JPH0997914A - 光信号検出装置 - Google Patents

光信号検出装置

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Publication number
JPH0997914A
JPH0997914A JP7254345A JP25434595A JPH0997914A JP H0997914 A JPH0997914 A JP H0997914A JP 7254345 A JP7254345 A JP 7254345A JP 25434595 A JP25434595 A JP 25434595A JP H0997914 A JPH0997914 A JP H0997914A
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JP
Japan
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optical signal
light
plate
long
longitudinal direction
Prior art date
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Pending
Application number
JP7254345A
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English (en)
Inventor
Mitsuharu Nishiguchi
満晴 西口
Keiji Izuno
啓治 伊津野
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ADVANTEC KK
Itoki Crebio Corp
Original Assignee
ADVANTEC KK
Itoki Crebio Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少数の光検出素子ですむ、簡単な構造の安価
な光信号検出装置の提供。 【解決手段】 透光性の長尺棒体1a´の長手方向に直
交する一主面に光信号が入射される。長尺棒体1a´の
前記一主面に対向する対向面には複数の半球状切欠部M
が形成されている。これら複数の半球状切欠部Mは、長
尺棒体1a´の前記一主面に入射されて長尺棒体1a´
内部に入った光信号を部分的に乱反射させて、長尺棒体
1a´内部を長尺棒体1a´の長手方向に伝播させる。
長尺棒体1a´の長手方向での一端の近傍には、長尺棒
体1a´内部を長手方向に伝播した光を検出し、検出信
号を出力する光検出素子1dが設けられている。長尺棒
体1a´の他端には反射板R2が形成され、長尺棒体1
a´の前記対向面には反射板R1が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光信号を検出し検
出信号を出力する光信号検出装置に関し、特に、光学的
にパターンを認識する装置等に使用される光信号検出装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、被認識物の形状を光学的にパタ
ーンとして認識する形状認識装置においては、光信号検
出装置の光信号検出面上に被認識物が載置された状態で
光信号検出面を上方から光ビームで主走査及び副走査す
る。この際、被認識物が存在する光信号検出面上を光ビ
ームで走査した時には光ビームは被認識物で遮られ、被
認識物が存在しない光信号検出面上を光ビームで走査し
た時には光ビームは光信号検出面に到達する。このよう
にして光信号検出面に生成された被認識物の形状を反映
する光信号を光信号検出装置にて検出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような光信号検出
装置において、光信号検出面に生成された光信号を直接
光検出素子(受光素子)で受光し検出しようとすると、
一個の光検出素子(受光素子)の受光面は限られた面積
しかカバーできないので、光信号検出面の光ビームの主
走査方向のみならず副走査方向にも多数の光検出素子
(受光素子)を設ける必要がある。このため、光信号検
出装置は、構造が複雑となり、高価となる。
【0004】それ故、本発明の課題は、少数の光検出素
子ですむ簡単な構造の安価な光信号検出装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、透光性
の長尺棒体と、この長尺棒体に形成され、該長尺棒体の
長手方向に直交する一主面に入射されて前記長尺棒体内
部に入った光信号を前記長尺棒体内部を前記長手方向に
伝播させる手段と、前記長尺棒体の前記長手方向での一
端の近傍に設けられ、前記長尺棒体内部を前記長手方向
に伝播した光を検出し、検出信号を出力する光検出素子
とを有することを特徴とする光信号検出装置が得られ
る。
【0006】前記手段は、前記長尺棒体の前記一主面に
対向する対向面に形成された複数の半球状切欠部であ
り、これら複数の半球状切欠部は、前記光信号を部分的
に乱反射させて前記長尺棒体内部を前記長手方向に伝播
させるものであることが好ましい。
【0007】その代りに、前記手段は、前記長尺棒体の
前記一主面に対向する対向面に形成され、前記長尺棒体
の一対の側面に対して垂直に延びる複数の断面半円状切
欠部であり、これら複数の断面半円状切欠部は、前記光
信号を部分的に乱反射させて前記長尺棒体内部を前記長
手方向に伝播させるものであってもよい。
【0008】前記光信号検出装置は、前記長尺棒体の他
端に形成された反射板を更に含んでいてもよい。
【0009】更に、前記光信号検出装置は、前記長尺棒
体の前記対向面に形成された反射板を更に含んでもよ
い。
【0010】また、前記長尺棒体の複数個を、互いの側
面が隣接しかつ互いの前記一主面が一平面をなすように
並置し、これら複数個の長尺棒体の各々に前記手段が形
成され、前記複数個の長尺棒体の各々の前記一端の近傍
に前記光検出素子が設けられてもよい。
【0011】この場合、前記光信号検出装置は、前記複
数個の長尺棒体の相互間に立設され、前記複数個の長尺
棒体の前記一主面がなす前記一平面よりも突出した高さ
を持つ遮光板を更に含んでいてもよい。
【0012】また、前記長尺棒体の二つを、互いの前記
一端が対向しかつ互いの前記一主面が一平面をなすよう
に一列に配置し、これら二つの長尺棒体の各々に前記手
段が形成され、前記二つの長尺棒体の前記一端の近傍に
前記光検出素子が一つ設けられ、この光検出素子を、前
記二つの長尺棒体内部を前記長手方向に伝播した光の検
出に共用するようにしてもよい。
【0013】この場合、前記光信号検出装置は、前記二
つの長尺棒体の前記一主面における前記光検出素子の近
傍に設けられた光減衰板を更に含み、この光減衰板は、
該光減衰板に入射されて前記光検出素子に向かう光信号
を減衰させ、前記光検出素子に、前記光減衰板に入射さ
れて前記光検出素子に向かう光信号を、前記長尺棒体内
部を前記長手方向に伝播してきた光と同程度の強度で受
光させるようにしてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例について図面
を参照して説明する。
【0015】図1を参照すると、本発明の一実施例によ
る光信号検出装置は、透光性を示すアクリル製の長尺棒
体1a´を含んでいる。なお、この長尺棒体1a´とし
ては、例えば、ガラス製のものやナイロン製のもの等を
用いることができる。すなわち、長尺棒体1a´の材料
は、透光性を示す材料であればよい。この長尺棒体1a
´には、長尺棒体1a´の長手方向に直交する一主面に
実質的に垂直に入射されて長尺棒体1a´内部に入った
光信号を長尺棒体1a´内部を長尺棒体1a´の長手方
向に伝播させる工夫がなされている。
【0016】図1に加えて図2をも参照して、具体的に
は、長尺棒体1a´の前記一主面に対向する対向面に、
多数の半球状切欠部Mが所定のピッチで形成されてい
る。これら多数の半球状切欠部Mは、後に図示して説明
するように、前記光信号を部分的に乱反射させて長尺棒
体1a´内部を長尺棒体1a´の長手方向に伝播させる
ものである。すなわち、多数の半球状切欠部Mによって
乱反射された光信号の内、長尺棒体1a´と空気との境
界面に、長尺棒体1a´の素材の空気に対する臨界角
(約42°)より大きい入射角で入射する光信号は、全
反射されるので、長尺棒体1a´の外部にでなくなり、
長尺棒体1a´内部を伝播する。
【0017】なお、多数の半球状切欠部Mの代りに、長
尺棒体1a´の一対の側面に対して垂直に延びる多数の
断面半円状切欠部が長尺棒体1a´の対向面に形成され
ても、よい。これら多数の断面半円状切欠部も、多数の
半球状切欠部Mと同様に、前記光信号を部分的に乱反射
させて長尺棒体1a´内部を長尺棒体1a´の長手方向
に伝播させることができる。
【0018】長尺棒体1a´の長手方向での一端の近傍
には光検出素子(受光素子)1dが設けられている。光
検出素子1dは、長尺棒体1a´内部を長尺棒体1a´
の長手方向に伝播した光を検出し、検出信号を出力す
る。
【0019】長尺棒体1a´の他端には反射板R2が形
成されており、反射板R2は、長尺棒体1a´内部を長
尺棒体1a´の長手方向に伝播してきた光を受けると、
その光を長尺棒体1a´の前記一端の方向に反射する。
【0020】長尺棒体1a´の前記対向面にも反射板R
1が形成されている。
【0021】また、図示の例では、長尺棒体1a´の二
つが、互いの前記一端が対向しかつ互いの前記一主面が
一平面をなすように一列に配置されている。もちろん、
これら二つの長尺棒体1a´の各々に多数の半球状切欠
部Mが形成されている。これら二つの長尺棒体1a´の
前記一端の近傍に光検出素子1dが一つ設けられ、この
光検出素子1dを、二つの長尺棒体1a´内部を長尺棒
体1a´の長手方向に伝播した光の検出に共用する。
【0022】二つの長尺棒体1a´の前記一主面におけ
る光検出素子1dの近傍には光減衰板15が設けられて
いる。この光減衰板15は、光減衰板15に入射されて
光検出素子1dに向かう光信号を減衰させ、光検出素子
1dに、光減衰板15に入射されて光検出素子1dに向
かう光信号を、長尺棒体1a´内部を長尺棒体1a´の
長手方向に伝播してきた光と同程度の強度で受光させ
る。
【0023】図1に加えて図3を参照して、本光信号検
出装置においては、長尺棒体1a´の複数個が、互いの
側面が隣接しかつ互いの前記一主面が一平面をなすよう
に、並置されている。これら複数個の長尺棒体1a´の
各々に多数の半球状切欠部Mが形成されている。
【0024】複数個の長尺棒体1a´の相互間には遮光
板1fが立設されている。これら遮光板1fは、複数個
の長尺棒体1a´の前記一主面がなす前記一平面よりも
突出した高さを持っている。これら遮光板1fは、長尺
棒体1a´の前記一主面に対して実質的に垂直に入射す
る光信号(実線矢印で示す)のみを長尺棒体1a´の前
記一主面に受光させるためのものであり、遮光板1fに
当たる他の光信号(破線矢印で示す)は遮光板1fにて
吸収され、長尺棒体1a´の前記一主面に受光されな
い。このように、個々の長尺棒体の1a´に入射される
光信号を分離するため長尺棒体1a´相互間に遮光板1
fを設けることにより、光信号の分離をより正確なもの
とする。つまり、遮光板1fによって長尺棒体1a´に
入射される光信号の角度を限定することができ、その角
度は遮光板1fの高さと長尺棒体1a´の幅とにより任
意に決定される。
【0025】これら遮光板1fの上端には多数の長尺棒
体1a´を覆うように透明板12が載置され、この透明
板12上に形状認識しようとする被認識物が置かれる。
【0026】図4に、上述の光信号検出装置における長
尺棒体1a´と光検出素子1dとの配置関係が示す。な
お、被認識物の形状認識を行う際には、この光信号検出
装置上に被認識物を置いた状態で、光信号検出装置を上
方から光ビームで走査する。この際の光ビームの主走査
方向がMSで示され、副走査方向がSSで示されてい
る。
【0027】なお、図5に示すように、光検出素子1d
の配置位置を隣接する光検出素子1dで千鳥足状にずら
してもよい。これにより、光検出素子1dが大きい場合
でも有効に光検出素子1dの配置を行うことができる。
【0028】図1において、被認識物の形状を認識する
際には、長尺棒体1a´の前記一主面の上方(図3の透
明板12上)に被認識物が載置された状態で、長尺棒体
1a´の前記一主面を上方から長尺棒体1a´の長手方
向に垂直な方向(図4の主走査方向MSに対応)に光ビ
ームで走査する。この際、被認識物で覆われた長尺棒体
1a´の前記一主面上を光ビームで走査した時には光ビ
ームは被認識物で遮られ、長尺棒体1a´の前記一主面
には到達しない。この時点では長尺棒体1a´内部を光
信号が伝播することはなく、従って、光検出素子1dは
光信号を検出せずに、例えば、論理“0”の検出信号を
出力する。他方、被認識物で覆われていない長尺棒体1
a´の前記一主面上を光ビームで走査した時には光ビー
ムは被認識物で遮られることなく長尺棒体1a´の前記
一主面に到達する。この時点では光ビームが光信号とし
て長尺棒体1a´内部を長尺棒体1a´の長手方向に伝
播し、従って、光検出素子1dは光信号を検出し、例え
ば、論理“1”の検出信号を出力する。このようにして
得られた検出信号は以下のように処理される。
【0029】図6を参照して、書込回路21は、全ての
光検出素子1dの出力に接続され、全ての光検出素子1
dの検出信号を、主走査方向MS(図4)に沿う光ビー
ムの主走査に同期して、取り込み、取り込んだ信号を、
一画面を記憶できるメモリ容量を持つメモリ22の対応
部分(前記取り込んだ信号に対応するメモリ領域)に順
次書き込む。検出信号20が一画面分メモリ22に記憶
されると、読出回路23は記憶された信号を記憶された
順に読出し、読み出した信号を、例えば、CRTである
表示装置24に表示させる。
【0030】このように図1〜図6を参照して説明した
光信号検出装置においては、長尺棒体1a´の前記一主
面で受けた光信号を長尺棒体1a´内を長尺棒体1a´
の長手方向に伝播させ、長尺棒体1a´の長手方向の一
端の近傍に設けた光検出素子1dに導くようにしたの
で、光ビームの副走査方向SS(図4)に沿って設けら
れる光検出素子1dの数を減らすことができた。
【0031】上述した光信号検出装置は、形状認識装置
の光信号検出装置として使用可能な他、以下に述べるよ
うに、ファイル検索管理システムにおける光信号検出装
置としても使用可能である。なお、上述した長尺棒体1
a´及び光検出素子1dは、以下の説明においては棒状
導光部及び検索用受光素子とそれぞれ称され、同じ参照
符号が付されている。
【0032】図7は、上述した光信号検出装置を使用可
能なファイル検索管理システムの基本構成を示したブロ
ック図であり、図8はその要部を示した斜視図である。
【0033】このファイル検索管理システムは、所定数
の棚板5をぞれぞれ有する2つの棚6a,6bを結合し
て成る所用のキャビネット10を含む他、各棚板5に各
々挿設された検索板1と、被検索物としての保管文書1
1が綴じ込まれたファイル9に設けられて検索板1上に
載置され、識別表示を行うための識別表示部2aを有す
ると共に、光学的に読取可能な固有情報が与えられる板
状の表示機能付識別用板2と、電気系収納部として棚板
5上の検索板1を回避する位置に設けられた収納箱14
に各部の配線と共に収納され、識別用板2の固有情報に
関する情報処理を行う情報処理管理部(棚コンピュー
タ)3とを含んでいる。
【0034】このファイル検索管理システムの場合、キ
ャビネット10の最上部には棚6a,6b別にそれぞれ
棚表示部8a,8bが設けられ、所定数の棚板5にはそ
れぞれ棚板表示部7a,7bが設けられている。上位装
置としてのホストコンピュータ4は、情報処理管理部3
に対する動作指示を行う。これにより、ファイル9の検
索表示に際しては識別用板2の識別表示部2a,棚板表
示部7a,7b,並びに棚表示部8a,8bがこの順で
表示可能になっている。
【0035】また、上位装置としてのホストコンピュー
タ4は、情報処理管理部3に対する動作指示を行う。例
えば、テンキー(図示省略)等のデータ/コマンド入力
装置を有しており、これにより、後述するような検索す
べきファイルに割り当てられた固有情報を検索データと
して入力できる。
【0036】因みに、所定数の棚板5に挿設された検索
板1に対する情報処理管理部3による情報処理を所定の
順序で行わせるためには、後述するように情報処理管理
部3に外部通信制御機能を備えて外部通信装置(外部通
信インターフェース)から指示するか、或いはホストコ
ンピュータ4からの指示に従って棚6a,6b別に制御
を行う段制御部を備えれば良い。或いは情報処理管理部
3自体にそのようなプログラムを持たせることも可能で
ある。又、棚板表示部7a,7b及び棚表示部8a,8
bの表示も同様に行わせることが可能である。
【0037】このうち、検索板1は図9にその要部構成
を斜視図で示し,更に図10にその部分構成を平面図で
示すように、アクリル等の透明な材料から成る複数の棒
状導光部1a´が長方状に並設されて一対で成る導光板
1aと、これらの各導光板1aの長手方向に沿って所定
の間隔を置いて列設されると共に、検索用に赤外光線を
発光する複数の赤外線検索用発光素子1bと、各導光板
1aの各々一端部に対向するように各導光板1aの相互
間に設けられると共に、各導光板1a内を伝達した赤外
光線を各々検出した結果を示す光検出信号を出力する複
数の赤外線検索用受光素子1dと、各導光板1aの長手
方向に沿って所定の間隔を置いて各検索用発光素子1b
と平行して列設されると共に、表示用に可視光を発光す
る複数の表示用可視発光素子1cと、各光学素子の駆動
並びに外部との接続を行うための電子部品と、各検索用
発光素子1b及び各表示用可視発光素子1cに対する発
光を制御する光学素子制御部1eとが所定箇所に電気回
路のパターンが印刷された基板13上に設けられ、これ
らの各部が設けられた状態の基板13上を天井板として
のガラス等の透明板12で覆って構成されている。
【0038】因みに、各光学素子や電子部品は基板13
上に直接的に配備できるが、各導光板1aはアルミプレ
ート等に接合された上で配備される。
【0039】ところで、検索板1の各導光板1aに関し
て、必要に応じて後述する識別用板2が有する複数の光
放射部から放射される光に対する分解能を上げるために
光指向性調整部を設けるようにしても良い。
【0040】この光指向性調整部は、図11に示す導光
板1aの外観斜視図及び図12に示すその要部における
一部破断した側面図,並びに図13にその拡大図を参照
すれば、各棒状導光部1a´における相互間にそれらの
延在方向に延びて立設された遮光板1fと、各棒状導光
部1a´の光入射面に対向する一面側においてそれぞれ
光入射面へ向けて突出して設けられた複数の半球状切欠
部Mと、各棒状導光部1a´の光入射面に対向する一面
と各検索用受光素子1dに対向する一端とにそれぞれ設
けられた反射板R1,R2と、各棒状導光部1a´の光
入射面における各検索用受光素子1d近傍に設けられた
光減衰板としての光フィルタ板15とから成っている。
【0041】このうち、特に指向性の確保に重要な部分
は遮光板1f及び半球状切欠部Mであり、遮光板1fで
は図14に示されるように、識別用板2の各光放射部か
ら放射される光のうちの斜め方向からの成分を遮断して
ほぼ真上方向からの光線LX1,LX2を各遮光板1f間の
各棒状導光部1a´へ導く。半球状切欠部Mでは図13
に示されるように、各棒状導光部1a´内に入射された
光を棒状導光部1a´及び半球状切欠部Mの境界面で乱
反射させて指向性を定める。反射板R1,R2及び光フ
ィルタ板15は指向性の確保において補助的に働くが、
光フィルタ板15は各検索用受光素子1dに近接する識
別用板2の各光放射部から放射される光を減衰させるた
めに設けられている。
【0042】このような光指向性調整部が設けられるこ
とにより、識別用板2の各光放射部から放射される光を
各棒状導光部1a´の延在方向へ指向性を持たせて各検
索用受光素子1dへと効率良く光伝搬できる。
【0043】因みに、図12では光フィルタ板15が設
けられる各棒状導光部1a´の各検索用受光素子1d近
傍における光出射面がテーパ状に傾斜された出射光に対
する反射用の傾斜面となっており、このような傾斜面同
士が互いに突き合わされて逆三角形状の切欠部を成して
いるが、この傾斜面のテーパ状の向きが反対で互いに突
き合わされた状態で三角形状の切欠部を成すようなもの
としても良い。
【0044】このように、検索板1は基板13上にそれ
ぞれ設けられた各導光板1a,各検索用受光素子1d,
各検索用発光素子1b,各表示用可視発光素子1c,及
び上述した光指向性調整部上を透明板12でそれぞれ覆
って構成され、識別用板2の固有情報を光学的に検出す
る光学的情報検出部となる。
【0045】一方、識別用板2は、図15にその細部構
成を側面図で示すように、検索板1に対して各導光板1
aを横切る方向に当接載置されるもので、上述した短手
方向一端面に設けられた識別表示部2aを含む他、光の
反射伝達を初期的に行うための所定の角度で傾斜した傾
斜部を短手方向他端側に有している。この傾斜部は、光
の反射伝達を識別用板における長手方向に対して指向性
を持たせるために所定の曲率で曲がって成っている。
【0046】又、識別用板2は、固有情報を得るべく各
検索用発光素子1bのうちの対応位置にあるものから発
光された光を反射伝達することで光を固有パターンとし
て各導光板1aの短手方向で各導光板1a内へ放射する
ためにその長手方向一端面(ここでは下面)に設けられ
た複数の光放射部を有している。このため、識別用板2
は導光可能で且つ光反射可能な材質から成っている。各
光放射部は、固有パターンを光の所定の伝達パターンに
従って生成するもので、この所定の伝達パターンは光の
所定の位置パターンを持って放射することによって生成
される。
【0047】具体的に云えば、複数の光放射部は下面に
所定の間隔を置いて設けられたコード化された複数の窓
2b1 〜2bn+1 から成っている。但し、窓2b1 〜2
n+ 1 の個数は、各検索用受光素子1dの個数よりも幾
分少なくなっており、これによって窓2b1 〜2bn+1
からの各導光板1aに対する光の所定の位置パターンに
よる放射に際しての位置ずれ許容範囲を各導光板1aの
短手方向における位置ずれ許容範囲に対応させている。
因みに、識別表示部2aは検索板1の各表示用可視発光
素子1c(異なる有色なものを具備していることが好ま
しい)のうちの対応位置にあるものから発光された可視
光LB を反射伝達することで識別表示を行うために棚6
a,6bの開放側となる手前側の端面に設けられてい
る。尚、ここでの識別用板2は識別表示部2aを有する
光学的識別用検索体となってが、このような識別表示部
2aは情報処理管理部3やホストコンピュータ4による
情報処理の結果に従って識別用板2の該当するものを識
別表示するための可視光表示可能なものであるので、識
別用板2本体とは別に設けることも可能(例えば棚板5
側に異なる色で発光可能な有色発光素子による構成とし
て設ける場合が挙げられる)である。
【0048】ところで、識別用板2自体において各光放
射部(窓2b1 〜2bn+1 )に対して光の反射伝達に際
しての促進機能を持たせることもできる。
【0049】図16(a),(b)は、更に別の識別用
板2の基本構成を示したものである。この識別用板2で
は、図14(a)に示されるように、光の反射伝達を初
期的に行うための所定の角度で傾斜した傾斜部(ここで
は傾斜角度45度)が長手方向他端側に設けられると共
に、長手方向に対して所定の角度を成してそれぞれ所定
の間隔を置いて傾斜部により初期的に反射伝達された光
をそれぞれ反射する反射面を含む複数の反射穴2d(例
えばその反射面の出射光に対する傾斜角度42度とする
場合が挙げられる)が設けられている。
【0050】ここでは、入射光が最初に傾斜部の傾斜面
で反射された後、各反射穴2dの反射面でそれぞれ反射
されて各光放射部(窓2b1 〜2bn+1 )が形成される
ようになっている。
【0051】何れにしても、識別用板2は固有情報が与
えられるもので、検索板1の対応位置にある検索用発光
素子1bから発光された赤外光線LE を各側面,上面,
及び下面で反射して下面に設けられた各窓2b1 〜2b
n+1 から各々反射光R1 〜Rn+1 を固有パターンで検索
板1の各導光板1aへ放射する。この固有パターンを得
るための所定の位置パターンは、例えば各窓2b1 〜2
n+1 のうちの一部を塞いて他部を開口した状態のビッ
ト放射形式とするか、或いは各窓2b1 〜2bn+1 の開
口面積を変えて反射光R1 〜Rn+1 の相対的な光量を異
にするアナログ放射形式として形成すれば良い。これに
より、各検索用受光素子1dから各々得られる光検出信
号に固有パターンの情報が持たされるが、識別用板2の
使用可能な枚数は形成可能な位置パターン数に応じた膨
大なものとなる。何れの場合も各検索用受光素子1dの
個数は各光放射部(窓2b1 〜2bn+1 )の個数よりも
多くしておくことが好ましい。
【0052】他方、情報処理管理部3は、上述したよう
にホストコンピュータ4による動作指示を受けたり、或
いは外部通信制御機能を備える場合には外部通信装置か
らの動作指示を受けて動作し、各検索用発光素子1b及
び各表示用可視発光素子1cに対する発光を制御する光
学素子制御部1eに対する動作指示を行うと共に、各検
索用受光素子1dからそれぞれ得られる光検出信号に基
づいて識別用板2を識別するための情報処理を行い、そ
の情報処理の結果に従って光学素子制御部1eに対して
各表示用可視発光素子1cから識別用板2に対応するも
のを選定して発光制御を行わせるための動作指示を行
う。外部通信装置は、当然、検索データを入力するため
のテンキーあるいは音声入力装置等のデータ入力部を有
するものとする。
【0053】又、この情報処理管理部3によって各表示
用可視発光素子1cに対する発光制御に際して所定の表
示パターン(例えば使用目的に応じて色別な表示を行わ
せる場合において、所定時間における継続的な点灯や所
定時間におけるテンポ可変の点滅等を異なる有色発光素
子を用いて色合成させて行う場合が挙げられる)を持た
せる場合、例えば各棚板5上におけるファイル9に関す
る収納番号等の付属情報を予め情報処理管理部3に記憶
しておき、この付属情報に従って光学素子制御部1eに
対して制御指示を行うようにすれば良い。こうした特定
のパターンによる制御指示に際しては、情報処理管理部
3が外部通信装置やホストコンピュータ4からの動作指
示を受けて動作する場合、例えばCPU,記憶装置,I
/O,通信器等を備えれば、こうした機能は容易に構築
できる。
【0054】更に、この被検索物管理システムでは、上
述したように各棚板5に検索板1が挿設され、情報処理
管理部3及び各部の配線が電気系収納部としての収納箱
14に収納されているが、棚6a,6bの構造として
は、図17にその要部構造の斜視図を,図18にその要
部構造の断面側面図を示すように、別途に各棚板5にお
ける検索板1を除く箇所と収納箱14における被検索物
(ファイル9)が当接される背板(当接面)との間に
は、検索板1に対して所定の間隔dを成して非接触とな
るように所定数の仕切板16を設けている。これらの仕
切板16は検索板1表面を傷付けることなく被検索物
(ファイル9)の収納を安定して行わせるために設けら
れている。
【0055】次に、このファイル検索管理システムによ
るファイル9の検索表示管理の動作の一例を説明する。
但し、ファイル9は識別用板2が付設された状態で図7
に示されるようなキャビネット10の棚6a,6bの何
れかの棚板5に関する検索板1上に置かれる。ここでは
情報処理管理部3が基本機能として各棚板5上における
ファイル9に関する収納番号を予め記憶していると共
に、ホストコンピュータ4や外部通信装置からの指示で
動作可能であり、識別用板2の識別表示部2aが異なる
発光色で表示可能であるとする。
【0056】そこで、先ずファイル9(識別用板2)の
入庫に関しては、システム全体を動作状態にしてから特
定のファイル9(識別用板2)を所定の棚5の検索板1
上に置くと、その検索板1が識別用板2から固有情報
(識別コード)を読取検出して情報処理管理部3へ伝送
し、情報処理管理部3では光学素子制御部1eを介して
該当する表示用可視発光素子1cを例えば緑色で発光さ
せてその識別用板2の識別表示部2aを点灯表示するこ
とで作業者に知らせる。ファイル9(識別用板2)の載
置状態が悪い場合にはその識別用板2の識別表示部2a
が点灯表示されないため、作業者は再度ファイル9(識
別用板2)の置き方を正すようにする。尚、ファイル9
(識別用板2)の載置状態が悪い場合にはその識別用板
2の識別表示部2aを別な色で点灯表示させることも可
能である。
【0057】同時に情報処理管理部3はホストコンピュ
ータ4へその識別用板2の固有情報を伝送して入庫通知
する。このとき、例えば情報処理管理部3がその識別用
板2の識別表示部2aを薄緑色で点灯表示させて入庫状
態であることを作業者に知らせる。この後、ホストコン
ピュータ4は該当するファイル9(識別用板2)の固有
情報が情報処理管理部3に入庫されていることを記憶す
る。
【0058】このようにして、キャビネット10の棚6
a,6bの各棚板5上に収納される全てのファイル9
(識別用板2)に関する固有情報を情報処理管理部3や
ホストコンピュータ4で登録管理することができる。
【0059】一方、ファイル9(識別用板2)の出庫に
関しては、システム全体を動作状態にしてからホストコ
ンピュータ4や外部通信装置によって棚板5上の情報処
理管理部3に対して該当するファイル9(識別用板2)
の固有情報に関する出庫指示を行う。情報処理管理部3
は、自棚(棚板5)にファイル9(識別用板2)があれ
ば光学素子制御部1eを介して該当する表示用可視発光
素子1cを例えば赤色で発光させてその識別用板2の識
別表示部2aを点灯表示することで作業者に知らせる。
同時に情報処理管理部3はホストコンピュータ4へ出庫
受付け通知するが、出庫受付け通知が来なければホスト
コンピュータ4ではその表示画面上に目的のファイル9
(識別用板2)が無い旨の表示を行って作業者に知らせ
る。
【0060】作業者が目的のファイル9(識別用板2)
を取り出すと情報処理管理部3はそのファイル9(識別
用板2)が無くなったことを検索板1による検索検出を
経て認識し、光学素子制御部1eを介してその該当する
赤色発光の表示用可視発光素子1cの点灯を消灯する。
このとき、情報処理管理部3はホストコンピュータ4へ
出庫完了通知し、ホストコンピュータ4では該当するフ
ァイル9(識別用板2)が出庫されていることを記憶す
る。
【0061】このようにして、キャビネット10の棚6
a,6bの各棚板5上の何れかから引き出されたファイ
ル9(識別用板2)の出庫状態を情報処理管理部3やホ
ストコンピュータ4で管理することができる。
【0062】因みに、こうしたファイル9(識別用板
2)の入庫や出庫に際しては、必要に応じてホストコン
ピュータ4や外部通信装置からの指示により情報処理管
理部3を介して棚板表示部7a,7bや棚表示部8a,
8bを点灯,消灯させることも可能である。
【0063】このファイル検索管理システムの場合、検
索表示管理を様々な形態で運用できるが、ここで説明し
たようにキャビネット10の棚6a,6bの各棚板5上
に収納される全てのファイル9(識別用板2)の固有情
報を予め情報処理管理部3及びホストコンピュータ4で
登録管理しておけば、全てのファイル9(識別用板2)
の固有情報が常時監視されることになるため、所望の複
数のファイル9(識別用板2)に関する一斉検索や一斉
表示が可能になる。又、こうした状態では特定のファイ
ル9(識別用板2)を一旦引き出した後、元の位置では
なしに他の位置に返却しても、その識別用板2の固有情
報が情報処理管理部3及びホストコンピュータ4で新た
に管理登録されることになるため、検索表示動作の基本
機能には何等支障を来さない。これにより、ファイル9
(識別用板2)の返却位置を任意にできるため、ファイ
ル9(識別用板2)に関する使用上の制約が顕著に緩和
されることになる。
【0064】従って、ファイル検索管理システムでは識
別用板2に電子回路を備えること無く、ファイル9の数
が多くても所望のファイル9(識別用板2)を制約無く
迅速且つ簡易に検索表示して管理し得るものとなる。こ
の結果、従来の識別体のように電子回路の電源部に必要
であった電力供給を一切行う必要が無い上、識別体が電
子回路を備えたときのようなメンテナンスや交換作業を
必要とせず、しかも故障を起こし難い取り扱いが簡易な
ものとなる。
【0065】尚、このファイル検索管理システムでは、
識別用板2における複数の光放射部としての窓の個数を
n+1(但し、ここでのnは6以上の自然数を示す)個
とすると共に、検索板1における検索用受光素子1dの
個数を窓の個数をn+1を超過する個数としたが、これ
らの実際の個数は被検索物としてのファイル9の総数を
考慮して設定されるべきものである。又、検索板1が各
検索用発光素子1b,各表示用可視発光素子1c,及び
光学素子制御部1eを備えるものとしたが、これらを別
体として各検索用発光素子1b,各表示用可視発光素子
1cからの検索用赤外光や表示用可視光を識別用板2の
背面垂直方向から入射させる構成としたり、或いは識別
表示部2aが棚板5側に所定の間隔で設けられた場合に
は各表示用可視発光素子1cを棚板5側の識別表示部2
aに対応する位置に設けるようにしても良い。更に、検
索板1が棚板5の上面に設けられた場合を説明したが、
検索板1は棚板5の下面や各棚6a,6bにおける各棚
板5間に位置される後板等に設けられ、棚板5の上面或
いは後方から検索されるようにしても良い。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
透光性の長尺棒体の一主面で受けた光信号を長尺棒体内
を長尺棒体の長手方向に伝播させ、長尺棒体の長手方向
の一端近傍に設けた光検出素子に導くようにしたので、
少数の光検出素子ですむ、簡単な構造の安価な光信号検
出装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による光信号検出装置の側面
図である。
【図2】図1の一部の拡大断面図である。
【図3】上記実施例による光信号検出装置に含まれる遮
光板を説明するための図である。
【図4】上記実施例による光信号検出装置の光検出素子
の配置関係を示した図である。
【図5】上記実施例による光信号検出装置の光検出素子
の別の配置関係を示した図である。
【図6】上記実施例による光信号検出装置が出力する検
出信号の処理回路を示したブロック図である。
【図7】図1の光信号検出装置を使用可能なファイル検
索管理システムの基本構成を示したブロック図である。
【図8】図7に示すファイル検索管理システムの要部構
成を示した斜視図である。
【図9】図7に示すファイル検索管理システムに用いら
れる検索板の要部構成を示した斜視図である。
【図10】図9に示す検索板の部分構成を一部破断して
示した平面図である。
【図11】図9に示す検索板に用いられる導光板の外観
構成を一部透視して示した斜視図である。
【図12】図11に示す導光板の要部構成である棒状導
光部を一部破断して示した側面図である。
【図13】図12に示す棒状導光部の部分拡大図であ
る。
【図14】図11に示す導光板において入射光が遮光板
から棒状導光部へ導かれる様子を説明するために示した
ものである。
【図15】図7に示すファイル検索管理システムに用い
られる識別用板の細部構成を一部破断して側面側より示
した斜視図である。
【図16】図7に示すファイル検索管理システムに用い
られる別の識別用板の構成を示したもので、(a)はそ
の側面図に関するもの,(b)は(a)のE領域におけ
る部分拡大図に関するものである。
【図17】図7に示すファイル検索管理システムの棚構
造の要部構成を一部破断して示した斜視図である。
【図18】図17に示す棚構造の要部構成を示した断面
側面図である。
【符号の説明】
1a´ 長尺棒体(棒状導光部) M 半球状切欠部 1d 光検出素子(検索用受光素子) R1 反射板 R2 反射板 15 光減衰板 1f 遮光板 12 透明板
【手続補正書】
【提出日】平成7年10月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図13】
【図14】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図17】
【図18】
【図11】
【図12】
【図15】
【図16】

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性の長尺棒体と、この長尺棒体に形
    成され、該長尺棒体の長手方向に直交する一主面に入射
    されて前記長尺棒体内部に入った光信号を前記長尺棒体
    内部を前記長手方向に伝播させる手段と、前記長尺棒体
    の前記長手方向での一端の近傍に設けられ、前記長尺棒
    体内部を前記長手方向に伝播した光を検出し、検出信号
    を出力する光検出素子とを有することを特徴とする光信
    号検出装置。
  2. 【請求項2】 前記手段は、前記長尺棒体の前記一主面
    に対向する対向面に形成された複数の半球状切欠部であ
    り、これら複数の半球状切欠部は、前記光信号を部分的
    に乱反射させて前記長尺棒体内部を前記長手方向に伝播
    させるものであることを特徴とする請求項1に記載の光
    信号検出装置。
  3. 【請求項3】 前記手段は、前記長尺棒体の前記一主面
    に対向する対向面に形成され、前記長尺棒体の一対の側
    面に対して垂直に延びる複数の断面半円状切欠部であ
    り、これら複数の断面半円状切欠部は、前記光信号を部
    分的に乱反射させて前記長尺棒体内部を前記長手方向に
    伝播させるものであることを特徴とする請求項1に記載
    の光信号検出装置。
  4. 【請求項4】 前記長尺棒体の他端に形成された反射板
    を更に含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載の光信号検出装置。
  5. 【請求項5】 前記長尺棒体の前記対向面に形成された
    反射板を更に含むことを特徴とする請求項1〜4に記載
    の光信号検出装置。
  6. 【請求項6】 前記長尺棒体の複数個を、互いの側面が
    隣接しかつ互いの前記一主面が一平面をなすように並置
    し、これら複数個の長尺棒体の各々に前記手段が形成さ
    れ、前記複数個の長尺棒体の各々の前記一端の近傍に前
    記光検出素子が設けられていることを特徴とする請求項
    1に記載の光信号検出装置。
  7. 【請求項7】 前記複数個の長尺棒体の相互間に立設さ
    れ、前記複数個の長尺棒体の前記一主面がなす前記一平
    面よりも突出した高さを持つ遮光板を更に含むことを特
    徴とする請求項6に記載の光信号検出装置。
  8. 【請求項8】 前記長尺棒体の二つを、互いの前記一端
    が対向しかつ互いの前記一主面が一平面をなすように一
    列に配置し、これら二つの長尺棒体の各々に前記手段が
    形成され、前記二つの長尺棒体の前記一端の近傍に前記
    光検出素子が一つ設けられ、この光検出素子を、前記二
    つの長尺棒体内部を前記長手方向に伝播した光の検出に
    共用したことを特徴とする請求項1に記載の光信号検出
    装置。
  9. 【請求項9】 前記二つの長尺棒体の前記一主面におけ
    る前記光検出素子の近傍に設けられた光減衰板を更に含
    み、この光減衰板は、該光減衰板に入射されて前記光検
    出素子に向かう光信号を減衰させ、前記光検出素子に、
    前記光減衰板に入射されて前記光検出素子に向かう光信
    号を、前記長尺棒体内部を前記長手方向に伝播してきた
    光と同程度の強度で受光させることを特徴とする請求項
    8に記載の光信号検出装置。
JP7254345A 1995-09-29 1995-09-29 光信号検出装置 Pending JPH0997914A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012191422A (ja) * 2011-03-10 2012-10-04 Nec Corp 遅延量決定装置及び遅延量決定方法並びに多重信号通信システム及び多重信号通信方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012191422A (ja) * 2011-03-10 2012-10-04 Nec Corp 遅延量決定装置及び遅延量決定方法並びに多重信号通信システム及び多重信号通信方法

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