JP3225396B2 - 携帯用洗浄器 - Google Patents

携帯用洗浄器

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JP3225396B2
JP3225396B2 JP21802697A JP21802697A JP3225396B2 JP 3225396 B2 JP3225396 B2 JP 3225396B2 JP 21802697 A JP21802697 A JP 21802697A JP 21802697 A JP21802697 A JP 21802697A JP 3225396 B2 JP3225396 B2 JP 3225396B2
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寿幸 上野
忠男 荒田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池で回転駆動さ
れるモータによりノズルから水を吹き出すようにした携
帯用洗浄器に関する。
【0002】
【従来の技術】屋外や旅先で用を達したとき、おしりを
洗うことができる携帯用洗浄器が知られている。この洗
浄器は、モータで駆動されるポンプを回転させること
で、空気弁を備えた水タンクの水をポンプを介して棒状
ノズルの先端からから吹き出すようにしている。携帯用
洗浄器本体は、水タンクとモータ、ポンプ及び電池を組
み込んだポンプ室によって構成されている。
【0003】上記ポンプは、スクリュウを回転させる軸
流ポンプが使用されてきた。軸流ポンプは、構成が簡単
で小型であるから、携帯用洗浄器に適している。しか
し、高い水圧が得られないという問題がある。そこで本
体に、二本の電池を直列に並べて電池ボックスに収容
し、モータへの電圧を高めることで、軸流ポンプを高速
回転させ、約180ccの水を30秒間噴射できるよう
にしている。ところで、この種の洗浄器は、できるだけ
小型にする必要があり、電池を二本直列に並べ、その先
に水タンクを配置すると本体のサイズが大きくなってし
まう。また、電池を横に二本並べると本体が太くなって
しまう。このため、水タンクをポンプ室に対してスライ
ド可能にして、タンクに水を入れるときはタンクをポン
プ室から引出して、ポンプ室との間に生じる空間に、水
を貯蔵するようにしている。また、ノズルから吹き出す
水の水勢いを切り換えるときは、高圧用ノズルと低圧用
ノズルとを交換して使用するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記携帯用洗浄器の水
タンクは、ポンプ室に対してスライドするようにしてい
るので、使用する前に水を詰めなければならず、水がな
いところでは使用できない。また、ノズルから吹き出す
水の水勢いを切り換えるときはノズルをいちいち交換す
るようにしているので、切換えが面倒であり、専用のノ
ズルを携帯しなければならないので、面倒であった。本
発明は、本体に水を蓄えた状態で携帯でき、水勢を簡単
に調整でき、しかも本体を小型化にすることができる携
帯用洗浄器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の携帯用洗浄器
は、水タンクと、モータ、ポンプ及び一本の電池をポン
プ室内に組み込み、ポンプをモータの回転軸に直結した
ギヤポンプとして、電池の横にモータ及びギヤポンプを
並べてポンプ室に組み込み、モータとギヤポンプとを接
続した長さを電池の長さに一致させた。ギヤポンプを用
いたことで一本の電池で高い水圧が得られ、水タンクに
水を貯蔵した状態で本体の長さをほぼ電池二本分の長さ
にすることができる。ノズルに、スライド自在な噴出孔
の閉鎖体を取付け、閉鎖体をスライドさせることで噴出
孔の一部を開閉し、噴出孔から吹き出す水勢を調整する
ようにすると、簡単に水勢を調節することができる。ま
た、水タンクに弁を設け、ポンプ室の吸入孔を弁に係合
可能として、水タンクをポンプ室に着脱自在とすると、
予備の水タンクを携帯することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の携帯用洗浄器の断面図を
図1に示す。本体1は、上方に空気弁2を備えた水タン
ク3と、水タンク3の下側に、水タンクとほぼ同じ容積
のポンプ室4とで構成される。空気弁2は、水タンク3
の水注入蓋5に取り付けられ、空気を通すが水は通さな
い構造になっている。また、水タンク3は、約100C
Cの水を貯蔵することができる容量で、長さは単三型電
池の長さにほぼ一致する大きさに設定されている。ポン
プ室4内には、モータ6で駆動されるポンプ7と単三型
電池8とが組み込まれている。電池8は、一本の電池を
収容する電池ボックス9に収納される。この電池ボック
ス9は、電池8が濡れるのを防ぐため筒状にして、筒の
一端側に開口部を設けている。この開口部に電池を挿入
した後、開口部に蓋10で密閉することで、水が電池ボ
ックス内に浸透することを防いている。また、この蓋1
0には、一方の電極が取り付けられ、電池ボックスの底
には他方の電極が取り付けられる。そして、両電極から
図示しないワイヤーがスイッチを介してモータに接続さ
れている。
【0007】電池ボックス8の横には、前記モータ6及
びポンプ7が配置される。そして、モータ6の軸方向の
長さを電池8の約三分の二とし、ポンプ7の長さを電池
8の長さの約三分の一の長さとして、モータ6及びポン
プ7を接続した長さを電池8の長さに一致させた長さに
している。前記ポンプ7は、図2に示すように、モータ
6の回転軸11に直結した主動ギヤ12と、この主動ギ
ヤ12に噛み合う従動ギヤ13とを共にギヤボックス1
4内に組み込まれたギヤポンプとなっている。両ギヤ1
2・13をギヤボックス14内に封印する蓋体15に
は、両ギヤが噛み合う部分に水を吸入する吸入孔16と
水を排出する排出孔17とが蓋体15の上面より突出す
るように設けられる。吸入孔16および排出孔17は、
ギヤの回転方向により吸入孔と排出孔とが決定される。
図2において、主動ギヤ12が時計方向に回転すれぱ、
手前側が排出孔17になり、奥側が吸入孔16になる。
すなわち、主動ギヤ12が時計方向に回転すると、ギヤ
の歯の間に入った水はギヤと共に回転して手前側に送ら
れる。すると、両ギヤが噛み合う部分で歯の間に入って
いた水は、両ギヤの歯同士が噛み合うことで、歯の間か
ら押し出されて排出孔17に向けて高い圧力で流れ込む
ようになる。ギヤポンプの特性は、流体を高い圧力で排
出することができるものとなっている。
【0008】前記水タンク3の底には吸入孔16に嵌ま
り込む嵌合孔18が設けられる、この嵌合孔18は、水
タンク3をポンプ室4と一体化するとき、ポンプの吸入
孔16が嵌合孔18に係合する。吸入孔16の外周また
は嵌合孔18内に図示しない0リングを設けると、係合
部分での水の漏洩が防止されている。ポンプ室4の下面
側から側面側にかけて形成される凹部19には、L字に
形成されたの棒状のノズル20が配置される。このノズ
ル20は、図3に示すように、一端部に形成される突起
21を凹部19の壁に形成される軸孔22にはめこみ、
カバー23を取り付けることで、ポンプ室4の下面に回
動自在に軸支される。ノズル20は、両端が閉じられた
中空状の棒で、一端部側に排出孔17につながる開口円
筒部24が形成され、他端部の側面に複数の噴出孔25
が形成されている。排出孔と開口円筒部との間には、ゴ
ムまたは合成樹脂性のフレキシブルなチューブ26で接
続されており、チューブ26がたわむことでノズル20
の回動が可能となっている。また、チューブ26は排出
孔17の周囲で大きく折曲げられているが、この折曲げ
でチューブの孔が閉じないようにする円筒コイルばね2
8がはめ込まれている。
【0009】本携帯用洗浄器を使用するときは、水タン
ク3の水注入蓋5を取り外して水タンク内に水を蓄えて
おく。そして、用を達したときノズル20を図1に示す
仮想線の位置に引き出して、モータ6を起動させる。す
ると、水タンク3内の水は、ギヤポンプ7によりチュー
ブ26を介してノズル29の他端に送られ、噴出孔25
から勢いよく吹き出す。このとき、水タンク3内の水は
空気弁2から空気が流入するのでほとんど抵抗なく吸入
孔16に吸い込まれる。本携帯用洗浄器では、約30秒
間で100CCの水を吹き出し続けることができた。こ
のように、ギヤポンプ7を用いたことで一本の電池8で
高い水圧が得られることから、本体1の長さを、電池1
本分の長さの水タンク3と電池1本分の長さのポンプ室
4とを接続したものとして、本体1の小型化を達成する
ことができた。しかも、水タンク3には、水を予め貯蔵
しておくことができるので、水が不便なところでも安心
して携帯することができる。
【0010】本発明の携帯用洗浄器のノズル20を図4
に示すように、ノズル20にスライド自在な噴出孔25
の閉鎖体30を取付けて、噴出孔25を閉鎖体30で開
閉するようにすると、簡単に水勢を調整することができ
る。図4において閉鎖体30を左方にスライドさせる
と、閉鎖体30は、噴出孔25の一部を閉鎖する。この
とき、水は少ない噴出孔25から高い圧力で吹き出され
るので水勢は強くなる。一方、閉鎖体30を右方にスラ
イドさせると、噴出孔25の数が多くなることから水勢
は弱くなる。このように、ノズル20に閉鎖体30をス
ライド自在に取り付けると、閉鎖体30の位置を調整す
るだけで、簡単に水勢を調節することができる。
【0011】本発明の実施形態で説明した水タンク3の
勘合孔18に、図5に示す弁31を設け、ポンプ7の吸
入孔16を弁31に嵌合するようにし、水タンク3とポ
ンプ室4とを着脱自在とすると、予備の水タンクを携帯
することができる。弁31は、水タンク3内に形成され
た円筒部32内に進退自在に嵌合するピストン33と、
このピストン33を嵌合孔18に向けて押し付けるばね
34と、円筒部32の周壁に形成される開口孔35とに
よって形成される。水タンク3をポンプ室4に一体化さ
せるとき、吸入孔16を嵌合孔18にはめ込むと、吸入
孔16がピストン33をばね34に抗して押し上げる。
このときピストン33が開口孔35の閉鎖を解くように
すると、水タンク3の水は吸入孔16に流れ込むことが
できる。また、水タンク3とポンプ室4とを離反させる
とピストン33は開口孔35を塞ぎ、水タンク内の水が
流失することを禁止する。
【0012】
【発明の効果】本発明の携帯用洗浄器は、電池一本分の
長さの水タンク3とし、モータ6、ポンプ7及び一本の
電池8をポンプ室4に組み込み、ポンプをモータの回転
軸に直結したギヤポンプとして、電池の横にモータ及び
ギヤポンプを並べてポンプ室に組み込み、モータとギヤ
ポンプとを接続した長さを電池の長さに一致させた。ギ
ヤポンプを用いたことで一本の電池で高い水圧が得られ
ることから、水タンクに水を入れた状態で、本体1の長
さをほぼ電池二本分の長さにすることができた。また、
ノズル20に、スライド自在な噴出孔25の閉鎖体30
を取付け、閉鎖体をスライドさせることで噴出孔の一部
を開閉し、噴出孔から吹き出す水勢を調整するようにす
ると、簡単に水勢を調節することができる。更に、水タ
ンク3に弁31を設け、ポンプ7の吸入孔16を弁に係
合可能として、水タンクをポンプ室に着脱自在とする
と、予備の水タンクを携帯することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯用洗浄器の断面図
【図2】ポンプの分解斜視図
【図3】ノズルの取り付けを示す斜視図
【図4】ノズルの噴出孔を示す断面図
【図5】水タンクとポンプ室とを着脱自在にすることを
説明する部分断面図
【符号の説明】
2 空気弁 3 水タンク 4 ポンプ室 6 モータ 7 ポンプ 8 電池 20 ノズル 30 閉鎖体 31 弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61H 35/00 A47K 7/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気弁(2)を備え常時水を蓄えておける
    水タンク(3)と、 前記水タンクに吸入孔(16)を接続したポンプ(7)
    と、 前記ポンプの排出孔(17)に接続された棒状のノズル
    (20)と 該ポンプを駆動するモータ(6)の隣に電池
    (8)を組み込んだポンプ室(4)とからなり、モータ
    を回転させることで水タンクの水を、ポンプを介してノ
    ズルから吹き出すようにした携帯用洗浄器において、 前記ポンプを、前記モータの回転軸に直結した主動ギヤ
    (12)及びこの主動ギヤに噛み合う従動ギヤ(13)
    を共にギヤボックス(14)内に組み込んだギヤポンプ
    とした ことを特徴とする携帯用洗浄器。
  2. 【請求項2】前記水タンクをポンプ室に着脱自在とし、
    前記水タンクに弁(31)を設けて前記ポンプの吸入孔
    (16)を該弁に係合させたとき、該吸入孔が弁を開く
    ようにしたことを特徴とする請求項1に記載の携帯用洗
    浄器。
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