JP3226167U - 仕切り板 - Google Patents
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Abstract
【課題】構造物内や容器内で、水の有る箇所と無い箇所に区分けできる仕切り板を提供する。【解決手段】水が貯水されている構造物や容器内に設置する仕切り板であって、仕切り板の縁部に柔軟性のあるフィン6を取り付けた。仕切り板は、くの字型または円弧の形状を有する。【選択図】図2
Description
本考案は、構造物内や容器内を本品の仕切り板で水のある箇所と無い箇所を区分けできるものである。
一般家庭で使用する風呂場の浴槽において、水道水を蛇口より満たし、風呂釜を経由し循環させることにより、入浴する際の適温にするか、給湯器より適温のお湯を流し入れて溜める場合などがある。湯温が低い場合は風呂釜を通し追い焚きするか、または、給湯器の追い焚き機能を使い加温したりする。通常の使用時は、入浴に使用しているお湯を適温に温めることにより、繰り返し利用する。浴槽に貯水してある水を風呂釜や給湯器などの加熱する装置に配管を通し循環させるため、経路には汚れが付着する。その配管経路の洗浄として、風呂釜内用洗浄剤があり、重曹や過炭酸ナトリウムを含む洗浄剤を残り湯に投入して使用する。その場合、洗浄したい箇所である風呂釜内の水循環の経路に比べて、水位は低くても良いが、浴槽全体を使用するので多くの水量を必要とする。そのため、洗浄剤も希薄になり、水量に見合った洗浄力を得るには多くの洗浄剤がいる。排水後、風呂釜内すすぎのため給水する際も浴槽全体を使用し、水位を稼ぐため必要以上に多くの水量を必要とする。また、浴槽内に給水口のある高さ以上に水位がないと追い焚きできない。
現在稼働中の構造物、例にあげるとプールや大浴場施設に手摺付きタラップの取り付けや給排水設備の工事、または部分的な床面、壁面の修繕作業を行うのに、すでに貯水されているため水中での作業は困難であり、また電動工具は使用できない。作業スペースを確保するのには、貯水済みの水を排水口より全て抜き去るしかなく、プールなどの大容量の水を蓄えた場合には、まだ使用予定の水であっても工事作業が優先だと排水するしかない。
水を数百リットル以上溜めて使用する容器として、貯水槽や住宅に設置してあるバスルームの浴槽がある。その浴槽において、風呂釜内用洗浄剤を使用して水の循環する配管経路を洗浄する際、浴槽全体を使用して洗浄剤を投入しなければならない。水の循環する配管経路の容積は数リットルほどだが、洗浄剤の使用方法によると浴槽の深さの半分ほどに貯水してある残り湯に200〜400gほどの洗浄剤を投入し、加熱したり循環経路のすすぎのため、排水後、新たにきれいな水を浴槽にため込んだりしなければならない。不必要な浴槽の容積を使用してしまうため、大量の水を使用してしまう。
水を数百リットル以上溜めて使用する容器として、貯水槽や住宅に設置してあるバスルームの浴槽がある。その浴槽において、風呂釜内用洗浄剤を使用して水の循環する配管経路を洗浄する際、浴槽全体を使用して洗浄剤を投入しなければならない。水の循環する配管経路の容積は数リットルほどだが、洗浄剤の使用方法によると浴槽の深さの半分ほどに貯水してある残り湯に200〜400gほどの洗浄剤を投入し、加熱したり循環経路のすすぎのため、排水後、新たにきれいな水を浴槽にため込んだりしなければならない。不必要な浴槽の容積を使用してしまうため、大量の水を使用してしまう。
特許文献1は、浴槽の形状が仕切り板を取り付けられるように、溝が設けられてあり、そこに、平板な仕切り板を差し入れる構造である。
特許文献2は、給水口を包み込むような箱型の形状の中にピストンを入れ込んだものであり、風呂釜洗浄用の専用容器である。
特許文献2は、給水口を包み込むような箱型の形状の中にピストンを入れ込んだものであり、風呂釜洗浄用の専用容器である。
本考察はプールが設置してある学校やスポーツクラブ、大浴場を設置している宿泊施設や銭湯などで、水が満たされている状態で工事などを行う場合、作業スペースを確保するために一辺が1.5〜2メートルある大型の仕切り板を取り付け、壁面と仕切り板に囲まれた部分の排水をすることで作業スペースを確保することができ、貯水された水の一部分だけの排水で良い。
住宅のバスルームの浴槽で使っている風呂釜や給湯器の配管汚れが気になり、風呂釜用洗浄剤を使用するときに、仕切り板を取り付けることにより、洗浄したい風呂釜の配管経路がある給水口側と無い側とで、浴槽内の容積の一部分を分割することにより、最小限の水量で風呂釜内洗浄が行えるものである。
住宅のバスルームの浴槽で使っている風呂釜や給湯器の配管汚れが気になり、風呂釜用洗浄剤を使用するときに、仕切り板を取り付けることにより、洗浄したい風呂釜の配管経路がある給水口側と無い側とで、浴槽内の容積の一部分を分割することにより、最小限の水量で風呂釜内洗浄が行えるものである。
プールに水を満たすには時間も費用も掛かる。水の満たされたプールで、追加の工事だったり、修繕目的の作業をするにしても、作業スペースを確保するための排水は仕切り板に囲われた一部分で良い。また、作業終了後の給水も一部分だけで良い、時間も費用も節約でき、節水には特に貢献できる。
大型浴槽施設の銭湯やホテルの大浴場、社員寮や学生寮にある大人数で入ることのできる浴場、このような場合、貯水量は多く、水を風呂釜で加温して再利用する。浴槽は大型で水も大量に使用するが、風呂釜洗浄剤で汚れを取りたい所は、風呂釜内の水の循環する配管経路であって浴槽内ではない。浴槽と給湯器や風呂釜などの水の出入り口と排水口を囲むように、または、排水口が近くにない場合は排水ポンプを使用することで、洗浄したい配管経路の給排水口を取り囲む様に仕切り板を取り付ける。容積の大きい浴槽に仕切り板を取り付け風呂釜内洗浄することは極めて節水に有効である。
住宅に設置の浴槽において、仕切り板を使用することにより、浴槽の形状、仕切りの範囲により異なるが、仕切り板設置前の約1/3以下の水量で洗浄剤を使用しての作業が行える。それに比例して、洗浄剤の軽減、水を沸かすための光熱費も節約できる。また、浴槽内を区分けすることにより、一部分だけの加温ができ、洗濯機用、ペットの湯舟用などに追い焚きしたお湯が使用できる。
大型浴槽施設の銭湯やホテルの大浴場、社員寮や学生寮にある大人数で入ることのできる浴場、このような場合、貯水量は多く、水を風呂釜で加温して再利用する。浴槽は大型で水も大量に使用するが、風呂釜洗浄剤で汚れを取りたい所は、風呂釜内の水の循環する配管経路であって浴槽内ではない。浴槽と給湯器や風呂釜などの水の出入り口と排水口を囲むように、または、排水口が近くにない場合は排水ポンプを使用することで、洗浄したい配管経路の給排水口を取り囲む様に仕切り板を取り付ける。容積の大きい浴槽に仕切り板を取り付け風呂釜内洗浄することは極めて節水に有効である。
住宅に設置の浴槽において、仕切り板を使用することにより、浴槽の形状、仕切りの範囲により異なるが、仕切り板設置前の約1/3以下の水量で洗浄剤を使用しての作業が行える。それに比例して、洗浄剤の軽減、水を沸かすための光熱費も節約できる。また、浴槽内を区分けすることにより、一部分だけの加温ができ、洗濯機用、ペットの湯舟用などに追い焚きしたお湯が使用できる。
図1〜図6に示すように、大きさ、形状は仕切り板の設置状況により様々な形になり、壁面側、底面側の縁(ふち)にフィンと呼ぶ先端部に行くに従い薄肉になる形状の柔軟性のある素材が付いている。図1と図2に示す仕切り板は最も長い側の辺が1.5〜2メートルあり、プール壁面と仕切り板に囲われた内側では人が作業できるだけのスペースを確保できる。本体部は水圧に耐えるだけの強度がある材料であり厚みもある。図3と図4に示す仕切り板は、本体のくの字部分はプラスチックのような耐水性の材料で中央部には丁番構造を有し、水圧を受けることにより浴槽壁面側に変形する構造であり、また仕切り板の縁は柔軟性のある薄肉素材でフィン状に形作られ、水圧を受けることによりS字状のフィンが変形することにより、浴槽の壁面、底面に密着する構造であり、水漏れ対策も考慮した形状となる。図5と図6に示す円弧形状の仕切り板は丁番構造はないが、水圧を受けることにより仕切り板の本体がたわみ、円弧Rが大きくなることで浴槽壁面側に密着する構造である。この円弧形状の仕切り板も同じように、仕切り板の縁は柔軟性のある薄肉素材でR形状を一部としたフィン状に形作られている。
以下、添付図面に従って実施例を説明する。図1はプールまたは大浴場施設1において、手摺付きタラップ2を水を満たして使用中の状況で取り付け工事を行う際に、排水口の栓を開けて全容量の水を廃水して作業スペースを確保するのでは、多くの水を捨ててしまう。そこで、大型仕切り板3を設置し、壁面と仕切り板に囲まれたスペースの中の水のみをポンプなどにより取り除く事で作業スペースが設けられる。
図2の本体部4、補強材部5、フィン部6は大型仕切り板3に付随する。
図2の本体部4、補強材部5、フィン部6は大型仕切り板3に付随する。
図3のaとbに住宅に設置の正方形に近い型の浴槽7に、くの字型仕切り板8を取り付け排水口9のある側の水を排出した状況を示す。残り湯/水11のある側から圧力を受けるため図4に表示の丁番構造部13を支点にし広がろうとして壁面への密着が増す。風呂釜/追い焚き機能付き給湯器12の給水口10のある側を取り囲む様に、くの字型仕切り板8設置し、浴槽7の内側で残り湯/水11を保ちながら空きスペースを確保することができる。S字状のフィン部14は片側だけからの圧力と丁番構造部13が広がる事により密着が増す。図4に示す丁番構造部13、S字状のフィン部14、本体部15はくの字型仕切り板8に付随する。
図5のaとbに住宅に設置の、深さはないが長方形で入浴者の足が伸ばせるタイプの浴槽16に円弧型仕切り板17を取り付け、排水口18と給水口19のある側の水を排出し、残り湯/水20が保たれた状態を示す。図6のaとbとcに図5で示す円弧型仕切り板17の単体の形状を示す。円弧型仕切り板17の本体部21は片側からの水圧により本体部21の円弧Rが大きくなることにより浴槽16の壁面に、また、R形状のフィン部22も水圧を受けることにより、壁面や底面への密着が増し水漏れを防ぐ。図6に示す本体部21とR形状のフィン部22は円弧型仕切り板17に付随する。
1 プールまたは大浴場施設
2 手摺付きタラップ
3 大型仕切り板
4 本体部
5 補強材部
6 フィン部
7 浴槽
8 くの字型仕切り板
9 排水口
10 給水口
11 残り湯/水
12 風呂釜/追い焚き機能付き給湯器
13 丁番構造部
14 S字状のフィン部
15 本体部
16 浴槽
17 円弧型仕切り板
18 排水口
19 給水口
20 残り湯/水
21 本体部
22 R形状のフィン部
2 手摺付きタラップ
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18 排水口
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21 本体部
22 R形状のフィン部
Claims (4)
- 水が貯水されている構造物内や容器内を、水が存在することにより生じる圧力を受けることにより、仕切り板本体部の縁に取り付けた柔軟性のある素材のフィンが水の流出を防ぐことで、水のある箇所と無い箇所を区分けすることのできる仕切り板。
- 浴槽内に後から取り付けられ、排水口と給水口のある側とそれ以外の浴槽内で、水がある箇所と無い箇所を区分けすることのできる仕切り板。
- 水圧を受けることにより、浴槽壁面に押し当てられるような、くの字型や円弧の形状をする請求項2に記載の仕切り板。
- 仕切り板の縁には、水圧を受けることにより、浴槽壁面や底面に押し付けられ、密着するようなゴム材などの柔軟性のある素材のフィンが付いている形状を特徴とする、請求項2または3に記載の仕切り板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020000093U JP3226167U (ja) | 2020-01-14 | 2020-01-14 | 仕切り板 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2020000093U JP3226167U (ja) | 2020-01-14 | 2020-01-14 | 仕切り板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3226167U true JP3226167U (ja) | 2020-05-07 |
Family
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2020
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