JP3225242B2 - ピッキング又は仕分け用台車 - Google Patents

ピッキング又は仕分け用台車

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JP3225242B2
JP3225242B2 JP2000133992A JP2000133992A JP3225242B2 JP 3225242 B2 JP3225242 B2 JP 3225242B2 JP 2000133992 A JP2000133992 A JP 2000133992A JP 2000133992 A JP2000133992 A JP 2000133992A JP 3225242 B2 JP3225242 B2 JP 3225242B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、倉庫、工場などに
おける物品のピッキング又は仕分けの作業、ファクトリ
ーカートメイションにおける同様の作業に用いられるビ
ッキング又は仕分け用の台車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】倉庫、工場における物品収容場では、物
品のピッキングや仕分けの作業効率を高めるため、通
常、物品収容棚を規則的に配列している。そして、ピッ
キングした物品や仕分けをする物品を載せる台車である
ピッキング又は仕分け用台車を、このような物品収容棚
に沿って移動させながらピッキングや仕分けの作業を行
っている。
【0003】この種のピッキング又は仕分け用台車とし
ては、折り畳み式等の物品収容箱の搭載量を多くし、か
つ、物品収容箱の載置や取り出しといったアクセス性を
向上させるため、中間棚を設けて上下複数段、例えは二
段に物品収容箱を載置できるようにしたものが知られて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の複数
段に載置可能な台車では、中間棚より下段の位置に物品
収容箱をセットしたり、この位置から取り出したりする
際に、該中間棚が邪魔になっていた。すなわち、中間棚
が台車本体の走行機台部に立設された支柱に固定され、
かつ、中間棚の平面積がほぼ該走行機台上部の平面積と
同じであるため、該中間棚より下の位置への上方からの
アクセスを邪魔していた。このため、該下の位置へのア
クセスは、作業者が腰をかがめて側方から行うことにな
り、作業者の作業効率を低下させるという問題点があっ
た。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、従来と同等の搭載量
を確保でき、かつ、物品収容箱に対するアクセス性も良
好なピッキング又は仕分け用の台車を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、物品収容箱を保持する保持部材
を、第一の位置と、該第一の位置より低い第二の位置と
の間で移動可能に台車本体に取り付け、かつ、該保持部
材を上方に付勢する付勢手段と、該保持部材を、上記第
1の位置から降下するのを規制する作動位置と規制しな
い退避位置とを取り得る降下ストッパーを設けたことを
特徴とするものである。また、請求項の発明は、請求
1のピッキング又は仕分け用台車において、上下に延
びるシャフトと該シャフトに沿って移動可能なスライダ
とを設け、該スライダを介して上記保持部材を該シャフ
トに取り付けて上記第一の位置と第二の位置との間で移
動可能にしたことを特徴とするものである。また、請求
の発明は、請求項1又は2のピッキング又は仕分け
用台車において、台車本体の支持台部に、上記物品収容
箱を支持して転動可能な転動部材を複数設け、上記第二
の位置を、上記保持部材上の物品収容箱が該転動部材に
支持されえる位置に設定したことを特徴とするものであ
る。また、請求項の発明は、請求項1、2又は3のピ
ッキング又は仕分け用台車において、上記台車本体を、
上記物品収容箱を水平面内で複数載置できるように構成
、上記保持手段を、台車本体の支持台部上に、水平面
内において少なくとも一個分の物品収容箱の載置スペー
スが別に確保されるように構成したことを特徴とするも
のである。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【発明の実施の形態】図1は実施形態に係るピッキング
又は仕分け用台車1の斜視図、図2(a)は同台車1の
平面図、図2(b)は同台車1の正面図、図2(c)は
同台車1の右側面図、図3(a)及び(b)は同台車1
の上ロック機構の説明図、図4(a)及び(b)は同台
車1の下ロック機構の説明図、図5は同台車1の下ロッ
ク位置の説明図、図6(a)は同台車の部分拡大斜視
図、図6(b)は同台車の一部の断面図、図7は同台車
1の使用態様の説明図である。
【0013】図1及び図2において、本実施形態のピッ
キング又は仕分け用台車(以下、台車という)1は、下
面部の4隅それぞれに車輪2を備えた支持台3を備えて
いる。この支持台3は長方形の枠になっており、中空内
部に複数本、図示の例では8本の転動部材としてのロー
ラ4が長手方向に並べられ、その両端が回動自在に該枠
に支持されている。また、支持台3上には、例えば中空
パイプからなる左右フレーム5,6が立設されている。
このフレーム5は支持台3の長手方向両端部から上方に
延びる前後端直立部5a,5b,6a,6bと、長手方
向中央部から上方に延びる中央直立部5c,6cと、こ
れらの上部を連結する上連結部5d,6dとからなる。
このうち、左右フレームの前端直立部同士間5a,6a
にハンドル部7が設けられている。また、左右フレーム
の上連結部5d,6d間に電子機器取り付け板8が取り
付けられ、この電子機器取り付け板8の上面にピッキン
グに使用する電子機器が取り付けられている。この電子
機器は、表示装置としての液晶パネル等からなるディス
プレイ、テンキー、プリンタ、を有し通信機能を備えた
端末器9、該端末器に接続された読取装置としてのハン
ディスキャナ10などである。これらの電子機器用の電
源11は図2(b)や(c)に示すように、支持台3に
取り付けられている。
【0014】そして、左右フレームの前端直立部5a,
6aと中間直立部5c,6cの合計4本の直立部に、ス
ライダ12を介して4角を支持される形で、移動棚13
が取り付けられている。この移動棚13は、上記4本の
直立部に支持された状態で上下方向に移動可能であり、
ゴムなどからなる引き上げ付勢部材14により上方に付
勢されている。この引き上げ付勢部材14の付勢力に抗
して、所定の第一の位置に移動棚13を位置決める位置
決め手段としてのストッパーバー15が左右フレームの
前端直立部5a,6a間に設けられている。また、中奥
直立部5c,6cにも同様の機能をはたすストッパーリ
ング16が固設されている。このストッパーバー15や
ストッパーリング16に、左右フレームの前端直立部5
a,6aや中央直立部5c,6cに取り付けられた上記
スライダー12の上端が突き当って第一位置より上方へ
の上昇が規制される。この第一の位置は、図2(b)に
示すように、台車の支持台3との間の空間の高さH1
が、二点鎖線で示す物品収容箱(例えば折り畳み可能な
コンテナ箱であるいわゆるオリコン)17の高さTより
も高くなる位置に設定されている。また、図示の例で
は、この第一の位置にある上下移動棚13の上方に電子
機器取り付け板8が位置するため、該移動棚13との間
の空間の高さH2が上記物品収容箱16の高さTよりも
高くなる位置に設定されている。更に、図示の例では、
この突き当たり時の衝撃緩衝のための例えばゴムからな
る緩衝部材12aがスライダー12の上部に設けられて
いる。スライダー側に設けるのに代え、あるいは、加
え、ストッパーバー15やストッパーリング16側に緩
衝部材を設けてもよい。
【0015】上記ストッパーバー15の幅中央部には、
上記第一の位置にある上記移動棚13が、自重や収容し
ている物品の自重で降下するのを規制する降下ストッパ
ー18が取り付けられている。この降下ストッパー18
は、図3(a)に示すように、ストッパーバー15に固
設された支軸19に揺動可能に取り付けられ、移動棚1
3を下支えする曲折部18aが移動棚13の下に位置す
る作動位置と、図3(b)に示すように、該曲折部が移
動棚13の下から退避する退避位置との間で揺動可能に
なっている。さらに、図示しない付勢手段で常時作動位
置に位置するように付勢されている。この付勢手段の付
勢力に抗して降下ストッパー18の上部を図中矢印Fで
示すように押すことで、退避位置を取らせることができ
る。このように降下ストッパー18に退避位置を取らせ
た状態で、移動棚13上の物品収容箱の上部を下方に押
す等すれば、移動棚13ごと該移動棚13にのっている
物品収容箱を押しさせげることができる。
【0016】また、上記降下ストッパー18の下方に位
置する支持台3部分に、物品収容箱が支持台のローラ4
上に載り得る第二の位置まで降下した移動棚13を、上
記引き上げ付勢部材14の引き上げ力に抗して該第二の
位置に位置決めする手段としてのロック板20が取り付
けられている。このロック板20は図4(a)に示すよ
うに移動棚13の端部に上方から係合するための折り返
し部20aを備えた弾性板からなり、上部に作動ワイヤ
21の一端が固定されている。この作動ワイヤ21を引
くことにより、図4(b)に示すように、上記折り返し
部20aが移動棚13の端部から逃げた退避位置をと
り、ロックが解除される。この作動ワイヤ21の他端は
図1に示すようにハンドル部7に取り付けられた操作レ
バー22に固定されている。この操作レバー22を操作
してワイヤ21を引けば、上記ロック解除ができ、ま
た、操作レバー22をはなせば上記ロック板20の弾性
でロック板が図4(a)のロック姿勢に復帰する。
【0017】なお、上記ロック板20による移動棚13
のロック位置では、図5に示すように、移動棚13が、
ローラ4の上に載って支持された物品収容箱17の底よ
りも低い位置を取るように設定されている。このように
ローラ4の頂部よりも低い位置を取り得るように、支持
台3及び移動棚13を形成している。
【0018】図6は、このための構成の一例を示すもの
であり、同図(a)は台車の部分斜視図、同図(b)は
同図(a)中のX−X断面を矢印A方向から視た断面図
である。この例では、台車の支持台3は、ローラ4の両
端それぞの側において、移動棚13を支持する4本のフ
レーム直立部5a,5c,6a,6cよりもローラ軸方
向内側に、ローラ4の軸4aを支持する支持部材4bを
設けている。そして、移動棚13は、図2(a)に示す
ように外枠部13aと補強用ステー部13bとで形成
し、いずれの部分もローラ4や上記支持用部材4aに接
触しないような形状に設定されている。なお、この例で
は、ローラ4上部よりも低い位置まで降下してきた移動
棚13に接触しないようにローラ4やローラ支持部材4
bから離れた支持台3の端縁部に、直立壁部3aを設け
て支持台3の強度をますとともに、見栄えをよくしてい
る。
【0019】また、この台車1は、図2(b)に二点鎖
線で示すように、左右フレーム5,6、ハンドル部7及
び電子機器取り付け板8の間隔を介して物品収容箱17
を挿入し、第一の位置にある移動棚13上にセットでき
るように、該間隔が設定されている。
【0020】以上の台車1の使用方法の一例を、ピッキ
ング作業に使用するときを例にして説明する。まず、図
7(a)に示すように、移動棚13を第一の位置に位置
させる。この第一の位置にあり、かつ、下降ストッパで
18下支えされた状態の移動棚13上に第一の物品収容
箱17aを載せ、ピッキングを行う。
【0021】図7(b)に示すように、この第一の物品
収容箱17aについてのピッキングが終了したら、上記
下降ストッパー18を退避位置に位置させた状態で、第
一の物品収容箱17aの上部を押しながら移動棚13を
第二の位置に位置させる。この移動棚13の第二の位置
への移動途中、図4(c)に示すように移動棚13の端
部がロック板18の折り返し部の傾斜面を押し、ロック
板18に退避姿勢を取らせ、該傾斜面との係合が解除さ
れた状態で、図4(a)に示すようにロック板18にロ
ックされる。このロック状態で、第一の物品収容箱17
aは、直接ローラ4に支持され、その底面と移動棚13
とは離間している。なお、引き上げ付勢部材14の付勢
力を、物品収容箱及びこれに通常収容される物品の合計
重量とほぼバランスするように設定しておけば、第一の
位置から第二の位置への押し下げを楽にしたり、下降ス
トッパー18の退避位置への解除のみで、移動棚13及
び物品収容箱17aを自動的に降下させたりできる。
【0022】次に、図7(c)に示すように、第二の位
置にある第一の物品収容箱17aの上に第二の物品収容
箱17bを載せて、該第二の物品収容箱についてのピッ
キングを行う。
【0023】そして、この第二の物品収容箱17bにつ
いてのピッキングが終了したら、ローラ4上に支持され
ている第一及び第二の物品収容箱17a,17bを、台
車後方におして、図7(e)に示すように移動棚13の
上方をあける。この状態で、操作レバー22を操作して
ロック板18を退避させて移動棚13のロックを解除
し、移動棚13を第一の位置に復帰させる。この復帰途
中で移動棚13が作動位置にある降下ストッパー18に
ぶつかるので、降下ストッパーを図3(b)に示す退避
位置に逃がし、移動棚13をストッパーバー15及びス
トッパーリング16に付き当てて第一の位置に位置させ
た後に、再び降下ストッパー18を作動位置に戻す。
【0024】そして、図7(f)に示すように、第一の
位置にある移動棚13上に第三の物品収容箱17cを伸
させてピッキングを行う、この第三の物品収容箱17c
についてのピッキングが終了したら(図7(g))、第
一の物品収容箱17aについてのピッキング終了のとき
と同様にして移動棚13を第二の位置に移動させ、か
つ、該第二の位置の第三の物品収容箱17c上に第四の
物品収容箱17dをのさせる(図7(h))。
【0025】第四の物品収容箱17dについてのピッキ
ングも終了したら、図7(i)に示すように、ピッキン
グ物品を収容した物品収容箱の載置場所に台車1を移動
し、該場所の例えばコンベア23に台車をつけ、そのま
ま、支持台のローラ上の4つの物品収容箱を押し出し、
二点鎖線で示すように、該コンベア23に箱を移す。
【0026】以上、本実施形態の台車によれば、従来の
固定棚一枚を備え、一度に4つの物品収容箱を搭載でき
る台車と同じ、最大4つの物品収容箱を搭載できる。し
かも、4つすべての物品収容箱を、図2(b)に示すよ
うに、上方からセットできる。また、比較的下の位置の
設定、あるいは、第一の位置と第二の位置との間隔の設
定により、比較的下の位置に下げた移動棚上の物品収容
箱上に他の物品収容箱をのせても、該他の物品収容箱
が、電子機器の操作や目視を邪魔することなく、更に、
ピッキングや仕分けの際の物品収容箱へのアクセス(物
品投入や取り出し)時に、それまでアクセスしていた物
品収容箱についてのサクセス時の腕高さとほぽ同じ腕高
さで作業ができる。また、ピッキング終了後には、4つ
を一度に台車からおろすことができる。
【0027】図8(a)は他の実施形態に係るピッキン
グ又は仕分け用台車1の正面図、図8(b)は同台車1
の右側面図、図8(c)は同台車1の一部の断面図であ
る。この台車1は支持台3や左右フレーム5,6等の基
本的構造は、前述の実施形態に係る台車1と同じであ
る。異なる点は、第一の位置や第二の位置で移動棚13
を位置決めする機構が異なる点である。この台車1で
は、この位置決めのため、移動棚13と一体の部材であ
るスライダー12を、第一の位置と第二の位置との間の
移動方向で該移動間隔距離よりも長く形成し、かつ、該
スライダー12の少なくとも一部に常時対向するフレー
ム箇所、図示の例ではハンドル部7近傍に、該スライダ
ー12に対し係合及び係合解除可能なロック機構を設け
ている。図示の例のロック機構は、例えば図8(c)に
示すように、左右フレーム5,6それぞれの前短直立部
5a,6a(図8(a)では左フレームについて示す)
に、固定ホルダー31を介して揺動可能にロックハンド
ル30を取り付けている。そして、このロックハンドル
30の揺動中心軸部に偏心カム32を取り付けている。
偏心カム32が、図中実線で示すロックハンドル30の
揺動位置では上記スライダー12から離間し、二点鎖線
で示す揺動位置では上記スライダー12に係合してスラ
イダー12を上下移動不能にロックする。
【0028】本実施形態によれば、ロックハンドル30
を第一及び第二の位置の両方における移動棚13の位置
決めに兼用できる。また、第一の位置と第二の位置の間
の中間的な任意の位置で移動棚を位置決めすることもで
きる。
【0029】
【発明の効果】請求項1乃至のピッキング又は仕分け
用台車によれば、台車本体に取り付けた物品収容箱を保
持する保持部材が、第一の位置と第二の位置との間で移
動可能であるので、第一の位置と第二の位置のいずれか
一方の位置にある該保持部材に物品収容箱を保持させた
状態で、該一方の位置にある該保持部材あるいは該保持
部材に保持されている物品収容箱が、別の物品収容箱に
関するアクセスの邪魔になる場合に、該一方の位置にあ
る該保持部材を他方の位置に移動させることにより、邪
魔にならないようにできる。よって、この種の保持部材
を、固定的に設ける場合に比して、同等の搭載量を確保
しながら、物品収容箱に対するアクセス性を向上させる
ことができる。そして、第一の位置と第二の位置とが互
いに高さが異なるので、上下方向に物品収容箱の搭載ス
ペースを拡大できる。例えば、比較的上方である第一の
位置に保持部材を位置させて該保持部材に保持させた物
品収容箱についてピッキング又は仕分けを行ったのち、
該保持部材を下方である第二の位置に下げ、第二の位置
にある保持部材に保持されてる物品収容箱に別の物品収
容箱を重ねてのせることができる。このような使用手順
によれば、ピッキング又は仕分けを行う対象の物品収容
箱を、比較的上方である第一の位置に位置させることが
でき、従来のように下方の位置にある物品収容箱に対し
ての腰をかがめてのアクセスをしなくてよく、作業者の
腰痛なども防止できる。逆に、比較的下方である第二の
位置に保持部材を位置させて該保持部材に保持させた物
品収容箱についてピッキング又は仕分けを行ったのち、
該保持部材を上方である第一の位置に移動させれば、そ
れまで、該物品収容箱が占めていた空間が空くので、該
空間に別の物品収容箱を置くことができる。そして、支
持部材により上記第二の位置と第一の位置との間で移動
自在に支持され、かつ、保持部材が付勢手段により上方
に付勢されるので、該保持部材上の物品収容箱を下方の
第二の位置に移動させるときには、該物品収容箱の重さ
(ピッキングの場合には、加えて収容されている物品の
重さ)と上記付勢力との差分だけの力で軽く下方に押し
て保持部材を第二の位置に移動させることができる。
、降下ストッパーに作動位置を取らせることにより、
物品収容箱等の自重で保持部材が第一の位置より降下す
るのを規制できる。そして、ストッパーに退避位置を取
らせることにより、保持部材を押し下げ可能な状態にで
きる。請求項のピッキング又は仕分け用台車によれ
ば、上記保持部材を上記第二の位置に位置させれば、該
保持部材に保持されている物品収容箱を、台車本体の支
持台部に複数設け転動部材に支持させることができるの
で、該転動部材に支持させた状態で、該転動部材の転動
を利用して該物品収容箱を水平方向に容易に移動させる
ことができる。よって、該台車からの物品収容箱の積み
降ろしを、該転動部材上で楽に行うことができる。請求
のピッキング又は仕分け用台車によれば、台車本体
の支持台部上で、上記保持手段で保持されている物品収
容箱とは別に、水平面内において少なくとも一個分の物
品収容箱の載置スペースが別に確保されるので、保持部
材に保持されてピッキング又は仕分けが終了した物品収
容箱を、該載置スペースに移してピッキング又は仕分け
を継続することができる。
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るピッキング又は仕分け用台車1
の斜視図。
【図2】(a)は同台車1の平面図。(b)は同台車1
の正面図。(c)は同台車1の右側面図。
【図3】(a)及び(b)は同台車1の上ロック機構の
説明図。
【図4】(a)及び(b)は同台車1の下ロック機構の
説明図。
【図5】同台車1の下ロック位置の説明図。
【図6】(a)は同台車の部分拡大斜視図。(b)は同
台車の一部の断面図。
【図7】同台車1の使用態様の説明図。
【図8】(a)は他の実施形態に係るピッキング又は仕
分け用台車1の正面図。(b)は同台車1の右側面図。
(c)は同台車1の一部の断面図。
【符号の説明】
1 ピッキング又は仕分け用台車 2 車輪 3 支持台 4 ローラ 5 左フレーム 6 右フレーム 8 電子機器取り付け板 9 端末器 10 スキャナ 11 電源 12 スライダ 13 移動棚 14 引き上げ付勢部材 15 ストッパーバー 16 ストッパーリング 17 物品収容箱 18 降下ストッパー 19 支軸 20 ロック板 21 作動ワイヤ 22 操作レバー 23 コンベア
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 1/137 B62B 3/02 B62B 3/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物品収容箱を保持する保持部材を、第一の
    位置と、該第一の位置より低い第二の位置との間で移動
    可能に台車本体に取り付け、かつ、 該保持部材を上方に付勢する付勢手段と、 該保持部材を、上記第1の位置から降下するのを規制す
    る作動位置と規制しない退避位置とを取り得る降下スト
    ッパーと を設けたことを特徴とするピッキング又は仕分
    け用台車。
  2. 【請求項2】請求項1のピッキング又は仕分け用台車に
    おいて、上下に延びるシャフトと該シャフトに沿って移動可能な
    スライダとを設け、該スライドを介して上記保持部材を
    該シャフトに取り付けて上記第一の位置と第二の位置と
    の間で移動可能にした ことを特徴とするピッキング又は
    仕分け用台車。
  3. 【請求項3】請求項1又は2のピッキング又は仕分け用
    台車において、台車本体の支持台部に、上記物品収容箱を支持して転動
    可能な転動部材を複数設け、 上記第二の位置を、上記保持部材上の物品収容箱が該転
    動部材に支持されえる位置に設定した ことを特徴とする
    ピッキング又は仕分け用台車。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3のピッキング又は仕分
    け用台車において、上記台車本体を、上記物品収容箱を水平面内で複数載置
    できるように構成し、 上記保持手段を、台車本体の支持台部上に、水平面内に
    おいて少なくとも一個分の物品収容箱の載置スペースが
    別に確保されるように構成した ことを特徴とするピッキ
    ング又は仕分け用台車。
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