JP3223274U - 床下調湿構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】活性炭を袋詰めしてなる調湿材のもつ吸湿能力の全てを床下空間に漂う湿気の吸収にあてることができ、効率的に床下の湿度を調整することが可能な床下調湿構造を提供する。【解決手段】床下調湿構造は、載置台1と、活性炭を袋詰めしてなる調湿材13と、送風パイプ17とを有する。載置台1は、天板11と、天板11に連設され天板11を所定の高さ位置で略水平に支える支持体12と、を備えており、送風パイプ17には、床(床板9)上に設置される送風機14に接続される給気口15と、床下に配置される排気口16と、が設けられており、載置台1が、床下空間2内の地面(土間コンクリート10)上に設置され、調湿材13が、天板11上に載置され、排気口16が、調湿材13に向けて開口する。【選択図】図1

Description

本考案は、床下の湿度を調整するための床下調湿構造に関する。
家屋の床下空間は、基礎や束石その他の構造部材が複雑に配置されており、地中から蒸発した水分が滞留して、多湿な環境になり易い。
かかる環境を放置したままだと、結露の発生や、部材の腐食、カビ、ダニ、白蟻等の害虫の繁殖を促進させるため、床下空間の湿度を調整するための手段として、従来、活性炭を敷き込んだり(例えば、特許文献1参照)、床下換気口に換気扇を設置したりしていた。活性炭は、多湿時には水分を吸収し、乾燥時には水分を吐き出す性質を有し、優れた調湿性能を有する。
実用新案登録第3116284号公報
活性炭を袋詰めした調湿材が通用されているが、従来の施工方法によると、地面上に調湿材を直接敷き込んでいた(例えば、特許文献1参照)。そのため、調湿材が地面ないし地中の水分を直接吸収してしまい、調湿材のもつ吸湿能力の全てを床下空間に漂う湿気の吸収にあてることができなかった。
床下換気口に換気扇を設置すると、換気扇が停止している時は、床下換気口が塞がれてしまい、床下空間における空気の循環を阻害してしまうという問題があった。
本考案は、上記課題に鑑みてなされたものであり、活性炭を袋詰めしてなる調湿材のもつ吸湿能力の全てを床下空間に漂う湿気の吸収にあてることができ、効率的に床下の湿度を調整することが可能な床下調湿構造を提供することを目的とする。
本考案の床下調湿構造は、
天板と、当該天板に連設され当該天板を所定の高さ位置で略水平に支える支持体と、を備える載置台と、
活性炭を袋詰めしてなる調湿材と、
床上に設置される送風機に接続される給気口と、床下に配置される排気口と、が設けられた送風パイプと、
を有し、
前記載置台が、床下空間内の地面上に設置され、
前記調湿材が、前記天板上に載置され、
前記排気口が、前記調湿材に向けて開口することを特徴とする。
なお、前記地面には、土壌表面のみならず、土間コンクリートの表面を含むものである。
さらに、前記床下調湿構造は、好ましくは、
前記支持体が、前記天板の縁に沿って設けられ前記天板を支える壁体であり、
前記天板および前記支持体のそれぞれには、複数の貫通孔が設けられ、
前記支持体の下端には、水平方向に延びるフランジが設けられることを特徴とする。
本考案の床下調湿構造によれば、活性炭を袋詰めしてなる調湿材のもつ吸湿能力の全てを床下空間に漂う湿気の吸収にあてることができ、効率的に床下の湿度を調整することが可能な床下調湿構造を提供することができる。床下の調湿を行うことにより、結露が発生しにくくなるとともに、部材の腐食、カビ、ダニ、白蟻等の害虫の繁殖を抑制することができる。
本考案の一実施の形態である床下調湿構造を示す図である。 載置台の一例を示す斜視図である。
以下、適宜図面を参照しつつ本考案の一実施の形態を具体的に説明するが、本考案は図面に示す実施の形態に限定されるものではなく、本考案の要旨を変更しない限りにおいて適宜変更可能である。
図1は、本考案の一実施の形態である床下調湿構造を示す図であり、図2は、図1に示す載置台1を示す斜視図である。本考案に係る床下調湿構造は、建物の床と地面との間に床下空間2を有する建物に適用される。図1に示すように、整地化された土壌の上には、布基礎3や束石4が設置されている。布基礎3は、下部が土中に埋設され上部が垂直上方に突出する断面逆T字状のコンクリートブロック体であり、当該上部の一部には床下換気口5が形成されている。布基礎3及び束柱6により、根太等よりなる大引7が支持されており、大引7上には根太8を介して床板9が敷設されている。土壌の上には土間コンクリート10が打設されている。
本考案に係る床下調湿構造は、天板11と、天板11に連設され天板11を所定の高さ位置で略水平に支える支持体12と、を備える載置台1と、活性炭を袋詰めしてなる調湿材13と、床上(床板9上面)に設置される送風機14に接続される給気口15と、床下に配置される排気口16と、が設けられた送風パイプ17と、を有しており、載置台1が、床下空間2内の地面(土間コンクリート10)上に設置され、調湿材13が、天板11上に載置され、排気口16が、調湿材13に向けて開口することを特徴とするものである。調湿材が載置される天板を支える支持体は、天板に連設され当該天板を所定の高さ位置で略水平に支えるものであれば足り、例えば、複数の柱部材からなるものであっても良い。かかる構成を有する床下調湿構造によれば、調湿材13のもつ吸湿能力の全てを床下空間2に漂う湿気の吸収にあてることができ、効率的に床下の湿度を調整することが可能である。以下、各構成要素について詳細に説明する。
調湿材13は、通気性のある袋状の不織布の中に、多孔質の活性化木炭(粒状炭)を詰め込んでなるものである。不織布としては、例えば、縦寸法及び横寸法が約50cm、厚さが約5cmで、12.5リットル程度の容量を備えるものを用いることができる。調湿材13は、多湿時には水分を吸い込み、乾燥時には水分を吐き出す性質を有しており、床下空間2の容積や湿度環境に応じて、床下空間2内に任意の数だけ配置される。
図2は、載置台1を示す斜視図である。載置台1としては、図2に示すように、支持体12が、天板11の縁に沿って設けられ天板11を支える壁体であり、天板11および支持体12のそれぞれには、複数の貫通孔18が設けられ、支持体12の下端には、水平方向に延びるフランジ19が設けられるものが好ましい。支持体12としての壁体は、天板11の縁の全周に沿って下方に延びるように設けられており、載置台1の縦断面は逆凹字状である。天板11の縁に沿って設けられ壁体により支持体12を形成するとともに、支持体12の下端にフランジ19を設けることにより、載置台1の剛性が向上し、調湿材13を長期間安定して載置することができる。また、天板11および支持体12のそれぞれに貫通孔18を設けることにより、貫通孔18を介して天板11上に載置された調湿材13の裏面側からも湿気を吸収することができる。
貫通孔18はそれぞれが四角形状に開口する孔であり、天板11及び支持体12としての壁体のそれぞれに格子状に開口しているが、その開口形状、個数及び間隔は任意に設定される。このような構成を有する載置台としては、例えば、角カゴやプラスチックザル等の呼称にて通常一般に市販されている断面凹状の収納用樹脂製容器を用いることができる。かかる容器は、底板と、底板に縁に沿って設けられた壁体とを有し、通常、底板を下側に配置することにより収納用容器として使用されるが、本考案においては、図2に示すように、天板としての底板が上側に配置されるように裏返して配置することにより、載置台1として用いることができる。
調湿材13は、天板11上に載置されることにより、載置台1の高さ(H)分だけ地面と離隔されるので、地中の水分を直接吸収することがなく、吸湿能力の全てを床下空間に漂う湿気の吸収にあてることができ、効率的である。また、考案者の知見によれば、木造家屋の床下空間において、湿気は、地面から十数cmの高さに溜まりやすいところ、本考案によれば、湿気が溜まりやすい地面から離隔した高さに当該調湿材を配置することができ、効率的に湿気を吸収することができる。
考案者の知見によれば、調湿材を地面に直置きしていた従来手段によると、調湿材が吸収する水分の15〜20%程度は地面との接触により直接吸収したものであり、本来の吸湿能力の8割程度しか床下空間に漂う湿気の吸収に寄与していなかった。この点、本考案によれば、前述のとおり、吸湿能力の全てを床下空間に漂う湿気の吸収にあてることができ、効率的に床下の湿気を調整することが可能である。
床上(床板9の上面)には、送風機14が設置される。送風機14には、送風パイプ17の給気口15が接続されている。送風パイプ17は、床板9に設けられた開口部を通じて床下空間2に延設されており、床下に配置された排気口16から、空気を吹き出すことができる。それぞれの排気口16は、対応する各調湿材13に向けて開口しており、送風機14を作動させることにより、図1において破線矢印で示すように、各調湿材13に空気を吹き付けることができる。なお、送風機14は、家屋の押し入れ等の日常生活の支障とならない箇所に設置され、送風パイプ17は、結束バンド(図示省略)を用いて、土台20や大引7等から吊り下げることにより、地面から離隔して配設される。
調湿材13は、多湿時には水分を吸収し、乾燥時には水分を吐き出す性質を有し、床下の湿度に応じて湿気を吸ったり吐いたりすることで、湿度を調整する。調湿材13(好ましくは調湿材13の上面)に空気を吹き付けることにより、調湿材13が含有する水分の蒸発を助けることができる。すなわち、調湿材13が湿気を充分に吸うことにより吸湿能力が低下した調湿材13に対して空気を吹き付けることにより、水分の蒸発を促進させ、調湿材13の吸湿能力を回復することができる。床下換気口5を備える場合には、蒸発した水分は、送風機14の風力により床下換気口5を通って外部に放出される。送風機14は、床下換気口5に取り付けない構造であるため、床下換気口5から流入、又は、流出しようとする空気の流れを阻害せず、床上に設置されるため、床下換気口5に取り付けるタイプのものに比べて装置のメンテナンスが簡便であり、また、漏電の心配が少ない。送風パイプ17を適宜屈曲ないし枝分かれさせて配備することにより、床下の任意の箇所に人工的な空気の流れを作り出すことができるので、迷路状に形成され自然風が入り込みにくい箇所や、調湿材13を配置するスペースを確保し難い狭小な箇所の調湿にも効果がある。
本実施の形態においては、床下空間2内には、載置台1が土間コンクリート10の表面に間隔を設けて複数設置されており、これらの載置台1の天板11のそれぞれには調湿材13が載置されており、送風パイプ17には、排気口16が、調湿材13のそれぞれに一対一で対応して複数設けられており、送風機14を作動させることにより、送風パイプ17を介して、調湿材13のそれぞれの上面に向けて空気が吐出されるようになっている。調湿材13の設置位置、設置個数及び設置間隔のそれぞれは、床下の湿度や、湿気の溜まりやすさ、建物の基礎構造等に応じて適宜設定される。なお、狭あいな床下空間に調湿材を多数個敷設することができるように(図1参照)、調湿材の水平方向寸法よりも僅かに小さいか、又は、同程度の水平方向寸法である載置台を用いることが望ましい。
それぞれの排気口16は、好ましくは、図1に示すように、吐出される空気の流れが一方向となるように、同一の方向(図1に示す場合には右方向)に開口するように設けられている。考案者の知見によると、床下空間の湿気は、トイレや台所等の水道設備が配置される側(専ら建物の北側)の床下空間内に溜まりやすい。かかる場合には、送風パイプの排気口を、湿気が溜まりやすい方向(例えば、建物の北側)に向けて開口するように設けることで、湿気が溜まりやすい箇所に空気を送り込んで集中的に調湿することができる。本考案に係る床下調湿構造は、床高(地面から床面までの高さ)が、人が床下を移動できる高さである場合に好適な技術である。
本考案は、上記実施の形態ないし実施例に限定されず、その考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形実施が可能である。例えば、載置台1が設置される地面は、土間コンクリート10の表面であるが、本考案は土間コンクリートが敷設されない家屋の場合にも適用することもでき、土壌表面の上に載置台を直接設置するようにしても良い。また、本考案は、土間コンクリートのある床下や住宅用木造建築物の床下に限らず、床下の除湿が求められる建物全般に適用することができる。
本考案は、建物の床下の湿気を調整するための技術として利用することが可能である。
1 載置台
9 床板
10 土間コンクリート
11 天板
12 支持体
13 調湿材
14 送風機
15 給気口
16 排気口
17 送風パイプ
18 貫通孔
19 フランジ

Claims (2)

  1. 天板と、当該天板に連設され当該天板を所定の高さ位置で略水平に支える支持体と、を備える載置台と、
    活性炭を袋詰めしてなる調湿材と、
    床上に設置される送風機に接続される給気口と、床下に配置される排気口と、が設けられた送風パイプと、
    を有し、
    前記載置台が、床下空間内の地面上に設置され、
    前記調湿材が、前記天板上に載置され、
    前記排気口が、前記調湿材に向けて開口することを特徴とする床下調湿構造。
  2. 前記支持体が、前記天板の縁に沿って設けられ前記天板を支える壁体であり、
    前記天板および前記支持体のそれぞれには、複数の貫通孔が設けられ、
    前記支持体の下端には、水平方向に延びるフランジが設けられることを特徴とする請求項1記載の床下調湿構造。
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