JP3227126B2 - カーブベルトコンベア - Google Patents

カーブベルトコンベア

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JP3227126B2
JP3227126B2 JP12110898A JP12110898A JP3227126B2 JP 3227126 B2 JP3227126 B2 JP 3227126B2 JP 12110898 A JP12110898 A JP 12110898A JP 12110898 A JP12110898 A JP 12110898A JP 3227126 B2 JP3227126 B2 JP 3227126B2
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和衛 依田
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マルヤス機械株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はカーブベルトコン
ベアの改良に関する。
【従来の技術】図13にて示すように、所定の角度を介
して平面視略ハ形配置したローラ101,102の間
に、略円錐形に形成される無端状カーブベルト100を
架設することにより、平面視略円弧状の搬送軌道を構成
するカーブベルトコンベアにおいては、上記ベルト10
0の駆動に伴って、ベルト100の旋回中心Oを中心と
して円の接線方向に力F1が作用すると同時に、ベルト
100を旋回中心Oへ向けて逃がすようにずらす力F2
が作用する。
【0002】したがって、従来のカーブベルトコンベア
は、ベルトの外周縁に沿ってビ−ドや案内桟やチェー
ン,ローラ等の保持機構を掛け回してベルトの外周部を
回転駆動可能に保持することにより、上記したようにベ
ルトを旋回中心へ向けてずらす力F2を受けると共に、
駆動源からの駆動力を伝達してベルトの駆動を行うよう
に構成してある(実開平5−42211号,実公昭58
−34082号)。しかし、上記したようなカーブベル
トコンベアにあっては、ベルト外周部に沿って設ける保
持機構が非常に複雑化する上、保守保全の煩雑化、騒音
の増大、コストの上昇等を招くため、その改良が求めら
れている。
【0003】また、上記したカーブベルトコンベアは、
周速度の関係からカーブベルトの両端部を支持するロー
ラ101,102を円錐状に構成してあるため、搬送路
の両端部の形状も円錐状になる。その結果、他のコンベ
アとの接続部、特に搬送路外周側のローラ径が大きくな
り、同搬送路外周側における接続部分に大きな段差を生
じていた。その結果、特に軽量で小さな搬送物が上記接
続部を乗り移る場合に、ずれや転倒が発生する等、搬送
物を円滑に移送を行う上で不具合を生じていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、特開平7−2
77436号のカーブベルトコンベアのように、コンベ
アベルトの外周縁部を保持する保持機構を設けずに、該
カーブベルトの内周縁をガイドローラにより内側から支
承することにより、ベルトを旋回中心へ向けてずらす力
F2を受けるように構成したものが開発されている。
尚、上記カーブベルトは、ベルトの肉厚内にベルト幅方
向へ延びる強靭な骨材を内設することにより、ベルト幅
方向の強度を増大せしめたものを使用し、これにより、
ベルト幅方向の曲がり変形を防止している。
【0005】しかし、上記したようにカーブベルトを旋
回中心へ向けてずらす力F2は、ベルト幅が拡がる程に
増大する傾向があるため、ベルト幅が狭い範囲では支障
なく使用できるものの、ベルト幅が広くなるに連れて、
上記ベルトが耐えられずに、ベルト中間部が盛り上がる
ように変形する現象を生じる。よって、上記コンベア
は、コンベア両端部の段差を小さくして軽量短小な搬送
物を搬送することができても、上記したベルトの盛り上
がりにより搬送物への悪影響を与えてしまう。即ち、上
記したカーブベルトコンベアは、ベルト幅の狭い小型な
ものだけに有効であると云える。
【0006】一方、食品業界では、O−157等の病原
菌の危惧に対し、米国にて提案された危害分析・重要管
理点(HACCP)の導入が加速しているが、食品加工
生産設備に使用されるベルトコンベアにおいても、上記
HACCPに則る衛生管理が検討されている。
【0007】例えば、ベルトコンベアの衛生を維持する
ためには、機体やベルト自体を定期的に取り外して丁寧
に洗浄,殺菌することが雑菌の繁殖を抑制する意味で好
ましい。従来、直線移動のベルトコンベアの中には、コ
ンベアの端部を跳ね上げることにより、ベルトの張りを
簡単に緩めるように構成したものが開発されているが
(実公平5−33459号)、カーブベルトコンベアに
おいては、上記したように保持機構等が極端に複雑化す
るため、カーブベルトを弛めるには手慣れた作業者でも
かなりの時間を必要とし、洗浄,殺菌作業の度に面倒で
時間のかかる作業を強いられていた。
【0008】本発明の目的は、上記した如きカーブベル
トコンベアに関し、ベルト幅が広い大型なカーブベルト
を簡単に着脱できる状態で具備し、且つ、コンベア両端
部における段差を小さく抑えることのできるカーブベル
トコンベアを、簡素な駆動機構により支障なく駆動せし
めることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明のカーブベルトコンベアは、略短円筒形
に形成した多数の小ローラを同芯上に並列せしめて外形
を略長軸状に成し、上記各小ローラが個々に自由回転す
るように構成した一対のローラをコンベア本体上の両端
部に配設し、これら両ローラ若しくはナイフエッジの間
に平面視略円弧状の搬送軌道を構成する無端状で且つ平
坦なカーブベルトを架設し、同コンベア本体における上
記カーブベルトの外周部に沿ってベルト挟持ユニットを
配設して成り、上記各ベルト挟持ユニットは、平面視に
おいて近接状に配置する往路側復路側両ベルト挟持ユニ
ットにより構成し、往路側ベルト挟持ユニットは、上記
カーブベルトの外周部における往路側と復路側との間に
挿入して設置する往路側の駆動ローラと、上記カーブベ
ルト外周部の往路面上に設置し、同カーブベルトを挟ん
で上記往路側の駆動ローラの外周面に押圧せしめるピン
チローラとから成り、且つ、復路側ベルト挟持ユニット
は、上記カーブベルトの外周部における往路側と復路側
との間に挿入して設置する復路側の駆動ローラと、上記
カーブベルト外周部の復路面下に設置し、同カーブベル
トを挟んで上記復路側の駆動ローラの外周面に押圧せし
めるピンチローラとから成り、上記往路側及び復路側両
ベルト挟持ユニットの駆動ローラ及びピンチローラの軸
芯を、平面視において同カーブベルトの旋回中心から同
往路側及び復路側両ベルト挟持ユニットへ向けて延びる
基準線に対し、各々所定の方向へ傾斜せしめた状態で軸
支せしめ、これら往路側復路側両ベルト挟持ユニットの
各々の駆動ローラとピンチローラとの回転時の接触によ
り、上記カーブベルトの外周部の往路側と復路側とをそ
れぞれ旋回外側へ向けて付勢せしめて成るものである。
【0010】上記した手段によれば、コンベア両端部に
配設した両ローラ間には、無端状のカーブベルトが架設
され、該カーブベルトにより、平面視略円弧状の搬送軌
道が構成される。コンベア本体上の両端部に設置される
両ローラは、短円筒形に形成した多数の小ローラを同芯
上に並列せしめて外形を略長軸状に成してあり、これに
より、上記各小ローラが個々に自由回転する。上記両ロ
ーラ間には、無端状で且つ外周部を平坦に形成したカー
ブベルトを架設し、該カーブベルトにより、平面視略円
弧状の搬送軌道を構成してある。また、上記コンベア本
体におけるカーブベルトの外周部に沿ってはベルト挟持
ユニットを配設してある。
【0011】上記各ベルト挟持ユニットは、平面視にお
いて近接せしめて設置される往路側ベルト挟持ユニット
と復路側ベルト挟持ユニットとにより構成される。往路
側ベルト挟持ユニットは、カーブベルトの外周部におけ
る往路側と復路側との間に挿入して設置する往路側の駆
動ローラと、上記カーブベルト外周部の往路面上に設置
したピンチローラとを具備し、上記カーブベルトの往路
側外周部を挟んで上記ピンチローラを往路側の駆動ロー
ラの外周面に押圧せしめてある。
【0012】上記カーブベルトの往路面の外周部は、上
記した往路側ベルト挟持ユニットの駆動ローラとピンチ
ローラとにより挟持された状態となり、上記ピンチロー
ラによる押圧力により、中ローラ外周面とカーブベルト
内面、及び同カーブベルト外周面とピンチローラとの間
に摩擦力を生じる。よって、上記駆動ローラの回転駆動
により、カーブベルトの外周部が円周に沿って移動し
て、同カーブベルトが駆動回転する。さらに、上記カー
ブベルトの回転に追従して、往路側のピンチローラが回
転することになる。
【0013】上記往路側ベルト挟持ユニットの駆動ロー
ラとピンチローラとは、各々の軸芯を、平面視において
カーブベルトの旋回中心から同往路側ベルト挟持ユニッ
トへ向けて延びる基準線に対して所定方向へ傾斜せしめ
た状態で軸支してあり、上記傾斜角を介してカーブベル
トと接触して回転することになる。したがって、往路側
の駆動ローラとピンチローラとの回転接触力は、上記し
た如くカーブベルトの円周方向へ作用すると同時に、上
記傾斜角の分、旋回外側へ向けて作用するようになり、
その結果、上記駆動回転するカーブベルトの往路側外周
部を旋回外側へ向けて付勢する。この付勢力は、カーブ
ベルトの往路側が旋回中心へ向けて移動するのを抑止す
ると共に、同ベルトを幅方向へ張る力として作用し、駆
動回転中において同ベルトの中央部に膨らみや弛みが生
じるのを防止する。
【0014】一方、復路側ベルト挟持ユニットは、カー
ブベルトの外周部における往路側と復路側との間に挿入
して設置する往路側の駆動ローラと、カーブベルト外周
部の復路面下に設置したピンチローラとを具備し、上記
カーブベルトを挟んで上記ピンチローラを往路側の駆動
ローラの外周面に押圧せしめてある。即ち、上記復路側
ベルト挟持ユニットは、前記した往路側ベルト挟持ユニ
ットと同様に構成され、また、上記駆動ローラとピンチ
ローラも、各々の軸芯を、平面視において基準線に対し
て所定方向へ傾斜せしめた状態で軸支してあり、この傾
斜角を介してカーブベルトと接触して回転する。
【0015】よって、復路側ベルト挟持ユニットの駆動
ローラとピンチローラとの回転接触力は、カーブベルト
の円周方向へ作用して同カーブベルトを駆動回転せしめ
ると同時に、上記傾斜角の分、旋回外側へ向けて引き込
む力が作用し、これにより上記カーブベルトの復路側外
周部を旋回外側へ向けて付勢する。この付勢力は、カー
ブベルトの復路側が旋回中心へ向けて移動するのを抑止
し、上記した往路側の場合と同様に、同カーブベルトを
幅方向へ張る力として作用する。
【0016】請求項2記載のカーブベルトコンベアは、
上記ベルト挟持ユニットをコンベア本体のカーブベルト
外周部に於ける複数箇所に設置して成るものである。こ
の場合、カーブベルト外周部の複数箇所に設置した各ベ
ルト挟持ユニットの往路側復路側両ベルト挟持ユニット
の各駆動ローラとピンチローラとにより発生する回転接
触力が、複数の設置場所に作用し、各部位においてカー
ブベルトの往路側及び復路側の外周部を円周方向へ移動
せしめる駆動回転力と、同カーブベルトの往路側及び復
路側の外周部を各々旋回外側へ向けて付勢する力として
作用する。上記したようにカーブベルト外周部の複数箇
所に作用する付勢力は、カーブベルトを駆動回転せしめ
ると同時に、同カーブベルトの往路側が旋回中心へ向け
て移動するのを抑止し、同ベルトを幅方向へ張る力とし
て作用して、同ベルトの中央部に膨らみや弛みが生じる
のを防止する。
【0017】請求項3記載のカーブベルトコンベアは、
上記した各カーブベルトコンベアのカーブベルトの往路
側を下面側から略平面状に支承する基盤を具備し、該基
盤の旋回中心側の部位をコンベア本体部材上において所
定の高さに保持する保持材を着脱可能に設け、且つ、同
基盤の旋回中心側の部位の下面に上支承ローラを設ける
と共に、該上支承ローラの直下に位置するコンベア本体
部材に、下支承ローラを設置し、該下支承ローラと上記
上支承ローラとの外周面同士を付き合わせて成るもので
ある。
【0018】上記した手段によれば、カーブベルトの往
路側は基盤により下面側から平面状に支承される。上記
基盤の旋回中心側の部位は、着脱可能な保持材によりコ
ンベア本体部材上において所定の高さに保持される。ま
た、上記基盤の旋回中心側の部位の下面には、上支承ロ
ーラが設けられ、該支承ローラとコンベア本体部材に設
置した下支承ローラとの外周面同士を付き合わせること
により上記基盤を下から支承せしめている。即ち、上記
基盤の旋回中心側部位は、上記保持材と、外周面同士が
付き合う上下両支承ローラとの双方により支承してい
る。よって、上記保持部材を取り外しても、基盤の旋回
中心側部位は上下両支承ローラにより下から支承され、
基盤自体は元の装着状態を維持する。ちなみに、上記上
下両ローラによる支持力が取り除かれると、基盤の旋回
中心部側は支持する部材がなくなり、自重により垂れ下
がるように変形してしまうことになる。
【0019】カーブベルトを取り外す際には、往路側復
路側両ベルト挟持ユニットからベルトを解放し、上記し
たように保持部材を基盤から取り外した後、コンベア本
体両端部のローラ間に架設された無端状のカーブベルト
を内周側へ向けて引き抜き、同カーブベルトの復路側
(下面側)を上記上下両支承ローラの間に通過させて引
き抜けばよい。この際、外周面同士が付き合った上下両
支承ローラはカーブベルトの通過により回転し、同カー
ブベルトの通過を円滑にならしめる。反対に、取り外し
たカーブベルトの復路側を上記上下両支承ローラの間に
挿通せしめてコンベア本体両端部のローラ間に差し込む
ことにより、元の通りに装着することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。図1乃至図7にて示すカーブベルトコ
ンベアAは、コンベア始端に搬入された搬送物を、円弧
状に旋回する搬送路上に沿って搬送することにより、上
記搬入方向と直交する方向へ向けて搬出するものであ
り、該カーブベルトコンベアAを通常のコンベアライン
の接続部に設置することにより、搬送物を直角方向に搬
送する物流ラインを構成する。
【0021】上記カーブベルトコンベアAは、フレーム
となるコンベア本体aの上に、コンベア始端部のローラ
2aと、コンベア終端部のローラ2bとを、平面視90
゜の角度を介して設置すると共に、これら両ローラ2
a,2b間に無端状のカーブベルト1を架設することに
より、平面視略円弧状且つ水平な搬送軌道を構成する。
尚、上記カーブベルトコンベアAはカーブベルト1の有
効幅が1〜1.5m程度となる幅の広い大型なものであ
る。
【0022】上記カーブベルト1の外周部の中央部に
は、カーブベルト1を駆動回転せしめるベルト挟持ユニ
ットbが設けてある。また、上記ベルト挟持ユニットb
は、カーブベルト1の往路側に設置する往路側ベルト挟
持ユニットb1と、同カーブベルト1の復路側に設置す
る復路側ベルト挟持ユニットb2とから構成してある。
【0023】上記ベルト挟持ユニットbの往路側ベルト
挟持ユニットb1は、駆動ローラ4aとピンチローラ5
aとを具備する。また、同ベルト挟持ユニットbの復路
側ベルト挟持ユニットb2も、同様に駆動ローラ4bと
ピンチローラ5bとを具備する(図2)。そして、上記
往路側ベルト挟持ユニットb1の両ローラ4a,5aが
カーブベルト1の外周側縁部を挟持した状態で回転駆動
すると同時に、復路側ベルト挟持ユニットb2の両ロー
ラ4b,5bがカーブベルト1の外周側縁部を挟持した
状態で回転駆動することにより、上記カーブベルト1を
搬送方向へ向けて駆動回転せしめるように構成してあ
る。
【0024】上記カーブベルトコンベアAの始端側と終
端側とに設けるローラ2a,2bは、短円筒状に構成し
た多数の小ローラ20を、支軸21の外周に沿って回転
自在に嵌装することにより、全長にわたって同径な長軸
状ローラとして構成してある。上記ローラ2a,2b
は、夫々の支軸21を、コンベア本体aの外周部と内周
部とに設けた軸受け部材22,22’及び23,23’
の間にわたって水平に架設して支持することにより、両
軸芯間に平面視90゜の開角を介して設置してある。ち
なみに、上記両ローラ2a,2bの外径の延長線上に
は、カーブベルト1の旋回中心Oが位置するように設定
してある(図1)。
【0025】上記したように支軸21に沿って多数並列
させた各小ローラ20は、個々が独立して回転するよう
に構成してある。即ち、カーブベルトコンベアは、カー
ブベルト1の内周側と外周側とで周速度が異なるが、上
記したように、カーブベルト1の両端部を支持するロー
ラ2a,2bを、同軸上に多数の小ローラ20を並設せ
しめて構成することにより、夫々の小ローラ20がそれ
ぞれの位置の周速度で回転するように構成してある。ま
た、上記ローラ2a,2bは、その外径を十分に小さく
構成し得るので、本願のカーブベルトコンベアの始端部
及び終端部に接続される他のコンベアとの接続部に生じ
る段差も極めて小さく抑えることができる。また、上記
ローラ2a,2bは、ナイフエッジにすることもでき
る。
【0026】上記ローラ2a,2b間に架設されるカー
ブベルト1は、傘のように略円錐形に展開されるドーナ
ツ状のシートとして構成され、二つ折りの状態として、
上記ローラ2a,2b間に、外周部となる大径側から嵌
装することにより、平面視略扇状の円弧形となる搬送軌
道を構成する(図1)。また、上記カーブベルト1の外
周縁部は平坦状に形成し、桟やビ−ド等の突出は一切形
成していない。
【0027】上記したようにローラ2a,2bの間に架
設したカーブベルト1の往路側は、平面状で且つ略水平
に設置される基盤8によって下から支承してある(図
2)。基盤8は、上記カーブベルト1の平面形と同様に
略扇状の円弧形に形成してあり、その外周縁部が、カー
ブベルト1の外周部よりも幾分内側に入り込んだ位置に
沿うように設置してある。
【0028】上記基盤8は、カーブベルト1の旋回中心
側部位の下面に設けた上支承ローラ91と、コンベア本
体aに取付固定した下支承ローラ92とを付き合わせる
ことによる支持と、管状の保持材93による支持とを併
用することにより、同基盤8の旋回中心側部位を支持す
ると共に、同基盤8外周部の両端に形成した支持部82
a,82bを所定の高さを有する支持板91a,91b
を介してコンベア本体a上に取付固定することにより、
上記カーブベルト1の往路側の直下面に沿って水平に設
置してある(図2−a)。即ち、上記基盤8は、カーブ
ベルト1の往路側の略全面を下面側から平面的且つ水平
に支承するものであり、その両端縁部は、前記ローラ2
a,2bの直前まで至っている。
【0029】上記基盤8の旋回内周側の下面には補強板
81を固着し、該補強板81及び基盤8を貫通するボル
ト挿通孔8aを穿設してある。上記ボルト挿通孔8aに
はハンドル9a付きの装着ボルト9を挿通し、さらに、
この装着ボルト9を上記基盤8及びコンベア本体aとの
間に介在した管状の保持材93内に挿通し、コンベア本
体aに穿設したねじ孔9bに螺合して締め付ける。これ
により、上記保持材93は装着ボルト9の締め付けによ
り、基盤8とコンベア本体aとの間にスペーサーとして
挟持され、上記基盤8の内周側部位が所定高さにて保持
されると共に、コンベア本体aに対して確実に固定され
る(図2)。
【0030】上記基盤8の内周側下面に設けた補強板8
1には、ローラ支持材91aを介して上支承ローラ91
を回転自在に取付支持してある。また、上記上支承ロー
ラ91は、平面視において同カーブベルト1の旋回中心
Oからベルト外周の中央部へ向けて延びる基準線L1と
基準線L2の中立線(図1)に沿って回転するように取
付支持してある。また、上記上支承ローラ91の直下に
位置するコンベア本体aには、ローラ支持材92aを介
して下支承ローラ92を回転自在に取付支持し、該下支
承ローラ92と、上記上支承ローラ92の外周面同士を
付き合わせてある(図2,図7)。尚、上記した上下両
支承ローラ91,92の外周面同士を付き合わせる状態
とは、外周面同士を若干の間隙を介して近接させるか、
若しくは両ローラ91,92の外周面同士を軽く接触せ
しめる状態である。
【0031】上記した如く、基盤8は上記保持材93に
よる支持と、上下両支承ローラ91,92との付き合わ
せによる支持とを併用した形で支承されている。よっ
て、上記基盤8の内周側部位は、固定用の装着ボルト9
を取り外しても上下両支承ローラ91,92の外周面同
士が接触し、同ローラ91,92により下から支承され
るため、基盤8の内周側部位が自重により垂れ下がるよ
うに変形することを防止することができる。また、上記
したように装着ボルト9を取り外した状態においては、
図6及び図7にて示すように、両ローラ2a,2b間に
架設したカーブベルト1を、上記上下両支承ローラ9
1,92の間に挿通せしめ、そのまま引き抜いて取り外
すことが可能となる。即ち、カーブベルト1は、装着ボ
ルト9を1本外すだけで簡単に取り外すことができる。
ちなみに、上記した上下両支障ローラ91,92のない
状態では、基盤8の内周側部位が自重により垂れ下がる
ように変形し、カーブベルト1の引き抜き及び装着作業
が困難になる。
【0032】コンベア本体aのカーブベルト1の外周側
の中央部には、同カーブベルト1を駆動回転せしめるベ
ルト挟持ユニットbを設置してある。前述した如く、ベ
ルト挟持ユニットbは、往路側ベルト挟持ユニットb1
と、復路側ベルト挟持ユニットb2とから成り、これら
往路側復路側両ベルト挟持ユニットb1,b2が各々に
具備する駆動ローラ4a,4b及びピンチローラ5a,
5bによって、上記カーブベルト1の往路側外周部と復
路側外周部とを別々に挟持して回転駆動せしめる。これ
により、両ベルト挟持ユニットb1,b2は上記カーブ
ベルト1を駆動回転せしめると共に、同カーブベルト1
の外周縁部を旋回外側へ向けて引き込むように付勢し、
駆動回転中のカーブベルト1に適度な張りを持たせ、旋
回内周側へ向けてずれるのを防止する。
【0033】ベルト挟持ユニットbを構成する往路側ベ
ルト挟持ユニットb1と復路側ベルト挟持ユニットb2
とは、設置状態において上下関係が逆になるだけで基本
的な構造は両者とも同様に構成してあり、駆動機構cに
より回転駆動する駆動ローラ4a,4bと、該駆動ロー
ラ4a,4bとの間にカーブベルト1の外周部を挟持し
た状態で回転するピンチローラ5a,5bとを具備して
いる。
【0034】最初に、カーブベルト1の往路側を駆動回
転する往路側ベルト挟持ユニットb1の構造を説明す
る。往路側ベルト挟持ユニットb1は、コンベア本体a
上に取付固定するユニット基板b1’に駆動ローラ4a
とピンチローラ5aを軸支することにより構成してある
(図4)。ベルト挟持ユニットb1の駆動ローラ4a
は、カーブベルト1外周の往路側面と復路側面との間に
軸芯4a’を水平に挿入し、基盤8の外周縁から外側に
所要幅突出するカーブベルト1の外周部の往路側に対し
て内面側から接触して回転駆動するように軸支してあ
る。
【0035】上記駆動ローラ4aは、外周面に滑り止め
加工あるいは滑りにくい材質を施した円筒体であり、支
軸40の一端に嵌着してある。上記駆動ローラ4aは、
カーブベルト1の外周部の口内に挿入すると共に、カー
ブベルト1の外側へ向けて水平に突出せしめた支軸40
を、上記ユニット基板b1’の内周側から外側へ向けて
貫挿し、同ユニット基板b1’の背面に設置した駆動機
構cのギアボックスc1内に挿入し、駆動回転可能に接
続してある。
【0036】上記駆動機構cのギアボックスc1は、コ
ンベア本体a上に取付固定したユニット基板b1’の外
側面に取付固定してあり、その下部に設けた駆動モータ
c2により、上記駆動ローラ4aの支軸40を所定の回
転数にて回転駆動せしめる。尚、上記駆動機構cと後述
する復路側ベルト挟持ユニットb2の駆動機構とは同期
した状態で回転駆動する。また、上記駆動ローラ4aの
設置位置に対応するカーブベルト1往路面の直上には、
ピンチローラ5aを設け、該ピンチローラ5aと上記駆
動ローラ4aの外周面との間に、基盤8外周縁から外側
に突出するカーブベルト1外周部の往路側の外周部を挟
持する(図3−a,図3−b)。ピンチローラ5aは、
支軸50の外周にベアリング(図示せず)を介して嵌着
することにより、自由回転するように構成してある。
【0037】上記ピンチローラ5aは、支軸50を回動
アーム71aの中間部に各々に嵌挿して固定することに
より同回動アーム71aの中間部から軸芯5a’が略水
平に突出するように支持している。往路側の回動アーム
71aは、一端部を前記ギアボックスc1のユニット基
板b1’に軸着することにより、同アーム71aの他端
側が上下方向へ回動するように支持してある。また、上
記ピンチローラ5aの支軸50は、上記したように回動
アーム71aの中間部に嵌挿して水平に取付固定し、該
支軸50及びピンチローラ5aが上記回動アーム71a
から水平に突出せしめることにより、ピンチローラ5a
が駆動ローラ4aの直上に位置するように支持している
(図4,図2−a)。
【0038】上記した如く支持せしめた回動アーム71
aの先端部とユニット基板b1’の下部との間には、コ
イルスプリング72を架設し、該コイルスプリング72
の張力により回動アーム71aをカーブベルト1側へ引
き寄せ、これにより、回動アーム71aの中間部に軸支
せしめたピンチローラ5aを駆動ローラ4aの外周面に
対して常時圧着するように構成してある。即ち、上記し
たようにコイルスプリング72により付勢されるピンチ
ローラ5aは、カーブベルト1の往路側外周部を挟んだ
状態にて、駆動ローラ4aの外周面に対して押圧される
ことになる。尚、上記ピンチローラ5aの駆動ローラ4
aに対する押圧力は、上記コイルスプリング72自体を
交換するか、若しくは、ネジ等によりコイルの引き伸ば
しストロークを変更することにより、調節することがで
きる。
【0039】一方、復路側ベルト挟持ユニットb2は、
基本的に上記した如く構成した往路側ベルト挟持ユニッ
トb1と同様に構成される。即ち、復路側ベルトユニッ
トb2は、コンベア本体a上に取付固定するユニット基
板b2’に駆動ローラ4bとピンチローラ5bとを軸支
することにより構成し、上記駆動ローラ4bをユニット
基板b2’の背面側に設けた駆動機構cにより回転駆動
せしめるように構成してある(図2−b)。また、上記
ピンチローラ5bは回動アーム71bに支持されて前記
した往路側のベルト挟持ユニットb1のピンチローラ5
aと同様に回動するように支持してある。
【0040】上記した復路側ベルト挟持ユニットb2の
駆動ローラ4bは、カーブベルト1外周の往路側面と復
路側面との間に軸芯4b’を水平に挿入し、同カーブベ
ルト1の外周部の復路側に対して内面側から接触して回
転駆動するように軸支してある。これにより、上記した
往路側ベルト挟持ユニットb1と同様に、コイルスプリ
ング72の張力により付勢されるピンチローラ5bが、
上記カーブベルト1の復路側外周部を挟んだ状態にて、
駆動ローラ4bの外周面に対して押圧された状態とな
る。
【0041】上記した如く構成した往路側復路側両ベル
ト挟持ユニットb1,b2の駆動ローラ4a,4bの軸
芯4a’,4b’と、ピンチローラ5a,5bの軸芯5
a’,5b’とは、平面視において軸芯4a’と5
a’,4b’と5b’とが一致し、且つ、側面視におい
て、上記軸芯4a’と5a’,4b’と5b’とが所定
の間隔を置いて並行に配置されるように設定してある
(図3−a,図2−a,図2−b)。尚、上記した往路
側復路側両ベルト挟持ユニットb1,b2の駆動ローラ
4a,4b、及びピンチローラ5a,5bの各々の軸芯
4a’,4b’と5a’,5b’とは、平面視において
所定の方向へ傾斜せしめているが、その詳細は後述す
る。
【0042】上記した如く構成した往路側復路側両ベル
ト挟持ユニットb1,b2は、図1にて示すように、平
面視において、カーブベルト1の外周部の中央を挟んで
若干の間隔を置いた状態で設置してある。また、上記往
路側ベルト挟持ユニットb1は、カーブベルト1の外周
部中央の終端側、復路側のベルト挟持ユニットb2は同
カーブベルト1の外周部中央の始端側に配置してある。
尚、上記した往路側復路側両ベルト挟持ユニットb1,
b2は、相互に干渉しない範囲において、できるだけ接
近させた状態で設置することが望ましい。
【0043】したがって、上記した往路側復路側両ベル
ト挟持ユニットb1,b2を同期させた状態で駆動せし
め、各駆動ローラ4a,4bをそれぞれ正転方向へ回転
駆動せしめると、往路側駆動ローラ4aの外周と接触す
るカーブベルト1外周部の往路側がコンベア始端から終
端へ向けて回動する。これと同時に、上記カーブベルト
1の往路側の外周部を挟んで上記駆動ローラ4aの外周
面に圧接する往路側ベルト挟持ユニットb1のピンチロ
ーラ5aが、上記カーブベルト1の回転に追従する形で
回転する(図3−a,図3−b)。また、これと同様
に、復路側駆動ローラ4bの外周面と接触するカーブベ
ルト1外周部の復路側がコンベア終端から始端へ向けて
回動し、そして上記カーブベルト1の復路側の外周部を
挟んで上記駆動ローラ4bの外周面に圧接する復路側ベ
ルト挟持ユニットb2のピンチローラ5bが、上記カー
ブベルト1の回転に追従する形で回転する。これによ
り、上記カーブベルト1は、外周部の往路側と復路側と
を上記往路側復路側両ベルト挟持ユニットb1,b2に
よって別々に挟持されつつ回動力を受けて正方向へ向け
て駆動回転する。
【0044】ところで、上記往路側ベルト挟持ユニット
b1の駆動ローラ4a及びピンチローラ5aの軸芯4
a’,5a’は、平面視においてカーブベルト1の旋回
中心Oから上記両ローラ4a,5aの接触中心部へ向け
て延びる基準線L1に対して、所定方向へ傾斜せしめた
状態で回転自在に軸支せしめ、これにより、ピンチロー
ラ5aの接触力により、上記した如く回転するカーブベ
ルト1の外周部を旋回外側へ向けて付勢するように構成
してある(図3−a)。
【0045】図3−a(平面視)にて示すように、往路
側ベルト挟持ユニットb1の駆動ローラ4a及びピンチ
ローラ5aの軸芯4a’,5a’は、平面視においてカ
ーブベルト1の旋回中心Oから上記両ローラ4a,5a
の接触中心部へ向けて延びる基準線L1に対してα゜だ
け傾斜せしめた状態で軸支している。尚、上記軸芯4
a’,5a’の傾斜方向とは、旋回内側へ向いて突出す
る支軸50及び支軸40の先端が、コンベア終端側へ向
けて前進する方向であり、本実施例の場合、その傾斜角
α゜を7.5゜に設定してある。
【0046】一方、復路側ベルト挟持ユニットb2の駆
動ローラ4b及びピンチローラ5bの軸芯4b’,5
b’は、平面視においてカーブベルト1の旋回中心Oか
ら上記両ローラ4b,5bの接触中心部へ向けて延びる
基準線L2に対して、所定方向へ傾斜せしめた状態で回
転自在に軸支せしめ、これにより、ピンチローラ5bの
接触力により、上記した如く回転するカーブベルト1の
復路側の外周部を旋回外側へ向けて付勢するように構成
してある(図3−a,図3−b)。
【0047】図3−a(平面視)にて示すように、復路
側ベルト挟持ユニットb2の駆動ローラ4b及びピンチ
ローラ5bの軸芯4b’,5b’は、平面視においてカ
ーブベルト1の旋回中心Oから上記両ローラ4b,5b
の接触中心部へ向けて延びる基準線L2に対してα゜だ
け傾斜せしめた状態で軸支している。尚、上記軸芯4
b’,5b’の傾斜方向とは、旋回内側へ向く支軸50
及び支軸40の先端が、コンベア始端側へ向けて前進す
る方向であり、その傾斜角α゜を7.5゜に設定してあ
る。
【0048】上記した如く構成したカーブベルトコンベ
アAを駆動回転せしめる際には、ベルト挟持ユニットb
の往路側ベルト挟持ユニットb1と復路側ベルト挟持ユ
ニットb2の駆動ローラ4a,4b相互を同期させて正
回転駆動せしめる。往路側のベルト挟持ユニットb1の
駆動ローラ4aが正方向に回転駆動すると、該駆動ロー
ラ4aの外周面と接触するカーブベルト1外周部の往路
側が、コンベア始端からコンベア終端へ向けて移動する
(図3−b)。これと同時に、復路側のベルト挟持ユニ
ットb2の駆動ローラ4bが正方向に回転駆動すると、
該駆動ローラ4bの外周面と接触するカーブベルト1外
周部の復路側が、コンベア終端からコンベア始端へ向け
て移動する。
【0049】図3−aにおいて、往路側ベルト挟持ユニ
ットb1の駆動ローラ4aの回転駆動により、カーブベ
ルト1の往路側が正転方向に回転すると、該カーブベル
ト1と接触してピンチローラ5aが追従回転する。この
状態において、カーブベルト1を介して外周面同士が押
圧接触する駆動ローラ4aとピンチローラ5aとはその
回転方向へ向けて接触力F3を発生する。前記したよう
に、上記駆動ローラ4aとピンチローラ5aとは、基準
線L1を基準として各々の軸芯4a’,5a’に傾斜角
α゜を付与してあるため、上記した接触力F3は、(上
記基準線L1と直交する)カーブベルト1の外周縁の接
線に対してα゜だけ外側へ傾斜する。即ち、上記した接
触力F3はカーブベルト1を円周方向へ沿って回動せし
める回転力F1と、同カーブベルト1を旋回外側へ向け
て引く力F2との合力として作用する。
【0050】一方、図3−aにおいて、復路側ベルト挟
持ユニットb2の駆動ローラ4bの回転駆動により、カ
ーブベルト1の復路側が正転方向に回転すると、該カー
ブベルト1と接触してピンチローラ5bが追従回転す
る。この状態において、カーブベルト1を介して外周面
同士が押圧接触する駆動ローラ4bとピンチローラ5b
とはその回転方向へ向けて接触力F3’を発生する。
【0051】前記したように、上記駆動ローラ4bとピ
ンチローラ5bとは、基準線L2を基準として各々の軸
芯4a’,5a’に傾斜角α゜を付与してあるため、上
記した接触力F3’は、(上記基準線L2と直交する)
カーブベルト1の外周の接線に対してα゜だけ外側へ傾
斜する。即ち、上記した接触力F3’はカーブベルト1
を外周接線に沿って回動せしめる回転力F1’と、同カ
ーブベルト1を旋回外側へ向けて引く力F2’との合力
として作用する。
【0052】上記したように、カーブベルト1は、往路
側復路側両ベルト挟持ユニットb1,b2により、カー
ブベルト1外周部の略中央における往路側と復路側とを
同時に挟持され、両ユニットb1,b2が具備する駆動
ローラ4a,4bとピンチローラ5a,5bとの接触力
F3,F3’を受けて駆動回転する。即ち、上記接触力
F3,F3’の分力であるF1,F1’により回転駆動
力を受け、同時に、もう一つの分力F2,F2’によっ
て、カーブベルト1の往路側が旋回内側へ向けて移動し
ようとする力を受け止め、カーブベルト1が旋回内側へ
向けてずれるのを防止している。
【0053】尚、上記駆動ローラ4a,4b及びピンチ
ローラ5a,5bの傾斜角α゜は大きく設定するほどカ
ーブベルト1の外周部を外側へ引く力F2,F2’を増
大せしめることが可能であるが、安定した走行状態を維
持するには、F2 ,F2’がカーブベルト1を旋回中
心Oへ向けてずらす力以上であれば十分であり、必要以
上に増しても良好な効果は期待できない。本願出願人
は、数多くの試験を繰り返し行った。その結果、上記傾
斜角α゜は5゜〜10゜の範囲が特に良好であるとの結
論を得た。しかし、上記傾斜角α゜は、上記した値に限
定するものではなく、効果が期待できるならば上記範囲
を外れる角度に設定してもよい。
【0054】次ぎに、図8にて示すカーブベルトコンベ
アA2について説明する。このカーブベルトコンベアA
2は、前記したカーブベルトコンベアAと同様に構成し
てあるが、カーブベルト1中央の外周部に設けたベルト
挟持ユニットbの両側に適宜間隔を置いて無駆動式のベ
ルト挟持ユニットd1,d2を設置することにより構成
してある。即ち、上記カーブベルトコンベアA2のベル
ト挟持ユニットbは、前記したカーブベルトコンベアA
のベルト挟持ユニットbと全く同様に往路側復路側両ベ
ルト挟持ユニットb1,b2により構成し、上記往路側
復路側両ベルト挟持ユニットb1,b2が具備する駆動
ローラ4a,4bとピンチローラ5a,5bとの接触力
によりカーブベルト1を駆動回転せしめる。
【0055】一方、無駆動式のベルト挟持ユニットd
1,d2は、上記した如く駆動機構cを具備するベルト
挟持ユニットbの駆動により駆動回転するカーブベルト
1に接触して追従する形で回転し、これら無駆動式のベ
ルト挟持ユニットd1,d2を設置した箇所にいてカー
ブベルト1の外周部に旋回外側へ向けて作用する引き込
み力を付与する。尚、上記した無駆動式のベルト挟持ユ
ニットd1,d2は、本願出願人が発明した特願平10
−31173号カーブベルトコンベアにて用いた無駆動
式のベルト挟持ユニットと全く同様なものである。
【0056】上記した無駆動式のベルト挟持ユニットd
1,d2は、基板d1’に軸支される形で水平に突出す
る中ローラ204と、該中ローラ204の上下外周面部
に対して圧接する往路側復路側両ピンチローラ205,
206とから成る。上記中ローラ204は、カーブベル
ト1外周部における往路側と復路側との間に挿入する形
で回転自在に設置してある(図9,図10)。また、両
ピンチローラ205,206は、上記カーブベルト1の
往路面上と、復路面下とに設けてある。
【0057】両ピンチローラ205,206は、一端部
を基板d1’に対して回動自在に軸支した回動アーム2
71a,271bの中間部に軸支し、上記回動アーム2
71a,271bの先端部間に架設したコイルスプリン
グ272の弾性的収縮力により、各々中ローラ204の
上部外周面及び下部外周面に対して押圧せしめている
(図11−a)。よって、上記カーブベルト1の往路,
復路両面は、中ローラ204と両ピンチローラ205,
206とにより挟持された状態となり、上記ピンチロー
ラ205,206による押圧力により、中ローラ204
外周面とカーブベルト1内面、及び同カーブベルト1外
周面とピンチローラ205,206との間に摩擦力を生
じる。
【0058】また、前述したように、中央部に設置した
ベルト挟持ユニットbの往路側復路側両ベルト挟持ユニ
ットb1,b2は、各々駆動機構cにより駆動ローラ4
a,4bを回転駆動し、これに伴ってカーブベルト1が
駆動回転する。そして、上記した如くカーブベルト1が
駆動回転することにより、その回転に追従して上記両無
駆動式のベルト挟持ユニットd1,d2の中ローラ20
4,と両ピンチローラ205,206が回転する。
【0059】ところで、上記した無駆動式のベルト挟持
ユニットd1,d2の両中ローラ204は、平面視にお
いてカーブベルト1の旋回中心から両ユニットd1,d
2へ向けて延びる基準線L3,L4上に各々の軸芯20
4’を一致させた状態で設置してある。また、上記ベル
ト挟持ユニットd1,d2の各中ローラ204に対応す
る往路側復路側両ピンチローラ205,206は、各々
の軸芯205’,206’を、平面視の基準線L3,L
4に対して所定方向へ傾斜せしめた状態で軸支してあ
り、上記傾斜角α゜を介してカーブベルト1と接触して
回転するように構成してある(図11−b)。
【0060】尚、往路側ピンチローラ205の軸芯20
5’の傾斜方向は、旋回内側へ向く支軸205aの先端
がコンベア終端側へ向けて前進する方向であって、その
傾斜角α゜は7.5゜に設定してある。また、復路側ピ
ンチローラ206の軸芯206’の傾斜方向は、旋回内
側へ向く支軸206aの先端がコンベア始端側へ向けて
前進する方向であって、その傾斜角α゜は上記したピン
チローラ205の場合と同様に7.5゜に設定してあ
る。
【0061】したがって、往路側,復路側両ピンチロー
ラ205,206の接触力は、カーブベルト1円周の接
線よりも上記傾斜角α゜の分、旋回外側へ向けて作用す
るようになり、その結果、上記カーブベルトの往路側,
復路側外周部は、それぞれ旋回外側へ向けて付勢され
る。この付勢力は、カーブベルトが旋回中心へ向けて移
動するのを抑止すると共に、同ベルトを幅方向へ張る力
として作用し、同ベルトの中央部に膨らみや弛みが生じ
るのを防止する。尚、本実施例の場合上記ピンチローラ
205,206の傾斜角α゜を7.5゜に設定してある
が、傾斜角α゜はこの設定に限定するものではなく、適
宜に変更してもよい。
【0062】上記した如く構成したカーブベルトコンベ
アA2は、カーブベルト1外周部の中央に該カーブベル
ト1を駆動回転せしめるベルト挟持ユニットbを設置す
ると共に、該ベルト挟持ユニットbを挟んで両側に、無
駆動式のベルト挟持ユニットd1,d2を配設したもの
であるから、カーブベルト1の中央部に設置したベルト
挟持ユニットbを駆動回転させることにより、カーブベ
ルト1を回転駆動せしめると共に、該カーブベルト1の
回転駆動に追従する形で回転する両無駆動式のベルト挟
持ユニットd1,d2のピンチローラ205,206に
より、カーブベルト1外周部の3箇所をそれぞれ旋回外
側へ向けて付勢し得る。
【0063】したがって、3個のベルト挟持ユニット
b,d1,d2により、カーブベルト1の外周部を広い
範囲で挟持し、旋回外側へ向ける付勢力を広い範囲で均
等に与えることができると共に、この幅広く均等に作用
する付勢力により旋回内周側へ逃げるように作用するカ
ーブベルト1のずれ力に対抗し、カーブベルト1の幅方
向に十分な張力を与えることができる。
【0064】次に、図12にて示すカーブベルトコンベ
アA3について説明する。このカーブベルトコンベアA
3は、前記したカーブベルトコンベアAが具備するベル
ト挟持ユニットbをカーブベルト1の外周部の2箇所に
適宜間隔を置いて設置したものである。上記した両ベル
ト挟持ユニットbは、各々往路側復路側両ベルト挟持ユ
ニットb1,b2を具備し、各々にカーブベルト1外周
部の往路側2箇所と復路側2箇所とを挟持する形で設置
してある。また、各ベルト挟持ユニットbに関しては前
記したカーブベルトコンベアAのベルト挟持ユニットb
と全く同様に構成してあるため、その構造説明は省略す
る。また、上記両ベルト挟持ユニットbは、これら両ユ
ニットbとカーブベルト1の旋回中心Oとを結ぶ基準線
L5’,L6’が挟む角度が30゜となる位置に設置し
てある。
【0065】上記両ベルト挟持ユニットbは、各々駆動
機構cを具備しているため、個々のユニットbが具備す
る往路側復路側両ベルト挟持ユニットb1,b2の両駆
動ローラ4a,4b(合計4個)が共に同期して駆動回
転し、これら往路側2個、復路側2個の各駆動ローラ4
a,4bと、これらに対応する各ピンチローラ5a,5
bとの接触によって、カーブベルト1が駆動回転する。
上記したように、カーブベルトコンベアA3は、ベルト
挟持ユニットbが設けられるカーブベルト1外周の2箇
所(往路側復路側両ベルト挟持ユニットb1,b2で云
うならば4箇所)で駆動回転力を付勢されるので、カー
ブベルト1の回転駆動がより確実に行われる。これと同
時に、カーブベルト1を旋回外側へ向けて引き込む付勢
力も、上記ベルト挟持ユニットbが設置される2箇所に
作用し、同カーブベルト1が旋回内側へ向けてずれるの
を防止する十分な張力を得る。
【0066】また、上記両ベルト挟持ユニットbの設置
位置は、これら両ユニットbとカーブベルト1の旋回中
心Oとを結ぶ基準線L5’,L6’とにより挟まれる角
度が各々30゜〜60゜の範囲内に設定すると良い結果
が得られる。尚、上記した角度は30゜〜60゜の範囲
に限定するものではなく、この範囲から外れる角度に設
定するのも任意である。尚、本発明の主旨によれば、上
記ベルト挟持ユニットbの設置数は複数であれば何個設
置してもよい。
【0067】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、コンベア
本体における上記カーブベルトの外周部に沿ってベルト
挟持ユニットを配設して成り、上記各ベルト挟持ユニッ
トは、往路側復路側両ベルト挟持ユニットにより構成
し、往路側ベルト挟持ユニットは、上記カーブベルトの
外周部に挿入して設置する往路側の駆動ローラと、上記
カーブベルト外周部の往路側を挟んで上記駆動ローラの
外周面に押圧せしめるピンチローラとから構成し、且
つ、復路側ベルト挟持ユニットは、カーブベルトの外周
部に挿入して設置する復路側の駆動ローラと、カーブベ
ルト外周部の復路側を挟んで上記駆動ローラの外周面に
押圧せしめるピンチローラとから構成して成り、上記往
路側及び復路側両ベルト挟持ユニットの駆動ローラ及び
ピンチローラの軸芯を、基準線に対し、各々所定の方向
へ傾斜せしめた状態で軸支せしめ、これら往路側復路側
両ベルト挟持ユニットの各々の駆動ローラとピンチロー
ラとの回転時の接触により、上記カーブベルトの外周部
の往路側と復路側とをそれぞれ旋回外側へ向けて付勢せ
しめて成るものである。よって、本願のカーブベルトコ
ンベアは、往路側復路側両ベルト挟持ユニットから成る
ベルト挟持ユニットだけで、カーブベルトを駆動回転せ
しめる回転駆動力と保持力とを同時に且つ十分に発揮し
得るものであり、従来のカーブベルトコンベアのよう
に、カーブベルトの外周側縁部を案内桟やチェーン等の
保持機構により保持したものと比較すると、カーブベル
トを保持するための複雑な機構を一掃し、カーブベルト
を保持して駆動させるための機構を極めて簡素化するこ
とができると共に、大きな騒音を発生することなくカー
ブベルトを確実に回転駆動せしめることができる。
【0068】上記カーブベルトを架設する両ローラは、
略短円筒形に形成せしめた多数の小ローラを同芯上に並
列して構成し、これらの小ローラが個々に自由回転する
ように構成してあるので、カーブベルトの回転駆動中に
おいて、同軸上に並列せしめた各小ローラが個々に独立
して自由回転することにより、両ローラ間に架設される
カーブベルトの内周側と外周側との間に生じる周速度の
差を、上記した夫々の小ローラがそれぞれの位置の周速
度で回転することにより吸収し、カーブベルトの円滑な
回転駆動に寄与する。
【0069】さらに、上記カーブベルトコンベアは、上
記カーブベルトの外周部を平坦状に構成してあるので、
従来のカーブベルトのようにカーブベルトの外周部にビ
−ドや桟等の突出部を全く無くすことができ、その結
果、カーブベルト外周部の屈曲性を向上することがで
き、また、カーブベルト自体の形態を簡素化し、製造の
簡略化を図ることができる。
【0070】請求項2記載のカーブベルトコンベアは、
上記したベルト挟持ユニットをコンベア本体のカーブベ
ルト外周部に於ける複数箇所に設置して成るものである
から、カーブベルトの外周部を各ベルト挟持ユニットの
設置位置において、カーブベルトを回転せしめる回転駆
動力と、同カーブベルトをそれぞれ旋回外側へ向けて付
勢する付勢力とを同時に発生し得る。よって、上記カー
ブベルトを複数箇所に設けたベルト挟持ユニットにより
確実に回転駆動せしめると共に、同カーブベルトの外周
部を広い範囲にて旋回外側へ向けて均等に付勢すること
が可能となり、この幅広く均等に作用する付勢力によ
り、旋回内周側へ逃げるように作用するカーブベルトの
ずれ力に対抗し、カーブベルトの幅方向に均等で且つ十
分な張力を与えることができる。その結果、カーブベル
トの幅を大幅に広げてカーブベルトコンベアを大型化す
ることが可能となり、幅広なカーブベルトを具備した場
合でも、搬送面の膨らみや旋回中心へのずれ等の支障を
生じることなく円滑に運転することが可能である。
【0071】また、複数のベルト挟持ユニットによりカ
ーブベルトの張力を幅広く均等に維持することにより、
カーブベルトの逃げを確実に防止できるので、ベルト両
端部のローラの径を抑えてコンベア接続部の段差を十分
に小さくすることも可能となり、軽量短小な搬送物を円
滑に搬送することができる。
【0072】請求項3記載のカーブベルトコンベアは、
基盤の旋回中心側部位を保持する保持材を着脱可能に設
けると共に、同基盤の旋回中心側の下面に上支承ローラ
を設け、該上支承ローラの直下のコンベア本体部材に、
下支承ローラを設置し、これら上下両支承ローラとの外
周面同士を付き合わせて成るものである。よって、カー
ブベルトを取り外す際に、上記保持部材を基盤から取り
外しても、同基盤の旋回中心部付近を、保持部材に代わ
って上下両支承ローラにより支承し、元の状態を維持し
得る。すなわち、保持部材を取り外して、カーブベルト
の取り外し、及び取付作業を行う際に、上記基盤の旋回
中心部側が自重により垂れ下がって変形してしまうよう
な不具合を防止することができる。
【0073】したがって、上記保持部材を取り外した
後、コンベア本体両端部のローラ間に架設された無端状
のカーブベルトを旋回内側へ向けて引き抜く際に、同カ
ーブベルトの復路側を上記上下両支承ローラの間に挿通
して引き抜くことにより、カーブベルトの引き抜き作業
を極めて簡単に行うことができる。また、カーブベルト
は逆の手順により、簡単に装着することができる。よっ
て、保持部材の着脱作業だけで、カーブベルトの取り外
し作業、及び取付作業を極めて簡単且つ短時間にて行う
ことができるようになり、その結果、保守点検や衛生管
理のために、定期的に行うベルトや機体の洗浄作業の手
間を、大幅に低減し、機器の衛生化に寄与し得る。さら
に、上記した如くカーブベルトを引き抜く際、外周面同
士が付き合った上下両支承ローラがカーブベルトの通過
に伴って回転するので、同カーブベルトの引き抜きを円
滑に行うことができ、さらに擦れや引っ掛かりをなくし
てカーブベルトの損傷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施したカーブベルトコンベアを
一部切欠して示す平面図。
【図2】 (a)は図1におけるII−II線断面図、
(b)はII’−II’線断面図。
【図3】 (a)はベルト挟持ユニット部の平面図、
(b)は同ベルト挟持ユニット部の正面図。
【図4】 往路側ベルト挟持ユニットを示す斜視図。
【図5】 カーブベルトの内周側部位を示す斜視図。
【図6】 カーブベルトを引き抜く状態の基盤内周部
位を一部切欠して示す斜視図。
【図7】 同部位の縦断面図。
【図8】 駆動機構付きのベルト挟持ユニットの両側
に無駆動式のベルト挟持ユニットを配設して成るカーブ
ベルトコンベアを一部切欠して示す平面図。
【図9】 無駆動式のベルト挟持ユニットを示す斜視
図。
【図10】 同無駆動式のベルト挟持ユニットを示す
縦断面図。
【図11】 (a)は同無駆動式のベルト挟持ユニッ
トの駆動ローラとピンチローラ部を示す正面図、(b)
は同平面図である。
【図12】 2個のベルト挟持ユニットを設置して成
るカーブベルトコンベアを一部切欠して示す平面図。
【図13】 従来のカーブベルトコンベアを示す平面
図。
【符号の説明】
A〜A3・・・カーブベルトコンベア a・・・コンベア本体 b・・・ベルト挟持ユニット b1・・・往路側ベルト挟持ユニット b2・・・復路側ベルト挟持ユニット c・・・駆動機構 L1〜L6・・・基準線 1・・・カーブベルト 2a・・・コンベア始端側ローラ 2b・・・コンベア終端側ローラ 4a・・・駆動ローラ(往路側) 4b・・・駆動ローラ(復路側) 4a’・・・軸芯(往路側) 4b’・・・軸芯(復路側) 40・・・支軸 5a・・・ピンチローラ(往路側) 5b・・・ピンチローラ(復路側) 5a’・・・軸芯(往路側) 5b’・・・軸芯(復路側) 50・・・支軸 8・・・基盤 91・・・上支承ローラ 92・・・下支承ローラ 93・・・保持材
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 15/00 - 15/28 B65G 15/60 - 15/64 B65G 39/00 - 39/20 B65G 21/16 - 21/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略短円筒形に形成した多数の小ローラ
    を同芯上に並列せしめて外形を略長軸状に成し、上記各
    小ローラが個々に自由回転するように構成した一対のロ
    ーラをコンベア本体上の両端部に配設し、これら両ロー
    ラ若しくはナイフエッジの間に平面視略円弧状の搬送軌
    道を構成する無端状で且つ平坦なカーブベルトを架設
    し、同コンベア本体における上記カーブベルトの外周部
    に沿ってベルト挟持ユニットを配設して成り、上記各ベ
    ルト挟持ユニットは、平面視において近接状に配置する
    往路側復路側両ベルト挟持ユニットにより構成し、往路
    側ベルト挟持ユニットは、上記カーブベルトの外周部に
    おける往路側と復路側との間に挿入して設置する往路側
    の駆動ローラと、上記カーブベルト外周部の往路面上に
    設置し、同カーブベルトを挟んで上記往路側の駆動ロー
    ラの外周面に押圧せしめるピンチローラとから成り、且
    つ、復路側ベルト挟持ユニットは、上記カーブベルトの
    外周部における往路側と復路側との間に挿入して設置す
    る復路側の駆動ローラと、上記カーブベルト外周部の復
    路面下に設置し、同カーブベルトを挟んで上記復路側の
    駆動ローラの外周面に押圧せしめるピンチローラとから
    成り、上記往路側及び復路側両ベルト挟持ユニットの駆
    動ローラ及びピンチローラの軸芯を、平面視において同
    カーブベルトの旋回中心から同往路側及び復路側両ベル
    ト挟持ユニットへ向けて延びる基準線に対し、各々所定
    の方向へ傾斜せしめた状態で軸支せしめ、これら往路側
    復路側両ベルト挟持ユニットの各々の駆動ローラとピン
    チローラとの回転時の接触により、上記カーブベルトの
    外周部の往路側と復路側とをそれぞれ旋回外側へ向けて
    付勢せしめて成るカーブベルトコンベア。
  2. 【請求項2】 上記ベルト挟持ユニットをコンベア本
    体のカーブベルト外周部に於ける複数箇所に設置して成
    る請求項1記載のカーブベルトコンベア。
  3. 【請求項3】 上記カーブベルトの往路側を下面側か
    ら略平面状に支承する基盤を具備し、該基盤の旋回中心
    側の部位をコンベア本体部材上において所定の高さに保
    持する保持材を着脱可能に設け、且つ、同基盤の旋回中
    心側の部位の下面に上支承ローラを設けると共に、該上
    支承ローラの直下に位置するコンベア本体部材に、下支
    承ローラを設置し、該下支承ローラと上記上支承ローラ
    との外周面同士を付き合わせて成る請求項1又は2記載
    のカーブベルトコンベア。
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