JP3220722B2 - シリアルプリンタ - Google Patents

シリアルプリンタ

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JP3220722B2
JP3220722B2 JP10201694A JP10201694A JP3220722B2 JP 3220722 B2 JP3220722 B2 JP 3220722B2 JP 10201694 A JP10201694 A JP 10201694A JP 10201694 A JP10201694 A JP 10201694A JP 3220722 B2 JP3220722 B2 JP 3220722B2
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cut
platen
cut sheet
paper
sheet
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▲茂▼美 富樫
喜彦 櫻井
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インパクトプリンタの
カット紙を搬送する構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12乃至図14には従来のシリアルプ
リンタにおけるカット紙をフィードする部分の概略構造
が示されており、図12はその斜視図、図13はその正
面図、図14はその側面図である。
【0003】図12乃至図14において、プラテン1
は、プリンタ両端のサイドフレーム(L)2,サイドフ
レーム(R)3に支持されており、ベルト4を介してモ
ータ5からの駆動を受けて回転するようになっている。
リヤプレッシャーローラ6とフロントプレッシャーロー
ラ7は、略左右中央に位置してペーパーシュート8に回
転自在に装着されており、図示せぬスプリングの付勢力
で常にプラテン1に押し付けられている。ベイルローラ
9は用紙をガイドするための棒状ローラであり、このベ
イルローラ9も略左右中央に位置して図示せぬスプリン
グの付勢力で常にプラテン1に押し付けられている。
【0004】ペーパーシュート8に固定装着された板状
の単票ガイド10は、図15に単票ガイド単体での正面
図が、図16にその側面図が示されているように、連続
帳票12が送られてくる下端側半分10aが上側半分1
0bより斜め下側に折り曲げられて断面略「く」の字状
に形成されていて、上側半分10bの上側一部10cが
ペーパーシュート8の前側でカット紙搬送ルート内に突
出され、プラテン1の左右両側に渡って、このプラテン
1と平行にして取り付けられている。そして、この単票
ガイド10は、ペーパーシュート8とプラテン1との間
に挿入されて来るカット紙11の用紙先端の搬送ルート
を一部10cで上方(プラテン1側)に導いてリボンプ
ロテクタブラケット17との干渉角を小さくする働きを
し、さらに下端側半分10aで連続帳票12の用紙搬送
ルートをガイドする働きをしている。
【0005】印字ヘッド13は、キャリッジ14上に固
定して搭載されており、図示せぬパルスモータの駆動に
より、キャリッジ14と共にシャフト15上を左右に往
復できる。また、そのキャリッジ14には用紙のリボン
16による汚れを防ぎ、かつ用紙の搬送をガイドする働
きを持つリボンプロテクタブラケット17が取り付けら
れている。センサ18はペーパーシュート8上に設けら
れており、ペーパーシュート8上のカット紙11を検知
して信号を出力する。
【0006】次に、この動作を説明する。まず、カット
紙11がプラテン1とペーパーシュート8との間に挿入
され、これがセンサ18により検出されて吸入の信号を
受けると、モータ5が駆動されてプラテン1が図12及
び図14中で矢印で示す方向に回転される。また、こ
れと同時にリヤプレッシャーローラ6及びフロントプレ
ッシャーローラ7が摩擦力で連動して回転し、カット紙
11をプラテン1に巻き付けるように搬送が行われる。
カット紙11が所定の印字位置にセットされると、印字
ヘッド13及びキャリッジ14は、シャフト15上で左
右方向(図12及び図13中の矢印で示す方向)へ摺
動しながら印字が行われる。このとき、プラテン1も一
定量づつ矢印で示す方向に回転してカット紙11を搬
送する。そして、センサ18によりカット紙11の下端
が検知されると、さらに任意量送られた位置でカット紙
11は自動排出されることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図17乃至図20は、
用紙(カット紙11)の下端が印字位置に近づいたとき
における用紙の搬送状態を示すもので、図11はこの用
紙下端位置による用紙負荷及び用紙フィード力の関係を
示している特性図で、この図11中には理想値及び本発
明装置における特性も一緒に示している。そこで、次に
図17乃至図20、及び図11と共に用紙下端位置にお
ける従来装置での問題点を説明する。ここで問題となる
のは、用紙として例えば葉書等、腰の有る比較的厚いも
の(以下、単に「厚紙」と言う)を使用した場合であ
る。すなわち、図17及び図18はカット紙11の下端
近くを印字している場合で、かつカット紙11の下端側
がフロントプレッシャーローラ7を外れて、一部がペー
パーシュート8内に残されて単票ガイド10上に乗って
当接されている状態を示している。厚紙を使用したカッ
ト紙11の場合では、カット紙11の下端がフロントプ
レッシャーローラ7を外れると、プラテン1とベイルロ
ーラ9の回転摩擦によって搬送されるが、カット紙11
が持っている腰により真っ直ぐ伸びようとする力が働
き、単票ガイド10とベイルローラ9との間に位置して
いる部分11aが膨らんでリボンプロテクタブラケット
17側に接触し、これが抵抗となって用紙負荷が序々に
大きくなり、カット紙11が搬送しにくい状態で印字が
行われることになる。これにより、改行ピッチ詰まりが
発生する(図11(a)参照)。
【0008】カット紙11がさらに搬送されると、下端
側が図19及び図20に示すように単票ガイド10を外
れる。また、この単票ガイド10を外れるときの負荷変
動が大きく、単票ガイド10を外れた瞬間にカット紙1
1の腰により、下端側が単票ガイド10に弾かれるかた
ちでフィードされて印字が行われる。このため、改行ピ
ッチ拡がりが発生する(図11(b)参照)。
【0009】上述したように、従来構造の装置では、葉
書等の厚紙をカット紙11として使用したときには、用
紙下端がフロントプレッシャーローラ7を外れて単票ガ
イド10を通過し終わるまでの間、カット紙11の一部
分11aが膨らんでリボンプロテクタブラケット17側
に接触する。そして、用紙負荷が序々に大きくなり、一
時的にカット紙11が搬送しにくくなって文字改行ピッ
チが詰まったり、また単票ガイド10を外れるときの負
荷変動が大きく、単票ガイド10を外れた瞬間にカット
紙11の下端側が単票ガイド10に弾かれるかたちでフ
ィードされて印字が行われることから改行ピッチ拡がり
が発生し、これらが印字品位を低下させている原因にな
っていると言う問題点があった。
【0010】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は用紙下端が単票ガイドを外れる際
の負荷変動を少なくし、排出を容易にして改行ピッチの
乱れを無くし、印字媒体及び印字領域の拡大と印字精度
の向上を可能にするインパクトプリンタを提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的は、本発明にあ
っては、印字ヘッドが配設された印字位置の上流側位置
に設けたローラにより印字用紙をプラテンに巻き付けて
ガイドするとともに、前記ローラより外れたカット紙の
下端側が当接され、この下端側を前記プラテンの周囲に
保持しておくとともに前記ローラを通過したカット紙を
前記プラテンと前記印字ヘッドの間に導くための単票ガ
イドを前記プラテンの軸方向に対し固定装着して成るシ
リアルプリンタにおいて、前記単票ガイドはその印字位
置側の端部に略V字状の切り込み入れられて、前記当
接された前記カット紙の下端側と対応する面を、稜線が
用紙搬送方向に伸びる状態にして前記カット紙を前記印
字位置側に膨らませて受けるための傾斜面として形成す
ることにより達成される。
【0012】
【作用】この構成によれば、単票ガイドにおける2つの
傾斜面でカット紙の下端に外側に膨らみをもたせて、そ
れぞれの傾斜面と点接触する状態にして保持することに
なるので、カット紙にかかる搬送負荷を軽減させてスム
ースに搬送することができ、これにより改行ピッチ詰ま
りを無くすことができる。また、カット紙が単票ガイド
より外れるときに、カット紙の腰により下端側が単票ガ
イドに弾かれるかたちでフィードされて印字が行われる
ことになるが、カット紙の下端側には単票ガイドの傾斜
面によって外側に膨らみが持たせられて全体が印字ヘッ
ド側に接近されているので、このときに用紙下端位置に
蓄積されている負荷は小さく、よって単票ガイドを外れ
るときの負荷変動が小さくなり、フィード力を安定させ
て改行ピッチ拡がりを少なくすることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。図1及び図2には本発明の一実施例と
してのシリアルプリンタにおけるカット紙をフィードす
る部分の概略構造が示されており、図1はその正面図、
図2はその側面図である。図1及び図2において図12
乃至図14と同一符号を付したものは図12乃至図14
と同一のものを示している。
【0014】すなわち、図1及び図2において、プラテ
ン1は、プリンタ両端のサイドフレーム(L)2,サイ
ドフレーム(R)3に支持されており、ベルト4を介し
てモータ5からの駆動を受けて回転するようになってい
る。リヤプレッシャーローラ6と印字位置より上流側に
設けられたローラであるフロントプレッシャーローラ7
は、略左右中央に位置してペーパーシュート8に回転自
在に装着されており、図示せぬスプリングの付勢力で常
にプラテン1に押し付けられている。ベイルローラ9は
用紙をガイドするための棒状ローラであり、このベイル
ローラ9も略左右中央に位置して図示せぬスプリングの
付勢力で常にプラテン1に押し付けられている。
【0015】ペーパーシュート8においてプラテン1の
軸方向に対し固定装着された板状の単票ガイド19は、
図3に単票ガイド19の正面図が、図4にその側面図が
カット紙11と共にそれぞれ示されているように、連続
帳票12が送られてくる下端側半分19aが上側半分1
9bより斜め下側に折り曲げられて断面略「く」の字状
に形成されているとともに、印字位置側の端部において
上側半分19bの上端面側の一部が下端側半分19aに
向かって略V字状に切り欠かれ、この切り欠きにより緩
やかな谷が形成される状態にして2つの傾斜面32,3
3が作られている。図3では符号31で示す部分が谷
(以下、この部分を「傾斜頂点31」と言う)となって
いる。そして、この単票ガイド19は、上側半分19b
の傾斜が付けられている上側の一部19cがペーパーシ
ュート8の前側でカット紙搬送ルート内に突出され、プ
ラテン1の左右両側に渡って、このプラテン1と平行に
して取り付けられている。そして、ペーパーシュート8
とプラテン1との間に挿入されて来るカット紙11の用
紙先端の搬送ルートを一部19cで上方(プラテン1
側)に導いてリボンプロテクタブラケット17との干渉
角を小さくする働きをし、さらに下端側半分19aで連
続帳票12の用紙搬送ルートをガイドする働きをしてい
る。また、一部19cに傾斜が付けられていることによ
って、この傾斜でカット紙搬送排出時のカット紙11に
外側(キャリッジ14側)に膨らみをもたせて、傾斜面
32の一点(a点)と傾斜面33の一点(b点)との、
合わせて2点で接触する状態にして、用紙下端位置にお
けるカット紙11にかかる搬送負荷を軽減する働きを持
たせている。なお、単票ガイド19の傾斜頂点31の位
置及び傾斜面32,33で形成されている傾斜角につい
ては、プリンタにより任意とするが、一般的には葉書の
ような比較的小さい用紙からA3版サイズの大きい用紙
まで対応できるように、1文字目からの適当な距離に傾
斜頂点31を設け、また実装上可能な限り傾斜角は狭く
することが望ましい。
【0016】印字ヘッド13は、キャリッジ14上に固
定して搭載されており、パルスモータ24(図5参照)
の駆動により、キャリッジ14と共にシャフト15上を
左右に往復できる。また、そのキャリッジ14には用紙
のリボン16による汚れを防ぎ、かつ用紙の搬送をガイ
ドする働きを持つリボンプロテクタブラケット17が取
り付けられている。センサ18はペーパーシュート8上
に設けられており、ペーパーシュート8上のカット紙1
1を検知して信号を出力する。
【0017】図5は、本発明の一実施例として示したシ
リアルプリンタ装置の構成ブロック図である。図5に示
す構成では、プリンタ制御部(CPU)が搭載された制
御基板21と、中継基板22と、この中継基板22を介
して制御基板21に接続された上記モータ5と、中継基
板22を介して制御基板21に接続された上記単票用紙
センサ18と、中継基板22を介して制御基板21に接
続された帳票用紙12を検知するためのセンサ23と、
中継基板22及び制御基板21に接続されてキャリッジ
14を印字ヘッド13と共にシャフト15上で左右方向
に間欠送りするための上記パルスモータ24を備えてい
る他に、上記印字ヘッド13と制御基板21との間に配
設されたドライバ基板25と、制御基板21に接続され
た連票用紙12とカット紙11とを切替使用するための
連/単切替センサ26,操作基板27,I/F(インタ
フェース)基板28,電源29,ACコード30等で構
成されており、またI/F基板28にはセントロI/F
(インタフェース)が接続される。加えて、制御基板2
1上のプリンタ制御部には、センサ18とフロントプレ
ッシャーローラ7との間の距離がプラテン1を駆動する
モータ5のパルス数P1に換算して記憶されているとと
もに、センサ18と印字位置までの距離がプラテン1を
駆動するモータ5のパルス数P2に換算して記憶されて
いる。
【0018】図6は本発明の一実施例として示したシリ
アルプリンタ装置の用紙搬送及び印字動作フローチャー
トである。そこで、次に、図1及び図2に示したシリア
ルプリンタ装置の動作を、カット紙11を使用した場合
について図6及び図5と共に説明する。まず、カット紙
11がプラテン1とペーパーシュート8との間に挿入さ
れ、これがセンサ18により検出されると、この信号が
中継基板22を介して制御基板21に入力され、モータ
5が駆動されてプラテン1が図1中で矢印で示す方向
に一定時間回転される。また、これと同時にリヤプレッ
シャーローラ6及びフロントプレッシャーローラ7が摩
擦力により連動して回転し、カット紙11をプラテン1
に巻き付けるように搬送が行われ、カット紙11が所定
の位置にセットされて、図6のフローがスタートする。
【0019】すなわち、カット紙11が所定の印字位置
にセットされ、引き続いて図示せぬ上位装置より印字信
号を受けると(ステップS001)、パルスモータ24
が駆動される(ステップS002)。すると、印字ヘッ
ド13及びキャリッジ14はパルスモータ24の駆動で
シャフト15上を左右方向(図2中の矢印で示す方
向)へ摺動しながら1行(ライン)分の印字が行われる
(ステップS003)。そして、1行分の印字が終了す
ると、モータ5が駆動されてプラテン1が矢印で示す
方向に所定量回転され、カット紙11を一行分搬送して
改行動作が行われる(ステップS004)。この動作は
センサ18によりカット紙11の下端が検知されるまで
繰り返し行われる(ステップS005)。
【0020】また、カット紙11の用紙下端がセンサ1
8により検出され、モータ5が所定のパルス数、すなわ
ち予めセンサ18とフロントプレッシャーローラ7との
間の距離としてパルス数Pに換算して制御基板21上の
プリンタ制御部に記憶されているパルス数Pを越えるま
で回転されると、カット紙11の下端がフロントプレッ
シャーローラ7を外れたと判断する(ステップS00
6)。そして、センサ18の検知信号を受けたときに上
位装置から指示された印字信号に基づく1行分の印字が
終了し(ステップS007,S008,S009)、次
の印字改行動作が行われる前にパルスモータ24を駆動
させて印字ヘッド13をキャリッジ14と共に随時、単
票ガイド19の傾斜頂点31の位置(以下、この位置を
「センタリング位置」と言う)へ移動させ(ステップS
010)、続いてモータ5が駆動されてプラテン1の所
定量回転と共にカット紙11を1行分搬送して改行動作
が行われる(ステップS011)。これは、カット紙1
1の用紙下端がセンサ18により検出され、モータ5が
所定のパルス数、すなわち予めセンサ18とフロントプ
レッシャーローラ7との間の距離としてパルス数に換算
して制御基板21上のプリンタ制御部に記憶されている
パルス数P2に至る直前のパルス数P3を越えるまで繰
り返し行われる。なお、このパルス数P3は、有効印字
領域の設定により任意に設定される。そして、ステップ
S012でパルス数P3を越えた判断されるとモータ5
が一定時間連続駆動されてカット紙11は自動排出され
ることになる(ステップS013)。
【0021】次に、下端がフロントプレッシャーローラ
7を外れた後のカット紙11の動作と用紙負荷及び用紙
フィード力を図7乃至図10と図11を用いて説明する
と、図7及び図8はフロントプレッシャーローラ7を外
れてカット紙11の下端側が単票ガイド19の傾斜され
ている端部19cに当接されいる状態のときを示してお
り、図9及び図10は単票ガイド部19を通過した後の
状態を、図11は用紙負荷及び用紙フィード力を従来構
造の場合と比較してそれぞれ示している。そして、本実
施例の場合、カット紙11は、その下端側が単票ガイド
19の傾斜されている端部19cに当接され、この端部
19cの傾斜によりカット紙11が傾斜面32の一点
(a点)と傾斜面33の一点(b点)にそれぞれ点接触
して、その頂点となる稜線34(図7及び図8参照)が
上下方向に伸びる状態にして外側(キャリッジ14側)
に膨らみが持たせられ、用紙下端位置におけるカット紙
11にかかる搬送負荷の軽減が行われる。なお、この稜
線は、センタリング位置と略対応する。また、カット紙
11の改行送りが行われるとき、印字ヘッド13がキャ
リッジ14と共にセンタリング位置に配置されるが、こ
の印字ヘッド13の前側にはリボンプロテクタブラケッ
ト17がキャリッジ14に固定装着されており、このキ
ャリッジ14に印字ヘッド13をリボン16を介してイ
ンパクトさせるための窓(不図示)が設けられているの
で、この窓内にカット紙11の膨らんだ頂点の一部が逃
がされるとともに、常に一定箇所でカット紙11の膨ら
んだ部分が徐々に抑えられた状態になり搬送抵抗がさら
に減少されることになる。従って、このときの用紙負荷
は図11に示すように従来構造の場合に比べて小さくな
り、厚紙を使用した場合でも用紙負荷が軽減されて改行
ピッチ詰まりが改善される(図11(a)参照)。
【0022】カット紙11がさらに搬送されると、下端
側が図9及び図10に示すように単票ガイド19を外れ
る。また、単票ガイド19が外れるときに、カット紙1
1のの腰により、下端側が単票ガイド19に弾かれるか
たちでフィードされて印字が行われるが、単票ガイド1
9の端部19cの傾斜によってカット紙11に上下方向
に伸びる状態にして外側(キャリッジ14側)に膨らみ
が持たせられ、全体がリボンプロテクタブラケット17
側に接近されているので、用紙下端位置に蓄積されてい
る負荷は小さく、また印字ヘッド13及びリボンプロテ
クタブラケット17がセンタリング位置に配置されるこ
とにより単票ガイド19を外れるときの負荷変動が図1
1に示すように従来構造の場合に比べて小さくなり、フ
ィード力を安定させて改行ピッチ拡がりを少なくするこ
とができる(図11(b)参照)。
【0023】なお、上記実施例では、カット紙搬送ガイ
ドである単票ガイド19の端部19cに傾斜をつけた形
状とするのに加えて、用紙下方の印字の際に、改行を行
う前に印字ヘッド13をセンタリング位置に随時移動さ
せる制御を行わせる構成を開示したが、単票ガイド19
の端部19cに傾斜をつけた形状としただけでも従来構
造に比べて用紙搬送時の負荷変動とフィード力の安定が
図れるものである。
【0024】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明に係るシリ
アルプリンタによれば、単票ガイドにおける2つの傾斜
面でカット紙の下端に外側に膨らみをもたせて、それぞ
れの傾斜面と点接触する状態にして保持することになる
ので、カット紙にかかる搬送負荷を軽減させてスムース
に搬送することができることになり、これによって改行
ピッチ詰まりを無くすことができる。また、カット紙が
単票ガイドより外れるときに、カット紙の腰により下端
側が単票ガイドに弾かれるかたちでフィードされて印字
が行われることになるが、カット紙の下端側には単票ガ
イドの傾斜面によって外側に膨らみが持たせられて全体
が印字ヘッド側に接近されているので、このときに用紙
下端位置に蓄積されている負荷は小さく、これによって
単票ガイドを外れるときの負荷変動が小さくなり、フィ
ード力を安定させて改行ピッチ拡がりを少なくすること
ができる。これにより、カット紙の排出を容易にして改
行ピッチの乱れを無くし印字精度の向上を図ることがで
きるとともに、印字用紙も厚みや腰があるもの、サイズ
の大きいものから小さなものまで自由に使用することが
でき、印字媒体及び印字領域の拡大を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例を示す装置の正面図である。
【図2】本実施例を示す装置の側面図である。
【図3】本実施例装置の要部構造を示す正面図である。
【図4】本実施例装置の要部構造を示す側面図である。
【図5】本実施例装置のブロック図である。
【図6】本実施例装置の用紙搬送及び印字動作フローチ
ャートである。
【図7】本実施例装置の用紙搬送動作を説明するための
正面図である。
【図8】本実施例装置の用紙搬送動作を説明するための
側面図である。
【図9】本実施例装置の用紙搬送動作を説明するための
正面図である。
【図10】本実施例装置の用紙搬送動作を説明するため
の側面図である。
【図11】用紙下端位置における用紙負荷及び用紙フィ
ード力の関係を示す図である。
【図12】従来装置の斜視図である。
【図13】従来装置の正面図である。
【図14】従来装置の側面図である。
【図15】単票ガイドの正面図である。
【図16】単票ガイドの側面図である。
【図17】従来装置の用紙搬送動作を説明するための正
面図である。
【図18】従来装置の用紙搬送動作を説明するための側
面図である。
【図19】従来装置の用紙搬送動作を説明するための正
面図である。
【図20】従来装置の用紙搬送動作を説明するための側
面図である。
【符号の説明】
1 プラテン 7 フロントプレッシャーローラ 9 ベイルローラ 11 カット紙 13 印字ヘッド 17 リボンプロテクタブラケット 19 単票ガイド 31 傾斜頂点(センタリング位置) 32 傾斜面 33 傾斜面 34 稜線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 13/00 - 13/32

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字ヘッドが配設された印字位置の上流
    位置に設けられたローラにより印字用紙をプラテンに
    巻き付けてガイドするとともに、前記ローラより外れた
    カット紙の下端側が当接され、この下端側を前記プラテ
    ンの周囲に保持しておくとともに前記ローラを通過した
    カット紙を前記プラテンと前記印字ヘッドの間に導く
    めの単票ガイドを前記プラテンの軸方向に対し固定装着
    して成るシリアルプリンタにおいて、 前記単票ガイドはその印字位置側の端部に略V字状の切
    り込み入れられて、前記当接された前記カット紙の下
    端側と対応する面を、稜線が用紙搬送方向に伸びる状態
    にして前記カット紙を前記印字位置側に膨らませて受け
    るための傾斜面として形成したことを特徴とするシリア
    ルプリンタ。
  2. 【請求項2】 リボンプロテクタブラケットと共にプラ
    テンに沿って左右に移動される印字ヘッドが配設された
    印字位置を挟んで、その印字位置の上流側位置に設けた
    ローラにより印字用紙をプラテンに巻き付けてガイドす
    るとともに、前記ローラより外れたカット紙の下端側が
    当接され、この下端側を前記プラテンの周囲に保持して
    おくとともに前記ローラを通過したカット紙を前記プラ
    テンと前記印字ヘッドの間に導くための単票ガイドを
    記プラテンの軸方向に対し固定装着して成るシリアルプ
    リンタにおいて、 前記単票ガイドはその印字位置側の端部に略V字状の切
    り込み入れられて、前記当接された前記カット紙の下
    端側と対応する面を、稜線が用紙搬送方向に伸びる状態
    にして前記カット紙を前記印字位置側に膨らませて受け
    るための傾斜面として形成するとともに、 改行動作される前に前記印字ヘッドを前記傾斜面の傾斜
    頂点と対応するセンタリング位置に移動させるための制
    御手段を設けたことを特徴とするシリアルプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記カット紙の搬送位置を前記プラテン
    を駆動しているモータの回転から得られるパルス数によ
    り検出するようにした請求項1または請求項2に記載の
    シリアルプリンタ。
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