JP3223819B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP3223819B2
JP3223819B2 JP30465696A JP30465696A JP3223819B2 JP 3223819 B2 JP3223819 B2 JP 3223819B2 JP 30465696 A JP30465696 A JP 30465696A JP 30465696 A JP30465696 A JP 30465696A JP 3223819 B2 JP3223819 B2 JP 3223819B2
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    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F1/00Room units for air-conditioning, e.g. separate or self-contained units or units receiving primary air from a central station
    • F24F1/0007Indoor units, e.g. fan coil units
    • F24F1/0011Indoor units, e.g. fan coil units characterised by air outlets
    • F24F1/0014Indoor units, e.g. fan coil units characterised by air outlets having two or more outlet openings

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、前方から吸い込
んだ空気を上下方向と左右方向の4方に吹き出す空気調
和機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、空気調和機としては、壁面に取り
付けられた略長方形状のケーシング内にクロスフィン熱
交換器とクロスフローファンとを配置して、ケーシング
の下側に設けられた吹出口から空調空気を吹き出すもの
がある。しかしながら、上記空気調和機は、壁面からの
出っ張りが大きく、奥行きを薄くすることができないた
め、室内のインテリアに合わないという欠点がある。そ
こで、本願出願人は、薄型化により室内のインテリア性
を向上できる空気調和機の室内機を製作した。この空気
調和機は、熱交換器と、その熱交換器の後面側に配置さ
れ、前面側から吸い込んだ空気を軸に対して半径方向外
向に吹き出すターボファンとを備えている。上記空気調
和機は、上下方向と左右方向の4方に吹き出す吹出口と
各吹出口に取り付けられた上下左右のフラップとを備え
て、後面側が壁面に取り付けられる。そして、暖房運転
時は、下フラップと左右フラップを開いて、下方向と左
右方向に温風を吹き出す一方、冷房運転時は、上フラッ
プと左右フラップを開いて、上方向と左右方向に冷風を
吹き出す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記ターボ
ファンを用いた空気調和機では、暖房運転時、空気調和
機本体の近傍に暖気が滞留したり、室内の上側に暖気が
滞留したりするため、室内の下側を効果的に暖めること
ができず、快適性が損なわれると共に、室内の下側の居
住空間を適温にするために暖房能力を上げると、運転効
率が低下するという問題がある。また、上記空気調和機
では、冷房運転時、室内の下側に冷気が溜まりやすいた
め、快適性が損なわれる場合がある。
【0004】そこで、この発明の目的は、快適性を向上
でき、省エネルギー化できる空気調和機を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の空気調和機は、室内の壁面に後面側が取
り付けられるケーシングと、上記ケーシング内に配置さ
れ、前面側から吸い込んだ空気を軸に対して半径方向外
向に吹き出すターボファンと、上記ケーシング内に上記
ターボファンの前面側に配置された熱交換器と、上記ケ
ーシングに設けられ、上記ターボファンからの吹き出し
空気を上下方向と左右方向に後面側の壁面に沿って吹き
出し可能な吹出口と、上記ケーシングの上記吹出口に開
閉自在かつ全閉可能に取り付けられ、上記吹出口からの
吹き出しの風向を制御する上フラップ,下フラップ,左フ
ラップおよび右フラップと、上記上フラップ,下フラッ
プ,左フラップおよび右フラップの開閉を制御すると共
に、暖房運転時に室内の一部に暖気が滞留したとき、所
定期間、上記下フラップを全閉状態にすると共に、上記
上フラップを開くフラップ制御手段とを備えたことを特
徴としている。
【0006】上記請求項1の空気調和機によれば、暖房
運転中に、例えば、空気調和機本体の近傍に暖気が滞留
したり、室内の上側に暖気が滞留したりしたとき、フラ
ップ制御手段により、所定期間、上記下フラップを全閉
状態にすると共に、上記上フラップを開く。そうするこ
とによって、上側の吹出口から温風を吹き出し、空気調
和機本体の近傍や室内の上側に滞留していた暖気を撹拌
して、室内全体に暖気を行き渡らせる。このとき、上記
左フラップと右フラップとを開いた場合は、左右方向お
よび上方向に温風を吹き出して、天井面や壁面に沿って
室内を包み込むように温風を循環させて、幅広く撹拌さ
せることができる。このように、室内全体を撹拌して、
室内の下側を効果的に暖房することができ、快適性を向
上できると共に、省エネルギーが図れる。
【0007】また、請求項2の空気調和機は、請求項1
に記載の空気調和機において、上記所定期間、上記ター
ボファンの回転数を上げるターボファン制御手段と、上
記所定期間、暖房能力を下げる暖房能力低下手段とを備
えたことを特徴としている。
【0008】上記請求項2の空気調和機によれば、下フ
ラップを全閉し、上フラップを開いている上記所定期
間、ターボファン制御手段によってターボファンの回転
数を上げると共に、暖房能力低下手段により暖房能力を
下げることによって、暖気が室内の下側に流れやすいよ
うに吹き出し温度を低くすると共に、吹き出しの風速を
速くして、空気調和機本体の近傍や室内の上側に滞留し
た暖気を効率よく速やかに撹拌できる。
【0009】また、請求項3の空気調和機は、請求項1
または2の空気調和機において、上記フラップ制御手段
は、上記所定期間、上記左フラップと上記右フラップと
を開くことを特徴としている。
【0010】上記請求項3の空気調和機によれば、上記
左フラップと右フラップとを開くことによって、左右方
向および上方向に温風を吹き出し、室内の天井面と壁面
に沿って空気を循環させて、広い範囲の空間で空気を撹
拌し、室内の温度分布を略均一にできる。
【0011】また、請求項4の空気調和機は、請求項1
乃至3のいずれか1つの空気調和機において、上記フラ
ップ制御手段は、上記所定期間経過した後、上記左フラ
ップ,右フラップおよび上フラップを全閉状態にして、
上記下フラップのみを開くことを特徴としている。
【0012】上記請求項4の空気調和機によれば、下側
の吹出口から下方向のみに温風を吹き出し、他の吹出口
を全閉しているので、風速が速くなり、到達距離を延ば
して、滞留暖気の撹拌後の室内を速やかに暖房して適温
にすることができる。
【0013】また、請求項5の空気調和機は、室内の壁
面に後面側が取り付けられるケーシ ングと、上記ケーシ
ング内に配置され、前面側から吸い込んだ空気を軸に対
して半径方向外向に吹き出すターボファンと、上記ケー
シング内に上記ターボファンの前面側に配置された熱交
換器と、上記ケーシングに設けられ、上記ターボファン
からの吹き出し空気を上下方向と左右方向に後面側の壁
面に沿って吹き出し可能な吹出口と、上記ケーシングの
上記吹出口に開閉自在かつ全閉可能に取り付けられ、上
記吹出口からの吹き出しの風向を制御する上フラップ,
下フラップ,左フラップおよび右フラップと、上記上フ
ラップ,下フラップ,左フラップおよび右フラップの開閉
を制御すると共に、冷房運転時に室内の一部に冷気が滞
留したとき、所定期間、上記上フラップを全閉状態にす
ると共に、上記下フラップを開くフラップ制御手段とを
備えたことを特徴としている。
【0014】上記請求項5の空気調和機によれば、冷房
運転中に、例えば、室内の下側に冷気が滞留したとき、
フラップ制御手段により、所定期間、上記上フラップを
全閉状態にすると共に、上記下フラップを開く。そうす
ることによって、下側の吹出口から冷風を吹き出し、室
内の下側に滞留していた冷気を撹拌して、室内の上側に
も冷気を行き渡らせる。このとき、上記左フラップと右
フラップとを開いた場合は、左右方向および下方向に冷
風を吹き出して、床面や壁面に沿って室内を包み込むよ
うに冷風を循環させて、幅広く撹拌させることができ
る。このように、室内全体を撹拌して、室内をむらなく
冷房することができ、快適性を向上できると共に、省エ
ネルギーが図れる。
【0015】また、請求項6の空気調和機は、請求項5
の空気調和機において、上記所定期間、上記ターボファ
ンの回転数を上げるターボファン制御手段と、上記所定
期間、冷房能力を下げる冷房能力低下手段とを備えたこ
とを特徴としている。
【0016】上記請求項6の空気調和機によれば、下フ
ラップを全閉し、上フラップを開いている上記所定期
間、ターボファン制御手段によってターボファンの回転
数を上げると共に、冷房能力低下手段により冷房能力を
下げることによって、冷気が室内の上側に流れやすいよ
うに吹き出し温度を高くすると共に、吹き出しの風速を
速くして、室内の下側に滞留した冷気を効率よく速やか
に撹拌できる。
【0017】また、請求項7の空気調和機は、請求項5
または6の空気調和機において、上記フラップ制御手段
は、上記所定期間、上記左フラップと上記右フラップと
を開くことを特徴としている。
【0018】上記請求項7の空気調和機によれば、上記
左フラップと右フラップとを開くことによって、左右方
向および下方向に冷風を吹き出し、室内の床面と壁面に
沿って空気を循環させて、広い範囲の空間で空気を撹拌
し、室内の温度分布を略均一にできる。
【0019】また、請求項8の空気調和機は、請求項5
乃至7のいずれか1つの空気調和機において、上記フラ
ップ制御手段は、上記所定期間経過した後、上記左フラ
ップ,右フラップおよび下フラップを全閉状態にして、
上記上フラップのみを開くことを特徴としている。
【0020】上記請求項8の空気調和機によれば、上側
の吹出口から上方向のみに冷風を吹き出し、他の吹出口
を全閉しているので、風速が速くなり、到達距離を延ば
して、滞留冷気の撹拌後の室内を速やかに冷房して適温
にすることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の空気調和機を図
示の実施の形態により詳細に説明する。
【0022】(第1実施形態) 図1はこの発明の第1実施形態の空気調和機の室内機の
斜視図である。この空気調和機の室内機は、略正方形状
のケーシング1に上下方向と左右方向に空調空気を吹き
出す吹出口2〜5を設けている(吹出口2は図3に示
し、吹出口5は図4に示す)。上記左側の吹出口2に左
フラップ6を回動自在に取り付けると共に、右側の吹出
口3に右フラップ7を回動自在に取り付けている(図3
参照)。また、上記上側の吹出口4に上フラップ8を回
動自在に取り付けると共に、下側の吹出口5に下フラッ
プ9を回動自在に取り付けている(図4参照)。なお、上
記各フラップ6〜9は、吹出口2〜5の吹き出しの風向
を夫々制御すると共に、吹出口2〜5を夫々全閉状態に
することができる。
【0023】また、図2は上記空気調和機の回路図を示
し、この空気調和機は、圧縮機11と、上記圧縮機11
の吐出側に接続された四路弁12と、上記四路弁12に
一端が接続された室外熱交換器13と、上記室外熱交換
器13の他端に一端が接続された減圧装置14と、上記
減圧装置14の他端に一端が接続され、上記室内熱交換
器15の他端に四路弁12を介して圧縮機11の吸込側
接続された室内熱交換器15とを備えている。上記圧
縮機11,四路弁12,室外熱交換器13,減圧装置14
および室内熱交換器15で冷媒回路を構成している。ま
た、上記空気調和機は、上記圧縮機11や減圧装置14
等を制御する制御装置10を備えると共に、室内熱交換
器15の後面側に配置されたターボファン16と、上フ
ラップ8を駆動する上フラップ用モータ21と、下フラ
ップ9を駆動する下フラップ用モータ22と、左フラッ
プ6を駆動する左フラップ用モータ23と、右フラップ
を駆動する右フラップ用モータ24とを備えている。
【0024】上記制御装置10は、マイクロコンピュー
タと入出力回路等からなり、暖房運転時および冷房運転
時の時間を管理するためのタイマ10aと、上記上フラ
ップ用モータ21,下フラップ用モータ22,左フラップ
用モータ23および右フラップ用モータ24を制御する
フラップ制御手段としてのフラップ制御部10bと、上
記ターボファン16を制御するターボファン制御手段と
してのターボファン制御部10cと、圧縮機11の運転
周波数を制御する圧縮機制御部10dとを有している。
また、上記圧縮機制御部10dは、圧縮機11の運転周
波数を下げて、暖房能力を低下させる暖房能力低下手段
を有している。
【0025】上記構成の空気調和機において、上記四路
弁12を実線の切換位置に切り換えて、圧縮機11を起
動すると、圧縮機11から吐出された高圧冷媒が室内熱
交換器15で凝縮し、減圧装置14で膨張して減圧され
た後、低圧冷媒が室外熱交換器13で蒸発する。そし
て、上記ターボファン16によりケーシング1の前面側
に設けられた吸込口1aから室内熱交換器15を介して
空気を吸い込んで、熱交換された温風を左右および下側
の吹出口2,3,5から吹き出して、室内を暖房する。こ
うして、室内を暖房するが、時間の経過とともに、この
室内機本体の近傍に暖気が滞留したり、室内の上側に暖
気が滞留したりする場合がある。このとき、上記各フラ
ップ6〜9,ターボファン16および圧縮機11を制御
して、それらの滞留暖気を撹拌する。
【0026】図5は上記制御装置10の暖房運転時の滞
留暖気を撹拌する動作を説明するフローチャートであ
る。なお、後述する所定時間t1,t2,t3は、部屋の大
きさ,室内温度および外気温度に応じてタイマ10aのス
タート時に設定する。
【0027】以下、図5のフローチャートに基づいて制
御装置10の動作を説明する。
【0028】まず、ステップS1で運転中か否かを判別
して、運転中であると判別すると、ステップS2に進む
一方、運転中でないと判別すると、ステップS13に進
み、タイマ10aをリセットして、ステップS1に戻
る。
【0029】次に、ステップS2でタイマ10aをスタ
ートした後、ステップS3に進み、フラップ制御部10
bにより左フラップ用モータ23,右フラップ用モータ2
4および下フラップ用モータ22を制御して、左右およ
び下フラップ6,7,9を開き、左右および下側の吹出口
2,3,5から温風を吹き出して、室内を暖房する。そし
て、ステップS4に進み、タイマ10aの計時時間tが
所定時間t1以上か否かを判別して、タイマ10aの計時
時間tが所定時間t1以上であると判別すると、ステッ
プS5に進む。すなわち、部屋の大きさ,室温および外
気温度に基づいて、暖気が室内の一部に滞留する時間を
推定して、その推定時間を所定時間t1に設定し、運転
開始から所定時間t1が経過すると、暖気が室内の一部
に滞留したものと判断して、ステップS5以降の撹拌動
作を行うのである。一方、ステップS4でタイマ10a
の計時時間tが所定時間t1未満であると判別すると、
ステップS1に戻る。
【0030】次に、ステップS5でターボファン制御部
10cによりターボファン16の回転数をアップし、圧
縮機制御部10dにより圧縮機11の運転周波数をダウ
ンして、吹き出し温度を低下させる。
【0031】次に、ステップS6でフラップ制御部10
bにより下フラップ用モータ22を制御して、下フラッ
プ9を全閉状態にし、ステップS7でフラップ制御部1
0bにより上フラップ用モータ21を制御して、上フラ
ップ8を開いた後、ステップS8で左右および上側の吹
出口2,3,4からの吹き出し空気によって滞留空気を撹
拌する。
【0032】次に、ステップS9でタイマ10aの計時
時間tが所定時間t2以上か否か判別して、タイマ10a
の計時時間tが所定時間t2以上であると判別すると、
ステップS10に進む一方、タイマ10aの計時時間t
が所定時間t2未満であると判別すると、ステップS9
を繰り返す。
【0033】次に、ステップS10でフラップ制御部1
0bにより各フラップ用モータ21〜24を制御して、
下フラップ9を開き、左フラップ6,右フラップ7およ
び上フラップ8を全閉状態にする。そして、ステップS
11に進み、タイマ10aの計時時間tが所定時間t3以
上か否か判別して、タイマ10aの計時時間tが所定時
間t3以上であると判別すると、ステップS12に進む
一方、タイマ10aの計時時間tが所定時間t3未満であ
ると判別すると、ステップS11を繰り返す。
【0034】次にステップS12でターボファン16の
回転数と圧縮機11の運転周波数およびフラップ6〜9
を通常運転状態に戻した後、ステップS1に戻り、ステ
ップS1〜S12を繰り返す。
【0035】このように、暖房運転中に、室内機本体の
近傍に暖気が滞留したり、室内の上側に暖気が溜まった
りしたとき、フラップ制御部10bにより、所定期間(t
2−t1)、図3に示すように、下フラップ9を全閉状態
にすると共に、上フラップ8を開くことによって、上側
の吹出口4から温風が吹き出し、室内機本体の近傍に滞
留した暖気や室内の上側に滞留した暖気を撹拌して、暖
気を室内の下側に行き渡らせる。したがって、暖気が室
内の一部に滞留したときに室内全体を撹拌して、室内の
下側を効果的に暖房するので、快適性を向上できると共
に、省エネルギー化することができる。
【0036】また、上記フラップ制御部10bにより、
所定期間(t2−t1)、下フラップ9を全閉状態にすると
共に、上フラップ8を開いたとき、ターボファン制御部
10cによりターボファン16の回転数を上げて、吹き
出しの風速が速くすると共に、圧縮機制御部10dによ
り圧縮機11の運転周波数を下げて、暖房能力を下げ、
吹き出し温度を低くするので、室内の上側に滞留した暖
気を効率よく速やかに撹拌することができる。
【0037】また、上記左フラップ6と右フラップ7を
開くことによって、左右方向および上方向に温風を吹き
出して、室内の天井面と壁面に沿って空気を効果的に循
環させることができる。
【0038】また、上記フラップ制御部10bは、所定
期間(t2−t1)の後、左フラップ6,右フラップ7およ
び上フラップ8を所定期間(t3−t2)全閉状態にして下
フラップ9のみを開き、下方向のみに温風を吹き出し、
他の吹出口を全閉しているので、下側の吹出口9からの
吹き出しの風速が速くなり、到達距離を延ばして、撹拌
後の室内を速やかに暖房することができる。
【0039】(第2実施形態) 図6はこの発明の第2実施形態の空気調和機の制御装置
のフローチャートである。なお、この空気調和機は、図
1,図2に示す空気調和機と同一の構成をしており、同
一構成部は説明を省略し、それらについては図1,図2
を援用する。また、図2に示す圧縮機制御部10dは、
圧縮機11の運転周波数を下げて、冷房能力を低下させ
る冷房能力低下手段を有している。
【0040】上記構成の空気調和機において、上記四路
弁12を点線の切換位置に切り換えて、圧縮機11を起
動すると、圧縮機11から吐出された高圧冷媒が室外熱
交換器13で凝縮し、減圧装置14で膨張して減圧され
た後、低圧冷媒が室内熱交換器15で蒸発する。そし
て、上記ターボファン16によりケーシング1の前面側
の吸込口1aから室内熱交換器15を介して空気を吸い
込んで、熱交換された冷風を左右および上側の吹出口
2,3,4から吹き出して、室内を冷房する。こうして、
室内を冷房するが、時間の経過とともに室内の下側に冷
気が滞留する場合がある。このとき、上記各フラップ6
〜9,ターボファン16および圧縮機11を制御して、
滞留冷気を撹拌する。
【0041】図6は上記制御装置10の冷房運転時の滞
留冷気を撹拌する動作を説明するフローチャートであ
る。
【0042】以下、図6のフローチャートに基づいて制
御装置10の冷房運転時の滞留冷気を撹拌する動作を説
明する。
【0043】まず、ステップS21で運転中か否かを判
別して、運転中であると判別すると、ステップS22に
進む一方、運転中でないと判別すると、ステップS33
に進み、タイマ10aをリセットして、ステップS21
に戻る。
【0044】次に、ステップS22でタイマ10aをス
タートした後、ステップS23に進み、フラップ制御部
10bにより左フラップ用モータ23,右フラップ用モー
タ24および上フラップ用モータ21を制御して、左右
および上フラップ6,7,8を開き、左右および上側の吹
出口2,3,4から冷風を吹き出して、室内を冷房する。
そして、ステップS24に進み、タイマ10aの計時時
間tが所定時間t1以上か否かを判別して、タイマ10a
の計時時間tが所定時間t1以上であると判別すると、
ステップS25に進む。すなわち、部屋の大きさ,室温
および外気温度に基づいて、冷気が室内の一部に滞留す
る時間を推定して、その推定時間を所定時間t1に設定
し、運転開始から所定時間t1が経過すると、冷気が室
内の一部に滞留したものと判断して、ステップS5以降
の撹拌動作を行うのである。一方、ステップS24でタ
イマ10aの計時時間tが所定時間t1未満であると判別
すると、ステップS21に戻る。
【0045】次に、ステップS25でターボファン制御
部10cによりターボファン16の回転数をアップし、
圧縮機制御部10dにより圧縮機11の運転周波数をダ
ウンして、吹き出し温度を上昇させる。
【0046】次に、ステップS26でフラップ制御部1
0bにより上フラップ用モータ21を制御して、上フラ
ップ8を全閉状態にし、ステップS27でフラップ制御
部10bにより下フラップ用モータ22を制御して、下
フラップ9を開いた後、ステップS28に進み、左右お
よび下側の吹出口2,3,5からの吹き出し空気によって
滞留空気を撹拌する。
【0047】次に、ステップS29でタイマ10aの計
時時間tが所定時間t2以上か否か判別して、タイマ1
0aの計時時間tが所定時間t2以上であると判別する
と、ステップS30に進む一方、タイマ10aの計時時
間tが所定時間t2未満であると判別すると、ステップ
S29を繰り返す。
【0048】次に、ステップS30でフラップ制御部1
0bにより各フラップ用モータ21〜24を制御して、
上フラップ8を開き、左フラップ6,右フラップ7およ
び下フラップ9を全閉状態にする。そして、ステップS
31に進み、タイマ10aの計時時間tが所定時間t3以
上か否か判別して、タイマ10aの計時時間tが所定時
間t3以上であると判別すると、ステップS32に進む
一方、タイマ10aの計時時間tが所定時間t3未満であ
ると判別すると、ステップS31を繰り返す。
【0049】次にステップS32でターボファン16の
回転数と圧縮機11の運転周波数およびフラップ6〜9
を通常運転状態に戻した後、ステップS21に戻り、ス
テップS21〜S32を繰り返す。
【0050】このように、冷房運転中に、室内の下側に
冷気が滞留したとき、フラップ制御部10bにより、図
4に示すように、上フラップ8を全閉状態にすると共
に、下フラップ9を開くことによって、下側の吹出口5
から冷風が吹き出し、室内の下側に滞留していた冷気を
撹拌して、冷気を室内全体に行き渡らせる。したがっ
て、冷気が室内の一部に滞留したとき室内全体を撹拌し
て、室内全体を効果的に冷房するので、快適性を向上で
きると共に、省エネルギー化することができる。
【0051】また、上記フラップ制御部10bにより、
上記所定期間(t2−t1)、上フラップ8を全閉状態にす
ると共に、下フラップ9を開いたとき、ターボファン制
御部10cによりターボファン16の回転数を上げて、
吹き出しの風速が速くすると共に、圧縮機制御部10d
により圧縮機11の運転周波数を下げて、冷房能力を下
げ、吹き出し温度を高くするので、室内の下側に滞留し
た冷気を効率よく速やかに撹拌することができる。
【0052】また、上記左フラップ6と右フラップ7を
開くことによって、左右方向および下方向に冷風を吹き
出して、室内の床面と壁面に沿って空気を効果的に循環
させることができる。
【0053】また、上記フラップ制御部10bは、所定
期間(t2−t1)の後、左フラップ6,右フラップ7およ
び下フラップ9を所定期間(t3−t2)全閉状態にして上
フラップ8のみを開くので、上方のみに冷風を吹き出
し、他の吹出口を全閉しているので、上側の吹出口4か
らの吹き出しの風速が速くなり、到達距離を延ばして、
撹拌後の室内を速やかに冷房することができる。
【0054】上記第1,第2実施形態では、部屋の大き
さ,室温および外気温度に基づいてタイマ10aの計時時
間tと比較する所定時間t1を設定して、運転開始また
は撹拌動作の終了から所定時間t1経過した後に暖気ま
たは冷気が室内の一部に滞留すると判断したが、赤外線
センサ等を用いて室内の温度分布を測定し、その測定さ
れた温度分布に基づいて暖気または冷気の滞留を検出し
てもよい。
【0055】また、上記第1,第2実施形態では、タイ
マ10aの計時時間tと比較する所定時間t1,t2,t3を
暖房運転時と冷房運転時で同じにしたが、所定時間t1,
t2,t3は、部屋の大きさ,室温および外気温度等に応じ
て暖房運転時と冷房運転時について別々に適宜設定して
もよい。
【0056】また、上記第1,第2実施形態では、上記
圧縮機11の運転周波数を下げて、暖房能力および冷房
能力を低下させたが、他の方法により暖房能力および冷
房能力を低下させてもよい。
【0057】また、上記第1,第2実施形態では、撹拌
動作をするときに、左右フラップ6,7を開いたが、左
右フラップは、全閉か、または開度を絞ってもよい。
【0058】また、上記第1,第2実施形態では、暖房
運転する空気調和機と冷房運転する空気調和機について
説明したが、暖房運転と冷房運転の両方においてこの発
明を適用してもよい。
【0059】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明の空気調和機は、室内の壁面に後面側が取り付けられ
るケーシング内に、前面側から吸い込んだ空気を軸に対
して半径方向外向に吹き出すターボファンを配置すると
共に、ケーシング内にターボファンの前面側に熱交換器
を配置し、上記ターボファンからの吹き出し空気を上下
方向と左右方向に後面側の壁面に沿って吹き出すように
ケーシングに設けられた吹出口に、上フラップ,下フラ
ップ,左フラップおよび右フラップを開閉自在かつ全閉
可能に取り付け、上記上フラップ,下フラップ,左フラッ
プおよび右フラップの開閉をフラップ制御手段により制
御して、各吹出口の吹き出しの風向を夫々制御すると共
に、上記フラップ制御手段により、暖房運転時に室内の
一部に暖気が滞留したとき、所定期間、下フラップを全
閉状態にすると共に、上フラップを開くものである。
【0060】したがって、請求項1の発明の空気調和機
によれば、暖房運転中に、空気調和機本体の近傍に暖気
が滞留したり、室内の上側に暖気が滞留したりした場
合、フラップ制御手段により、所定期間、下フラップを
全閉状態にして、上フラップを開くことによって、上側
の吹出口から温風を吹き出し、室内の上側に滞留してい
た暖気を撹拌して、室内全体をむらなく暖房する。した
がって、暖房能力を上げることなく、室内全体を効果的
に暖房するので、快適性を向上でき、省エネルギー化す
ることができる。
【0061】また、請求項2の発明の空気調和機は、請
求項1の空気調和機において、上記所定期間、ターボフ
ァン制御手段によりターボファンの回転数を上げると共
に、暖房能力低下手段により暖房能力を下げることによ
って、暖気が室内の下側に流れやすいように吹き出し温
度を低くすると共に、吹き出しの風速を速くして、室内
の上側に滞留した暖気を効率よく速やかに撹拌すること
ができる。
【0062】また、請求項3の発明の空気調和機は、請
求項1または2の空気調和機において、上記フラップ制
御手段は、上記所定期間、上記左フラップと右フラップ
とを開くので、左右方向および上方向に温風を吹き出
し、室内の天井面と壁面に沿って空気を循環させて、広
い範囲で空気を撹拌し、室内の温度分布を略均一にする
ことができる。
【0063】また、請求項4の発明の空気調和機は、請
求項1乃至3のいずれか1つの空気調和機において、上
記フラップ制御手段は、上記所定期間経過した後、上記
左フラップ,右フラップおよび上フラップを全閉状態に
して、上記下フラップのみを開くので、下側の吹出口か
らの吹き出しの風速が速くなり、到達距離を延ばして、
撹拌後の室内を速やかに暖房することができる。
【0064】また、請求項5の発明の空気調和機は、
内の壁面に後面側が取り付けられるケーシング内に、
面側から吸い込んだ空気を軸に対して半径方向外向に吹
き出すターボファンを配置すると共に、ケーシング内に
ターボファンの前面側に熱交換器を配置し、上記ターボ
ファンからの吹き出し空気を上下方向と左右方向に後面
側の壁面に沿って吹き出すようにケーシングに設けられ
た吹出口に、上フラップ,下フラップ,左フラップおよび
右フラップを開閉自在かつ全閉可能に取り付け、上記上
フラップ,下フラップ,左フラップおよび右フラップの開
閉をフラップ制御手段により制御して、各吹出口の吹き
出しの風向を夫々制御すると共に、上記フラップ制御手
段により、冷房運転時に室内の一部に冷気が滞留したと
き、所定期間、上フラップを全閉状態にすると共に、下
フラップを開くものである。
【0065】したがって、請求項5の発明の空気調和機
によれば、冷房運転中に室内の下側に冷気が滞留したり
した場合、フラップ制御手段により、所定期間、上フラ
ップを全閉状態にして、下フラップを開くことによっ
て、下側の吹出口から冷風を吹き出し、室内の下側に滞
留していた冷気を撹拌して、室内全体をむらなく冷房す
る。したがって、冷房能力を上げることなく、室内全体
を効果的に冷房するので、快適性を向上でき、省エネル
ギー化することができる。
【0066】また、請求項6の発明の空気調和機は、請
求項5の空気調和機において、上記所定期間、ターボフ
ァン制御手段によりターボファンの回転数を上げると共
に、冷房能力低下手段により冷房能力を下げることによ
って、冷気が室内の上側に流れやすいように吹き出し温
度を高くすると共に、吹き出しの風速を速くして、室内
の下側に滞留した冷気を効率よく速やかに撹拌すること
ができる。
【0067】また、請求項7の発明の空気調和機は、請
求項5または6の空気調和機において、上記所定期間、
上記フラップ制御手段は、上記左フラップと右フラップ
とを開くので、左右方向および下方向に冷風を吹き出
し、室内の床面と壁面に沿って空気を循環させて、広い
範囲で空気を撹拌し、室内の温度分布を略均一にするこ
とができる。
【0068】また、請求項8の発明の空気調和機は、請
求項5乃至7のいずれか1つの空気調和機において、上
記フラップ制御手段は、上記所定期間経過した後、上記
左フラップ,右フラップおよび下フラップを全閉状態に
して、上記上フラップのみを開くので、上側の吹出口か
らの吹き出しの風速が速くなり、到達距離を延ばして、
撹拌後の室内を速やかに冷房することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の第1実施形態の空気調和機
の室内機の斜視図である。
【図2】 図2は上記空気調和機の回路図である。
【図3】 図3は上記空気調和機の室内機の暖房運転時
の正面図である。
【図4】 図4は上記空気調和機の室内機の冷房運転時
の正面図である。
【図5】 図5は上記第1実施形態の空気調和機の制御
装置の暖房運転時の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図6】 図6は上記第2実施形態の空気調和機の制御
装置の冷房運転時の動作を説明するフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1…ケーシング、1a…吸込口、2〜5…吹出口、6…
左フラップ、7…右フラップ、8…上フラップ、9…下
フラップ、10…制御装置、10a…タイマ、10b…フ
ラップ制御部、10c…ターボファン制御部、10d…圧
縮機制御部、11…圧縮機、12…四路弁、13…室外
熱交換器、14…減圧装置、15…室内熱交換器、16
…ターボファン、21…上フラップ用モータ、22…下
フラップ用モータ、23…左フラップ用モータ、24…
右フラップ用モータ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−136628(JP,A) 特開 平4−344037(JP,A) 実開 昭63−196013(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/02 102 F24F 11/053

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内の壁面に後面側が取り付けられるケ
    ーシング(1)と、 上記ケーシング(1)内に配置され、前
    面側から吸い込んだ空気を軸に対して半径方向外向に吹
    き出すターボファン(16)と、 上記ケーシング(1)内に上記ターボファン(16)の前面
    側に配置された熱交換器(15)と、上記ケーシング(1)に設けられ、 上記ターボファン(1
    6)からの吹き出し空気を上下方向と左右方向に後面側
    の壁面に沿って吹き出し可能な吹出口(2〜5)と 上記ケーシング(1)の上記吹出口(2〜5) に開閉自在か
    つ全閉可能に取り付けられ、上記吹出口(2〜5)からの
    吹き出しの風向を制御する上フラップ(8),下フラップ
    (9),左フラップ(6)および右フラップ(7)と、 上記上フラップ(8),下フラップ(9),左フラップ(6)お
    よび右フラップ(7)の開閉を制御すると共に、暖房運転
    時に室内の一部に暖気が滞留したとき、所定期間、上記
    下フラップ(9)を全閉状態にすると共に、上記上フラッ
    プ(8)を開くフラップ制御手段(10b)とを備えたこと
    を特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の空気調和機において、 上記所定期間、上記ターボファン(16)の回転数を上げ
    るターボファン制御手段(10c)と、 上記所定期間、暖房能力を下げる暖房能力低下手段(1
    0d)とを備えたことを特徴とする空気調和機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の空気調和機に
    おいて、 上記フラップ制御手段(10b)は、上記所定期間、上記
    左フラップ(6)と上記右フラップ(7)とを開くことを特
    徴とする空気調和機。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の
    空気調和機において、 上記フラップ制御手段(10b)は、上記所定期間経過し
    た後、上記左フラップ(6),右フラップ(7)および上フ
    ラップ(8)を全閉状態にして、上記下フラップ(9)のみ
    を開くことを特徴とする空気調和機。
  5. 【請求項5】 室内の壁面に後面側が取り付けられるケ
    ーシング(1)と、 上記 ケーシング(1)内に配置され、前面側から吸い込ん
    だ空気を軸に対して半径方向外向に吹き出すターボファ
    ン(16)と、 上記ケーシング(1)内に上記ターボファン(16)の前面
    側に配置された熱交換器(15)と、上記ケーシング(1)に設けられ、 上記ターボファン(1
    6)からの吹き出し空気を上下方向と左右方向に後面側
    の壁面に沿って吹き出し可能な吹出口(2〜5)と 上記ケーシング(1)の上記吹出口(2〜5) に開閉自在か
    つ全閉可能に取り付けられ、上記吹出口(2〜5)からの
    吹き出しの風向を制御する上フラップ(8),下フラップ
    (9),左フラップ(6)および右フラップ(7)と、 上記上フラップ(8),下フラップ(9),左フラップ(6)お
    よび右フラップ(7)の開閉を制御すると共に、冷房運転
    時に室内の一部に冷気が滞留したとき、所定期間、上記
    上フラップ(8)を全閉状態にすると共に、上記下フラッ
    プ(9)を開くフラップ制御手段(10b)とを備えたこと
    を特徴とする空気調和機。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の空気調和機において、 上記所定期間、上記ターボファン(16)の回転数を上げ
    るターボファン制御手段(10c)と、 上記所定期間、冷房能力を下げる冷房能力低下手段(1
    0d)とを備えたことを特徴とする空気調和機。
  7. 【請求項7】 請求項5または6に記載の空気調和機に
    おいて、 上記フラップ制御手段(10b)は、上記所定期間、上記
    左フラップ(6)と上記右フラップ(7)とを開くことを特
    徴とする空気調和機。
  8. 【請求項8】 請求項5乃至7のいずれか1つに記載の
    空気調和機において、 上記フラップ制御手段(10b)は、上記所定期間経過し
    た後、上記左フラップ(6),右フラップ(7)および下フ
    ラップ(9)を全閉状態にして、上記上フラップ(8)のみ
    を開くことを特徴とする空気調和機。
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