JP3222995B2 - 塗料の色替装置とそれに使用するマニホールド - Google Patents

塗料の色替装置とそれに使用するマニホールド

Info

Publication number
JP3222995B2
JP3222995B2 JP18972893A JP18972893A JP3222995B2 JP 3222995 B2 JP3222995 B2 JP 3222995B2 JP 18972893 A JP18972893 A JP 18972893A JP 18972893 A JP18972893 A JP 18972893A JP 3222995 B2 JP3222995 B2 JP 3222995B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paint
valve
color
manifold
port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18972893A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0739795A (ja
Inventor
村 誠 市
村 徹 大
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Trinity Industrial Corp
Original Assignee
Trinity Industrial Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Trinity Industrial Corp filed Critical Trinity Industrial Corp
Priority to JP18972893A priority Critical patent/JP3222995B2/ja
Publication of JPH0739795A publication Critical patent/JPH0739795A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3222995B2 publication Critical patent/JP3222995B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Spray Control Apparatus (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の塗料供給源から
送給される各色塗料の中から所望色の塗料を選択して塗
装機に供給する塗料の色替装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の色替装置は、図2に示すように塗
料配管に接続される塗料通路21を形成したマニホール
ド20の長手方向に沿って、その塗料通路21に連通す
る複数のポート22が所定間隔で穿設され、それら各ポ
ート22に対して色替バルブ23と洗浄用エア供給バル
ブ(図示せず)や洗浄用溶剤供給バルブ(図示せず)が
着脱自在に取り付けられた構造になっている(実開平4
−5254号公報)。そして、前色塗料から次色塗料に
色替する際には、洗浄用エア供給バルブと洗浄用溶剤供
給バルブを交互に開閉する動作を複数回繰り返して、マ
ニホールド20の塗料通路21内からその通路に接続さ
れた塗料配管内に残存する前色塗料を洗浄除去するよう
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、洗浄条件が厳
しくなってより短時間で洗浄しようとすると、このよう
な洗浄を行っても、前色塗料が色残りして次色塗料との
色混じりを生ずることがあった。その原因を究明する
と、色替バルブ23はその塗料吐出口24の内側に弁座
25が形成されているので弁座より先の部分を洗浄する
必要があるが、色替バルブ23をマニホールド20に装
着すると、その弁座25は、塗料通路21からマニホー
ルド20のポート22及びこれに連通する色替バルブ2
3の塗料吐出口24の長さ分だけ凹んだ所(塗料通路か
ら6〜8mm) に位置することとなり、その凹んだ部分
や、塗料吐出口24とポート22の間のシール26に付
着した塗料は、マニホールド20の塗料通路21内に供
給される洗浄用エアと洗浄用溶剤では短時間で除去でき
ないことが判明した。
【0004】なお、色替バルブ23の塗料吐出口24と
これに連通するマニホールド20のポート22に付着残
存する前色塗料は微量であっても、それが黒や赤、青な
どの濃色塗料であれば、白色の次色塗料と色混じりして
その次色塗料の色合いを著しく損なうおそれがある。そ
して、さらに実験した結果、その凹んだ部分の長さを塗
料吐出口24の長さ分(3〜4mm)短くするだけで、短
時間でも色混じりを起こさない程度にきれいに塗料を除
去できることが判明した。そこで本発明は、色替装置の
マニホールドに形成された塗料通路から色替バルブの弁
座に至るまでの通路を短くして色残りなく確実に洗浄で
きるようにすることを技術的課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明は、内部に塗料通路が形成されたマニホール
ドと、前記塗料通路内に塗料を送り出す色替バルブとか
ら成る塗料の色替装置において、前記マニホールドに、
色替バルブと連通されるポートが前記塗料通路の長手方
向に沿って所定間隔で開口形成され、各色替バルブは、
そのバルブハウジングをマニホールドに装着した状態で
前記ポートに対して進退可能に配された弁体と、進出し
た弁体に密接する弁座とから形成されると共に、当該弁
座は、前記ポートの開口端部に一体的に形成されている
ことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明によれば、色替バルブに形成された塗料
吐出口が、従来のようにマニホールドに開口されたポー
トに接続されるのではなく、マニホールドのポートの開
口端部に色替バルブの弁座が形成されているので、従来
の色替バルブの塗料吐出口に相当する部分を完全に省略
して、その部分の長さを大幅に短縮することができ、塗
料吐出口とポートとの間にシールを施す必要もなくな
る。したがって、色替装置のマニホールド内を洗浄用エ
アと洗浄用溶剤で色残りなく短時間で確実に洗浄するこ
とができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面によって具体的
に説明する。図1は本発明の第一実施例を示す色替装置
の断面図である。
【0008】図1の色替装置は、内部に塗料通路2を形
成したマニホールド1に、その塗料通路2の長手方向に
沿って、後端に洗浄用エア供給バルブVa及び洗浄用溶
剤供給バルブVsに連通されるポートPa及びPsが開
口形成されると共に、それより先端側に色替バルブV1
〜Vnと連通されるポートP1 〜Pnが、夫々所定間隔
で開口形成されている。
【0009】また、各バルブV1 〜Vn,Va,Vs
は、そのバルブハウジング4をマニホールド1に装着し
た状態で前記ポートP1 〜Pn,Pa,Psに対して進
退可能に配されたニードル(弁体)5と、進出したニー
ドル5に密接する弁座6とから形成されると共に、当該
弁座6は、前記ポートP1 〜Pn,Ps,Paの開口端
部に一体的に形成されている。
【0010】すなわち、各バルブV1 〜Vn,Va,V
sは単体の部品となっているのではなく、マニホールド
1にバルブハウジング4を装着した状態で各ニードル5
がポートP1 〜Pn,Ps,Paの開口端部に形成され
た弁座6に対して進退し、当該ポートP1 〜Pn,P
s,Paを開閉することによりバルブとして機能するよ
うに形成されている。
【0011】色替バルブV1 〜Vnは三方弁に形成さ
れ、通常はニードル5によりポートP 1 〜Pnが閉鎖さ
れているので、塗料流入口7から塗料室8内に送給され
た塗料がそのまま塗料排出口9を介して塗料供給源(図
示せず)に還流されており、ニードル5を後退させるこ
とにより塗料排出口9が閉鎖されると同時にポートP1
〜Pnが開放され塗料流入口7から供給された塗料が塗
料通路2内に流出される。
【0012】また、洗浄用エア供給バルブVaには洗浄
エア供給管10,洗浄用溶剤供給バルブVsには洗浄用
溶剤供給管11が接続されている。なお、12はニード
ル5を閉鎖方向に付勢して弁座6に押し当てるスプリン
グ、13は作動用空気を空気室14に供給しニードル5
を前記スプリング12の弾発力に抗して開放方向に動か
す作動用空気供給口、15はハウジング4とマニホール
ド1の間からの塗料漏れを防止するOリングなどのシー
ルである。
【0013】以上が本発明の一例構成であって、次のそ
の作用について説明する。まず、待機状態では、色替バ
ルブV1 〜Vnは、ニードル5でポートP1 〜Pnが閉
鎖されると同時に塗料排出口9が開放されているので、
各色の塗料供給源から送給された塗料は、塗料流入口7
から塗料室8内に流入する塗料はそのまま塗料排出口9
から塗料供給源へ還流されている。
【0014】次いで、塗装機に塗料を供給して塗装を行
う場合は、所望の色替バルブV1 のハウジング4に形成
した圧縮空気供給口13から空気室14内に作動用空気
を供給してニードル5を開放方向に動かし、そのニード
ル5で閉鎖されていたポートP1 を開放すると同時に塗
料流出口9を閉鎖する。
【0015】これにより、塗料供給源から送給される塗
料は塗料流入口7から塗料室8内に流入して、その塗料
室8内からポートP1 を通じてマニホールド1の塗料通
路2へ送り出される。そして、塗装が終了すると、作動
用空気の供給を停止して、スプリング12によりニード
ル5を閉鎖方向に動かし、ポートP1 を閉鎖すると同時
に塗料排出口9を開放し、塗料を循環させる。
【0016】また、塗装が終了すると同時に、洗浄用エ
ア供給バルブVaと洗浄用溶剤供給バルブVsを交互に
開閉する動作を複数回繰り返して、マニホールド1に形
成された塗料通路2内を洗浄用エアと洗浄用溶剤で洗浄
する。この際、塗料通路2から弁座6に至るまでの長さ
が非常に短く、ハウジング4とマニホールド1の間から
の塗料漏れを防ぐシール15も弁座6と塗料通路2の間
にはなく塗料室8内に設けられているので、各色替バル
ブV1 〜Vnに連通されるポートP1 〜Pnに付着した
塗料は洗浄用エアと洗浄用溶剤で確実に払拭される。し
たがって、次色塗料を塗装する場合に塗料通路2内に残
存塗料は無く、黒や赤、青などの濃色塗料で塗装した後
に、白色などの色の淡い次色塗料を塗装しても、色混じ
りを起こさず、次色塗料の色合いを損なうこともない。
【0017】なお、実施例の説明では、色替バルブV1
〜Vnとして三方弁を使用した場合について説明した
が、本発明はこれに限らず、塗料を断続的に供給するオ
ン・オフバルブであってもよい。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、色
替装置のマニホールド内に残存する塗料をそのマニホー
ルド内に供給される洗浄用エアと洗浄用溶剤によって色
残りなく短時間で確実に洗浄除去することができるとい
う大変優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す色替装置の断面図。
【図2】従来の色替装置を示す断面図。
【符号の説明】
1・・・・・・マニホールド 2・・・・・・塗料通路 V1 〜Vn・・色替バルブ P1 〜Pn・・ポート 4・・・・・・ハウジング 5・・・・・・ニードル(弁体) 6・・・・・・弁座
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05B 12/14 B05C 11/10 B05D 1/02 - 1/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に塗料通路(2)が形成されたマニ
    ホールド(1)と、前記塗料通路(2)内に塗料を送り
    出す色替バルブ(V1〜Vn) とから成る塗料の色替装置に
    おいて、前記マニホールド(1)に、色替バルブ(V1
    Vn) と連通されるポート(P1〜Pn) が前記塗料通路
    (2)の長手方向に沿って所定間隔で開口形成され、各
    色替バルブ(V1〜Vn) は、そのバルブハウジング(4)
    をマニホールド(1)に装着した状態で前記ポート(P1
    〜Pn) に対して進退可能に配された弁体(5)と、進出
    した弁体(5)に密接する弁座(6)とから形成される
    と共に、当該弁座(6)は、前記ポート(P1〜Pn) の開
    口端部に一体的に形成されていることを特徴とする塗料
    の色替装置。
  2. 【請求項2】 内部に塗料通路(2)が形成されると共
    に、当該塗料通路(2)に対して塗料を送り出す複数の
    色替バルブ(V1〜Vn) を装着するように成された塗料の
    色替装置に使用するマニホールドにおいて、色替バルブ
    (V1〜Vn) と連通されるポート(P1〜Pn) が前記塗料通
    路(2)の長手方向に沿って所定間隔で開口形成される
    と共に、前記色替バルブ(V1〜Vn) を装着した状態で弁
    体(5)が進出したときにその弁体(5)と密接される
    弁座(6)が、前記ポート(P1〜Pn) の開口端部に一体
    的に形成されたことを特徴とする塗料の色替装置に使用
    するマニホールド。
JP18972893A 1993-07-30 1993-07-30 塗料の色替装置とそれに使用するマニホールド Expired - Fee Related JP3222995B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18972893A JP3222995B2 (ja) 1993-07-30 1993-07-30 塗料の色替装置とそれに使用するマニホールド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18972893A JP3222995B2 (ja) 1993-07-30 1993-07-30 塗料の色替装置とそれに使用するマニホールド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0739795A JPH0739795A (ja) 1995-02-10
JP3222995B2 true JP3222995B2 (ja) 2001-10-29

Family

ID=16246201

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18972893A Expired - Fee Related JP3222995B2 (ja) 1993-07-30 1993-07-30 塗料の色替装置とそれに使用するマニホールド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3222995B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0739795A (ja) 1995-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20090145976A1 (en) Paint Supply System
CN111318398B (zh) 盒用涂料填充装置
JP3222995B2 (ja) 塗料の色替装置とそれに使用するマニホールド
CA2185940C (en) Electrostatic coating method and apparatus
US11331921B2 (en) Facility for applying a coating product and method for cleaning such a facility
JPS612979A (ja) 塗料切換バルブ
JP3077819B2 (ja) 塗装ガン
JP3505028B2 (ja) 色替バルブ装置
JPH04250012A (ja) 着色剤供給装置付き射出成形機
JP3488553B2 (ja) 色替洗浄バルブ装置
JPH07213957A (ja) 静電塗装機
JPH0290958A (ja) 静電塗装装置の色替洗浄装置
JP2576705Y2 (ja) 塗料供給装置
JPS6253760A (ja) 多色塗装装置の色替装置
KR0168516B1 (ko) 스프레이 장치
JP2576704Y2 (ja) 塗料供給装置
JP3890956B2 (ja) 塗装装置
JPS6244758Y2 (ja)
JPH06277575A (ja) 塗料の色替装置
JP2704682B2 (ja) 多色塗装装置の色替え洗浄方法
KR200226447Y1 (ko) 분체도장시스템
JPS592857Y2 (ja) 塗装装置
JPS592858Y2 (ja) 塗装装置
JPS6331726Y2 (ja)
JPH0429874Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070817

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080817

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080817

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090817

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100817

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110817

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees