JP3221901U - 二重軸構造の車輪軸を備えたキャスター - Google Patents
二重軸構造の車輪軸を備えたキャスター Download PDFInfo
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Abstract
【課題】地面から反発する振動をキャスター自体の中で吸収緩和した上で車体に伝え、且つ、車体が傾いても全方向の荷重を吸収できるキャスターを提供する。【解決手段】手押し車の車輪軸2が支持枠5に渡し架けて成るキャスターの車輪軸孔1の内部に、車輪基軸2の外側全面に添って周回する形で渦巻き板バネを設けて副軸3を形成し、車輪基軸と副軸たる渦巻き板バネとの二重軸構造を構成する。車輪から伝わる衝撃振動は、基軸と車輪軸孔内壁との狭い間隔空間の幅域の中に振幅が抑制され、常に副軸を介して全方向に緩和調整される。【選択図】図3
Description
本考案は、手押し車等の振動を吸収緩和する二重軸構造の車輪軸を備えたキャスターに関するものである。
従来、車輪軸が支持枠に渡し架けて成るキャスターにおいて、車輪の振動を吸収する緩衝部位は、車輪によって支えられる車体とキャスターとの間に設けてあるのが普通であった。
車輪軸孔内部に上下に複層した板バネ式の弾性車輪軸を設けた先行技術も知られている(特許文献1参照)。
車輪軸孔内部に上下に複層した板バネ式の弾性車輪軸を設けた先行技術も知られている(特許文献1参照)。
従来、車体とキャスターとの関係は、車輪の振動が直に車体に伝わり、それによって車体が揺れ動き、車輪軸に懸かった車体荷重の重力がスプリングを介して車体に反発するので、ガタゴト音を伴うとげとげしい揺れ方は和らぐが、車体の揺れの振幅そのものは一層増幅され、載せ荷への衝撃を和らげるためには、荷台内にも緩衝材を設けたりする必要もあった。特許文献1に示される先行技術は、特に車体全体が傾いた時は、スプリングも車輪も傾き、垂直方向に懸かる荷重は、スプリングによっては吸収され難い。また、車輪軸そのものの摩耗度合いも大きかった。
本考案は、これらの問題点を解決するために為されたものである。
本考案は、これらの問題点を解決するために為されたものである。
手押し車の車輪軸が支持枠に渡し架けて成るキャスターの車輪軸孔内部において、車輪基軸の外側全面に添って周回する形で渦巻き板バネが設けられて、車輪基軸と副軸たる渦巻き板バネとの二重軸構造を成し、車輪から伝わる衝撃振動は、基軸と車輪軸孔内壁との狭い間隔空間の幅域の中に振幅が抑制され、常に副軸を介して全方向に緩和調整される。
以上を特徴とする二重軸構造の車輪軸を備えたキャスターである。
以上を特徴とする二重軸構造の車輪軸を備えたキャスターである。
車輪の振動が車体に伝わる前に、車輪軸自体が車輪軸孔内において渦巻き板バネによって直接的な振動が吸収緩和され、その緩和された振動が車体に伝わることになるので、車体の揺れそのものが小さくなり、載せ荷の受ける衝撃も小さい。
また、車輪軸孔内が複層板バネ式の先行技術によっては、垂直方向の上下振動には有効であっても、車体が傾いた時には効果が半減するのに対し、本考案によれば、車輪軸孔内において、基軸たる車輪軸全面を周回して渦巻き板バネ式の副軸が設けてあるので、車体荷重の上下方向のみならず、全方向に対して吸収緩和の効果を十分に発揮できる。それが同時に基軸の摩耗度合いをも緩和する。
また、車輪軸孔内が複層板バネ式の先行技術によっては、垂直方向の上下振動には有効であっても、車体が傾いた時には効果が半減するのに対し、本考案によれば、車輪軸孔内において、基軸たる車輪軸全面を周回して渦巻き板バネ式の副軸が設けてあるので、車体荷重の上下方向のみならず、全方向に対して吸収緩和の効果を十分に発揮できる。それが同時に基軸の摩耗度合いをも緩和する。
押し車の車輪軸が支持枠(5)に渡し架けて成るキャスターの車輪軸孔(1)内部において、車輪基軸(2)の外側全面に添って周回する形で渦巻き板バネが設けられて副軸(3)を成し、車輪基軸(2)と副軸(3)たる渦巻き板バネとの二重軸構造を成し、車輪(4)から伝わる衝撃振動は、基軸と車輪軸孔内壁との狭い間隔空間の幅域において、常に副軸を介して全方向に緩和調整される。
本考案は、以上の様な構成である。
本考案で成るキャスターを備えた手押し車が荷物を載せて進む時、車輪軸孔内の二重軸構造によって、地面から反発して車輪(4)に伝わる振動が車体に伝わる前に、渦巻き板バネによって直接的な振動が吸収緩和され、車輪基軸(2)はその緩和された振動を車体に伝えることになるので、車体の揺れそのものが小さくなり、載せ荷の受ける衝撃も小さい。
また、車輪軸孔内が複層板バネ式の先行技術によっては、垂直方向の上下振動には有効であっても、車体が傾いた時には効果が半減するのに対し、本考案によれば、車輪軸孔(1)内において、車輪基軸(2)全面を周回して渦巻き板バネ式の副軸(3)が設けてあるので、車体荷重の上下方向のみならず、全方向に対して吸収緩和の効果を十分に発揮できる。それが同時に車輪基軸(2)の摩耗度合いをも緩和する。
本考案は、以上の様な構成である。
本考案で成るキャスターを備えた手押し車が荷物を載せて進む時、車輪軸孔内の二重軸構造によって、地面から反発して車輪(4)に伝わる振動が車体に伝わる前に、渦巻き板バネによって直接的な振動が吸収緩和され、車輪基軸(2)はその緩和された振動を車体に伝えることになるので、車体の揺れそのものが小さくなり、載せ荷の受ける衝撃も小さい。
また、車輪軸孔内が複層板バネ式の先行技術によっては、垂直方向の上下振動には有効であっても、車体が傾いた時には効果が半減するのに対し、本考案によれば、車輪軸孔(1)内において、車輪基軸(2)全面を周回して渦巻き板バネ式の副軸(3)が設けてあるので、車体荷重の上下方向のみならず、全方向に対して吸収緩和の効果を十分に発揮できる。それが同時に車輪基軸(2)の摩耗度合いをも緩和する。
1 車輪軸孔
2 車輪基軸
3 副軸
4 車輪
5 支持枠
2 車輪基軸
3 副軸
4 車輪
5 支持枠
Claims (1)
- 手押し車の車輪軸が支持枠に渡し架けて成るキャスターの車輪軸孔内部において、車輪基軸の外側全面に添って周回する形で渦巻き板バネが設けられて、車輪基軸と副軸たる渦巻き板バネとの二重軸構造を成し、車輪から伝わる衝撃振動は、基軸と車輪軸孔内壁との狭い間隔空間の幅域の中に振幅が抑制され、常に副軸を介して全方向に緩和調整されることを特徴とする二重軸構造の車輪軸を備えたキャスター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019001378U JP3221901U (ja) | 2019-03-30 | 2019-03-30 | 二重軸構造の車輪軸を備えたキャスター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019001378U JP3221901U (ja) | 2019-03-30 | 2019-03-30 | 二重軸構造の車輪軸を備えたキャスター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3221901U true JP3221901U (ja) | 2019-06-27 |
Family
ID=67003864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019001378U Expired - Fee Related JP3221901U (ja) | 2019-03-30 | 2019-03-30 | 二重軸構造の車輪軸を備えたキャスター |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3221901U (ja) |
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2019
- 2019-03-30 JP JP2019001378U patent/JP3221901U/ja not_active Expired - Fee Related
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