JP3225450U - スキッド - Google Patents
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Abstract
【課題】強度低下を防ぎ、溶接レスで、使用の自由度の高い、鉄板や鋼板等の運搬に用いられるスキッドを提供する。【解決手段】平面視して矩形の底板11と、この底板の上面に固着された矩形の枠12とを有する。枠を少なくともすべての露出面に長さ方向に延びる溝12aが形成された棒材で構成する。枠を底板にボルトにより物理的に固着する。【選択図】図1
Description
本考案は、例えば鉄板や鋼板等、運搬物の運搬に用いられるスキッド、詳しくは、溶接レスで、使用の自由度の高いスキッドに関する。
従来、この種の運搬用スキッドとしては、木材を略矩形状に組み合わせて釘で固定した木製スキッドや、金属材を井桁状に組み合わせて溶接等で固定した金属製スキッドが公知となっている。
木製スキッドや金属製スキッドにはそれぞれ、その材質に応じてメリットとデメリットがある。木製スキッドのデメリットとしては、(1)各木材を釘で固定しているため、運搬時や収納時に各部材にバラして取り扱うことができず、運搬時や収納時の取り扱い性が良好ではない、(2)運搬物に応じてスキッドの寸法を調整することができないため、それぞれ運搬物に応じて適宜必要な寸法のスキッドを用意する必要があり、コストが嵩む等が挙げられる。
一方、金属製スキッドのデメリットとして(1)スキッド全体が金属材で構成されているため、重量が嵩み、取り扱い性が良好ではない、(2)スキッドを吊架するためのワイヤがスキッドとの当接面で損傷し易く、取り扱い性が良好ではない、(3)運搬物に応じてスキッドの寸法を調整することができないため、それぞれ運搬物に応じて適宜必要な寸法のスキッドを用意する必要があり、コストが嵩む等が挙げられる。
木製スキッドや金属製スキッドにはそれぞれ、その材質に応じてメリットとデメリットがある。木製スキッドのデメリットとしては、(1)各木材を釘で固定しているため、運搬時や収納時に各部材にバラして取り扱うことができず、運搬時や収納時の取り扱い性が良好ではない、(2)運搬物に応じてスキッドの寸法を調整することができないため、それぞれ運搬物に応じて適宜必要な寸法のスキッドを用意する必要があり、コストが嵩む等が挙げられる。
一方、金属製スキッドのデメリットとして(1)スキッド全体が金属材で構成されているため、重量が嵩み、取り扱い性が良好ではない、(2)スキッドを吊架するためのワイヤがスキッドとの当接面で損傷し易く、取り扱い性が良好ではない、(3)運搬物に応じてスキッドの寸法を調整することができないため、それぞれ運搬物に応じて適宜必要な寸法のスキッドを用意する必要があり、コストが嵩む等が挙げられる。
そこで、特許文献1に記載の技術のように、軽量化及び低コスト化を実現するとともに、耐久性及び取り扱い性に優れた運搬用スキッドが提案されている。特許文献に記載の技術は、上側部材と下側部材とを井桁状に組み合わせてなる運搬用スキッドに関するものである。そして、下側部材は、所定間隔を空けて配列された複数の金属製棒材と、これらを連結させた状態で金属製棒材に固定され、上側部材を載置可能な載置面を有する金属製支持部と、から構成される。また、上側部材を、複数の木製棒材からなり、運搬物を載置可能な載置面を有する構成としている。そして、上側部材の上面に鉄板等の運搬物を載置した状態で、上側部材をなす木製棒材の長手方向両端近傍の底面及び側面にワイヤを当接させて、運搬物を運搬する。
確かに、特許文献1に記載の技術によれば、木材と併用することにより、重量が嵩み、取り扱い性が良好ではない点のデメリットについては解消されうる。また、スキッドを吊架するためのワイヤがスキッドとの当接面で損傷し易く、取り扱い性が良好ではないデメリットも解消されうる。
しかしながら、木材と併用したとしても、運搬物に応じてスキッドの寸法を調整することができないため、それぞれ運搬物に応じて適宜必要な寸法のスキッドを用意する必要があり、コストが嵩むことを解消することはできない。
しかも、金属と木材との併用はスキッドそのものの強度の低下につながるため、取り扱い性が劇的に改善するとまではいえない。
しかしながら、木材と併用したとしても、運搬物に応じてスキッドの寸法を調整することができないため、それぞれ運搬物に応じて適宜必要な寸法のスキッドを用意する必要があり、コストが嵩むことを解消することはできない。
しかも、金属と木材との併用はスキッドそのものの強度の低下につながるため、取り扱い性が劇的に改善するとまではいえない。
そこで、考案者は、金属製スキッドのデメリットが生じる根本原因について検討した。その結果、金属製であることにより、(1)スキッド作製段階における溶接作業等によるコストの上昇、(2)溶接によりすべての部材が固着されるため、運搬物に応じて、スキッドの構成を変更することは物理的に困難であること、(3)溶接によりクラックが発生しスキッド全体の強度低下が生じること、が金属製スキッドのデメリットが生じる根本原因であるとした。そこで、スキッドの作製において、溶接作業を不要とするとともに、フレームに溝を設けることにより、これらの問題点を解消することができることを知見し、本考案を完成させた。
本考案は、運搬物の運搬に用いられるスキッドであって、強度低下を防ぎ、低コスト化(溶接レス)で、使用の自由度の高いスキッドを提供することを目的とする。
請求項1に記載の考案は、平面視して矩形の底板と、この底板の上面に固着された矩形の枠と、を有するスキッドであって、前記枠は、少なくともすべての露出面に、長さ方向に延びる溝が形成された棒材で構成され、前記枠は、前記底板に固着部材により物理的に固着されるスキッドである。
請求項1に記載の考案によれば、矩形の底板の上面に矩形の枠が固着部材により物理的に固着されている。これにより、溶接作業を不要とするとともに、単純な機械的組み立てによりスキッドを作製することができる。その結果、スキッドのクラックによる強度低下を防ぎ、製造コストの低下につながる。
また、この枠は、少なくとも底板と固着されている面以外の面に、長さ方向に延びる溝が形成された棒材で構成されている。このため、この枠には溝が設けられていることになる。この溝に、スキッドの使用の際に必要となる部材(例えば、運搬に使用するワイヤを掛止するための掛止部材等)を溝に嵌合、摺動、固定させることが可能となる。これにより、使用目的、使用対象に応じてスキッドを準備する必要がなく、使用の自由度が向上する。
また、この枠は、少なくとも底板と固着されている面以外の面に、長さ方向に延びる溝が形成された棒材で構成されている。このため、この枠には溝が設けられていることになる。この溝に、スキッドの使用の際に必要となる部材(例えば、運搬に使用するワイヤを掛止するための掛止部材等)を溝に嵌合、摺動、固定させることが可能となる。これにより、使用目的、使用対象に応じてスキッドを準備する必要がなく、使用の自由度が向上する。
請求項2に記載の考案は、前記底板には、その外縁から立設した枠固定補助部材が設けられ、この枠固定補助部材に前記枠が嵌合することにより、前記底板の上面に枠が固定され、前記枠固定補助部材は底板を折り曲げることにより形成される請求項1に記載のスキッドである。
請求項2に記載の考案によれば、底板を折り曲げて形成した枠固定補助部材に枠が嵌合することにより、枠が安定して底板に固定されることが可能となる。これによりスキッドの組み立て製造が極めて容易となり、さらなる製造コストの低下につながる。
本考案によれば、溶接作業を不要とするとともに、単純な機械的組み立てによりスキッドを作製することができ、スキッドの強度の低下を防ぐだけでなく、製造コストの低下につながる。
また、枠に溝が形成することにより、スキッドの使用の際に必要となる部材を溝に嵌合、摺動、固定させることが可能とり、使用目的、使用対象に応じてスキッドを準備する必要がなく、使用の自由度が向上する。
また、枠に溝が形成することにより、スキッドの使用の際に必要となる部材を溝に嵌合、摺動、固定させることが可能とり、使用目的、使用対象に応じてスキッドを準備する必要がなく、使用の自由度が向上する。
本考案の実施例を、図面を参照にしつつ説明する。
本稿案の実施例に係るスキッド10は、長さ1400mm、幅640mm高さ150mmの平面視して矩形状のものである。詳しくは、底板11に金属枠(主フレーム)12がボルトにより固着されたものである。
本稿案の実施例に係るスキッド10は、長さ1400mm、幅640mm高さ150mmの平面視して矩形状のものである。詳しくは、底板11に金属枠(主フレーム)12がボルトにより固着されたものである。
底板11は、アルミニウム合金(A5052)又は亜鉛メッキ鋼板(SS400)からなる1枚の平板で構成されている。この底板には、耳(枠固定補助部材)11aが形成されており、耳11aを折り曲げることにより、底板11が平面視して矩形の容器形状となる。底板11の厚さは8mm程度である。
枠12は、平面視して矩形の枠であり、底板に嵌合したとき、固定部材と枠との間に隙間が生じない大きさに形成している。なお、このとき、耳11aの高さが枠の大きさ(高さ)と略等しいか、耳11aの高さより枠の高さの方がやや高くすることにより、耳11aの先端が枠より高くなることを防ぎ、引っかきによる負傷を防止する。枠12は4本の棒材からなり、4本の棒材は図2に示すように長さ方向に3本の溝12aが形成されている。そして、溝が形成されていない面12bを底板と接する面とし、ブラッケットを介してボルトで連結することにより、枠を構成する。
4本の棒材は、アルミニウム合金(AL6043)製である。
4本の棒材は、アルミニウム合金(AL6043)製である。
底板11の四隅には、平面視して円形の脚部材13(スチール製)が立設され、その先端には脚を保護する保護部材14(合成ゴム製)で被覆されている。また、底板11の外側面(つまり耳11aの外部露出面)には、クッション部材15(プラスチック製)が設けられ、外部からの衝撃を低減する役割を有する。
このように構成されたスキッド10は、例えば図1に示すように用途に応じてオリジナル治具100を取り付ける場合、枠に形成された溝を使って、オリジナル治具100を自由に配置することができ、ボルト締結により固定することができる。ボルト締結でオリジナル治具100を締結することから、取り外しが可能であり、用途が変更された場合であっても、本スキッド10は再利用(使用)することが可能である。
10 スキッド、
11 底板、
11a 耳(枠固定補助部材)、
12 枠、
12a 溝。
11 底板、
11a 耳(枠固定補助部材)、
12 枠、
12a 溝。
Claims (2)
- 平面視して矩形の底板と、この底板の上面に固着された矩形の枠と、を有するスキッドであって、
前記枠は、少なくともすべての露出面に、長さ方向に延びる溝が形成された棒材で構成され、
前記枠は、前記底板に固着部材により物理的に固着されるスキッド。 - 前記底板には、その外縁から立設した枠固定補助部材が設けられ、この枠固定補助部材に前記枠が嵌合することにより、前記底板の上面に枠が固定され、
前記枠固定補助部材は底板を折り曲げることにより形成される請求項1に記載のスキッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019004914U JP3225450U (ja) | 2019-12-25 | 2019-12-25 | スキッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019004914U JP3225450U (ja) | 2019-12-25 | 2019-12-25 | スキッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3225450U true JP3225450U (ja) | 2020-03-05 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2019004914U Active JP3225450U (ja) | 2019-12-25 | 2019-12-25 | スキッド |
Country Status (1)
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2019
- 2019-12-25 JP JP2019004914U patent/JP3225450U/ja active Active
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