JP3223343B2 - 光学式固有情報保有体 - Google Patents

光学式固有情報保有体

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JP3223343B2
JP3223343B2 JP25398295A JP25398295A JP3223343B2 JP 3223343 B2 JP3223343 B2 JP 3223343B2 JP 25398295 A JP25398295 A JP 25398295A JP 25398295 A JP25398295 A JP 25398295A JP 3223343 B2 JP3223343 B2 JP 3223343B2
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満晴 西口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学的に読取り可
能な固有情報を保有した光学式固有情報保有体に関す
る。この光学式固有情報保有体は、例えばファイル等に
代表される被検索物を検索したり管理したりする被検索
物管理システムに使用するのに好適であるし、また保有
した固有情報を利用して自他の区別を行うことが可能で
あるため、様々な分野における鍵の一種としての使用も
可能なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光学的に読取り可能な固有情報を
保有した光学式固有情報保有体としては、様々な提案が
なされている。その一つは所謂バーコードを印刷するこ
とで固有情報を与えたラベルである。そのラベルは、例
えばファイル等の被検索物に貼付けることにより、被検
索物の識別や検索を容易に可能にする。例えば、レーザ
ービームで走査すると、ラベルはバーコードで表現され
た固有情報に相当する反射光を生成するので、その反射
光を解析することでラベルの固有情報を読取り、その結
果に基づき被検索物を識別したり検索したりすることが
できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらラベルに
印刷したバーコードを読取るための読取装置は、レーザ
ービームを扱うことを必要とするため、高価につくとい
う問題をもつ。
【0004】それ故に本発明の課題は、安価に構成でき
る読取装置で読取り可能な状態で固有情報を保有させた
光学式固有情報保有体を提供することにある。
【0005】本発明の他の課題は、可視光を使用した読
取り装置によって読取り可能な状態で固有情報を保有し
た安価な光学式固有情報保有体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、透光性
の長尺板体の長手方向及びこれに直交する幅方向で異な
る複数の光制御箇所を有し、前記光制御箇所のうちの選
ばれた箇所に前記長手方向及前記幅方向に対し同じ向き
傾斜した反射面を形成し、前記光制御箇所の反射面の
有無により固有情報をもたせたことを特徴とする光学式
固有情報保有体が得られる。
【0007】前記長尺板体に空所を形成し、前記空所を
規定する壁面の一部により前記反射面を構成することは
好ましい。
【0008】前記空所は前記長尺板体を板厚方向に貫通
したスロットであり得る。
【0009】前記スロットはレーザー加工により形成し
たものであることが好ましい。
【0010】前記長尺板体の前記長手方向での一端に前
記長手方向及び前記幅方向に対し傾斜した反射機能をも
つ平面又は曲面の斜面を設け、前記斜面に入射した光を
前記長手方向に導くようにすることは好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】まず図1を参照して、本発明の実
施の一形態による光学式固有情報保有体の構造を説明す
る。この光学式固有情報保有体は可視光に対し透光性を
示すアクリル製の長尺板体21を含んでいる。長尺板体
21は紙面に沿った左右方向(長手方向)にのびた互い
に平行な上端面22及び下端面23を有し、紙面に垂直
な方向(板厚方向)では比較的薄い均等な厚みをもつも
のである。長尺板体21の長手方向での一端、即ち、左
端は、下端面23に対し実質的に45°を成すように傾
斜した斜面24とされている。即ち、斜面24は長手方
向及び紙面に沿った上下方向(幅方向)のいずれに対し
ても傾斜している。しかも斜面24は長尺板体1の板厚
方向にのびた軸心上に曲率中心25をもつ曲面とされて
いる。斜面24には反射板が貼付けられている。こうし
て斜面24に十分な反射機能をもたせている。但し、斜
面24の表面はこれ以外のものとして、平面又は他の曲
面であっても良い。
【0012】長尺板体21の長手方向での反対端、即
ち、右端には、上端面22及び下端面23に対し夫々鈍
角を成すように傾斜した斜面26及び27と、これらの
斜面26,27間の垂直面28とが形成されている。垂
直面28は長手方向に直交した面である。
【0013】さらに長尺板体21の長手方向及び幅方向
でいずれも異なる複数箇所、例えば11箇所、を光制御
箇所とし、これらの光制御箇所のうちの選ばれた一つま
たは複数の箇所にのみ長手方向及幅方向に対し傾斜した
反射面29を形成する。こうして光制御箇所に反射面2
9が形成されているか否かにより、即ち、反射面29の
有無により長尺板体21に固有情報をもたせている。図
1には光制御箇所の全てに反射面29ある特定の固有情
報をもたせたものを例示しているが、反射面29を形成
する箇所及び数を任意に設定することで他の固有情報を
もたせることもできる。なお異なる反射面29が長尺板
体21の長手方向で互いに一部重なるように形成されて
もよい。
【0014】各反射面29を形成するため、図2に一部
を拡大して示すように、長尺板体21に板厚方向に貫通
したスロットによる空所31を形成する。このスロット
は、長尺板体21の長手方向に対し斜面24とは逆向き
に42°の角度をなして傾斜した姿勢をもち、例えばレ
ーザー加工により形成されている。こうして形成された
空所31を規定する壁面のうち斜面24側の壁面が所謂
鏡面状態の反射面29を構成する。したがって各反射面
29は長尺板体21の長手方向に対し42°をなして傾
斜している。なお後文からも明らかになるように、反射
面29は全反射の原理にしたがって反射を起こすもので
ある。
【0015】次に、長尺板体1からの固有情報の読取り
について説明する。読取りに際し、長尺板体21の左端
側において下端面23に光、例えば、可視光を実質的に
垂直に照射する。下端面23から長尺板体1に入射した
光は斜面24に反射し、その向きを約45°変える。こ
のとき斜面24からの反射光は実際には幅方向において
様々な向きの光成分をもつが、その大部分は上端面22
及び下端面23で全反射される光成分とともに長尺板体
21の実質的に長手方向に沿って光制御箇所に向かい進
む。
【0016】斜面24からの反射光のうち、反射面29
が形成されている光制御箇所に達した光成分の一部は、
反射面29で全反射の原理にしたがって反射してその向
きを変えられ、下端面23から出射する。斜面24から
の反射光のうち、反射面29が形成されている光制御箇
所に達した光成分の他の一部は、反射面29を透過して
実質的に長手方向に沿って進み、斜面26,27におけ
る全反射作用も伴い垂直面28から出射する。
【0017】一方、斜面24からの反射光のうち、反射
面29が形成されていない光制御箇所に達した光成分
は、その大部分がそのまま光制御箇所を通過して実質的
に長手方向に沿って進み、斜面26,27における全反
射作用も伴い垂直面28から出射する。換言すると、そ
の反射面29が形成されていない光制御箇所をに達した
光は下端面23からは実質的に出射しない。
【0018】この結果、長尺板体21の下端面23にお
いては反射面29に対応した位置からのみ出射光が得ら
れるので、これらの出射光の位置を解析することによ
り、その長尺部材21に保有させた固有情報を読み取る
ことが可能である。したがってこの光学式固有情報保有
体は、例えばファイル等に代表される被検索物を検索し
たり管理したりする被検索物管理システムに使用するの
に好適であるし、また保有した固有情報を利用して自他
の区別を行うことが可能であるため、様々な分野におけ
る鍵の一種としての使用も可能である。
【0019】また、反射面29は全反射の原理を利用し
たものであるため、例え光制御箇所の全てに反射面29
が形成されているとしても、光の一部は反射面29を透
過することになる。したがって読み取りを行っていると
きには垂直面28から光が出射するので、この出射光を
検出若しくは視認することにより読取り作業の実行を確
認でき、また、特定の光学式固有情報保有体のみを光学
的に指示する表示機能をもたせることも可能である。
【0020】なお上述では長尺板体21をアクリル製に
しているが、ガラス等の他の透光性部材を使用しても同
様な光学式固有情報保有体を得ることができるのは言う
までもない。
【0021】以下、本発明の光学式固有情報保有体の使
用例をファイル検索管理システムの一例を用いて説明す
る。なお本発明による光学式固有情報保有体は以下の説
明における「表示機能付識別用板」の代わりに使用でき
かつそれと同等な機能を果たすものである。
【0022】図3は、図1及び図2を用いて説明した光
学式固有情報保有体を使用可能なファイル検索管理シス
テムの基本構成を示したブロック図であり、図4はその
要部を示した斜視図である。
【0023】このファイル検索管理システムは、所定数
の棚板5をぞれぞれ有する2つの棚6a,6bを結合し
て成る所用のキャビネット10を含む他、各棚板5に各
々挿設された検索板1と、被検索物としての保管文書1
1が綴じ込まれたファイル9に設けられて検索板1上に
載置され、識別表示を行うための識別表示部2aを有す
ると共に、光学的に読取可能な固有情報が与えられる板
状の表示機能付識別用板(上述した光学式固有情報保有
体に相当する)2と、電気系収納部として棚板5上の検
索板1を回避する位置に設けられた収納箱14に各部の
配線と共に収納され、識別用板2の固有情報に関する情
報処理を行う情報処理管理部(棚コンピュータ)3とを
含んでいる。
【0024】このファイル検索管理システムの場合、キ
ャビネット10の最上部には棚6a,6b別にそれぞれ
棚表示部8a,8bが設けられ、所定数の棚板5にはそ
れぞれ棚板表示部7a,7bが設けられている。上位装
置としてのホストコンピュータ4は、情報処理管理部3
に対する動作指示を行う。これにより、ファイル9の検
索表示に際しては識別用板2の識別表示部2a,棚板表
示部7a,7b,並びに棚表示部8a,8bがこの順で
表示可能になっている。
【0025】また、上位装置としてのホストコンピュー
タ4は、情報処理管理部3に対する動作指示を行う。例
えば、テンキー(図示省略)等のデータ/コマンド入力
装置を有しており、これにより、後述するように検索す
べきファイルに割り当てられた固有情報を検索データと
して入力できる。
【0026】因みに、所定数の棚板5に挿設された検索
板1に対する情報処理管理部3による情報処理を所定の
順序で行わせるためには、後述するように情報処理管理
部3に外部通信制御機能を備えて外部通信装置(外部通
信インターフェース)から指示するか、或いはホストコ
ンピュータ4からの指示に従って棚6a,6b別に制御
を行う段制御部を備えれば良い。或いは情報処理管理部
3自体にそのようなプログラムを持たせることも可能で
ある。又、棚板表示部7a,7b及び棚表示部8a,8
bの表示も同様に行わせることが可能である。
【0027】このうち、検索板1は図5にその要部構成
を斜視図で示し,更に図6にその部分構成を平面図で示
すように、アクリル等の透明な材料から成る複数の棒状
導光部1a´が長方状に並設されて一対で成る導光板1
aと、これらの各導光板1aの長手方向に沿って所定の
間隔を置いて列設されると共に、検索用に赤外光線を発
光する複数の赤外線検索用発光素子1bと、各導光板1
aの各々一端部に対向するように各導光板1aの相互間
に設けられると共に、各導光板1a内を伝達した赤外光
線を各々検出した結果を示す光検出信号を出力する複数
の赤外線検索用受光素子1dと、各導光板1aの長手方
向に沿って所定の間隔を置いて各検索用発光素子1bと
平行して列設されると共に、表示用に可視光を発光する
複数の表示用可視発光素子1cと、各光学素子の駆動並
びに外部との接続を行うための電子部品と、各検索用発
光素子1b及び各表示用可視発光素子1cに対する発光
を制御する光学素子制御部1eとが所定箇所に電気回路
のパターンが印刷された基板13上に設けられ、これら
の各部が設けられた状態の基板13上を天井板としての
ガラス等の透明板12で覆って構成されている。
【0028】因みに、各光学素子や電子部品は基板13
上に直接的に配備できるが、各導光板1aはアルミプレ
ート等に接合された上で配備される。
【0029】ところで、検索板1の各導光板1aに関し
て、必要に応じて後述する識別用板2が有する複数の光
放射部から放射される光に対する分解能を上げるために
光指向性調整部を設けるようにしても良い。
【0030】この光指向性調整部は、図7に示す導光板
1aの外観斜視図及び図8に示すその要部における一部
破断した側面図,並びに図9の拡大図を参照すれば、各
棒状導光部1a´における相互間にそれらの延在方向に
延びて立設された遮光板1fと、各棒状導光部1a´の
光入射面に対向する一面側においてそれぞれ光入射面へ
向けて突出して設けられた複数の半球状切欠部Mと、各
棒状導光部1a´の光入射面に対向する一面と各検索用
受光素子1dに対向する一端とにそれぞれ設けられた反
射板R1,R2と、各棒状導光部1a´の光入射面にお
ける各検索用受光素子1d近傍に設けられた光減衰板と
しての光フィルタ板15とから成っている。
【0031】このうち、特に指向性の確保に重要な部分
は遮光板1f及び半球状切欠部Mであり、遮光板1fで
は図10に示されるように、識別用板2の各光放射部か
ら放射される光のうちの斜め方向からの成分を遮断して
ほぼ真上方向からの光線LX1,LX2を各遮光板1f間の
各棒状導光部1a´へ導く。半球状切欠部Mでは図9に
示されるように、各棒状導光部1a´内に入射された光
を棒状導光部1a´及び半球状切欠部Mの境界面で乱反
射させて指向性を定める。反射板R1,R2及び光フィ
ルタ板15は指向性の確保において補助的に働くが、光
フィルタ板15は各検索用受光素子1dに近接する識別
用板2の各光放射部から放射される光を減衰させるため
に設けられている。
【0032】このような光指向性調整部が設けられるこ
とにより、識別用板2の各光放射部から放射される光を
各棒状導光部1a´の延在方向へ指向性を持たせて各検
索用受光素子1dへと効率良く光伝搬できる。
【0033】因みに、図8では光フィルタ板15が設け
られる各棒状導光部1a´の各検索用受光素子1d近傍
における光出射面がテーパ状に傾斜された出射光に対す
る反射用の傾斜面となっており、このような傾斜面同士
が互いに突き合わされて逆三角形状の切欠部を成してい
るが、この傾斜面のテーパ状の向きが反対で互いに突き
合わされた状態で三角形状の切欠部を成すようなものと
しても良い。
【0034】このように、検索板1は基板13上にそれ
ぞれ設けられた各導光板1a,各検索用受光素子1d,
各検索用発光素子1b,各表示用可視発光素子1c,及
び上述した光指向性調整部上を透明板12でそれぞれ覆
って構成され、識別用板2の固有情報を光学的に検出す
る光学的情報検出部となる。
【0035】一方、識別用板2は、図11にその細部構
成を側面図で示すように、検索板1に対して各導光板1
aを横切る方向に当接載置されるもので、上述した短手
方向一端面に設けられた識別表示部2aを含む他、光の
反射伝達を初期的に行うための所定の角度で傾斜した傾
斜部を短手方向他端側に有している。この傾斜部は、光
の反射伝達を識別用板における長手方向に対して指向性
を持たせるために所定の曲率で曲がって成っている。
【0036】又、識別用板2は、固有情報を得るべく各
検索用発光素子1bのうちの対応位置にあるものから発
光された光を反射伝達することで光を固有パターンとし
て各導光板1aの短手方向で各導光板1a内へ放射する
ためにその長手方向一端面(ここでは下面)に設けられ
た複数の光放射部を有している。このため、識別用板2
は導光可能で且つ光反射可能な材質から成っている。各
光放射部は、固有パターンを光の所定の伝達パターンに
従って生成するもので、この所定の伝達パターンは光の
所定の位置パターンを持って放射することによって生成
される。
【0037】具体的に云えば、複数の光放射部は下面に
所定の間隔を置いて設けられたコード化された複数の窓
2b1 〜2bn+1 から成っている。但し、窓2b1 〜2
n+ 1 の個数は、各検索用受光素子1dの個数よりも幾
分少なくなっており、これによって窓2b1 〜2bn+1
からの各導光板1aに対する光の所定の位置パターンに
よる放射に際しての位置ずれ許容範囲を各導光板1aの
短手方向における位置ずれ許容範囲に対応させている。
因みに、識別表示部2aは検索板1の各表示用可視発光
素子1c(異なる有色なものを具備していることが好ま
しい)のうちの対応位置にあるものから発光された可視
光LB を反射伝達することで識別表示を行うために棚6
a,6bの開放側となる手前側の端面に設けられてい
る。尚、ここでの識別用板2は識別表示部2aを有する
光学的識別用検索体となってが、このような識別表示部
2aは情報処理管理部3やホストコンピュータ4による
情報処理の結果に従って識別用板2の該当するものを識
別表示するための可視光表示可能なものであるので、識
別用板2本体とは別に設けることも可能(例えば棚板5
側に異なる色で発光可能な有色発光素子による構成とし
て設ける場合が挙げられる)である。
【0038】ところで、識別用板2自体において各光放
射部(窓2b1 〜2bn+1 )に対して光の反射伝達に際
しての促進機能を持たせることもできる。
【0039】図12(a),(b)は、別の識別用板
(上述した光学式固有情報保有体に相当する)2の基本
構成を示したものである。この識別用板2では、図12
(a)に示されるように、光の反射伝達を初期的に行う
ための所定の角度で傾斜した傾斜部(ここでは傾斜角度
45度)が長手方向他端側に設けられると共に、長手方
向に対して所定の角度を成してそれぞれ所定の間隔を置
いて傾斜部により初期的に反射伝達された光をそれぞれ
反射する反射面を含む複数の反射穴2d(例えばその反
射面の出射光に対する傾斜角度42度とする場合が挙げ
られる)が設けられている。
【0040】ここでは、入射光が最初に傾斜部の傾斜面
で反射された後、各反射穴2dの反射面でそれぞれ反射
されて各光放射部(窓2b1 〜2bn+1 )が形成される
ようになっている。
【0041】何れにしても、識別用板2は固有情報が与
えられるもので、検索板1の対応位置にある検索用発光
素子1bから発光された赤外光線LE を各側面,上面,
及び下面で反射して下面に設けられた各窓2b1 〜2b
n+1 から各々反射光R1 〜Rn+1 を固有パターンで検索
板1の各導光板1aへ放射する。この固有パターンを得
るための所定の位置パターンは、例えば各窓2b1 〜2
n+1 のうちの一部を塞いて他部を開口した状態のビッ
ト放射形式とするか、或いは各窓2b1 〜2bn+1 の開
口面積を変えて反射光R1 〜Rn+1 の相対的な光量を異
にするアナログ放射形式として形成すれば良い。これに
より、各検索用受光素子1dから各々得られる光検出信
号に固有パターンの情報が持たされるが、識別用板2の
使用可能な枚数は形成可能な位置パターン数に応じた膨
大なものとなる。何れの場合も各検索用受光素子1dの
個数は各光放射部(窓2b1 〜2bn+1 )の個数よりも
多くしておくことが好ましい。
【0042】他方、情報処理管理部3は、上述したよう
にホストコンピュータ4による動作指示を受けたり、或
いは外部通信制御機能を備える場合には外部通信装置か
らの動作指示を受けて動作し、各検索用発光素子1b及
び各表示用可視発光素子1cに対する発光を制御する光
学素子制御部1eに対する動作指示を行うと共に、各検
索用受光素子1dからそれぞれ得られる光検出信号に基
づいて識別用板2を識別するための情報処理を行い、そ
の情報処理の結果に従って光学素子制御部1eに対して
各表示用可視発光素子1cから識別用板2に対応するも
のを選定して発光制御を行わせるための動作指示を行
う。外部通信装置は、当然、検索データを入力するため
のテンキーあるいは音声入力装置等のデータ入力部を有
するものとする。
【0043】又、この情報処理管理部3によって各表示
用可視発光素子1cに対する発光制御に際して所定の表
示パターン(例えば使用目的に応じて色別な表示を行わ
せる場合において、所定時間における継続的な点灯や所
定時間におけるテンポ可変の点滅等を異なる有色発光素
子を用いて色合成させて行う場合が挙げられる)を持た
せる場合、例えば各棚板5上におけるファイル9に関す
る収納番号等の付属情報を予め情報処理管理部3に記憶
しておき、この付属情報に従って光学素子制御部1eに
対して制御指示を行うようにすれば良い。こうした特定
のパターンによる制御指示に際しては、情報処理管理部
3が外部通信装置やホストコンピュータ4からの動作指
示を受けて動作する場合、例えばCPU,記憶装置,I
/O,通信器等を備えれば、こうした機能は容易に構築
できる。
【0044】更に、この被検索物管理システムでは、上
述したように各棚板5に検索板1が挿設され、情報処理
管理部3及び各部の配線が電気系収納部としての収納箱
14に収納されているが、棚6a,6bの構造として
は、図13にその要部構造の斜視図を,図14にその要
部構造の断面側面図を示すように、別途に各棚板5にお
ける検索板1を除く箇所と収納箱14における被検索物
(ファイル9)が当接される背板(当接面)との間に
は、検索板1に対して所定の間隔dを成して非接触とな
るように所定数の仕切板16を設けている。これらの仕
切板16は検索板1表面を傷付けることなく被検索物
(ファイル9)の収納を安定して行わせるために設けら
れている。
【0045】加えて、識別用板2のファイル9における
付設形態としては、ファイル9側に識別用板2を収納す
るための専用ポケットを一体的に設けておけば良い。こ
うした場合のファイル9としては、例えば図15に示さ
れるように、保管文書11を綴じ込むための透明なポケ
ットP1と、識別用板2を収納するための非透明なポケ
ットP2とが設けられ、ポケットP2及びファイル9に
おける各光放射部(窓2b1 〜2bn+1 )と各検索用発
光素子1b及び各表示用可視発光素子1cのうちの該当
するものとに対応する部分とがそれぞれ開口されて開口
部9a,9bが形成されている。因みに、ファイル9に
は使用者がファイル名を視認可能に記入又は印字するた
めのファイル名記入用ラベルNが設けられている。
【0046】次に、このファイル検索管理システムによ
るファイル9の検索表示管理の動作の一例を説明する。
但し、ファイル9は識別用板2が付設された状態で図3
に示されるようなキャビネット10の棚6a,6bの何
れかの棚板5に関する検索板1上に置かれる。ここでは
情報処理管理部3が基本機能として各棚板5上における
ファイル9に関する収納番号を予め記憶していると共
に、ホストコンピュータ4や外部通信装置からの指示で
動作可能であり、識別用板2の識別表示部2aが異なる
発光色で表示可能であるとする。
【0047】そこで、先ずファイル9(識別用板2)の
入庫に関しては、システム全体を動作状態にしてから特
定のファイル9(識別用板2)を所定の棚5の検索板1
上に置くと、その検索板1が識別用板2から固有情報
(識別コード)を読取検出して情報処理管理部3へ伝送
し、情報処理管理部3では光学素子制御部1eを介して
該当する表示用可視発光素子1cを例えば緑色で発光さ
せてその識別用板2の識別表示部2aを点灯表示するこ
とで作業者に知らせる。ファイル9(識別用板2)の載
置状態が悪い場合にはその識別用板2の識別表示部2a
が点灯表示されないため、作業者は再度ファイル9(識
別用板2)の置き方を正すようにする。尚、ファイル9
(識別用板2)の載置状態が悪い場合にはその識別用板
2の識別表示部2aを別な色で点灯表示させることも可
能である。
【0048】同時に情報処理管理部3はホストコンピュ
ータ4へその識別用板2の固有情報を伝送して入庫通知
する。このとき、例えば情報処理管理部3がその識別用
板2の識別表示部2aを薄緑色で点灯表示させて入庫状
態であることを作業者に知らせる。この後、ホストコン
ピュータ4は該当するファイル9(識別用板2)の固有
情報が情報処理管理部3に入庫されていることを記憶す
る。
【0049】このようにして、キャビネット10の棚6
a,6bの各棚板5上に収納される全てのファイル9
(識別用板2)に関する固有情報を情報処理管理部3や
ホストコンピュータ4で登録管理することができる。
【0050】一方、ファイル9(識別用板2)の出庫に
関しては、システム全体を動作状態にしてからホストコ
ンピュータ4や外部通信装置によって棚板5上の情報処
理管理部3に対して該当するファイル9(識別用板2)
の固有情報に関する出庫指示を行う。情報処理管理部3
は、自棚(棚板5)にファイル9(識別用板2)があれ
ば光学素子制御部1eを介して該当する表示用可視発光
素子1cを例えば赤色で発光させてその識別用板2の識
別表示部2aを点灯表示することで作業者に知らせる。
同時に情報処理管理部3はホストコンピュータ4へ出庫
受付け通知するが、出庫受付け通知が来なければホスト
コンピュータ4ではその表示画面上に目的のファイル9
(識別用板2)が無い旨の表示を行って作業者に知らせ
る。
【0051】作業者が目的のファイル9(識別用板2)
を取り出すと情報処理管理部3はそのファイル9(識別
用板2)が無くなったことを検索板1による検索検出を
経て認識し、光学素子制御部1eを介してその該当する
赤色発光の表示用可視発光素子1cの点灯を消灯する。
このとき、情報処理管理部3はホストコンピュータ4へ
出庫完了通知し、ホストコンピュータ4では該当するフ
ァイル9(識別用板2)が出庫されていることを記憶す
る。
【0052】このようにして、キャビネット10の棚6
a,6bの各棚板5上の何れかから引き出されたファイ
ル9(識別用板2)の出庫状態を情報処理管理部3やホ
ストコンピュータ4で管理することができる。
【0053】因みに、こうしたファイル9(識別用板
2)の入庫や出庫に際しては、必要に応じてホストコン
ピュータ4や外部通信装置からの指示により情報処理管
理部3を介して棚板表示部7a,7bや棚表示部8a,
8bを点灯,消灯させることも可能である。
【0054】このファイル検索管理システムの場合、検
索表示管理を様々な形態で運用できるが、ここで説明し
たようにキャビネット10の棚6a,6bの各棚板5上
に収納される全てのファイル9(識別用板2)の固有情
報を予め情報処理管理部3及びホストコンピュータ4で
登録管理しておけば、全てのファイル9(識別用板2)
の固有情報が常時監視されることになるため、所望の複
数のファイル9(識別用板2)に関する一斉検索や一斉
表示が可能になる。又、こうした状態では特定のファイ
ル9(識別用板2)を一旦引き出した後、元の位置では
なしに他の位置に返却しても、その識別用板2の固有情
報が情報処理管理部3及びホストコンピュータ4で新た
に管理登録されることになるため、検索表示動作の基本
機能には何等支障を来さない。これにより、ファイル9
(識別用板2)の返却位置を任意にできるため、ファイ
ル9(識別用板2)に関する使用上の制約が顕著に緩和
されることになる。
【0055】従って、ファイル検索管理システムでは識
別用板2に電子回路を備えること無く、ファイル9の数
が多くても所望のファイル9(識別用板2)を制約無く
迅速且つ簡易に検索表示して管理し得るものとなる。こ
の結果、従来の識別体のように電子回路の電源部に必要
であった電力供給を一切行う必要が無い上、識別体が電
子回路を備えたときのようなメンテナンスや交換作業を
必要とせず、しかも故障を起こし難い取り扱いが簡易な
ものとなる。
【0056】尚、このファイル検索管理システムでは、
識別用板2における複数の光放射部としての窓の個数を
n+1(但し、ここでのnは6以上の自然数を示す)個
とすると共に、検索板1における検索用受光素子1dの
個数を窓の個数をn+1を超過する個数としたが、これ
らの実際の個数は被検索物としてのファイル9の総数を
考慮して設定されるべきものである。又、検索板1が各
検索用発光素子1b,各表示用可視発光素子1c,及び
光学素子制御部1eを備えるものとしたが、これらを別
体として各検索用発光素子1b,各表示用可視発光素子
1cからの検索用赤外光や表示用可視光を識別用板2の
背面垂直方向から入射させる構成としたり、或いは識別
表示部2aが棚板5側に所定の間隔で設けられた場合に
は各表示用可視発光素子1cを棚板5側の識別表示部2
aに対応する位置に設けるようにしても良い。更に、検
索板1が棚板5の上面に設けられた場合を説明したが、
検索板1は棚板5の下面や各棚6a,6bにおける各棚
板5間に位置される後板等に設けられ、棚板5の上面或
いは後方から検索されるようにしても良い。
【0057】尚、上述では被検索物がファイル9である
場合のファイル検索管理システムについて説明したが、
他の被検索物を対象にした場合も適用可能である。
【0058】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の光学式
固有情報保有体によれば、可視光を使用した安価に構成
できる読取装置で固有情報を読み取ることができる。ま
たこの光学式固有情報保有体は、例えばファイル等に代
表される被検索物を検索したり管理したりする被検索物
管理システムに使用するのに好適であるし、また保有し
た固有情報を利用して自他の区別を行うことが可能であ
るため、様々な分野における鍵の一種としての使用も可
能であり、便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態による光学式固有情報保
有体を示す正面図である。
【図2】図1の光学式固有情報保有体の要部の拡大図で
ある。
【図3】図1の光学式固有情報保有体を適用可能なファ
イル検索管理システムの基本構成を示したブロック図で
ある。
【図4】図3に示すファイル検索管理システムの要部構
成を示した斜視図である。
【図5】図3に示すファイル検索管理システムに用いら
れる検索板の要部構成を示した斜視図である。
【図6】図5に示す検索板の部分構成を一部破断して示
した平面図である。
【図7】図5に示す検索板に用いられる導光板の外観構
成を一部透視して示した斜視図である。
【図8】図7に示す導光板の要部構成である棒状導光部
を一部破断して示した側面図である。
【図9】図8に示す棒状導光部の部分拡大図である。
【図10】図7に示す導光板において入射光が遮光板か
ら棒状導光部へ導かれる様子を説明するために示したも
のである。
【図11】図3に示すファイル検索管理システムに用い
られる識別用板の細部構成を一部破断して側面側より示
した斜視図である。
【図12】図3に示すファイル検索管理システムに用い
られる別の識別用板の構成を示したもので、(a)はそ
の側面図に関するもの,(b)は(a)のE領域におけ
る部分拡大図に関するものである。
【図13】図3に示すファイル検索管理システムの棚構
造の要部構成を一部破断して示した斜視図である。
【図14】図16に示す棚構造の要部構成を示した断面
側面図である。
【図15】図3に示すファイル検索管理システムで用い
られるファイルの細部構造を示した斜視図である。
【符号の説明】
21 長尺板体 22 上端面 23 下端面 24 斜面 25 曲率中心 26 斜面 27 斜面 28 垂直面 29 反射面 31 空所
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−133102(JP,A) 実開 昭55−144303(JP,U) 実開 昭61−16586(JP,U) 実公 昭63−26862(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 19/00 - 19/16 G09F 13/00 - 13/46

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性の長尺板体の長手方向及びこれに
    直交する幅方向で異なる複数の光制御箇所を有し、前記
    光制御箇所のうちの選ばれた箇所に前記長手方向及前記
    幅方向に対し同じ向きに傾斜した反射面を形成し、前記
    光制御箇所の反射面の有無により固有情報をもたせたこ
    とを特徴とする光学式固有情報保有体。
  2. 【請求項2】 前記長尺板体に空所を形成し、前記空所
    を規定する壁面の一部により前記反射面を構成した請求
    項1記載の光学式固有情報保有体。
  3. 【請求項3】 前記空所は前記長尺板体を板厚方向に貫
    通したスロットである請求項2記載の光学式固有情報保
    有体。
  4. 【請求項4】 前記スロットはレーザー加工により形成
    されたものである請求項3記載の光学式固有情報保有
    体。
  5. 【請求項5】 前記長尺板体の前記長手方向での一端に
    前記長手方向及び前記幅方向に対し傾斜した反射機能を
    もつ平面又は曲面の斜面を設け、前記斜面に入射した光
    を前記長手方向に導くようにした請求項1に記載の光学
    式固有情報保有体。
  6. 【請求項6】 前記長尺板体の前記幅方向における端面
    に、光を放射するための複数の光放射部を間隔をおいて
    設けた請求項1に記載の光学式固有情報保有体。
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