JP3221925B2 - スクータ型自動二輪車 - Google Patents

スクータ型自動二輪車

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JP3221925B2
JP3221925B2 JP22354192A JP22354192A JP3221925B2 JP 3221925 B2 JP3221925 B2 JP 3221925B2 JP 22354192 A JP22354192 A JP 22354192A JP 22354192 A JP22354192 A JP 22354192A JP 3221925 B2 JP3221925 B2 JP 3221925B2
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典雄 滝
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前端をヒンジで車体側
に連結した前後に長いタンデムシートの後部をロックす
るためのシートロック装置を備えた自動二輪車に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車において、前後に長いタンデ
シートの前端をヒンジにより車体側に連結し、その後
部をシートロックによりロック可能にしたものが公知で
ある。
【0003】ここにシートロック装置は、運転シート下
面に設けたフックが係合するものであってタンデムシー
トの下方を覆う合成樹脂製のリヤカバーの内側に収容
ていた。
【0004】
【従来技術の問題点】ここにリヤカバーは合成樹脂製な
ので、万一リヤカバーが破損したり割れたりすると、
のリヤカバーの内側にあるシートロック装置が外からい
たずらし易くなり、防犯上不安があった。
【0005】
【発明の目的】本発明はこのような事情に鑑みなされた
ものであり、タンデムシート下方に ートロック装置を
収容した場合に、シートロック装置を外からいたずらし
にくくして防犯機能を向上させた自動二輪車を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【発明の構成】本発明によればこの目的は、前端がヒン
ジで車体側に連結された前後に長いタンデムシートを備
えるスクータ型自動二輪車であって、前記タンデムシー
トの後半部の左右側方および後方を囲みかつタンデムシ
ートの下縁に沿って配設された上下に幅広かつ下縁に向
って次第に外側へ拡開した金属製のスタンディングハン
ドルと、このスタンディングハンドルを貫通してこのス
タンディングハンドルの外側へ拡開した部分の内側に
定されたシートロックシリンダと、このシートロックシ
リンダの下方で前記スタンディングハンドルの下縁に沿
う部分が車体幅方向内側へ後退し上縁が前記シートロッ
クシリンダを下方から覆うように車体幅方向外側へ折曲
された合成樹脂製リヤカバーとを備えることを特徴とす
スクータ型自動二輪車により達成される。
【0007】
【実施例】図1は本発明の一実施例である2輪スクータ
の後部の側面図、図2は同じくシートロック装置付近の
平面図、図3は背面図、図4は側面図、図5はその一部
拡大図である。
【0008】 図1において符号10はフレームであり、
操向軸筒12と、ここから斜下後方へのびるメインチュ
ーブ14と、操向軸筒12からメインチューブ14の側
方を通り斜め上後方へのびる左右一対のサイドチューブ
16、16とを有する。メインチューブ14の後端はク
ロスチューブ18によって左右のサイドチューブ16、
16に連結されている。
【0009】 サイドチューブ16、16の後端は図2に
示すように、ブラケット20によって連結されている。
フレーム10はまた、クロスチューブ18から斜後方へ
立上がりほぼ水平となってサイドチューブ16、16に
係合される左右一対のサブチューブ22(図1、一方の
み図示)を有する。これら両サブチューブ22の中間部
はクロスブラケット24によって互いに連結されてい
る。
【0010】 サイドチューブ16、16には、このサブ
チューブ22の反対側付近にそれぞれクッション支持ブ
ラケット26(図1に一方のみ図示)が固着され、これ
らのブラケット26はクロスチューブ28により互いに
結合されている。またこれらブラケット26にはリヤサ
ブフレーム30が固着されている。
【0011】 32はユニットスイング式動力ユニットで
あり、4サイクル単気筒エンジン34と、このエンジン
34のクランクケースの左側から後方へのびる伝動ケー
ス36と、この伝動ケース36の後部に保持された後輪
38とを有する。伝動ケース36の上面にはエアクリー
ナ40が取付けられ、吸気はこのエアクリーナ40から
気化器42を通りエンジン34に上方から吸入される。
なおエンジン34のシリンダはほぼ水平に前方へ突出
し、その排気はシリンダの下面に接続された排気管44
により、後輪38の右側に配設されたマフラー46に導
かれる。
【0012】 この動力ユニット32にはシリンダ下方へ
延出するブラケット48が固定され、このブラケット4
8の前端がリンク50を介してサイドチューブ16に連
結されている。伝動ケース36の後端は筒型クッション
ユニット52を介してクッション支持ブラケット26に
支持されている。
【0013】 図1において54はヘルメットを収納可能
にした大型の荷物箱であり、合成樹脂で作られている。
この荷物箱54は上が大きく開口した略なべ形であり、
その前底部が前記クロスブラケット24に固定され、そ
の後部の左右の開口縁がサイドチューブ16に固着した
ブラケット56(一方のみ図示)に固定されている。
【0014】 58は前後に長いタンデムシートであり、
この荷物箱54を開閉する蓋ともなっている。すなわち
このタンデムシート58の前端はヒンジ60によって車
体側の荷物箱54の前端に連結され、その後部はシート
ロック装置によりフレーム10すなわちブラケット20
にロック可能となっている。このシートロック装置は、
ブラケット20に固定されたシートロック本体62と、
スタンディングハンドル64の下面に取付けられたシー
トロックシリンダ66と、両者を連動させる連結部68
とを有する(図2、3参照)。
【0015】 ここにスタンディングハンドル64は、メ
インスタンド70(図1)を掛ける際などに手指をその
下縁に引掛けて車体を引上げるために用いられるもので
あり、サイドチューブ16、16およびブラケット20
に固定されている。このハンドル64はアルミニウム合
金の鋳造により、タンデムシート58の後半部の左右側
方および後方を囲み、かつこのタンデムシート58の後
半部の下縁に連続するように平面視略U字形に作られて
いる。またこのハンドル64は少くとも左右側部は上下
に幅が広く、ここにキー挿入孔72および燃料の給油孔
74が開口している。
【0016】 シートロック本体62は図2、3に示すよ
うに、ブラケット20の下面にボルト止めされ、そのロ
ックプレート62a(図5)は、ブラケット20の開口
部20a(図2)の下方に臨んでいる。運転シート58
の底板の後部下面には後面視U字状のフック76(図
3)が突設され、運転シート58で荷物箱58を閉じた
時にこのフック76がロックプレート62aに係合しロ
ックされる。
【0017】 シートロックシリンダ66は、スタンディ
ングハンドル64のキー挿入孔72に臨むようにスタン
ディングハンドル64の下面に固定される。すなわちシ
ートロックシリンダ66の上部および下部に突設した爪
66aおよび突片部66bを、スタンディングハンドル
64の下面に形成した溝部64aおよび突部64bに下
から係合させ、突片部66bを突部64bにビス止めし
たものである(図5)。なお図2ではこれら溝部64a
および突部64bを解り易くするため便宜上ハッチング
を付して表した。
【0018】 シートロック本体62とシリンダ66とに
はそれぞれ対向するようにロッド62b、66cがの
び、両ロッド62b、66cは連結部68で連結されて
いる(図3)。この連結部68は、ロッド62bに中心
軸方向に形成した十字状の溝と、この溝に軸方向に係合
するようにロッド66cに十字状に突設したピンとで形
成される。連結部68は本体62およびシリンダ66の
組付誤差を吸収する。
【0019】 スタンディングハンドル64に設けた給油
孔74は、キー挿入孔72の後方に隣接して開口してい
る。この給油孔74には燃料タンク78の管状の給油口
80が臨んでいる。なお燃料タンク78は上下一対の半
体をフランジ部78aで接合したものであり、このフラ
ンジ部78aを前記リヤサブフレーム30に後方から載
せて固定したものである。
【0020】 スタンディングハンドル64の下面には、
防犯用保護板部82が一体に形成されている。この保護
板部82は、シートロックシリンダ66の後方に近接し
て車体幅方向に垂下すると共に、その車体内側は連結部
68より車体幅方向外側でほぼ直角に後方へ折曲され給
油口80に近接している(図2参照)。
【0021】 また本体62および連結部66の下方は燃
料タンク78で覆われている。このためスタンディング
ハンドル64とタンデムシート58との隙間や、給油孔
74と給油口80との間隙からドライバー等を差し込ん
で、シートロックシリンダ66や連結部68等をこわし
たり、シートロックを解放したりするいたずらが行われ
ることを確実に防止できる。
【0022】 なおスタンディングハンドル64の後部に
は、後方へのびる荷台支持部84が一体に形成されてい
る。この上面には樹脂製の荷台板86が固定される。ま
たスタンディングハンドル64の後部上面には、荷台板
86の上方を横断するようにグラブバー88が取付けら
れる。
【0023】 図1で90は尾灯、92はライセンスプレ
ートであり、これらはリヤサブフレーム30に取付けら
れている。なお燃料タンク78の後面下部には尾灯90
のソケットが後方から進入する凹部78bが形成されて
いる。このように燃料タンク78の下部の左右両側を、
尾灯90の側方へ膨出させることにより、燃料タンク7
8の容量を増大させることができる。
【0024】なお図1で94はリヤカバーであり、スタ
ンディングハンドル64の下縁に沿う部分は図3のよう
にハンドル64の下縁より車体幅内側へ後退し、指を入
れられるようになっている。すなわちスタンディングハ
ンドル64は図3などから明らかなように、上下に幅広
で、かつその下縁に沿って次第に外側へ拡開するように
形成される一方、リヤカバーはシートロックシリンダの
下方でスタンディングハンドル64の下縁に沿う部分が
車体幅方向内側へ後退し、その上縁はシートロックシリ
ンダ66を下方から覆うように車体幅方向外側へ折曲さ
れている。また図3で96はめかくしカバーであり、ブ
ラケット20およびハンドル64の上方を覆うものであ
る。
【0025】 以上の実施例のスタンディングハンドル6
4は、アルミ鋳造により作ったものであるが、鋳造に代
えて金属板をプレス加工したり、複数の部品を溶接によ
り結合して作ったものであってもよいのは勿論である。
【0026】
【発明の効果】本発明は以上のように、タンデムシート
の後半部の左右側方および後方を囲みかつタンデムシー
トの下縁に連続する上下幅広の金属製スタンディングハ
ンドル(62)を設け、このスタンディングハンドルの
外側へ拡開した部分を貫通させてその内側にシートロッ
クシリンダを固定したものであるから、たとえ合成樹脂
製のリヤカバーを壊すことができてもスタンディングハ
ンドルを壊すことは非常に困難であり、これをこわして
シートロックシリンダをいたずらすることはほとんど不
可能である。このため防犯効果は大きくなる。またスタ
ンディングハンドルは下縁に向って次第に外側へ拡開す
る一方、リヤカバーはシートロックシリンダの下方でこ
のスタンディングハンドルの下縁に沿う部分を内側へ後
退させ上縁をシートロックシリンダを下方から覆うよう
に外側へ折曲させたので、シートロックシリンダのいた
ずらは一層確実に防止でき、スタンディングハンドルが
使い易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を適用したスクータを示す側
面図
【図2】その要部の平面図
【図3】同じく後面図
【図4】同じく側面図
【図5】その一部拡大図
【符号の説明】
10 フレーム 58 タンデムシート 60 ヒンジ 62 シートロック本体 64 スタンディングハンドル 66 シートロックシリンダ 68 連結部 72 キー挿入孔 82 保護板部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62J 1/12 B62J 1/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前端がヒンジで車体側に連結された前後
    に長いタンデムシートを備えるスクータ型自動二輪車で
    あって、前記タンデムシートの後半部の左右側方および
    後方を囲みかつタンデムシートの下縁に沿って配設され
    た上下に幅広かつ下縁に向って次第に外側へ拡開した
    属製のスタンディングハンドルと、このスタンディング
    ハンドルを貫通してこのスタンディングハンドルの外側
    へ拡開した部分の内側に固定されたシートロックシリン
    ダと、このシートロックシリンダの下方で前記スタンデ
    ィングハンドルの下縁に沿う部分が車体幅方向内側へ後
    退し上縁が前記シートロックシリンダを下方から覆うよ
    うに車体幅方向外側へ折曲された合成樹脂製リヤカバー
    を備えることを特徴とするスクータ型自動二輪車。
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BR0117074B1 (pt) * 2001-07-02 2010-11-16 dispositivo para travamento do assento em veìculo motorizado de duas rodas.
JP3886873B2 (ja) * 2002-09-12 2007-02-28 本田技研工業株式会社 スクータ型車両の車体カバー・シートロック取付構造
JP5924990B2 (ja) * 2012-03-09 2016-05-25 本田技研工業株式会社 鞍乗型車両のロック機構

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