JP7338115B2 - 下半身用衣類 - Google Patents
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Description
現在市販されているほとんどのストッキングは、ナイロン糸、または、ナイロン糸とポリウレタン糸とで編まれている。使用している糸により、「交編」および「ゾッキ」の2種類に大別される。
ゾッキ(ゾッキ編み)は、一般的にはサポート糸(ポリウレタン弾性糸を芯糸としてナイロン糸を巻き付けたカバリング糸)だけで編成されているものが多い。良好なフィット性を求めるときに好適である。また、いわゆる伝線(使用中に編み組織の一部に引掛傷ができ糸が切れると生成される編み組織が解編されたはしご状の線)が発生しにくいという特徴を備えたゾッキ編みのストッキングが、最近では増えてきている。
ティストッキングとの滑りを防止することができる。その結果、足底部分の吸湿性が高く、かつ、靴を履いたときに滑りが発生することを防止することができ、市場においても非常に高い評価を得ているパンティストッキングとなっている。
すなわち、本発明に係る下半身用衣類は、少なくともフット部を備え、合成繊維を含んで一体的に編成された伸縮性編地により形成された下半身用衣類であって、前記フット部の少なくとも一部に、保温性の高い糸をカットボスで増糸するとともに、前記保温性の高い糸をコース方向にループとミスとを繰り返すフロート編みした編地で編成した保温部を備えることを特徴とする。
このパンティストッキング1を平面に載置した状態における側面図を図1(A)に、その正面図を図1(B)にそれぞれ示す。図1(B)は正面図であるので、フット部5は足裏側ではなく足甲側が示されている。このパンティストッキング1は、通常のパンティストッキング等の下半身用衣類と同じく、腹部および臀部を被覆するパンティ部3と、脚部を被覆するレッグ部2と、足部を被覆するフット部5とを備えるものである。このパンティストッキング1は、筒状に編成された1対の編地を用い、パンティ部3に相当する部分に切れ目を入れて裁断縁どうしをつき合わせて股部4を縫着して一体化することにより製造される。また、限定されるものではないが、フット部5の先端部53は周知の手段により、袋状に編成したり、開口部を縫合したりすることにより製造される。
このパンティストッキング1は、ナイロン糸と、サポート糸(ポリウレタン弾性糸を芯糸としてナイロン糸を巻き付けたカバリング糸)を交互に使用して編成した交編編みであっても、ポリウレタン弾性糸を芯糸としてナイロン糸を巻き付けたカバリング糸の1種類のみで編成したゾッキ編みであっても、後述する特徴(フット部5の少なくとも一部に保温部54を備えているという特徴)を備え、かつ、合成繊維を含んで一体的に編成された
伸縮性編地により形成されたパンティストッキングであれば構わない。このパンティストッキング1においては、レッグ部2と(後述する保温部54を除く)フット部5とは同じ編糸および同じ編成であって(編地51で図示されこの編地51はたとえばカバリング糸のプレーン(平)編み(ゾッキ編み))、限定されるものではないがこれら(レッグ部2、フット部5)とパンティ部3とは異なる編糸または編成である。また、パンティ部3の上端には伸縮性の低い(伸びにくい)ゴム編み等によりウエスト部31が編成されており、着用時に腹部を締めてパンティストッキング1がずり下がることを防止している。
この保温部54は、フット部5の少なくとも一部に、保温性の高い糸をカットボスで増糸するとともに、保温性の高い糸をコース方向にループとミスとを繰り返すフロート編みしたパイル調の編地で編成されている。ここで、限定されるものではないが、この保温性の高い糸は短繊維であることが好ましく、綿糸であることがさらに好ましい。
このパンティストッキング1においては、保温部54は爪先部54A、側辺部54Bおよび足裏部54Cで構成されている。なお、側辺部54Bの高さ方向の長さが小さい部分があり(後述する作用効果を発現するためにこのように故意に小さくしている)側辺部54Bと足裏部54Cとを明確に区別できない部分がある。
として編成されたことにより、足の裏がふっくらした履き心地で、かつ、暖かい。なお、ミスした編糸により実現される綿混のパイル調のふっくらとした面は足裏当接側に現れる。
保温部54以外のベース(ストッキング地)の編み組織は、上述したように、交編編みであってもゾッキ編みであっても構わないが、一例として、このパンティストッキング1においては、ポリウレタン弾性糸を芯糸としてナイロン糸を巻き付けたカバリング糸の1種類のみで編成したゾッキ編みを採用している。このカバリング糸として、このパンティストッキング1においては、ポリウレタン弾性糸を芯糸としてナイロン糸を1重だけ巻き付けたシングルカバードヤーン(SCY(Single Covered Yarn)を採用している。なお、カバリング糸は、ダブルカバードヤーン(DCY(Double Covered Yarn)と呼ばれる、ポリウレタン弾性糸を芯糸としてナイロン糸を2重に巻き付けたカバリング糸であっても構わない。
・保温部54以外のベース(ストッキング地)
SCY(1)のプレーン編み
SCY(1)の組成
芯糸:ポリウレタン弾性糸(22デシテックス)
捲糸:ナイロン糸(13デシテックス)
・保温部54
SCY(2)および綿糸をベース(ストッキング地)に挿入(カットボス)
SCY(2)の組成
芯糸:ポリウレタン弾性糸(22デシテックス)
捲糸:ナイロン糸(22デシテックス)
綿糸の組成
60番手
第1口:SCY(2):P P P P
第2口:綿糸 :M M M P
第3口:SCY(2):P P P P
第4口:綿糸 :M P M M
このような編糸でこのような編み組織で編成された保温部54において、保温性の高い綿糸が膨らんでパイル調となり、保温性を向上させるとともにふっくらな履き心地を実現することができる。
ここで、保温部54を足裏部54Cのみとしてカットボスで編成すると、スカートを着用した場合において素足のように見えるにも関わらず、足の裏がふっくらとしたパイル調の保温部54に当接して暖かく履き心地が良い点で好ましい。すなわち、足底部にフットカバー型でパイル組織を編み込んだ保温部54を設けたので、履き心地良く、しっかり保温することができる。
なお、この保温部54を含めて、パンティストッキング1にはアルガンオイル等の成分を容易に配合することができて容易に保湿加工することができるるので、冬季シーズンにさらに好適に使用することができる。
2 レッグ部
3 パンティ部
4 股部
5 フット部
54 保温部
Claims (1)
- 少なくともフット部を備え、合成繊維を含んで一体的に編成された伸縮性編地により形成された下半身用衣類であって、
前記フット部の少なくとも一部に、保温性の高い糸をカットボスで増糸するとともに、前記保温性の高い糸をコース方向にループとミスとを繰り返すフロート編みした編地で編成した保温部を備え、
前記保温部において、カットボスで増糸された前記保温性の高い糸がコース方向にループとミスとを繰り返すフロート編みした編地で編成されて、ミスした編糸により実現されるパイル調の面が足裏当接側に現れ、
前記保温部は、爪先を足裏側からも足甲側からも覆う爪先部と側辺部と爪先を含めた足裏全体を覆う足裏部とで構成されている、爪先を足裏側からも足甲側からも覆う爪先部と爪先を含めた足裏全体を覆う足裏部とで構成されている、または、爪先を含めた足裏全体を覆う足裏部のみで構成されていることを特徴とする下半身用衣類。
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JP2020133033A JP2020133033A (ja) | 2020-08-31 |
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Family Applications (1)
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