JP3224623B2 - フィッシュアイ検査装置 - Google Patents
フィッシュアイ検査装置Info
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- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
まれるフィッシュアイの検査を目的としたフィッシュア
イ検査装置に関する。
なって、フィッシュアイの走行方向に魚の目のような形
状で光学的歪みが発生したものである。従来より、フィ
ルムのフィッシュアイ検査用などに、ラインCCDカメ
ラを使用した検査装置が発表されている。これは、高周
波点灯蛍光灯、および、光ファイバをライン状に配列し
た照明装置を使用し、その透過光をラインCCDカメラ
で検出し、得られた画像を画像処理装置で処理するもの
である。
でフィッシュアイを照明すると、異物が核となったフィ
ッシュアイは検出できるが、ゲルが核となったフィッシ
ュアイは検出できない。また、光ファイバをライン状に
配列したような平行光でフィッシュアイを照明すると、
異物、ゲルが核となったフィッシュアイを、いずれも、
検出できるが、両者の判別は困難であった。
ルが核となったフィッシュアイを、いずれも、検出し、
しかも、両者の判別を行うことができるフィシュアイ検
査装置を提供することである。
課題解決に有効なセンシング方式と画像処理方式を工夫
されて、この発明が完成されるに至った。すなわち、こ
の発明のフィッシュアイ検査装置は、ライン状透過照明
装置と、ライン状透過照明装置の発光部と同一平面上の
位置から平行移動した位置で、移動するフィルム状被検
査物の正常部からの透過光を受光しない位置に配置した
ラインセンサと、ラインセンサで該フィルム状被検査物
上のフィッシュアイ画像を入力し、粒状の明欠陥画像
と、三日月状の明欠陥画像とを判別する画像処理装置と
からなることを特徴とするものである。
作用・動作する。センシング方式としては、ライン状透
過照明装置と、ライン状透過照明装置と同一平面上の位
置から平行移動した位置で、被検査対象物の正常部から
の透過光を受光しない位置に配置したラインセンサを使
用し、この方式により、核がゲルのフィッシュアイは、
粒状の明欠陥画像となり、核が異物のフィッシュアイ
は、三日月状の明欠陥画像となる。また、画像処理方式
としては、1パス方式の連結性処理方式で、移動方向の
膨張処理を行うことにより、粒状の画像と三日月状の画
像の判別を可能とする。
る。図1は、本発明の装置構成の一例を示すブロック図
である。1は、フィッシュアイが混入しているフィルム
であり、数m/分で走行している。フィッシュアイの最
小測定サイズは、100μmφである。2はライン状ラ
イトガイド(三菱レイヨン(株)製 光ファイバ 商品名
エスカを使用)であり、フィルム1を透過照明してい
る。3はラインCCDカメラ(三菱レイヨン(株)製 型
名 SCC−2048)であり、分解能5μm/画素、
視野10mmに設定している。
イド2と同一平面上の位置から、l(エル)mmだけ、平行移
動した位置で、正常部からの透過光を受光しない位置に
配置している。前記の距離l(エル)は、センシング条件に
よって異なるが、例えば、前記条件の場合、5〜7mmで
あった。4は画像処理装置(三菱レイヨン(株)製 型名
LSC−100)であり、ラインCCDカメラ3の画
像を処理して、指定範囲内のフィッシュアイ数をカウン
トしている。フィッシュアイは、核がゲルと異物に分類
され、さらに、大きさによるランク分けを行っている。
5はホストコンピュータ(日本電気(株)製 型名 FC
−9801)であり、画像処理装置4に対して、検査条
件の設定を行い、得られた検査結果の表示などを行う。
図2は、この発明による実施例と比較例とのセンシング
方式で入力したフィッシュアイ画像のビデオコピーの概
略図を示している。また、分解能は5μm/画素の場合
である。センシング方式A(比較例)は、高周波点灯蛍
光灯のような散乱光を使用した場合である。異物が核と
なったフィッシュアイは、異物の部分のみ透過光量が減
少しているため、検出できる。しかし、ゲルが核となっ
たフィッシュアイは、透過光量が僅かしか変化していな
いため、検出できない。センシング方式B(比較例)
は、光ファイバをライン状に配列した照明を、フィルム
と距離をおいて配置することにより、平行光に近い成分
のみを使用した場合である。また、光ファイバの出射部
は、ラインCCDカメラの受光部と平行で、しかも、同
一平面上になるように配置している。
ッシュアイの直径の約1/3の大きさの2個の黒い画像
に分割されている。これは、フィッシュアイの周辺部で
は、光学歪みのため透過光線が屈折して、ラインCCD
カメラの受光量が低下し、黒く検出されているのに対し
て、中心部では光学歪みが少ないこと、ライン状照明で
あることのため、ラインCCDカメラの受光量が低下し
なかったためである。また、異物が核となったフィッシ
ュアイは、孤立した画像であり、異物の周辺のフィルム
の光学的歪みがでている部分までを検出している。セン
シング方式C(比較例)は、センシング方式Bと類似で
あるが、光ファイバの出射部を2〜3mm分平行移動さ
せ、ラインCCDカメラの受光部と平行であるが、同一
平面上にないように配置したものである。ゲルが核とな
ったフィッシュアイと、異物が核となったフィッシュア
イは、いずれも、核の周辺のフィルムの光学的歪みがで
ている部分までを検出している。しかし、いずれも孤立
した画像であり、両者を判別することはできない。
グ方式Cと類似であるが、光ファイバの出射部を5〜7
mm分平行移動させた場合である。フィッシュアイは、前
記センシング方式A〜Cとは逆に、明欠陥画像となる。
ゲルが核となったフィッシュアイは粒状、異物が核とな
ったフィッシュアイは三日月状となるため、形状により
判別が可能となる。以上説明したように、センシング方
式A〜Dの中で、ゲルが核となったフィッシュアイと、
異物が核となったフィッシュアイを、いずれも検出で
き、しかも、1つの欠陥画像から、両者を判別できるの
は、センシング方式D(実施例)のみである。
ンシング方式Dで得られたような、粒状の明欠陥画像
と、三日月状の明欠陥画像を判別するための画像処理方
式は、種々の方式が考えられる。本発明では、ラインC
CDカメラからの画像信号を、一旦、画像メモリに記録
することなく、リアルタイム処理を行うことが必要とな
るため、1パス方式の連結性処理を行い、欠陥の水平フ
ェレ長、垂直フェレ長、面積、面積率(面積/(水平フ
ェレ長×垂直フェレ長))、縦横比(垂直フェレ長/水
平フェレ長)を測定している。この中で、面積の範囲か
ら、フィッシュアイと判定し、面積率から、粒状と三日
月状の判定を行うことにより、フィッシュアイの検査が
可能となる。
を、ゲルと異物に分類して検査可能であり、フィッシュ
アイ検査装置として有効である。
る。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 ライン状透過照明装置と、該ライン状透
過照明装置の発光部と同一平面上の位置から平行移動し
た位置で、移動するフィルム状被検査物の正常部からの
透過光を受光しない位置に配置したラインセンサと、該
ラインセンサで該フィルム状被検査物上のフィッシュア
イ画像を入力し、粒状の明欠陥画像と、三日月状の明欠
陥画像とを判別する画像処理装置とからなるフィッシュ
アイ検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03192993A JP3224623B2 (ja) | 1993-02-22 | 1993-02-22 | フィッシュアイ検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03192993A JP3224623B2 (ja) | 1993-02-22 | 1993-02-22 | フィッシュアイ検査装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06242022A JPH06242022A (ja) | 1994-09-02 |
JP3224623B2 true JP3224623B2 (ja) | 2001-11-05 |
Family
ID=12344670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03192993A Expired - Lifetime JP3224623B2 (ja) | 1993-02-22 | 1993-02-22 | フィッシュアイ検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3224623B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4756299B2 (ja) * | 2001-06-08 | 2011-08-24 | 日産自動車株式会社 | 表面欠陥検査装置 |
JP2005186615A (ja) * | 2003-12-05 | 2005-07-14 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 発泡シートの製造装置、およびそれを用いたプロピレン系樹脂製発泡シートの製造方法 |
EP2047961B1 (en) * | 2007-10-12 | 2011-06-08 | Mold-Masters (2007) Limited | Actuator position sensing for a needle-valve for injection molding |
JP5087463B2 (ja) * | 2008-04-28 | 2012-12-05 | 矢崎総業株式会社 | 混練押出機、及びコンパウンドの検査方法 |
-
1993
- 1993-02-22 JP JP03192993A patent/JP3224623B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06242022A (ja) | 1994-09-02 |
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