JP3226412U - コーティング塗布装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ペーストを均一に塗布でき、コーティングの耐摩耗性の低下を防止できるコーティング塗布装置を提供する。【解決手段】コーティング塗布装置は、コーティングを形成するペーストを収容するためのペースト収容機構1と、ペースト収容機構内に回転可能に設置され、ローラ部とブラシ部を備え、ブラシ部はローラ部の外側部に設置され、ブラシ部はペーストに部分的に含浸され、ブラシ部の外側部には溝部が形成されるブラシローラ2と、被塗物が溝部を通過するように被塗物を取り付け、被塗物の揺動を駆動する揺動機構3と、を備える。被塗物は、溝部を通過する過程で、溝部の対向する内側壁に当接してブラシローラを回転させる。被塗物が溝部の内側壁に当接しながら溝部の底部に当接することで、コーティングの厚さが均一になる。【選択図】図1

Description

本考案は、フラックス塗布装置の分野に関し、特にコーティング塗布装置に関する。
回転刃は回転式耕耘機における砕土ツールであり、回転式耕耘機の重要な構成部分である。回転刃が動作する時、動作面は常に摩損し、動作面の摩損がひどい場合、回転刃全体を廃棄せざるを得ず、資源を浪費するとともに、使用コストを増大させる。そのため、フラックス塗布技術によって回転刃の動作面において耐摩耗性コーティングを製造する。
一般的に用いられる方法として、調製した懸濁ペーストを、回転刃の表面に複数回塗布し又はハケ塗りする。耐摩耗性を効果的に向上させるために、コーティングは一定の厚さに達する必要がある。
従来技術において、上記塗布過程は一般的に人工的にハケ塗りで1回塗布し、乾燥した後にもう1回塗布し、コーティングの厚さが適切になるまで複数回繰り返す。この方法は、効率が低く、ペーストの浪費が深刻であるとともに、作業員の作業負荷が大きく、また、塗布したコーティングの厚さが不均一であり、コーティングの耐摩耗性を著しく低下させる。
これに鑑み、本考案は、従来技術における人手でペーストをハケ塗りすることによるコーティングの厚さの不均一によってコーティングの耐摩耗性が低下するという技術問題をある程度解決することを目的とするコーティング塗布装置を提供する。
本考案の上記目的、特徴と利点を更に明確且つ分かりやすくするために、以下、特に、好ましい実施例を挙げて、添付の図面に合わせて詳細に説明する。
本考案は、被塗物の表面にコーティングを塗布するためのコーティング塗布装置を提供し、前記コーティング塗布装置は、
前記コーティングを形成するペーストを収容するためのペースト収容機構と、
前記ペースト収容機構内に回転可能に設置され、ローラ部とブラシ部を備えるブラシローラであって、前記ブラシ部は前記ローラ部の外側部に設置され且つ前記ブラシ部は前記ペーストに部分的に含浸され、前記ブラシ部の外側部に溝部が形成されるブラシローラと、
前記被塗物が前記溝部を通過するように、前記被塗物を取り付け、前記被塗物の揺動を駆動するための揺動機構と、を備え、
前記被塗物が前記溝部を通過する過程において、前記被塗物は前記溝部の相互に対向する内側壁に当接して前記ブラシローラを回転させる。
好ましくは、前記コーティング塗布装置は熱風機構を更に備え、前記熱風機構は前記ペースト収容機構の側部に設置され、前記熱風機構は熱風を吹き出すことによって前記被塗物の表面のペーストを乾燥させることができる。
好ましくは、前記熱風機構から吹き出された熱風の温度は70〜80℃である。
好ましくは、前記ブラシローラの数は複数であり、複数の前記ブラシローラは前記被塗物の揺動経路に沿って間隔をあけて分布する。
好ましくは、前記被塗物の、少なくとも揺動過程において直径が最も大きい円弧を形成する部分は複数の前記ブラシローラの溝部の底部に当接する。
好ましくは、複数の前記ブラシローラの溝部の幅は前記被塗物が揺動して複数の前記ブラシローラを通過する方向に沿って、次第に増加又は減少する。
好ましくは、前記ブラシ部の、前記溝部の両側に位置する外側部はそれぞれ前記溝部に傾斜する。
好ましくは、前記揺動機構は、
前記被塗物を前記揺動機構に取り付けるための取付け部と、
前記取付け部に接続される揺動部と、
前記揺動部を駆動することによって前記取付け部と前記被塗物がともに揺動するように駆動する駆動部と、を備える。
好ましくは、前記ペースト収容機構は、前記ペーストの上方に設置されて前記ブラシローラを露出させるカバープレートを備える。
好ましくは、前記被塗物は回転刃である。
本考案では、揺動機構を介して被塗物が揺動して溝部を通過するように駆動し、被塗物が溝部の内側壁に当接することでコーティングの塗布を行うとともに、被塗物は溝部の底部に当接してブラシローラを回転させてペーストをつけることによって、従来技術における、人手によるハケ塗りでペーストを塗布することによるコーティングの厚さの不均一によってコーティングの耐摩耗性が低下するという技術問題をある程度解決する。
本考案の実施例は、技術的解決手段をより明確に説明するために、以下、実施例に使用される図面を簡単に説明し、以下の図面は本考案の幾つかの実施例を示すものに過ぎないため、範囲を限定するものではなく、当業者にとって、創造的な労働を要することなく、更にこれらの図面に基づいて他の関連する図面を取得することができることを理解されたい。
第1視角から見たコーティング塗布装置の概略図である。 第2視角から見たコーティング塗布装置の概略図である。
以下、図面に合わせて本考案の技術的解決手段を明確で、完全に説明し、当然ながら、記述された実施例は、本考案の一部の実施例であり、全ての実施例ではない。本考案における実施例に基づいて、当業者が創造的な労働を要することなく取得された全ての別の実施例は、いずれも本考案の保護範囲に含まれるべきである。
本考案の説明において、説明すべきことは、「中心」、「上」、「下」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「内」、「外」などの用語によって指示される方位又は位置関係は、図面において示される方位又は位置関係に基づくものであり、本考案を容易且つ簡単に説明するためのものに過ぎず、装置又は部品は必ず特定の方位にあるか、特定の方位で構成したり、動作したりすることを示し又は暗示するものではないため、本考案を限定するものと理解すべきではないことである。なお、「第1」、「第2」、「第3」などの用語は、説明するためのものに過ぎず、相対的な重要性を示し又は暗示するものと理解すべきではない。
本考案の説明において、説明すべきことは、別途に明示的な規定と限定がない限り、「取り付け」、「連結」、「接続」などの用語は、広義的な意味で理解されるべきであることであり、例えば、固定接続や、着脱可能な接続又は一体的な接続であってもよく、機械的な接続でもよく、電気的な接続でもよく、直接的な接続であってもよく、中間媒体を介して間接的に接続してもよく、2つの部品が内部で連通してもよい。当業者にとって、具体的な状況に基づいて本考案における上記用語の具体的な意味を理解することができる。
また、各実施例の間の技術的解決手段は、相互に組み合わせることができるが、当業者が実現可能であることを基礎とすべきであり、技術的解決手段の組み合わせにおいて相互に矛盾する場合又は実現できない場合、このような技術的解決手段の組み合わせが存在せず、本考案が請求する保護範囲にも含まれないと考えるべきである。
図1は第1視角から見たコーティング塗布装置の概略図である。図2は第2視角から見たコーティング塗布装置の概略図である。
図1と図2に示すように、本実施例により提供されるコーティング塗布装置は、ペーストタンクと、ブラシローラと、揺動機構と、熱風機構と、被塗物と、を備える。以下、上記部品の接続関係と動作について具体的に説明する。
本実施例において、被塗物は回転刃5を例として、すなわち、以下、回転刃5を上記被塗物として、本実施例により提供されるコーティング塗布装置を説明する。
図1に示すように、回転刃5は揺動機構3に取り付けられ、揺動機構3は取付け部31と、揺動部32と、駆動部と、を備えてもよい。本実施例の取付け部31はワイヤロープであってもよく、通常の回転刃5は一端に一般的に取り付け孔を有し、回転刃5は取り付け孔を介して回転式耕耘機に取り付けられ、本実施例において、回転刃5の取り付け孔を有する端部はワイヤロープを取り付け孔に通すことで揺動部32に接続されてよい。回転刃5の他端はもう1本のワイヤロープの一端にボンディングされてよく(図1において、ただ回転刃5の取り付け方式を例示的に示すが、実際に回転刃5は一端のみが取り付け孔を有する)、このワイヤロープの他端は揺動部32に接続される。上記固定方式により、回転刃5を揺動機構3に取り付ける。
本実施例において、揺動部32は梁部材321とブラケット322を備えてもよい。それぞれ回転刃5の両端に連結される上記2本のワイヤロープは、それぞれ梁部材321の両端に接続され、梁部材321はワイヤロープを介してブラケット322に接続される。本実施例において、ブラケット322は人工で組み立てられた一定の高さを有するブラケット322であってもよく、図1においてブラケット322と梁部材321との接続部の部分のみを示す。
上記の特徴に基づき、回転刃5は上記の取り付け方式によって上記揺動機構3に取り付けられる場合、駆動部によって回転刃5を駆動する時、回転刃5は上記梁部材321とともに梁部材321とブラケット322との接続部のまわりを揺動することができ、また、本実施例において、駆動部は作業者であってもよく、例えば、作業者は梁部材321を押し引きすることで回転刃5を上記のように揺動させることができる。
以下、上記回転刃5が揺動する過程において、回転刃5の動作表面はブラシローラ2を介してコーティングを塗布することについて、具体的に説明する。
本実施例において、ブラシローラ2はペースト収容機構内に回転可能に取り付けられ、ペースト収容機構はペーストタンク1の内部にあってもよく、ペーストタンク1は鋼板で溶接されたものであってもよい。本実施例において、ペーストタンク1の空間形状は長方体形状であり、その内側壁の2つの対向する内側面には位置が相互に対応する取り付け溝が開設されてもよく、取り付け溝の延伸方向は垂直方向であってもよく、取り付けようとする軸受と適合するように取り付け溝の下端は円弧状であってもよく、取り付け溝の上端が外部に連通するように取り付け溝の上端はそれが存在する内側面の上端のエッジに延伸してよく、また、取り付け溝の幅は取り付けようとする軸受の外径と適合してよい。
本実施例におけるブラシローラ2はローラ部21とブラシ部22を備え、ブラシ部22はローラ部21の外側部に設置される。軸受を容易に取り付けるために、ローラ部21の両端はそれぞれ二段組立部を形成してよく、上記の取り付けようとする軸受は2つであり、それぞれ二段組立部に嵌設され、二段組立部はそれぞれ2つの取り付けようとする軸受の内輪と締まり嵌めを形成する。ブラシローラ2の両端の軸受がそれぞれ2つの取り付け溝の底部に嵌合するように、軸受に組み立てられたブラシローラ2の両端をそれぞれ2つの取り付け溝の上端に沿ってペーストタンク1に取り付け、固定ブロックを介して取り付け溝内に取り付けられた軸受の外輪を固定する。
本実施例において、固定ブロックの下端は円弧状であり、すなわち、軸受の外輪と適合するようになり、固定ブロックの幅は取り付け溝の幅よりやや大きくなってもよく、固定ブロックを取り付け溝の上端から挿入し又は取り付け溝の外側から圧入することによって、固定ブロックの下端は軸受と緊密に適合し、且つ側部は取り付け溝の側部と締まり嵌めを形成し、上記固定効果を実現する。
上記ブラシローラ2の取り付けを完了した後、ペーストタンク1の内部にペーストを注入することができ、本実施例において、ペーストはニッケル系フラックス粉末及び硬質の合金粒子、接着剤、有機物などで調製されたペースト状のフラックス塗布用懸濁材料である。ブラシローラ2が回転する過程にブラシ部22がペーストを連続的につける必要があるため、ブラシ部22はペーストに部分的に含浸される必要があり、本実施例において、ペーストタンク1の内部におけるペーストの液面高さはブラシローラ2のローラ部21の軸線とほぼ整列している。
説明すべきことは以下の通りである。
一つは、本実施例において、上記のブラシローラ2を取り付けるのに用いられる軸受は防水軸受であり、すなわち、軸受の内輪と外輪の間にはシールリングが取り付けられる軸受であり、それによりペーストが軸受の内部に入ることによる軸受の破壊を防止することである。
もう一つは、本実施例において、図1はただブラシローラ2の取り付け位置を例示的に示し、上記組み立てる過程における部品を示さず、図2はブラシローラ2のローラ部21とブラシ部22の構造を便宜的に示すために、図1におけるペーストの液面高さを完全に示していないことである。
本実施例において、ブラシ部22の外側部には溝部221が形成され、すなわち、ブラシ部22の外側部はローラ部21の方向へ凹んで溝部221が形成される。本実施例において、溝部221の形状は全体的にブラシ部22の外側部の周方向に沿って延伸するリング形を呈し、上記回転刃5が揺動する場合、溝部221を通過し、ここでの「通過」とは、回転刃5の一端と他端は回転刃5が揺動する過程においていずれも溝部221の2つの内側壁の間を通過することを指す。
上記回転刃5が溝部221を通過する過程において、回転刃5の側部は溝部221の相互に対向する内側壁に当接しながら回転刃5は溝部221の底部に当接することでブラシローラ2を回転させ、よって回転刃5の側部の動作表面が塗布され、この過程と同時にペーストに浸漬された一部のブラシ部22をペーストの中から上へ回転させ、塗布に関与するブラシ部22を液面下まで下方へ回転させる。すなわち、回転刃5が溝部221を通過する過程は、回転刃5がブラシローラ2と「噛合」することに相当する。
上記塗布過程において、ブラシローラ2の各部分がいずれもペーストに含浸されるように、予めにそれを少なくとも1周回転させる必要がある。更に、回転刃5の側部が溝部221の内側壁に当接するとは、溝部221の2つの内側壁の間の距離は回転刃5の両側部の間の距離(すなわち、回転刃の厚さ)より小さく、ブラシは一定の弾性を有するため、回転刃5は溝部221を通過する時に溝部221の内側壁に当接するようになることを指し、このように回転刃5の動作表面に塗布されるペーストの量が比較的合理であることを保証し、塗布されたペーストが多すぎて回転刃5の動作表面に沿って垂れてしまうことで形成されるコーティングの厚さが不均一になる状況を回避する。
更に、上記塗布過程において、回転刃5が溝部221の底部に当接するとは、回転刃5が溝部221を通過する過程に、その一部が溝部221の底部のブラシと相互に当接するとともに、揺動し続けてブラシローラ2を回転させることを指す。本実施例において、この当接過程を比較的緩やかにし、ブラシローラ2が回転される過程に速度が不均一で塗布が不均一になる状況を回避するために、本実施例は更に、溝部221の底部を下記のように構成し、それについて、以下に具体的に説明する。
回転刃5の形状は厳密な意味で円弧状ではないため、分析する時に図1に示すような回転刃5を1群の点で形成した図形と見なしてもよく、回転刃5が揺動する過程に、回転刃5を構成する点の運動軌跡がいずれも同心の円弧と近似してもよいため、回転刃5の下縁において、必ず少なくとも1つの点(以下、最大軌跡部分と称する)と円心(すなわち、上記梁部材321とブラケット322との接続部)との距離が最も大きくなり、すなわち、揺動過程に形成した円弧の直径が最も大きく、この直径が最も大きい円弧は回転刃5が揺動する運動軌跡のエッジでもある。
上記塗布過程にブラシローラ2が回転されることを可能にするために、回転刃5の少なくとも揺動する過程に直径が最も大きい円弧を形成する部分はブラシローラ2の溝部221の底部に当接する。本実施例において、回転刃5が揺動する過程に直径が最も大きい円弧を形成する部分(すなわち、上記最大軌跡部分)はブラシローラ2の溝部221の底部に当接するように構成し、このような場合、ブラシローラ2は回転刃5を効果的に塗布することができ、すなわち、このような場合、ブラシローラ2が回転される過程に、回転刃5がその溝部221の底部のブラシに当接する程度がほぼ一致し、これによってブラシローラ2を安定的に回転させることができる。
更に、説明すべきことは、上記のように、回転刃5の少なくとも揺動する過程に直径が最も大きい円弧を形成する部分はブラシローラ2の溝部221の底部に当接するが、これに限定されるものではなく、ブラシローラ2の回転刃5への効果的な塗布さえ実現できれば、回転刃5の上記のような部分(すなわち、回転刃5が揺動する過程に直径が最も大きい円弧を形成する部分)以外の他の部分もブラシローラ2の溝部221の底部に当接してもよいことである。
更に、最大軌跡部分ができる限り早くブラシローラ2を回転させるために、本実施例において、最大軌跡部分が存在する端部を回転刃5が最初に溝部221に入る端部とし、本実施例において、回転刃5の最大軌跡部分は図1において左端に接近する位置にあるため、本実施例において、回転刃5は図1における右端から左端へ揺動する。
説明すべきことは、図1から分かるように、最大軌跡部分の左端の被塗布部分と上記円心との距離は最大軌跡部分と上記円心との距離より小さいため、この部分の被塗部分が溝部221の2つの内側壁の間に入った時、まだブラシローラ2を回転させることができないが、この部分の面積が小さいため、無視してもよいことである。
上記の特徴に基づき、1つのブラシローラ2を設置して、回転刃5を1回塗布してもよく、複数のブラシローラ2を設置して回転刃5を多段階的に塗布してもよい。本実施例において、上記回転刃5が揺動する経路に沿って3つのブラシローラ2が設置され、すなわち、図1における右端から左端へ、それぞれ第1ブラシローラと、第2ブラシローラと、第3ブラシローラであり、三者の溝部221はそれぞれ第1溝部と、第2溝部と、第3溝部である。回転刃5は各溝部を通過する時、この溝部の2つの内側壁に嵌合する緊密度が同じになるように、第1溝部と、第2溝部と、第3溝部という三者の中心線は同じ平面にあってもよく、これによって回転刃5の両側のコーティングの塗布厚さが略同じであるように保証する。
また、上記第1溝部と、第2溝部と、第3溝部という三者の底部はいずれも上記の最大軌跡部分が揺動して形成した運動軌跡の間の関係を満たす。且つ、三段階の塗布として、各段階の塗布においてコーティングの厚さが異なってもよく、例えば、本実施例において、第1溝部と、第2溝部と、第3溝部の幅が次第に増加してもよく、すなわち、回転刃5が揺動して順に第1溝部と、第2溝部と、第3溝部を通過する過程において、回転刃5とこの三者の内側壁の密着度は次第に低下することによって、塗布されるペーストの厚さは次第に増加する。同様に、第1溝部と、第2溝部と、第3溝部の幅は次第に減少してもよく、その効果は上記と逆であり、ここで詳細な説明を省略する。
上記回転刃5の塗布される部分は被覆面51であり、被覆面51の面積は回転刃5の動作表面の面積以下であり、本実施例において、図1は回転刃5のエッジの摩耗しやすい部分の被覆面51のみを示し、実際に、回転刃5の動作表面にコーティングを完全に塗布するまで、より深い溝部221を有するブラシローラ2を用いることで被覆面51の面積を増加させてよい。
更に、回転刃5の動作表面に塗布されるペーストが下に垂れる状況が生じること、および多段ブラシローラ2による塗布の場合における次段のブラシローラ2の溝部221が前の段階のブラシローラ2で完了した塗布を激しく引っ掻くことを回避するために、本実施例において、更に熱風機構4が設置され、熱風機構4は熱風を吹き出すことで回転刃5に塗布されたペーストを迅速に乾燥させることができる。本実施例の熱風機構4はペーストタンク1の側部に設置され、例えば、ペーストタンク1の側方の上部に設置されることが好ましく、熱風機構4は例えば、一般的な電力熱風機であってもよく、吹き出した熱風の温度は70〜80℃であってもよく、風向きが大体、回転刃5が揺動する方向である。
熱風機構4が設置されているため、ペーストタンク1におけるペーストが熱風で乾燥することを防止し、またペーストにおける水分の自然蒸発を防止するために、ペーストタンク1にはカバープレート11が更に設置され、カバープレート11はペーストタンク1におけるペースト液面の上方に設置され、同時にカバープレート11には貫通孔が開設されることによって、上記ブラシローラ2を露出させることができるが、ブラシローラ2の回転を阻止することがない。上記カバープレート11を担持するために、ペーストタンク1の各内側面にはペーストタンク1の内部に延在する突出部が設置されてもよく、それによってカバープレート11の取り付けを実現する。
更に、本実施例において、単一のブラシローラ2に対し、その溝部221の両側にもブラシ部22が設置されるが、これらの部分のブラシ部22が浸漬された後塗布を行わないため、本実施例において、ブラシ部22の溝部221の両側に位置する外側部をそれぞれ溝部221に傾斜させてもよく、このような場合、これらの部分のブラシ部22の末端がつけたペーストはこれらの部分のブラシ部22がブラシローラ2の上方に回転する時にある程度溝部221の方向へ流動することができ、このようにブラシ部22の利用率を向上させる。
上記の特徴に基づき、以下、上述したような3つのブラシローラ2を有するコーティング塗布装置を例とし、その動作過程を説明する。
上記の特徴に基づいて装置を取り付けた後、作業者は回転刃5を図1における右上方まで持ち上げ、回転刃5を放して、回転刃5は順に第1ブラシローラと、第2ブラシローラと、第3ブラシローラを通過してから左上方に到着し、各ブラシローラ2ごとに通過するとともにブラシローラ2を回転させて自体に対する塗布を行い、よって三段階の塗布を完了する。
以上の記載は本考案の好ましい実施例に過ぎず、本考案の保護範囲を限定するものではなく、本考案の新規な構想の下で、本考案の明細書及び図面に基づいてなされた均等物による変形又は他の関連する技術分野における直接/間接的な適用はいずれも本考案の保護範囲に含まれる。
1−ペーストタンク
11−カバープレート
2−ブラシローラ
21−ローラ部
22−ブラシ部
221−溝部
3−揺動機構
31−取付け部
32−揺動部
321−梁部材
322−ブラケット
4−熱風機構
5−回転刃
51−被覆面

Claims (10)

  1. 被塗物の表面にコーティングを塗布するためのコーティング塗布装置であって、
    前記コーティングを形成するペーストを収容するためのペースト収容機構と、
    前記ペースト収容機構内に回転可能に設置され、ローラ部とブラシ部を備えるブラシローラであって、前記ブラシ部は前記ローラ部の外側部に設置され且つ前記ブラシ部は前記ペーストに部分的に含浸され、前記ブラシ部の外側部には溝部が形成されるブラシローラと、
    前記被塗物が前記溝部を通過するように、前記被塗物を取り付け、前記被塗物の揺動を駆動するための揺動機構と、を備え、
    前記被塗物が前記溝部を通過する過程において、前記被塗物は、前記溝部の相互に対向する内側壁に当接して前記ブラシローラを回転させることを特徴とするコーティング塗布装置。
  2. 前記コーティング塗布装置は熱風機構を更に備え、前記熱風機構は前記ペースト収容機構の側部に設置され、熱風を吹き出すことによって前記被塗物の表面におけるペーストを乾燥させることができることを特徴とする請求項1に記載のコーティング塗布装置。
  3. 前記熱風機構から吹き出された熱風の温度は70〜80℃であることを特徴とする請求項2に記載のコーティング塗布装置。
  4. 前記ブラシローラの数は複数であり、複数の前記ブラシローラは前記被塗物の揺動経路に沿って間隔をあけて分布することを特徴とする請求項2に記載のコーティング塗布装置。
  5. 前記被塗物の、少なくとも揺動過程において直径が最も大きい円弧を形成する部分は複数の前記ブラシローラの溝部の底部に当接することを特徴とする請求項4に記載のコーティング塗布装置。
  6. 複数の前記ブラシローラの溝部の幅は前記被塗物が揺動して複数の前記ブラシローラを通過する方向に沿って、次第に増加し又は減少することを特徴とする請求項4に記載のコーティング塗布装置。
  7. 前記ブラシ部の前記溝部の両側に位置する外側部はそれぞれ前記溝部に傾斜することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のコーティング塗布装置。
  8. 前記揺動機構は、
    前記被塗物を前記揺動機構に取り付けるための取付け部と、
    前記取付け部に接続される揺動部と、
    前記揺動部を駆動することによって前記取付け部と前記被塗物がともに揺動するように駆動する駆動部と、を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のコーティング塗布装置。
  9. 前記ペースト収容機構は、前記ペーストの上方に設置されて前記ブラシローラを露出させるカバープレートを備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のコーティング塗布装置。
  10. 前記被塗物は回転刃であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のコーティング塗布装置。
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