JP3220977U - ヒンジロック機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】より容易に被取付部材を回転させて所定位置で支持可能なヒンジロック機構の提供。【解決手段】ヒンジロック機構100は、一対の軸受孔40を有する支持部材10と、一対の軸受孔40により回転自在に支持される軸部材20と、軸部材20を回転中心として回転し、被取付部材としての蓋部材1が取り付けられた回転部材30と、を備える。軸部材20は、互いに対向しながら軸方向と直交する方向に延びる一対の平坦部21と、互いに対向しながら平坦部21同士の間を延びる一対の曲面部22とを有する。軸受孔40は、軸部材20の曲面部22に沿った内面を有し、軸部材20を回転自在に支持する第1孔部41と、第1孔部41から下方に向けて延出され、軸部材20の平坦部21に沿った内面を有し、軸部材20を摺動自在に支持する長孔状の第2孔部42とを有する。【選択図】図1
Description
本考案は、被取付部材を回転させて所定位置で保持するヒンジロック機構に関する。
従来、例えば切削加工が施された半導体ウエーハ等に洗浄を施す洗浄装置といった各種装置に関する技術が知られている。例えば、特許文献1には、装置の上面を覆う蓋部材が設けられた洗浄装置が開示されている。
上記特許文献1に記載された蓋部材は、装置の使用前後において開閉される必要がある。そのため、蓋部材を被取付部材として、被取付部材を開状態と閉状態との間で回転させると共に、開状態および閉状態で支持(保持)するロック機構が必要となる。例えば、ロック機構の一部として、被取付部材を所定位置でロックして支持するためにプランジャを用いることが考えられる。しかしながら、プランジャを用いた場合、ロックを解除するためにプランジャを引っ張った状態で被取付部材を回転させる必要が生じ、作業に手間が生じてしまうという問題があった。
本考案は、上記に鑑みてなされたものであって、より容易に被取付部材を回転させて所定位置で支持可能なヒンジロック機構の提供を目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本考案は、被取付部材を回転させて所定位置で支持するヒンジロック機構であって、一対の軸受孔を有する支持部材と、前記一対の軸受孔により回転自在に支持される軸部材と、前記軸部材を回転中心として回転し、前記被取付部材が取り付けられた回転部材と、を備え、前記軸部材は、互いに対向しながら軸方向と直交する方向に延びる一対の平坦部と、互いに対向しながら前記平坦部同士の間を延びる一対の曲面部とを有し、前記軸受孔は、前記軸部材の前記曲面部に沿った内面を有し、前記軸部材を回転自在に支持する第1孔部と、前記第1孔部から下方に向けて延出され、前記軸部材の前記平坦部に沿った内面を有し、前記軸部材を摺動自在に支持する長孔状の第2孔部とを有することを特徴とする。
本考案にかかるヒンジロック機構は、より容易に被取付部材を回転させて所定位置で保持可能なヒンジロック機構を得ることができるという効果を奏する。
以下に、本考案にかかるヒンジロック機構の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの考案が限定されるものではない。
図1は、実施形態にかかるロック機構が第1状態とされた様子を示す斜視図であり、実施形態にかかるロック機構が第2状態とされた様子を示す斜視図である。実施形態にかかるヒンジロック機構100は、被取付部材を回転させ、第1状態101および第2状態102でロックして支持する機構である。本実施形態において、被取付部材は、例えば、切削加工等の加工が施された半導体ウエーハや光デバイスウエーハ等のウエーハを洗浄する図示しない洗浄装置の上面を覆う蓋部材1である。また、本実施形態において、図1に示す第1状態101は、蓋部材1が洗浄装置の上方を塞ぐ閉状態であり、図2に示す第2状態102は、蓋部材1が洗浄装置の上方を開放する開状態である。ただし、被取付部材は、洗浄装置の蓋部材1に限らず、回転して所定位置でロックして支持される必要がある部材であればよい。
ヒンジロック機構100は、図1および図2に示すように、支持部材10と、軸部材20と、回転部材30と、を備えている。
支持部材10は、基部11と、基部11の両端部に設けられた一対の支持部12とを有する。基部11は、例えばボルトといった締結具によって、図示しない洗浄装置に取り付けられる。一対の支持部12は、基部11の両端部から鉛直方向上方に向けて延出されている。一対の支持部12は、図1および図2に示すように、互いに対向して設けられた軸受孔40を有している。すなわち、支持部材10は、互いに対向する一対の軸受孔40を有する。
軸部材20は、支持部材10に設けられた一対の軸受孔40に挿通されて支持される。軸部材20は、軸方向において支持部12の外側まで突出する。また、本実施形態において、軸部材20の両端部は、外周にねじ部が形成されている。
回転部材30は、一対の軸固定部31と、取付部32とを有する。軸固定部31は、支持部材10の支持部12に対して、軸部材20の軸方向において外側に1つずつ配置される。軸固定部31には、支持部12の外側に突出する軸部材20のねじ部がねじ込まれて固定される。それにより、回転部材30は、軸部材20を回転中心として回転する。取付部32は、一対の軸固定部31の間に延在する。取付部32には、図1および図2に二点鎖線で示すように、被取付部材としての蓋部材1が取り付けられる。
次に、ヒンジロック機構100を第1状態101と第2状態102との間で切り替えるための構造について、図3および図4を参照しながら説明する。図3は、第1状態での軸部材と軸受孔との位置関係を示す断面図であり、図4は、第2状態での軸部材と軸受孔との位置関係を示す断面図である。図3および図4は、支持部12および軸部材20を軸部材20の軸方向に沿った方向から視た断面図である。
軸部材20は、図3および図4に示すように、一対の平坦部21と、一対の曲面部22とを有している。一対の平坦部21は、互いに対向しながら、軸部材20の軸方向と直交する方向、すなわち軸部材20の幅方向に沿って延びる。一対の平坦部21は、直線状に延びる部分である。一対の曲面部22は、互いに対向しながら一対の平坦部21同士の間を延びる。一対の曲面部22は、例えば円弧状に形成された曲線状部分である。
軸受孔40は、第1孔部41と、第2孔部42とを有する。第1孔部41は、図3に示すように、軸部材20の一対の曲面部22に沿った形状の内面411を有する円形状の孔部である。第1孔部41は、一対の曲面部22が内面411に回転自在に当接する大きさに形成されている。それにより、第1孔部41は、軸部材20を回転自在に支持する。
第2孔部42は、第1孔部41の幅方向(図3および図4の左右方向)の中心部から、鉛直方向の下方に向けて延出された長孔状の孔部である。第2孔部42は、第1孔部41から延びる一対の内面421と、一対の内面421の第1孔部41とは反対側の終端部に形成される内面422とを有する。一対の内面421は、図4に示すように、その幅が第1孔部41の内径よりも小さく、かつ、軸部材20の一対の平坦部21が摺動自在に当接する大きさに形成される。すなわち、内面421は、軸部材20の平坦部21に沿った直線状に形成される。また、内面422は、軸部材20の曲面部22に沿った形状に形成される。それにより、第2孔部42は、軸部材20を内面421に沿った方向に摺動自在、かつ、内面421に沿った方向以外に移動不能に支持する。
次に、ヒンジロック機構100の動作について、図1から図4を参照しながら説明する。ヒンジロック機構100が図1に示す第1状態101である場合、図3に示すように、軸部材20の曲面部22が軸受孔40の第1孔部41に回転自在に支持された状態となる。このとき、軸部材20は、一対の平坦部21が第1孔部41の幅方向に沿って延在した状態である。
ヒンジロック機構100を第1状態101から第2状態102に移行させるときには、図1に実線矢印で示すように、蓋部材1および回転部材30に回転方向の力を作用させる。それにより、図3に実線矢印および破線で示すように、軸部材20が第1孔部41の内面411に沿って回転する。言い換えると、蓋部材1が回転部材30と共に軸部材20を回転中心として回転する。図4に破線で示すように、軸部材20が図3に示す状態から90度回転し、一方の曲面部22が内面411に当接しない位置まで至ると、図4に実線で示すように、軸部材20が第2孔部42内へと落ち込んで嵌りこむ。それにより、軸部材20が第2孔部42の内面421に沿った方向以外に移動不能となる。その結果、ヒンジロック機構100は、鉛直方向上向きの外力が付与されない限り、図2に示す第2状態102でロックされることになる。
一方、ヒンジロック機構100を第2状態102から第1状態101に移行させるときには、図2に白抜き矢印で示すように、蓋部材1および回転部材30に鉛直方向上向きの力を作用させる。それにより、軸部材20が第2孔部42の内面421に沿って摺動する。図4に破線で示す状態まで軸部材20を摺動させて持ち上げることで、軸部材20が第2孔部42に嵌りこんだ状態が解除され、第1孔部41内で軸部材20を回転させることができる状態となる。その結果、図2に実線矢印で示すように、蓋部材1および回転部材30に回転方向の力を作用させれば、図3に破線で示すように、軸部材20が第1孔部41の内面411に沿って回転自在に支持される状態となる。軸部材20が図3に実線で示す状態まで回転すると、ヒンジロック機構100は、図1に示す第1状態101となる。
以上説明したように、実施形態にかかるヒンジロック機構100は、軸受孔40の第1孔部41に支持された軸部材20を中心として、被取付部材としての蓋部材1を回転部材30と共に回転させることができる。そして、軸部材20が第1孔部41内で回転すると、軸部材20が第1孔部41から下方に延びる第2孔部42へと落ち込み、第2孔部42によって、内面421に沿った方向以外に移動不能となるように支持される。それにより、軸部材20が第2孔部42に支持された状態で、蓋部材1を回転部材30と共にロックして支持することができる。また、軸部材20を第2孔部42内で上方に向けて摺動させるだけで、軸部材20を第1孔部41内へと移動させて、軸部材20が第1孔部41で回転自在に支持される状態、すなわち軸部材20を中心として蓋部材1を回転部材30と共に回転させることができる状態へと、容易に移行することができる。したがって、実施形態によれば、より容易に被取付部材を回転させて所定位置で保持可能なヒンジロック機構100を得ることができる。
1 蓋部材
10 支持部材
11 基部
12 支持部
20 軸部材
21 平坦部
22 曲面部
30 回転部材
31 軸固定部
32 取付部
40 軸受孔
41 第1孔部
42 第2孔部
100 ヒンジロック機構
101 第1状態
102 第2状態
411,421,422 内面
10 支持部材
11 基部
12 支持部
20 軸部材
21 平坦部
22 曲面部
30 回転部材
31 軸固定部
32 取付部
40 軸受孔
41 第1孔部
42 第2孔部
100 ヒンジロック機構
101 第1状態
102 第2状態
411,421,422 内面
Claims (1)
- 被取付部材を回転させて所定位置で支持するヒンジロック機構であって、
一対の軸受孔を有する支持部材と、
前記一対の軸受孔により回転自在に支持される軸部材と、
前記軸部材を回転中心として回転し、前記被取付部材が取り付けられた回転部材と、
を備え、
前記軸部材は、互いに対向しながら軸方向と直交する方向に延びる一対の平坦部と、互いに対向しながら前記平坦部同士の間を延びる一対の曲面部とを有し、
前記軸受孔は、前記軸部材の前記曲面部に沿った内面を有し、前記軸部材を回転自在に支持する第1孔部と、前記第1孔部から下方に向けて延出され、前記軸部材の前記平坦部に沿った内面を有し、前記軸部材を摺動自在に支持する長孔状の第2孔部とを有することを特徴とするヒンジロック機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019000374U JP3220977U (ja) | 2019-02-04 | 2019-02-04 | ヒンジロック機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019000374U JP3220977U (ja) | 2019-02-04 | 2019-02-04 | ヒンジロック機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3220977U true JP3220977U (ja) | 2019-04-18 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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2019
- 2019-02-04 JP JP2019000374U patent/JP3220977U/ja not_active Expired - Fee Related
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Legal Events
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