JP3224297B2 - エチレンジアミン三酢酸の製造 - Google Patents
エチレンジアミン三酢酸の製造Info
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Description
はそれの塩類(例えばED3ANa3)はキレート化学分
野における用途を有しており、そして強いキレート化用
重合体、油溶性キレート剤、表面活性剤などの製造にお
ける出発物質として使用することができる。エチレンジ
アミン三酢酸の合成用の従来方法はそれのN−ベンジル
誘導体を介して行われており、それを次にアルカリ性溶
液中で加水分解してED3ANa3とし、それの2−オ
キソ−1,4−ピペラジン二酢酸(3KP)誘導体への環
化を避けている。クロロ酢酸とエチレンジアミンとのア
ルカリ性縮合並びにジアミンとホルムアルデヒドおよび
シアン化ナトリウムとのカルボキシメチル化の両者によ
り試みられている合成は、希望する生成物を与えるため
の複雑な抽出技術(例えば沸騰しているジメチルホルム
アミド中での3KPのほとんど唯一の溶解性、カナディ
アン・ジャーナル・オブ・ケミストリー、1970、4
8(1)、163−175)を必要とする複雑な混合物を
生じ、そしてそうしても比較的劣悪な収率でしか得られ
ない。さらに、従来方法は大量の例えばエチレンジアミ
ン四酢酸(ED4A)の如き副生物も生じる。副生物が特
に邪魔な場合には、比較的純粋な溶液を得るためには複
雑な遮蔽技術が必要であった。
一合成例が、ケミカル・アブストラクツ(Chemical Abst
racts)78、71巻、451頁、18369c、196
9中に示されている。そこでは、エチレンジアミンをC
lH2CCO2Hと1:3モル比で塩基性溶液中で10℃
において24時間反応させて混合物を生成し、それをC
o(III)を用いて錯体生成させることによりそこからエ
チレンジアミン−N,N,N′−三酢酸を分離できると開
示されている。生じたコバルト錯体はイオン交換により
単離することができる。
れの塩類を高い転化率および優れた収率で製造すること
が望まれていた。
れの塩類の簡単な合成方法を提供する本発明により克服
された。特に、N,N′−エチレンジアミン二酢酸(ED
2AH2)の塩をホルムアルデヒドと反応させて安定な5
員環中間生成物を製造する。この環式物質を越えてのシ
アン化物の付加により、エチレンジアミンN,N′−二
酢酸−N′−シアノメチルまたはそれの塩類(モノニト
リル−二酸)が生成する。このニトリルは水溶液中で瞬
間的に環化して3KPまたはそれの塩類を生成し、それ
が望まれていた環式中間生成物である。過剰量の塩基の
存在下で、ED3Aの塩類が優れた収率および純度で製
造される。
2AHaXbであり、ここでXは塩基カチオン、例えば
アルカリまたはアルカリ土類金属であり、aは1−2で
あり、そしてbは0は01である。反応前に反応混合物
を酸性化してカルボキシメチル−2−オキシピペラジン
(ラクタム)の完全な生成を確実にすることもできる。
ホルムアルデヒドを加えると、本質的にヒドロキシメチ
ル誘導体を生成する。シアン化物源の添加で、1−シア
ノメチル−4−カルボキシメチル−2−ケトピペラジン
(モノニトリル−酸)またはそれの塩が製造される。C
H2Oおよびシアン化物源の代わりに、ホルムアルデヒ
ドおよびシアン化源の反応生成物であるHOCH2CN
をこの方法で使用することもできる。適当な塩基または
酸の添加で、この物質を加水分解して3KPにすること
ができる。塩基の添加はこの環構造を開環してED3A
の塩を製造する。
有用な適当なエチレンジアミン二酢酸の塩類には、アル
カリおよびアルカリ土類金属塩類、特にナトリウムおよ
びカリウム塩類、が包含される。説明目的用にはナトリ
ウム塩を用いているが、本発明の精神および範囲から逸
脱しない限り他の塩類も使用できることを理解すべきで
ある。全体的反応方式における段階Iは5員環構造であ
る1,3−ビス(カルボキシメチル)イミダゾリジンを生
成するためのホルムアルデヒドと酢酸N,N′−エチレ
ンジアミン二ナトリウムとのアルカリ性縮合であり、そ
してそれを以下に示す:
−1であり、b=1−2であり、ここでa+b=2であ
る]上記の反応は別の塩基の存在下で実施することもで
きる。適当な塩基類には、アルカリおよびアルカリ土類
金属水酸化物類、好適には水酸化ナトリウムおよびカリ
ウム、が包含される。化合物(I)はEDDANa(1.0
→2.0)とホルムアルデヒドとの架橋反応生成物であり、
本発明者はそれがED3A合成における安定な中間生成
物であることを見いだした。化合物(I)は0°−11
0℃の間で容易に製造される。段階Iの反応は急速に進
行しそして約7.0より高いpHにおいて容易に生成さ
せる。使用温度は好適には約0−65℃、最も好適には
15−65℃、であるが、65℃より高い温度を使用す
ることもできる。ホルムアルデヒドは化学量論的量で使
用することができるが、わずかなモル過剰量、好適には
0.5−2.0%、を使用することが好ましい。好適に
は、ホルムアルデヒドの濃度は水溶液中では55%以下
である。パラホルムアルデヒドを使用することもでき
る。
において容易に製造される。反応は溶液の沸点以下の温
度において行うべきである。反応速度を速めるために
は、好適には反応は約0℃−約65℃の温度において、
最も好適には約15°−65℃において、実施される。
適当なシアン化物源には、気体状のシアン化水素、シア
ン化水素の水溶液、またはアルカリ金属シアン化物、例
えばシアン化ナトリウムもしくはシアン化カリウム、な
どが包含される。シアン化物は化学量論的量で使用する
ことができるが、わずかなモル過剰量、好適には0.5
−2.0%、を使用することもできる。
からモノアミド−二酸化合物(III)(部分的に加水分
解されたモノニトリル二酸)への加水分解であり、それ
が瞬間的に環化して3KPとなる。化合物(IV)は例え
ばアルカリ金属またはアルカリ土類金属水酸化物類の如
き塩基の存在下で容易に生成する。好適には、塩基はN
aOHである。<3.0Mの塩基:1MのED2AH2、
好適には<2.0Mの塩基:1MのED2AH2、のモル
比が使用される。それより高い濃度の塩基(すなわち>
3.0Mの塩基:1MのED2AH2)は、特に>65℃
の温度においては、二酸モノニトリルの幾らかの不均化
を起こしそして幾らかのED4A(エチレンジアミン四
酢酸)が生成する。特に、同時に起きる3KPの加水分
解およびモノニトリル−二酸の不均化に起因するかもし
れない高温反応が実施されそして高いED4Aの濃度
(>2.0Mの塩基:1MのED2AH2)が使用される
時には、ED4Aの濃度は使用される苛性の過剰量と正
比例するということが見いだされている。塩基対ED2
Aのモル比が<2.0である時には、比較的高い温度を
使用することができる。また、段階IIIでは、アンモニ
アが同一分子上でアミド基とイミノ基の間で除去され
る。しかしながら、比較的低い温度(<65℃)におい
ては、比較的大量(>2.0M)の塩基を使用すること
ができそして式(II)の加水分解が進行して環化なしで
直接ED3Aとすることができる。
には1モル過剰量の苛性、の添加による3KPNa2の
加水分解である。この量は水溶液中で40%ED3AN
a3溶液より約5重量%過剰量の(遊離)苛性である。
溶液を大気圧下で沸騰させて希望する濃度にする。好適
には、温度を段階IIIにおける温度から沸点まで約30
分間−約6時間の期間にわたり上昇させることにより反
応が実施される。
ED3ANa3を与え、約2%の3KPNa2が閉環構造
として残っている。これはED3ANa3への約94%
の転化率に相当しており、物質の残りの6%が3KPN
a2として存在している。この物質をpH<6.0となる
まで酸性化してED3AH3を製造することはできず、
その理由は3KPH2への環化が実際に起きるであろう
からである。
a3への転化率を生じ、残りの割合は3KPNa2であ
り、事実上100%の合計物質均衡を与える。反応は広
いpH範囲において可能である。
2AHaXbであり、ここでXは塩基、例えばアルカリま
たはアルカリ土類金属であり、aは1−2であり、そし
てbは0−1である。シアン化物源の添加の前、最中ま
たは後に、反応混合物を3以下のpKaを有する酸類を
用いて酸性化してカルボキシメチル−2−オキソピペラ
ジン(ラクタム)の完全な生成を確実にすることもでき
る。ホルムアルデヒドを加えると、本質的にヒドロキシ
メチル誘導体を生成する。シアン化物源の添加で、1−
シアノメチル−4−カルボキシメチル−2−ケトピペラ
ジンまたはそれの塩が製造され、そして反応混合物を冷
却した後に一般的方法により結晶形で良好な収率で単離
することができる。転化率は定量的である。さらに、C
H2Oおよびシアン化物源の代わりに、ホルムアルデヒ
ドおよびシアン化物の反応生成物であるHOCH2CN
をこの方法で使用することもできる。適当な塩基または
酸の添加で、この物質を加水分解して3KPとすること
もできる。塩基(>2.0当量であるが3.0当量以上が
好適である)の添加でこの環構造を開環してED3Aの
塩を製造する。反応混合物の加熱が反応速度を促進させ
る。
クタム(カルボキシメチル−2−オキソ−ピペラジン)
を製造させ、そしてラクタムがクロロまたはブロモ酢酸
と反応してED3Aまたは3KPを製造する。
験目的用だけのものである。はるかに簡単なED2AH
2の製造方式が可能である。当技術で既知のいずれの方
式もED2AH2およびそれの塩類の製造用に使用する
ことができ、そして本発明は特定の方式に限定されるも
のではない。
に保ちながらEDDANa2を硝酸を用いて5.50のp
Hまで酸性化することにより得られたEDDAH2(9
8.20%)から全てのバッチが合成された。生じたス
ラリーをブフナー漏斗を用いて水アスピレーターにより
供される真空下で濾過した。フィルターケーキを約7リ
ットルの氷冷H2Oで洗浄した。乾燥を促進させるため
に、ケーキを次に約1リットルのMeOHで洗浄した。
結晶を次に深さが1インチのステンレス鋼トレーの上に
置き、ストークス真空乾燥器モデル338F中で40℃
において4mmHg真空下で12時間にわたり乾燥し
た。約2kgの白色の結晶性粉末が回収された。この粉
末の分析は、それが98.2%のED2AH2であること
を示していた。
された。88gのED2AH2を500ml円錐フラス
コに充填し、そして180mlのH2Oで希釈した。ナ
トリウム塩を必要な比で得るために、50%の苛性を使
用した。この溶液を30分間撹拌し、そして次に1リッ
トルの5首丸底フラスコに充填した。次に円錐フラスコ
を20mlのH2Oで洗浄し、そして洗浄液を丸底フラ
スコに移した。丸底フラスコには磁気撹拌棒、コンデン
サー(エチレングリコール/H2O@0℃)、0−25
0℃の水銀温度計、および温度を希望する水準に保つた
めのラブ比例調節器に信号を供するJ−型熱電対が備え
られていた。パワースタット可変性自動変換器を介して
ラブ調節器により調節されているガラス−コル加熱マン
トルを使用してフラスコの内容物を加熱した。37%の
CH2Oおよび100%のHCNをそれぞれ約1g/分
および0.50g/分で0.5の設定のEMIマイクロ計
量ポンプにより1/8″テフロン管を介してフラスコに
ポンプで送った。テフロン計量弁および上記と同じ冷却
剤を有するコンデンサーが備えられている125mlの
添加漏斗をポンプで送られる反応物用の受器として使用
した。表1は、反応の段階3までに行われた実験に関す
る結果を示している。表2は9種の条件で製造されたE
D3Aに関する結果を示している。
そして生成物への転化率が優れていることを示してい
る。ED3Aは銅(II)塩滴定により測定され、そして
3KPは高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)によ
り測定された。表1中の最後の項は反応の段階3に関す
る物質均衡を示している。表2中の第9項は再環化を基
にした生成物の%転化率を示している。再環化は、反応
物質の試料をHClを用いて2.0のpHまで酸性化す
ることにより、行われた。これらの試料を次に炉の中で
40℃で一夜放置し、そして次にベンチ上で室温で2時
間放置し、その後に分析した。この技術を使用して全て
の生成物が確実に3KPH2へ再環化されたという滴定
結果を実証した。物質均衡は滴定されたものほど良好で
はないが、これはHPLC誤差および希釈誤差などによ
るかもしれない。
を用いてスラリー化した。37%のCH2OおよびHC
Nを前記の実験と同じ方法で加えた。塩類は存在してい
なかった。反応は本発明の第二態様中に記されている如
く進行したことが見いだされた。ED2AH2、水およ
びホルムアルデヒドが反応してラクタムのヒドロキシメ
チル誘導体を与え、それがHCNと反応して環化された
モノ−ニトリル−一酸を与える。この溶液を一夜65℃
で反応させると、HPLCによる分析でクロマトグラム
上で1個の大きなピークが見いだされ、それは1−シア
ノメチル−4−カルボキシメチル−2−ケトピペラジン
であると後で確認された。次にバッチを2個の分割し
た。溶液を<50℃に冷却した時には、結晶が沈澱し、
それらを次に約70%の収率で単離した。バッチの他の
半分を苛性(2:1モル比、NaOH:EDDA)を用
いて加水分解すると、NH3が遊離し、そして3KPN
a2が唯一の生成物であったことが見いだされた。この
ことは物質がモノ−ニトリル−二酸であったことを示唆
している。次にC13NMRによりこの構造の最終的確認
が行われた。濃縮、pH調節、追加冷却などにより容易
になされる結晶の回収率を高めるための試みは行われな
かった。
いて行われた。17.6グラムのEDDAH2を水中でス
ラリー化した。溶液を約70℃に加熱し、そして5.7
グラムのグリコロニトリルを加えた。3個の試料を約2
0分間隔で採取した。これらの試料のHPLCによる分
析はモノニトリル一酸中での漸進的増加を示したが、そ
れは定量化されなかった。
Claims (10)
- 【請求項1】 エチレンジアミン三酢酸の塩類の製造方
法において、 a.ホルムアルデヒドをエチレンジアミン二酢酸のアル
カリ金属またはアルカリ土類金属塩と反応させ、 b.段階aの生成物をシアン化物源と反応させ、 c.生成したモノアミド−二酸の瞬間的環化を起こし、
そして d.段階cの環化生成物を少なくとも1当量のアルカリ
金属またはアルカリ土類金属水酸化物と反応させること
を含んでなる方法。 - 【請求項2】 ホルムアルデヒドおよびエチレンジア
ミンアルカリ金属二酢酸塩の反応を約0°〜約65℃の
温度において実施する、請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 ホルムアルデヒドおよびエチレンジアミ
ンアルカリ金属二酢酸塩の反応を約15°〜約65℃の
温度において実施する、請求項1に記載の方法。 - 【請求項4】 段階bの反応を約0°〜約65℃の温度
において実施する、請求項1に記載の方法。 - 【請求項5】 段階bの反応を約15°〜約65℃の温
度において実施する、請求項1に記載の方法。 - 【請求項6】 該ホルムアルデヒドをわずかなモル過剰
量で使用する、請求項1に記載の方法。 - 【請求項7】 該シアン化物源をわずかなモル過剰量で
使用する、請求項1に記載の方法。 - 【請求項8】 段階dにおいて溶液を約30分間−約6
時間の期間にわたり加熱沸騰させる、請求項1に記載の
方法。 - 【請求項9】 該アルカリ金属水酸化物を該環化生成物
に少なくとも1モル過剰量で加える、請求項1に記載の
方法。 - 【請求項10】 該シアン化物源がシアン化水素および
アルカリ金属シアン化物からなる群から選択される、請
求項1に記載の方法。
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