JP3219911U - 出没式カッターナイフ - Google Patents

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暁剛 周
暁剛 周
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寧波宏廸尺業有限公司
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Abstract

【課題】 長尺のグリップ1内に上面両側が庇状に張り出した先端部分を偏平C状としてホルダー部2を内装固定し、前記ホルダー部に長尺薄板状の切刃体3をホルダー部先端からスライド操作で出没可能に組み込んでなるカッターナイフにおいて、器具使用時に邪魔にならない切刃体の固定機構を設ける。
【解決手段】切刃体3の下面にスライド自在とし、ホルダー部2の先端への進出で切刃体をホルダー部の庇部先端21aに押圧する固定板5と、グリップ1の後端に突設した固定ネジ棒11に螺合する操作ナット62を設けると共に、前記固定板5と連結した固定板操作体6とで固定機構を構成する。
【選択図】図1

Description

本考案は出没式カッターナイフに関するものである。
出没式カッターナイフは、長尺グリップ内に上面両側が庇状に張り出した偏平C状のホルダー部を内装固定し、前記ホルダー部にナイフ体(長尺薄板状の切刃体)をスライド自在に組み込み、ナイフ体の突出位置を設定するために庇部の縁部に連続する係止歯を形成すると共に、ナイフ体に前記係止歯に噛合する弾性係止突部を備えた操作体をナイフ体に設けてなるものである。
前記のカッターナイフは、操作体のスライド操作で係止突部と係止歯の噛合位置で係止状態となり使用することになるが、当該係止時状態での操作に際して、係止が解除してしまうとナイフ体が後退してしまうので、固定機構が設けられている。
固定機構は特許文献1,2に示されるように操作体に貫通装着した固定ボルトを螺合操作してホルダー部底面を押圧して操作体を固定するようにしている。
実公平7−40363号公報。 実用新案登録3196306号公報。
操作体に固定ネジを設けた場合には当該固定ネジの操作頭部がグリップの側面から突出することになり、グリップを握持しての切断操作に際して、固定ネジの操作頭部の突出が邪魔になる。
そこで本考案は、固定機構の操作部分をグリップ尾端に設けた新規なカッターナイフを提案したものである。
本考案に係るカッターナイフは、長尺のグリップ内に上面両側が庇状に張り出した先端部分を偏平C状としてホルダー部を内装固定し、前記ホルダー部に長尺薄板状の切刃体をホルダー部先端からスライド操作で出没可能に組み込んでなるカッターナイフにおいて、切刃体の下面にスライド自在とし、ホルダー部先端への進出で切刃体をホルダー部の庇部分に押圧する固定板と、グリップ後端に突設した固定ネジ棒に螺合する操作ナットを設けると共に、前記固定板と連結した固定板操作体とで構成した固定機構を備えてなることを特徴とするものである。
而して切刃体をホルダー部先端より突出させた状態で、固定ネジ棒に螺合した操作ナットを回転操作すると、固定板操作体で固定板を押し出し、固定板先端でナイフ体をホルダーの庇部分に押し上げ押圧することになって、切刃体が固定状態となるものである。
また本考案の請求項2記載の出没式カッターナイフは、切刃体の突出位置を設定するためにホルダー部の庇部縁辺に連続する係止歯を形成すると共に、切刃体に前記係止歯に噛合する弾性係止突部を備えたナイフ操作体を切刃体に連結してなるもので、従前と同様に切刃体の出没を係止歯にあわせた段階的操作によってなされる。
また本考案の請求項2記載の出没式カッターナイフは、固定板の後方部分を下方開口コの字状に形成して側面板に連結軸を設け、固定板操作体に操作ナットを回転自在に抱持すると共に、連結軸に対応する連結腕を設け、連結腕を前記連結軸に回動可能に枢結して、グリップ後端を開閉可能に固定板と固定板操作体を連結してなるもので、固定板操作体の操作ナットと固定ネジとの連結を解くと、固定板操作体はグリップとの軸方向の連結が解除されて連結軸を中心に回動可能な状態となり、そして回動するとグリップ後端が開口してナイ操作体と連結した切刃体をグリップ(ホルダー部)からの着脱を行うことができる。
本考案は上記のとおりグリップ後端位置に設けた固定板操作体の操作ナットの操作により切刃体の固定及び固定解除を行うようにしたもので、切断操作時(ナイフ使用時)に固定機構が邪魔にならない。
本考案の実施形態の全体斜視図(切刃体の分離状態)。 同図(切刃体装着状態)。 同グリップ後端解放時を示す参考図(切刃体非装着状態)。 同全体の側面図(切刃体非装着状態)。 同図(切刃体非装着状態)。
次に本考案の実施形態について説明する。実施形態に示した出没式カッターナイフは基本的に従前の構造と同様に、グリップ1内にホルダー部2を設け、ホルダー部2に長尺薄板状の切刃体3を先端から出没自在に装着し、切刃体3にナイフ操作体4を設けたものである。更に固定機構として固定板5と固定板操作体6を備えてなる。
グリップ1は、持ち手となる扁平棒状外形を備え、内部にホルダー部2を組み込んで固定しているものである。特に開口尾端には、固定ネジ棒11を突設してなるものである。
ホルダー部2は、上面両側が庇状(庇部21)に張り出した偏平C状としてなるもので、庇部21の縁辺には連続する矩形波形状の係止歯22を形成してなり、特に庇部21先端箇所は、底面23と先端庇部21aの間隙を狭く形成したものである。
切刃体3は、従前の出没式カッターナイフと同様に長尺薄板状の切刃であって、基端にナイフ操作体4との連結孔31を形成してなる。
ナイフ操作体4は、出没式カッターナイフでは周知構造のベース部41とベース部41の上方に前後スライド可能に設けた操作部42を備え、ベース部41の先方に連結孔31に篏合する連結突起43を設け、ベース部41と操作部42で庇部21を挟むように装着すると共に、庇部21の係止歯22に対抗する箇所に、操作部42のスライド動作(前進後退の双方の動作)に対応して出没する係止部(図示せず)を設けてなるものである。
固定板5は、先端51を跳ね上げ形成し、ホルダー部2の底面23上に載置したて前後移動可能に組み込んでなるもので、特に後端部分は開口コの字状に形成して側面板52に連結軸53を設けたものである。
固定板操作体6は、連結軸53に対応する連結腕61を設け、連結腕61を前記連結軸53に回動可能に枢結して、グリップ1の後端箇所を開閉可能に固定板5と連結してなると共に、グリップ1の後端に突設した固定ネジ棒11に螺合する操作ナット62を、回転自在に抱持してなる。
而して図1に示すように操作ナット62を固定ネジ棒11との螺合を解除し、固定板操作体6をグリップ1から離し、連結軸53を中心回動すると、グリップ1及びホルダー部2の後端部分が開放状態となる。そこでナイフ操作体4の連結突起43に切刃体3の連結孔31を連結し、切刃体3を庇部21の下方に差し入れ、ナイフ操作体4をベース部41と操作部42とで庇部21を上下に挟むように装着する。
装着された切刃体3及びナイフ操作体4は、操作部42のスライド動作によって係止歯22との係合を解除し、切刃体3の出没操作を行うものである。
切刃体3及びナイフ操作体4を装着した後、固定板操作体6を回動したグリップ1の開放した後端に対向させ、操作ナット62を固定ネジ棒11に螺合する。
そこで固定板操作体6は固定ネジ棒11と操作ナット62の螺合操作によって進退することになり、同時に固定板5も進退する。固定板5の進退は上方に跳ね上がった先端51が狭小の庇部先端21aの位置への進退となる。
前記の操作ナット62の螺合操作によって固定板先端51を庇部先端21aへ進出させると、固定板先端51で庇部先端21aに位置する切刃体3を押し上げて切刃体3を固定状態とする。
従って操作ナット62の螺合操作で出没操作される切刃体3の固定解除がなされるものである。
1 グリップ
11 固定ネジ棒
2 ホルダー部
21 庇部
21a 庇部先端
22 係止歯
23 底面
3 切刃体
31 連結孔
4 ナイフ操作体
41 ベース部
42 操作部
43 連結突起
5 固定板
51 先端
52 側面板
53 連結軸
6 固定板操作体
61 連結腕
62 操作ナット

Claims (3)

  1. 長尺のグリップ内に上面両側が庇状に張り出した先端部分を偏平C状としてホルダー部を内装固定し、前記ホルダー部に長尺薄板状の切刃体をホルダー部先端からスライド操作で出没可能に組み込んでなるカッターナイフにおいて、切刃体の下面にスライド自在とし、ホルダー部先端への進出で切刃体をホルダー部の庇部に押圧する固定板と、グリップ後端に突設した固定ネジ棒に螺合する操作ナットを設けると共に、前記固定板と連結した固定板操作体とで構成した固定機構を備えてなることを特徴とする出没式カッターナイフ。
  2. ナイフ体の突出位置を設定するためにホルダー部の庇部縁辺に連続する係止歯を形成すると共に、切刃体に前記係止歯に噛合する弾性係止突部を備えたナイフ操作体を切刃体に連結してなる請求項1記載の出没式カッターナイフ。
  3. 固定板の後方部分を下方開口コの字状に形成して側面板に連結軸を設け、固定板操作体に操作ナットを回転自在に抱持すると共に、連結軸に対応する連結腕を設け、連結腕を前記連結軸に回動可能に枢結して、グリップ後端を開閉可能に固定板と固定板操作体を連結してなる請求項1又は2記載の出没式カッターナイフ。
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