JP2002085207A - 姿勢保持座布団 - Google Patents

姿勢保持座布団

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JP2002085207A
JP2002085207A JP2000276842A JP2000276842A JP2002085207A JP 2002085207 A JP2002085207 A JP 2002085207A JP 2000276842 A JP2000276842 A JP 2000276842A JP 2000276842 A JP2000276842 A JP 2000276842A JP 2002085207 A JP2002085207 A JP 2002085207A
Authority
JP
Japan
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cushion
posture
buttocks
seat
chair
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000276842A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuka Sakai
由花 坂井
Shoji Tsujii
彰司 辻井
Kyoko Konishi
京子 小西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】長時間にわたって姿勢が崩れにくく、特に椅子
や車椅子などに長時間座っていると、臀部が前方にず
れ、仙骨座りと呼ばれるような、身体に負担の大きい姿
勢になりやすいがこれを防止することができ、しかも皮
膚からの汗、等による蒸れを防止することができる座布
団を提供すること。 【解決手段】クッション材の下面に平板を配することに
より太股部座面の方が臀部座面に比べて2cm以上厚く
した座布団。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長時間にわたって
姿勢が崩れにくく、かつ座面の快適性を保つことができ
る座布団に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車椅子や椅子の座面に置いて用いられる
座布団としては、綿やポリエステル綿、ポリウレタン、
発泡素材、空気クッション、等を用いたものがある。こ
れらの素材を用いたクッションは、主に平たい座布団状
をしており、座面の硬さを補整し、座り心地を向上させ
ることを目的にしている。そのため、適度な柔らかさを
持っているが、姿勢が崩れやすく、ものによっては清潔
を保つことが困難である。もちろんこれらを折り畳むな
ど変形させて、姿勢を保つ補助として使うこともできる
が、安定したものとは言えない。また姿勢を保持するこ
とを目的にした座布団もあるが、これらの素材はゲルを
充填した通気性のない素材や、各種発泡ウレタンなどの
性能の異なる素材を複雑に組み合わせたものである。こ
のように通気性のない素材を座布団として使用した場
合、座面に冷たさや蒸れが感じられ、快適であるとは言
えない。また素材を複雑に組合わせたものは、簡便に取
り扱うことができないため清潔を保ちにくい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】椅座面に置いて使用す
る座布団には座り心地と座面の快適性、清潔の保ち易さ
が要求される。本発明では、それらのを満たすと同時
に、長時間にわたって姿勢が崩れにくいクッションを提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は以下の構成を採用する。即ち本発明は、臀
部座面と太股部座面に2cm以上の差を設けてなること
を特徴とする座布団である。そして具体的には、太股部
座面の方が臀部座面に比べて厚みが大きいことを特徴と
する上記記載の座布団、クッション材の下面に平板を配
した座布団であって、前記平板が太股部下に配置されて
なることを特徴とする上記記載の座布団、平板が、座面
サイズの2/3以下の大きさであることを特徴とする上
記記載の座布団、クッション材が、網状構造体であるこ
とを特徴とする上記記載の座布団、及び座布団の片面
に、滑り止め加工を施してなることを特徴とする上記記
載の座布団である。
【0005】本発明は、姿勢が崩れにくいと同時に、座
り心地と座面の快適性が保ちやすい座布団(クッショ
ン)を実現するために以下の方法を採用する。臀部が座
面の前方向に移動しなければ、長時間にわたって仙骨部
が移動せず姿勢が崩れにくいといえる。大腿部の座面を
臀部より上に上げることで仙骨位置の移動を防ぐことが
できる。そのためにクッションの大腿部座面を臀部より
も高くする工夫として、本発明では板等からなる補高材
をクッションの椅子座面側に配置したものである。この
板は単体で使用してもよく、板の下に補高材を取りつけ
ても良い。単体で使用する際には補高のための厚み必要
になる。補高は、姿勢が崩れないようにするためにも、
骨盤を支えられるような高さである必要がある。水平な
座面で、姿勢が崩れるのを防ぐためには、体重をかけた
場合にも、臀部座面と大腿部座面で最低2cmの差、更
に好ましくは3.5cmがあることが望ましい。
【0006】板は、大腿部座面を保持するためにも体重
で容易に変形しないことが望ましい。素材としては、木
材、ガラス、金属板や各種ポリマーシート等任意の素材
を用いることができる。この板の厚みは板の下に補高材
を用いないならば2cm以上である必要があるが、補高
材を使う場合には、容易に変形しない厚みであればよ
い。臀部の体重をこの板にかけないことで、臀部と大腿
部の座面高さに差を付けることができる。従って板の大
きさ正方形とし、ひとり用の椅子の上に置く標準的なサ
イズのクッションについて考えるなら、幅はクッション
と同等の大きさであり、長さは半分程度、つまり膝から
仙骨までの長さの2/3以下であることが望ましい。こ
のときに板は、長方形である必要ななく、クッションの
臀部があたる位置に板が配されていなければ、目的を達
成することができる。また必ずしも平板である必要もな
く、必要に応じて座り心地を向上させるため、あるいは
安定を増すために変形させることができる。
【0007】板の下に配置する補高材は、大腿部を持ち
上げると同時に椅子座面の形態を補整するためにも使え
るので、各種クッション材を使い様々な形で形成するこ
とができる。たとえば、たるみのある車椅子座面である
ならば、幅方向中央部に厚みを持った形に、大腿部のあ
たる部位に凹みのある椅子座面であるならば、膝方向に
厚みを持たせた形状にということが考えられる。補高材
を、より柔らかで不定型なものにするならば、あらゆる
座面形状に適応させることもできる。クッション材とし
ては、適度な弾力を持つならば、綿やポリエステル綿、
ポリウレタン、各種布帛、発泡素材、三次元網状構造体
等を使うことができる。ただし座り心地と同時に座面の
快適性を維持することを望むなら、クッション材自身に
高い通気性を持つことが望ましい。
【0008】座布団は、クッション材と板、必要であれ
ば補高材よりなるが、それらを一体化することで、より
容易に取り扱うことができる。一体化するためには、側
地等の布帛の中に入れたり、それぞれを接着するなどの
方法が考えられる。椅子や車椅子の座面上にクッション
を置いて使用する時には、そのクッション自体が座面か
らずり落ちない工夫が望まれる。簡便に使用するために
は、椅子等の座面とクッションが接する面に、滑り止め
を取りつけることが考えられる。よりずり落ちにくくす
るためには、その椅子とクッションを接続する工夫をす
ることができる。たとえば紐やボタン類などで椅子に取
りつけることが考えられる。
【0009】
【発明の効果】本発明によると、長時間にわたって姿勢
が崩れにくく、特に椅子や車椅子などに長時間座ってい
ると、臀部が前方にずれ、仙骨座りと呼ばれるような、
身体に負担の大きい姿勢になりやすいがこれを防止する
ことができ、しかも皮膚からの汗、等による蒸れを防止
することができる座布団を提供することを可能とした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る座布団の一態様を示す側面図。
【符号の説明】
1:椅子、2:カバ−材、3:クッション材、4:補高
材、5:板、6:滑り止め材。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】臀部座面と太股部座面に2cm以上の差を
    設けてなることを特徴とする座布団。
  2. 【請求項2】太股部座面の方が臀部座面に比べて厚みが
    大きいことを特徴とする請求項1記載の座布団。
  3. 【請求項3】クッション材の下面に平板を配した座布団
    であって、前記平板が太股部下に配置されてなることを
    特徴とする請求項1記載の座布団。
  4. 【請求項4】平板が、座面サイズの2/3以下の大きさ
    であることを特徴とする請求項1記載の座布団。
  5. 【請求項5】クッション材が、網状構造体であることを
    特徴とする請求項2記載の座布団。
  6. 【請求項6】座布団の片面に、滑り止め加工を施してな
    ることを特徴とする請求項1記載の座布団。
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