JP3221007U - 雪切り用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】積雪を切る為に雪中に差し込んだ後、容易に引き抜くことのできる雪切り用具を提供する。【解決手段】積もった雪を切り出すための雪切り用具11であって、横断面においてL字状に曲折した曲折部21を有する雪切部20と、雪切部の上方に設けられる把持杆30とからなり、雪切部は、曲折部において交差する向きに展開する板状部を備えると共に、40cm以上、90cm以下の高さに形成されており、板状部には、厚さ方向に貫通する孔部24が設けられている。【選択図】図2

Description

本考案は積もった雪等を切り分ける為の雪切り用具に関し、特に作業性を向上させた雪切り用具に関する。
従来、平地や傾斜面などに降り積もった雪を除雪又は排雪する際には、積もった雪を切り出す作業、降り積もった雪を寄せる作業、切り出し又は寄せた雪の塊を運搬する作業等、様々な作業が行われる。そして従前においては、それぞれの作業に応じた様々な雪かき道具が提案されている。
特に降り積もった雪を切り分ける為の道具として、特許文献1(実用新案登録第3184388号公報)が提案されている。この特許文献1では、雪をサイコロ状に切るための道具として、雪切り刃の形状が上方からみてT字状又はL字状であり、その刃にコ状の取っ手を設けた雪カッターを提案している。
また特許文献2(実用新案登録第3133133号公報)では、圧雪された雪でも安全にかつ容易に雪を切り崩す、簡単な構造のスピード雪割機として、下端に切断歯を有する適度な幅の雪切板の上端中央部に、連結棒を固着し、この連結棒の上端に、把手を固着し、さらに、雪切板の上端の左右から、連結棒に支持板を固着して、枠体としたスピード雪割機を提案している。
実用新案登録第3184388号公報 実用新案登録第3133133号公報
上述の通り、降り積もった雪の除雪又は排雪に使用する雪かき具として、雪を切り出すための道具もいくつか提案されている。しかしながら従来提案されている雪切用具は、積雪を切ることにしか着目されておらず、積もった雪を切った後に雪切り用具を引き抜くことまでは考慮されていなかった。そこで本考案は、積雪を切る為に雪中に差し込んだ後、容易に引き抜くことのできる雪切り用具を提供することを課題とする。
上記課題を解決する為に、本考案者は、積もった雪の中に差し込んで雪を切るための雪切部を一定の高さに形成すれば、その上端側が雪中に埋もれることが無くなり、引抜機動作も容易に行えることに着目し、本考案を完成させたものである。
即ち本考案では、積もった雪を切り出すための雪切り用具であって、横断面においてL字状に曲折した曲折部を有する雪切部と、当該雪切部の上方に設けられる把持杆とからなり、当該雪切部は、前記曲折部において交差する向きに展開する板状部を備えると共に、40cm以上、90cm以下の高さに形成した雪切り用具を提供する。
かかる高さであれば、一定の高さまで積もった雪を切り出す場合であっても、作業者が持ち上げてから振り下ろす一連の動作を円滑に行うことができ、また当該雪切部の高さで積雪を切り出すことができる。そして積もった雪に当該雪切部を差し入れた場合でも、その上端側を雪の上に露出させるか、或いは数センチから十数センチ程度の深さまでしか埋もれさせない事から、当該雪切部を雪中から引き抜く場合であっても、当該雪切部の上辺が抵抗になることはなく、円滑に引き抜くことができる。
前記雪切部の板状部には、厚さ方向に貫通する孔部を設けることができる。かかる孔部を設ける事により、当該雪切部自体の軽量化を図ることができ、積雪の切り出し作業の労力を軽減化することができる。そしてこの孔部は、雪中に対する雪切部の差し込み及び差し込んだ後の引き抜き時の抵抗を減じる為に、雪の抵抗を受ける横向きの縁部は存在しない形状に形成するのが望ましい。よって、当該孔部は水平方向に延伸する縁部が存在しない形状、例えば円形、頂点を上下方向に向けた四角形(菱形を含む)、六角形、八角形など各種形状に形成することもできる。また当該孔部は、雪切部の軽量化を目的とすることから、1つの板状部に1つの孔部を形成したり、或いは1つの板状部に複数の孔部を形成したりすることもできる。また交差する板状部同士において、何れかの板状部のみに形成したり、あるいは相互の板状部において形成する孔部の形状や数を異ならせることもできる。
そして上記雪切部は40cm以上、90cm以下の高さに形成していることから、此れを差し込む雪質或いは使用の仕方次第では、前記板状部が変形することも危惧される。そこで本考案に係る雪切り用具では、前記板状部の先端側には、フランジ状に折り返した補強部を形成することが望ましい。また、当該板状部は、その下端側であって、前記曲折部から離れた領域が曲折しやすい事が危惧されるため、当該領域を切除して形成することも望ましく、当該各板状部の下端先端側の角部分を丸めて面取り加工を施すことも望ましい。更に、当該雪切部は、雪中への差し込みやすさを考慮して、各板状部の下端側を先端側又は基端側(曲折部側)に傾斜させて形成することも望ましい。
また本考案にかかる雪切り用具において、前記把持杆は前記雪切部を操作する際に、手で持つための機能を果たすものであり、その形状は任意に形成することもできる。ただし、前記雪切部は、これを持ち上げて雪中に差し込むように使用されるものであることから、当該雪切部の下辺には均等に力が作用することが望ましい。それ故に、当該把持杆は棒状部材又はパイプ部材を用いて直線状又は曲折形状に形成すると共に、交差する向きに展開する板状部の先端部同士と中間部同士を、それぞれ橋架状に設けることが望ましい。特に当該把持杆を板状部の先端部同士に橋架状に設ける事により、前記雪切部の歪みや変形を阻止することもできる。
また前記把持部は、上記の様に板状部の上端同士を橋架するように設ける他、前記雪切部から上方に立ち上がって曲折する橋掛け形状に形成することもできる。ただし、前者においては、前記雪切部の高さを40cm以上、特に50cm以上の高さに形成した場合であっても、此れを持ち上げる為の高さを確保することができ、作業性を向上させることができる。
上記本考案の雪切り用具は、横断面においてL字状に曲折した曲折部を有する雪切部と、当該雪切部の上方に設けられる把持杆とからなり、当該雪切部は、前記曲折部において交差する向きに展開する板状部を備えると共に、40cm以上、90cm以下の高さに形成されていることから、積雪を切る為に雪切部を雪中に差し込んだ後でも、容易に引き抜くことのできる雪切り用具が実現する。
また、当該雪切部を構成する前記板状部には、厚さ方向に貫通する孔部を設けていることから、その軽量化を図り、作業時の労力を軽減することができる。
第1の実施形態に係る雪切り用具を示す六面図 第1の実施形態に係る雪切り用具の使用状態を示す略図 第2の実施形態に係る雪切り用具を示す斜視図 第3の実施形態に係る雪切り用具を示す斜視図 第4の実施形態に係る雪切り用具を示す斜視図 第5の実施形態に係る雪切り用具を示す斜視図 第6の実施形態に係る雪切り用具を示す六面図
以下、図面を参照しながら、本実施形態にかかる雪切り用具を具体的に説明する。特に本実施形態では、本考案に係る雪切り用具の幾つかの実施形態を具体的に示しているに過ぎず、本考案の趣旨を逸脱しない範囲において、周知技術や公用技術を取り入れることは勿論可能である。
図1は第1の実施形態に係る雪切り用具11を示す六面図であり、図2は当該第1の実施形態に係る雪切り用具11の使用状態を示す略図である。この図1及び2に示す第1の実施形態に係る雪切り用具11は、横断面においてL字状に曲折した曲折部21を有する雪切部20と、当該雪切部20の上方に設けられる把持杆30とで構成している。
本実施形態に係る雪切り用具11において、前記雪切部20は、板状の部材をL字状に折り曲げて形成しており、これにより構造の簡素化を図っている。ただし当該雪切部20は、更に高さ縦方向に延伸する他の曲折部等を設けて形成しても良く、また高さ方向に凹凸部が延伸する波板を曲折させて形成しても良い。
板状の部材をL字状に折り曲げて形成した雪切部20は、使用時において側面となる板状部22と、背面となる板状部22とを備え、両者は曲折部21において交差するように展開している。ただし本実施形態に係る雪切り用具11の側面及び背面は、使用時の向きによって変わり得る相対的な概念であることから、側面又は背面の特定は要しない。かかる雪切部20は本実施形態では約60cmの高さに形成しており、使用時において側面及び背面となる夫々の板状部22は約50cmの長さに形成している。ただし、この大きさは使用の状況に応じて任意に変更する事もできる。また何れかの板状部22と他の板状部22とで長さや高さを異ならせることもできる。
そして上記交差する板状部22の先端側及び上端側には、使用時における当該板状部22の曲折や歪みを阻止する為の補強部23を形成している。本実施形態において、当該補強部23は夫々の縁部分を延伸方向に沿う向きにフランジ状に折り曲げて形成している。ただし当該補強部23は、棒状部材を添接する等によって形成しても良く、また縁部分に限らず各板状部22の面内に形成しても良い。更に当該雪切部20が、十分な剛性を有する材料で形成されている場合には、当該補強部23自体を省略することもできる。なお当該雪切部20は、本実施形態では鋼板を用いて形成しているが、ステンレスやアルミニウムなどの他の金属材料や、プラスチック、木などの任意の材料で形成することができる。
そして当該雪切部20には、これを構成する各板状部22に、厚さ方向に貫通する孔部24を設けている。図1及び2に示す第1の実施形態に係る雪切り用具11では、略中央部に厚さ方向に貫通する丸孔として当該孔部24を形成している。かかる孔部24は、雪切部20、ひいては雪切り用具全体の軽量化を目的として形成するものであることから、任意の形状及び大きさに形成することができる。ただし、当該孔部24の形状によっては雪が入り込んでしまい、当該雪切り用具11の引き抜きに際して抵抗になる事も危惧される。そこで本実施形態では、水平方向に延伸する縁部が存在しない丸孔として孔部24を形成している。
以上のように構成した雪切部20には、これを操作する為の把持杆30が設けられる。この第1の実施形態に係る雪切り用具11では、前記把持杆30は棒状部材又はパイプ部材を用いて形成しており、交差する向きに展開する板状部22の先端部同士と中間部同士を、それぞれ橋架状に設けている。かかる把持杆30は、前記雪切部20の振り下ろし、及び持ち上げ動作を円滑に行うことができるように形成するのが望ましく、本実施形態では直線状の棒状部材又はパイプ部材を用いて形成している。ただし、当該把持杆30は、必ずしも直線状の棒やパイプで形成する必要はなく、上方に向かって隆起するか、突出するように湾曲させて形成しても良い。また当該把持杆30は交差する向きに展開する板状部同士を繋ぐようにして、2本の棒状部材又はパイプ部材を配して形成しているが、当該把持杆30は前記雪切部20を上下方向に移動操作できれば良いことから、前記雪切部20に直接設けたハンドル乃至は把持部として形成することもできる。
また本実施形態では、前記板状部22の先端部同士を繋ぐようにして把持杆30を設けている。かかる先端側の把持杆30は前記雪切部20の変形や歪みを阻止する為の補強を兼ねることができる。よって高さの有る雪切部20とした場合であっても、雪中に差し込む際の変形や歪みを阻止することができる。更に前記板状部22の中間部同士を繋ぐようにして把持杆30を設けていることから、当該板部材の中間付近における変形や歪みも回避でき、より頑丈な雪切り用具11が実現する。
上記把持杆30は本実施形態では金属製のパイプを用いて形成しているが、当然のことながら他の材料、例えばプラスチックや木などによって形成しても良い。かかる把持杆30は、使用者の体力(子供、大人、老人、又は男女などの区別)や、切り出す雪の雪質や積雪量等によって適宜変更することができ、少なくとも雪切部20を雪中に差し込むことができ、且つ引き抜くことができる程度の剛性を備えるものであれば、特段の問題なく使用することができる。
そして上記把持杆30は、本実施形態では取付プレート31を介して前記雪切部20に固定している。かかる取付プレート31はビスなどによって、前記雪切部20に固定しており、その面内に前記把持杆30を溶接などにより一体化している。かかる取付プレート31を設ける事により、当該把持杆30に作用する力が雪切部20の接続部に集中し、当該部位が破断する等の問題を解決することができる。
以上のように形成した本実施形態に係る雪切り用具11は、図2に示す様にして使用することができる。即ち、平地や弊社面などに積もった雪を除雪又は排雪する際に、スノーダンプ(登録商標)などの運搬具で運びやすいように、所定量の雪をブロック状に切り出すための道具として使用することができる。具体的には、当該雪切り用具11における雪切部20の交差する板状部22の何れかが奥になり、他の板状部22が側方になるように配置し、これを積もった雪の中に差し入れる。この時、既に切り分けられている他の2辺も存在することから、積もった雪を立方体乃至は直方体状のブロックに切り出すことができる。そしてこのように切り出したブロック状の雪は、その後、スノーダンプ(登録商標)などの運搬具に積んで運べば、運搬途中における崩壊するおそれを無くして、除雪作業乃至は排雪作業を円滑に行うことができる。
特に本実施形態にかかる雪切り用具11では、雪切部20を前述の高さに形成していることから、雪中に差し込んだ際に、雪切部20の上縁部が雪中に埋もれることはない。従って当該雪切部20の引き出し動作を円滑に行うことができる。その結果、例えば最初、当該雪切り用具11を使用した雪切り作業を連続して行い、その後に切り分けたブロック状の雪を連続して運ぶという作業工程を行うことができる。このように各工程で連続した作業を行うことができる為、雪切りの為の道具(即ち、雪切り用具11)と、運搬のための道具を交互に持ち替えなければならないといった手間を省くことができる。
図3は第2の実施形態に係る雪切り用具12を示す斜視図である。この図に示す雪切り用具12は、特に雪切部20に形成した孔部24の大きさや配置、及び数を異ならせた実施形態を示している。即ち、本実施形態に係る雪切り用具12では、雪切部20を構成する夫々の板状部22に、左右2個の丸孔を高さ方向に3段形成しており、合計6個の孔部24を形成している。このように形成した雪切り用具12においいては、板状部22の平面方向に均等に孔部24が設けられることから、当該雪切り用具12を雪中に差し込んだ後に、当該雪切り用具12を揺り動かして切開した隙間を拡大させることもできる。
図4は第3の実施形態に係る雪切り用具13を示す斜視図である。この実施形態に係る雪切り用具13も、前記第1に示す実施形態の雪切り用具11とは雪切部20に形成した孔部24の形状を異ならせている。特にこの実施形態に示す雪切り用具13では、頂点を上下方向に向けた六角形に孔部24を板状部22の厚さ方向に貫通させて形成している。このような形状に孔部24を形成することにより、雪切り用具13の差し込み又は引き抜き方向に直交する辺が存在せず、よって雪の抵抗を最小限にして当該雪切り用具13の差し込み及び引き抜き動作を行うことができる。そして当該孔部24を形成することにより、前述の通り雪切り用具13の軽量化を図ることができる。
図5は第4の実施形態に係る雪切り用具14を示す斜視図である。特にこの実施形態に係る雪切り用具14は、把持部を雪切部20の上方に立ち上げて配置した実施形態を示している。即ち、この実施形態において、板部材の先端側同士を連結する把持杆30は、真っ直ぐな棒状であって、当該板状部22に直接接続されているが、板状部22の中間同士を連節する把持杆30は、雪切部20の上方に立ち上げた上で存在させている。本実施形態では前記取付プレート31の高さを高くして、前記雪切部20の上方に延出させて形成している。ただしその他にも当該把持杆自体を「ウ冠状」又は下向き「コ」字状に曲折させて、当該把持杆30を前記雪切部20の上方に存在させることもできる。更に、前記板状部22の先端同士を連節する把持杆30も、前記雪切部20の上方に存在するように立上げ状に形成することもできる。即ち、本実施形態に係る雪切り用具11において、当該把持杆30は作業者が雪切部20を上下移動させやすい形状及び高さに形成することができる。
図6は第5の実施形態に係る雪切り用具15を示す斜視図である。この実施形態に係る雪切り用具15は、特に把持杆30の構成に特徴を有する。即ち、本実施の形態に係る雪切り用具15では、板状部22の先端側同士を連結する把持杆30として直線状の棒又はパイプ部材を用いており、一方で各板状部の中間部分には、使用者が把持して当該雪切り用具を操作する為の取手を把持杆30aとして形成している。この実施形態に示す様に、把持杆は使用者が雪切部20を上下移動させることができるものであれば、任意の形状に形成することができる。特に、この第5の実施形態に示す様に、把持杆30aを取手により形成した場合には、当該取手は、各板状部22の長さ方向に移動できるように形成することも望ましい。このように形成すれば、切り分ける雪質や作業者の姿勢に応じて持ち易くする事のできる把持杆を実現することができる。
図7は第6の実施形態に係る雪切り用具16を示す六面図である。特にこの実施形態に係る雪切り用具16は、雪切部20の下端側、即ち各板状部22の下端側を、先端側に向けて上向きに切り上げ、曲折部21側を尖らせて形成している。このよう板状部22の基端側(即ち曲折部側)を尖らせるように、板状部22の下端側を傾斜させることにより、雪中への差し込み時の労力を軽減することができる。特に雪質が固い場合や凍結している場合において、当該雪切部20を容易に差し込むことができる。なお、当該雪切部20は各板状部22の先端側を尖らせることも可能であるが、その際には差し込み時の応力に抗する補強を行うことが望ましい。また、前記尖らせた部分の内角は5°以上、35°以下、望ましくは20°以下とする。当該内角が30°を超える場合には、当該雪切り用具を雪中に差し込んだ際に、切れていない部分が存在してしまい、その後の運搬作業に支障を来す怖れがあるためである。
そして上記した何れの実施形態に係る雪切り用具においても、前記把持杆30は、前記雪切部20に対して着脱自在に設ける事も望ましい。即ち、当該把持杆30を差し込み咬合や螺合などによって任意に雪切部20に対して組付け及び取り外しできるように形成することができる。このように把持杆30と雪切部20とを分離できる場合には、当該雪切り用具11の運搬や搬送時における容積を小さくすることができ、運搬性に優れたものとなる。
また前記雪切部20も、曲折部21において折り畳み自在又は着脱自在に形成することも望ましい。当該曲折部21において折り畳み自在とする場合には、当該曲折部21にヒンジを設けて、当該ヒンジにより板状に折りたためるように形成することもできる。また当該曲折部21にL字状の柱部材を設け、当該柱部材に対して前記板状部22を着脱自在に取り付けるように構成することもできる。このように雪切部20も折り畳み又は分割自在に形成することに、当該雪切り用具11は可搬性に優れたものとなる。
そして前記雪切部を構成する板状部22は、その下端の先端側の角を面取り加工しても良い。このような面取り加工を施すことにより、雪切り作業において差し込んだ雪切り用具を引き抜く際に、前後方向に傾いた角度で引き抜いたとしても、当該板状部22の先端株の角の織曲がりや変形を阻止することができる。
本考案の雪切り用具は、除雪作業や排雪作業に利用することができる。その他にも雪に限らず、例えば汚泥や土砂などを所定の大きさに切り分ける為に利用することもできる。
11、12、13、14 雪切り用具
20 雪切部
21 曲折部
22 板状部
23 補強部
24 孔部
30 把持杆
31 取付プレート

Claims (2)

  1. 積もった雪を切り出すための雪切り用具であって、
    横断面においてL字状に曲折した曲折部を有する雪切部と、当該雪切部の上方に設けられる把持杆とからなり、
    当該雪切部は、前記曲折部において交差する向きに展開する板状部を備えると共に、40cm以上、90cm以下の高さに形成されていることを特徴とする、雪切り用具。
  2. 前記板状部には、厚さ方向に貫通する孔部が設けられており、当該孔部は水平方向に延伸する縁部が存在しない形状であり、
    前記把持杆は棒状部材又はパイプ部材を用いて直線状に形成されると共に、交差する向きに展開する板状部の先端部同士と中間部同士を、それぞれ橋架状に設けており、
    前記板状部の先端側には、フランジ状に折り返した補強部を形成している、請求項1に記載の雪切り用具。
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