JP3220313B2 - コンクリート充填鋼管柱の構築方法およびそれに用いられる前処理装置 - Google Patents

コンクリート充填鋼管柱の構築方法およびそれに用いられる前処理装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中空状の鋼管柱の内部
にコンクリートを打設して形成されるコンクリート充填
鋼管柱の構築方法およびそれに用いられる前処理装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物の柱等に用いられるコンク
リート充填鋼管柱は、鋼管柱を建方したのちに、その上
部開口から内部へコンクリートを打設することによって
構築される。
【0003】ところで、このようなコンクリート充填鋼
管柱を炎天下で構築すると、鋼管柱が日射によって熱せ
られてしまい、この熱によって打設されたコンクリート
が変質したり、あるいは、コンクリートと鋼管柱との接
着強度が変化したりするといった不具合が生じる。
【0004】そして、このような不具合を解消するため
に、従来においては、コンクリートの打設直前に、鋼管
柱の外表面に水等の冷却液を散布したり、あるいは、鋼
管柱の外表面に、日射を遮るためのシートを巻き付け
て、前記鋼管柱の温度上昇を抑制するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来における鋼管柱の温度上昇抑制方法においては、な
お、つぎのような改善すべき問題点が残されている。
【0006】すなわち、前者のように、鋼管柱の外表面
に冷却液を散布する方法によると、打設されるコンクリ
ートに接触する鋼管柱の内面が間接的に冷却されること
から、その内面温度が不均一になり、打設されるコンク
リートと鋼管柱との接着強度が、鋼管柱の部位によって
不均一になってしまうといった問題点が生じる。また、
後者のように、鋼管柱の外周にシートを巻き付ける方法
にあっては、直射日光を遮ることによる温度上昇は避け
られるものの、鋼管柱内に滞留している内部気体の温度
上昇による鋼管柱の温度上昇を防止することができない
ばかりでなく、鋼管柱毎にシートの巻き付け作業や取り
外し作業を行なわなければならないから、作業の煩雑化
を招くとともに施工時間の長期化を招き、前記シートを
用いることと相俟って、施工費用が高騰してしまうとい
った問題点が生じる。
【0007】本発明は、前述した従来の問題点に鑑みて
なされたもので、コンクリート充填鋼管柱を構築する際
に、コンクリート充填前の鋼管柱を効果的に冷却するこ
とができるとともに、その作業が簡便なコンクリート充
填鋼管柱の構築方法およびそれに用いられる前処理装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明の請求項1記載のコンクリート充填鋼管
柱の構築方法は、建方された鋼管柱の内面に冷却液を吹
き付けて、少なくともその内面温度を所定温度以下に冷
却したのちに、この鋼管柱の内部にコンクリートを打設
することを特徴とする。
【0009】請求項2記載のコンクリート充填鋼管柱の
構築に用いられる前処理装置は、鋼管柱の近傍に配設さ
れる基台と、この基台上に設けられた駆動手段によって
前記鋼管柱に抜き差しされる冷却液供給管と、この冷却
液供給管の基端部に接続され、この冷却液供給管内へ冷
却液を供給する給液手段と、前記冷却液供給管の先端部
に設けられ、冷却液供給管に供給される冷却液を前記鋼
管柱の内面へ向けて散布する散布手段とを備えているこ
とを特徴とする。
【0010】また、請求項3記載のコンクリート充填鋼
管柱の構築に用いられる前処理装置は、請求項2記載に
おいて、前記散布手段が、この散布手段に供給される冷
却液の液圧によって、前記鋼管柱の周方向に回転させら
れるようになされていることを特徴とする。
【0011】さらに、請求項4記載のコンクリート充填
鋼管柱の構築に用いられる前処理装置は、請求項2にお
いて、前記給液手段が、冷却液供給管へ供給される冷却
液を冷却する冷却手段を備えていることを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明の請求項1記載のコンクリート充填鋼管
柱の構築方法によれば、コンクリートの打設作業に先立
って、建方された鋼管柱の内面に冷却液を吹き付けて、
この鋼管柱の内面を直接冷却することにより、この内面
を所定温度まで冷却し、そののちに、鋼管柱内にコンク
リートを打設することにより、コンクリート鋼管柱が構
築される。そして、鋼管柱が、その内面に直接冷却液が
吹き付けられることによって冷却されることから、コン
クリートとの接触面が直接冷却されるとともに、均一な
冷却が行なわれる。
【0013】本発明の請求項2記載のコンクリート充填
鋼管柱の構築に用いられる前処理装置によれば、冷却液
供給管へ給液手段によって冷却液が供給されるととも
に、この冷却液が冷却液供給管を介して、その先端に設
けられ、かつ、鋼管柱の内部に挿入された散布手段へ供
給されることにより、この散布手段を介して冷却液が鋼
管柱の内面へ向けて吹き付けられる。そして、前記冷却
液供給管が、駆動手段によって鋼管柱の長さ方向に移動
させされることにより、前記散布手段が鋼管柱の長さ方
向に移動させられ、これによって、前記散布手段から散
布される冷却液が、鋼管柱の内面に万遍なく吹き付けら
れる。したがって、鋼管柱の内面が均一に冷却されて、
打設されるコンクリートとの接触部分が良好な状態に保
持され、均質な強度を有するコンクリート鋼管柱の構築
が可能となる。
【0014】また、請求項3記載のコンクリート充填鋼
管柱の構築に用いられる前処理装置によれば、冷却液供
給管によって供給される冷却液によって散布手段が回転
させられることにより、この散布手段から散布される冷
却液が、鋼管柱の内面に沿って移動させられながらこの
内面に吹き付けられることにより、さらに均一な散布が
行なわれて、その冷却効率の向上が図られる。これによ
って、構築されるコンクリート充填鋼管柱の強度特性が
確保される。
【0015】さらに、請求項4記載のコンクリート充填
鋼管柱の構築に用いられる前処理装置によれば、散布手
段から鋼管柱の内面へ吹き付けられる冷却液が、冷却手
段によって冷却されることにより、冷却液の温度調整が
可能となる。これによって鋼管柱の冷却温度の調整が容
易となって、構築されるコンクリート充填鋼管柱の強度
特性の均質化が、より一層確実になされる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照して説明する。まず、本発明の請求項1記載のコンク
リート充填鋼管柱の構築方法の説明に先立って、この構
築方法を有効に実施することのできる、請求項2記載の
前処理装置に係わる一実施例について説明する。
【0017】図1中、符号1は、本実施例に係わるコン
クリート充填鋼管柱の構築に用いられる前処理装置を示
し、この前処理装置1は、建方された鋼管柱Pの近傍に
配設される基台2と、この基台2上に設けられた駆動手
段3によって前記鋼管柱Pに抜き差しされる冷却液供給
管4と、この冷却液供給管4の基端部に接続され、この
冷却液供給管4内へ冷却液を供給する給液手段5と、前
記冷却液供給管4の先端部に設けられ、冷却液供給管4
に供給される冷却液を前記鋼管柱Pの内面へ向けて散布
する散布手段6とを備えた概略構成となっている。
【0018】ついで、これらの詳細について説明すれ
ば、前記基台2は、図2に示すように、その下部に複数
のキャスター7が取り付けられて、移動可能な構成とな
されているとともに、これらのキャスター7の内側に
は、これらのキャスター7を浮かせることにより、前記
基台2を固定状態に保持する複数のジャッキ装置8が取
り付けられている。
【0019】これらの各ジャッキ装置8は、前記基台2
に、上下方向に貫通状態で螺合させられた昇降ロッド9
と、この昇降ロッド9の下端部に取り付けられた支持パ
ット10と、前記昇降ロッド9の上端部に取り付けら
れ、この昇降ロッド9を回転させて昇降させるための操
作レバー11とによって構成されている。
【0020】また、前記駆動手段3は、前記基台2上に
ブラケット12を介して回動自在に支持されるととも
に、前記冷却液供給管4が卷回されたボビン13と、前
記基台2上に設けられて、前記ボビン13を無端ベルト
14を介して正逆回転させるモーター15とによって構
成されており、前記ボビン13を正方向に回転させるこ
とにより、前記冷却液供給管4を送り出して、この冷却
液供給管4を鋼管柱P内へ差し込む方向に移動させ、ま
た、ボビン13を逆方向に回転させることにより、前記
冷却液供給管4を巻き取って、この冷却液供給管4を鋼
管柱Pから引き抜く方向に移動させることにより、この
冷却液供給管4の先端に設けられている前記散布手段6
を鋼管柱Pの長さ方向に沿って移動させるようになって
いる。
【0021】さらに、前記基台2の先端部には、前記ボ
ビン13から引き出された冷却液供給管4を、基台2の
上方から下方へ向けて案内する一対のガイドローラー1
6が回転自在に設けられている。
【0022】前記給液手段5は、前記基台2上に搭載さ
れており、別途設けられている冷却液供給手段(冷却液
として水を用いいる場合には、水道管)へ接続されてい
る。また、この給液手段5は、前記ボビン13の回転軸
13aに、回転自在なカプラー17およびこのカプラー
17に取り付けられた連絡管18を介して接続されてい
る。一方、前記回転軸13aの軸心には、図示しない冷
却液通路が形成されおり、前記回転軸13aの端部にお
いて、前記カプラー17を介して連絡管18へ連通させ
られているとともに、回転軸13aの側壁部において、
前記冷却液供給管4へ連通させられた構成となってい
る。これによって、連絡管18とボビン13とが相対回
動自在に連結された状態で、給液手段5から送り込まれ
る冷却液が前記冷却液供給管4へ供給されるようになっ
ている。
【0023】さらに、前記散布手段6は、本実施例にお
いては、前記冷却液供給管4の先端部に取り付けられた
回転型のカプラー19と、このカプラー19に回転自在
に連結されたノズルヘッド20と、このノズルヘッド2
0に形成された複数のノズル21とによって構成されて
いる。
【0024】前記各ノズル21は、本実施例において
は、前記ノズルヘッド20の下方へ向かい、かつ、ノズ
ルヘッド20の回転方向一方向へ傾斜して設けられてお
り、各ノズル21による冷却液の噴射の反動により、前
記ノズルヘッド20が、一方向へ強制的に回転させられ
るようになっている。
【0025】一方、本実施例においては、前記鋼管柱P
の下端部には、その内部に散布される冷却液を鋼管柱P
の外部に排出するためのドレン孔Dが形成されている。
【0026】ついで、このように構成された本実施例の
前処理装置1の作用とともに、請求項1記載のコンクリ
ート充填鋼管柱の構築方法の一実施例について説明す
る。
【0027】まず、前記前処置装置1を、図1に示すよ
うに、建方された鋼管柱Pの上端部に設けられている固
定構造物(図示例では、床構造物等)上に載置し、前記
鋼管柱Pの近傍に移動させて、基台2の下方に垂下され
ている散布手段6を前記鋼管柱Pのほぼ中心に位置させ
たのちに、ジャッキ装置8を操作して支持パッド10を
前記固定構造物に当接させることにより、基台2を前記
固定構造物から浮かして、前処理装置1を固定状態とす
る。
【0028】これより、駆動手段3のモーター15を起
動してボビン13を正方向に回転させることにより、こ
のボビン13に卷回されている冷却液供給管4を順次送
り出すとともに、散布装置6を鋼管柱Pの内部へ挿入す
る。
【0029】そして、この散布装置6が所定の位置まで
挿入された時点で、給液手段5を駆動して、冷却液を、
冷却液供給管4を介して散布手段6へ供給する。
【0030】このようにして、冷却液が散布手段6へ供
給されると、この冷却液6が各ノズル21から鋼管柱P
の内面へ向けて散布されるとともに、各ノズル21から
の冷却液の噴射による反動により、前記ノズルヘッド2
0が水平方向の一方向へ向けて連続回転させられる。こ
れによって、各ノズル21による冷却液の噴射方向が、
鋼管柱Pの内周面に沿って移動させられ、この結果、鋼
管柱Pの内周面全周に亙って万遍なく冷却液の散布が行
われて、鋼管柱Pが全長に亙って均一に冷却される。
【0031】また、このような散布手段6による冷却液
の散布操作を継続しつつ、駆動手段3によって、散布手
段6を鋼管柱Pの長さ方向に順次移動させることによ
り、前述した冷却液の散布が、鋼管柱Pの内面全面に亙
って行なわれ、この結果、打設されるコンクリート直接
接触する面が効率よくかつ均一に冷却される。そして、
散布された冷却液は、鋼管柱Pの下部に設けられている
ドレン孔Dから外部へ排出される。
【0032】ついで、冷却液の散布操作を完了したのち
に、冷却液供給管4および散布手段6を鋼管柱P内から
引き抜き、前処理手段1を別の鋼管柱P近傍へ移動させ
るとともに、冷却が終了した鋼管柱P内にコンクリート
を打設することによって、コンクリート充填鋼管柱が構
築される。
【0033】そして、前述のように、コンクリートの打
設が、鋼管柱Pが内面側から均一に冷却された状態で行
われるから、気温の高い状態での作業であっても、打設
されたコンクリートの特性が熱によって変化させられる
ことがないばかりでなく、コンクリートと鋼管柱Pとの
接着強度がほぼ設計値通りに確保される。したがって、
設計値通りの特性を有するコンクリート充填鋼管柱が確
実に得られる。
【0034】また、鋼管柱Pに対する処置を何等施すこ
となくその温度調整を行なうことができるとともに、多
数ある鋼管柱Pに対して前処理装置1を順次移動させつ
つ冷却操作を行なうことができるので、全体として簡素
な構成による処理となり、かつ、コストの高騰が抑制さ
れる。
【0035】なお、前記実施例において示した各構成部
材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に基づ
き種変更可能である。
【0036】例えば、前記実施例においては、散布手段
6として、回転自在なノズルヘッド20を備え、散布方
向を鋼管柱Pの周方向に移動させつつ散布を行なうよう
にした例について示したが、ノズル21の設置数を多く
した場合等においては、ノズル21の散布方向を固定式
としてもよいものである。
【0037】また、給液手段5において供給される冷却
液をそのまま散布手段6へ圧送する例について示した
が、これに加えて、給液手段5内にあるいは併設するよ
うにして冷却手段を設け、前記散布手段6へ圧送する冷
却液を冷却するようにしてもよいものである。このよう
な構成とすることにより、鋼管柱Pの冷却温度の調整が
可能となって、より一層、高気温の環境下で構築される
コンクリート充填鋼管柱の特性変化を抑制することがで
きる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載のコンクリート充填鋼管柱の構築方法は、建方され
た鋼管柱の内面に冷却液を吹き付けて、少なくともその
内面温度を所定温度以下に冷却したのちに、この鋼管柱
の内部にコンクリートを打設することを特徴とするもの
で、つぎのような優れた効果を奏する。
【0039】コンクリートの打設を、鋼管柱が内面側か
ら均一に冷却された状態で行なうことができるから、気
温の高い状態での作業であっても、打設されたコンクリ
ートの特性が熱によって変化させられることを防止する
ことができるとともに、コンクリートと鋼管柱との接着
強度をほぼ設計値通りに確保することができる。したが
って、設計値通りの特性を有するコンクリート充填鋼管
柱を確実に得ることができる。
【0040】また、鋼管柱に対する処置を何等施すこと
なくその温度調整を行なうことができるので、コストの
高騰を抑制することができる。
【0041】請求項2記載のコンクリート充填鋼管柱の
構築に用いられる前処理装置は、鋼管柱の近傍に配設さ
れる基台と、この基台上に設けられた駆動手段によって
前記鋼管柱に抜き差しされる冷却液供給管と、この冷却
液供給管の基端部に接続され、この冷却液供給管内へ冷
却液を供給する給液手段と、前記冷却液供給管の先端部
に設けられ、冷却液供給管に供給される冷却液を前記鋼
管柱の内面へ向けて散布する散布手段とを備えているこ
とを特徴とするもので、前述したコンクリート充填鋼管
柱の構築方法を好適に実施することができるばかりでな
く、鋼管柱に対する処置を何等施すことなくその温度調
整を行なうことができるとともに、多数ある鋼管柱に対
して前処理装置を順次移動させつつ冷却操作を行なうこ
とができるので、全体として簡素な構成による処理とな
り、コストの高騰を抑制することができる。
【0042】また、請求項3記載のコンクリート充填鋼
管柱の構築に用いられる前処理装置は、請求項2記載に
おいて、前記散布手段が、この散布手段に供給される冷
却液の液圧によって、前記鋼管柱の周方向に回転させら
れるようになされていることを特徴とするもので、散布
手段による冷却液の散布方向を鋼管柱の周方向に移動さ
せることにより、冷却液の散布を均一にして冷却効率を
向上させることができる。
【0043】さらに、請求項4記載のコンクリート充填
鋼管柱の構築に用いられる前処理装置は、請求項2にお
いて、前記給液手段が、冷却液供給管へ供給される冷却
液を冷却する冷却手段を備えていることを特徴とするも
ので、冷却する鋼管柱の冷却温度の調整を行なうことが
でき、得られるコンクリート充填鋼管柱の特性をさらに
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンクリート充填鋼管柱の構築方法の
一実施例を示す概略図である。
【図2】本発明の一実施例のコンクリート充填鋼管柱の
構築に用いられる前処理装置の一実施例を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
1 前処理装置 2 基台 3 駆動手段 4 冷却液供給管 5 給液手段 6 散布手段 19 カプラー 20 ノズルヘッド 21 ノズル
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−200269(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04G 21/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建方された鋼管柱の内面に冷却液を吹き
    付けて、少なくともその内面温度を所定温度以下に冷却
    したのちに、この鋼管柱の内部にコンクリートを打設す
    ることを特徴とするコンクリート充填鋼管柱の構築方
    法。
  2. 【請求項2】 鋼管柱の近傍に配設される基台と、この
    基台上に設けられた駆動手段によって前記鋼管柱に抜き
    差しされる冷却液供給管と、この冷却液供給管の基端部
    に接続され、この冷却液供給管内へ冷却液を供給する給
    液手段と、前記冷却液供給管の先端部に設けられ、冷却
    液供給管に供給される冷却液を前記鋼管柱の内面へ向け
    て散布する散布手段とを備えていることを特徴とするコ
    ンクリート充填鋼管柱の構築に用いられる前処理装置。
  3. 【請求項3】 前記散布手段が、この散布手段に供給さ
    れる冷却液の液圧によって、前記鋼管柱の周方向に回転
    させられるようになされていることを特徴とする請求項
    2記載のコンクリート充填鋼管柱の構築に用いられる前
    処理装置。
  4. 【請求項4】 前記給液手段が、冷却液供給管へ供給さ
    れる冷却液を冷却する冷却手段を備えていることを特徴
    とする請求項2記載のコンクリート充填鋼管柱の構築に
    用いられる前処理装置。
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