JP3225591U - フランジ対、それを備えた配管および三角トラス構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】60mを超えるような鋼板屋根板材を屋根施工場所に吊り上げるために用いられる三角トラス構造体を提供する。【解決手段】一端部に嵌合凸部を有する雄型フランジ10が設けられ、他端部に嵌合凸部と嵌合する嵌合凹部を有する雌型フランジ20とを設けてなる配管Pを三角形状に配設してなる三角トラス構造体TTであって、頂部に位置する配管Pには吊り上げ用金具が配設され、底部に位置する配管Pには外側に突出させてロープ係止用金具が配設されてなるものである。60mを超えるような長尺ものの鋼板屋根板材を吊り上げる際には、三角トラス構造体TTを連接して用いる。【選択図】図9

Description

本考案は、フランジ対、それを備えた配管および三角トラス構造体に関する。さらに詳しくは、長尺物の吊り上げに使用される吊り上げ補助具として使用されるフランジ対、それを備えた配管および三角トラス構造体に関する。
従来より、鋼板屋根板材の屋根施工場所への吊り上げは、鋼板屋根板材にワイヤ掛けした後にクレーンにより吊り上げることによりなされている。
しかしながら、60mを超えるような鋼板屋根板材を屋根施工場所へ鋼板屋根板材に直接ワイヤ掛けを行ってクレーンにより吊り上げた場合、鋼板屋根板材が折れ曲がるという問題が発生する。
このため、60mを超えるような鋼板屋根板材を屋根施工場所に上げる場合、一般的には昇降台車を用いて鋼板屋根板材を屋根施工場所へ持ち込むという工法が用いられている。
しかるに、かかる工法を用いて屋根の施工を行った場合、施工コストの増大および施工期間の長期化を招来するという問題がある。
なお、移動屋根足場装置を用いた屋根工事方法については、特許文献1に提案がなされている。
特開平10−205119号公報
本発明はかかる従来技術の課題に鑑みなされたものであって、60mを超えるような鋼板屋根板材を屋根施工場所に吊り上げるために用いられる三角トラス構造体を提供することを主たる目的としている。
本考案の第1形態は、雄型フランジと雌型フランジとを組み合わせてなるフランジ対であって、前記雄型フランジは、前記雌型フランジと対向する面に中空の嵌合凸部を有し、前記雌型フランジは、前記雌型フランジの嵌合凸部と嵌合する嵌合凹部を前記雄型フランジと対向する面に有してなることを特徴とするフランジ対に関する。
本考案の第1形態においては、雄型フランジは円筒状のハブを有し、前記ハブの外径は、挿通されるボルトをナット締するためのナットが回転自在とされるサイズとされてなるのが好ましい。
また、本考案の第1形態においては、雌型フランジは円筒状のハブを有し、前記ハブの外径は、挿通されるボルトの頭部が回転不自在とされるサイズとされてなるのが好ましい。
本考案の第2形態は、両端部にフランジを有する配管であって、一端部のフランジは前記雄型フランジのいずれかとされ、他端部のフランジは前記雌型フランジのいずれかとされてなることを特徴する配管に関する。
本考案の第3形態は、前記配管を三角形状に配設してなる三角トラス構造体であって、頂部に位置する配管には吊り上げ用金具が配設され、底部に位置する配管には外側に突出させてロープ係止用金具が配設されてなることを特徴とする三角トラス構造体に関する。
本考案の第3形態においては、三角形は正三角形であるのが好ましい。
また、本考案の第3形態においては、吊り上げ用金具が配管の端部近傍に配設されていたり、吊り上げ用金具が配管の中央部に配設されていたりするのが好ましい。
さらに、本考案の第3形態においては、屋根鋼板を吊り下げるロープを係止する係止用金具が配管の端部近傍に配設されていたり、係止用金具が配管の中央部に配設されていたりするのが好ましい。
本考案の第1形態は、前記の如く構成されているので、フランジ接合部の曲げ強度が向上するという優れた効果を奏する。
本考案の第2形態は、前記の如く構成されているので、フランジ接合部における節折れが防止できるという優れた効果を奏する。
本考案の第3形態は、前記の如く構成されているので、長尺の鋼板屋根板材を腰折れさせることなく吊り上げることができるという優れた効果を奏する。
本考案の一実施形態に係るフランジ対の結合した状態の側面図である。 同実施形態の雄型フランジの側面図である。 同背面図である。 同正面図である。 同実施形態の雌型フランジの側面図である。 同背面図である。 同正面図である。 本考案の一実施例の三角トラス構造体の正面図である。 同側面図である。 同三角トラス構造体の頂部配管の概略図であって、同(1)は雌型フランジ取付部近傍を示し、同(2)は雄型フランジ取付部近傍を示し、同(3)は中央部を示す。 同底部配管の係止用金具取付部の概略図である。
以下、添付図面を参照しながら本考案を実施形態に基づいて説明するが、本考案はかかる実施形態のみに限定されるものではない。
本考案の一実施形態に係るフランジ対FCを図1に示す。
フランジ対FCは、図1に示すように、雄型フランジ10と雌型フランジ20とからなるフランジ対FCとされる。
雄型フランジ10は、図2ないし図4に示すように、フランジ本体11と、フランジ本体11の背面に設けられた円筒状のハブ12と、フランジ本体11の正面から突出させられた先細円錐台状の嵌合凸部13とを有するものとされる。ここで、フランジ本体11は80Aの配管に適合するものとされるが、これに限定されるものではない。
雄型フランジ10は、製品強度を担保するため一体削り出しにより作製される。
ハブ12の外径は、例えば100mmとされ、フランジ本体11背面からの突出長さは、30mmないし40mm程度とされるが、差し込まれる配管の差し込み部での座屈を防止する観点からこれよりも長くされてもよい。ただし、後述する三角トラス構造体の無用の重量増加を避ける観点からあまり長くするのは好ましくない。
嵌合凸部13は、基部の直径が例えば96mmで頂部の直径が例えば92mmの円錐台状とされ、そのフランジ本体11からの突出長さは、雌型フランジ20のフランジ本体21背面から若干突出するよう調整されている。例えば、5mm突出するよう調整されている。
また、嵌合凸部13には、フランジ本体11の内径と同径の透孔が中心を一致させて貫通形成されている。
雌型フランジ20は、図5ないし図7に示すように、フランジ本体21と、フランジ本体21の背面に設けられたハブ22とを有するものとされ、フランジ本体21とハブ22には、図5に示すように、雄型フランジ10の嵌合凸部13と嵌合する嵌合凹部23が形成されている。
雌型フランジ20は、製品強度を担保するため一体削り出しにより作製される。
ハブ22の外径は、例えば118mmとされ、フランジ本体11背面からの突出長さは、30mmないし40mm程度とされるが、差し込まれる配管の差し込み部での座屈を防止する観点からこれよりも長くされてもよい。ただし、後述する三角トラス構造体の無用の重量増加を避ける観点からあまり長くするのは好ましくない。
ハブ22の外径を前記の如く雄型フランジ10のハブ12の外径より大きくするのは、フランジ本体21に背面側から差し込まれるボルト頭部の平行面との隙間を狭くしてナット留めする際のボルトの回転を防止するためである。これにより、ボルト・ナット留めの際に、ボルトを特段固定する必要がなくなる。
次に、かかる構成とされたフランジ対FCを用いた三角トラス構造体TTについて説明する。なお、三角トラス構造体TTの基本的な構成は、一般的なトラスと同様とされているので、以下、本三角トラス構造体TTの特徴的な構成について説明する。
三角トラス構造体TTは、図8および図9に示すように、三本の配管P,P,Pを正三角形に配設してなるものとされる。使用する配管はその切断作業を省略して製造コストを削減する観点から定尺ものとされる。
三角トラス構造体TTを構成するそれぞれの配管Pの一端には雄型フランジ10が溶接によりセットされ、他端には雌型フランジ20が溶接によりセットされている。
頂部に位置する配管Pの頂部両端部近傍には、図10(1)、(2)に示すように、吊り上げ用金具30がそれぞれ配設され、また頂部中央部にも、図10(3)に示すように、吊り上げ用金具30が配設されている。
一方、底辺の位置する配管Pのそれぞれ外側には図11に示すように、三角トラス構造体TTに保持されて吊り上げられる鋼板屋根板材を保持するロープ係止するためのロープ係止用金具40が適宜設けられている。例えば、両端部近傍と中央部に配設されている。
このように、本実施例の三角トラス構造体TTによれば、フランジ接合部での三角トラス構造体TTの腰折れが防止されるので、三角トラス構造体TTを長尺ものに構成することができる。例えば、三角トラス構造体TTの長さを60m程度とすることができる。その結果、長尺ものの鋼板屋根板材を屋根施工場所に直接吊り込むことができ、工期を大幅に短縮できる。
また、フランジ接合は、雄型フランジ10の嵌合凸部13を雌型フランジ20の嵌合凹部23に嵌合させることによりなされので、配管のフランジ接合が容易になる。
以上、本考案を実施形態および実施例に基づいて説明してきたが、本考案の適用はかかる実施形態および実施例に限定されるものではなく、種々改変が可能である。
例えば、実施例においては、頂部に位置する配管Pの中央部に設けられている吊り上げ用金具30は1個とされているが、適宜間隔を設けて複数個が配設されてもよい。
本考案は建築産業に適用できる。
FC フランジ対
TT 三角トラス構造体
P 配管
10 雄型フランジ
11 フランジ本体
12 ハブ
13 嵌合凸部
20 雌型フランジ
21 フランジ本体
22 ハブ
23 嵌合凹部
30 吊り上げ用金具
40 ロープ係止用金具

Claims (10)

  1. 雄型フランジと雌型フランジとを組み合わせてなるフランジ対であって、
    前記雄型フランジは、前記雌型フランジと対向する面に中空の嵌合凸部を有し、
    前記雌型フランジは、前記雌型フランジの嵌合凸部と嵌合する嵌合凹部を前記雄型フランジと対向する面に有してなる
    ことを特徴とするフランジ対。
  2. 雄型フランジは円筒状のハブを有し、
    前記ハブの外径は、挿通されるボルトをナット締するナットが回転自在とされるサイズとされてなることを特徴とする請求項1記載のフランジ対。
  3. 雌型フランジは円筒状のハブを有し、
    前記ハブの外径は、挿通されるボルトの頭部が回転不自在とされるサイズとされてなることを特徴とする請求項1記載のフランジ対。
  4. 両端部にフランジを有する配管であって、
    一端部のフランジは、請求項1または請求項2に記載の雄型フランジとされ、
    他端部のフランジは、請求項1または請求項3に記載の雌型フランジとされてなる
    ことを特徴する配管。
  5. 請求項4に記載の配管を三角形状に配設してなる三角トラス構造体であって、
    頂部に位置する配管には、吊り上げ用金具が配設され、
    底部に位置する配管には、外側に突出させて吊り下げようロープ係止用金具が配設されてなる
    ことを特徴とする三角トラス構造体。
  6. 三角形は、正三角形であることを特徴とする請求項5記載の三角トラス構造体。
  7. 吊り上げ用金具が配管の端部近傍に配設されてなることを特徴とする請求項5記載の三角トラス構造体。
  8. 吊り上げ用金具が配管の中央部に配設されてなることを特徴とする請求項5記載の三角トラス構造体。
  9. ロープ係止用金具が配管の端部近傍に配設されてなることを特徴とする請求項5記載の三角トラス構造体。
  10. ロープ係止用金具が配管の中央部に配設されてなることを特徴とする請求項5記載の三角トラス構造体。
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