JP3225017B2 - 配管のユニット化・プレハブ化工法とそれに用いる分岐継手 - Google Patents

配管のユニット化・プレハブ化工法とそれに用いる分岐継手

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、建物の給
水用や給湯用の配管系、空調設備における冷・温水の配
管系などの配管工事を合理化する配管のユニット化・プ
レハブ化工法とそれに用いる分岐継手に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、多層集合住宅等の建物において
は、パイプシャフトに給水用や給湯用の主配管(縦管)
や空調用冷・温水の主配管(縦管)を配置し、これらの
主配管から分岐させた枝配管を天井裏又は床下の空間に
横引きし、この枝配管を炊事場の流し台や洗面台などの
給水・給湯機器や空調設備の室内ユニットに接続する形
態がとられている。
【0003】従来、この配管工事は、次のようにして行
われていた。例えば、上階の床スラブが施工される度
に、又は、所定の階層にわたる床スラブが施工される度
に、図5に示すように、床スラブの下(天井裏)から上
階の床スラブ下にわたる長さの主配管21と、チーズと
称されるT字状の分岐継手22と、枝配管23とを、そ
れぞれ単品の形で搬入し、各階において、床貫通スリー
ブ24を通して床スラブ下までの主配管21の施工を行
い、主配管21の上端部に分岐継手22を接続し、分岐
継手22の分岐管25に枝配管23を接続し、これらの
作業を、各階ごとに、順次、繰り返して行う一方、枝配
管23を床スラブ下に横引きして、これを給水や給湯機
器、空調設備の室内ユニット等に接続していた。
【0004】しかしながら、これによる場合は、各階ご
とに、床スラブ下の狭い空間部で主配管21を分岐継手
22に接続するため、作業が非常に厄介で、多大の手間
と時間を要し、非能率的であるだけでなく、分岐継手2
2に枝配管23を接続するために高所作業が余儀なくさ
れる等、安全確保の面でも問題があった。
【0005】このような従来欠点の解消策としては、例
えば、工場生産により、フレキシブルな配管を予め所定
長さに切断して主配管とし、この主配管を互いに分岐継
手を介して接続することにより、任意の複数階層にわた
る長さ又は全階層にわたる長さの主配管ユニットを製作
し、この主配管ユニットを、例えば、円筒部の両端にフ
ランジを設けたケーブルドラムのような適当なリールに
巻き取った状態で、建築現場に搬入し、主配管ユニット
を巻き戻しつつ、床貫通スリーブを通して上方に吊り上
げて、所定の階層にわたる配管を一挙に施工する主配管
のユニット化・プレハブ化工法が考えられる。
【0006】しかしながら、この場合でも、各階の床ス
ラブ下の、壁や床スラブで制限された狭い作業スペース
において、分岐継手に枝配管を接続する高所作業が必要
であり、施工性、安全確保の両面で問題があった。
た、分岐継手を備えた所定長さの硬質管体をフレキシブ
ルな管継手で順次連結して、多層建物の高さに応じた長
さの配管(主配管ユニット)を構成し、この配管をフレ
キシブル管継手の部分からジグザグ状に折り畳んだ状態
で建築現場に搬入し、この折り畳まれた配管を、床スラ
ブの貫通孔を通して、最上階まで吊り上げて、直線状に
立ち上げる配管のユニット化・プレハブ化工法も、特開
平5−68720号公報によって提案されている。 しか
しながら、この従来工法は、配管の立ち上げ後、分岐継
手に枝配管を接続する高所作業が必要である点では、上
述した主配管のユニット化・プレハブ化工法と大差がな
く、しかも、この従来工法による配管(主配管ユニッ
ト)は、分岐継手を備えた硬質の管体をフレキシブル管
継手の部分からジグザグ状に折り畳む構造であるため、
フレキシブル管継手とは別に分岐継手が必要で、継手に
よる接続作業が多くて、配管(主配管ユニット)自体の
製造が面倒である。 殊に、この従来工法では、配管(主
配管ユニット)が、硬質の管体をフレキシブル管継手で
接続し、当該フレキシブル管継手部分で折り畳む構造で
あるが故に、個々の管体が、例えば、同公報に例示され
ている通り、1階層分又は2階層分の長さである場合、
直線的な管体を、その一端部(フレキシブル管継手)を
支点に上方へ回動させるようにして、水平姿勢から垂直
姿勢へと立ち上げて、床の貫通孔に通すためには、床貫
通孔の内径がよほど大きくない限り、ジグザグ状に折り
畳まれて台車に搭載されている管体群を台車ごと水平方
向に移動させつつ立ち上げることが必要であり、従っ
て、台車搬入階の床上に、管体長さの2倍程度の作業ス
ペースを確保する必要がある。また、作業スペースが狭
くても済むように、個々の管体の長さを、同公報に例示
されている通り、1階層分よりも短く設定した場合に
は、フレキシブル管継手の数が増え、配管(主配管ユニ
ット)の製造がより一層面倒なものとなり、コストも高
く付くことになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者は、
上述した主配管のユニット化・プレハブ化だけでなく、
更に、フレキシブルな枝配管まで分岐継手の分岐管に接
続して配管ユニットを製作し、この配管ユニットをリー
ルごと建築現場に搬入し、図4に示すように、複数階層
分又は全階層の床スラブが構築された時点で、配管ユニ
ットUをリール26から巻き戻しつつ、床貫通スリーブ
24を通して上方に吊り上げることで、所定階層にわた
る主配管21及び枝配管23の配管作業を一挙に行う配
管のユニット化・プレハブ化工法を考えた。
【0008】この工法によれば、現場での作業工数が大
幅に削減され、高所作業からも解放されることになる。
ところが、既製の分岐継手22は、継手本体27の横側
部に分岐管25を直角に連設して構成され、分岐管25
の管接続口の流路軸線が継手本体27の流路軸線に対し
て直交する状態にあり、一方、枝配管23として、たと
えフレキシブルなものを用いても、無理なく曲げ変形す
るためには、或る程度の曲率半径が必要であるから、例
えば、枝配管23が25mm程度の細いフレキシブルな
管であっても、枝配管23は主配管21から400mm
程度(L)も離れて垂れ下がることになる。
【0009】従って、このような配管ユニットUでは、
リールによる巻取り自体が困難であり、たとえ、リール
に巻き取ることが可能であっても、配管ユニットUをリ
ールごと建築現場に搬入し、床スラブの構築後、配管ユ
ニットUをリールから巻き戻しつつ、床貫通スリーブ2
4を通して吊り上げるためには、枝配管23の曲率半径
を考慮して、床貫通スリーブ24を相当大径にしなけれ
ばならなず、その結果、床貫通スリーブ24からの墜落
事故の防止や飛来落下の養生など、安全対策が面倒なも
のとなり、配管工事後のダメ工事も増大するという新た
な問題が生じることが判明した。
【0010】本発明は、このような考察結果に基づいて
案出されたものであって、床貫通スリーブの内径を小さ
くして、床貫通スリーブからの墜落事故の防止や飛来落
下の養生などの安全対策を容易ならしめると共に、作業
スペースが狭くて済む配管のユニット化・プレハブ化工
法と、その工法に用いるのに好適な分岐継手とを提供す
ることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明が講じた技術的手段は、次のとおりであ
る。即ち、第1発明により提供される配管のユニット化
・プレハブ化工法は、予め、工場生産により、床スラブ
下から上階の床スラブ下にわたる長さのフレキシブルな
主配管の複数本を、流路の軸線がストレートな継手本体
の横側部に分岐管を連設し、この分岐管の管接続口を、
の流路軸線前記継手本体の流路軸線と平行状な下向
に構成してなる複数の分岐継手を介して接続し、か
つ、各分岐継手の分岐管にはフレキシブルな枝配管を接
続して、複数階層分又は全階層にわたる長さの配管ユニ
ットを製作し、この配管ユニットを、枝配管を主配管に
沿わせるようにしてリールに巻き取って、リールごと建
築現場に搬入し、複数階層分又は全階層の床スラブが構
築された時点で、この配管ユニットをリールから巻き戻
しつつ、床貫通スリーブを通して上方に吊り上げて、所
定階層にわたる主配管及び枝配管の配管作業を行うこと
を特徴としている。
【0012】上記の工法によれば、床スラブ下から上階
の床スラブ下にわたる長さのフレキシブルな主配管を、
分岐継手を介して接続するので、継手数が少なくて配管
ユニットの製造を容易かつ安価に行えるのみならず、
配管までユニット化・プレハブ化された配管ユニットを
用いて、所定階層にわたる主配管及び枝配管の配管作業
を行うので、現場での作業工数が大幅に削減され、高所
作業からも解放されることになる。
【0013】殊に、上記の工法では、1階分の長さの主
配管自体がフレキシブルであり、これらのフレキシブル
な主配管を分岐継手で接続して、リールに巻き取り、リ
ールから巻き戻しつつ上方へ吊り上げるようにしている
ため、配管ユニット搬入階における作業スペースが狭く
て済むことになる。しかも、分岐継手における分岐管の
管接続口を、その流路軸線が継手本体の流路軸線と平行
の下向きにしてあるので、配管ユニットをリールに巻
き取る際、分岐管に接続した枝配管を主配管に沿わせる
ことができて、リールによる配管ユニットの巻取り自体
が容易である上、配管ユニットをリールから巻き戻しつ
つ、床貫通スリーブを通して上方に吊り上げた際、分岐
管に接続した枝配管が主配管に沿うように垂れ下がり、
枝配管の主配管からの張り出し寸法が小さくなるので、
床スラブに設ける床貫通スリーブの内径が小さくて済
み、床貫通スリーブからの墜落事故の防止や飛来落下の
養生などの安全対策が容易になり、配管工事後のダメ工
事も少なくて済む。
【0014】第2発明により提供される分岐継手は、
求項1に記載の配管のユニット化・プレハブ化工法に用
いる分岐継手であって、流路の軸線がストレートな継手
本体の横側部に分岐管を連設し、この分岐管の管接続口
を、その流路軸線前記継手本体の流路軸線と平行
つまり、平行又は略平行)な下向きに構成し、継手本
体の上端から分岐管曲がり部分の面部とにわたって、
上面が外下がりに傾斜した引っ掛かりの防止を兼ねる補
強用のリブを連設した点に特徴がある。
【0015】この分岐継手を使用して上記の配管ユニッ
トを構成すれば、継手本体の上端から分岐管曲がり部分
面部とにわたって設けられた補強用のリブの上面を
外下がりに傾斜させて、引っ掛かり防止の機能を持たせ
てあるので、床貫通スリーブを通して配管ユニットを吊
り上げる際、床貫通スリーブの内径が小さくても、リブ
の傾斜上面が床貫通スリーブの下縁に摺接して、分岐継
手を床貫通スリーブの中心側へと案内することが可能で
あり、分岐管と床貫通スリーブ下縁との衝突による衝撃
を回避できると共に、分岐管を床貫通スリーブの下縁に
引っ掛けることなく、配管ユニットを楽に吊り上げるこ
とができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1,2は、本発明に係る分岐継
手1の一例を示す。この分岐継手1は合成樹脂製(また
は鉄やアルミなどの金属製)のものであって、流路の軸
線Pがストレートな継手本体2の両端に、例えばフレキ
シブルな主配管3を接着接続(接触面に接着剤を塗布し
て嵌合する)等の手段により接続するための接続口aを
設けると共に、この継手本体2の横側部に、例えばフレ
キシブルな枝配管4を接着接続等の手段により接続する
ための分岐管5を連設してある。分岐管5の流路はL字
状に形成されており、分岐管5の枝配管接続口bは、そ
の流路軸線Q継手本体2の流路軸線Pと平行状(即
ち、平行又は略平行)な下向きに構成されている。ま
た、前記継手本体2と分岐管5とにわたって分岐管5の
曲げ方向とは反対側の面部、より具体的には、継手本体
2の上端から分岐管5の曲がり部分の面部とにわたっ
て、上面が外下がりに傾斜した引っ掛かりの防止を兼ね
る補強用のリブ6が連設されている。
【0017】図3は、本発明に係る配管のユニット化・
プレハブ化工法の一例を示す。この工法は、例えば、多
層集合住宅のパイプシャフト7内に、給水用などの配管
をユニット化・プレハブ化して施工する工法であり、そ
の詳細は、次の通りである。
【0018】即ち、予め工場において、床スラブ下から
上階の床スラブ下にわたる長さのフレキシブルな主配管
3の複数本を、上記の構成よりなる複数の分岐継手1を
介して接着接続し、かつ、各分岐継手1の分岐管5には
所定長さのフレキシブルな枝配管4を接着接続して、複
数階層分又は全階層にわたる長さの配管ユニットUを製
作し、この配管ユニットUを、枝配管4を主配管3に沿
わせるようにしてリール8に巻き取り、リール8ごと建
築現場に搬入する。
【0019】建築現場においては、複数階層分又は全階
層の床スラブが構築された時点で、この配管ユニットU
を巻き戻しつつ、揚重機によりワイヤー9などを利用し
て、下階側から床貫通スリーブ10を通して上方に吊り
上げ、所定の階層にわたる配管を一挙に施工するのであ
る。
【0020】上記の工法によれば、枝配管4までユニッ
ト化・プレハブ化された配管ユニットUを用いて、所定
階層にわたる主配管3及び枝配管4の配管作業を行うの
で、現場での作業工数が大幅に削減され、高所作業から
も解放されることになる。
【0021】しかも、配管ユニットUに用いる分岐継手
1を、上記の通り、分岐管5の管接続口bの流路軸線Q
を継手本体2の流路軸線Pに対して平行状にして、配管
ユニットUの吊り下げ状態で枝配管4を主配管3に沿わ
せるようにし、この枝配管4の主配管3からの張り出し
寸法が小さくなるようにしているので、床スラブ11に
設ける床貫通スリーブ10として、径小のものを使用す
ることができ、その結果、床貫通スリーブ10からの墜
落事故の防止や飛来落下の養生などの安全対策が容易に
なり、配管工事後のダメ工事も少なくて済むのである。
【0022】殊に、上記の工法によれば、継手本体2の
上端から分岐管5曲がり部分の面部とにわたって設け
られた補強用のリブ6の上面を外下がりに傾斜させて、
引っ掛かり防止の機能を持たせてあるので、床貫通スリ
ーブ10を通して配管ユニットUを吊り上げる際、床貫
通スリーブ10の内径が小さいにもかかわらず、リブ6
の傾斜上面が床貫通スリーブ10の下縁に摺接して、分
岐継手1を床貫通スリーブ10の中心側へと案内するこ
とが可能であり、分岐管5と床貫通スリーブ10下縁と
の衝突による衝撃を回避できると共に、分岐管5を床貫
通スリーブ10の下縁に引っ掛けることなく、配管ユニ
ットUを楽に吊り上げることができるのである。
【0023】尚、上記の実施の形態では、給水用や給湯
用などの配管系を対象にして、それに接続する枝配管を
天井裏に横引きするものとして説明したが、枝配管を床
スラブ上に横引きする形態での実施も可能であることは
言うまでもない。
【0024】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、床スラ
ブ下から上階の床スラブ下にわたる長さのフレキシブル
な主配管を、分岐継手を介して接続するので、継手数が
少なくて配管ユニットの製造を容易かつ安価に行えるの
みならず、枝配管までユニット化・プレハブ化された配
管ユニットを用いて、所定階層にわたる主配管及び枝配
管の配管作業を行うので、現場での作業工数が大幅に削
減され、高所作業からも解放されることになる。 殊に、
請求項1に記載の発明によれば、1階分の長さの主配管
自体がフレキシブルであり、これらのフレキシブルな主
配管を分岐継手で接続して、リールに巻き取り、リール
から巻き戻しつつ上方へ吊り上げるようにしているた
め、配管ユニット搬入階における作業スペースが狭くて
済み、しかも、分岐継手における分岐管の管接続口を、
の流路軸線が継手本体の流路軸線と平行状な下向き
してあるので、配管ユニットをリールに巻き取る際、分
岐管に接続した枝配管を主配管に沿わせることができ
て、リールによる配管ユニットの巻取り自体が容易であ
る上、配管ユニットをリールから巻き戻しつつ、床貫通
スリーブを通して上方に吊り上げた際、分岐管に接続し
た枝配管が主配管に沿うように垂れ下がり、枝配管の主
配管からの張り出し寸法が小さくなるので、床スラブに
設ける床貫通スリーブの内径が小さくて済み、床貫通ス
リーブからの墜落事故の防止や飛来落下の養生などの安
全対策が容易になり、配管工事後のダメ工事も少なくて
済む等の効果がある。
【0025】請求項2に記載の発明によれば、継手本体
の上端から分岐管曲がり部分の面部とにわたって設け
られた補強用のリブの上面を外下がりに傾斜させて、引
っ掛かり防止の機能を持たせてあるので、床貫通スリー
ブを通して配管ユニットを吊り上げる際、床貫通スリー
ブの内径が小さくても、リブの傾斜上面が床貫通スリー
ブの下縁に摺接して、分岐継手を床貫通スリーブの中心
側へと案内することが可能であり、分岐管と床貫通スリ
ーブ下縁との衝突による衝撃を回避できると共に、分岐
管を床貫通スリーブの下縁に引っ掛けることなく、配管
ユニットを楽に吊り上げることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る分岐継手の斜視図である。
【図2】分岐継手の縦断側面図である。
【図3】本発明に係る配管のユニット化・プレハブ化工
法の説明図である。
【図4】本発明を比較するT字状の分岐継手を用いた配
管のユニット化・プレハブ化工法の説明図である。
【図5】従来の配管の施工説明図である。
【符号の説明】
1…分岐継手、2…継手本体、3…主配管、4…枝配
管、5…分岐管、6…リブ、8…リール、10…床貫通
スリーブ、b…管接続口、P,Q…流路軸線、U…配管
ユニット。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め、工場において、床スラブ下から上
    階の床スラブ下にわたる長さのフレキシブルな主配管の
    複数本を、流路の軸線がストレートな継手本体の横側部
    に分岐管を連設し、この分岐管の管接続口を、その流路
    軸線前記継手本体の流路軸線と平行状な下向きに構成
    してなる複数の分岐継手を介して接続し、かつ、各分岐
    継手の分岐管にはフレキシブルな枝配管を接続して、複
    数階層分又は全階層にわたる長さの配管ユニットを製作
    し、この配管ユニットを、枝配管を主配管に沿わせるよ
    うにしてリールに巻き取って、リールごと建築現場に搬
    入し、複数階層分又は全階層の床スラブが構築された時
    点で、この配管ユニットをリールから巻き戻しつつ、床
    貫通スリーブを通して上方に吊り上げて、所定階層にわ
    たる主配管及び枝配管の配管作業を行うことを特徴とす
    る配管のユニット化・プレハブ化工法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の配管のユニット化・プ
    レハブ化工法に用いる分岐継手であって、流路の軸線が
    ストレートな継手本体の横側部に分岐管を連設し、この
    分岐管の管接続口を、その流路軸線前記継手本体の流
    路軸線と平行状な下向きに構成し、継手本体の上端から
    分岐管曲がり部分の面部とにわたって、上面が外下が
    りに傾斜した引っ掛かりの防止を兼ねる補強用のリブを
    連設してあることを特徴とする分岐継手。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006077891A (ja) * 2004-09-09 2006-03-23 Sekisui Chem Co Ltd 配管ユニットおよび多層建築物の配管構法
JP2006105389A (ja) * 2004-09-10 2006-04-20 Sekisui Chem Co Ltd 継手及び分岐管付き継手、及びそれを用いた配管システム方法及び配管施工方法
KR101387229B1 (ko) * 2012-05-04 2014-04-21 전북대학교산학협력단 내구성이 보강된 유체촉매방식 분해유닛

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JPH10169837A (ja) 1998-06-26

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