JP3219401U - スツール - Google Patents

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敏彦 中野
敏彦 中野
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株式会社 日天大鳳
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Abstract

【課題】 使用が長時間に亘る場合であっても、また、使用者の身体がいずれの箇所に当接した場合であっても、使用者に苦痛を及ぼすことを防止し得、また、畳を疵付けることなく、違和感無く和室で使用することができるスツールを提供する。【解決手段】 胴体1の底部には内側底板部4が配設してあり、該内側底板部4上には固綿を四角形状に成形してなる複数の中実体7,7,…がその厚さ方向と直交する方向を縦にした姿勢で、胴体1の幅方向へ複数層を形成するように立設してある。各中実体7,7,…上には、座部2を構成する平坦な座部用板部21が載置してあり、座部用板部21は各中実体7,7,…によってその全体が担持されている。この座部用板部21の上面にはクッション部22が設けてある。【選択図】 図2

Description

本考案は、背もたれ及び肘掛けが設けられていない椅子であるスツールに関する。
仏壇の前で礼拝するに際しては従前より、座布団上に正座することが多く行われて来たが、膝関節の状態が悪い礼拝者が多くなっている現状があるため、仏壇をより高い位置に配設し、礼拝者は椅子等に腰掛けて礼拝することが行われている。そのような礼拝に用いる台として後記する特許文献1には次のような構成が開示されている。
図4は特許文献1に開示された仏壇用台及びスツールであり、図中、50は仏壇用台、60はスツールである。仏壇用台50及びスツール60は木製が好ましいが、スチール製であってもよい。
仏壇用台50は、図4に示したように、平らな2枚の側板部51,51が適宜の距離を隔てて互いに平行に立設してなり、両側板部51,51上間に、仏壇(図示せず)を載置するための天板52を架設して倒立U字状の構造を有している。また、仏壇用台50の壁等に対向配置される後面側には、平らな後板53が側板部51,51及び天板52にて囲まれる領域を塞ぐように固定してある。
両側板部51,51及び天板52にて囲まれる領域内には、霊供膳を載置するための平板状の膳引き55が、前記天板52の近傍に、前記後板53とは反対側である前方へ引き出し自在に配設してあり、また、両側板部51,51の間であって、前記膳引き55から少し距離を隔てた高さ位置に平らな中板を架設して、引き出し54が進退自在に設けてある。
一方、仏壇用台50の両側板部51,51の間であって、引き出し54より下側の領域には、略立方体形のスツール60が仏壇用台50に対して出し入れ可能に収納されるようになっている。
スツール60は、箱形状の胴体62と、該胴体62の上部開口を塞止する取り外し自在な上蓋63とを備えてなり、胴体62の内部に仏具等を収納し得るようになっている。上蓋63の上面にはクッションが設けてあり、使用者が上蓋63上に腰掛ける際の座面になしてある。一方、胴体62の下面にはキャスター65,65,…が垂設してあり、該キャスター65,65,…によって、出し入れを容易に行い得るようになしてある。
このような仏壇用台50及びスツール60にあっては、仏壇用台50の天板52上に仏壇を載置しておき、礼拝者はスツール60に着座した状態で、仏壇用台50上の仏壇を礼拝することができるため、膝関節の状態が悪い場合であっても、膝関節に負担をかけることなく、礼拝を行うことができる。一方、礼拝が終了すると、スツール60を仏壇用台50内に収納することができるため、仏壇用台50の周囲を整頓することができる。
実用新案登録第3162129号
しかしながら、このようなスツール60にあっては、上面にクッションを設けてなる上蓋63が箱形状の胴体62上に載置された構造であるため、クッション性に劣り、使用が長時間に亘る場合、使用者に苦痛を及ぼすことがあった。これに対応するため、上蓋63により多くのクッション材を埋設することが考えられるが、クッション材を埋設し得る量には限界がある。また、上蓋63自体は木製といった硬い素材で構成されているため、上蓋63の角部にはクッション材を埋設することができず、かかる上蓋63の角部に使用者の身体が当接した場合、当該使用者に苦痛を及ぼすことを回避できない。更に、上蓋63のみならず胴体62も硬い素材であるため、相当の質量を有し、仏壇が配設されることの多い和室の畳を疵付ける。また、我が国にあっては慣習上、和室における仏壇への礼拝は、座布団を用いることに慣れ親しんでいるため、椅子に近い構成のスツール60の使用には違和感を生じさせていた。
本考案は斯かる事情に鑑みてなされたものであって、使用が長時間に亘る場合であっても、また、使用者の身体がいずれの箇所に当接した場合であっても、使用者に苦痛を及ぼすことを防止し得、また、畳を疵付けることなく、違和感無く和室で使用することができるスツールを提供する。
(1)本考案に係るスツールは、天井を座部とした柱状の胴体を備えるスツールにおいて、前記胴体内には、厚さ方向に圧縮してなる固綿を厚板状に成形してなり、厚さ方向と直交する方向に起立させた複数の中実体が、前記胴体の高さ方向と直交する方向へ互いに平行に配設してあり、これら中実体によって前記座部を支持するように構成してあることを特徴とする。
本考案のスツールにあっては、天井を座部とした柱状の胴体を備える。ここで、胴体としては、天井及び底部が平らな柱状体であればよく、立方体及び直方体も含まれる。かかる胴体にあっては、その底部が平坦であるため、座部に着座した使用者の質量を面で支えることとなる。これによって、一般的な椅子に設けられた脚部又はキャスターのように、使用者の質量が一部に集中せずに分散させることができるため、畳といった床材であっても当該床材を疵付けることが防止される。
胴体内には、厚さ方向に圧縮してなる固綿を厚板状に成形してなる中実体が配設してある。この中実体は厚さ方向と直交する方向に起立させてあり、複数の中実体が、胴体の高さ方向と直交する方向へ互いに平行に配設してある。即ち、起立させた複数の中実体が胴体の横方向へ層状に配置してある。そして、これら中実体によって座部が支持されている。
前述した固綿にあっては、厚さ方向に圧縮してあるため、厚さ方向と直交する方向に印加された外圧に対抗し得る。従って、厚さ方向と直交する方向に起立させた複数の中実体を内蔵する胴体にあっては、大人に相当する質量が印加されてもこれに対抗して、胴体に変形が生じない。その一方、固綿は木材、樹脂材又は金属材と比較すると、柔軟性が非常に高いため、固綿を用いてなる中実体を内蔵するスツールに使用者が長時間着座した場合であっても、当該使用者の臀部が保護され、使用者に苦痛を及ぼすことが防止される。
一方で、本スツールは、固綿を用いてなる複数の中実体を内蔵する胴体を備えるため、かかる胴体は座布団様の印象及び触感を与える。従って、違和感無く和室で使用することができる。
ここで、中実体によって前記座部を支持するように構成してあるとは、少なくとも座部の一部、好ましくは座部の中央部が中実体に、直接的、又は他のクッション材を介して間接的に当接し得る構成であることをいう。これによって、スツールは前述した作用効果を奏することができる。
(2)本考案に係るスツールは、前記座部は各中実体によって担持されていることを特徴とする。
本考案のスツールにあっては、前述した座部は各中実体によって担持されている。即ち、座部の全部が各中実体によって支持されている。これによって、各中実体による前述した作用効果が可及的大きく発揮される。
(3)本考案に係るスツールは、前記座部は、座部用板部と該座部用板部の上面に設けたクッション部とを具備することを特徴とする。
本考案のスツールにあっては、前述した座部は、座部用板部と該座部用板部の上面に設けたクッション部とを具備するため、座部に着座した使用者の臀部を直接的に保護し、長時間着座した場合であっても、使用者に苦痛を及ぼすことが更に防止される。
(4)本考案に係るスツールは、前記座部及び各中実体を包被する柔軟な袋状のカバー部材を具備することを特徴とする。
本考案のスツールにあっては、前述した座部及び各中実体を包被する柔軟な袋状のカバー部材を具備しており、カバー部材によって各中実体の姿勢が拘束されるため、座部に着座した使用者が動いた場合であっても、それによって各中実体の姿勢が保たれ、胴体に変形等が生じることが防止される。
(5)本考案に係るスツールは、前記各中実体は相互に固着してあることを特徴とする。
本考案のスツールにあっては、前述した各中実体は相互に固着してあるため、各中実体の姿勢が崩れることが回避される。
(6)本考案に係るスツールは、前記各中実体の厚さ方向に直交する方向の側面は、それら中実体を拘束する拘束部にそれぞれ固着してあることを特徴とする。
本考案のスツールにあっては、各中実体の厚さ方向に直交する方向の側面は、それら中実体を拘束する拘束部にそれぞれ固着してあり、これによって、各中実体は一定の姿勢に更に拘束される。従って、座部に着座した使用者が動いた場合であっても、胴体に変形等が生じることが殆ど無く、長時間の着座であっても使用者の着座姿勢に悪影響を及ぼさない。
(7)本考案に係るスツールは、前記拘束部は厚紙又はフェルトで構成してあることを特徴とする。
本考案のスツールにあっては、前述した拘束部は厚紙又はフェルトで構成してあるため、所要の強度を保持しつつ、軽量化することができる一方、適当な柔軟性を有するため、拘束部に使用者その他のヒトの手足指等が当接した場合であっても、当該ヒトの手足指等への怪我の発生を防止することができる。
(8)本考案に係るスツールは、前記胴体の底部には、いずれも平らな内側底板部及び外側底板部が積層してあり、前記カバー部材の開放縁部は胴体の底部へ折り込んで、両内側底板部及び外側底板部にて挟持固定してあることを特徴とする。
本考案のスツールにあっては、前述した胴体の底部には、いずれも平らな内側底板部及び外側底板部が積層してある。そして、カバー部材の開放縁部は胴体の底部へ折り込んで、両内側底板部及び外側底板部にて挟持固定してある。これによって、座部及び各中実体を包被したカバー部材の開放縁部が強固に固定されるとともに、カバー部材による各中実体の拘束が強固に行われる。
(9)本考案に係るスツールは、前記内側底板部は厚紙で構成してあることを特徴とする。
本考案のスツールにあっては、前述した内側底板部は厚紙で構成してあるため、所要の強度を保持しつつ、軽量化することができる一方、適当な柔軟性を有するため、内側底板部に使用者その他のヒトの手足指等が当接した場合であっても、当該ヒトの手足指等への怪我の発生を防止することができる。
(10)本考案に係るスツールは、前記外側底板部は厚紙で構成してあることを特徴とする。
本考案のスツールにあっては、前述した外側底板部は厚紙で構成してあるため、所要の強度を保持しつつ、軽量化することができる一方、適当な柔軟性を有するため、外側底板部に使用者その他のヒトの手足指等が当接した場合であっても、当該ヒトの手足指等への怪我の発生を防止することができる。
本考案に係るスツールを示す外観斜視図である。 図1に示したスツールのII−II線による断面図である。 図1に示したスツールのII−II線と直交するIII−III線による断面図である。 特許文献1に開示された仏壇用台及びスツールである。
本考案に係るスツールを図面に基づいて詳述する。
なお、本実施の形態で説明するスツールは、本考案の趣旨を説明する一例であり、本考案はその趣旨を逸脱しない範囲での変形や改造を含むことはいうまでもない。
図1は本考案に係るスツールを示す外観斜視図である。
図1に示したように、スツールは柱状の胴体1を有しており、該胴体1の天井部分は使用者が着座する座部2になしてある。座部2及び胴体1の周面は、角形袋状のカバー部材3で包被されており、該カバー部材3の開放端は胴体1の底部へ折り込んで後述する胴体1の内側底板部4(図2及び図3参照)に固着させてある。また、胴体1の底部には平坦な外側底板部5が前記内側底板部4に固着してあり、前記カバー部材3の開放端は外側底板部5及び内側底板部4によって挟持固定されている。
ここで、カバー部材3は織布又はシート等、柔軟な素材を用いて形成してあり、種々の絵柄を施すことができる。例えば、仏壇前での使用に対しては仏具に施す柄と同じ系統の柄を施しておくとよい。一方、仏壇前での使用以外に、一般の和室での使用、更には洋室での使用に対しては、当該和室又は洋室の雰囲気に応じた柄を施しておく。これによって本スツールは、和室又は洋室に拘わらず、使用目的に応じて、使用者に違和感を与えずに使用することができる。
スツールは前記外側底板部5を床材に当接させるようになっており、この外側底板部5は前述した如く平坦であるため、座部2に着座した使用者の質量を面で支えることとなる。これによって、一般的な椅子に設けられた脚部又はキャスターのように、使用者の質量が一部に集中せずに分散させることができるため、畳といった床材であっても当該床材を疵付けることが防止される。
ここで、外側底板部5には紙材、樹脂材、木材及び/又は金属材等、種々の材料を適用することができるが、その厚みが2mm乃至6mm程度である、コート紙又は段ボール紙等の厚紙を用いるとよい。かかる厚紙を用いた場合、所要の強度を保持しつつ、軽量化することができる一方、適当な柔軟性を有するため、外側底板部5に、使用者その他のヒトの足指等が当接した場合であっても、当該ヒトの足指等への怪我の発生を防止することができる。
図2は図1に示したスツールのII−II線による断面図であり、図3は図1に示したスツールのII−II線と直交するIII−III線による断面図である。なお、両図中、図1に対応する部分には同じ番号が付してある。
図2及び図3に示したように、胴体1の底部には平坦な内側底板部4が配設してあり、該内側底板部4上には綿を3cm程度乃至8cm程度の厚さに圧縮した固綿を四角形状に成形してなる複数(図2にあっては5個)の中実体7,7,…がその厚さ方向と直交する方向を縦にした姿勢で、胴体1の幅方向へ複数層を形成するように立設してある。相隣る中実体7,7、7,7、…,…はそれぞれ対向面を相互に接着固定してあり、また、各中実体7,7,…の厚さ方向に直交する方向の側面はそれぞれ、胴体1の側面と略同じ大きさの拘束部6,6に接着固定してある。
ここで、前述した中実体7としては、例えば株式会社フコク製の固綿を用いることができる。かかる固綿にあっては、厚さ方向に圧縮してあるため、厚さ方向と直交する方向に印加された外圧に対抗し得る。従って、図2に示した如く、例えば5個程度の中実体7,7,…を内蔵する胴体1にあっては、100kgを超える質量が印加されてもこれに対抗して、胴体1に変形が生じない。その一方、固綿は木材、樹脂材又は金属材と比較すると、柔軟性が非常に高いため、固綿を用いてなる中実体7,7,…を内蔵するスツールに使用者が長時間着座した場合であっても、当該使用者の臀部が保護され、使用者に苦痛を及ぼすことが防止される。
一方、拘束部6には紙材、樹脂材、木材及び/又は金属材等、種々の材料を適用することができるが、その厚みが2mm乃至6mm程度である、コート紙又は段ボール紙等の厚紙、及び/又はフェルトを用いるとよい。前同様、かかる厚紙及び/又はフェルトを用いた場合、所要の強度を保持しつつ、軽量化することができる一方、適当な柔軟性を有するため、拘束部6に使用者その他のヒトの手足指等が当接した場合であっても、当該ヒトの手足指等への怪我の発生を防止することができる。
また、前述した外側底板部5と同様、内側底板部4には、紙材、樹脂材、木材及び/又は金属材等、種々の材料を適用することができるが、その厚みが2mm乃至6mm程度である、コート紙又は段ボール紙等の厚紙を用いるとよい。かかる厚紙を用いた場合、所要の強度を保持しつつ、軽量化することができる一方、適当な柔軟性を有するため、内側底板部4に、使用者その他のヒトの足指等が当接した場合であっても、当該ヒトの足指等への怪我の発生を防止することができる。
ところで、前述した各中実体7,7,…上には、座部2を構成する平坦な座部用板部21が載置してあり、座部用板部21は各中実体7,7,…によってその全体が担持されている。また、座部用板部21の上面には、綿及び/又はスポンジ等のクッション材を充填してなるクッション部22が設けてある。
前述したように中実体7,7,…は、厚さ方向と直交する方向に印加された外圧に対抗し得るので、厚さ方向と直交する方向を起立させた各中実体7,7,…を内蔵する胴体1にあっては、前述した如く大人に相当する質量が印加されてもこれに対抗して、胴体1に変形が生じない。その一方、固綿は木材、樹脂材又は金属材と比較すると、柔軟性が非常に高いため、固綿を用いてなる中実体7,7,…を内蔵するスツールに使用者が長時間着座した場合であっても、当該使用者の臀部が保護され、使用者に苦痛を及ぼすことが防止される。
更に、座部用板部21の上面にクッション部22が設けてあるため、座部2に着座した使用者の臀部を直接的に保護し、長時間着座した場合であっても、使用者に苦痛を及ぼすことが更に防止される。
なお、本形態では、各中実体7,7,…によって座部用板部21を担持させた場合について示したが、本考案はこれに限らず、座部用板部21の一縁部又は両縁部を一方の拘束部6又は,両拘束部6,6にて支持するように構成してもよい。使用者が座部2に着座した場合、座部用板部21が僅かに撓んで中実体7,7,…に当接し、それによって座部用板部21が中実体7,7,…に支持されるため、前同様の作用効果を奏する。
なお、各中実体7,7,…と座部用板部21との間に綿、固綿又はスポンジ等のクッション材を介装させても、前同様の作用効果を奏することができる。
ここで、前述した胴体1としては、天井及び底部が平らな柱状体であればよく、立方体及び直方体も含まれる。また、胴体1は円柱状であってもよい。かかる場合、各中実体7,7,…の幅寸法は、胴体1の端部では狭く、中央部に向かうに従って広くする。これによって、円柱状の胴体1であっても、前同様の作用効果を奏する。
一方、前述したように固綿を用いてなる複数の中実体7,7,…を内蔵する胴体1にあっては、座布団様の印象及び触感を与える。従って、かかる胴体1を備えるスツールにあっては、和室で違和感無く使用することができる。
ところで、前述した座部2及び各中実体7,7,…はカバー部材3にて包被してあり、これによって各中実体7,7,…の姿勢が拘束される。従って、座部2に着座した使用者が動いた場合であっても、それによって各中実体7,7,…の姿勢が保たれ、胴体1に変形等が生じることが防止され、長時間の着座が担保される。
また、前述したように各中実体7,7,…は相互に固着してあるため、各中実体7,7,…の姿勢が崩れることがより回避される。
加えて、図2及び図3に示したように、各中実体7,7,…の厚さ方向に直交する方向の両側面は、拘束部6,6にそれぞれ固着してある。なお、各中実体7,7,…の厚さ方向に直交する方向の少なくとも一側面を拘束部6に固着すればよい。これによって、各中実体7,7,…は、より一定の姿勢に更に拘束されるため、座部2に着座した使用者が動いた場合であっても、胴体1に変形等が生じることが殆ど無く、長時間の着座であっても使用者の着座姿勢に悪影響を及ぼさない。
ここで、拘束部6には紙材、樹脂材、木材及び/又は金属材等、種々の材料を適用することができるが、その厚みが2mm乃至6mm程度である、コート紙若しくは段ボール紙等の厚紙、及び/又はフェルトを用いるとよい。かかる厚紙及び/又はフェルトを用いた場合、所要の強度を保持しつつ、軽量化することができる一方、適当な柔軟性を有するため、拘束部6に、使用者その他のヒトの手足指等が当接した場合であっても、当該ヒトの手足指等への怪我の発生を防止することができる。
一方、前述したようにカバー部材3の開放縁部は胴体1の底部へ折り込んで、内側底板部4及び外側底板部5にて挟持固定してあるため、カバー部材3による各中実体7,7,…の拘束が強固に行われる。
1 胴体
2 座部
3 カバー部材
6 拘束部
7 中実体
21 座部用板部
22 クッション部

Claims (10)

  1. 天井を座部とした柱状の胴体を備えるスツールにおいて、
    前記胴体内には、厚さ方向に圧縮してなる固綿を厚板状に成形してなり、厚さ方向と直交する方向に起立させた複数の中実体が、前記胴体の高さ方向と直交する方向へ互いに平行に配設してあり、
    これら中実体によって前記座部を支持するように構成してある
    ことを特徴とするスツール。
  2. 前記座部は各中実体によって担持されている請求項1記載のスツール。
  3. 前記座部は、座部用板部と該座部用板部の上面に設けたクッション部とを具備する請求項1又は2記載のスツール。
  4. 前記座部及び各中実体を包被する柔軟な袋状のカバー部材を具備する請求項1から3のいずれかに記載のスツール。
  5. 前記各中実体は相互に固着してある請求項1から4のいずれかに記載のスツール。
  6. 前記各中実体の厚さ方向に直交する方向の側面は、それら中実体を拘束する拘束部にそれぞれ固着してある請求項1から5のいずれかに記載のスツール。
  7. 前記拘束部は厚紙又はフェルトで構成してある請求項6記載のスツール。
  8. 前記胴体の底部には、いずれも平らな内側底板部及び外側底板部が積層してあり、前記カバー部材の開放縁部は胴体の底部へ折り込んで、両内側底板部及び外側底板部にて挟持固定してある請求項1から7のいずれかに記載のスツール。
  9. 前記内側底板部は厚紙で構成してある請求項8記載のスツール。
  10. 前記外側底板部は厚紙で構成してある請求項8又は9記載のスツール。
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