JP3226622B2 - 玉虫効果を有する伸縮性織編物及びその製造法 - Google Patents
玉虫効果を有する伸縮性織編物及びその製造法Info
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Classifications
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- D—TEXTILES; PAPER
- D04—BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
- D04B—KNITTING
- D04B1/00—Weft knitting processes for the production of fabrics or articles not dependent on the use of particular machines; Fabrics or articles defined by such processes
- D04B1/10—Patterned fabrics or articles
- D04B1/12—Patterned fabrics or articles characterised by thread material
- D04B1/126—Patterned fabrics or articles characterised by thread material with colour pattern, e.g. intarsia fabrics
-
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- D04B1/00—Weft knitting processes for the production of fabrics or articles not dependent on the use of particular machines; Fabrics or articles defined by such processes
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- D04B—KNITTING
- D04B21/00—Warp knitting processes for the production of fabrics or articles not dependent on the use of particular machines; Fabrics or articles defined by such processes
- D04B21/14—Fabrics characterised by the incorporation by knitting, in one or more thread, fleece, or fabric layers, of reinforcing, binding, or decorative threads; Fabrics incorporating small auxiliary elements, e.g. for decorative purposes
- D04B21/18—Fabrics characterised by the incorporation by knitting, in one or more thread, fleece, or fabric layers, of reinforcing, binding, or decorative threads; Fabrics incorporating small auxiliary elements, e.g. for decorative purposes incorporating elastic threads
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- D10B2401/14—Dyeability
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Woven Fabrics (AREA)
- Coloring (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な色彩効果を有す
る伸縮性織編物及びその製造法に関し、更に詳しくは、
着用時の伸縮により、玉虫効果が変化する、動きのある
魅惑的な色彩効果を有する伸縮性織編物及びその製造法
に関するものである。
る伸縮性織編物及びその製造法に関し、更に詳しくは、
着用時の伸縮により、玉虫効果が変化する、動きのある
魅惑的な色彩効果を有する伸縮性織編物及びその製造法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、主に柄効果を出すために、異なる
色に着色された2種以上の糸で表層を構成した織編物が
知られているが、このような構成の生地では、色の異な
る2種類以上の糸が平面的に、或いは多少の凹凸を持っ
て、表層を構成するだけであるため、動きの有る色彩効
果を演出することは困難である。
色に着色された2種以上の糸で表層を構成した織編物が
知られているが、このような構成の生地では、色の異な
る2種類以上の糸が平面的に、或いは多少の凹凸を持っ
て、表層を構成するだけであるため、動きの有る色彩効
果を演出することは困難である。
【0003】また、他の例として、例えば2枚おさの経
編地で、前側のおさと後側のおさとに色の異なる糸を配
し、適正な組織、糸密度を設定すれば、玉虫効果を有す
る編地が得られるが、このような生地では伸縮性が無
く、生地の伸び縮みによる糸密度の変化が演出する、動
きの有る色彩効果は得られない。
編地で、前側のおさと後側のおさとに色の異なる糸を配
し、適正な組織、糸密度を設定すれば、玉虫効果を有す
る編地が得られるが、このような生地では伸縮性が無
く、生地の伸び縮みによる糸密度の変化が演出する、動
きの有る色彩効果は得られない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
の織編物にはみられなかった、着用時の伸縮により玉虫
効果が変化する、動きのある色彩効果を有する伸縮性織
編物及びその製造法を提供することにある。
の織編物にはみられなかった、着用時の伸縮により玉虫
効果が変化する、動きのある色彩効果を有する伸縮性織
編物及びその製造法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、玉虫効果を
有する織編物について検討する過程で、2種類以上の異
色に着色された糸を織編物の表層と内層に配置し、かつ
織編物に伸縮性を与えると、織編物の伸び縮みにより表
層の糸密度が変化し、内層の糸の見える割合が変り、動
きのある極めて魅惑的な玉虫効果が得られることを見出
し、本発明を完成するに至った。
有する織編物について検討する過程で、2種類以上の異
色に着色された糸を織編物の表層と内層に配置し、かつ
織編物に伸縮性を与えると、織編物の伸び縮みにより表
層の糸密度が変化し、内層の糸の見える割合が変り、動
きのある極めて魅惑的な玉虫効果が得られることを見出
し、本発明を完成するに至った。
【0006】即ち、本発明によれば、弾性糸と2種類以
上の非弾性糸からなり、該2種類以上の非弾性糸は、織
編物の厚さ方向の異なる位置に配置されており、かつ該
2種類以上の非弾性糸がそれぞれ異なる色に着色されて
いることを特徴とする玉虫効果を有する伸縮性織編物が
提供される。
上の非弾性糸からなり、該2種類以上の非弾性糸は、織
編物の厚さ方向の異なる位置に配置されており、かつ該
2種類以上の非弾性糸がそれぞれ異なる色に着色されて
いることを特徴とする玉虫効果を有する伸縮性織編物が
提供される。
【0007】更に、本発明によれば、3枚おさの経編機
を用い、後おさに弾性糸、中おさと前おさにそれぞれ異
染性の非弾性糸を配して編成した後、該非弾性糸をそれ
ぞれ別々の染料で異色に染め分けることを特徴とする伸
縮性編物の製造法が提供される。
を用い、後おさに弾性糸、中おさと前おさにそれぞれ異
染性の非弾性糸を配して編成した後、該非弾性糸をそれ
ぞれ別々の染料で異色に染め分けることを特徴とする伸
縮性編物の製造法が提供される。
【0008】本発明で用いる弾性糸は、着用時の織編物
に伸縮性を与えつつ、動的な玉虫効果を付与するための
ものであり、ポリウレタン弾性糸やポリエーテルエステ
ル弾性糸等が使用できる。ただ、混用する非弾性糸を染
色する時の耐熱性を考慮すると、湿熱耐熱性の優れたポ
リエーテルエステル弾性糸が好適である。
に伸縮性を与えつつ、動的な玉虫効果を付与するための
ものであり、ポリウレタン弾性糸やポリエーテルエステ
ル弾性糸等が使用できる。ただ、混用する非弾性糸を染
色する時の耐熱性を考慮すると、湿熱耐熱性の優れたポ
リエーテルエステル弾性糸が好適である。
【0009】本発明で用いる2種類以上の非弾性糸は、
あらかじめ異なる色に原液着色又は染色されていてもよ
いが、それぞれ異染性の非弾性糸を組み合せて製編織し
た後、一方の糸は染色するがその他の糸は染色しない染
料で順次染色するようにすると、織編物の状態でそれぞ
れを別々の色に染色することができ、織編物を安価に製
造するうえで好都合である。
あらかじめ異なる色に原液着色又は染色されていてもよ
いが、それぞれ異染性の非弾性糸を組み合せて製編織し
た後、一方の糸は染色するがその他の糸は染色しない染
料で順次染色するようにすると、織編物の状態でそれぞ
れを別々の色に染色することができ、織編物を安価に製
造するうえで好都合である。
【0010】このような組み合わせの例としては、カチ
オン染料可染ポリエステルと酸性染料可染ポリエステ
ル、カチオン染料可染ポリエステルとナイロン、ポリエ
ステルとアクリル繊維、ポリエステルとセルロース繊
維、ナイロンとセルロース繊維等を挙げることができ
る。
オン染料可染ポリエステルと酸性染料可染ポリエステ
ル、カチオン染料可染ポリエステルとナイロン、ポリエ
ステルとアクリル繊維、ポリエステルとセルロース繊
維、ナイロンとセルロース繊維等を挙げることができ
る。
【0011】これら2種類以上の非弾性糸を染め分ける
には、それぞれを別の色の染料で浸染してもよいが、少
なくとも1種類の非弾性糸を、多くの色で捺染により染
色することもできる。
には、それぞれを別の色の染料で浸染してもよいが、少
なくとも1種類の非弾性糸を、多くの色で捺染により染
色することもできる。
【0012】捺染あるいは浸染(地染め)と捺染の組み
合わせで染め分けた織編物は、極めて幻想的な動きのあ
る玉虫効果を示す。また、捺染する色(配色)がまった
く同じでも、地染めの色が変わると、まったく別の捺染
配色のように見えるので、商品の多様化をはかるうえで
極めて好都合である。
合わせで染め分けた織編物は、極めて幻想的な動きのあ
る玉虫効果を示す。また、捺染する色(配色)がまった
く同じでも、地染めの色が変わると、まったく別の捺染
配色のように見えるので、商品の多様化をはかるうえで
極めて好都合である。
【0013】本発明の伸縮性織編物においては、2種類
以上の非弾性糸が、織編物の厚さ方向の異なる位置に配
置されており、織編物の表層を構成する非弾性糸は、そ
の内層に位置する他の非弾性糸を適度に被覆し、織編地
が伸縮されると、その被覆の程度が少なくなり、内層の
非弾性糸の色をより多く露出させる。
以上の非弾性糸が、織編物の厚さ方向の異なる位置に配
置されており、織編物の表層を構成する非弾性糸は、そ
の内層に位置する他の非弾性糸を適度に被覆し、織編地
が伸縮されると、その被覆の程度が少なくなり、内層の
非弾性糸の色をより多く露出させる。
【0014】そして、本発明の織編物は、弾性糸により
伸縮性が付与されているため、伸張されたときの表層の
非弾性糸による被覆程度は必ず減少し、内層に位置する
非弾性糸を露出させるようになる。その結果、伸縮によ
って玉虫効果が変化する特異な色彩効果が得られること
になる。
伸縮性が付与されているため、伸張されたときの表層の
非弾性糸による被覆程度は必ず減少し、内層に位置する
非弾性糸を露出させるようになる。その結果、伸縮によ
って玉虫効果が変化する特異な色彩効果が得られること
になる。
【0015】弾性糸及び非弾性糸の織編物内における配
置位置、交編織割合などは、目的とする織編物の伸縮
性、色合、玉虫効果(どの程度伸縮したら玉虫効果が変
化するか)などに応じて、適宜選定することができる。
置位置、交編織割合などは、目的とする織編物の伸縮
性、色合、玉虫効果(どの程度伸縮したら玉虫効果が変
化するか)などに応じて、適宜選定することができる。
【0016】なお、表層に位置する非弾性糸に、透明性
の高い糸を使用すると、本発明の目的とする特異な色彩
効果に、更に光沢効果が加わり、極めて魅惑的な効果が
得られる。特に、その透明性の高い糸が、比較的単糸デ
ニールが太く、かつ三角形、矩形、五角形、六角形など
の、角度によって鏡面反射を起こし易い断面形状を有し
ていると、その光沢効果は、一段と望ましいものにな
る。
の高い糸を使用すると、本発明の目的とする特異な色彩
効果に、更に光沢効果が加わり、極めて魅惑的な効果が
得られる。特に、その透明性の高い糸が、比較的単糸デ
ニールが太く、かつ三角形、矩形、五角形、六角形など
の、角度によって鏡面反射を起こし易い断面形状を有し
ていると、その光沢効果は、一段と望ましいものにな
る。
【0017】本発明の伸縮性織編物は、従来公知の任意
の交編織用編織機を用いて製編織することができる。
の交編織用編織機を用いて製編織することができる。
【0018】例えば、3枚おさの経編機を用い、後おさ
に弾性糸(例えばポリエーテルエステル繊維)、中おさ
と前おさにそれぞれ異染性の非弾性糸(例えば中おさに
カチオン染料可染性ポリエステル、前おさにナイロン繊
維)を配して編成した後、各非弾性糸をそれぞれ別々の
染料で異色に染め分ければよい。
に弾性糸(例えばポリエーテルエステル繊維)、中おさ
と前おさにそれぞれ異染性の非弾性糸(例えば中おさに
カチオン染料可染性ポリエステル、前おさにナイロン繊
維)を配して編成した後、各非弾性糸をそれぞれ別々の
染料で異色に染め分ければよい。
【0019】
【作用】本発明の織編物は、弾性糸を含んでいるため、
伸縮性を有している。更に、本発明の織編物は、その表
層を構成する非弾性糸と内層を構成する非弾性糸とが、
それぞれ異なる色に着色されており、通常は表層の糸が
内層の糸を蔽い隠しているため、表層の糸の色が主に見
えるが、織編物が伸張されると、表層の糸が内層の糸を
被覆する度合いが低下するため、表層の糸の間から内層
の糸の色が見え隠れし、いわゆる玉虫効果を発現し、衣
服として着用し、伸縮したときに、極めて魅惑的な、動
きの有る色彩効果を醸し出すことになる。
伸縮性を有している。更に、本発明の織編物は、その表
層を構成する非弾性糸と内層を構成する非弾性糸とが、
それぞれ異なる色に着色されており、通常は表層の糸が
内層の糸を蔽い隠しているため、表層の糸の色が主に見
えるが、織編物が伸張されると、表層の糸が内層の糸を
被覆する度合いが低下するため、表層の糸の間から内層
の糸の色が見え隠れし、いわゆる玉虫効果を発現し、衣
服として着用し、伸縮したときに、極めて魅惑的な、動
きの有る色彩効果を醸し出すことになる。
【0020】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
する。
する。
【0021】
【実施例1】3枚おさの28Gトリコット機を用い、後
おさに40デニールのポリエーテルエステル弾性糸を、
中おさに30デニール/12フィラメントのカチオン染
料可染ポリエステル糸を、前おさに30デニール12フ
ィラメントのナイロン糸をそれぞれフルセットで配し、
後おさは10/12/23/21、中おさは34/22
/10/12、前おさは22/10/22/34の組織
で生機を編成し、カチオン染料でポリエステルを、酸性
染料でナイロンを、それぞれピンク及びブルー染色し
た。得られた編物は、経緯共に充分な伸縮性を持ってお
り、水着或いはレオタードに適した伸縮特性を有してお
り、しかも編地の伸縮にともなって玉虫効果が変わる見
事な色彩効果を示した。
おさに40デニールのポリエーテルエステル弾性糸を、
中おさに30デニール/12フィラメントのカチオン染
料可染ポリエステル糸を、前おさに30デニール12フ
ィラメントのナイロン糸をそれぞれフルセットで配し、
後おさは10/12/23/21、中おさは34/22
/10/12、前おさは22/10/22/34の組織
で生機を編成し、カチオン染料でポリエステルを、酸性
染料でナイロンを、それぞれピンク及びブルー染色し
た。得られた編物は、経緯共に充分な伸縮性を持ってお
り、水着或いはレオタードに適した伸縮特性を有してお
り、しかも編地の伸縮にともなって玉虫効果が変わる見
事な色彩効果を示した。
【0022】また、同じ生機をカチオン染料だけで浸染
し、ナイロンは染色しないまま一旦仕上げた後、酸性染
料にて5色の水玉の柄をプリントした。得られた編地は
5色の色の異なる玉虫を散りばめたもので、その伸縮に
より玉虫効果が変化する魅惑的な色彩効果を示した。
し、ナイロンは染色しないまま一旦仕上げた後、酸性染
料にて5色の水玉の柄をプリントした。得られた編地は
5色の色の異なる玉虫を散りばめたもので、その伸縮に
より玉虫効果が変化する魅惑的な色彩効果を示した。
【0023】
【実施例2】両面丸編機22ゲージを用い、図1に示す
組織で、第1、2、6、7給糸口に60番の綿糸を、第
3、8給糸口には75デニール/36フィラメントのポ
リエステル光沢糸と40デニールのポリエーテルエステ
ル弾性糸とを、第4、5、9、10給糸口には75デニ
ール36フィラメントのポリエステル光沢糸をそれぞれ
給糸して、編成した。ポリエステル光沢糸を先ず分散染
料にて淡色に染色し、次に綿糸を反応性染料にて比較的
濃色の全く異なる色にそれぞれ染色した。得られた編地
は充分な伸縮性を有し、伸縮により玉虫効果が変化する
動きのある色彩効果を示した。
組織で、第1、2、6、7給糸口に60番の綿糸を、第
3、8給糸口には75デニール/36フィラメントのポ
リエステル光沢糸と40デニールのポリエーテルエステ
ル弾性糸とを、第4、5、9、10給糸口には75デニ
ール36フィラメントのポリエステル光沢糸をそれぞれ
給糸して、編成した。ポリエステル光沢糸を先ず分散染
料にて淡色に染色し、次に綿糸を反応性染料にて比較的
濃色の全く異なる色にそれぞれ染色した。得られた編地
は充分な伸縮性を有し、伸縮により玉虫効果が変化する
動きのある色彩効果を示した。
【0024】
【発明の効果】本発明の織編物は、伸縮性を有してお
り、伸張されると、表層の糸の被覆の程度が低下するた
め、表層の糸の間から内層の糸が見え隠れし、いわゆる
玉虫効果を発現する。この玉虫効果が織編物の伸縮にと
もなって変化し、極めて魅惑的な、動きのある色彩効果
を示し、一般の衣服は勿論のこと、水着、レオタード等
のスポーツ用衣服に特に好適に用いることができる。
り、伸張されると、表層の糸の被覆の程度が低下するた
め、表層の糸の間から内層の糸が見え隠れし、いわゆる
玉虫効果を発現する。この玉虫効果が織編物の伸縮にと
もなって変化し、極めて魅惑的な、動きのある色彩効果
を示し、一般の衣服は勿論のこと、水着、レオタード等
のスポーツ用衣服に特に好適に用いることができる。
【図1】本発明の編物の組織の一例を示す図である。
1〜10 給糸口番号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI D06P 3/87 D06P 3/87 C D (56)参考文献 特開 昭61−113864(JP,A) 特開 昭49−124375(JP,A) 特開 平1−229851(JP,A) 特開 昭58−136888(JP,A) 実開 昭60−49168(JP,U) 実開 昭63−154689(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06P 5/00 D03D 15/00 - 15/08 D04B 1/00 - 1/20 D06P 3/82 - 3/874
Claims (7)
- 【請求項1】 弾性糸と2種類以上の非弾性糸からな
り、該2種類以上の非弾性糸は、織編物の厚さ方向の異
なる位置に配置されており、かつ該2種類以上の非弾性
糸がそれぞれ異なる色に着色されていることを特徴とす
る玉虫効果を有する伸縮性織編物。 - 【請求項2】 前記2種類以上の非弾性糸が、カチオン
染料可染ポリエステル繊維と酸性染料可染ポリエステル
繊維、カチオン染料可染ポリエステル繊維とナイロン繊
維、ポリエステル繊維とアクリル繊維、ポリエステル繊
維とセルロース繊維又はナイロン繊維とセルロース繊維
のいずれかの組み合せからなる請求項1記載の玉虫効果
を有する伸縮性織編物。 - 【請求項3】 前記弾性糸がポリエーテルエステル繊維
である請求項1記載の玉虫効果を有する伸縮性織編物。 - 【請求項4】 前記2種類以上の非弾性糸の少なくとも
1種類が捺染により染色されている請求項1記載の玉虫
効果を有する伸縮性織編物。 - 【請求項5】 3枚おさの経編機を用い、後おさに弾性
糸、中おさと前おさにそれぞれ異染性の非弾性糸を配し
て編成した後、該非弾性糸をそれぞれ別々の染料で異色
に染め分けることを特徴とする請求項1記載の玉虫効果
を有する伸縮性編物の製造法。 - 【請求項6】 後おさに配する弾性糸がポリエーテルエ
ステル繊維である請求項5記載の玉虫効果を有する伸縮
性編物の製造法。 - 【請求項7】 中おさに配する非弾性糸がカチオン染料
可染ポリエステル繊維、前おさに配する非弾性糸がナイ
ロン繊維である請求項5記載の玉虫効果を有する伸縮性
編物の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24653092A JP3226622B2 (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 玉虫効果を有する伸縮性織編物及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24653092A JP3226622B2 (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 玉虫効果を有する伸縮性織編物及びその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06101178A JPH06101178A (ja) | 1994-04-12 |
JP3226622B2 true JP3226622B2 (ja) | 2001-11-05 |
Family
ID=17149782
Family Applications (1)
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