JP6554683B1 - ミスト噴霧装置及びミスト噴霧管の設置方法 - Google Patents

ミスト噴霧装置及びミスト噴霧管の設置方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6554683B1
JP6554683B1 JP2018089963A JP2018089963A JP6554683B1 JP 6554683 B1 JP6554683 B1 JP 6554683B1 JP 2018089963 A JP2018089963 A JP 2018089963A JP 2018089963 A JP2018089963 A JP 2018089963A JP 6554683 B1 JP6554683 B1 JP 6554683B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
mist
hose
mist spraying
reel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018089963A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019196608A (ja
Inventor
小林 明
明 小林
小林 淳一
淳一 小林
拓人 小林
拓人 小林
Original Assignee
株式会社小林商店
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社小林商店 filed Critical 株式会社小林商店
Priority to JP2018089963A priority Critical patent/JP6554683B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6554683B1 publication Critical patent/JP6554683B1/ja
Publication of JP2019196608A publication Critical patent/JP2019196608A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
  • Nozzles (AREA)

Abstract

【課題】ミスト噴霧管の設置作業の作業性を向上させることができるミスト噴霧装置、及び、ミスト噴霧管の設置方法を提供する。【解決手段】このミスト噴霧装置10は、ノズル22を有する複数のミスト噴霧管20と、複数のミスト噴霧管20どうしを連結するホース25と、ホース25で連結された複数のミスト噴霧管20を、一対の支持部材3,4間に張設するためのワイヤ30と、ミスト噴霧管20及びホース25を、ワイヤ30に結束して、ワイヤ30と一体化させる結束部材35と、ワイヤ30に結束されたミスト噴霧管20及びホース25を、ワイヤ30と一緒に巻き取り可能で且つ繰り出し可能な第1リール50とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、一対の支持部材間に張設されて設置されるミスト噴霧装置、及び、ミスト噴霧管の設置方法に関する。
例えば、建物の解体現場や、建設現場、工場等においては、粉塵が飛散するのを防止するためや、作業者の熱中症予防等のために、水をミスト状にして作業空間に噴霧することが行われている。
下記特許文献1には、複数階からなる建築物の外周に、水を流すための管路を上向きに設置し、その上端に取付けられた噴霧ノズルから、水道水を噴霧するようにした、噴霧冷却システムが記載されている(特許文献1の図3及び図4参照)。
しかし、上記噴霧冷却システムにおいては、一本の管路の上端に、一つの噴霧ノズルが取付けられた構成であるので、噴霧ノズルによる水の噴霧範囲には限界があり、作業現場の隅々にまで水を噴霧することは難しい。
これに対して下記特許文献2には、温室やハウス等の屋根から、ロープ等の吊下げ具を介して、長尺の支持杆を吊下ると共に、この支持杆に、例えば、チェーンをリング状にして構成された支持具を介して、一本の長尺の送給パイプを吊下げた構造とした、散布装置が記載されている。また、送給パイプの軸方向には、複数の散布器(ノズル等)が装着されており、送給パイプに送給ホースから水を供給することで、複数の散布器から、水が広範囲に散布される。なお、長尺の送給パイプは、金属製のパイプ材を、適宜の接続手段で継ぎ足すことで構成されている(特許文献2の段落0009参照)。
特開2008−127804号公報 特許第2759749号公報
上記特許文献2の散布装置において、予め、複数のパイプ材を、接続手段を介して連結して、一本の長尺の送給パイプとしておくと、温室やハウス内等の限られたスペース内では、取り扱いが難しい。そのため、設置現場において、複数のパイプ材を順次連結させることとなるが、このような連結作業は煩雑であるため、送給パイプの設置作業性の点で問題がある。
したがって、本発明の目的は、ミスト噴霧管の設置作業の作業性を向上させることができるミスト噴霧装置、及び、ミスト噴霧管の設置方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一つは、一対の支持部材間に張設されて設置されるミスト噴霧装置であって、内部に水の流路を有し、外周に水をミスト状に噴霧するノズルを有する、複数のミスト噴霧管と、前記複数のミスト噴霧管どうしを連結するホースと、前記ホースで連結された複数のミスト噴霧管を、前記一対の支持部材間に張設するためのワイヤと、前記ミスト噴霧管及び/又は前記ホースを、前記ワイヤに結束して、前記ワイヤと一体化させる結束部材と、前記ワイヤに結束された前記ミスト噴霧管及び前記ホースを、前記ワイヤと一緒に巻き取り可能で且つ繰り出し可能な第1リールとを備えていることを特徴とする。
上記のミスト噴霧装置によれば、第1リールから、ワイヤを繰り出していくと、それに伴って、結束部材を介してワイヤに結束されたミスト噴霧管及びホースも繰り出されていき、ワイヤを一対の支持部材間に張設することで、ワイヤを介して、複数のミスト噴霧管及びホースを所定高さに設置することができる。また、複数のミスト噴霧管はホースに連結され、かつ、ミスト噴霧管及び/又はホースは結束部材でワイヤに結束されて一体化しており、この一体化した状態で第1リールに巻き取り且つ繰り出すことができるので、設置場所において、複数のミスト噴霧管にホースを逐次連結させる必要がなく、ミスト噴霧管の設置作業の作業性を向上させることができる。
本発明のミスト噴霧装置においては、前記第1リールは、前記ミスト噴霧管が巻き付く直線状巻き付け部と、前記ミスト噴霧管どうしを連結するホースが巻き付く湾曲状巻付け部とを有することが好ましい。
この態様によれば、ミスト噴霧管を直線状巻付け部に巻き付け、ミスト噴霧管どうしを連結するホースを湾曲状巻付け部に巻き付けることにより、第1リールに、ワイヤと一体化されたミスト噴霧管及びホースを、コンパクトな形状で巻き付けることが可能となる。
本発明のミスト噴霧装置においては、前記ワイヤは、前記ミスト噴霧管及び前記ホースよりも更に長く延出された先端部を有しており、前記第1リールから繰り出された前記ワイヤを巻き取る、第2リールを更に備えていることが好ましい。
この態様によれば、第1リールから繰り出されたワイヤの先端部を第2リールに連結して、第2リールによってワイヤを巻き取ることにより、一対の支持部材間に配設されたワイヤを張設しやすくすることができる。
本発明のミスト噴霧装置においては、前記一対の支持部材の少なくとも一方に取付けられ、前記ワイヤ、前記ミスト噴霧管及び前記ホースの進路を変える進路変更部材を更に備えていることが好ましい。
この態様によれば、第1リールを、例えば地上に設置して、第1リールから繰り出されたワイヤを、一方の支持部材に取付けられた進路変更部材を介して、他方の支持部材に渡し、ワイヤを引張ることによって、ワイヤを介してミスト噴霧管及びホースを支持部材間に張設することができる。また、第1リールを、例えば地上に設置できるので、重たいものを上方に運ぶ手間や労力を軽減できる。
本発明のミスト噴霧装置においては、前記進路変更部材は、前記支持部材の上端部から斜めに延出した延出部と、該延出部の基端及び先端に回転可能に支持されたローラとを有していることが好ましい。
この態様によれば、支持棒を支持部材に取付け、第1リールから繰り出されたワイヤを延出部の基端及び先端に設けられたローラを介して引っ張り出すことにより、ワイヤの進路を変えて、スムーズに引っ張り出すことができる。
一方、本発明のもう一つであるミスト噴霧管の設置方法は、内部に水の流路を有し、外周に水をミスト状に噴霧するノズルを有する、複数のミスト噴霧管と、前記複数のミスト噴霧管どうしを連結するホースと、前記ホースで連結された複数のミスト噴霧管を、前記一対の支持部材間に張設するためのワイヤと、前記ミスト噴霧管及び/又は前記ホースを、前記ワイヤに結束して、前記ワイヤと一体化させる結束部材と、前記ワイヤに結束された前記ミスト噴霧管及び前記ホースを、前記ワイヤと一緒に巻き取り可能で且つ繰り出し可能な第1リールとを備えたミスト噴霧装置を用い、前記第1リールからワイヤを繰り出して、一対の支持部材間に前記ワイヤを張設することにより、前記ワイヤと一緒に、前記ミスト噴霧管及び前記ホースを、前記一対の支持部材間に張設することを特徴とする。
上記のミスト噴霧管の設置方法によれば、第1リールからワイヤを繰り出すと、ワイヤと一緒にミスト噴霧管及びホースを繰り出すことができるので、ミスト噴霧管及びホースを設置場所で接続する作業を省略することができる。また、一対の支持部材間にワイヤを張設することによって、ワイヤと一緒にミスト噴霧管及びホースを張設できるので、ミスト噴霧管を空中に設置するための装置を簡略化できると共に、設置作業性を向上できる。
上記発明によれば、複数のミスト噴霧管はホースに連結され、かつ、ミスト噴霧管及び/又はホースは結束部材でワイヤに結束されて一体化しており、この一体化した状態で第1リールに巻き取り且つ繰り出すことができるので、設置場所において、複数のミスト噴霧管にホースを逐次連結させる必要がなく、ミスト噴霧管の設置作業の作業性を向上させることができる。
本発明に係るミスト噴霧装置及びミスト噴霧管の設置方法の、一実施形態を示す説明図である。 同噴霧装置を構成する、複数のミスト噴霧管、ホース、ワイヤを、結束部材で一体化した状態の、斜視図である。 同噴霧装置を構成する、複数のミスト噴霧管、ホース、ワイヤを、結束部材で一体化した状態の、拡大斜視図である。 同噴霧装置において、ミスト噴霧管とホースとの連結構造を示す斜視図である。 同噴霧装置を構成する第1リールの斜視図である。 同噴霧装置を構成する第1リールを示しており、(a)はその正面図、(b)は側面図である。 同噴霧装置を構成する第1リールに、複数のミスト噴霧管及びホースを巻き付けた状態の斜視図である。 同噴霧装置を構成する進路変更部材の他形状を示しており、(a)は第1他形状を示す説明図、(b)は第2他形状を示す説明図である。 本発明に係るミスト噴霧管の設置方法の1実施形態による第1作業工程を示す説明図である。 同設置方法の第2作業工程を示す説明図である。 同設置方法の第3作業工程を示す説明図である。
以下、図面を参照して、本発明に係るミスト噴霧装置、及び、ミスト噴霧管の設置方向の、一実施形態について説明する。
図1に示すように、このミスト噴霧装置10(以下、単に「噴霧装置10」ともいう)は、一対の支持部材3,4の間に張設されて設置されるものであって、この実施形態の場合、建物1の解体現場における粉塵飛散防止用及び空間冷却用に用いられる。また、一対の支持部材3,4は、建物1の解体現場の両側に設置される足場2,2の上方に、図示しないワイヤやロープ等で固定される、棒状のものとなっている。
なお、この実施形態における噴霧装置10は、建物1の解体現場に用いられるが、ミスト噴霧装置としては、これ以外にも、例えば、建物の建築現場や、工場の内部や外部、建物の屋内や屋外、競技場、市場、バザー会場、お祭り会場等の、様々な場所に適用することができ、特に限定はされない。また、前記支持部材としては、例えば、樹木等の自然物や、建物の一部等としてもよく、特に限定はない。
そして、図1や図2に示すように、この実施形態における噴霧装置10は、複数のミスト噴霧管20(以下、単に「噴霧管20」ともいう)と、これらを連結するホース25と、複数の噴霧管20を一対の支持部材3,4間に張設するためのワイヤ30と、噴霧管20及び/又はホース25をワイヤ30に結束して、ワイヤ30と一体化させる結束部材35と、ワイヤ30に結束された噴霧管20及びホース25を、ワイヤ30と一緒に巻き取り可能で且つ繰り出し可能な第1リール50とを備えている。
図3に示すように、この実施形態における噴霧管20は、内部に水の流路を有する、直管状をなしたパイプ本体21と、このパイプ本体21の両端部及び中央部に、パイプ本体21の軸方向に対して直交する向きで、パイプ本体21の外周から突出するように配置され、パイプ外周に向けて水をミスト状に噴霧する、複数のノズル22(ここでは3個)とを有している。また、図4に示すように、パイプ本体21の両端部には、ソケット状をなした第1連結部23が取付けられている。なお、ミスト噴霧管の形状や構造としては、上記態様に限定されず、例えば、ノズルが1個だけの短いパイプ状としたり、ノズルを2個或いは4個以上設けたりしてもよい。また、パイプ本体21にノズル22の方向を変えて複数取付けることもできる。
一方、ホース25は、ゴム等の可撓性材料で形成されたものであって、その両端部には、図4に示すような、プラグ状をなした第2連結部26が取付けられている。そして、このプラグ状をなした第2連結部26を、噴霧管20の、ソケット状をなした第1連結部23に差し込んだり抜き出したりすることで、第1連結部23に第2連結部26を着脱可能に連結することができ、その結果、図2や図3に示すように、ホース25を介して複数の噴霧管20,20どうしが連結されるようになっている。なお、複数の噴霧管20とホース25とを連結する連結構造としては、上記kのソケット状やプラグ状をなした連結構造以外にも、周知の構造を採用することができる。
また、ホース25で連結された複数の噴霧管20を、一対の支持部材3,4間に張設するためのワイヤ30は、この実施形態の場合、複数本の鋼線を捩り合わせてなる、いわゆるワイヤロープとなっている。なお、図2に示すように、このワイヤ30は、噴霧管20及びホース25よりも更に長く延出された先端部31を有しており、噴霧管20やホース25に結束部材35で結束された状態で、ワイヤ30のみが存在する部分が設けられるようになっている。
更に図3に示すように、この実施形態の結束部材35は、噴霧管20を複数のノズル22,22の間でワイヤ30と結束して、噴霧管20とワイヤ30とを一体化させると共に、ホース25とワイヤ30とを結束して一体化させるものとなっており、噴霧管20及びホース25の両方をワイヤ30に結束させるものなっている。ただし、結束部材35としては、噴霧管20とワイヤ30のみ、又は、ホース25とワイヤ30のみを結束してもよい。なお、結束部材としては、周知のハーネスバンドや、粘着テープ、輪ゴム等を用いることができる。
次に、ワイヤ30に結束された噴霧管20及びホース25を、ワイヤ30と一緒に巻き取り可能で且つ繰り出し可能な第1リール50について、図5〜7を参照して説明する。
この実施形態の第1リール50は、所定間隔をあけて平行となるように対向して配置された一対の側板51,51と、両側板51,51どうしを互いに連結する複数の連結棒52と、一対の側板51,51を、支軸55aを介して、回動可能に支持する基台55とを有している。
側板51は、長板状をなしており、互いに平行に直線状に延びる直線状側部51a,51と、円弧状をなすと共に、直線状側部51a,51aの端部どうしを連結する、円弧状側部51b,51bとを有している。
また、連結棒52は、側板51の、直線状側部51aの周縁に沿って所定間隔をあけて複数配置されて、両側板51,51どうしを互いに連結する、直線側連結棒52aと、側板51の円弧状側部51bの内側に配置され、両側板51,51どうしを互いに連結する、円弧側連結棒52bとからなる。
そして、図6(a)に示すように、一対の側板51,51の直線状側部51aと、その周縁に複数配置された直線側連結棒52aとによって、噴霧管20が巻き付く直線状巻き付け部53が構成され、一方、一対の側板51,51の円弧状側部51bと、その内側に配置された円弧側連結棒52とbによって、噴霧管20,20どうしを連結するホース25が巻き付く、湾曲状巻き付け部54が構成されるようになっている。この実施形態では、一対の直線状巻き付け部53,53と、その両端に配置された一対の湾曲状巻き付け部54,54とが設けられている。
その結果、図7に示すように、第1リール50の、一対の直線状巻き付け部53,53に、複数の噴霧管20が巻き付くと共に、一対の湾曲状巻き付け部54,54に、噴霧管20,20どうしを連結するホース25が巻き付くようになっている。
なお、この実施形態における上記第1リール50は、図1に示すように、一対の支持部材3,4のうち、一方の支持部材3が固定される、足場2の下方に設置されるようになっている。
また、図1に示すように、この実施形態の噴霧装置10は、更に、第1リール50から繰り出されたワイヤ30を巻き取るための、第2リール60を備えている。この第2リール60は、上記第1リール50と同一の構造となっているので、詳細な説明は省略する。なお、この第2リール60は、一対の支持部材3,4のうち、他方の支持部材4が固定される、足場2の下方に設置されるようになっている。また、第2リール60は、主としてワイヤ30の先端部31を巻き取るために用いられるので、円筒状をなす通常のリールで構成してもよい。
更に、この実施形態の噴霧装置10は、一対の支持部材3,4の両方に取付けられ、ワイヤ30、及び、ワイヤ30に一体化された噴霧管20及びホース25の、進路を変える進路変更部材70を備えている。
図1に示すように、この実施形態における進路変更部材70は、一対の支持部材3,4の上端部に取付けられて、外方に向けて水平に延びる支持棒71と、この支持棒71の所定位置に、ローラ支持部72を介して回転可能に支持されたローラ73とからなる。図1に示すように、この進路変更部材70によって、ワイヤ30や、噴霧管20、ホース25の進行方向を、垂直方向から水平方向に、又は、水平方向から垂直方向に、変更可能となっている。
なお、進路変更部材としては、上記態様に限定されず、図8に記載された態様であってもよい。図8(a)に記載の進路変更部材70Aは、支持部材3,4に取付けられる支持棒71と、この支持棒71の上端部から斜め外方に向けて延出した延出部74と、この延出部74の基端及び先端に回転可能に支持された一対のローラ73,73とを有している。
また、図8(b)に記載の進路変更部材70Bは、支持部材3,4に取付けられる支持棒71と、円弧状をなすと共に、前記支持棒71の上端部から外方に向けて延出した延出部75とを有している。
次に、上記構造をなした噴霧装置10を用いた、本発明によるミスト噴霧管の設置方法について説明する。
すなわち、このミスト噴霧管の設置方法は、上記構造をなしたミスト噴霧装置10を用いて、第1リール50からワイヤ30を繰り出して、一対の支持部材3,4間にワイヤ30を張設することにより、ワイヤ30と一緒に、ミスト噴霧管20及びホース25を、一対の支持部材3,4間に張設するように構成されている。
この設置作業について、より具体的に説明すると、その準備作業として、まず、図4に示すように、ホース25の第2連結部26を、噴霧管20の第1連結部23に差し込んで、第1連結部23に第2連結部26を連結する作業を行って、複数の噴霧管20をホース25で連結する。更に、ワイヤ30の先端部31を残して、ワイヤ30を、複数の噴霧管20及びホース25に沿わせると共に、ワイヤ30と噴霧管20やホース25とを、所定箇所で結束部材35によって結束することで、図2や図3に示すように、結束部材35を介して、ワイヤ30と、複数の噴霧管20と、ホース25とを一体化させる。
その後、ワイヤ30と一体化された噴霧管20及びホース25を、第1リール50に巻き付けると、図7に示すように、第1リール50の、一対の直線状巻き付け部53,53に、複数の噴霧管20が整列した状態で巻き付けられると共に、一対の湾曲状巻き付け部54,54に、噴霧管20,20どうしを連結するホース25が巻き付けられる。このように、この実施形態においては、複数の噴霧管20を直線状巻付け部53に巻き付けることができると共に、噴霧管20どうしを連結するホース25を湾曲状巻付け部54に巻き付けることができるので、第1リール50に、ワイヤ30と一体化された噴霧管20及びホース25を、コンパクトな形状で巻き付けることができる。
そして、図9に示すように、解体すべき建物1の一側部に設けられた、一方の足場2の下方に、ワイヤ30と一体化された噴霧管20及びホース25を巻き付けた、第1リール50を設置すると共に、建物1の他側部に設けられた、他方の足場2の下方に、第2リール60を設置する。
次いで、図9に示すように、第1リール50からワイヤ30を繰り出して、その先端部31を、一方の支持部材3に取付けた進路変更部材70のローラ73に引き掛けて、この進路変更部材70を介して、ワイヤ30の進行方向を垂直方向上向きから水平方向左向きに変更させると共に、更にワイヤ30を引っ張っていく。
その後、ワイヤ30を、建物1の一側部から他側部に向けて架け渡すように引っ張って、図10に示すように、ワイヤ30を、他方の支持部材4に取付けた進路変更部材70のローラ73に引き掛けて、この進路変更部材70を介して、その進行方向を水平方向左向きから垂直方向下向きに向けて変更させると共に、更に引っ張っていき、ワイヤ30の先端部31を、第2リール60の図示しない所定の連結棒52に連結させる。
この状態で、第2リール60でワイヤ30の先端部31を巻き取りつつ、第1リール50から、ワイヤ30と一体化された噴霧管20及びホース25を繰り出すことで、図11に示すように、進路変更部材70を介して、その進路が変更されて、一対の支持部材3,4の間に、複数の噴霧管20及びホース25が配置されていく。その後、更に第2リール60でワイヤ30を巻き取り、第1リール50から、ワイヤ30と一体化された噴霧管20及びホース25を繰り出していくと、図1に示すように、一対の支持部材3,4の間に、ワイヤ30を張設して、同ワイヤ30を介して、複数の噴霧管20及びホース25を、所定高さに設置することができる。
このように、この設置方法及び噴霧装置10においては、複数の噴霧管20はホース25に連結され、かつ、噴霧管20及び/又はホース25は結束部材35でワイヤ30に結束されて一体化しており、この一体化した状態で第1リール50に巻き取り且つ繰り出することができるので、設置場所において、複数の噴霧管20にホース25を逐次連結させる必要がなく、噴霧管20及びホース25を設置場所で接続する作業を省略することができるため、噴霧管20の設置作業の作業性を向上させることができる。また、一対の支持部材3,4間にワイヤ30を張設することによって、ワイヤ30と一緒にミスト噴霧管及びホースを張設できるので、噴霧管20を空中に設置するための装置を簡略化できると共に、その設置作業性を向上させることができる。
上記のようにして、所定場所に所定高さで、複数の噴霧管20を設置した後、図1に示すように、ホース25の最基端部を、給水車6に接続する。その状態で、給水車6を介して水が供給されると、ホース25を介して、複数の噴霧管20のノズル22から、水をミスト状に噴霧されるので、設置場所の空間を冷却することができ、作業者の熱中症等を予防することができる。
また、この実施形態においては、ワイヤ30は、噴霧管20及びホース25よりも更に長く延出された先端部31を有しており、第1リール50から繰り出されたワイヤ30を巻き取る、第2リール60を更に備えている。これによれば、第1リール50から繰り出されたワイヤ30の先端部31を第2リール60に連結して、第2リール60によってワイヤ30を巻き取ることにより、一対の支持部材3,4間に配設されたワイヤ30を張設しやすくすることができる。
更に、この実施形態においては、一対の支持部材3,4の少なくとも一方に取付けられ(ここでは両方の支持部材3,4)、ワイヤ30、ワイヤ30に一体化された、噴霧管20及びホース25の進路を変える進路変更部材70を更に備えている。これによれば、第1リール50を、例えば、地上に設置して、第1リール50から繰り出されたワイヤ30を、一方の支持部材3に取付けられた進路変更部材70を介して、他方の支持部材4に渡し、ワイヤ30を引張ることによって、ワイヤ30を介して噴霧管20及びホース25を支持部材3,4間に張設することができる。また、第1リール50を、例えば、地上に設置できるので、重たいものを上方に運ぶ手間や労力を軽減できる。
また、進路変更部材として、図8(a)に示すような、支持部材3,4に取付けられる支持棒71と、この支持棒71の上端部から斜めに延出した延出部74と、この延出部74の基端及び先端に回転可能に支持されたローラ73,73とを有する、進路変更部材70Aを採用した場合には、次のような作用効果を得ることができる。すなわち、支持棒71を支持部材3,4の一方又は両方に取付け、第1リール50から繰り出されたワイヤ30を、延出部74の基端及び先端に設けられたローラ73,73を介して引っ張り出すことにより、ワイヤ30の進路を変えて、スムーズに引っ張り出すことができる。
また、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で、各種の変形実施形態が可能であり、そのような実施形態も本発明の範囲に含まれる。
1 建物
2 足場
3,4 支持部材
6 給水車
10 ミスト噴霧装置(噴霧装置)
20 ミスト噴霧管(噴霧管)
21 パイプ本体
22 ノズル
23 第1連結部
25 ホース
26 第2連結部
30 ワイヤ
31 先端部
35 結束部材
50 第1リール
51 側板
51a 直線状側部
51b 円弧状側部
52 連結棒
52a 直線側連結棒
52b 円弧側連結棒
53 直線状巻き付け部
54 湾曲状巻き付け部
55 基台
55a 支軸
60 第2リール
70,70A,70B 進路変更部材
71 支持棒
72 ローラ支持部
73 ローラ
74,74 延出部

Claims (6)

  1. 一対の支持部材間に張設されて設置されるミスト噴霧装置であって、
    内部に水の流路を有し、外周に水をミスト状に噴霧するノズルを有する、複数のミスト噴霧管と、
    前記複数のミスト噴霧管どうしを連結するホースと、
    前記ホースで連結された複数のミスト噴霧管を、前記一対の支持部材間に張設するためのワイヤと、
    前記ミスト噴霧管及び/又は前記ホースを、前記ワイヤに結束して、前記ワイヤと一体化させる結束部材と、
    前記ワイヤに結束された前記ミスト噴霧管及び前記ホースを、前記ワイヤと一緒に巻き取り可能で且つ繰り出し可能な第1リールとを備えていることを特徴とするミスト噴霧装置。
  2. 前記第1リールは、前記ミスト噴霧管が巻き付く直線状巻き付け部と、前記ミスト噴霧管どうしを連結するホースが巻き付く湾曲状巻付け部とを有する、請求項1記載のミスト噴霧装置。
  3. 前記ワイヤは、前記ミスト噴霧管及び前記ホースよりも更に長く延出された先端部を有しており、前記第1リールから繰り出された前記ワイヤを巻き取る、第2リールを更に備えている、請求項1記載のミスト噴霧管設置装置。
  4. 前記一対の支持部材の少なくとも一方に取付けられ、前記ワイヤ、前記ミスト噴霧管及び前記ホースの進路を変える進路変更部材を更に備えている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のミスト噴霧装置。
  5. 前記進路変更部材は、前記支持部材の上端部から斜めに延出した延出部と、該延出部の基端及び先端に回転可能に支持されたローラとを有している、請求項4記載のミスト噴霧装置。
  6. 内部に水の流路を有し、外周に水をミスト状に噴霧するノズルを有する、複数のミスト噴霧管と、
    前記複数のミスト噴霧管どうしを連結するホースと、
    前記ホースで連結された複数のミスト噴霧管を、前記一対の支持部材間に張設するためのワイヤと、
    前記ミスト噴霧管及び/又は前記ホースを、前記ワイヤに結束して、前記ワイヤと一体化させる結束部材と、
    前記ワイヤに結束された前記ミスト噴霧管及び前記ホースを、前記ワイヤと一緒に巻き取り可能で且つ繰り出し可能な第1リールとを備えたミスト噴霧装置を用い、
    前記第1リールからワイヤを繰り出して、一対の支持部材間に前記ワイヤを張設することにより、前記ワイヤと一緒に、前記ミスト噴霧管及び前記ホースを、前記一対の支持部材間に張設することを特徴とするミスト噴霧管の設置方法。
JP2018089963A 2018-05-08 2018-05-08 ミスト噴霧装置及びミスト噴霧管の設置方法 Active JP6554683B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018089963A JP6554683B1 (ja) 2018-05-08 2018-05-08 ミスト噴霧装置及びミスト噴霧管の設置方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018089963A JP6554683B1 (ja) 2018-05-08 2018-05-08 ミスト噴霧装置及びミスト噴霧管の設置方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6554683B1 true JP6554683B1 (ja) 2019-08-07
JP2019196608A JP2019196608A (ja) 2019-11-14

Family

ID=67539754

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018089963A Active JP6554683B1 (ja) 2018-05-08 2018-05-08 ミスト噴霧装置及びミスト噴霧管の設置方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6554683B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020190167A (ja) * 2019-05-24 2020-11-26 日本リグランド株式会社 流体散布ユニット

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5295877U (ja) * 1976-01-16 1977-07-18
JP3002730B1 (ja) * 1999-01-14 2000-01-24 農林水産省四国農業試験場長 レ―ル懸垂式防除装置
JP5428257B2 (ja) * 2008-09-10 2014-02-26 株式会社大林組 冷却装置
JP5843278B2 (ja) * 2011-08-02 2016-01-13 株式会社小林商店 粉塵抑制用散水具及び建物の解体方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020190167A (ja) * 2019-05-24 2020-11-26 日本リグランド株式会社 流体散布ユニット
JP7002013B2 (ja) 2019-05-24 2022-01-20 日本リグランド株式会社 流体散布ユニット

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019196608A (ja) 2019-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6554683B1 (ja) ミスト噴霧装置及びミスト噴霧管の設置方法
JP2013176263A (ja) ケーブル敷設システム、敷設方法、および敷設治具
JP6312109B1 (ja) 仮設足場用安全装置
CN104747799A (zh) 超高大空间桁架内螺旋风管的安装装置及方法
MX2012005903A (es) Dispositivo para desenrollar y enderezar tubos metalicos bobinados.
CN110040646B (zh) 用于厂房屋面固定电动葫芦的方法
JP6842883B2 (ja) 天井膜施工方法
KR101352128B1 (ko) 파형관 풀림 장치
CN214255430U (zh) 一种排线穿线装置
JP5328840B2 (ja) 電線延線工法
JP5280175B2 (ja) 電線縦移線工法
JP2015078556A (ja) 工事用シートの設置方法とこの方法に用いる装置
JP2007308280A (ja) ケーブルドラム、ケーブル巻付け方法、及びケーブル敷設方法
CN208830745U (zh) V型网架安装通风结构用辅助装置
JP2013221324A (ja) 吊り足場の施工方法
AU2010214791A1 (en) Service Delivery Boom
JP5377361B2 (ja) 鋼管支柱へのネットの展張装置
JP4248668B2 (ja) 線条体の架設方法及びそれに用いられる螺旋状線材送り出し装置
JP2007215361A (ja) 架空ケーブルの布設工法
CN117810864A (zh) 一种柔性线材缠绕和引线装置
CN219399529U (zh) 一种防尘装置
CN212559200U (zh) 一种屋顶风机电机吊装装置
CN214337366U (zh) 入户配电箱埋地线管用电缆牵引装置
CN203883438U (zh) 一种用于电力施工的可移动放线架
CN214329833U (zh) 储罐消防喷淋环管安装旋转平台

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190417

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190422

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20190508

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190604

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190612

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6554683

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250