JP3226764U6 - 電池構造体 - Google Patents
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Abstract
【課題】外部短絡を回避することができる電池構造体を提供する。
【解決手段】電池構造体は、第1の集電層12と、第2の集電層14と、第1の集電層と第2の集電層とに接着固定されており、内側に電気化学系層26が配置されている閉領域を共に形成する接着フレーム16と、を備える。電気化学系層は、第1の集電層に接触する第1の活物質層20と、第2の集電層に接触する第2の活物質層24と、第1の活物質層と第2の活物質層との間に配置された分離層22と、を含む。絶縁層28は、接着フレームの外側側壁上に配置されており、第1の集電層および/または第2の集電層の周辺部まで延在しており、かつ、電池構造体を曲げている際に第1の集電層と第2の集電層との間の接触による外部短絡を回避する。
【選択図】図2a
【解決手段】電池構造体は、第1の集電層12と、第2の集電層14と、第1の集電層と第2の集電層とに接着固定されており、内側に電気化学系層26が配置されている閉領域を共に形成する接着フレーム16と、を備える。電気化学系層は、第1の集電層に接触する第1の活物質層20と、第2の集電層に接触する第2の活物質層24と、第1の活物質層と第2の活物質層との間に配置された分離層22と、を含む。絶縁層28は、接着フレームの外側側壁上に配置されており、第1の集電層および/または第2の集電層の周辺部まで延在しており、かつ、電池構造体を曲げている際に第1の集電層と第2の集電層との間の接触による外部短絡を回避する。
【選択図】図2a
Description
[技術分野]
本願は、概して、電気化学技術に関し、特に、外部短絡を回避することができる電池構造体に関する。
本願は、概して、電気化学技術に関し、特に、外部短絡を回避することができる電池構造体に関する。
[背景技術]
人々のニーズに応えるために、様々なウェアラブル電子デバイスが開発されている。電子デバイス内部の空間の利用は、電子デバイスの軽量化、小型化の傾向に対応するために重要な課題となっている。この課題を解決するための方策の一つとして、非平面空間に配置可能な可撓性電池がある。図1を参照されたい。図1は従来技術に係る可撓性固体リチウム電池の構造断面図を示す。同図に示すように、可撓性固体リチウム電池40は、主に、第1の集電層42と、第2の集電層44と、第1の集電層42と第2の集電層44との間に挟まれて閉領域を形成する接着フレーム46とを備えている。この閉領域は、第1の活物質層50と、分離層52と、第2の活物質層54とを含む。第1の活物質層50、分離層52、および第2の活物質層54は、電気化学系層56を形成する。また、第1の活物質層50は第1の集電層42に接触し、第2の活物質層54は、第2の集電層44に接触する。可撓性固体リチウム電池40の特性は、可撓性固体リチウム電池40全体を動的に曲げることができることである。残念ながら、曲げ加工中に、第1の集電層42と第2の集電層44とが接触し、外部短絡を引き起こすおそれがある。
人々のニーズに応えるために、様々なウェアラブル電子デバイスが開発されている。電子デバイス内部の空間の利用は、電子デバイスの軽量化、小型化の傾向に対応するために重要な課題となっている。この課題を解決するための方策の一つとして、非平面空間に配置可能な可撓性電池がある。図1を参照されたい。図1は従来技術に係る可撓性固体リチウム電池の構造断面図を示す。同図に示すように、可撓性固体リチウム電池40は、主に、第1の集電層42と、第2の集電層44と、第1の集電層42と第2の集電層44との間に挟まれて閉領域を形成する接着フレーム46とを備えている。この閉領域は、第1の活物質層50と、分離層52と、第2の活物質層54とを含む。第1の活物質層50、分離層52、および第2の活物質層54は、電気化学系層56を形成する。また、第1の活物質層50は第1の集電層42に接触し、第2の活物質層54は、第2の集電層44に接触する。可撓性固体リチウム電池40の特性は、可撓性固体リチウム電池40全体を動的に曲げることができることである。残念ながら、曲げ加工中に、第1の集電層42と第2の集電層44とが接触し、外部短絡を引き起こすおそれがある。
したがって、上述のような現在の技術の欠点を解決するために、本願は電池構造体を提供する。
[概要]
本願の目的は、電池を曲げている際に第1の集電層と第2の集電層とが接触することによる外部短絡を回避するために、第1の集電層および/または第2の集電層の1つ以上の周辺部に絶縁層が配置された電池構造体を提供することである。
本願の目的は、電池を曲げている際に第1の集電層と第2の集電層とが接触することによる外部短絡を回避するために、第1の集電層および/または第2の集電層の1つ以上の周辺部に絶縁層が配置された電池構造体を提供することである。
本願の別の目的は、第1の集電層および/または第2の集電層の1つ以上の周辺部に絶縁層が配置された電池構造体を提供することである。第1の集電層と第2の集電層とを接着固定する接着フレームは、電池を曲げている際に第1の集電層と第2の集電層とが接触することによる外部短絡を回避するために、絶縁層によってさらに覆われる。
本願の別の目的は、第1の集電層および/または第2の集電層の1つ以上の周辺部に絶縁層が配置された電池構造体を提供することである。第1の集電層と第2の集電層との間に挟まれた接着フレームは、複数の接着層によって形成される。複数の接着層のうちの1つ以上は、電池を曲げている際に第1の集電層と第2の集電層とが接触することによる外部短絡を回避するために、絶縁層によって覆われる。
本願の更なる目的は、第1の集電層と第2の集電層との間に挟まれた接着フレームが複数の接着層によって形成された電池構造体を提供することである。電池を曲げている際に第1の集電層と第2の集電層とが接触することによる外部短絡を回避するために、絶縁層が接着層の外側側壁上に配置されており、集電層まで延在している。
上述の目的を達成するために、本願は、主に、第1の集電層と、第2の集電層と、接着フレームと、電気化学系層と、絶縁層とを備える電池構造体を提供する。接着フレームは、第1の集電層と第2の集電層とを接着固定する。第1の集電層および第2の集電層は、閉領域を形成する。電気化学系層は、閉領域の内側に配置される。電気化学系層は、第1の活物質層と、第2の活物質層と、第1の活物質層と第2の活物質層との間に配置された分離層とを含む。第1の活物質層は第1の集電層に接触し、第2の活物質層は第2の集電層に接触する。絶縁層は、第1の集電層および/または第2の集電層の周辺部に配置されている。電池を曲げている際に第1の集電層と第2の集電層とが接触することによる外部短絡を回避するために、接着フレームは絶縁層を覆っている。
本願は、主に、第1の集電層と、第2の集電層と、接着フレームと、電気化学系層と、絶縁層とを備える別の電池構造体をさらに提供する。接着フレームは、第1の集電層と第2の集電層との間に挟まれて閉領域を形成する。接着フレームは、第1の接着層と第2の接着層とを含む。第1の接着層は第1の集電層に接着されており、第2の接着層は第2の集電層に接着されている。電気化学系層は、閉領域の内側に配置されている。電気化学系層は、第1の活物質層と、第2の活物質層と、第1の活物質層と第2の活物質層との間に配置された分離層とを含む。第1の活物質層は第1の集電層に接触し、第2の活物質層は第2の集電層に接触する。絶縁層は、第1の集電層および/または第2の集電層の周辺部に配置されている。
本願は、主に、第1の集電層と、第2の集電層と、接着フレームと、電気化学系層と、絶縁層とを備える別の電池構造体をさらに提供する。接着フレームは、第1の集電層と第2の集電層との間に挟まれて閉領域を形成する。電気化学系層は、閉領域の内側に配置されている。電気化学系層は、第1の活物質層と、第2の活物質層と、第1の活物質層と第2の活物質層との間に配置された分離層とを含む。第1の活物質層は第1の集電層に接触し、第2の活物質層は第2の集電層に接触する。絶縁層は、接着フレームの外側側壁上に配置されており、第1の集電層および/または第2の集電層の周辺部まで延在している。
本願の一実施形態によれば、上述した電池構造体は、可撓性電池またはソフトパック電池であり得る。
接着フレームは、第1の接着層と第2の接着層との間に挟まれた第3の接着層をさらに含む。
第1の接着層および第2の接着層の材料は、第3の接着層の材料とは異なる。前者は後者よりも良好な接着性を有する。
電気化学層の正射影は、第1の集電層および第2の集電層の内部に位置している。
第1の活物質層の正射影の面積は、第1の集電層の正射影の面積よりも小さい。
第2の活物質層の正射影の面積は、第2の集電層の正射影の面積よりも小さい。
周辺部は、(i)側面、および/または、(ii)側面から上方および/または下方に延在している延在面を含む。
第1の集電層および/または第2の集電層は、外面上に保護層を含む。
本願の利点は、電池を曲げている際に第1の集電層と第2の集電層とが接触することによる外部短絡を回避することができるということである。
[図面の簡単な説明]
図1は、従来技術に係る可撓性固体リチウム電池の構造断面図を示す。
図2a~図2dは、本願の一実施形態に係る構造概略図を示す。
図3a~図3cは、本願の別の実施形態に係る構造概略図を示す。
図4a~図4cは、本願の別の実施形態に係る構造概略図を示す。
図5a~図5cは、本願の別の実施形態に係る構造概略図を示す。
図6a~図6eは、本願の一実施形態に係る構造概略図を示す。
図7a~図7gは、本願の一実施形態に係る構造概略図を示す。
図8a~図8fは、本願の一実施形態に係る構造概略図を示す。
図9a~図9gは、本願の一実施形態に係る構造概略図を示す。
図10a~図10lは、本願の一実施形態に係る構造概略図を示す。
図11a~図11bは、本願の一実施形態に係る構造概略図を示す。
図12a~図12fは、本願の一実施形態に係る構造概略図を示す。
図13a~図13bは、本願の一実施形態に係る構造概略図を示す。
図14a~図14bは、本願の一実施形態に係る構造概略図を示す。
図15a~図15dは、本願の一実施形態に係る構造概略図を示す。
図16a~図16rは、本願の一実施形態に係る構造概略図を示す。
図17a~図17bは、本願の一実施形態に係る構造概略図を示す。
図18a~図18cは、本願の一実施形態に係る構造概略図を示す。
図19a~図19cは、本願の一実施形態に係る構造概略図を示す。
図20a~図20cは、本願の一実施形態に係る構造概略図を示す。
図21は、本願の一実施形態に係る構造概略図を示す。
図1は、従来技術に係る可撓性固体リチウム電池の構造断面図を示す。
図2a~図2dは、本願の一実施形態に係る構造概略図を示す。
図3a~図3cは、本願の別の実施形態に係る構造概略図を示す。
図4a~図4cは、本願の別の実施形態に係る構造概略図を示す。
図5a~図5cは、本願の別の実施形態に係る構造概略図を示す。
図6a~図6eは、本願の一実施形態に係る構造概略図を示す。
図7a~図7gは、本願の一実施形態に係る構造概略図を示す。
図8a~図8fは、本願の一実施形態に係る構造概略図を示す。
図9a~図9gは、本願の一実施形態に係る構造概略図を示す。
図10a~図10lは、本願の一実施形態に係る構造概略図を示す。
図11a~図11bは、本願の一実施形態に係る構造概略図を示す。
図12a~図12fは、本願の一実施形態に係る構造概略図を示す。
図13a~図13bは、本願の一実施形態に係る構造概略図を示す。
図14a~図14bは、本願の一実施形態に係る構造概略図を示す。
図15a~図15dは、本願の一実施形態に係る構造概略図を示す。
図16a~図16rは、本願の一実施形態に係る構造概略図を示す。
図17a~図17bは、本願の一実施形態に係る構造概略図を示す。
図18a~図18cは、本願の一実施形態に係る構造概略図を示す。
図19a~図19cは、本願の一実施形態に係る構造概略図を示す。
図20a~図20cは、本願の一実施形態に係る構造概略図を示す。
図21は、本願の一実施形態に係る構造概略図を示す。
[詳細な説明]
本願の構造、特性、ならびに有効性がさらに理解および認識されるよう、本願の詳細な説明を、実施形態および添付の図面とともに以下のように提供する。
本願の構造、特性、ならびに有効性がさらに理解および認識されるよう、本願の詳細な説明を、実施形態および添付の図面とともに以下のように提供する。
本願は、可撓性固体リチウム電池を曲げている際に第1の集電層と第2の集電層とが接触することによる外部短絡を回避するための様々な解決策を提供する。以下では、周辺部は、(i)側面、および/または、(ii)側面から上方および/または下方に延在している延在面を含む。さらに、本願は、可撓性固体リチウム電池を曲げている際に第1の集電層と第2の集電層とが接触することによる外部短絡を回避するための解決策を提供する。そのため、可撓性固体リチウム電池の主な構造は図1に示したものと同じになる。以下の図面では、本願の技術的特徴を説明するために、概略図の一部のみを用いている。
(方法1:接着フレームが絶縁層を覆っている)
図2aに示すように、外部短絡を回避することができる可撓性固体リチウム電池10は、主に、第1の集電層12と、第2の集電層14と、接着フレーム16と、電気化学系層26と、1つ以上の絶縁層28とを備える。接着フレーム16は、第1の集電層12と第2の集電層14とを接着固定する。第1の集電層12および第2の集電層14は、閉領域を形成する。電気化学系層26は、閉領域の内側に配置されている。電気化学系層26は、第1の活物質層20と、第2の活物質層24と、第1の活物質層20と第2の活物質層24との間に配置された分離層22とを含む。また、第1の活物質層20は第1の集電層12に接触し、第2の活物質層24は、第2の集電層14に接触する。1つ以上の絶縁層28は、第1の集電層12および/または第2の集電層14の周辺部に配置されている。さらに、接着フレーム16は絶縁層28を覆っている。こうした設計により、可撓性固体リチウム電池10が曲がる際に、絶縁層28は第1の集電層12と第2の集電層14との接触による外部短絡を回避することができる。上述の接着固定手段は、第1の集電層12、第2の集電層14、および接着フレーム16を接着して、これらの位置を固定させる。
図2aに示すように、外部短絡を回避することができる可撓性固体リチウム電池10は、主に、第1の集電層12と、第2の集電層14と、接着フレーム16と、電気化学系層26と、1つ以上の絶縁層28とを備える。接着フレーム16は、第1の集電層12と第2の集電層14とを接着固定する。第1の集電層12および第2の集電層14は、閉領域を形成する。電気化学系層26は、閉領域の内側に配置されている。電気化学系層26は、第1の活物質層20と、第2の活物質層24と、第1の活物質層20と第2の活物質層24との間に配置された分離層22とを含む。また、第1の活物質層20は第1の集電層12に接触し、第2の活物質層24は、第2の集電層14に接触する。1つ以上の絶縁層28は、第1の集電層12および/または第2の集電層14の周辺部に配置されている。さらに、接着フレーム16は絶縁層28を覆っている。こうした設計により、可撓性固体リチウム電池10が曲がる際に、絶縁層28は第1の集電層12と第2の集電層14との接触による外部短絡を回避することができる。上述の接着固定手段は、第1の集電層12、第2の集電層14、および接着フレーム16を接着して、これらの位置を固定させる。
図2aでは、接着フレーム16は絶縁層28を完全に覆っている。あるいは、接着フレーム16は絶縁層28を覆ってもよく、両者は縁部で一直線に並んでいる。例えば、接着フレーム16および絶縁層28は、図2bまたは図2cに示すように、側面bまたは底面aで一直線に並んでいる。さらに、絶縁層28は、図2dに示すように、第1の集電層12および/または第2の集電層14の周辺部から表面まで延在し、保護層として作用してもよい。
上述の(図2aに示すような)接着フレーム16、第1の集電層12、および第2の集電層14は、電気化学系層26を収容するための閉領域を形成する。これにより、正射影方向において、閉領域に完全に含まれる電気化学系層26は、第1の集電層12および第2の集電層14の領域内にあってもよい。換言すれば、第1の活物質層20の正射影の面積は、第1の集電層12の正射影の面積よりも小さく、第2の活物質層24の正射影の面積は、第2の集電層14の正射影の面積よりも小さい。
さらに、別の実施形態によれば、上述の接着フレーム16は、第1の集電層12および第2の集電層14の正射影領域内に部分的に位置してもよい。例えば、接着フレーム16は、第1の集電層12および第2の集電層14の正射影領域の外側に突出していてもよい。すなわち、第1の集電層12と第2の集電層14とが断面において同じ長さを有していれば、接着フレーム16は第1の集電層12と第2の集電層14の正射影領域の外側に突出していてもよい(図示せず)。
次に、図3a~図3cを参照されたい。図示された接着フレーム16は、第1の接着層161と第2の接着層162とを含み得る。第1の接着層161は第1の集電層12に接着されており、第2の接着層162は第2の集電層14に接着されている。第1の接着層161および第2の接着層162の材料は、異なっていてもよいし、同一であってもよい。第1の接着層161および/または第2の接着層162は、絶縁層28を覆っている。
例えば、図3aに示すように、第1の接着層161は、絶縁層28を完全に覆っている。あるいは、図3bまたは図3cの構造に示されるように、第1の接着層161は絶縁層28の縁部と部分的に一直線に並んでいる。
さらに、図4aに示すように、第2の接着層162は絶縁層28を完全に覆っていてもよい。あるいは、図4bまたは図4cの構造に示されるように、第2の接着層162は絶縁層28の縁部と部分的に一直線に並んでいる。
また、第1の接着層161および第2の接着層162は、絶縁層28を共に覆っていてもよい。そして、上述の例と同様に、第1の接着層161および第2の接着層162の両方が絶縁層28を完全に覆っていてもよい。あるいは、第1の接着層161の縁部の一部および第2の接着層162の縁部の一部が両方とも絶縁層28と一直線に並んでいる。上述の状態を、それぞれ図5a、5b、および5cに示す。
さらに、第1の接着層161が絶縁層28を完全に覆っている場合、第2の接着剤162は、図6aおよび図6bに示すように、異なる縁部で第1の接着剤161と一直線に並んでいてもよい。あるいは、第1の接着層161は絶縁層28を部分的に覆っている。絶縁層28のいくつかの縁部は、第1の接着層161の外側に露出している。第2の接着層162は、図6cおよび図6dに示すように、第1の接着層161を完全に覆っており、第1の接着層161の外側に露出された絶縁層28の一部の縁部まで延在している。あるいは、第1の接着層161および第2の接着層162は、図6eに示すように、部分的に一直線に並んでいる。
次に、図7a~図7gを参照されたい。接着フレーム16は、第3の接着層163をさらに含んでいてもよい。第3の接着層163は、第1の接着層161と第2の接着層162との間に挟まれている。この状態では、第1の集電層12と第2の集電層14との接触を回避するために、絶縁層28に対して、3つの接着層161、162、163によって様々なカバー構造が形成され得る。そして、第1の接着層161および第2の接着層162は、それぞれに接続された第1の集電層12および第2の集電層14に応じて、それぞれの材料の組成を調整することができる。したがって、第1の接着層161および第2の接着層162の材料は、第3の接着層163の材料とは異なっていてもよく、良好な接着品質を有することができる。
例えば、図7a~7gに示すように、第1の接着層161、第2の接着層162、および第3の接着層163のうちの1つ以上が、絶縁層28を完全に覆っている。あるいは、図8a~8fに示すように、第1の接着層161、第2の接着層162、および第3の接着層163の任意の縁部が、絶縁層28と一直線に並んでいてもよい。例えば、図8aでは、第1の接着層161が、側縁部で絶縁層28と一直線に並んでいる。図8bでは、第1の接着層161が、底縁部で絶縁層28と一直線に並んでいる。
図9a~9dに示すように、第1の接着層161が絶縁層28を完全に覆っている場合、第2の接着層162および/または第3の接着層163は、第1の接着層161を覆っており、いくつかの縁部で第1の接着層161と一直線に並んでいる。
別の実施形態によれば、第1の接着層161は、一部の縁部で一直線に並んで絶縁層28を覆っており、一方、第2の接着層162または第3の接着層163は、第1の接着層161を完全に覆っている。あるいは、第2の接着層162または第3の接着層163も延在して、第1の接着層161の外側に露出された絶縁層28の側壁を覆っている。あるいは、第2の接着層162または第3の接着層163は、図10a~10lに示すように、一部の縁部で一直線に並んで第1の接着層161を覆っていてもよい。例えば、図10a~10cでは、図10aに示すように、第1の接着層161および絶縁層28は側縁部で一直線に並んでおり、一方、第3の接着層163は第1の接着層161を完全に覆っており、延在して、第1の接着層161の外側に露出された絶縁層28の側壁を覆っている。あるいは、図10bに示すように、第3の接着層163は、第3の接着層163の側縁部と第1の接着層161の側縁部が部分的に一直線に並んで第1の接着層161を覆っている。あるいは、図10cに示すように、第3の接着層163は、第3の接着層163の底縁部と第1の接着層161の底縁部が部分的に一直線に並んで第1の接着層161を覆っている。図10d~10fでは、第1の接着層161および絶縁層28は底縁部で一直線に並んでいる。第1の接着層161に対する第3の接着層163の位置は上述の通りである。ここでは、詳細な説明は繰り返さない。図10g~10lでは、第1の接着層161、第2の接着層162、および絶縁層28の相対的な構造配置が変更されている。上述の説明と類似しているため、詳細は再び説明しない。
別の実施形態によれば、第3の接着層163は、絶縁層28を完全に覆っている。さらに、第2の接着層162は、図11a~11bに示すように、第3の接着層163を覆っており、一部の縁部で第3の接着剤層163と一直線に並んでいる。
別の実施形態によれば、第3の接着層163は、一部の縁部で一直線に並んで絶縁層28を覆っている。さらに、第2の接着層162は第3の接着層163を完全に覆っている。あるいは、第2の接着層162も、図12aまたは12eに示すように、延在して絶縁層28を覆っている。あるいは、第2の接着層162は、図12b~12dおよび図12fに示すように、一部の縁部で一直線に並んで第3の接着層163を覆っている。
別の実施形態によれば、第1の接着層161および第3の接着層163は、絶縁層28を順次完全に覆っている。すなわち、第1の接着層161は絶縁層28を完全に覆っており、そして、第3の接着層163は第1の接着層161の外周を完全に覆っていることによって、絶縁層28を完全に覆っている。第2の接着層162は、図13a~13bに示すように、一部の縁部で一直線に並んで第3の接着層163を覆っている。
別の実施形態によれば、第1の接着層161および第2の接着層162は、絶縁層28を順次完全に覆っている。すなわち、第1の接着層161は絶縁層28を完全に覆っており、第3の接着層163は、一部の縁部で一直線上に並んで第1接着層161を覆っている。第2の接着層162は、図14a~14bに示すように、第1の接着層161および第3の接着層163の外周を完全に覆っていることによって、絶縁層28を完全に覆っている。
別の実施形態によれば、第1の接着層161は、絶縁層28を完全に覆っている。第3の接着層163は、一部の縁部で一直線に並んで第1の接着層161を覆っている。第2の接着層162は、図15a~15dに示すように、一部の縁部で第1の接着層161または第3の接着層163と一直線に並んで、第3の接着層163または第1の接着層161を覆っている。
別の実施形態によれば、第1の接着層161は、一部の縁部で一直線に並んで絶縁層28を覆っている。第3の接着層163は、第1の接着層161を完全にまたは部分的に覆っている。さらに、上述の説明のように、第2の接着層162は、第3の接着層163を完全に覆っており、さらに延在して絶縁層28の側縁部を覆っていてもよい。また、第2の接着層162は、図16a~16rに示すように、第3の接着層163を部分的に覆っていてもよい。
(方法2:集電層が周辺部に絶縁層を含む)
図17aに示すように、外部短絡を回避することができる可撓性固体リチウム電池10は、主に、第1の集電層12と、第2の集電層14と、接着フレーム16と、電気化学系層26と、1つ以上の絶縁層28とを備える。接着フレーム16は、第1の集電層12と第2の集電層14との間に挟まれて閉領域を形成する。接着フレーム16は、第1の接着層161と第2の接着層162とを含む。第1の接着層161は第1の集電層12に接着されており、第2の接着層162は第2の集電層14に接着されている。電気化学系層26は、閉領域の内側に配置されている。電気化学系層26は、第1の活物質層20と、第2の活物質層24と、第1の活物質層20と第2の活物質層24との間に配置された分離層22とを含む。第1の活物質層20は第1の集電層12に接触し、第2の活物質層24は、第2の集電層14に接触する。1つ以上の絶縁層28は、第1の集電層12および/または第2の集電層14の周辺部に配置されている。こうした設計により、可撓性固体リチウム電池10を曲げる際に、第1の集電層12と第2の集電層14との接触による外部短絡を回避することができる。第1の集電層12および第2の集電層14の材料は異なっていてもよいし、本質的に同一であってもよい。
図17aに示すように、外部短絡を回避することができる可撓性固体リチウム電池10は、主に、第1の集電層12と、第2の集電層14と、接着フレーム16と、電気化学系層26と、1つ以上の絶縁層28とを備える。接着フレーム16は、第1の集電層12と第2の集電層14との間に挟まれて閉領域を形成する。接着フレーム16は、第1の接着層161と第2の接着層162とを含む。第1の接着層161は第1の集電層12に接着されており、第2の接着層162は第2の集電層14に接着されている。電気化学系層26は、閉領域の内側に配置されている。電気化学系層26は、第1の活物質層20と、第2の活物質層24と、第1の活物質層20と第2の活物質層24との間に配置された分離層22とを含む。第1の活物質層20は第1の集電層12に接触し、第2の活物質層24は、第2の集電層14に接触する。1つ以上の絶縁層28は、第1の集電層12および/または第2の集電層14の周辺部に配置されている。こうした設計により、可撓性固体リチウム電池10を曲げる際に、第1の集電層12と第2の集電層14との接触による外部短絡を回避することができる。第1の集電層12および第2の集電層14の材料は異なっていてもよいし、本質的に同一であってもよい。
図17bに示すように、上述したような接着フレーム16は、第1の接着層161と第2の接着層162との間に挟まれた第3の接着層163をさらに含んでいてもよい。上述の可撓性固体リチウム電池10では、正射影方向において、閉領域に完全に含まれる電気化学系層26は、第1の集電層12および第2の集電層14の領域内にあってもよい。換言すれば、第1の活物質層20の正射影の面積は、第1の集電層12の正射影の面積よりも小さく、第2の活物質層24の正射影の面積は、第2の集電層14の正射影の面積よりも小さい。
(方法3:接着フレームの外側側壁上に配置されており、第1の集電層および/または第2の集電層の周辺部まで延在している絶縁層)
図18a~18cの実施形態に示すように、外部短絡を回避することができる可撓性固体リチウム電池10は、主に、第1の集電層12と、第2の集電層14と、接着フレーム16と、電気化学系層26と、1つ以上の絶縁層28とを備える。接着フレーム16は、第1の集電層12と第2の集電層14との間に挟まれて閉領域を形成する。電気化学系層26は、閉領域の内側に配置されている。電気化学系層26は、第1の活物質層20と、第2の活物質層24と、第1の活物質層20と第2の活物質層24との間に配置された分離層22とを含む。第1の活物質層20は第1の集電層12に接触し、第2の活物質層24は、第2の集電層14に接触する。1つ以上の絶縁層28は、接着フレーム16の外側側壁上に配置されており、第1の集電層12および/または第2の集電層14の周辺部に延在している。こうした設計により、可撓性固体リチウム電池10を曲げる際に、第1の集電層12と第2の集電層14との接触による外部短絡を回避することができる。
図18a~18cの実施形態に示すように、外部短絡を回避することができる可撓性固体リチウム電池10は、主に、第1の集電層12と、第2の集電層14と、接着フレーム16と、電気化学系層26と、1つ以上の絶縁層28とを備える。接着フレーム16は、第1の集電層12と第2の集電層14との間に挟まれて閉領域を形成する。電気化学系層26は、閉領域の内側に配置されている。電気化学系層26は、第1の活物質層20と、第2の活物質層24と、第1の活物質層20と第2の活物質層24との間に配置された分離層22とを含む。第1の活物質層20は第1の集電層12に接触し、第2の活物質層24は、第2の集電層14に接触する。1つ以上の絶縁層28は、接着フレーム16の外側側壁上に配置されており、第1の集電層12および/または第2の集電層14の周辺部に延在している。こうした設計により、可撓性固体リチウム電池10を曲げる際に、第1の集電層12と第2の集電層14との接触による外部短絡を回避することができる。
図18aを参照されたい。これは、方法3の実施形態に係る概略図である。本実施形態によれば、絶縁層28は、接着フレーム16の外側側壁に配置されており、第1の集電層12の底面aまで延在している。図18b~18cにおいて、絶縁層28はさらに、第2の集電層14の側面bまたは上面cまで延在している。
さらに、上述した接着フレーム16は、第1の接着層161および第2の接着層162をさらに含み得る。第1の接着層161は第1の集電層12に接着されており、第2の接着層162は第2の集電層14に接着されている。第1の接着層161および第2の接着層162の材料は、異なっていてもよいし、同一であってもよい。接着フレーム16が第1の接着層161および第2の接着層162によって形成される場合、上述の実施形態は、図19a~19cに示される状態を含む。例えば、図19aでは、絶縁層28は、主に、一端が第1の集電層12の底面aに延在し、他端が第2の接着層162に延在している状態で、第1の接着層161の外側側壁上に配置されている。図19b~19cにおいて、絶縁層28はさらに、第2の集電層14の側面bまたは上面cまで延在している。
上述したような接着フレーム16は、第1の接着層161と第2の接着層162との間に挟まれた第3の接着層163をさらに含んでいてもよい。接着フレーム16が第1の接着層161、第3の接着層163、および第2の接着層162によって順次形成される場合、上述の実施形態は、図20a~20cに示される状態を含む。図20aの実施形態に係る絶縁層28は、一端が第3の接着層163に延在している状態で第1の接着層161の外側側壁上に配置されているが、当業者は当該端部が第2の接着層162までも延在してもよいことを知っている。
一般的なリチウム電池では、正極および負極は、切断工程および乾燥工程の前に、集電層上に活物質層をコーティングすることによって製造される。これにより、正極の活物質層および負極の活物質層の大きさは、集電層の大きさと同一となる。安全上の懸念のため、正極の活物質層は負極の活物質層よりも小さくなければならない。すなわち、正極は負極よりも小さくなければならない。いわゆる安全上の懸念は、リチウムイオンが負極内に入り込んだとき、負極内に利用可能な空間が十分でない場合、大きなリチウムの樹枝状結晶が生成され、その後これが分離体をさらに貫通し、正極と負極との間の内部接触によって短絡問題をもたらすことである。上述のように、本願の全ての実施形態によれば、第1の集電層12は正極の集電層または負極の集電層とすることができ、それに応じて、第2の集電層14は負極の集電層または正極の集電層とすることができる。すなわち、第1の集電層12が負極の集電層である場合、第2の集電層14は正極の集電層である。安全上の懸念のために、集電層についてはサイズの考慮は行われない。これは、従来技術に係る電池構成とは全く異なる。
また、上述した全ての実施形態において、図21に示すように、可撓性固体リチウム電池10の第1の集電層12および/または第2の集電層14の外面に、第1の集電層12および/または第2の集電層14を保護または支持するために、保護層30が形成または配置されていてもよい。また、第2の集電層14の外面に配置されている保護層30の状態は図示されていない。
要約すると、本願によれば、可撓性固体リチウム電池が曲げられた後の第1の集電層および第2の集電層の間の接触を回避するため、第1の集電層、第2の集電層、および接着フレームの1つ以上の周辺部に配置されている様々な形態の絶縁層が開発されている。これにより、第1の集電層と第2の集電層との接触による外部短絡問題を回避することができる。
上述の説明は、本願の実施形態に過ぎず、本願の範囲および領域を限定するために使用されるものではない。本願の実用新案登録請求の範囲に記載された形状、構造、特徴、または精神に従ってなされた同等の変更または修正は、本願の添付の実用新案登録請求の範囲に含まれる。
Claims (32)
- 第1の集電層と、
第2の集電層と、
接着フレームと、
電気化学系層と、
少なくとも1つの絶縁層と、を備え、
前記接着フレームは、前記第1の集電層と前記第2の集電層とに接着固定されており、
前記接着フレーム、前記第1の集電層、および前記第2の集電層は、閉領域を形成しており、
前記電気化学系層は、前記閉領域に配置されており、
前記電気化学系層は、第1の活物質層と、第2の活物質層と、前記第1の活物質層と前記第2の活物質層との間に配置された分離層と、を含み、
前記第1の活物質層は前記第1の集電層と接触しており、前記第2の活物質層は前記第2の集電層と接触しており、
前記少なくとも1つの絶縁層は、前記第1の集電層および/または前記第2の集電層の周辺部に配置されており、
前記接着フレームは、前記絶縁層を覆っている、電池構造体。 - 前記接着フレームは、第1の接着層と第2の接着層とを含み、
前記第1の接着層は前記第1の集電層に接着されており、前記第2の接着層は前記第2の集電層に接着されており、
前記第1の接着層および/または前記第2の接着層は、前記絶縁層を覆っている、請求項1に記載の電池構造体。 - 前記接着フレームは、前記第1の接着層と前記第2の接着層との間に挟まれた第3の接着層をさらに含む、請求項2に記載の電池構造体。
- 前記第1の接着層および前記第2の接着層の材料は、前記第3の接着層の材料とは異なる、請求項3に記載の電池構造体。
- 前記第1の接着層、前記第2の接着層、および前記第3の接着層のうち1つ以上は、前記絶縁層を覆っている、請求項3に記載の電池構造体。
- 前記電気化学系層は、正射影方向において、前記第1の集電層および前記第2の集電層の内部に位置している、請求項1に記載の電池構造体。
- 前記第1の活物質層の正射影の面積は、前記第1の集電層の正射影の面積よりも小さい、請求項6に記載の電池構造体。
- 前記第2の活物質層の正射影の面積は、前記第2の集電層の正射影の面積よりも小さい、請求項6に記載の電池構造体。
- 前記周辺部は、(i)側面、および/または、(ii)前記側面から上方および/または下方に延在している延在面を含む、請求項1に記載の電池構造体。
- 前記電池構造体は、可撓性電池またはソフトパック電池であり得る、請求項1に記載の電池構造体。
- 保護層が、前記第1の集電層および/または前記第2の集電層の外面に配置されている、請求項1に記載の電池構造体。
- 第1の集電層と、
第2の集電層と、
接着フレームと、
電気化学系層と、
少なくとも1つの絶縁層と、を備え、
前記接着フレームは、前記第1の集電層と前記第2の集電層との間に挟まれて閉領域を形成し、
前記接着フレームは、第1の接着層と第2の接着層とを含み、
前記第1の接着層は前記第1の集電層に接着されており、前記第2の接着層は前記第2の集電層に接着されており、
前記電気化学系層は、前記閉領域に配置されており、
前記電気化学系層は、第1の活物質層と、第2の活物質層と、前記第1の活物質層と前記第2の活物質層との間に配置された分離層と、を含み、
前記第1の活物質層は前記第1の集電層と接触しており、前記第2の活物質層は前記第2の集電層と接触しており、
前記少なくとも1つの絶縁層は、前記第1の集電層および/または前記第2の集電層の周辺部に配置されている、電池構造体。 - 前記第1の接着層および/または前記第2の接着層は、前記絶縁層を覆っている、請求項12に記載の電池構造体。
- 前記接着フレームは、前記第1の接着層と前記第2の接着層との間に挟まれた第3の接着層をさらに含む、請求項12に記載の電池構造体。
- 前記第1の接着層および前記第2の接着層の材料は、前記第3の接着層の材料とは異なる、請求項14に記載の電池構造体。
- 前記第1の接着層、前記第2の接着層、および前記第3の接着層のうち1つ以上は、前記絶縁層を覆っている、請求項14に記載の電池構造体。
- 前記電気化学系層は、正射影方向において、前記第1の集電層および前記第2の集電層の内部に位置している、請求項12に記載の電池構造体。
- 前記第1の活物質層の正射影の面積は、前記第1の集電層の正射影の面積よりも小さい、請求項17に記載の電池構造体。
- 前記第2の活物質層の正射影の面積は、前記第2の集電層の正射影の面積よりも小さい、請求項17に記載の電池構造体。
- 前記周辺部は、(i)側面、および/または、(ii)前記側面から上方および/または下方に延在している延在面を含む、請求項12に記載の電池構造体。
- 前記電池構造体は、可撓性電池またはソフトパック電池であり得る、請求項12に記載の電池構造体。
- 保護層が、前記第1の集電層および/または前記第2の集電層の外面に配置されている、請求項12に記載の電池構造体。
- 第1の集電層と、
第2の集電層と、
接着フレームと、
電気化学系層と、
絶縁層と、を備え、
前記接着フレームは、前記第1の集電層と前記第2の集電層との間に挟まれて閉領域を形成し、
前記電気化学系層は、前記閉領域に配置されており、
前記電気化学系層は、第1の活物質層と、第2の活物質層と、前記第1の活物質層と前記第2の活物質層との間に配置された分離層とを含み、
前記第1の活物質層は前記第1の集電層と接触しており、前記第2の活物質層は前記第2の集電層と接触しており、
前記絶縁層は、前記接着フレームの外側側壁の表面に配置されており、かつ、前記第1の集電層および/または前記第2の集電層の周辺部まで延在している、電池構造体。 - 前記電気化学系層は、正射影方向において、前記第1の集電層および前記第2の集電層の内部に位置している、請求項23に記載の電池構造体。
- 前記第1の活物質層の正射影の面積は、前記第1の集電層の正射影の面積よりも小さい、請求項24に記載の電池構造体。
- 前記第2の活物質層の正射影の面積は、前記第2の集電層の正射影の面積よりも小さい、請求項24に記載の電池構造体。
- 前記周辺部は、(i)側面、および/または、(ii)前記側面から上方および/または下方に延在している延在面を含む、請求項23に記載の電池構造体。
- 前記接着フレームは、第1の接着層と第2の接着層とを含み、
前記第1の接着層は前記第1の集電層に接着されており、前記第2の接着層は前記第2の集電層に接着されている、請求項23に記載の電池構造体。 - 前記接着フレームは、前記第1の接着層と前記第2の接着層との間に挟まれた第3の接着層をさらに含む、請求項28に記載の電池構造体。
- 前記第1の接着層および前記第2の接着層の材料は、前記第3の接着層の材料とは異なる、請求項23に記載の電池構造体。
- 前記電池構造体は、可撓性電池またはソフトパック電池であり得る、請求項23に記載の電池構造体。
- 保護層が、前記第1の集電層および/または前記第2の集電層の外面に配置されている、請求項23に記載の電池構造体。
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