JP3219931U - ペーパークラフト - Google Patents

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Abstract

【課題】表現力に富むペーパークラフトを提供する。
【解決手段】紙によって作られた下部鑑賞物3および上部鑑賞物4と、下部鑑賞物3および上部鑑賞物4を収納するディスプレイケース2とを備える。ディスプレイケース2は、底蓋11と、筒体12と、上蓋13とを備える。筒体12には鑑賞物に関連する絵柄27が設けられている。
【選択図】 図1

Description

本考案は、ディスプレイケースを備えたペーパークラフトに関する。
従来のペーパークラフトとしては、例えば非特許文献1に記載されているように、紙によって作られたパーツを組み合わせたり積み重ねたりして建物や風景、キャラクターなどの立体的な鑑賞物を製作するものがある。この種の鑑賞物は、製作後に例えば特許文献1に開示されているようなディスプレイケースに収納されて鑑賞されることが多い。
このディスプレイケースは、鑑賞物が載せられるケース本体と、このケース本体に被せられた透明な透視フードとを備えている。
鑑賞物がこのディスプレイケースに収納されることにより、鑑賞物を汚すことなく長期間にわたって鑑賞できるようになる。
特開2006−61186号公報
株式会社さんけい、"みにちゅあーとキット"、[online]、[平成18年11月9日検索]、インターネット<URL:http://www.m-sankei.co.jp/03hobby-craft_goods/index.html>
非特許文献1に記載されているような鑑賞物をディスプレイケースに収納すると、鑑賞物の周囲がディスプレイケースで仕切られる。このような鑑賞物は、小さくまとまって見えるようになり、表現力に乏しいという問題があった。このため、表現力に富み、見た者が鑑賞物を中心としたリアルな情景を思い浮かべることが可能なペーパークラフトが要請されている。
本考案の目的は、表現力に富むペーパークラフトを提供することである。
この目的を達成するために、本考案に係るペーパークラフトは、紙によって作られた鑑賞物と、前記鑑賞物を収納するディスプレイケースとを備え、前記ディスプレイケースは、前記鑑賞物が載せられる底蓋と、前記底蓋の上に載せられて下端の開口が閉塞された透明な筒体と、前記筒体の上端の開口部を閉塞する上蓋とを備え、前記筒体には前記鑑賞物に関連する絵柄が設けられているものである。
本考案は、前記ペーパークラフトにおいて、前記底蓋と前記上蓋とのうち少なくとも一方は、前記鑑賞物が取付けられる取付座を有していてもよい。
本考案は、前記ペーパークラフトにおいて、前記ディスプレイケースは、複数の前記ディスプレイケースを水平方向に並べて設置可能な角柱状に形成され、前記底蓋の側部および前記上蓋の側部には、水平方向に互いに隣り合う前記ディスプレイケースどうしを連結する、凹部と凸部とからなる嵌合構造が設けられていていもよい。
本考案は、前記ペーパークラフトにおいて、前記ディスプレイケースは、複数の前記ディスプレイケースを上下方向に重ねて設置可能な角柱状に形成され、前記底蓋の底面および前記上蓋の上面には、上下方向に互いに隣り合う前記ディスプレイケースどうしを連結する、凹部と凸部とからなる嵌合構造が設けられていてもよい。
本考案においては、ディスプレイケースの中に鑑賞物が収納された状態で鑑賞物の周囲に絵柄が配置されるから、鑑賞物の立体感が増す。このため、本考案によれば、表現力に富み、見た者が鑑賞物を中心としたリアルな情景を思い浮かべることが可能なペーパークラフトを提供することができる。
本考案に係るペーパークラフトの完成状態の斜視図である。 本考案に係るペーパークラフトの完成状態の斜視図である。 ディスプレイケースの分解斜視図である。 下部鑑賞物の斜視図である。 上部鑑賞物の斜視図である。 上蓋と上部鑑賞物を下方から見た状態を示す斜視図である。 底蓋の水平方向に切断した断面図である。 上蓋の水平方向に切断した断面図である。 筒体の展開図である。 本考案に係るペーパークラフトを水平方向および上下方向に重ねて並べた状態を示す斜視図である。 他の実施の形態によるペーパークラフトの分解斜視図である。 上蓋の変形例を示す斜視図である。
(第1の実施の形態)
以下、本考案に係るペーパークラフトの一実施の形態を図1〜図10を参照して詳細に説明する。
図1に示すペーパークラフト1は、角柱状のディスプレイケース2と、このディスプレイケース2の中に収納された下部鑑賞物3(図4参照)および上部鑑賞物4(図5参照)とによって構成されている。以下において、このペーパークラフト1の構成を説明するうえで方向を示すにあたっては、便宜上、図1において斜め左下方を指向する面を前面とし、この前面と向き合うようにペーパークラフト1を見た状態で上側をペーパークラフト1の上側、右側をペーパークラフト1の右側として説明する。
ディスプレイケース2は、図3に示すように、最も下に位置する底蓋11と、この底蓋11の上に載せられる筒体12と、この筒体12の上端の開口部を閉塞する上蓋13とによって構成されている。この実施の形態によるディスプレイケース2は、図10に示すように、複数のディスプレイケース2を水平方向および上下方向に並べて設置可能な角柱状に形成されている。
底蓋11は、不透明なプラスチック材料によって上方に向けて開口する有底角筒状に形成されている。底蓋11は、図7に示すように、上方から見て正方形の底壁11aと、この底壁11aを囲む枠状の側壁11bとによって形成されている。底壁11aの上面には、図3に示すように、複数の凸片14が上方に向けて突設されている。これらの凸片14は、筒体12や後述する下部鑑賞物3とを底蓋11に取付けるための取付座を構成するものである。この凸片14は、上方から見て底蓋11の角に沿うL字状に形成されており、底蓋11の側壁11bとの間に所定の広さの隙間が形成されるように底蓋11の4つの角部にそれぞれ設けられている。
筒体12の下端は、これらの凸片14と側壁11bとの間に挿入される。凸片14には、筒体12の下端を側壁11bに押し付けるために、複数の突起15(図7参照)が設けられている。この実施の形態においては、底蓋11の凸片14が請求項2記載の考案でいう下蓋の「鑑賞物が取付けられる取付座」に相当する。
側壁11bの4つの外側面には、図7に示すように、凹部16および凸部17がそれぞれ形成されている。凹部16は、側壁11bと対向する方向に開口している。
凸部17は、側壁11bと対向する方向に突出している。これらの凹部16と凸部17は、互いに嵌合可能な形状に形成されている。このため、この底蓋11に図10に示すように他の底蓋11を水平方向に重ねることによって、底蓋11の凹部16と凸部17に他の底蓋11の凸部17と凹部16とがそれぞれ嵌合する。すなわち、この底蓋11には、水平方向に互いに隣り合うディスプレイケース2どうしを連結する嵌合構造18が設けられている。
底蓋11の底面には、図2に示すように複数の凹部19が形成されている。これらの凹部19は、後述する上蓋13の上面に設けられた凸部20と嵌合するように形成されている。このため、底蓋11の底面および上蓋13の上面には、上下方向に互いに隣り合うディスプレイケース2どうしを連結する、凹部19と凸部20とからなる嵌合構造21が設けられている。
筒体12は、透明なプラスチック材料によって角筒状に形成されている。この実施の形態による筒体12は、図9に示すような1枚の透明なプラスチック板製の母材22を折り曲げて形成されている。母材22から筒体12を形成するためには、母材22を図9中に破線で示す谷折り線23で谷折りとなるように折り曲げ、図9に示す母材22の左端部22aと右端部22bとを重ねる。
この母材22における、筒体12の前面12aとなる前部分Aの表面(筒体12の内面になる面)には、前面12aを囲む枠状の絵柄24が印刷されている。
母材22における、筒体12の右側面12bおよび左側面12cとなる右部分Bと左部分Cの表面(筒体12の内面になる面)には、右側面12bや左側面12cを囲む枠状の絵柄25,26と、後述する下部鑑賞物3および上部鑑賞物4と関連する側方の絵柄27,28とが印刷されている。この実施の形態による側方の絵柄27,28は、「星空」や「空を舞うような葉」などである。
母材22における、筒体12の後面12dとなる後部分Dの表面(筒体12の内面になる面)には、後述する下部鑑賞物3および上部鑑賞物4と関連する後方の絵柄29が印刷されている。この実施の形態による後方の絵柄29は、「月夜の空の景色」である。
上蓋13は、透明なプラスチック材料によって下方に向けて開口する有底角筒状に形成されている。上蓋13は、図8に示すように、上方から見て正方形の天井壁13aと、この天井壁13aを囲む枠状の側壁13bとによって形成されている。天井壁13aの下面(下方を指向する面)には、図6に示すように、複数の凸片31が下方に向けて突設されている。これらの凸片31は、筒体12や後述する上部鑑賞物4を上蓋13に取付けるための取付座を構成するものである。これらの凸片31は、底蓋11の凸片14と同一の構成が採られており、筒体12の上端を上蓋13の側壁13bに押し付けるために、複数の突起32(図6参照)が設けられている。
この実施の形態による天井壁13aの下面には、下方に向けて突出する複数の柱状突起33が設けられている。これらの柱状突起33は、後述する上部鑑賞物4を上蓋13に固定するためのもので、円柱状に形成されて上蓋13内の四隅と中央部とにそれぞれ設けられている。この実施の形態においては、これらの柱状突起33と上蓋13の凸片31とが請求項2記載の考案でいう上蓋の「鑑賞物が取付けられる取付座」に相当する。
上蓋13の側壁13bの4つの外側面には、図8に示すように、凹部34および凸部35がそれぞれ形成されている。凹部34は、側壁13bと対向する方向に開口している。凸部35は、側壁13bと対向する方向に突出している。これらの凹部34と凸部35は、互いに嵌合可能な形状に形成されている。このため、この上蓋13に他の上蓋13を水平方向に重ねることによって、上蓋13の凹部34と凸部35に他の底蓋11の凸部35と凹部34とがそれぞれ嵌合する。すなわち、この上蓋13には、水平方向に互いに隣り合うディスプレイケース2どうしを連結する嵌合構造36が設けられている。
上蓋13の上面には、底蓋11の底面の凹部19に嵌合する凸部20が形成されている。
下部鑑賞物3は、所定の形状に形成された複数の硬質の紙からなる板状のパーツを互いに組み合わせたり重ね合わせ、接着剤(図示せず)で互いに接着して一つの組立体となるように形成されている。すなわち、下部鑑賞物3は、紙によって作られている。板状のパーツは、図示していない台紙から切り離して使用する。この実施の形態による下部鑑賞物3は、雲の上の景色を模して形成されている。詳述すると、下部鑑賞物3は、図4に示すように、下部鑑賞物3の外枠41を構成する前板42、右板43、左板44および後板45と、この外枠41の中に水平に設けられた底板46と、この底板46の上に立てられた複数の下部縦板47〜52とを備えている。
前板42、右板43、左板44および後板45は、それぞれ雲の形状に形成されている。これらの4枚の板からなる外枠41は、上方から見て四角形である。この外枠41は、上述した底蓋11の4つの凸片14によって構成された枠の中に嵌合する。
下部縦板47〜52は、左右方向と上下方向とに延びる状態で底板46に立設されている。この実施の形態による下部縦板47〜52は、前方から見て雲の形状に形成されており、前後方向に所定の間隔をおいて並びかつ最も高い部分が左右方向にずれて位置するように設けられている。
上部鑑賞物4は、下部鑑賞物3と同様に、複数の硬質の紙からなる板状のパーツを互いに組み合わせたり重ね合わせ、接着剤(図示せず)で互いに接着して一つの組立体となるように形成されている。すなわち、上部鑑賞物4は、紙によって作られている。
この実施の形態による上部鑑賞物4は、キャラクターが空を飛ぶ風景を模して形成されている。上部鑑賞物4は、図5および図6に示すように、上部鑑賞物4の上端部を構成する箱体61と、この箱体61に下方へ向けて凸設された複数の上部縦板62〜64とを備えている。
箱体61は、詳細には図示してはいないが、1枚の板状パーツを折り曲げて形成されている。この箱体61を上方から見た形状は四角形である。この箱体61は、上述した上蓋13の4つの凸片31によって構成された枠の中に嵌合する。
この箱体61の上面と下面とには、複数の穴65が形成されている。これらの穴65は、雲の間から見える空を模した形状に形成されている。このように箱体61に穴65が形成されていることにより、これらの穴65から箱体61の下方に光が通るようになる。
また、箱体61の上面には、図5に示すように、複数の丸穴66が形成されている。これらの丸穴66は、上蓋13の柱状突起33を圧入できるように形成されている。この丸穴66に柱状突起33が圧入されることにより、箱体61を含む上部鑑賞物4が上蓋13に固定される。
上部縦板62〜64は、図6に示すように、左右方向と上下方向とに延びる状態で箱体61の下面に立設されている。これらの上部縦板62〜64は前後方向に所定の間隔をおいて並ぶように設けられている。この実施の形態においては3枚の上部縦板62〜64が箱体61に取付けられている。これらの上部縦板62〜64の箱体61への固定は、図示してはいないが、上部縦板62〜64の上端に上方へ突出するように設けられた取付片を箱体61のスリットに挿入し、このスリットから上方に突出した取付片に水平方向へストッパー片を差し込むことによって行われる。ストッパー片は、取付片に形成されているスリットに差し込まれる。
3枚の上部縦板62〜64のうち、中央に位置する上部縦板63は複数の板状パーツを厚み方向に重ねて形成されており、雲63aと、この雲63aの下方に位置するキャラクター63bとが形成されている。中央に位置する上部縦板63は、所定の強度を有するように、複数の板状パーツを厚み方向に重ねて形成されている。
3枚の上部縦板62〜64のうち、両端部に位置する上部縦板62,64は、雲の形状となるように形成されている。
このように構成されたペーパークラフト1を組立てるためには、先ず、下部鑑賞物3を組立て、この下部鑑賞物3を底蓋11に載せる。このとき、凸片14どうしの間に外枠41を嵌め込む。次に、筒体12の母材22を折り曲げて筒体12を形成し、この筒体12を底蓋11に取付ける。この取付けは、凸片14と側壁11bとの間に筒体12の下端を押し込んで行う。
次に、上部鑑賞物4の箱体61の上面となる部分を上蓋13の柱状突起33に取付け、箱体61の下面となる部分に3枚の上部縦板62〜64を取付ける。そして、箱体61を箱状に組立てて上蓋13の凸片31どうしの間に嵌め込む。しかる後、上蓋13と上部鑑賞物4とからなる組立体を筒体12の上端部に取付ける。この取付けは、上蓋13の凸片31と側壁13bとの間に筒体12の上端を押し込んで行う。このように上蓋13が筒体12に取付けられることにより、ペーパークラフト1が完成する。
ディスプレイケース2の筒体12には下部鑑賞物3や上部鑑賞物4と関連する側方の絵柄27,28と、後方の絵柄29とが印刷されている。これらの絵柄27〜29は、ディスプレイケース2の中に下部鑑賞物3および上部鑑賞物4が収納された状態でこれらの下部鑑賞物3および上部鑑賞物4の周囲に配置される。このため、下部鑑賞物3や上部鑑賞物4の立体感が増す。
したがって、この実施の形態によれば、表現力に富み、見た者が下部鑑賞物3や上部鑑賞物4を中心としたリアルな情景を思い浮かべることが可能なペーパークラフトを提供することができる。
この実施の形態による底蓋11は、下部鑑賞物3が取付けられる凸片14(取付座)を有している。また、上蓋13は、上部鑑賞物4が取付けられる凸片31および柱状突起33(取付座)を有している。このため、下部鑑賞物3と上部鑑賞物4とをディスプレイケース2に確実に固定することができる。特に、上蓋13に上部鑑賞物4を固定することができると、宙に浮いている状態を模倣することができるから、これを見て思い浮かべる情景がより一層リアルになる。
この実施の形態によるディスプレイケース2の底蓋11の側部および上蓋13の側部には、水平方向に互いに隣り合うディスプレイケース2どうしを連結する、凹部16,34と凸部17,35とからなる嵌合構造18,36が設けられている。
このため、複数のペーパークラフト1を図10に示すように水平方向に並べて保管することができる。
この実施の形態によるディスプレイケース2の底蓋11の底面および上蓋13の上面には、上下方向に互いに隣り合うディスプレイケース2どうしを連結する、凹部19と凸部20とからなる嵌合構造21が設けられている。
このため、複数のペーパークラフト1を図10に示すように上下方向に並べて保管することができる。
(第2の実施の形態)
鑑賞物は図11に示すように構成することができる。図11において、図1〜図10によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
図11に示す鑑賞物71は、複数の縦板72〜77を組み合わせて形成されている。この実施の形態においては6枚の縦板72〜77が用いられている。これらの縦板72〜77は、それぞれ枠状に形成されており、中央部の穴となる部分が鑑賞用の形状となるように形成されている。
また、これらの縦板72〜77は、左右方向と上下方向とに延びる状態で前後方向に所定の間隔をおいて並べられ、下端部の左右両側と、上端の左右方向中央部との3箇所で第1〜第3の板状連結片81〜83に接続されている。
縦板72〜77の下端の左右両側と第1および第2の板状連結片81,82との接続は、縦板72〜77に形成されたスリット84,85と、第1および第2の板状連結片81,82に形成されたスリット86,87とを互いに噛み合わせて行う。第1および第2の板状連結片81,82は、縦板72〜77が取付けられた状態で底蓋11の4つの凸片14からなる枠の中に嵌合するように形成されている。
縦板72〜77の上端の左右方向中央部と第3の板状連結片83との接続は、縦板72〜77に突設された取付片88を第3の板状連結片83に形成されたスリット89に挿入して行う。
このように複数の縦板72〜77が第1〜第3の板状連結片81〜83を介して互いに接続されることにより、一つの組立体からなる鑑賞物71が形成される。この鑑賞物71は、底蓋11の4つの凸片14からなる枠に上方から嵌合されて底蓋11に取付けられる。
鑑賞物71の上端部と上蓋13との間には箱体91が設けられている。この箱体91は、鑑賞物71の天井を構成するもので、第1の実施の形態で示した箱体61と同様に箱状形成されて上蓋13に固定されている。
この実施の形態によるディスプレイケース2の筒体12の前面12a、右側面12bおよび左側面12cは、縦板72〜77と同系色の半透明な色で塗装されている。ディスプレイケース2の後面12dは、不透明な色で塗装されている。この筒体12の前面12aには、枠状の絵柄24が印刷され、筒体12の右側面12b、左側面12cと後面12dとには、鑑賞物71と関連する絵柄27〜29が印刷されている。
このため、この実施の形態においては筒体12の色と、筒体12の絵柄27〜29との影響を受けて鑑賞物71の立体感が増し、表現力に富むようになるから、見た者が鑑賞物71を中心としたリアルな情景を思い浮かべることが可能なペーパークラフトを提供することができる。
(上蓋の変形例)
上述した各実施の形態で示した上蓋は鑑賞物を支持するために複数の柱状突起を有している。しかし、鑑賞物が底蓋11のみによって支持可能である場合は、図12に示すように、柱状突起を有していない上蓋101を使用することができる。
この上蓋101は、柱状突起を有していない点のみにおいて、上述した上蓋13とは異なっている。
(筒体の変形例)
上述した実施の形態による筒体12は、右側面12bと、左側面12cと、後面12dとに「鑑賞物に関連する絵柄」として絵柄27〜29が設けられている。しかし、本考案においては、このような限定にとらわれることなく、筒体12の前面12aと、右側面12bと、左側面12cと、後面12dとのうち、少なくとも一つの面に「鑑賞物に関連する絵柄」が設けられていれば、同等の効果が得られる。
また、上述した第1および第2の実施の形態による筒体12は、角筒によって構成されている。しかし、本考案に係るペーパークラフトの円筒は、円柱状であってもよいし、開口形状が3角形、5角形、6角形など、多角形のものでもよい。
さらに、上述した第1の実施の形態においては底蓋11に下部鑑賞物3が取付けられ、上蓋13に上部鑑賞物4が取付けられる例を示し、第2の実施の形態においては底蓋11に鑑賞物71が取付けられる例を示した。しかし、本考案に係るペーパークラフト1は、鑑賞物が上蓋13のみに取付けられる構成を採ることができる。すなわち、鑑賞物が取付けられる取付座は、底蓋11と上蓋13とのうち少なくとも一方に設けられていればよい。
1…ペーパークラフト、2…ディスプレイケース、3…下部鑑賞物、4…上部鑑賞物、11…底蓋、12…筒体、13…上蓋、14,31…凸片(取付座)、16,34,19…凹部、17,35,20…凸部、18,21,36…嵌合構造、27〜29… 絵柄(鑑賞物に関する絵柄)、33…柱状突起(取付座)。

Claims (4)

  1. 紙によって作られた鑑賞物と、
    前記鑑賞物を収納するディスプレイケースとを備え、
    前記ディスプレイケースは、
    前記鑑賞物が載せられる底蓋と、
    前記底蓋の上に載せられて下端の開口が閉塞された透明な筒体と、
    前記筒体の上端の開口部を閉塞する上蓋とを備え、
    前記筒体には前記鑑賞物に関連する絵柄が設けられていることを特徴とするペーパークラフト。
  2. 請求項1記載のペーパークラフトにおいて、
    前記底蓋と前記上蓋とのうち少なくとも一方は、前記鑑賞物が取付けられる取付座を有していることを特徴とするペーパークラフト。
  3. 請求項1または請求項2記載のペーパークラフトにおいて、
    前記ディスプレイケースは、複数の前記ディスプレイケースを水平方向に並べて設置可能な角柱状に形成され、
    前記底蓋の側部および前記上蓋の側部には、水平方向に互いに隣り合う前記ディスプレイケースどうしを連結する、凹部と凸部とからなる嵌合構造が設けられていることを特徴とするペーパークラフト。
  4. 請求項1ないし請求項3のうちいずれか一つに記載のペーパークラフトにおいて、
    前記ディスプレイケースは、複数の前記ディスプレイケースを上下方向に重ねて設置可能な角柱状に形成され、
    前記底蓋の底面および前記上蓋の上面には、上下方向に互いに隣り合う前記ディスプレイケースどうしを連結する、凹部と凸部とからなる嵌合構造が設けられていることを特徴とするペーパークラフト。
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