカセ
ット台12がT−KホームポジションP1の位置にある
時のみON状態の検知信号を出力しており、それ以外は
OFF状態の検知信号を出力している。
【0043】給紙上限センサ111は、ピックアップロ
ーラ43又は、それに近接した位置に設けられ、給紙ユ
ニット10あるいは多枚数給紙台50の上昇により載置
された印刷用紙68,69のいずれかがピックアップロ
ーラ43に接触してピックアップローラ43が給紙位置
P2まで持ち上げられた時にON状態の検知信号を出力
しており、それ以外はOFF状態の検知信号を出力して
いる。この給紙上限センサ111がON状態でピックア
ップローラ43による印刷用紙68,69の給紙が可能
となる。
【0044】T−T下限センサ112は、給紙ユニット
10の中央よりやや下方のT−T下限位置P3に設けら
れ、多枚数給紙台50がT−T下限位置P3に達した時
にON状態の検知信号を出力し、T−T下限位置P3よ
り上方位置にある時にはOFF状態の検知信号を出力し
ている。
【0045】K−K下限センサ113は、給紙ユニット
10の底部のK−K下限位置P4に設けられ、給紙ユニ
ット10がK−K下限位置P4にある時のみON状態の
検知信号を出力しており、それ以外はOFF状態の検知
信号を出力している。
【0046】カセットセンサ114は、カセット台12
に設けられたものであり、該カセット台12上にカセッ
トKが載置されている場合にON状態の検知信号を出力
し、載置されていない場合OFF状態の検知信号を出力
する。このカセットセンサ114は、例えばカセットK
側にマグネットが設けられ、カセット台12上のマグネ
ットと対向する位置にリードスイッチが設けられて構成
されている。
【0047】なお、カセットKに収容される印刷用紙6
9のサイズに応じてマグネットの位置を変更し、これを
複数のリードスイッチの組合せで検知することにより、
カセットKを載置するのみで例えば4ビットのビット値
の組み合わせにより印刷用紙69のサイズを自動判別す
ることができる。
【0048】カバーセンサ115は、カバー67の開閉
を検知するもので、例えばマイクロスイッチ等で構成さ
れている。電源スイッチ116は、給紙装置1の主電源
を切り替えるものである。
【0049】多数枚用紙有無センサ117は、多数枚給
紙台50に設けられ、多数枚給紙台50上に積載される
印刷用紙68の有無を検知しており、印刷用紙68が有
る時にONの検知信号を出力し、印刷用紙68が無い時
にOFFの検知信号を出力している。また、カセット用
紙有無センサ118は、カセットKに設けられ、カセッ
トKに積載される印刷用紙69の有無を検知しており、
印刷用紙69が有る時にONの検知信号を出力し、印刷
用紙69が無い時にOFFの検知信号を出力している。
【0050】ジャム検知手段119は、給紙中における
紙づまり、例えば、印刷用紙68,69がピックアップ
ローラ43を介して印刷装置2側に給紙されず、搬送路
途中で停止した場合に、ジャム状態を示すONの検知信
号を出力している。
【0051】ここで、給紙制御手段100は、1つのモ
ータ8とクラッチ9a,9bの切替えにより給紙ユニッ
ト10と多枚数給紙台50を同時または独立して昇降制
御している。すなわち、Tモード時に、T−Kホームセ
ンサ110がON状態になるT−KホームポジションP
1を給紙ユニット10の多枚数給紙基準位置とし、給紙
位置P2とT−T下限位置P3との間(図8参照)で多
枚数給紙台50を昇降制御している。
【0052】また、Kモード時には、K−K下限センサ
113がON状態になるK−K下限位置P4を給紙ユニ
ット10のカセット給紙基準位置とし、このK−K下限
位置P4とカセットK内の最上部の印刷用紙69が給紙
上限センサ111に接触してONするまでの間で給紙ユ
ニット10を昇降制御している。なお、多枚数給紙台5
0については、給紙ユニット10内で昇降制御してい
る。
【0053】さらに、上記給紙制御手段100の構成を
図9に示す機能ブロック図に基づいて説明する。給紙制
御手段100は、カセット有無判定手段100a、モー
ド確定手段100b、入力切替手段100c、積載オー
バー判定手段100d、印刷禁止信号出力手段100
e、モード制御手段100f、モータ駆動手段100
g、クラッチ切替手段100hを備えて構成されてい
る。
【0054】カセット有無判定手段100aは、カセッ
トセンサ114の検知信号に基づきカセット台12上に
カセットKが載置されているか否かを検知するもので、
その時の検知信号のON/OFF状態に基づいてカセッ
トKの有無を判定し、その判定信号S1をモード確定手
段100bおよびモード制御手段100fに、また更に
印刷禁止信号出力手段100eにも出力している。この
カセットセンサ114,およびカセット有無判定手段1
00aによりカセット有無検出手段が構成されている。
【0055】モード確定手段100bは、カセット有無
判定手段100aからの判定信号S1と電源スイッチ1
16のON/OFF信号に基づき、動作モードを多枚数
給紙台50の給紙によるTモードか、カセットKの給紙
によるKモードの何れかに確定する。また、T/K切替
ボタン102の押下により押下前の動作モードを他の動
作モードに変更する。そして、このモード確定手段10
0bは、確定したTモードあるいはKモードのいずれか
のモード確定信号S2を入力切替手段100cおよびモ
ード制御手段100fに出力している。
【0056】入力切替手段100cは、モード確定手段
100bからのモード確定信号S2に基づいて各ボタン
102,103および各センサ110〜115からの検
知信号を選択的に切替えてモード制御手段100fに出
力している。
【0057】積載オーバー判定手段100dは、T−K
ホームセンサ110、給紙上限センサ111およびT−
T下限センサ112の各検知信号に基づいて多枚数給紙
台50上の印刷用紙68の積載量を監視して積載オーバ
ーか否かの判定を行い、判定信号S3をモード制御手段
100fに出力している。そして、積載オーバーと判定
された場合には、その旨が報知手段としての表示器10
4による表示や、音声等により報知されるようになって
いる。
【0058】印刷禁止信号出力手段100eは、操作パ
ネル101におけるT/K切替ボタン102またはT/
K下降ボタン103が押下された際に、印刷装置2の印
刷制御手段80に対し、印刷スタートボタン82の押下
を無効にして印刷動作を禁止する印刷禁止信号S4を出
力している。また、この印刷禁止信号出力手段100e
には前記カセット有無判定手段100aの判定信号S1
が入力されており、後述するようにKモードからTモー
ドに切替えられた際にカセット有りの判定信号S1が入
力されている場合にも印刷禁止信号S4を出力する。
【0059】モード制御手段100fは、Tモード制御
手段100fAとKモード制御手段100fBを備えて
構成されている。Tモード制御手段100fAは、モー
ド確定手段100bからTモードのモード確定信号S2
の入力で後述するTモードの処理動作を統括する。また
入力切替手段100cを介して各ボタン102,103
の入力信号、各センサ110〜119の検知信号を入力
として取り込み、モータ8を正転または逆転駆動させる
ためのパルス信号S5をモータ駆動手段100gに出力
している。
【0060】また、カセット有無判定手段100aの判
定信号S1,積載オーバー判定手段100dの判定信号
S3,印刷禁止信号出力手段100eの印刷禁止信号S
4が入力されたときには、その入力に応じたモータ8の
駆動制御を行う。そして、Tモード制御手段100fA
は、給紙ユニット10および多枚数給紙台50を昇降す
るにあたって、Tモード時のクラッチ9a,9bの切り
替えを行うための制御信号S7をクラッチ切替手段10
0hに出力している。
【0061】Kモード制御手段100fBは、モード確
定手段100bからKモードのモード確定信号S2の入
力で後述するKモードの処理動作を統括する。また入力
切替手段100cを介して各ボタン102,103の入
力信号、各センサ110〜119の検知信号を入力とし
て取り込み、モータ8を正転または逆転駆動させるため
のパルス信号S6をモータ駆動手段100gに出力して
いる。
【0062】また、カセット有無判定手段100aの判
定信号S1,積載オーバー判定手段100dの判定信号
S3,印刷禁止信号出力手段100eの印刷禁止信号S
4が入力されたときには、その入力に応じたモータ8の
駆動制御を行う。そして、Kモード制御手段100fB
は、給紙ユニット10および多枚数給紙台50を昇降す
るにあたって、Kモード時のクラッチ9a,9bの切り
替えを行うための制御信号S8をクラッチ切替手段10
0hに出力している。
【0063】モータ駆動手段100gは、Tモード制御
手段100fAからのパルス信号S5またはKモード制
御手段100fBからのパルス信号S6に基づいてモー
タ8を正転または逆転制御している。
【0064】クラッチ切替手段100hは、モータ8が
回転制御される際に、Tモード制御手段100fAまた
はKモード制御手段100fBより入力される制御信号
S7または制御信号S8に基づいて各動作モードに応じ
たクラッチ9a,9bの切替え制御を行っている。これ
により、Tモード時のT−KホームポジションP1とK
−K下限位置P4間における給紙ユニット10の昇降動
作および給紙ユニット10内における多枚数給紙台50
の昇降動作、並びにKモード時の給紙上限センサ111
とK−K下限位置P4間におけるカセットKの昇降動作
の制御が行われる。
【0065】次に、給紙制御手段100の制御動作につ
いて動作図及びフローチャートを用いて説明する。図1
0は、電源スイッチ投入時における初期動作を示すフロ
ーチャートである。まず、電源スイッチ116がONし
た時には(SP10−1)、カセットセンサ114に検
知信号に基づくカセット有無判定手段100aの判定信
号S1により、カセット台12上のカセットKの有無を
判定する(SP10−2)。
【0066】カセット台12上にカセットKが載置され
ておらず、カセットセンサ114の検知信号がOFF状
態の場合には(SP10−2/No)、判定信号S1に
基づいてモード確定手段100bはTモードを自動設定
する(SP10−3)。また、電源スイッチ116のO
N時に、カセット台12上にカセットKが載置されてお
り、カセットセンサ114の検知信号がON状態の場合
には(SP10−2/Yes)、判定信号S1に基づい
てモード確定手段100bはKモードを自動設定する
(SP10−4)。
【0067】そして、Tモードに自動設定された場合に
は、モード確定手段100bのモード確定信号S2によ
りTモード制御手段100fAが動作する。このTモー
ド時には、Tモード制御手段100fAは、多枚数給紙
台50上の印刷用紙68がピックアップローラ43によ
り給紙されるべく、T−Kホームセンサ110と給紙上
限センサ111の検知信号に基づいて印刷用紙68の最
上面位置をピックアップローラ43に接触させる以下の
制御を行う。
【0068】まず、図6(a)に示すように、給紙ユニ
ット10がTモード時における多枚数給紙基準位置即
ち、T−KホームポジションP1に位置しており、T−
Kホームセンサ110の検知信号がON状態で(SP1
0−5/Yes)、印刷装置2の印刷スタートボタン8
2が押下された時に(SP10−6)、給紙上限センサ
111の検知信号がON状態であれば(SP10−7/
Yes)、印刷用紙68の最上面はピックアップローラ
43に接触しているので、給紙装置1から印刷装置2へ
の印刷用紙68の給紙動作が開始される(SP10−
8)。
【0069】これに対し、Tモード自動設定時に図11
(a)に示すように、給紙ユニット10が多枚数給紙基
準位置になく、ピックアップローラ43より下方に位置
する場合には、印刷用紙68がピックアップローラ43
に接触しておらず、給紙動作を行うことができない。こ
の場合、T−Kホームセンサ110の検知信号がOFF
状態なので(SP10−5/No)、両方のクラッチ9
a,9bが接続された状態でモータ8を正転制御し、給
紙ユニット10と多枚数給紙台50を連動して同一量上
昇させる(SP10−9)。
【0070】この上昇で給紙ユニット10が図6(a)
に示すように多枚数給紙基準位置となりT−Kホームセ
ンサ110の検知信号がONし(SP10−5/Ye
s)、印刷装置2の印刷スタートボタン82が押下され
(SP10−6)、給紙上限センサ111の検知信号が
ONすると(SP10−7/Yes)、給紙装置1から
印刷装置2への印刷用紙68の給紙動作が開始される
(SP10−8)。
【0071】この時、給紙上限センサ111の検知信号
がOFFであれば(SP10−7/No)、給紙上限セ
ンサ111の検知信号がONするまで多枚数給紙台50
のみを上昇させる(SP10−10)。
【0072】一方、Kモードに自動設定された場合に
は、モード確定手段100bのモード確定信号S2によ
りKモード制御手段100fBが動作する。このKモー
ド時には、Kモード制御手段100fBは、カセットK
の印刷用紙69がピックアップローラ43により給紙さ
れるべく、給紙上限センサ111の検知信号に基づいて
印刷用紙69の最上面位置をピックアップローラ43に
接触させる以下の制御を行う。
【0073】まず、Kモードに自動設定された際、印刷
装置2の印刷スタートボタン82が押下された時(SP
10−11)、図6(b)に示すように、給紙上限セン
サ111の検知信号がON状態であれば(SP10−1
2/Yes)、印刷用紙69の最上面位置はピックアッ
プローラ43に接触しているので、給紙ユニット10と
多枚数給紙台50の移動が停止しており(SP10−1
3)、給紙装置1から印刷装置2への印刷用紙69の給
紙動作が開始される(SP10−8)。
【0074】これに対し、図11(b)に示すように、
カセットKがピックアップローラ43より下方に位置す
る場合には、印刷用紙69がピックアップローラ43に
接触しておらず給紙動作を行うことができない。この場
合、印刷装置2の印刷スタートボタン82が押下された
状態で(SP10−11)、給紙上限センサ111はO
FF状態であり(SP10−12/No)、この検知信
号により両方のクラッチ9a,9bが接続された状態で
モータ8を正転制御し、給紙ユニット10と多枚数給紙
台50を連動して同一量上昇させる(SP10−1
4)。
【0075】そして、給紙ユニット10が図6(b)に
示す位置まで移動して給紙上限センサ111の検知信号
がONすると(SP10−12/Yes)、給紙ユニッ
ト10と多枚数給紙台50の上昇を停止させ(SP10
−13)、給紙装置1から印刷装置2への印刷用紙69
の給紙動作が開始される(SP10−8)。
【0076】次に、現在設定されている動作モードを変
更する場合の処理動作について説明する。動作モードを
変更するにあたっては、T/K切替ボタン102を押下
することにより、モード確定手段100bは、現在の動
作モードがTモードの場合には、切り替え後Kモードの
モード確定信号S2を出力し、Kモード制御手段100
fBにより処理を行う。一方、現在の動作モードがKモ
ードの場合には、切り替え後Tモードのモード確定信号
S2を出力し、Tモード制御手段100fAにより処理
を行う。
【0077】まず、現在の動作モードがKモードであっ
た時に、T/K切替ボタン102の押下により、Tモー
ドへ切り替えた時の動作を図12のフローチャートを用
いて説明する。そして、現在の動作モードがKモードで
あることから(SP12−1)、T/K切替ボタン10
2が押下された時に(SP12−2)、カセット台12
上にカセットKが載置されていると、カセットセンサ1
14の検知信号はON状態になっているので(SP12
−3/Yes)、カセットKをカセット台12上から取
り除くための制御が行われる。尚、カセット台12上に
カセットKが載置されていない場合には該制御を通過し
(SP12−10)へ移行できる。
【0078】ここで、カセットセンサ114の検知信号
がONしている間は、カセット有無判定手段100aの
判定信号S1がカセット有りとされ、印刷禁止信号出力
手段100eが印刷制御手段80に対して印刷禁止信号
S4を出力する。これにより、印刷装置2の印刷スター
トボタン82の押下を無効にして印刷動作が開始されな
いように制御している。
【0079】カセット台12上にカセットKが載置され
たままの状態でカセットセンサ114の検知信号がON
状態のときは、T/K切替ボタン102が押下されると
(SP12−2)、カセットセンサ114の検知信号が
ONであることを確認し(SP12−3/Yes)、両
方のクラッチ9a,9bが接続された状態でモータ8を
逆転制御し、給紙ユニット10と多枚数給紙台50を連
動して同一量下降させる(SP12−4)。
【0080】そして、K−K下限センサ113の検知信
号がONするまで(SP12−5/Yes)、給紙ユニ
ット10と多枚数給紙台50を下降させる(SP12−
6)。これにより給紙ユニット10が下限位置となり、
カセットKがカセット台12上に載置されている旨の表
示およびブザー等の報知がなされる。この状態で、カバ
ー67を開きカセット台12上のカセットKを取り除く
と(SP12−7)、カセットセンサ114の検知信号
はOFFに切り替わる。
【0081】そして、カバー67が閉じられ(SP12
−8)、カバーセンサ115の検知信号がONに切り替
わることにより(SP12−9/Yes)、これ以降
は、以下に説明するモードに応じた給紙ユニット10と
多枚数給紙台50の上昇制御に移行できる。
【0082】この上昇制御にあたっては、多枚数給紙台
50上の印刷用紙68の積載量に応じて図13〜図15
のいずれかの処理が選択的になされる。まず、印刷用紙
68の積載量がH1(適量範囲)の高さの場合について
図13を用いて説明する。T/K切替ボタン102が押
下された時に、図13(a)に示すように給紙ユニット
10が多枚数給紙基準位置になく、T−Kホームセンサ
110の検知信号がOFF(SP12−11/No)で
給紙上限センサ111の検知信号がOFF(SP12−
12/No)であると、まず、両方のクラッチ9a,9
bが接続された状態でモータ8を正転制御し、給紙ユニ
ット10と多枚数給紙台50を連動して同一量上昇させ
る(SP12−10)。
【0083】ここで、図13(b)に示すように、給紙
ユニット10が多枚数給紙基準位置に達しT−Kホーム
センサ110の検知信号がONした後、印刷装置2の印
刷スタートボタン82が押下されると(SP12−1
3)、給紙上限センサ111がONするまで(SP12
−15/Yes)クラッチ9aのみを切り離し、多枚数
給紙台50のみを上昇させる(SP12−14)。そし
て、図13(c)の如くピックアップローラ43に印刷
用紙68が接触し、給紙上限センサ111の検知信号が
ONすると多枚数給紙台50が停止され(SP12−1
6)、Tモードによる給紙動作が開始される(SP12
−17)。
【0084】次に、図14に示す如く印刷用紙68が積
載可能な最大枚数の高さH2とされている場合について
説明する。この場合、T/K切替ボタン102が押下さ
れた時に、図14(a)に示すように給紙ユニット10
が多枚数給紙基準位置になく、T−Kホームセンサ11
0の検知信号がOFF(SP12−11/No)で、か
つ給紙上限センサ111の検知信号がOFF(SP12
−12/No)の場合には、まず、両方のクラッチ9
a,9bが接続された状態でモータ8を正転制御し、給
紙ユニット10と多枚数給紙台50を連動して同一量上
昇させる(SP12−10)。
【0085】ここで、図14(b)に示すように、給紙
ユニット10が多枚数給紙基準位置に達する以前即ち、
T−Kホームセンサの検知信号がOFFのままで(SP
12−11/No)、多枚数給紙台50上の印刷用紙6
8の最上面位置がピックアップローラ43に接触して給
紙上限センサ111がONし(SP12−12/Ye
s)、T−T下限センサの検知信号がOFFである場合
(SP12−18/No)、クラッチ9bのみを切り離
し、給紙ユニット10のみを上昇させる(SP12−1
9)。
【0086】そして、図14(c)に示すように、給紙
ユニット10が上限位置に達しT−Kホームセンサ11
0の検知信号がONすると(SP12−20/Ye
s)、給紙ユニット10の上昇が停止し(SP12−2
1)、印刷装置2の印刷スタートボタン82が押下され
る(SP12−13)以降の処理が行われる。
【0087】次に、図15に示す如く印刷用紙68が積
載可能な最大枚数を越える高さH3まで過剰に積載され
ている場合について説明する。この場合、T/K切替ボ
タン102が押下された時に、給紙ユニット10と多枚
数給紙台50が図15(a)に示すように、給紙ユニッ
ト10が多枚数給紙基準位置になくT−Kホームセンサ
110の検知信号がOFF(SP12−11/No)
で、給紙上限センサ111の検知信号がOFF(SP1
2−12/No)の場合には、両方のクラッチ9a,9
bが接続された状態でモータ8を正転制御し、給紙ユニ
ット10と多枚数給紙台50を連動して上昇させる(S
P12−10)。
【0088】しかしながら、この後、図15(b)に示
すように、給紙ユニット10が多枚数給紙基準位置に達
する以前即ち、T−Kホームセンサ110の検知信号が
OFF状態のままで(SP12−11/No)、給紙上
限センサ111がONし(SP12−12/Yes)、
かつT−T下限センサ112の検知信号もONする(S
P12−18/Yes)と、多枚数給紙台50上に過剰
な印刷用紙68が積載されており、多枚数給紙台50が
給紙ユニット10のみの上昇を妨げ、多枚数給紙基準位
置まで上昇できない状態となっている。この場合には上
記各センサの検知信号に基づき積載オーバー判定手段1
00dは積載オーバーと判定して、積載オーバー処理
(SP12−22)に移行する。
【0089】この積載オーバー時の処理の内容を図16
のフローチャートを用いて説明する。この際、K−K下
限センサ113の検知信号がONするまで(SP16−
2/Yes)給紙ユニット10と多枚数給紙台50を連
動して下降させる(SP16−1)。
【0090】給紙ユニット10はK−K下限位置P4で
停止し(SP16−3)、必要に応じて表示や音声等に
よる積載オーバーの報知が行われる(SP16−4)。
この状態でカバー67を開いて多枚数給紙台50上の過
剰分の印刷用紙68を取り除き(SP16−5)、カバ
ー67を閉じることにより積載オーバー処理(SP12
−21)が終了する。この後、図12に示すTモードに
よる給紙動作が再開される(SP12−10へ移行)。
【0091】なお、この積載オーバー時における給紙ユ
ニット10と多枚数給紙台50の下降制御は、K−K下
限位置P4まで下降させずとも、多枚数給紙台50上の
印刷用紙68の最上面位置がピックアップローラ43か
ら離れ印刷用紙68の過剰積載分が取り出せる所定量の
み下降させる構成にしてもよい。
【0092】次に、T/K切替ボタン102が押下によ
り、Kモードへ切り替えた時の動作を図17のフローチ
ャートを用いて説明する。現在の動作モードがTモード
であることから(SP17−1)、給紙ユニット10は
図13(c)(あるいは同一状態である図14(c)の
いずれか)の状態となっており、給紙ユニット10は多
枚数給紙基準位置即ち、T−KホームポジションP1に
位置しており、かつ多枚数給紙台50は給紙上限位置P
2からT−T下限位置P3の間に位置しているので、給
紙ユニット10と多枚数給紙台50を下降させてカセッ
トKをカセット台12上に載置し、印刷用紙69の最上
面位置をピックアップローラ43に接触させる制御が行
われる。
【0093】まず、T/K切替ボタン102が押下され
ると(SP17−2)、両方のクラッチ9a,9bが接
続された状態でモータ8を逆転制御し、給紙ユニット1
0と多枚数給紙台50を連動して同一量下降させる(S
P17−3)。そして、K−K下限センサ113の検知
信号がONすると(SP17−4/Yes)、給紙ユニ
ット10と多枚数給紙台50の下降を停止させる(SP
17−5)。
【0094】この状態で、カバー67を開いてカセット
台12上にカセットKを載置する(SP17−6)。次
にカセットセンサ114がONし、そして、カバー67
を閉じ(SP17−7)て、カバーセンサ115の検知
信号がONし(SP17−8/Yes)、印刷装置2の
印刷スタートボタン82が押下されると(SP17−
9)、両方のクラッチ9a,9bが接続された状態でモ
ータ8を正転制御し、給紙ユニット10と多枚数給紙台
50を連動して同一量上昇させる(SP17−10)。
【0095】これにより、給紙上限センサ111の検知
信号がONすると(SP17−11/Yes)、給紙ユ
ニット10と多枚数給紙台50の上昇が停止し(SP1
7−12)、給紙装置1から印刷装置2に印刷用紙69
が給紙され、Kモードによる給紙動作が開始される(S
P17−13)。
【0096】次に、給紙中にジャム(紙づまり)が発生
し、あるいは紙補給、印刷用紙のサイズ変更に伴う用紙
交換を行う場合には、T/K下降ボタン103が押下さ
れると、Tモード時には、Tモード制御手段100fA
により、また、Kモード時には、Kモード制御手段10
0fBにより各動作モードに応じた給紙ユニット10と
多枚数給紙台50の下降制御を行う。
【0097】まず、Tモード時のジャム、紙補給時の処
理動作について図18のフローチャートを用いて説明す
る。Tモード時の給紙動作中に紙づまり(ジャム)が発
生し、このジャム状態がジャム検知手段119によって
検知されると(SP18−1/Yes)、その旨が表示
器104に表示されて給紙動作が自動的に停止する(S
P18−2)。
【0098】ここで、T/K下降ボタン103を押下す
ると(SP18−3)、クラッチ9bのみが接続された
状態でモータ8を逆転制御し、T−T下限センサ112
の検知信号がONするまで(SP18−5/Yes)、
多枚数給紙台50のみを下降させる(SP18−4)。
この状態でカバー67を開き、紙づまりを起こした印刷
用紙を取り除くジャム処理作業を行う(SP18−
6)。
【0099】そして、ジャム処理作業を終えてカバー6
7が閉じられ(SP18−7)、カバーセンサ115の
検知信号がONし(SP18−8/Yes)、印刷装置
2の印刷スタートボタン82が押下されると、前述した
Tモードによる給紙動作が再開される(図12のSP1
2−13へ移行)。
【0100】また、Tモード時の給紙動作中に、多枚数
給紙台50上に積載された印刷用紙68が減って紙補
給、あるいは用紙サイズを変更に伴う用紙交換を行う場
合には(SP18−10/Yes)、(印刷装置2の図
示しない印刷ストップボタンの押下により)印刷装置2
への給紙動作を含む印刷動作を一旦停止させた状態で、
T/K下降ボタン103を押下すると(SP18−1
1)、クラッチ9bのみが接続された状態でモータ8を
逆転制御し、T−T下限センサ112の検知信号がON
するまで(SP18−13/Yes)多枚数給紙台50
のみを下降させる(SP18−12)。
【0101】この状態でカバー67を開き、多枚数給紙
台50上に印刷用紙68を適宜積載し(SP18−1
4)、必要な場合にはフェンス61の幅を調整する。紙
補給作業を終えてカバー67が閉じられ(SP18−
7)、カバーセンサ115の検知信号がONし(SP1
8−8/Yes)、印刷装置2の印刷スタートボタン8
2が押下されると、前述同様、Tモードによる給紙動作
が再開される(SP12−13へ移行)。
【0102】なお、Tモード時の給紙動作中に紙がなく
なったことが多枚数用紙有無センサ117によって検知
された場合には(SP18−15/ON)、クラッチ9
bのみが接続された状態でモータ8を逆転制御し、T−
T下限センサ112の検知信号がONするまで(SP1
8−17/Yes)多枚数給紙台50のみを下降させる
(SP18−16)。この状態でカバー67を開き、多
枚数給紙台50上に印刷用紙68を適宜積載し(SP1
8−18)、カバー67を閉じる(SP18−7)。そ
して、カバーセンサ115の検知信号がONし(SP1
8−8/Yes)、印刷装置2の印刷スタートボタン8
2が押下されると、前述同様、Tモードによる給紙動作
が再開される(SP12−13へ移行)。
【0103】次に、Kモード時のジャム、紙補給時の処
理動作について図19のフローチャートを用いて説明す
る。Kモード時の給紙動作中に紙づまり(ジャム)が発
生すると、Tモード時と同様に、このジャム状態はジャ
ム検知手段119により検知され(SP19−1/Ye
s)、その旨が表示器104に表示されて給紙動作が自
動的に停止する(SP19−2)。
【0104】ここで、T/K下降ボタン103を押下す
ると(SP19−3)、両方のクラッチ9a,9bが接
続された状態でモータ8を逆転制御し、K−K下限セン
サ113の検知信号がONするまで(SP19−5/Y
es)、給紙ユニット10と多枚数給紙台50を連動し
て同一量下降させる(SP19−4)。
【0105】この状態でカバー67を開き、紙づまりを
起こした印刷用紙を取り除くジャム処理作業を行う(S
P19−6)。ジャム処理作業を終えてカバー67が閉
じられ(SP19−7)、カバーセンサ115の検知信
号がONし(SP19−8/Yes)、印刷装置2の印
刷スタートボタン82が押下されると、前述同様Kモー
ドによる給紙動作が再開される(SP17−9へ移
行)。
【0106】また、Kモード時の給紙動作中に、カセッ
トKに積載された印刷用紙69が減って紙補給を行う場
合には(SP19−9/Yes)、(印刷装置2の図示
しない印刷ストップボタンの押下により)印刷装置2へ
の給紙動作を含む印刷動作を一旦停止させた状態で、T
/K下降ボタン103を押下すると(SP19−1
0)、両方のクラッチ9a,9bが接続された状態でモ
ータ8を逆転制御し、K−K下限センサ113の検知信
号がONするまで(SP19−12/Yes)、給紙ユ
ニット10と多枚数給紙台50を連動して同一量下降さ
せる(SP19−11)。
【0107】この状態でカバー67を開き、カセットK
上に印刷用紙69を適宜積載して補給する(SP19−
13)。紙補給作業を終えてカバー67が閉じられ(S
P19−7)、カバーセンサ115の検知信号がONし
(SP19−8/Yes)、印刷装置2の印刷スタート
ボタン82が押下されると、前述同様、Kモードによる
給紙動作が再開される(SP17−9へ移行)。このと
き、給紙上限センサ111の検知信号がONするまで給
紙ユニット10と多枚数給紙台50が連動して上昇さ
れ、給紙動作が再開される。
【0108】なお、Kモード時の給紙動作中に紙がなく
なったことがカセット用紙有無センサ118によって検
知された場合には(SP19−14/ON)、両方のク
ラッチ9a,9bが接続された状態でモータ8を逆転制
御し、K−K下限センサ113の検知信号がONするま
で(SP19−16/Yes)、給紙ユニット10と多
枚数給紙台50を連動して同一量下降させる(SP19
−15)。この状態でカバー67を開き、カセットK上
に印刷用紙69を適宜積載し(SP19−17)、カバ
ー67を閉じる(SP19−7)。そして、カバーセン
サ115の検知信号がONし(SP19−8/Ye
s)、印刷装置2の印刷スタートボタン82が押下され
ると、前述同様、Kモードによる給紙動作が再開される
(SP17−9へ移行)。ところで、上述した実施例の
各処理動作において、カバー67が開いていて、カバー
センサ115の検知信号がOFF状態の時には、給紙ユ
ニット10および多枚数給紙台50は移動せずに停止状
態が保たれている。
【0109】
【発明の効果】本発明の給紙装置によれば、カセットが
載置可能な給紙ユニットと、給紙ユニット内を上下動す
る記録用紙が載置可能な多枚数給紙台とを、一つの給紙
機構に対し給紙可能な位置まで選択的に上昇制御する構
成なので、カセットまたは多枚数給紙台上にセットされ
た記録用紙を選択的に一つの給紙機構で取り出して、画
像形成装置の画像記録部へ給紙することができる。
【0110】また、カセットおよび多枚数給紙台上にセ
ットされた記録用紙を選択的に一つの給紙機構により画
像記録部へ給紙するので、いずれの記録用紙を給紙する
場合にも給紙機構から画像記録部までの給紙経路は変わ
らず給紙タイミングが一定になるので、画像記録部への
給紙タイミングを一定にするための装置や調節が不要と
なり、特に、僅かな給紙タイミングの違いによって天地
のずれが発生する孔版印刷装置においては、印刷品質の
向上に優れた効果がある。
【0111】さらに、カセットおよび多枚数給紙台上に
セットされた記録用紙を選択的に一つの給紙機構により
画像記録部へ給紙するので、給紙経路の構成が簡単でそ
の保守点検が容易になると共に、給紙経路に要するスペ
ースが少なくてよいので、装置全体を小型化できる等の
効果がある。
【0112】そして特に本発明によれば、給紙ユニット
上からカセットが取り除かれている状態で、給紙ユニッ
トを上昇させた際には、給紙ユニットに形成された切欠
き部が給紙機構を避けて通過するので、給紙機構が給紙
ユニットの上昇を妨げることなく、多枚数給紙台による
給紙を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例における給紙装置と印刷装置の斜視
図。
【図2】同給紙装置の主要な駆動機構等を示す斜視図。
【図3】同給紙装置の要部の構造等を示す正面図。
【図4】同給紙装置の駆動源等を示す斜視図。
【図5】同給紙装置におけるフェンスの調整機構等を示
す斜視図。
【図6】(a)は同給紙装置でTモード時の給紙状態を
示す図。(b)は同給紙装置でKモード時の給紙状態を
示す図。
【図7】同給紙装置の電気的構成を示すブロック図。
【図8】同給紙装置に設けられる各センサの取付位置を
示す概要図。
【図9】同給紙装置の給紙制御手段の構成を示すブロッ
ク図。
【図10】同給紙装置において電源スイッチ投入時の初
期動作を示すフローチャート。
【図11】(a)は同給紙装置でTモードによる給紙以
前の状態を示す図。(b)は同給紙装置でKモードによ
る給紙以前の状態を示す図。
【図12】同給紙装置においてKモードからTモードへ
切り替えた時の動作を示すフローチャート。
【図13】(a),(b),(c)は各々、同給紙装置
のTモード時において印刷用紙の積載量が適量の際の給
紙状態となるまでの動作図。
【図14】(a),(b),(c)は各々、同給紙装置
のTモード時において印刷用紙の積載量が適量上限の際
の給紙状態となるまでの動作図。
【図15】(a),(b)は各々、同給紙装置のTモー
ド時において印刷用紙が積載オーバーを検知するまでの
動作図。
【図16】同給紙装置の積載オーバー時の処理を示すフ
ローチャート。
【図17】同給紙装置においてTモードからKモードへ
切り替えた時の動作を示すフローチャート。
【図18】同給紙装置のTモード時のジャム、紙補給の
処理を示すフローチャート。
【図19】同給紙装置のKモード時のジャム、紙補給の
処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…給紙装置、2…印刷装置、3…給紙機構、8…モー
タ、9a,9b…クラッチ、10…給紙ユニット、12
…カセット台、14…切欠き部、43…ピックアップロ
ーラ、50…多枚数給紙台、67…カバー、68,69
…印刷用紙、80…印刷制御手段、82…印刷スタート
ボタン、100…給紙制御手段、100a…カセット有
無判定手段、100b…モード確定手段、100c…入
力切替手段、100d…積載オーバー判定手段、100
e…印刷禁止信号出力手段、100f…モード制御手
段、100fA…Tモード制御手段、100fB…Kモ
ード制御手段、100g…モータ駆動手段、100h…
クラッチ切替手段、102…T/K切替ボタン、103
…T/K下降ボタン、110…T−Kホームセンサ、1
11…給紙上限センサ、112…T−T下限センサ、1
13…K−K下限センサ、114…カセットセンサ、1
15…カバーセンサ、116…電源スイッチ、117…
多枚数用紙有無センサ、118…カセット用紙有無セン
サ、119…ジャム検知手段、K…カセット、P2…給
紙位置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G03G 15/00 516 G03G 15/00 516 (56)参考文献 特開 昭64−53937(JP,A) 特開 平2−204229(JP,A) 特開 昭62−56225(JP,A) 特開 昭60−232342(JP,A) 特開 昭55−151446(JP,A) 実開 平3−18042(JP,U) 実開 平5−20172(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 3/44 B65H 1/14 322 B65H 1/28 320

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層載置された記録用紙(68,69)
    を一箇所の給紙位置(P2)で一枚づつ取り出し画像記
    録部に向けて送り出す給紙機構(3)と、 該給紙機構に対して上下動自在で、上面に記録用紙(6
    9)を収納したカセット(K)が着脱自在に設けられ、
    かつ前記給紙機構と対応する位置に切欠き部(14)を
    有する給紙ユニット(10)と、 該給紙ユニット内に上下動自在に設けられ、記録用紙
    (68)が載置される多枚数給紙台(50)と、 前記カセットによる給紙時に、該カセット内の記録用紙
    が前記給紙位置に達するまで少なくとも前記給紙ユニッ
    トを上昇制御するとともに、前記多枚数給紙台による給
    紙時に、前記切欠き部が前記給紙機構を通過して前記給
    紙ユニットの上面が前記給紙位置より上部に位置するま
    で前記給紙ユニットを上昇制御させ、前記多枚数給紙台
    上の記録用紙が前記給紙位置に達するまで前記多枚数給
    紙台を上昇制御する給紙制御手段(100)とを備えた
    画像形成装置の給紙装置。
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