JP2895773B2 - 透明物品の検査装置 - Google Patents

透明物品の検査装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透明カプセルのよう
に、透明あるいは半透明隔壁に液体等を封入した透明物
品の、変形、傷、汚れなどの外観不良や、気泡、異物な
どの混入による内部不良を自動的に検出する検査装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】医薬カプセル等の検査を高速に行うため
には、高速搬送を行う搬送手段と、検査対象物に応じた
最適な照明手段、そして不良を検出するための画像処理
手段が必要であり、特にラインセンサカメラを用いて高
速外観検査を行う場合、その走査周期が短いため、適切
な照明が必要である。
【0003】例えば、高速搬送下で検査を行うための照
明装置としては、先に本出願人が特開昭63−5345
2号公報に開示したものがある。該照明装置の構成を図
7に基づいて説明する。これは光源7a,7b、この光
源7a,7bの前面に一方端である受光部6a,6bを
配設し、複数に分岐した他方端である投光部5a,5b
を透明物品1に向けて配設した光ファイバ束4a,4
b、前記投光部5a,5bと透明物品1との間に設けた
拡散透過性部材2とからなる照明装置であり、該拡散透
過性部材2の上部に設けたスリットSを通して、その上
方に設けたイメージセンサ8により透明物品1を撮像す
る。かかる照明装置では、光源7の熱影響を透明物品1
に与えることなく、透明物品1の表面を高輝度に照明す
ることができる。また拡散透過性部材2により、光の方
向性を様々に拡散させることで、検査に適した均質な照
明を作り出すことができる。
【0004】一方、本出願人は先にカプセル等の小物物
品を高速に搬送しながら外観検査する装置を、特公平5
−65405号公報にて提案した。これは、吸気口とな
るスリットと、このスリットの両側を走行するエンドレ
スベルトを主要な構成として、小物物品を吸引しながら
エンドレスベルトによって高速搬送し、テレビジョンカ
メラを用いて種々の角度から小物物品の外観を検査する
装置である。
【0005】一方、検査対象物が透明であることを利用
し、検査対象物の透過光を直接撮像する方法としては、
例えば、光源の前面に拡散透過性部材を配置し、透明検
査対象物の透過光を撮像装置で撮像するものが知られて
いる。この方法の場合、検査対象物に不良があると、そ
の部分で光が吸収または散乱し、検査対象物の透過光を
撮像すると不良部が他の部分より暗くなり、不良部が
「暗欠陥」として検出できる。
【0006】また、透明円筒状検査対象物の検査方法と
して、特開平4ー60448号公報に記載のものが公知
である。これはライン状照明装置によって間接光を含む
光を検査対象物に照明し、その透過光をCCDカメラで
受光するものである。カメラは、ほとんどの場合には直
接光を受光するが、間接光領域に不良があるとその散乱
光が受光される。よって、画像処理装置は、CCDカメ
ラで受光した全画像データの内で直接光による画像デー
タを除き、間接光領域の画像データについて不良検出を
行うことにより、間接光領域に不良があると、カメラで
散乱光が受光されるので「明欠陥」として検出できると
いうものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、透明物
品を検査対象物とした場合、反射光を用いる特開昭63
−53452号公報や特公平5−65405号公報に開
示された装置では光が該検査対象物を透過してしまうの
で表面からの反射光が得られず、イメージセンサによる
検査はできなかった。また、透過光を利用するもので
も、単に透過光を撮像したのでは、透明物品を透過した
光と、背景部分の光とを区別するための手段が必要であ
り画像処理手段が大型化するという問題点があった。
【0008】これは特開平4−60448号公報に開示
された散乱光を撮像する方法においても同様で、撮像デ
ータの中から、直接光による撮像データを除く必要があ
るので、画像処理部での処理が大型化する問題があり、
加えて、間接光領域にある不良の散乱光を捉えて不良の
検出を行うため、黒点不良や異物付着不良などのよう
に、不良部で光を吸収し散乱光を生じない不良の検出が
不可能であるという問題点があった。
【0009】さらに、透過光を用いた検知装置によって
横断面が円形状の対象物の検査を行う場合、検査対象物
の中央部と周辺部とで透過光量に違いが生じ、図4に示
すように周辺部の映像が中央部より暗くなる。そして、
透明物品1に不良30a,30bがある場合、撮像デー
タは、不良30a,30bの部分にて凹部を有する波形
となるが、周辺部の不良30bは変化量が相対的に少な
くなって特徴抽出が困難であり、中央部の不良30aと
比べて周辺部の不良30bは検出精度が低下する問題が
あり、また、透明物品1の周辺部の映像が暗いため、透
明物品1外周のエッジ抽出が困難となり、形状測定が不
安定となるという問題点もあった。
【0010】本発明は、これら問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、背景光の処理手段を持た
ない比較的簡易な画像処理手段を用いて、透明物品のご
とく反射光を利用できない対象物の光学検査を行い、検
査対象物に存在する傷不良や表面荒れ不良などのように
不良部分で光が散乱される不良をはじめ、黒点不良や異
物不良などのように不良部分で光が吸収される不良をも
検出する透明物品の検査装置を提供することにあり、ま
た他の目的は不良が中央部あるいは周辺部どちらの位置
に存在しても位置の影響を受けない透明物品の検査装置
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、互いに対向する状態で固定された一対のス
リット板と、スリット板の端縁間に形成されたガイドレ
ールと、ガイドレールの夫々に案内されて走行するエン
ドレスベルトと、スリット板をその一部として形成され
た負圧室によって構成された吸着搬送装置により搬送さ
れる横断面が円形状である透明物品の不良を判別する検
査装置であって、エンドレスベルト間には検査物品の直
径よりも小さな間隙が形成されており、エンドレスベル
トを中心とした上下方向の検査物品と逆の方向に、搬送
装置の負圧室を介して検査物品に照明光を照射する照明
装置及び照明光の光軸上に拡散透過性部材とが設けら
れ、エンドレスベルトを中心とした上下方向の検査物品
と同じ方向に、検査物品を撮像するイメージセンサ、イ
メージセンサと検査物品の間に設けられた偏光板及びイ
メージセンサから出力される画像信号を処理する画像処
理手段とからなることを特徴とするものである。
【0012】
【作用】本検査装置では、特定の照明装置を用いて横断
面が円形状である透明物品の透過光を撮像するため、透
明物品の一部を投光してもレンズ効果により全体が照明
され、検査に必要な十分な光量を得ることができる。そ
して、検査対象物に、傷、変形、汚点付着などの外観不
良や、異物混入などの内部不良が存在した場合、その不
良部においては光が吸収又は散乱を受けるため、撮像装
置にて検査対象物を撮像すると、該不良部において画像
信号が変化し、不良品と良品の判別が可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基づい
て説明する。図1は本発明にかかる検査装置を示す全体
図、図2は吸着搬送装置および照明装置の部分を示す説
明図である。また、図2に、透明物品1内における光の
進路を示す。図1に示したように、本実施例の吸引搬送
装置としては、特公平5−65405号公報に記載され
た吸着搬送装置を使用した。
【0014】図1において、19は透明物品を収納する
ホッパ、20はバイブレータ、21は透明物品1を一列
に整列させて送り出す整流機構、22はベルトコンベ
ア、23は第1の吸引搬送装置、24は第2の吸引搬送
装置、25は検査結果に応じて不良品又は良品のいずれ
かを選別する選別機構を示す。そして本実施例では、ホ
ッパ19より定量供給された透明物品1は一列に整列さ
れ、その上部を第1の吸引搬送装置23により吸着され
ながら搬送される。
【0015】この際、その第1の吸引搬送装置23での
搬送ライン上には、第1の検査装置27aを配置し、第
1の検査装置27aでは、透明物品1の下部より垂直方
向に投光とイメージセンサ8による撮像を行う。さら
に、第1の吸引搬送装置23に接続された第2の吸引搬
送装置24では、第1の吸引搬送機構23とは反対の透
明物品1の下部を吸着しながら搬送が行われ、その第2
の吸引搬送装置24での搬送ライン上に、第2の検査装
置26bを配置し、前記の第1の搬送装置23と同様
に、こんどは透明物品1の異なる側面の検査を行う。そ
して、これらの検査結果の総てを総合し、その結果によ
り選別機構25を作動させて、良品と不良品の選別を行
う。
【0016】次に、図2を用いて搬送系統を説明する。
Tは吸着搬送装置を示し、該吸着搬送装置Tは、互いに
対向する状態で固定された一対のスリット板10a,1
0bと、スリット板10a,10bの端縁間に形成され
たガイドレール11a,11bと、ガイドレール11
a,11bの夫々に案内されて走行するエンドレス丸ベ
ルト12a,12bと、スリット板10a,10b下部
に形成された負圧室13、負圧室13に接続された吸気
口14、吸気口14に接続した吸引ポンプ15によって
構成された吸引手段からなる。
【0017】そしてエンドレス丸ベルト12a,12b
間には、透明物品1の直径よりも小さな間隙16が形成
されており、この間隙16に吸引手段により生じた負圧
をもって透明物品1を吸引することにより所定位置にセ
ンタリングを行い、次いでエンドレス丸ベルト12a,
12bを駆動することにより吸着搬送を行うのである。
本実施例では、かかる吸引搬送装置Tにより搬送されて
いる透明物品1を検査する。
【0018】次に、図2を用いて検査系統を説明する。
1は内部に透明液体を封入した横断面が円筒状の透明カ
プセル、8はイメージセンサを示す。また、2は拡散透
過性部材、3は遮光板、4は光ファイバ束、5は投光
部、6は受光部、7は光源を示しこれらより照明装置L
が構成されている。吸引搬送装置T内部のエンドレス丸
ベルト12a、12bの下方に拡散透過性部材2が配設
され、イメージセンサ8、透明物品1、拡散透過性部材
2とを結ぶ光軸A1と、投光部5、受光窓17とを結ぶ
光軸A2との交点の位置に、反射ミラー18が45度の
角度で配設されており、受光窓17は、負圧室13内部
を負圧に保ちつつ、投光部5からの光を吸引搬送装置T
へ導くためのものであって投光部5の前面に配置され
る。
【0019】照明装置Lについて説明する。本実施例で
は、光源7は集光性の高い高輝度ランプであり、これに
より光ファイバ束4に効率よく光を入光させることがで
きる。光源7の前面には、光ファイバ束4の一方端であ
る受光部6が配設され、他方端である投光部5より冷光
が投光される。
【0020】光ファイバ束4は、光源7からの光を減衰
させることなく高輝度な状態で、投光部5まで導くため
のものであって、多数本の光ファイバを束ねて構成され
るものである。
【0021】拡散透過性部材2は、投光部5より発せら
れた光を拡散させて拡散光に変換するもので、乳白樹脂
板、スリガラス板、ビーム整形板等を用いることができ
る。投光幅dは、透明物品1の直径rより小さいことが
必要である。すなわち、投光幅dが該直径よりも大きく
なると、後述のごとくイメージセンサ8の出力信号が複
雑となり、後の判別処理が困難となるからである。図2
において明らかなように、エンドレス丸ベルト12a,
12b間には、透明物品1の直径よりも小さな間隙16
が形成されており、この間隙16が投光幅dとなるた
め、当然ながら直径rよりも投光幅dは小さくなる。
【0022】また、拡散透過性部材2と透明物品1の距
離は短い方が良い。すなわち、該距離が長い場合、透明
物体1に入射する光が検査平行面Bに対して垂直に近い
角度のみとなる。そのため、透明物品1内での光の屈
折、散乱が小さくなり検査部位が減少するおそれが生ず
る。
【0023】以上のごとき装置において、光源7より出
た光は、拡散透過性部材2によってあらゆる角度の光を
持つ拡散光となり拡散透過性部材2より放射される。そ
して、拡散透過性部材2の投光面は、遮光板によって投
光幅dが、透明物品の直径rより小さく設定されてスリ
ット状となっており、投光面の光が背景光としてイメー
ジセンサに直接進入することはない。
【0024】また、イメージセンサ8に入射する光に限
って図示すると、透明物品1とイメージセンサ8との距
離が透明物品1の直径rに対して大きいため、図2の矢
印のごとく近似平行光となる。そして、光は透明物品1
の内部を屈折して通過するので一種のレンズ効果を生じ
て、イメージセンサ8側から見た場合透明物品1の大部
分が照明されることとなる。
【0025】尚、本発明の検査対象となる透明物品1
は、その横断面が円形状のもの、例えば球体やカプセル
等の円筒状のものであって前記レンズ効果を生ずるもの
である。
【0026】また、拡散透過性部材を通過した光の偏光
角度は振動方向に偏りのないものであるが、透明物品を
透過する際、その中央部を通過した光と、周辺部を通過
した光とでは、異なった振動方向の偏りを有したものと
なる。よって、偏光板9cをイメージセンサ8の前面に
設けて、周辺部の光の透過量と中央部を通過する光の減
少量とのバランスをとり、透明物品1の中央部の透過光
と周辺部の透過光との光量差を減少させるごとく偏光角
度の設定を行うことにより、全体の透過光量は減少する
ものの中央部の透過光と周辺部の透過光との光量差が少
なくなって、後述のごとく検査精度を向上させることが
可能となる。
【0027】イメージセンサ8は、1次元または2次元
のCCDデバイス等を用いることができ、透過した光量
に応じて出力値が変化するものであれば特に限定されな
い。
【0028】画像処理手段は、イメージセンサ8の出力
値から、透明物品1の存在とその良否を判別するもので
ある。該手段の詳細について、イメージセンサ8に入力
された映像と走査位置Dにおける1次元出力値を示した
説明図である図3を用いて説明する。
【0029】図3(1)は、本発明の検査装置におい
て、イメージセンサ8に入射する光と該入射光に対応し
て出力される信号を示すものである。同図において、透
明物品1の存在する部分は均等に明るく、その他の背景
部分は暗くなっているので、透明物品1の部分のみで信
号が出力され、また透明物品1に傷51が存在すればそ
の部分で明確にレベルが落ち込むため、公知の画像信号
処理手段を用いて傷の判別を行うことができる。
【0030】一方、図3(2)は、本発明とは異なり単
に透明物品1の背後から照明を行った場合のイメージセ
ンサ8に入射する光と該入射光に対応して出力される信
号を示すものである。図3(2)の場合、透明物品1の
端部で、レベルの変化が生じるのでこれを検知する画像
処理手段を用いて透明物品1の認識を行うこともできる
が、画像信号処理手段は複雑化し、さらに傷51に起因
して発生したレベル変化と端部でのレベル変化を分別す
る手段も必要である。
【0031】さて、本発明では、透明物品1の横断面が
円形状であるため、前述のごとく、中央部の不良と比べ
て周辺部の不良は検出精度が低下し、さらに透明物品1
の周辺部の映像が暗いため、外周のエッジ抽出が困難と
なり、形状測定が不安定となり勝ちである。よって、前
述のごとく、イメージセンサ8の前面に偏光板9cを設
け、偏光角度を設定することにより、得られる画像信号
は図5の(A)に示すごとく、エッジ付近の信号がなだ
らかであってその微分出力が緩やかピークを示すものか
ら、(B)に示すごとくエッジ付近の信号も顕著なもの
となって、微分により明確なパルス信号を得ることがで
きる。
【0032】さらに、エッジ付近の信号が顕著なものと
なることから、不良部分を有する映像信号の微分信号
も、図6(A)に示すものから(B)に示すごときもの
となって、周辺部に存在する不良であっても顕著なピー
クを得ることができる。
【0033】次に、本実施例で用いた画像処理装置につ
いて説明する。まず撮像装置で撮像した映像信号を、増
幅・フィルタ回路に通すことで映像信号の増幅および雑
音除去を行い、さらに微分回路に通すことで画像中の特
異点に対応した特徴信号を得る。そしてこの特徴信号を
正負微分レベルコンパレータで分別して不良部分の判断
を行う。
【0034】すなわち、透明物品の走査位置に不良が存
在しない場合、ライン型CCDカメラの映像信号は図5
(B)のように略台形波形となる。この映像信号を微分
した微分信号は透明物品のエッジである映像信号の前縁
と後縁の部分にパルスが現れ、正負微分レベルコンパレ
ータの出力は映像信号の前縁と後縁に対応してパルス
(Hレベル)が現れる。このパルスは透明物品の外周部
分であるエッジの位置を現しているため、このパルスの
位置や間隔等を管理することにより透明物品の幅異状不
良や湾曲不良などの形状不良の検査を行うことができ
る。
【0035】またライン型CCDカメラによる透明物品
の走査位置に黒点不良や傷不良などが存在する場合、ラ
イン型CCDカメラの映像信号は図6(B)に示すよう
に、不良の存在に対応して凹部を有する波形となる。こ
の映像信号を微分した微分信号にも、映像信号の前縁と
後縁を示すパルスが現れるが、それ以外に他のパルスも
現れる。これが不良の存在を示すものとなるので、パル
スの数やパルス間隔等を監視することで、不良の判断を
行うことができる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、透過光を用いて検査を
行うことにより、透明ソフトカプセル等のような透明物
品の、変形、傷、汚点付着など傷不良や表面荒れ不良な
どのように不良部分で光が散乱される外観不良や、黒点
不良や異物不良などのように不良部分で光が吸収される
内部不良を、検査対象物以外の映像が出ないので比較的
簡易な画像処理手段で確実に自動検査することができ
る。
【0037】また、吸引搬送装置と組み合わせることに
よって、高速に検査を行うことができ、複数の照明装置
とイメージセンサを組み合わせることによって透明物品
の略全面を検査して精度を高めることができる。
【0038】さらに、イメージセンサの前面に偏光板を
設けることにより、不良が中央部あるいは周辺部どちら
の位置に存在しても位置の影響を受けず高精度に検出を
行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である検査装置全体を側面図
である。
【図2】本発明の一実施例の主要部を示す縦断面図であ
る。
【図3】イメージセンサに入力された映像と対応する出
力値を示した説明図である。
【図4】検査対象物の透過光量の説明図である。
【図5】偏光板による画像信号の変化を示す説明図であ
る。
【図6】偏光板による画像信号の微分信号の変化を示す
説明図である。
【図7】従来の照明装置の説明図である。
【符号の説明】
1 透明物品 2 拡散透過性部材 3 遮光板 4 光ファイバ束 5 投光部 6 受光部 7 光源 8 イメージセンサ 9 偏光板 L 照明装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−99992(JP,A) 特開 平1−138448(JP,A) 特開 平5−223746(JP,A) 特開 昭61−209126(JP,A) 特開 平3−297726(JP,A) 特開 昭59−114445(JP,A) 特開 平6−148095(JP,A) 特開 平4−236344(JP,A) 特開 平3−78647(JP,A) 特開 昭63−30750(JP,A) 実開 昭52−54646(JP,U) 実開 昭62−59608(JP,U) 特公 昭48−21590(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 21/84 - 21/90

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向する状態で固定された一対の
    スリット板と、スリット板の端縁間に形成されたガイド
    レールと、ガイドレールの夫々に案内されて走行するエ
    ンドレスベルトと、スリット板をその一部として形成さ
    れた負圧室によって構成された吸着搬送装置により搬送
    される横断面が円形状である透明物品の不良を判別する
    検査装置であって、 エンドレスベルト間には検査物品の直径よりも小さな間
    隙が形成されており、エンドレスベルトを中心とした上
    下方向の検査物品と逆の方向に、搬送装置の負圧室を介
    して検査物品に照明光を照射する照明装置及び照明光の
    光軸上に拡散透過性部材とが設けられ、 エンドレスベルトを中心とした上下方向の検査物品と同
    じ方向に、検査物品を撮像するイメージセンサ、イメー
    ジセンサと検査物品の間に設けられた偏光板及びイメー
    ジセンサから出力される画像信号を処理する画像処理手
    段とからなる検査装置。
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