JP2001304615A - 家屋の空調構造 - Google Patents

家屋の空調構造

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JP2001304615A
JP2001304615A JP2000117083A JP2000117083A JP2001304615A JP 2001304615 A JP2001304615 A JP 2001304615A JP 2000117083 A JP2000117083 A JP 2000117083A JP 2000117083 A JP2000117083 A JP 2000117083A JP 2001304615 A JP2001304615 A JP 2001304615A
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JP
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house
room
air
veranda
water
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JP2000117083A
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English (en)
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Yasumasa Masu
泰将 桝
Toshio Saito
敏夫 斉藤
Nami Matsumoto
奈弥 松本
Takeshi Oguri
健 小栗
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Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特に夏に涼しい快適な住環境を実現できる家
屋の空調構造の提供を目的とする。 【構成】 家屋の窓部6に対向する外構壁体9に散水手
段を設けるとともに、吸放湿性能を有する内装材3,5
を室内に設けて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、家屋の空調構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、夏にベランダ等に散
水すると涼しい風を室内に入れることができるが、風の
湿度が高く、部屋の中が湿っぽくなってしまうという問
題点があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、部屋の中が湿っぽくな
らず、夏涼しく、冬暖かい快適な住環境が実現できる家
屋の空調構造を提供せんことを目的とし、その第1の要
旨は、家屋の窓部に対向する外構壁体に散水手段を設け
るとともに、吸放湿性能を有する内装材を室内に設けた
ことである。また、第2の要旨は、前記内装材が壁面に
貼られた調湿建材であることである。また、第3の要旨
は、前記内装材が床面に貼られた水熱固化建材であるこ
とである。また、第4の要旨は、ベランダに散水手段を
有する壁を設けたことである。
【0004】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、室内とベランダの要部斜視図であり、室
内1の床面2には水熱固化建材3が貼設されており、こ
の水熱固化建材3は、湿度が高い時には湿気を吸収し、
湿度が低い時には吸収した湿気を放出する吸放湿性能を
有したものである。また、室内1の壁面4には調湿建材
5が貼設されており、この調湿建材5は多孔セラミック
タイルで構成されており、吸放湿性能を有して、湿度が
高い時には湿気を吸収し、湿度が低い時には湿気を放出
するように構成されたものである。また、室内1の外側
のベランダ床面7側には開閉可能に窓部6が設けられて
おり、ベランダ床面7の窓部6と対向する端部には、窓
部6と平行状に外構壁体9が立設されている。
【0005】ベランダ床面7は図2の断面拡大図で示す
ように、床材7aが敷設されて、その下方は床下空間8
となっており、この床下空間8内には浄化槽10が配設
されており、この浄化槽10には排水管11が接続さ
れ、排水管11を通し生活排水が浄化槽10内に流入さ
れるように構成されている。また、浄化槽10には接続
管12が接続されて、接続管12の他端側にはコントロ
ーラ13が接続され、コントローラ13はベランダの床
材7a上に配置されたものとなっている。このコントロ
ーラ13内には、浄化槽10内で浄化処理されて生成さ
れた中水を接続管12を通し汲み上げることのできるポ
ンプが内蔵されており、また、コントローラ13には、
中水を吐出できる複数の吐出口13a,13aが設けら
れており、この吐出口13aは、自動吐出用と、手動吐
出用があり、何れかの吐出口13aにホース等を接続さ
せて、ベランダ床面7に散水できるように構成されてい
る。
【0006】また、床材7a間にプランター14を配置
して、このプランター14に、コントローラ13の吐出
口13aから自動的に散水できるように構成しておくこ
ともできる。本例では、浄化槽10は床下空間8内を有
効利用して設けられており、従来のように地中に埋める
必要がなく、設置が容易であり、また、コントローラ1
3はベランダ床面7上に配置されているため、操作がし
やすいものとなっている。
【0007】前記外構壁体9は図4の分解斜視図で、ま
た図3の縦断面図で示すような構造となっており、複数
のブロック17,17,17を多段に積み上げ、かつ幅
方向に列設して、ベランダ床面7の端部に幅方向に形成
されたものであり、ベランダ床面7の端部の床材には、
予めアンカーボルト15,15が一対ずつ幅方向に間隔
をおいて立設固定されており、前記各ブロック17に
は、このボルト15,15を通すことのできる上下に貫
通した貫通孔17a,17aが形成されており、ボルト
15に沿って貫通孔17a,17aを整合させて多段に
ブロック17が積み上げられてゆくものである。また、
各ブロック17には水平方向に貫通して表側から裏側へ
抜ける風孔17b,17bが複数形成されている。
【0008】複数のブロック17の貫通孔17aをそれ
ぞれボルト15に通しながら積み上げてゆき、最上段の
ブロック17上には、水平状態に溝型長尺材19が下面
にスポンジ18,18を介在させた状態で載置されるも
のである。この溝型長尺材19は、底片19cの両端に
立上片19d,19dを有する上面が開放された断面溝
型に形成されており、底片19cには、前記ボルト1
5,15を通すボルト孔19a,19aが所定間隔で形
成されており、また、各ボルト孔19aの両側等には散
水孔19b,19bがそれぞれ上下に貫通形成されてい
る。各ボルト15の上端にナット20を締め付けて各ブ
ロック17,17,17と溝型長尺材19を強固に一体
固定させることができるものであり、従来のようにブロ
ック間にモルタルを介在させて積み上げるものではない
ため、モルタルの養生日数を要することなく、短時間で
外構壁体9を構築できるものである。
【0009】なお、外構壁体9の両側面には、床面から
中空状の側柱16,16が立設されており、この側柱1
6内にホース21を通し、ホース21を図3に示すよう
に、溝型長尺材19の底片19c上に水平に沿わせて配
設し、上片22aの両端に垂下片22b,22bを有す
る下面が開放された断面門型の門型長尺材22を溝型長
尺材19に被せて、このホース21を良好に隠すことが
できるものである。なお、ホース21内は散水水路Rを
形成しており、ホース21には多数の散水孔21a,2
1a,21aが形成されたものとなっている。なお、ホ
ース21の他端を前述したコントローラ13の吐出口1
3aに接続して、自動または手動で、このホース21の
散水水路R内に浄化槽10で浄化処理された中水を流し
て、ホース21の散水孔21aから外へ中水を流すと、
中水は散水孔19b,19bを通りスポンジ18に滲み
込み、中水が飛び散ることなく、徐々に下方のブロック
17,17に中水が滲み込まれるものである。即ち、ブ
ロック17,17間の隙間を通り下方側へ中水が流下し
て、下へ下へと流れ、やがては全てのブロック17,1
7全体に水が滲み渡るものとなる。
【0010】この状態では、ブロック17,17に滲み
込まれた中水が、気化熱の原理により打ち水のように回
りの空気を冷却して、ベランダを涼しくすることができ
るものとなる。また、風孔17b内に風が通ると、風が
冷却され、窓部6を開けておけば、夏等に涼しい風を室
内1に入れることができるものとなり、室内を涼しくす
ることができる。なお、涼しいけれども湿度が高い風で
あり、従来では部屋内が湿っぽくなってくるが、本例で
は、室内1の壁面4には調湿建材5が貼設されており、
さらに床面2には水熱固化建材3が貼設されているた
め、湿気が良好にこの建材5,3に吸収され、快適な室
内環境が得られるものとなる。なお、湿度が低い時には
建材3,5から湿気が放出されて、冬暖かく、夏涼しい
快適な住環境が実現される。
【0011】
【発明の効果】本発明の家屋の空調構造は、家屋の窓部
に対向する外構壁体に散水手段を設けるとともに、吸放
湿性能を有する内装材を室内に設けたことにより、夏に
外構壁体に散水して気化熱で空気を冷却し、冷たい空気
を室内に入れることができ、また、室内の内装材で湿気
を吸収して、室内の湿っぽさを抑えることができ、夏に
涼しい快適な住環境を実現することができるものとな
る。また、内装材は湿気が低い時には湿気を放出し、冬
も暖かく快適なものとなる。
【0012】また、内装材が壁面に貼られた調湿建材で
あることにより、壁面に調湿建材を貼着することで、湿
度が高い時には湿気を吸収し、湿度が低い時には吸収し
た湿気を放出して、冬暖かく、夏涼しい快適な住環境を
実現することができるものとなる。
【0013】また、内装材が床面に貼られた水熱固化建
材であることにより、湿度が高い時には湿気を吸収し、
湿度が低い時には吸収した湿気を放出して、冬暖かく、
夏涼しい快適な住環境を実現することができる。
【0014】また、ベランダに散水手段を有する壁を設
けたことにより、壁に散水することにより、気化熱の原
理でベランダの空気を冷却して、ベランダを涼しくで
き、また、涼しい風を室内に入れることができるものと
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】室内とベランダの要部斜視構成図である。
【図2】ベランダの断面拡大構成図である。
【図3】ベランダの端部に立設された外構壁体の断面構
成図である。
【図4】外構壁体の施工状態の分解図である。
【符号の説明】
1 室内 2 床面 3 水熱固化建材 4 壁面 5 調湿建材 6 窓部 7 ベランダ床面 7a 床材 8 床下空間 9 外構壁体 10 浄化槽 11 排水管 12 接続管 13 コントローラ 13a 吐出口 14 プランター 15 ボルト 16 側柱 17 ブロック 17a 貫通孔 17b 風孔 18 スポンジ 19 溝型長尺材 19a ボルト孔 19b 散水孔 20 ナット 21 ホース 21a 散水孔 22 門型長尺材 R 散水水路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 奈弥 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 小栗 健 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 Fターム(参考) 2E001 DB03 DD04 FA03 FA10 FA12 GA01 GA11 GA81 HA14 HE02 HE07 HE10 HF04 KA01 KA05 LA15 LA16

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 家屋の窓部に対向する外構壁体に散水手
    段を設けるとともに、吸放湿性能を有する内装材を室内
    に設けたことを特徴とする家屋の空調構造。
  2. 【請求項2】 前記内装材が壁面に貼られた調湿建材で
    あることを特徴とする請求項1に記載の家屋の空調構
    造。
  3. 【請求項3】 前記内装材が床面に貼られた水熱固化建
    材であることを特徴とする請求項1に記載の家屋の空調
    構造。
  4. 【請求項4】 ベランダに散水手段を有する壁を設けた
    ことを特徴とする家屋の空調構造。
JP2000117083A 2000-04-18 2000-04-18 家屋の空調構造 Pending JP2001304615A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003301618A (ja) * 2002-04-11 2003-10-24 Misawa Homes Co Ltd 微気候配慮の植栽を備えた住宅システム
JP2009155874A (ja) * 2007-12-26 2009-07-16 Sumitomo Forestry Co Ltd 散水カーテン形成装置
JP2009179939A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Taisei Corp 居住空間の暑熱緩和装置
JP2010209561A (ja) * 2009-03-09 2010-09-24 Sumitomo Fudosan Kk 住宅及びその温度調整方法
JP2012184905A (ja) * 2011-03-08 2012-09-27 Toyota Home Kk 建物の空調システム

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