JP3225870U - 搬送箱用断熱部材 - Google Patents

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敬通 松下
敬通 松下
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Abstract

【課題】折り畳みコンテナ等に収納する断熱部材であって、収納性に優れ、複数回の使用が可能であり、廃棄の際にも容易に廃棄することができる断熱部材を提供する。【解決手段】横長の板状の発泡体である内部断熱材2を、不織布カバー3で被覆してなる断熱部材1である。第一部材11と第二部材12に分かれており、それぞれコ字状に折り曲げて使用する。第一部材11と第二部材12とを折り曲げた状態で組み合わせ、コンテナ4の内部に収納する。第一部材11は、コンテナ4の内面の三方の側面(両側面及び前面)4a、4b、4cに連続して配置される。第二部材12は、コンテナ4の底面、後側面、及び天面4e、4d、4fに連続して配置される。コンテナ4の天面4fは開放されているが、蓋部材で天面4fを覆ってもよい。【選択図】図4

Description

本考案は、冷凍食品や冷蔵食品を搬送する際に用いられる断熱部材に関する。
冷凍食品や冷蔵食品等の搬送に当たっては、従来は発泡スチロール製の搬送箱を用いることが主流となっている。例えば、特許文献1に記載された発泡スチロール製の保冷箱は、天面が開放された容器本体と、天面に装着される蓋部材とからなる。このような従来の保冷箱は、軽量であるため取り扱いが容易であるが、保管時に大きく場所をとるという不都合がある。
また、従来の保冷箱は、搬送される内容物の形状によっては、当該内容物により削られることがあり、細かい屑が発生することもある。さらに、従来の保冷箱は、廃棄時にはプラスチックとして廃棄される。その際、自治体によっては焼却処分が可能な自治体もあるが、発泡スチロールを焼却させた際には、重量当たりの燃焼カロリーが高いため、焼却炉を傷めるおそれがある。
また、自治体によっては、発泡スチロールを埋め立て処分しなければならない自治体もある。しかしながら、発泡スチロールを埋め立てすると、発泡スチロール自体が嵩張るものであるため、埋め立て処分場の効率的な使用を妨げるおそれがある。
実開昭60−30981号公報
上述のように、特許文献1に記載の保冷箱は、発泡スチロール製の成型品であるため、保管の際に問題があり、また、処分の際にも問題が生じる。さらに、内容物によって削られて、屑等が発生するおそれがある。
本考案は、搬送箱に用いられる断熱部材の改良を目的とし、さらに詳しくは、収納性に優れ、複数回繰り返して使用が可能であり、廃棄の際にも容易に廃棄することができる断熱部材を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案の断熱部材は、箱状部材の内部に収納される断熱部材であって、前記箱状部材の三方の側面に連続してコ字状に配置される第一部材と、前記箱状部材の底面、側面、及び天面に連続してコ字状に配置される第二部材とを備え、前記第一部材と前記第二部材は、発泡体により形成される板状の内部断熱材と、前記内部断熱材の少なくとも一面を被覆する被覆部材とから形成されていることを特徴とする。
本考案の断熱部材によれば、板状の第一部材と第二部材に分かれて形成されているので、保管の際には板状にすることができ、収納性に優れている。また、これらの部材は、内部断熱材が被覆部材に被覆されているので、内部断熱材が被覆部材によって保護されるので、耐久性が向上し、複数回繰り返して使用できる。
また、本考案の断熱部材において、前記内部断熱材は、紙パウダーを含む天然由来成分を質量割合で51%以上含む合成樹脂製発泡体で形成されていることが好ましい。また、前記被覆部材は、合成樹脂製の不織布であり、前記内部断熱材の全体を覆うものとしてもよい。さらに、前記内部断熱材は、天然由来成分を、前記被覆部材を含めた質量割合で51%以上含むことが好ましい。
本考案の断熱部材によれば、原料の成分が紙パウダーを含む51%以上天然由来成分で形成されているので、廃棄時に紙として廃棄することができる。また、本考案の断熱部材を焼却処分する際にも、天然由来成分が半数以上占めているので、燃焼カロリーが低く、焼却炉の損傷を防ぐことができる。
本実施形態の断熱部材を展開した状態を示す説明図。 図1の断熱部材の端部の構成を示す断面図。 本実施形態の断熱部材を折り曲げて組み合わせる前の状態を示す説明図。 本実施形態の断熱部材を折り曲げて組み合わせ、コンテナに収納した状態を示す説明図。
次に、本考案の断熱部材について、図1乃至図4を参照して説明する。本実施形態の断熱部材1は、図1に示すように、第一部材11及び第二部材12から構成される。第一部材11及び第二部材12は、板状の発泡体である内部断熱材2を袋状の被覆部材である不織布カバー3で覆った構成となっている。内部断熱材2は、株式会社環境経営総合研究所のアースリパブリック(登録商標)を使用している。また、不織布カバー3は、合成樹脂製の不織布を使用している。
内部断熱材2は、紙パウダー及び澱粉の植物由来の原料と、ポリプロピレン等のポリエチレン系合成樹脂、及び添加剤等を含んでいる。本実施形態においては、不織布カバー3の質量も含めて、断熱部材1全体で、紙パウダー及び澱粉の植物由来の原料を質量割合で51%以上含むように調整されている。この天然由来成分の質量割合は、51%から56%程度まで変更することができる。
内部断熱材2は、図1に示すように、平面視で長方形に形成されており、途中2箇所に折り目部2aが形成されている。第一部材11及び第二部材12は、この折り目部2aを中心に折り曲げて、図3及び図4に示すように、コ字状に折り曲げることができる。
不織布カバー3は、図1に示すように、内部断熱材2の周囲を覆っており、内部断熱材2の側辺の周りで溶着されている。断熱部材1の端部を断面で表したのが図2であり、図2に示すように、内部断熱材2の側辺の周りに溶着部3aが形成されている。
不織布カバー3の原料は、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレン、或いはこれらの混合材料で形成されている。この不織布カバー3においても、紙パウダー等の植物由来の原料を混入させてもよい。
本実施形態の断熱部材1の使用方法は次の通りである。まず、図3に示すように、箱状部材のコンテナ4を準備する。本実施形態においては、このコンテナ4は、内寸が断熱部材1を組み合わせて収納可能な寸法を有している。また、コンテナ4は、折り畳みが可能なものを使用している。
次に、第一部材11をコ字状に折り曲げる。この第一部材11は、図3及び図4に示すように、コンテナ4の内部に収納され、両側面及び前面4a,4b,4cに配置されるように折り曲げる。次に、第二部材12もコ字状に折り曲げる。この第二部材12は、図3及び図4に示すように、コンテナ4の内部に収納され、底面4e、背面4d、及び天面4fに配置されるように折り曲げる。
このように、第一部材11と第二部材12とを折り曲げた状態で組み合わせ、コンテナ4の内部に収納した状態を図4に示す。第一部材11は、図4において、コンテナ4の内面の三方の側面(両側面及び前面)4a,4b,4cに連続して配置される。第二部材12は、図4において、コンテナ4の底面、後側面、及び天面4e,4d,4fに連続して配置される。図4においては、コンテナ4の天面4fは開放されているが、蓋部材(図示省略)で天面4fを覆ってもよい。
本実施形態の断熱部材1は、このようにコンテナ4の内面を全て覆うものとなっている。このため、その内部に冷凍食品や冷蔵食品、或いは温度管理が必要な精密機器等、保冷(保温)を行いながら、搬送することが可能となる。また、断熱部材1は、内部の内部断熱材2によって緩衝効果も有しているため、傷みやすい食品や精密機器等の搬送も可能となる。
本実施形態の断熱部材1は、内部断熱材2が不織布カバー3によって被覆されているので、搬送中に内容物との接触があった場合でも、不織布カバー3によって内部断熱材2が保護され、内部断熱材2の損傷が抑制される。また、内部断熱材2が内容物によって削られて屑等が生じる事態を防止することができる。
本実施形態の断熱部材1が装着されたコンテナ4は、搬送が終了すると、搬送先で一時保管が必要な場合がある。このような場合には、コンテナ4から断熱部材1を取り出し、第一部材11及び第二部材12に分離し、それぞれ板状に広げることができる。
このように、第一部材11及び第二部材12を広げて板状とすることで、搬送先での保管が容易となる。また、コンテナ4も折り畳みコンテナとすることにより、コンパクトに収納することができる。
また、本実施形態の断熱部材1は、断熱部材1全体で、紙パウダー及び澱粉の植物由来の原料が質量割合で51%を超えため、廃棄時には紙として廃棄することができ、焼却の際にも焼却炉等への負担が小さい。
なお、上記実施形態においては、第一部材11を、コンテナ4の両側面及び前面に装着するようにしているが、これに限らず、前面、側面、及び後面の三方に装着するようにしてもよい。その際は、第二部材12は、底面、側面、及び天面の三方に装着すればよい。
また、上記実施形態においては、内部断熱材2の植物由来成分として、紙パウダー及び澱粉を用いているが、これに限らず、木又はパルプ等の原料を用いてもよい。また、内部断熱材2の原料として、ポリプロピレンを用いているが、これに限らず、他の合成樹脂を用いてもよく、ポリプロピレンと他の合成樹脂の混合物を用いてもよい。また、合成樹脂原料としては、バージン樹脂を用いてもよく、リサイクル樹脂を用いてもよい。
また、上記実施形態においては、第一部材11及び第二部材12ともに折り目部2aを設けてコ字状に形成しているが、これに限らず、3枚の発泡体を長手方向に並べたものとしてもよい。また、不織布カバー3は、内部断熱材2の全体を覆っているが、少なくとも収納面の一面に不織布カバー3が設けられていればよい。
1…断熱部材
2…内部断熱材
2a…折り目部
3…不織布カバー
3a…溶着部
4…コンテナ
11…第一部材
12…第二部材

Claims (4)

  1. 箱状部材の内部に収納される断熱部材であって、
    前記箱状部材の三方の側面に連続してコ字状に配置される第一部材と、
    前記箱状部材の底面、側面、及び天面に連続してコ字状に配置される第二部材とを備え、
    前記第一部材と前記第二部材は、発泡体により形成される板状の内部断熱材と、前記内部断熱材の少なくとも一面を被覆する被覆部材とから形成されていることを特徴とする断熱部材。
  2. 請求項1に記載の断熱部材であって、
    前記内部断熱材は、紙パウダーを含む天然由来成分を質量割合で51%以上含む合成樹脂製発泡体で形成されていることを特徴とする断熱部材。
  3. 請求項1又は2に記載の断熱部材であって、
    前記被覆部材は、合成樹脂製の不織布であり、前記内部断熱材の全体を覆っていることを特徴とする断熱部材。
  4. 請求項3に記載の断熱部材であって、
    前記内部断熱材は、天然由来成分を、前記被覆部材を含めた質量割合で51%以上含むことを特徴とする断熱部材。
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