JP3226471B2 - 車両類運搬車 - Google Patents

車両類運搬車

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JP3226471B2
JP3226471B2 JP34585996A JP34585996A JP3226471B2 JP 3226471 B2 JP3226471 B2 JP 3226471B2 JP 34585996 A JP34585996 A JP 34585996A JP 34585996 A JP34585996 A JP 34585996A JP 3226471 B2 JP3226471 B2 JP 3226471B2
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福年 細谷
博 野村
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本所自動車工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両類の運搬車に
係り、特に、ブルドーザやアスファルトフニッシャーな
どの土木工事用の特殊車両等の重機などを運搬するのに
好適な運搬車に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、工事現場においてブルドーザ
やアスファルトフニッシャーなどの重機を使用するにあ
たり、これらの重機を工事現場まで移動させる場合、そ
の重機を自走させたのでは、走行速度が遅いのみなら
ず、路面を損傷させてしまうおそれがある。このような
事態を回避するため、一般には、大型の車両運搬車に重
機を搭載し、工事現場まで運搬する方法が採られてい
る。
【0003】このとき、大型の車両運搬車に重機を搭載
するために、その都度クレーン等を使用して重機を吊り
上げるのでは、重機の乗降作業を行う際に、常にクレー
ン等を用意しなければならず、極めて非効率的である。
また、荷台後部に設けた導板を用いて乗降させる構造も
知られているが、その導板の設置によって後続車の運転
者に圧迫感を与える。
【0004】そこで従来、クレーン等を用意せずに重機
の乗降作業を行うことができるように、車両運搬車の荷
台を後方に下り傾斜させなからスライドさせた、荷台後
端を接地させた状態で、重機を自走させて荷台に対する
乗降を行うようにしていた。
【0005】この種の車両運搬車としては、従来、次の
ようなものが知られている。まず、第1先行例について
説明すると、図13に示すように、車両運搬車50のシ
ャーシ51上の両側に前後方向に沿ってガイドレール5
3が載置され、このガイドレール53上に荷台54が前
後方向に沿って、シャーシ51と荷台54との間に設け
られた図示しない前後進シリンダによって移動可能に配
設されている。ガイドレール53の後端両側部にはブラ
ケット53Aが一体化され、このブラケット53Aとシ
ャーシ51との間は回動軸52で連結され、ガイドレー
ル53は荷台54を乗せた状態で、回動軸52を中心と
して回動するようになっている。また、回動軸52の位
置より前方位置において、シャーシ51に傾動用油圧シ
リンダ55が支持されており、その油圧シリンダ55の
シリンダロッド55Aの先端部は、ガイドレール53に
枢着されている。
【0006】この車両運搬車50において、重機Mを乗
降させる手順を説明すると、運搬車50の走行時には、
安定および安全走行のために、図13(A)に実線で示
すように、荷台54の前方位置に積載される。このとき
の重機Mは、運搬車50の走行時に移動しないように、
図示しないワイヤーなどにより荷台54の適宜の位置に
固定される。
【0007】その後、目的地に到着し、重機Mの降車作
業を行う際、重機Mが荷台54の前方位置にあるままで
荷台54を傾斜させると、回動軸52から遠い位置に大
重量の重機Mが搭載されているので、荷台54の負荷が
大きくなるとともに、重機Mの降車作業に不便であるの
で、図13(A)に仮想線で示すように、一旦、重機M
を回動軸52の近くまで移動させる。次に、図13
(B)に示すように、油圧シリンダ55を作動させてそ
のシリンダロッド55Aを伸長させると、ガイドレール
53が回動軸52を中心として回動し、これに伴って荷
台54も傾斜する。
【0008】この状態で、前述の前後進シリンダを作動
させて荷台54を、ガイドレール53に沿って後退さ
せ、その後端を接地させた後、重機Mを自走させて運搬
車50から降車させる。
【0009】なお、詳細な構造は不明であるが、実開昭
59−111740号に記載の技術も同様なものと考え
られる。
【0010】次に、第2先行例について説明すると、図
14に示すように、車両運搬車60においては、運転席
65と荷台64との間に、昇降装置66が設けられてお
り、荷台64は、先行例1同様、ガイドレール63の上
方位置に前後移動自在となっている。
【0011】この第2先行例に係る運搬車60におい
て、積載している重機Mを降車させる手順を説明する
と、図14(A)に示すように、重機Mは、先行例1同
様、荷台の前方位置に積載している状態のまま、目的地
において、昇降装置66の昇降ロッド66Aを伸長さ
せ、運搬車60の前方をリフトアップさせ、運搬車60
全体を傾斜させる。そして、先行例1同様、ガイドレー
ル63に沿って荷台64をスライドさせてその後端を接
地させた後、重機Mを自走させて、運搬車60から降車
させる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
のうち、第1先行例に係る車両運搬車50においては、
重機Mの降車に先立って、重機Mを自走させて後方に移
動させた後に、荷台54を傾斜させることが必要とな
る。このために、車両運搬車50の運転者が、運転席か
ら離れて重機Mを自走させ、再び運転席に戻って荷台5
4の傾動を行う必要がある。車両運搬車50の運転者が
重機Mの運転に適さない場合には、重機M専用の運転者
を同伴させる必要がある。
【0013】一方、第2先行例に係る車両運搬車60に
おいては、荷台64を傾斜させるための大掛かりな昇降
装置を必要とするものであるとともに、重機Mの降車時
点の状態はきわめて不安定な状態となる。
【0014】そこで、本発明の主たる課題は、重機類の
乗降を簡便に、かつ安定して行うことができるようにす
ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明の請求項1記載の発明は、車輌類を乗せて運搬する運
搬車において、シャーシ(2)と、車輌類を乗せる荷台
(4)と、前記シャーシ(2)に対して前後方向に延在
して設けられたガイドレール(3)と;前記荷台(4)
に複数配設され前記ガイドレール(3)上を回動する第
1ガイドローラ群(4C),(4C)…とを有し;前記
荷台(4)を前記ガイドレール(3)に沿って移動可能
に案内する第1案内手段と、前記シャーシ(2)の両側
部において運搬車幅方向に軸心(5)を有して軸支され
た傾動フレーム(6)と、この傾動フレーム(6)の長
手方向に沿って間隔を置いて複数設けられた自由回転す
る第2ガイドローラ群(9),(9)…と;前記荷台
(4)の側部に一体化され前記ガイドローラ群(9),
(9)…の上面に乗る関係にあるスライドレール(4
B)(4D)とを有し;前記荷台(4)を前記傾動フレ
ーム(6)に沿って移動可能に案内する第2案内手段
と、前記傾動フレーム(6)の前記軸心(5)より前方
の前部位置に配置され、前記シャーシ(2)に対して設
けられ、前記傾動フレーム(6)の前部に連結され、傾
動フレーム(6)を前記軸心(5)を中心にして回動さ
せ非傾動状態と傾動状態とを選択する昇降シリンダ
(7)と、前記シャーシ(2)の両側部に配置された傾
動フレーム(6),(6)に対して固定され、前記荷台
(4)と連結されその荷台(4)を、前記ガイドレール
(3)または前記傾動フレーム(6)に沿って移動させ
る前後進シリンダ(13)と、を備え、かつ、傾動フレ
ーム(6)の非傾動状態において、前記前後進シリンダ
(13)の伸縮動作により、前記荷台(4)が前記第1
案内手段および第2案内手段に案内されつつ、第1ガイ
ドローラ群(4C),(4C)…が前記ガイドレール
(3)上に乗った状態および前記スライドレール(4
B)(4D)が傾動フレーム(6)の第2ガイドローラ
群(9),(9)…の上に乗った状態で移動し、昇降シ
リンダ(7)ロッドの伸長によって前記傾動フレーム
(6)が傾動するとともに、前記第1ガイドローラ群
(4C),(4C)…が前記ガイドレール(3)上を離
れ、この傾動フレーム(6)が傾動した状態において、
前記前後進シリンダ(13)の伸縮動作により、前記荷
台(4)が前記第2案内手段のみによって案内されつ
つ、前記スライドレール(4B)(4D)が傾動フレー
ム(6)の第2ガイドローラ群(9),(9)…の上に
乗った状態で移動する、ように構成したことを特徴とす
る車両類運搬車。
【0016】請求項2記載の発明は、荷台(4)はその
前進限において、シャーシ(2)に対して固定され、荷
台(4)の後退開始時においてその固定を解除するロッ
ク装置が、荷台(4)とシャーシ(2)との間に設けら
れている請求項1記載の車両類運搬車である。
【0017】前記昇降シリンダ(7)による傾動フレー
ム(6)の回動時、荷台(4)のガイドレール(3)に
よるガイドが解除される関係にある請求項1記載の車両
類運搬車である。
【0018】従来の車両運搬車においては、荷台とシャ
ーシとの間に設けた前後進シリンダにより、ガイドレー
ルに沿ってその上の荷台をスライドさせるものである。
また、ガイドレールを傾動させるものである。したがっ
て、一旦、ガイドレールを荷台と共に傾動させた後、ガ
イドレールに沿って荷台をスライドさせながら後退させ
る必要がある。この場合には、重機Mを後方に移動させ
ないまま、直ちに、ガイドレールおよび荷台を傾動させ
ることはできないまたは不適であることは前述のとおり
である。
【0019】しかるに、本発明においては、シャーシの
両側部において運搬車幅方向に軸心を有して傾動フレー
ムを軸支し、この傾動フレームを昇降シリンダにより回
動させるように構成するとともに、この傾動フレームに
対して前後進シリンダを設け、その前後進シリンダを荷
台と連結したものである。
【0020】したがって、まず、重機を荷台前部に積載
したままで、荷台を前後進シリンダによりガイドレール
に沿って後退させた後、傾動フレームを昇降シリンダに
より荷台と共に傾動させ、その後、さらに前後進シリン
ダにより荷台を傾動フレームに沿って後退させ、荷台の
後端を接地させることができる。
【0021】その結果、荷台上の重機を予め荷台後方ま
で移動させる作業が不要となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により具体的に説明する。 (構造説明) 図1は本発明に係る車両運搬車1の平面図、図2はその
側面図、図3は図2の要部拡大図、図4は図1の要部拡
大図である。図5〜図8は図3に位置を示した矢視図で
ある。これらの各図においては、運転席は図示していな
い。運搬車1は、シャーシ2を有し、その前後方向に延
在するシャーシ2の主骨の上に前端よりやや後方位置か
ら後端部近傍まで延在するガイドレール3が固定されて
いる。
【0023】ガイドレール3の上方位置には、重機Mを
搭載する荷台4がガイドレール3に沿ってスライド可能
となるように配設されている。この荷台4のスライド
は、荷台4のアングル部材4Aとチャンネル部材4Bと
に軸支されたローラ4Cが、ガイドレール3に沿って回
転しながら行われる。
【0024】シャーシ2の両側部においては、運搬車1
の幅方向に軸心を有する回動軸5により傾動フレーム6
が軸支されている。2Aは回動軸5の取付部材である。
【0025】この傾動フレーム6の回動軸5より前方の
前部位置において、シャーシ2に取付部材2Bを介して
トラニオン方式で昇降シリンダ7が設けられ、そのシリ
ンダロッド7Aは、傾動フレーム6の前部に枢軸8を介
して連結され、傾動フレーム6の前部を回動軸5を中心
にして回動させるようになっている。
【0026】一方、傾動フレーム6の運搬車1の中心軸
側内面に、ガイドローラ9,9…が軸支され、チャンネ
ル部材4Bのフランジと中間部材4Dとの間に嵌合して
いる。チャンネル部材4Bのフランジ及び中間部材4D
は本発明のガイドローラ9,9…に対するスライドレー
ルを構成している。また、昇降シリンダ7の近傍には、
昇降シリンダ7による昇降動作を安定して行い、かつ荷
台4を傾動フレーム6に沿って確実にスライドさせるた
めに、補助ガイドローラ10,10が設けられている。
【0027】したがって、これらの構成が、昇降シリン
ダ7によって荷台4を傾動させたとき、傾動フレーム6
に沿って荷台4を案内させる(重機を積載する場合にお
いても同様に案内する)本発明の案内手段を構成してい
る。
【0028】他方、両側の傾動フレーム6,6に跨がっ
て二本の連結部材11,11が固定されており、その連
結部材11,11上に取付部材12,12を介して前後
進シリンダ13,13が設けられている。この前後進シ
リンダ13,13のシリンダロッドの先端は荷台4の後
端と連結されている。したがって、傾動フレーム6,6
の傾動に従って、前後進シリンダ13,13も傾動す
る。
【0029】前後進シリンダ13,13は、荷台4を、
その後退初期(重機Mを前部に積載している)において
はガイドレール3,3に沿って、後退末期においては昇
降シリンダ7によって傾動された傾動フレーム6,6に
沿って移動させる。
【0030】傾動フレーム6,6の後端部に跨がって接
地脚14が設けられている。
【0031】(動作説明) 上記構造の下で、荷台2の前部に積載している重機Mを
降ろす場合について、図9〜図11をも参照しながら動
作説明を行う。
【0032】まず、運搬車1による運搬は、図9に示す
ように重機Mを荷台2の前部に積載した状態で行う。目
的地に着いた時点で、前後進シリンダ13,13を作動
させ、図10に示すように、荷台4を後方にスライドさ
せる。この場合、各ローラ4Cがガイドレール3上を回
転しながらスライドが行われる。このスライド時におい
て、チャンネル部材4Bが傾動フレーム6,6のガイド
ローラ9,9…に係合しているので、荷台4の案内が行
われる。
【0033】次いで、スライド限またはスライド限近く
の位置において、昇降シリンダ7,7を作動させ、図1
1に示すように、傾動フレーム6,6を回動軸5を軸心
として時計方向に傾動させる。その結果、特に図7から
判るように、ガイドローラ9,9…を介して荷台4も傾
動する。同時に、傾動フレーム6,6と胴部が一体化さ
れた前後進シリンダ13も傾動する。この傾動状態にお
いては、各ローラ4Cはガイドレール3から離れる。す
なわち、昇降シリンダ7による傾動フレーム6の回動
時、荷台4のガイドレール3によるガイドが解除される
関係にある。
【0034】この傾動に伴って、接地脚14が接地し、
かつ荷台4の後端が接地する。
【0035】この場合において、予め傾動限度角度を設
定しておくのが望ましく、したがって、荷台4の後端が
接地しない地面状況の場合には、前後進シリンダ13,
13をさらに作動させて、傾動フレーム6,6をガイド
として、荷台4をその後端が接地するまで後退させる。
【0036】このように、前後進シリンダ13のスライ
ド長、昇降シリンダ7の昇降角度は適宜選択できる。し
たがって、荷台4をどの程度後退させた後、傾動フレー
ム6および荷台4をどの程度傾動させ、さらに、そのま
ま荷台4の後端を接地させるか、あるいはさらに荷台4
を傾動フレーム6,6に沿って荷台4の後端が接地する
までスライドさせるかを選択できる。
【0037】ちなみに、重機Mの重心位置が、昇降シリ
ンダ7の近傍にある場合、または重機Mが軽量である場
合には、昇降シリンダ7で所望の傾動角度に傾動させた
後、荷台4を前後進シリンダ13でスライドできる。
【0038】他方、図10および図11から明らかなよ
うに、荷台4の傾動時においては、重機Mが昇降シリン
ダ7の近傍にまで位置するよう荷台4が後退しているの
で、荷台4をそのまま傾動させても、荷台4が不安定と
なることがない。このことは、従来技術においては成し
得なかったことである。
【0039】重機Mの積載時においては、上記と逆の作
動となるのみであるから、その説明を省略する。
【0040】(ロック装置について) 前述の説明から判るように、荷台4は重機Mの昇降作業
以外の間は、シャーシ4に対して安定させておくことが
必要である。
【0041】そこで、荷台4はその前進限において、シ
ャーシ2に対して固定され、荷台4の後退開始時におい
てその固定を解除するロック装置20が、図12に示す
ように、荷台4とシャーシ2との間に設けられている。
【0042】実施例においては、このロック装置20
は、荷台4の前部において、シャーシ2の側方に張り出
す張出部材2Eに対して設けられている。すなわち、張
出部材2E上に、固定ブロック21が固定され、この固
定ブロック21に電動モータ22が固定され、ストロー
クロッド23を前後進するようになっている。ストロー
クロッド23は、固定ブロック21に一体化されたブラ
ケット24,24の貫通孔に挿通可能となっているとと
もに、後方のブラケット24に固定された案内筒25に
ガイドされている。
【0043】他方、荷台4には、挿通孔を有するブラケ
ット40が一体化されている。ブラケット40の挿通孔
には、ストロークロッド23が貫通するようになってい
る。また、ストロークロッド23にはフランジストッパ
ー26が一体化されている。固定ブロック21にはフラ
ンジストッパー26に対応して前後進リミットスイッチ
27A,27Bが固定されている。
【0044】かかるロック装置においては、走行時にお
いては、実線で示す状態にある。すなわち、ストローク
ロッド23がブラケット24,24およびブラケット4
0を貫通して、逆に、ブラケット40がストロークロッ
ド23によって前後進の移動を阻止されている状態(ロ
ック状態)にある。
【0045】荷台4の後退スライド開始時には、運転席
内のスイッチを一方のポジションに位置させ電動モータ
22を作動させる。その結果、ストロークロッド23が
後退し、ブラケット40から外れる。したがって、前述
の前後進シリンダ13,13を動作させれば、荷台4を
後退させることができる。ストロークロッド23の後退
限はフランジストッパー26により叩かれる後退限リミ
ットスイッチ27Bによって検知され、この検知によっ
て始めて、図示しないPTO(パワーテイクアウト)が
起動し、前後進シリンダ13,13の動作が可能とな
る。
【0046】逆に、重機Mを積載した荷台4を前進限ま
で移動させた後、運転席内のスイッチを他方のポジショ
ンに位置させると、ストロークロッド23は前進し、ブ
ラケット40の挿通孔を貫通し、荷台4のロックが行わ
れる。同時に、フランジストッパー26によって前進限
リミットスイッチ27Aが叩かれ、PTOは停止され
る。その結果、荷台4が不意にスライドすることはなく
なる。
【0047】
【発明の効果】以上のとおり、本発明に係る車両運搬車
によれば、重機類の乗降を簡便に、かつ安定して行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両運搬車の骨組みを示す平面図
である。
【図2】その側面図である。
【図3】図2の要部拡大図である。
【図4】図1の要部平面図である。
【図5】図3の5−5線矢視図である。
【図6】図3の6−6線矢視図である。
【図7】図3の7−7線矢視図である。
【図8】図3の8−8線矢視図である。
【図9】走行状態および荷降ろし開始時の概要正面図で
ある。
【図10】荷台後退時の概要正面図である。
【図11】荷台傾動時の概要正面図である。
【図12】ロック装置の説明図である。
【図13】従来の第1例の説明図である。
【図14】従来の第2例の説明図である。
【符号の説明】
1…車両運搬車、2…シャーシ、3…ガイドレール、4
…荷台、5…傾動軸、6…傾動フレーム、7…昇降シリ
ンダ、9…ガイドローラ、10…補助ガイドローラ、1
1…連結部材、13…前後進シリンダ、20…ロック装
置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60P 1/32 B60P 1/00 B60P 3/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輌類を乗せて運搬する運搬車において、 シャーシ(2)と、 車輌類を乗せる荷台(4)と、 前記シャーシ(2)に対して前後方向に延在して設けら
    れたガイドレール(3)と;前記荷台(4)に複数配設
    され前記ガイドレール(3)上を回動する第1ガイドロ
    ーラ群(4C),(4C)…とを有し;前記荷台(4)
    を前記ガイドレール(3)に沿って移動可能に案内する
    第1案内手段と、 前記シャーシ(2)の両側部において運搬車幅方向に軸
    心(5)を有して軸支された傾動フレーム(6)と、 この傾動フレーム(6)の長手方向に沿って間隔を置い
    て複数設けられた自由回転する第2ガイドローラ群
    (9),(9)…と;前記荷台(4)の側部に一体化さ
    れ前記ガイドローラ群(9),(9)…の上面に乗る関
    係にあるスライドレール(4B)(4D)とを有し;前
    記荷台(4)を前記傾動フレーム(6)に沿って移動可
    能に案内する第2案内手段と、 前記傾動フレーム(6)の前記軸心(5)より前方の前
    部位置に配置され、前記シャーシ(2)に対して設けら
    れ、前記傾動フレーム(6)の前部に連結され、傾動フ
    レーム(6)を前記軸心(5)を中心にして回動させ非
    傾動状態と傾動状態とを選択する昇降シリンダ(7)
    と、 前記シャーシ(2)の両側部に配置された傾動フレーム
    (6),(6)に対して固定され、前記荷台(4)と連
    結されその荷台(4)を、前記ガイドレール(3)また
    は前記傾動フレーム(6)に沿って移動させる前後進シ
    リンダ(13)と、 を備え、かつ、 傾動フレーム(6)の非傾動状態において、前記前後進
    シリンダ(13)の伸縮動作により、前記荷台(4)が
    前記第1案内手段および第2案内手段に案内されつつ、
    第1ガイドローラ群(4C),(4C)…が前記ガイド
    レール(3)上に乗った状態および前記スライドレール
    (4B)(4D)が傾動フレーム(6)の第2ガイドロ
    ーラ群(9),(9)…の上に乗った状態で移動し、 昇降シリンダ(7)ロッドの伸長によって前記傾動フレ
    ーム(6)が傾動するとともに、前記第1ガイドローラ
    群(4C),(4C)…が前記ガイドレール(3)上を
    離れ、この傾動フレーム(6)が傾動した状態におい
    て、前記前後進シリンダ(13)の伸縮動作により、前
    記荷台(4)が前記第2案内手段のみによって案内され
    つつ、前記スライドレール(4B)(4D)が傾動フレ
    ーム(6)の第2ガイドローラ群(9),(9)…の上
    に乗った状態で移動する、 ように構成したことを特徴とする車両類運搬車。
  2. 【請求項2】荷台(4)はその前進限において、シャー
    シ(2)に対して固定され、荷台(4)の後退開始時に
    おいてその固定を解除するロック装置が、荷台(4)と
    シャーシ(2)との間に設けられている請求項1記載の
    車両類運搬車。
  3. 【請求項3】前記昇降シリンダ(7)による傾動フレー
    ム(6)の回動時、荷台(4)のガイドレール(3)に
    よるガイドが解除される関係にある請求項1記載の車両
    類運搬車。
JP34585996A 1996-12-25 1996-12-25 車両類運搬車 Expired - Lifetime JP3226471B2 (ja)

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