JP7338115B2 - 下半身用衣類 - Google Patents

下半身用衣類 Download PDF

Info

Publication number
JP7338115B2
JP7338115B2 JP2019026595A JP2019026595A JP7338115B2 JP 7338115 B2 JP7338115 B2 JP 7338115B2 JP 2019026595 A JP2019026595 A JP 2019026595A JP 2019026595 A JP2019026595 A JP 2019026595A JP 7338115 B2 JP7338115 B2 JP 7338115B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
knitted
pantyhose
sole
heat retaining
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019026595A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020133033A (ja
Inventor
厚人 井上
敦志 馬場
亮太 瀬戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gunze Ltd
Original Assignee
Gunze Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Gunze Ltd filed Critical Gunze Ltd
Priority to JP2019026595A priority Critical patent/JP7338115B2/ja
Publication of JP2020133033A publication Critical patent/JP2020133033A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7338115B2 publication Critical patent/JP7338115B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、下半身用衣類である、フット部とレッグ部(レッグ部の長さは限定されない)とを備えたストッキング、さらにパンティ部を備えたパンティストッキングまたはタイツ等に関し、特に、少なくともフット部を備えた下半身用衣類であって、足底部がふっくらとして暖かい下半身用衣類に関する。
近年の生活習慣上、人が靴を履くときに足に装着する衣類としての靴下を多くの人々が使用している。そのような衣類の中で、特に、女性の下半身を覆うストッキングは、外出時における女性の脚部の保護さらには脚線美の向上の観点等から、広く世間に浸透している。
現在市販されているほとんどのストッキングは、ナイロン糸、または、ナイロン糸とポリウレタン糸とで編まれている。使用している糸により、「交編」および「ゾッキ」の2種類に大別される。
交編(交編編み)は、ナイロン糸と、サポート糸(ポリウレタン弾性糸を芯糸としてナイロン糸を巻き付けたカバリング糸)を交互に使用して編成する。ある程度のサポート(弾性)力および透明感の両方を求めるときに好適である。太さの異なる2種類の糸を使用するため横縞模様が表れる。
ゾッキ(ゾッキ編み)は、一般的にはサポート糸(ポリウレタン弾性糸を芯糸としてナイロン糸を巻き付けたカバリング糸)だけで編成されているものが多い。良好なフィット性を求めるときに好適である。また、いわゆる伝線(使用中に編み組織の一部に引掛傷ができ糸が切れると生成される編み組織が解編されたはしご状の線)が発生しにくいという特徴を備えたゾッキ編みのストッキングが、最近では増えてきている。
このようにストッキングは、ナイロン糸から編成された伸縮性編地またはナイロン糸とポリウレタン糸とから編成された伸縮性編地により形成される合成繊維素材であるために吸湿性が不十分で着用時に蒸れやすく汗ばみ易やすい。一方、人間はじっとしていても不感蒸泄により一日あたり850gの汗をかくと言われ、特に足の裏は、運動のみでなくストレスからも発汗が促進されることから、このようなストッキング着用時に発汗による不快感で悩んでいる人は多い。さらに、このようなストッキング着用時に、革靴、運動靴、長靴、ブーツ等の足がスッポリと入る履物は、中の空気と外の空気が入れ替わり難いことから、足の裏からの発汗による不快感は非常に高いものである。
このような問題点に関連して、足部の発汗を効果的に吸湿してむれによる不快感を解消することができるストッキングが提案されている。たとえば、本願出願人の出願に係る特開2015-048551号公報(特許文献1)は、足底部分の吸湿性が高く、かつ、靴を履いたときに滑りが発生することを防止するパンティストッキングを開示する。このパンティストッキングは、少なくともフット部を備え、合成繊維から編成された伸縮性編地により形成された下半身用衣類であって、前記フット部の足裏当接側の少なくとも一部に吸湿性の高い天然繊維を添え糸編みした吸湿部を備え、前記吸湿部の一部は添え糸編みされていないことを特徴とする。
特開2015-048551号公報
上述した特許文献1に開示されたパンティストッキングによると、そのフット部の足裏当接側の少なくとも一部であって好ましくは足指元近傍から土踏まず前端近傍に吸湿部が、綿糸を添え糸編みした吸湿領域および綿糸を添え糸編みしていない透湿領域で編成されている。このため、吸湿部の吸湿領域により足の裏から発生した汗が吸収されて不快感は解消されるとともに、吸湿部の透湿領域により靴内底へ汗の水分が浸透して靴内底とパン
ティストッキングとの滑りを防止することができる。その結果、足底部分の吸湿性が高く、かつ、靴を履いたときに滑りが発生することを防止することができ、市場においても非常に高い評価を得ているパンティストッキングとなっている。
ところで、上述した特許文献1に開示されたパンティストッキングは、専ら夏季シーズンを中心として着用されることに主眼をおいて開発されたものであるために、寒い冬季シーズンを中心として着用する場合には、このパンティストッキングは積極的な保温性(特に足底部)を備えるわけではないので、このままでは好ましくない。本願出願人は、このような冬季シーズンに好ましいパンティストッキングの開発を進めるにあたり、保温性と履き心地との両方を向上させる点に着目した。
本発明は、従来技術の上述の問題点に鑑みて開発されたものであり、その目的とするところは、足底部分がふっくらとして保温性が高い下半身用衣類を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係る下半身用衣類は以下の技術的手段を講じている。
すなわち、本発明に係る下半身用衣類は、少なくともフット部を備え、合成繊維を含んで一体的に編成された伸縮性編地により形成された下半身用衣類であって、前記フット部の少なくとも一部に、保温性の高い糸をカットボスで増糸するとともに、前記保温性の高い糸をコース方向にループとミスとを繰り返すフロート編みした編地で編成した保温部を備えることを特徴とする。
本発明の下半身用衣類によれば、足底部分がふっくらとして保温性が高い下半身用衣類を提供することができる。
本発明の実施の形態に係るパンティストッキングを平面に載置した状態における、(A)側面図、(B)正面図である。 図1のパンティストッキングを着用した状態におけるフット部についての、(A)斜視図、(B)親指側側面図、(C)小指側側面図である。 図1のパンティストッキングを着用して爪先立ちした状態におけるフット部についての、(A)爪先側斜視図(表側)、(B)爪先側斜視図(裏側:裏返し)、(C)踵側斜視図(表側)、(D)踵側斜視図(裏側:裏返し)である。
以下、本発明の実施の形態に係るパンティストッキング1を、図面に基づき詳しく説明する。
このパンティストッキング1を平面に載置した状態における側面図を図1(A)に、その正面図を図1(B)にそれぞれ示す。図1(B)は正面図であるので、フット部5は足裏側ではなく足甲側が示されている。このパンティストッキング1は、通常のパンティストッキング等の下半身用衣類と同じく、腹部および臀部を被覆するパンティ部3と、脚部を被覆するレッグ部2と、足部を被覆するフット部5とを備えるものである。このパンティストッキング1は、筒状に編成された1対の編地を用い、パンティ部3に相当する部分に切れ目を入れて裁断縁どうしをつき合わせて股部4を縫着して一体化することにより製造される。また、限定されるものではないが、フット部5の先端部53は周知の手段により、袋状に編成したり、開口部を縫合したりすることにより製造される。
なお、本実施の形態に係る下半身用衣類をパンティストッキングとしているが、本発明は少なくともフット部を備えるストッキング、ショートストッキング、タイツ、靴下等の下半身用衣類を含む。
このパンティストッキング1は、ナイロン糸と、サポート糸(ポリウレタン弾性糸を芯糸としてナイロン糸を巻き付けたカバリング糸)を交互に使用して編成した交編編みであっても、ポリウレタン弾性糸を芯糸としてナイロン糸を巻き付けたカバリング糸の1種類のみで編成したゾッキ編みであっても、後述する特徴(フット部5の少なくとも一部に保温部54を備えているという特徴)を備え、かつ、合成繊維を含んで一体的に編成された
伸縮性編地により形成されたパンティストッキングであれば構わない。このパンティストッキング1においては、レッグ部2と(後述する保温部54を除く)フット部5とは同じ編糸および同じ編成であって(編地51で図示されこの編地51はたとえばカバリング糸のプレーン(平)編み(ゾッキ編み))、限定されるものではないがこれら(レッグ部2、フット部5)とパンティ部3とは異なる編糸または編成である。また、パンティ部3の上端には伸縮性の低い(伸びにくい)ゴム編み等によりウエスト部31が編成されており、着用時に腹部を締めてパンティストッキング1がずり下がることを防止している。
なお、上述した以外にもパンティストッキングの構造には様々なものがあり、本発明は特定の構造に限定されるものではなく、フット部5の少なくとも一部に上述した保温部54を備えるという特徴を備えたものであれば、どのようなパンティストッキングの構造であっても、パンティストッキングを構成する生地の種類、生地の型紙およびその縫製がどのようなものであっても構わない。そのため、本実施の形態に係るパンティストッキング1において、特徴以外の構造自体は単なる例示でしかない。
図1に加えて図2~図3を参照して、このパンティストッキング1の特徴について詳しく説明する。図2(A)は、このパンティストッキング1を着用した状態におけるフット部5についての斜視図であって、図2(B)はその親指側側面図であって、図2(C)はその小指側側面図である。図3(A)は、このパンティストッキング1を着用して爪先立ちした状態におけるフット部5についての(A)爪先側斜視図(表側)であって、図3(B)はその爪先側斜視図(裏側:裏返し)であって、図3(C)はその踵側斜視図(表側)であって、図3(D)はその踵側斜視図(裏側:裏返し)である。
ここで、図2および図3は、着用者の足Fにこのパンティストッキング1を着用している状態を想定している。すなわち、本実施の形態に係るパンティストッキング1は、パンティストッキング等に通常用いられる薄手の伸縮性編地で形成されているために、このように想定して図示しない場合には縮んだ状態となり、形状を理解することが困難なため、上述のように想定している。特に、図2(B)および図2(C)ならびに図3(C)および図3(D)においては、このパンティストッキング1の特徴を容易に理解できるように、実際に着用している状態よりも足裏部54Cがよく見えるように描かれている(限定されるものではないが足裏部54Cは故意に見えにくい構成としている)。
これらの図1~図3に示すように、このパンティストッキング1は、少なくともフット部5を備え、合成繊維を含んで一体的に編成された伸縮性編地により形成されている。そして、このパンティストッキング1の特徴として、上述した保温部54を備える。
この保温部54は、フット部5の少なくとも一部に、保温性の高い糸をカットボスで増糸するとともに、保温性の高い糸をコース方向にループとミスとを繰り返すフロート編みしたパイル調の編地で編成されている。ここで、限定されるものではないが、この保温性の高い糸は短繊維であることが好ましく、綿糸であることがさらに好ましい。
なお、保温部54の編み組織におけるフロート編みについては、1ループに対するミスの割合が2~5であることが後述する高い保温性と良好な履き心地(ふっくら感)を両立させる点で好ましい。
このパンティストッキング1においては、保温部54は爪先部54A、側辺部54Bおよび足裏部54Cで構成されている。なお、側辺部54Bの高さ方向の長さが小さい部分があり(後述する作用効果を発現するためにこのように故意に小さくしている)側辺部54Bと足裏部54Cとを明確に区別できない部分がある。
このパンティストッキング1は、その全体が一体的に編成されるために、保温部54も一体的に編成される。この場合において、このパンティストッキング1はたとえば柄編機により編成され、保温部54が、ベース(編地51の部分)を編成する地糸(たとえばカバリング糸)とは異なる違う糸(保温部54に保温性の高い糸)を増糸して必要以外の部分(ここでは保温部54以外の部分)をカットするカットボスの編地で編成でされている。さらに、この保温部54においては、そのカットボスで増糸された糸がコース方向にループとミスとを繰り返すフロート編みした編地で編成されている。このように編成された保温部54を備えたパンティストッキング1は、保温部54が綿混のパイル調の編み組織
として編成されたことにより、足の裏がふっくらした履き心地で、かつ、暖かい。なお、ミスした編糸により実現される綿混のパイル調のふっくらとした面は足裏当接側に現れる。
さらに詳しく、このパンティストッキング1を編成する編糸および編み組織について説明する。
保温部54以外のベース(ストッキング地)の編み組織は、上述したように、交編編みであってもゾッキ編みであっても構わないが、一例として、このパンティストッキング1においては、ポリウレタン弾性糸を芯糸としてナイロン糸を巻き付けたカバリング糸の1種類のみで編成したゾッキ編みを採用している。このカバリング糸として、このパンティストッキング1においては、ポリウレタン弾性糸を芯糸としてナイロン糸を1重だけ巻き付けたシングルカバードヤーン(SCY(Single Covered Yarn)を採用している。なお、カバリング糸は、ダブルカバードヤーン(DCY(Double Covered Yarn)と呼ばれる、ポリウレタン弾性糸を芯糸としてナイロン糸を2重に巻き付けたカバリング糸であっても構わない。
保温部54の編み組織は、大略的には、保温部54以外のベース(ストッキング地)にSCY(より詳しくは後述するSCY(2))および綿糸をカットボスして増糸した編み組織で、かつ、カットボスして増糸した綿糸をコース方向(C方向)にループとミスとを繰り返すフロート編みした編地を採用している。さらに、より詳しくは3ループに対して1ミスの割合でフロート編みが編成されている。このようにフロート編みにおけるループとミスとの比率は、ループ1:ミス3を一例として示すが、1ループに対するミスの割合が2~5(ループ1:ミス2~5)であっても構わない。このようなループに対するミスの割合であると、フロート編みにおける綿糸のミスによって、SCYの芯糸として用いられているポリウレタン弾性糸が、保温部54における保温性の高い綿糸よりも伸縮性が高くよく縮むので、ミスでループを形成しない綿糸の部分が膨らんで保温性が向上したり、ふっくらとした感じ(パイル調)を発現させて履き心地を向上させたりするので、高い保温性と良好な履き心地を両立させる点で好ましい。
さらに、より具体的には、限定されるものではないが、編み組織および編糸については、以下の通りである。
・保温部54以外のベース(ストッキング地)
SCY(1)のプレーン編み
SCY(1)の組成
芯糸:ポリウレタン弾性糸(22デシテックス)
捲糸:ナイロン糸(13デシテックス)
・保温部54
SCY(2)および綿糸をベース(ストッキング地)に挿入(カットボス)
SCY(2)の組成
芯糸:ポリウレタン弾性糸(22デシテックス)
捲糸:ナイロン糸(22デシテックス)
綿糸の組成
60番手
限定されるものではないが、ベース(ストッキング地)に挿入(カットボス)されるSCY(2)および綿糸は、このパンティストッキング1においては、4口丸編み機が備えるカットボス用の糸道を用いて、第1口および第3口に供給されたSCY(2)をプレーン(平)編み組織により、かつ、第2口および第4口に供給された綿糸を1×3ミスメッシュの編み組織により、編成した。より詳しくは、以下のように表される。Pはプレーン、Mはミスを示しており、Mの部分で綿糸がループ(編み目)を形成しないでかさ高いパイル調を実現している。
↓ウェール方向 / →コース方向
第1口:SCY(2):P P P P
第2口:綿糸 :M M M P
第3口:SCY(2):P P P P
第4口:綿糸 :M P M M
このような編糸でこのような編み組織で編成された保温部54において、保温性の高い綿糸が膨らんでパイル調となり、保温性を向上させるとともにふっくらな履き心地を実現することができる。
このパンティストッキング1においては、保温部54における側辺部54Bの高さ方向の長さを小さくして側辺部54Bがほぼ存在しないようにして爪先部54Aおよび足裏部54Cのみで構成するようにしたり、保温部54における側辺部54Bの高さ方向の長さを小さくして爪先部54Aをなくして側辺部54Bおよび爪先部54A(足甲側)がほぼ存在しないようにして足裏部54Cのみで構成するようにしたりすることも好ましい。すなわち、側辺部54Bの高さ方向の長さを小さくすることを意味する。このようにすると、図2(A)に示すように、爪先立ちしない通常の状態では、爪先部54Aの部分しか見えず側辺部54Bおよび足裏部54Cは見えない。さらに、保温部54を足裏部54Cのみまたは足裏部54Cの一部のみとして編成することにより、爪先立ちしない通常の状態では、保温部54が見えないようにできる。
また、このパンティストッキング1においては、保温部54が編地51と一体的に編成されているので、保温部54がフットカバー(ここで示すフットカバーとは、爪先と踵を含む足底とを被覆するとともに足甲および足首を露出するパンティストッキング等の薄手の生地で編成された下肢用衣類であって、着用時にパンプス等から露出することのないよう履き口が大きくカットされている下肢用衣類)のように歩行等の動作によって脱げたり位置ずれしたりすることがない。このため、足底部分の保温性が高く、かつ、ふっくらとした履き心地を実現できる。
なお、パンティストッキング1を冬季シーズンに好適な下半身用衣類とするために、パンティストッキング1のパンティ部3、レッグ部2およびフット部5(フット部5については保温部54以外の編地51部分)を構成する編地を保温性を発生させる編糸および編成を採用することが好ましい(この場合にはタイツに近い編糸および編成となる場合がある)。
さらに、保温部54においてカットボスされる糸を、このパンティストッキング1のフット部5の編地51を編成する合成繊維と同じ色(または同じような色)とした場合には、パンティストッキング1のフット部5に編成された保温部54が目立たない点で好ましい。
ここで、保温部54を足裏部54Cのみとしてカットボスで編成すると、スカートを着用した場合において素足のように見えるにも関わらず、足の裏がふっくらとしたパイル調の保温部54に当接して暖かく履き心地が良い点で好ましい。すなわち、足底部にフットカバー型でパイル組織を編み込んだ保温部54を設けたので、履き心地良く、しっかり保温することができる。
また、SCY(1)の捲糸として繊度が13デシテックスと細い極細マイクロファイバーナイロンを採用したので、履いた瞬間からソフトで暖かな触感を実現することができるとともに、ストッキングの透明感も実現することができる。
なお、この保温部54を含めて、パンティストッキング1にはアルガンオイル等の成分を容易に配合することができて容易に保湿加工することができるるので、冬季シーズンにさらに好適に使用することができる。
以上のようにして、本実施の形態に係るパンティストッキングによると、そのフット部の少なくとも一部に保温部54を設けて、この保温部54においては地糸と異なる糸を増糸してカットボスの編地で編成してパンティストッキングの他の部分と一体的に編成されている。この保温部54は、フット部5の少なくとも一部に、保温性の高い糸(綿糸)をカットボスで増糸するとともに、この保温性の高い糸(綿糸)をコース方向にループとミスとを繰り返すフロート編みした編地で編成している。このため、保温部54において保温性が向上する点で好ましく、保温部54におけるパイル調で地厚でふっくら感で履き心地良くかつ暖かく感じることができる点で好ましい。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、足底部分の保温性が高く、パイル調で暖かくかつ履き心地の良い下半身用衣類に好適であり、特に、フット部を備えたパンティストッキング等の下半身用衣類に特に好適である。
1 パンティストッキング
2 レッグ部
3 パンティ部
4 股部
5 フット部
54 保温部

Claims (1)

  1. 少なくともフット部を備え、合成繊維を含んで一体的に編成された伸縮性編地により形成された下半身用衣類であって、
    前記フット部の少なくとも一部に、保温性の高い糸をカットボスで増糸するとともに、前記保温性の高い糸をコース方向にループとミスとを繰り返すフロート編みした編地で編成した保温部を備え、
    前記保温部において、カットボスで増糸された前記保温性の高い糸がコース方向にループとミスとを繰り返すフロート編みした編地で編成されて、ミスした編糸により実現されるパイル調の面が足裏当接側に現れ
    前記保温部は、爪先を足裏側からも足甲側からも覆う爪先部と側辺部と爪先を含めた足裏全体を覆う足裏部とで構成されている、爪先を足裏側からも足甲側からも覆う爪先部と爪先を含めた足裏全体を覆う足裏部とで構成されている、または、爪先を含めた足裏全体を覆う足裏部のみで構成されていることを特徴とする下半身用衣類。
JP2019026595A 2019-02-18 2019-02-18 下半身用衣類 Active JP7338115B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019026595A JP7338115B2 (ja) 2019-02-18 2019-02-18 下半身用衣類

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019026595A JP7338115B2 (ja) 2019-02-18 2019-02-18 下半身用衣類

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020133033A JP2020133033A (ja) 2020-08-31
JP7338115B2 true JP7338115B2 (ja) 2023-09-05

Family

ID=72262412

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019026595A Active JP7338115B2 (ja) 2019-02-18 2019-02-18 下半身用衣類

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7338115B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3100762U (ja) 2003-09-30 2004-05-27 トモエ繊維株式会社 靴下
JP2006225833A (ja) 2005-01-18 2006-08-31 Mizuno Corp 靴下
JP2010106390A (ja) 2008-10-29 2010-05-13 Gunze Ltd ソックスおよびその製造方法
JP2012184528A (ja) 2011-03-07 2012-09-27 Gunze Ltd タイツ
JP2018138705A (ja) 2017-02-24 2018-09-06 グンゼ株式会社 下半身用衣類

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3100762U (ja) 2003-09-30 2004-05-27 トモエ繊維株式会社 靴下
JP2006225833A (ja) 2005-01-18 2006-08-31 Mizuno Corp 靴下
JP2010106390A (ja) 2008-10-29 2010-05-13 Gunze Ltd ソックスおよびその製造方法
JP2012184528A (ja) 2011-03-07 2012-09-27 Gunze Ltd タイツ
JP2018138705A (ja) 2017-02-24 2018-09-06 グンゼ株式会社 下半身用衣類

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020133033A (ja) 2020-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI586288B (zh) Leg support belt
JP5031311B2 (ja) フート・ウェア及びソックス
US20070033711A1 (en) Sock, especially athletic sock
JP5411083B2 (ja) レッグウェア
US9957649B2 (en) Sock structure
KR102180657B1 (ko) 타이즈
CA2558157A1 (en) Sock, especially athletic sock
US20160278439A1 (en) Leg garment with expansive panel
JP3227096U (ja) 部分パイル編みカバーソックス
US20190029330A1 (en) Leg garment with expansive panel
JP7338115B2 (ja) 下半身用衣類
US3503077A (en) Slipper
JP5395567B2 (ja) フート・ウェア
CN214594535U (zh) 一种抗菌透气飞织鞋面
JP6701490B2 (ja) 下半身用衣類の製造方法
JP6938283B2 (ja) 夏の暑いシーズンに適したパンティストッキング
JP6945926B2 (ja) 下半身用衣類
JP2014227628A (ja) フットカバー
JP5936025B2 (ja) サポートソックス
JP3206805U (ja) 和装用靴下
JPH11315401A (ja) 靴 下
JP2019151942A (ja) 下半身用衣類
JP5092176B2 (ja) 靴下
JP6174950B2 (ja) 下半身用衣類
JP7069462B2 (ja) フットカバーの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211101

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220920

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221102

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230329

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230725

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230801

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7338115

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150