JP5982727B1 - ツインバスタブ - Google Patents
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Abstract
【課題】家庭での浴槽において、形態の異なる利用方法に対し適切に対応できる浴槽を提供することを課題とする。【解決手段】隣接する二槽の浴槽であって、該二槽の浴槽は循環パイプにて連結され、循環ポンプにより相互の貯湯を移動させる構造である。二槽の浴槽が隣接する浴槽壁(併用浴槽壁)は他の浴槽壁より低い形状であり、よって一方の浴槽よりオーバーフローした貯湯はもう一方の浴槽へ流入する。また併用浴槽壁の頂部にはオーバーフロー集水口が備えられ、該オーバーフロー集水口を開くことでオーバーフローした貯湯を、浴槽外へ流出させることが可能となる。これらにより様様な入浴形態において適切に対応することができる。【選択図】図2
Description
本発明は、浴室に設置される浴槽において、二つの浴槽を利用する形態に関する。
通常、浴室に設置される形態は一槽のみで、二槽設置する必要はない。これは一槽型の場合浴槽に利用する湯水の節約、また近年はシャワーのみの利用が多く、特に夏場は入浴(浴槽利用)自体が疎まれる傾向にある。また一般家庭や賃貸住宅においてユニットバスによる施工が主流であり、二槽型を利用する場合は、設置コストや占有面積(特に地価の高い地域)また冬期における浴室内の暖房や貯湯の保温等、一般の利用者に対しリスクは大きなものである。
しかし特殊な場合においては二槽型(ツインバスタブ)が有利な場合も多く、例えば特許文献1にみられる二槽型は浅い浴槽(ロング型)と深い浴槽(ワイド型)とを使い分けることで、足を伸ばしてゆったり入浴する姿勢と、箱型で親子二人が一緒に入浴する場合、また二槽を使い家族で入ることも可能である。特に被介護者を抱える家庭においては、被介護者を入浴させるにあたり介護者が非常に作業のしやすい状態であり、また同時に入浴できることから着衣にて介護する場合と異なり、湯水や洗剤の飛散により濡れる心配もない。ただ着衣状態での被介護者の入浴に対応する場合は浴槽の外(床上)からの作業に限られ、これは介護者の姿勢が大きくかがみ込むため浴槽が低い位置に設置されていることから苦労を強いられることとなる。当然ながら浴槽が低く設置されることは、浴槽への出入りが容易であり児童のみならず足腰の弱い人には有効である。
何れにしても二槽型(ツインバスタブ)にすることですべてに有効的に対応することは難しく、また細部に亘り多くの課題も残している。例えば一人で入浴する場合、もしくは数人が順次一人ずつで入浴する場合には浴槽の貯湯量が多く無駄を生ずるものであり、また浴槽蓋も非常に大きな形状となり、よって浴槽蓋をしないまま利用することも多く冬期においては貯湯の温度低下(ヒーターの使用量)も課題となる。そこで幾つかの入浴形態において、二槽型の利点を生かし機能的となるツインバスタブを提供することを課題とする。
本願発明によるツインバスタブは特許文献1にみられるロング型とワイド型を備える二槽型バスタブに酷似するものであるが、この特許文献1に記載のバスタブは一槽の大型バスタブを二種類の底面形状とする構造であるのに対し、本願発明によるツインバスタブは其其が独立するバスタブであり、その両者のバスタブが隣設されるものである。つまり其其のバスタブを単独で利用することが可能となる。
各バスタブは其其に給湯用の水栓と専用の排水口を備える。このバスタブはワイド型を二槽設置することも可能であるが、介護での利用の際と、個人の好みによりロング型を利用する場合、また貯湯量の節約のため一人で入浴する際はロング型が有利であるため、ロング型とワイド型の二槽にて構成することが最良といえる。
そこで、この二槽を用途によって使い分ける場合、一槽のみの貯湯量でまかなうことができるのにも関わらず二槽ともに貯湯することは不適切である。そこでこの二槽の底面に通水部を設け送水(循環)ポンプにて一方の浴槽の貯湯を、もう一方の空の浴槽へ送水することで二槽を交互に使い分けることができる。送水のための所要時間は送水量(送水パイプの太さと送水ポンプの能力)によって決定されるものであり、現時点で決定すべき事項ではない。
ここでは幾つかの利用形態において説明すると、まず一人でゆったり入浴する場合はロング型のみ利用、親子二人にて入浴の場合はワイド型のみを利用、大人二人で同時利用の場合、もしくは家族ぐるみで入浴の場合は二槽とも利用する。被介護者を入浴させる場合は、まず二槽ともに貯湯し、介護者も同時入浴しながら被介護者の洗浄作業を行う。次の方法として被介護者はロング型浴槽に貯湯し、介護者はワイド型の空の浴槽にて着衣のまま作業をする。また同時入浴の場合でも、浴槽が仕切られていることから被介護者に対し洗剤を使用して洗浄することも可能である。これは被介護者(乳幼児含)が特に汚れている場合は非常に効果的な利用方法であり、ペットの入浴(洗浄)にも利用できるものでもある。
次に多人数により二槽を同時利用する場合の利点においては、浴槽の設定温度を一槽ごとに変えることで個人の好みに対応しやすい形態である。また入浴剤においても、一方の浴槽のみに利用することで、入浴剤に過敏に反応する利用者は入浴剤の入ってない浴槽にて入浴することができ、更には好みの入浴剤を浴槽ごとに使い分けたり、皮膚病や疾患に効果のある薬湯としての利用も効果的である。
また通常は利用されていない方法ではあるが、職業によっては体が非常に汚れていたり、大量に汗をかいた場合など、一方の浴槽(下湯用)を最初に利用し、体を洗浄した後にもう一方の浴槽(上がり湯用)を利用する方法も興味深い形態といえる。特に下湯と上がり湯は体の冷え具合いから下湯は湯温が低く、上がり湯は温度が高い方が利用しやすく体も温まりやすいものである。次に来客者が利用する場合においても、浴槽を使い分けることでおもてなし度のアップにつながる。何れにおいても浴室が広いということは理想の寛ぎスペースでもある。
形態について詳しく説明する。バスタブは二槽からなり、一槽はロング型浴槽(1)であり、あと一槽はワイド型浴槽(2)である。この二槽のバスタブが隣接することで併用浴槽壁(3)を備えることとなる。これは二槽が独立する構造であってもよいが被介護者により近くにて作業をする場合等、二槽がより近く隣接されることが望ましい。またコストにおいても二槽型が有利と考えられる。
この二槽のバスタブには当然ながら其其に給湯水栓と浴槽排水口(7)が備えられる。また利便上保温用ヒーターは必要といえる。また隣接部となる併用浴槽型(3)もオーバーフローに対する構造を備えるものである。まず併用浴槽壁(3)の略中央部、つまりオーバーフロー集水口(8b)附近がロング型浴槽(1)の浴壁より低くすることで、オーバーフロー水はワイド型浴槽(2)へ流れ込むこととなる。しかし周知のとおり貯湯の表面は汚れが浮遊しており不衛生な状態である。これが顕著な場合は浴槽外へ流出させなければならない。そこで併用浴槽壁(3)の頂部にオーバーフロー止水突部(8a)とオーバーフロー集水口(8b)を備えることでオーバーフロー排水パイプ(8c)より浴槽外へ排水することができる。このオーバーフロー集水口(8b)は手動にて摺動開閉構造とする方法が好ましく、気密性においては重要な事項ではない。
循環ポンプ(4)の形態においては、二槽の底部に其其循環送水口(5b)を設け、循環ポンプ(4)により二槽の貯湯を循環パイプ(5a)を経由し移動させる構造である。しかし貯湯の底部(浴槽の底部)は前述の貯湯の表面と同様、汚れが沈殿した状態であり、フィルターを備えることが好ましい。また入浴後、貯湯を全部排出した際は循環ポンプ(4)及び循環パイプ(5a)内に水が残ることとなる。この残った水(残水)は雑菌が発生しやすく不衛生である。
これに対し、特許文献にも幾つか開示されているように、浴槽と貯水タンクとの接続配管内に湯を残さない機能を具備する必要がある。これはセンサーにより自動に作動する方法となる。従って残水を排出するための残水排水パイプ(6)は最も低い位置に設定される。また浴槽を片方のみしか利用しない場合は循環注水口(5b)は密閉蓋で閉じておき、循環ポンプ(4)や循環パイプ(5a)内へ不必要に湯が流入しないようにすることが衛生面からも好ましい。
浴槽の保温蓋においては幾つか考えられるが、浴槽の形状、また浴槽壁の高さの違いもあり、現在主流となっている巻き取り式の浴槽蓋ではなく、数枚に分割され、浴槽面の形状と同一となる被せ蓋が適切である。これは二種類の浴槽に其其の蓋にて対応し、塀用浴槽壁(3)の低さにも対応することができる。またこのツインバスタブは多人数での利用も多いことがらシャワー水栓も2箇所に設置することとなる。
1 ロング型浴槽
2 ワイド型浴槽
3 併用浴槽壁
4 循環ポンプ
5a 循環パイプ
5b 循環注水口
6 残水排水パイプ
7 浴槽排水口
8a オーバーフロー止水突部
8b オーバーフロー集水口
8c オーバーフロー排水パイプ
2 ワイド型浴槽
3 併用浴槽壁
4 循環ポンプ
5a 循環パイプ
5b 循環注水口
6 残水排水パイプ
7 浴槽排水口
8a オーバーフロー止水突部
8b オーバーフロー集水口
8c オーバーフロー排水パイプ
Claims (1)
- 隣接するロング型浴槽及びワイド型浴槽からなる二槽の浴槽を設け、該二槽の浴槽を循環パイプにて連結し、循環ポンプによって相互の貯湯を移動可能とする構造であって、該二槽の浴槽が隣接する浴槽壁である併用浴槽壁がロング型浴槽の浴壁より低くされる形状であることによってロング型浴槽よりオーバーフローした貯湯が、該併用浴槽壁の頂部に設けたオーバーフロー集水口の開閉により、オーバーフローした貯湯をワイド型浴槽へ流入させる手段と、オーバーフローした貯湯を浴槽外へ流出する手段とを具備したことを特徴とするツインバスタブ。
Priority Applications (1)
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JP2015100640A JP5982727B1 (ja) | 2015-05-18 | 2015-05-18 | ツインバスタブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015100640A JP5982727B1 (ja) | 2015-05-18 | 2015-05-18 | ツインバスタブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP5982727B1 true JP5982727B1 (ja) | 2016-08-31 |
JP2016214425A JP2016214425A (ja) | 2016-12-22 |
Family
ID=56820124
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015100640A Expired - Fee Related JP5982727B1 (ja) | 2015-05-18 | 2015-05-18 | ツインバスタブ |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108784465A (zh) * | 2017-05-02 | 2018-11-13 | 许昌义 | 泉式浴缸 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58195645A (ja) * | 1983-04-14 | 1983-11-14 | 東陶機器株式会社 | 浴槽の排水装置 |
JP2009072533A (ja) * | 2007-09-25 | 2009-04-09 | Toto Ltd | 浴槽 |
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- 2015-05-18 JP JP2015100640A patent/JP5982727B1/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2009072533A (ja) * | 2007-09-25 | 2009-04-09 | Toto Ltd | 浴槽 |
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JP2016214425A (ja) | 2016-12-22 |
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