JP3225693U - 靴下 - Google Patents
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Abstract
【課題】靴下とストッキングの両者の利点を合わせ持つ靴下を提供する。【解決手段】靴下10は、爪先部2から踵部4にかけての足裏部3を被覆する天然繊維または化学繊維単独あるいは天然繊維に化学繊維を加えた混紡材料からなる第1部位12と、この第1部位12の上側に連設され化学繊維からなり少なくとも踝部4の上方まで被覆する第2部位14とにより構成される。【選択図】図1
Description
本考案は、靴下に係り、特に、靴下とストッキングの両者の利点を合わせ持たせるようにした靴下に関する。
従来から種々の靴下とストッキングが知られており、ストッキングは、一般に、靴下より薄手の糸により編まれ、靴下より大きな伸縮性を有している。
一方、ストッキングより厚手の糸により編まれる靴下は、丈の長さや機能・形状により種々の種類がある。このような靴下の一例として、例えば、脹ら脛部に伸縮性を異にする複数の環状部を交互に設けたものがある(特許文献1参照)。
しかしながら、脹ら脛部が厚手の糸により編まれている靴下であると、その伸縮性には限界があり、締め付けすぎあるいは締め付けが緩すぎるといった問題点があった。
本考案は、前述した従来の問題点を克服し、靴下とストッキングの両者の利点を合わせ持たせるようにした靴下を提供することを目的としている。
前記の課題を解決するために、請求項1に係る本考案の靴下は、爪先部から踵部にかけての足裏部を被覆する天然繊維または化学繊維単独あるいは天然繊維に化学繊維を加えた混紡材料からなる第1部位と、この第1部位の上側に連設され化学繊維からなり少なくとも踝部の上方まで被覆する第2部位とにより構成されたことを特徴としている。そして、このような構成を有することにより、靴下本来の機能を有する第1部位と、ストッキング本来の機能を有する第2部位とが相俟って使用者に良好な使用感を与えることができる。
請求項2に係る本考案の靴下は、前記第1部位が、前記爪先部から前記踵部にかけての足裏部を主に被覆するようになっていることを特徴としている。そして、このような構成を採用したことにより、足裏部を靴下の感触とし、足裏部以外をストッキングの感触とすることができる。
請求項3に係る本考案の靴下は、前記第1部位が、前記踝部の下方全域を被覆するようになっていることを特徴としている。そして、このような構成を有することにより、足首部より上方をストッキングの感触とし、踝部より下方を靴下の感触とすることができる。
請求項4に係る本考案の靴下は、前記天然繊維が、綿またはシルク単独あるいは綿にシルクを加えた天然材料とされていることを特徴としている。そして、このような構成を有することにより、第1部位を構成する天然繊維の感触を異ならせることができる。
本考案の靴下によれば、ストッキングと靴下の両者の利点を合わせ持つことができ、使用者に良好な感触を与えることができる。
図1は、本考案の第1実施形態を示すものであり、本実施形態の靴下10は、足1の爪先部2から踵部4にかけての足裏部3を被覆するソックス仕様の第1部位12を有している。この第1部位12は、図中黒色で表示しているが、黒色に限定されるものではない。そして、この第1部位12は、足1の爪先部2の上下部2a,2bから足裏部3の全域を被覆するようにして、踵部4の後端まで足1の甲5を除く部位を浅く被覆するようになっている。
前記第1部位12は、綿、シルクなどの天然材料の1種を単独で使用するか、あるいは、綿にシルクを加えるなどして複数の天然材料を編んで形成されている。また、これらの天然材料に、ナイロン、ポリウレタンなどの化学繊維を加えた混紡材料を編んで形成してもよい。さらに、汗を吸うことで熱を発生させる特殊な化学繊維を使用することにより寒冷地での使用に適した第1部位12とすることができる。
前記第1部位12の上側には、ストッキング仕様の第2部位14が、糸を替えて編むことにより連設されている。この第2部位14は、本実施形態においては、脹ら脛6の上部までを被覆する長さに形成されている。
前記第2部位14は、ナイロン、ポリウレタンなどの化学繊維の一種である合成繊維により形成されている。また、糸や繊維の太さを示すデニール(D)は、一例として30Dとされているが、この数値より大きくても小さくてもよい。30Dより大きければ、タイツのような感触が増すことになるし、30Dより小さければ、ストッキングとしての感触が増すことになる。
前述した構成によれば、本実施形態の靴下10は、ストッキング仕様の第2部位14が足1の甲5より上部を占めているので、見た目ではストッキングストッキングを穿いているように見える。しかし、足裏部3は、天然材料からなる第1部位12により被覆されているので、足1がむれにくい。なお、第1部位12に、汗を吸うことで熱を発生させる特殊な化学繊維を使用することにより寒冷地での使用に適した靴下10とすることができる。
また、靴下10の第2部位14を30D程度の糸の太さにすると、普通のストッキングより少し厚めで暖かく、しかも伝線しにくい。
さらに、靴下10の第1部位12のみが目立つので、スニーカーソックスのように見えるが、第2部位12が連設されているので、脱げやすくはなく、実用的である。
図2は、本考案の第2実施形態を示すものであり、本実施形態の靴下20は、爪先部2から踝部7までを被覆するソックス仕様の第1部位22を有している。この第1部位22の材質は、前述した第1実施形態の靴下10の第1部位12と同様である。
また、前記第1部位22の上側には、ストッキング仕様の第2部位24が、糸を替えて編むことにより連設されている。この第2部位24は、本実施形態においては、脹ら脛6の上部までを被覆する長さに形成されている。この第2部位24の材質は、前述した第1実施形態の靴下10の第2部位14と同様である。
前述した構成によれば、靴下20のソックス仕様の第1部位22が目立つが、第2部位24が連設されているので、脱げやすくはなく、実用的である。
なお、靴下10,20の上端を踝部7程度までと短くすることももちろん可能であり、靴下10,20の上端は必要に応じて種々設定することができる。
以上説明したように、前述した本考案の2つの実施形態によれば、靴下とストッキングの両者の利点を合わせ持つことができ、使用者に良好な感触を与えることができる。
1 足
2 爪先部
2a 爪先部2の上部
2b 爪先部2の下部
3 足裏部
4 踵部
5 足の甲
6 脹ら脛
7 踝部
10,20 靴下
12,22 第1部位
14,24 第2部位
2 爪先部
2a 爪先部2の上部
2b 爪先部2の下部
3 足裏部
4 踵部
5 足の甲
6 脹ら脛
7 踝部
10,20 靴下
12,22 第1部位
14,24 第2部位
Claims (4)
- 爪先部から踵部にかけての足裏部を被覆する天然繊維または化学繊維単独あるいは天然繊維に化学繊維を加えた混紡材料からなる第1部位と、この第1部位の上側に連設され化学繊維からなり少なくとも踝部の上方まで被覆する第2部位とにより構成されたことを特徴とする靴下。
- 前記第1部位は、前記爪先部から前記踵部にかけての足裏部を主に被覆するようになっていることを特徴とする請求項1に記載の靴下。
- 前記第1部位は、前記踝部の下方全域を被覆するようになっていることを特徴とする請求項1に記載の靴下。
- 前記天然繊維は、綿またはシルク単独あるいは綿にシルクを加えた天然材料とされていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の靴下。
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Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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JP2020000122U Active JP3225693U (ja) | 2020-01-16 | 2020-01-16 | 靴下 |
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2020
- 2020-01-16 JP JP2020000122U patent/JP3225693U/ja active Active
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