JP3219326B2 - インクジェット記録装置およびこれを用いたインクジェット記録物の製法とインクジェット記録方法 - Google Patents

インクジェット記録装置およびこれを用いたインクジェット記録物の製法とインクジェット記録方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インク等の液体を噴射
する液体噴射ヘッドを用いたインクジェット記録装置お
よびインクジェット記録物の製法に関し、特に、1m以
上の記録幅を有する布等の被記録材に所定の画像を長時
間連続して記録するのに適したインクジェット記録装置
およびインクジェット記録物の製法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インクジェット方式による、シリ
アル型の画像形成装置が商品化されている。この画像形
成装置においては、複数の吐出口からインク滴を吐出さ
せる記録ヘッドは、記録時には、紙,OHP用シート,
布等の被記録材の搬送方向(副走査方向)に対して垂直
方向(主走査方向)にシリアルスキャンされ、非記録時
には、被記録材を記録幅に等しい送り量で間欠的に副走
査方向に搬送される。この画像形成装置において用いら
れる記録方法は、記録信号に応じてインクを被記録材に
吐出させることにより記録を行うため、ランイングコス
トが安く、静かであるという特徴を有する。また、この
画像形成装置では、多数のノズルを被記録材と記録ヘッ
ドとの相対移動方向である主走査方向と垂直な方向(す
なわち、副走査方向)に直線状に形成した記録ヘッドを
用いることにより、記録ヘッドと被記録材とを主走査方
向に一回走査(スキャン)するだけで、ノズル数に対応
した幅を記録することができるため、比較的容易に高速
化を達成することができるという特徴をも有する。
【0003】さらに、昨今では3〜4色の記録ヘッドを
搭載し、フルカラーで画像形成できる記録装置も実用化
されている。この記録装置は、比較的容易にA1サイズ
等の大判記録が可能であるため、画像を読み取るリーダ
ーを接続して原稿を複写するA1版カラー画像形成装置
も製品化されている。
【0004】また、従来の代表的な捺染装置としては、
シルクスクリーン版を用いて布帛等に直接印刷するシル
クスクリーン捺染方式がある。シルクスクリーン捺染方
式は、印刷すべき原画像に対して、その原画像に使われ
ている色毎にスクリーン版を作成し、シルクの目を通し
てインクを直接布帛に転写して染色を行うものである。
しかしながら、このようなシルクスクリーン捺染方式に
おいては、スクリーン版を作成するに当たり、多大な工
程と日数とを要するほか、印刷に必要な各色のインクの
調合やスクリーン版の位置合わせ等の作業も要する。さ
らに、装置自体も大きく、使用する色の数に比例して大
型化して設置スペースを要するほか、スクリーン版の保
存スペースも要する。
【0005】そこで、このようなシルクスクリーン捺染
方式の問題を解決するために、本発明者は、微小なイン
クを飛翔させて画像形成を行うインクジェット記録方式
を応用して、インクジェット記録装置から直接布帛上に
印刷する染色装置を研究している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなインクジェット記録装置は、大きな記録幅を有する
被記録材を対象とするため、画像形成速度を向上するこ
とが課題として挙げられるほか、高画質記録を長時間連
続して行えることが課題として挙げられる。
【0007】本発明の目的は、画質の向上および画像形
成速度の向上が図れる、大きな記録幅を有する被記録材
を対象とするインクジェット記録装置およびインクジェ
ット記録物の製法を提供することにある。
【0008】
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の構成によ
るインクジェット記録装置は、吐出口からインク滴を吐
出させる記録ヘッドを用い、該記録ヘッドを主走査方向
に移動して被記録材に画像を記録するインクジェット記
録装置であって、記録ヘッドにインクを供給するサブイ
ンクタンクを主走査方向に移動するためのインクタンク
キャリッジと、サブインクタンクへインクを供給するメ
インインクタンクと、インクタンクキャリッジが移動し
ているときにメインインクタンクからサブインクタンク
へのインク供給を遮断するためにインク供給路に設けら
れた遮断手段とを有することを特徴とする。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】本発明の第2の構成によるインクジェット
記録装置は、複数のインク噴射口を備える記録ヘッドを
用いて画像の記録を行うインクジェット記録装置であっ
、前記記録ヘッドの複数のインク噴射領域にそれぞれ
対応して複数設けられ、前記記録ヘッドのインク噴射口
に向けて洗浄液を吐出するための洗浄液ノズルと、該複
数の洗浄液ノズルの洗浄液の吐出状態を個別に制御する
ための吐出制御手段と、前記複数の洗浄液ノズルの各々
に対応し、各洗浄液ノズルに洗浄液を供給するための複
数の管路を備え、 前記複数の管路のうち1つの管路にの
み洗浄液を供給し他の管路には洗浄液を供給しない供給
制御動作を各管路毎に繰り返し、前記複数の管路の全て
の管路に対して洗浄液の供給を行うことで、前記複数の
洗浄液ノズルの各々から個別に洗浄液を吐出させ、前記
全ての管路内の空気を除去することを特徴とする。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】上記各構成のインクジェット記録装置をそ
れぞれを用いたインクジェット記録物の製法として、上
記被記録材を布帛としてもよい。
【0020】また、上記被記録材は織布としてもよい。
【0021】また上記記録ヘッドを、熱エネルギーを
利用してインクを吐出する記録ヘッドであって、インク
に与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変
換体を備えているインクジェット記録ヘッドとしてもよ
い。
【0022】また、上記記録ヘッドは、上記熱エネルギ
ー変換体によって印加される熱エネルギーによりインク
に状態変化を生起させ、該状態変化に基づいて吐出口よ
りインクを吐出させるものでもよい。
【0023】
【0024】本発明の第1の構成によるインクジェット
記録装置では、記録動作時等のインクタンクキャリッジ
移動時にはメイインクタンクからのインク供給がバルブ
によって遮断されるので、インク供給路内でのインクの
移動およびこれに伴う気泡の流入が防止される。
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0031】図1は本発明による記録装置の一実施例の
概略構成を示す斜視図である。
【0032】本実施例は連続的に大型の記録物を製造す
るための記録装置を示すものであり、図中、1は記録装
置本体、2は矢印P方向に往復移動するヘッドキャリッ
ジ、3はヘッドキャリッジ2の移動に用いられるものと
は異なる走査レールに沿って移動するインク供給キャリ
ッジである。各走査レールは平行に設けられ、インク供
給キャリッジ3はヘッドキャリッジ2と併走するように
構成されている。4は記録ヘッドの回復装置であり、記
録ヘッドをキャッピングするキャップ部5、該キャップ
部5がキャッピング動作を行うための駆動源であるキャ
ップ駆動部および記録ヘッド表面をワイピングするヘッ
ド払拭部7より構成されている。
【0033】被記録材Aはロール状のプラテンBに沿っ
て記録、搬送される。被記録材AとプラテンBのそれぞ
れは所定の位置までともに併走し、所定位置を超える
と、被記録材Aは矢印Q方向に、プラテンBは矢印R方
向に進んで分離される。
【0034】図2はヘッドキャリッジ2、キャップ部5
およびキャップ駆動部の位置関係ならびにキャップ部5
の内部構造を示す断面図である。
【0035】本実施例においてヘッドキャリッジ2内に
搭載される記録ヘッドは16個の記録ヘッドが2段に分
けられて(各段8個)配置される構成が採られている。
各記録ヘッドは所定距離(H)離されて配置される。図
は断面図であるために上段ヘッド2a、下段ヘッド2b
のみが示されている。
【0036】キャップ部5は、記録ヘッドが上段ヘッド
群、下段ヘッド群とで構成されることに応じて、上下段
の記録ヘッド群を個別にキャッピングする上段キャップ
部5a、下段キャップ部5bが各記録ヘッド群と対向す
る位置に設けられている。
【0037】キャップ駆動部は、上段キャップ部5a、
下段キャップ部5bをそれぞれ駆動する上段部6a、下
段部6bからなり、これらは記録装置1の本体側板1a
と平行とされる回復背板4aに取り付けられる。上段キ
ャップ部5a、下段キャップ部5bのそれぞれはキャッ
プ固設台8を介して上段部6a、下段部6bに載置、固
定されている。
【0038】キャップ駆動部はエアシリンダとして構成
される。エアコンプレッサ25より供給される圧縮空気
はエア調質器(エアフィルタ、レギュレータ等)24b
を通った後に電磁弁13aおよび13bを介して上段キ
ャップ部5aおよび下段キャップ部5bにそれぞれ供給
される。上段キャップ部5aおよび下段キャップ部5b
は、電磁弁13aおよび13bの開閉状態に応じて記録
ヘッド2a,2bに対向する矢印S方向に往復動作す
る。なお、このような往復動作を実現するための他の方
法としては、モータとボールねじを組み合せ、モータの
回転方向を制御すること等が考えられ、特に限定される
ものではない。
【0039】次に、各キャップ部の内部構造について図
2および図3を参照して説明する。図3には図2のX−
X線断面を示す図である。
【0040】上段キャップ部5aおよび下段キャップ部
5bは同じ構造であるため、以下の説明においては上段
キャップ部5aについてのみ説明する。
【0041】図中、11は記録ヘッド2aを洗浄液で洗
浄するための洗浄液ノズルであり、搭載される記録ヘッ
ドの個数に応じて設けられる。本実施例では8個の記録
ヘッドに対応する11a〜11hが図3に示すように設
けられている。12は記録ヘッド2aを空気流で清掃す
るためのエアノズルであり、洗浄液ノズル11と同様に
記録ヘッドの個数に応じて複数設けられる。エアノズル
12には、エアコンプレッサ25よりエア調質器24
a、電磁弁12aおよび12bを介して圧縮空気が供給
され、空気流として各記録ヘッドに吹き付けられる。1
3は枠体としてのキャップ体14の定部に設けられた排
液口であり、キャップ体14内に受容された洗浄液やイ
ンクを排出するために設けられている。
【0042】15は弾性およびシール性の高い部材にて
構成されたキャップゴムであり、キャッピング時に記録
ヘッドを外気から遮断するために設けられている。
【0043】16は洗浄液による洗流時の洗浄効率を向
上するための洗浄ガイドであり、洗浄ガイド16は洗浄
時に記録ヘッドと一定の近接状態を保持するものであ
る。これにより記録ヘッドとの間隙内には表面張力によ
って洗浄液が充填され、洗浄効率が高いものとなる。洗
流ガイド16は、エアノズル12による空気流清掃時に
記録ヘッドに近接していると空気流の障害となるため、
キャップ体14内の所定の軸Tにて回動可能に構成さ
れ、空気流清掃時には不図示のソレノイドによって図中
の破線で示される左斜上方に回動退避状態とされる。
【0044】17は洗浄液やインクによって記録ヘッド
下方に形成される液溜りを吸収するためのキャップ吸収
体である。
【0045】18は洗流ガイド16およびキャップ吸収
体17とを連接する連接吸収体であり、洗流ガイド16
上の残留液をキャップ吸収体17に導くために設けられ
ている。
【0046】19はエア抜き用のソレノイドであり、空
気流清掃時に開閉板20を開くことによりキャップ体1
4内の圧力が上昇することを防止する。
【0047】21a,21bは洗浄液のサブタンクであ
り、回復装置4の外部の所定高さの位置に配設されてお
り、電磁弁11a,11bをそれぞれ介して上段キャッ
プ部5a,下段キャップ部5bと接続されている。サブ
タンク21a,21bに収容される洗浄液は電磁弁11
a,11bを開状態とされたときに自由落下により上段
キャップ部5a,下段キャップ部5b内の洗浄液ノズル
に導かれる。
【0048】22a,22bは給液ポンプであり、大容
量のメインタンク23とサブタンク21a,21bとの
間に設けられて、サブタンク21a,21bに収容され
るインク量が一定量以上を保つようにメインタンク23
内に収容されたインクを供給する。
【0049】26は吸引ポンプであり、排液口13より
排出される廃液を吸引し、キャップ吸収体17および連
接吸収体18の吸収力が飽和することを防止するために
設けられている。
【0050】[実施例1]図4は記録ヘッドのヘッドキ
ャリッジ2への収容状態を示す断面図である。
【0051】本実施例は、記録ヘッドを交換するときに
インクを供給するチューブ内に空気が流入することを防
止するためになされたものである。チューブ内に空気が
流入すると、ヘッド交換五の記録において流入した空気
による不吐出が生じ、記録性能が低下するためである。
【0052】401は図2において上段ヘッド2aもし
くは下段ヘッド2bとして示される記録ヘッド、421
は上部が開放された箱体状に形成されて記録ヘッド40
1を収容するヘッドホルダ枠体、406は記録ヘッド枠
体421の上部開放を塞ぐための上カバーである。上カ
バー406には図示するような折り曲げ部が形成され、
該折り曲げ部には冷却ファン408は冷却ファン取り付
け部材407を介して取り付けられている。また、上カ
バー406の上面には冷却ファン408からの送風を記
録ヘッド401に導くための冷却ダクト402が載置さ
れている。記録ヘッド401は、その吐出面がヘッドホ
ルダ枠体421の端部より突出するように図面左端に配
置される。上カバー406は、ヘッドホルダ枠体421
の反記録ヘッド401側となる端部近傍の軸4203
て軸支されるが、記録ヘッド401寄りの端部は記録ヘ
ッド401の上面をすべて覆うことはなく、記録ヘッド
401の上面が部分的に露出するように構成されてい
る。上記の冷却ダクト402からの送風はこの部分にて
記録ヘッド401に吹き付けられる。
【0053】記録ヘッド401は記録品位を一定に保つ
ために一定の温度に制御される。温度制御は記録ヘッド
401の要部に取り付けられた温度検出器(不図示)の
検出温度に応じて制御装置(不図示)が自動制御を行う
もので、冷却に関しては上記の冷却ファンによる送風が
なされ、加熱に関しては吐出面近傍に設けられた加熱部
材403により行われる。加熱部材403の加熱状態を
指示する制御信号や記録ヘッド401が記録動作を行う
ための制御信号は制御基板414を経由してなされる。
制御基板414からの加熱部材403および記録ヘッド
401への制御信号の伝達は制御基板414上に設けら
れたコネクタ4041,4042を介してなされる。
【0054】記録ヘッド401へのインクの供給は供給
用チューブ418によって行われ、インクを還流させる
ことは循環用チューブ417によって行われる。これら
の各チューブの端部はヘッドホルダ枠体421内に設け
られたコネクタ取付台416に接続されている。記録ヘ
ッド401内に供給用管路および循環用の管路からそれ
ぞれ延在するチューブ端はともにチューブコネクタ41
5に取り付けられており、該チューブコネクタ415を
コネクタ取付台416に接続することにより記録装置内
のインク供給キャリッジ3(図1参照)と記録ヘッド4
01とが接続される。循環用チューブ417および供給
用チューブ418のそれぞれはヘッドホルダ枠体421
に設けられたチューブ圧迫板413上に引き回される。
チューブ圧迫板413の上部には軸4202を中心とし
て回動可能なチューブ圧迫レバー412が設けられてい
る。チューブ圧迫レバー412はチューブ圧迫板413
とともにチューブ圧迫手段を構成する。
【0055】図4に示される実際に記録が行われる場合
には、記録ヘッド401は上カバー406の裏面に取り
付けられた板ばね405によってヘッドホルダ枠体42
1の底面に押圧されている。また、チューブコネクタ4
15は、端部が固定梁409に固定された押えばね41
0の開放端により押圧されている。押さえばね410の
上部には軸4201を中心として回動可能なヘッド着脱
レバー411が設けられている。ヘッド着脱レバー41
1は押えばね410とともにコネクタ保持手段を構成す
る。
【0056】図5は、上カバー406が開けられたとき
の配置状態を示す上面図である。
【0057】本来、記録ヘッド401は8個並列に設け
られ、各コネクタや押え機構も同様の構成のものが各記
録ヘッドについてそれぞれ設けられるが、図5には、4
個の記録ヘッド401のみが示され、他の部分について
は省略されている。
【0058】本実施例の記録ヘッド交換時の動作につい
て図5および図6を参照して説明する。
【0059】記録ヘッド401を交換するときには、図
5に示すように上カバー406を立てた状態とし、ヘッ
ド着脱レバー411を引き起こす。このときの回動方向
は時計回転方向であるが、ヘッド着脱レバー411のチ
ューブ圧迫板413に面する部分は、時計回転方向に軸
4202からの距離が徐々に大きくなるように形成され
ているため、上記の引き起こし動作によって循環用チュ
ーブ417および供給用チューブ418は押しつぶされ
る。これにより、各チューブ内のインクの移動が制限さ
れる。次に、ヘッド着脱レバー411を引き起こす。こ
のときの回動方向は反時計方向である。引き起こされた
状態でのヘッド着脱レバー411と押えばね410との
距離は、記録時における距離よりも短いものとなるよう
にL字状に形成されているため、押えばね410がはね
あがる。これにより、チューブコネクタ415に対する
押圧状態が解除され、チューブコネクタ415をコネク
タ取付台416から外すことができる。チューブコネク
タ415を外すことによりコネクタ取付台416のイン
ク路が開放されるが、上述したように各チューブはヘッ
ド着脱レバー411およびチューブ圧迫板413によっ
て圧迫されているために空気が各チューブ内に入ること
はない。この後、制御基板414上のコネクタ40
1,4042から配線を外し記録ヘッド401が取り外
される。交換される記録ヘッドの取付作業は上記の作業
手順の逆となる。
【0060】本実施例ではチューブ圧迫レバー412を
引き起こすことによって各チューブに圧迫がなされ、空
気の侵入が防止される。ヘッド着脱レバー411の取っ
手部分(図6における上側部分)は図4の断面図および
図5の上面図から明らかなように記録時にはチューブ圧
迫レバー412の取っ手部に隠されており、チューブ圧
迫レバー412を引き起こした後でなければ触ることが
できないような配置構成となっている。また、コネクタ
取付台416はチューブが圧迫される位置と記録ヘッド
との間であるため、ヘッド着脱レバー411が引き起こ
され、コネクタ取付台416のインク路が開放されると
きには、各チューブには必ずヘッド着脱レバー411お
よびチューブ圧迫板413による圧迫状態に置かれる。
【0061】上記のように構成された本実施例のものに
おいては、記録ヘッドの交換時にチューブ内に空気が混
入することが防止されるため、記録ヘッドの交換によっ
て記録品位が低下することはない。
【0062】[実施例2]図8は本実施例におけるイン
ク供給系およびインク回収系の構成を詳細に示す図であ
る。
【0063】図8にはメインタンク803内に貯蔵され
るインクをインク供給系802を介してヘッドキャリッ
ジ801に収容される記録ヘッド8131,8132に対
して供給し、また、インク交換時や初期充填時に生じる
廃インクを回収する系が示されている。ヘッドキャリッ
ジ801には実際には多色の記録を可能とするために複
数(通常4個)の記録ヘッドが2系統設けられ、各色の
インクを貯蔵するメインタンクからの供給がそれぞれな
されるが、図には説明を簡単とするために1色分のみが
示されている。
【0064】ヘッドキャリッジ801およびインク供給
系802は液体噴射記録装置本体内に設けられ、メイン
タンク803は装置外部に設けられている。メインタン
ク803からインク供給系802へのインクの供給はチ
ューブを介して行われるもので、インクは供給管路内に
設けられたコック804を開いた状態とし、ポンプ80
5を駆動することによってインク供給系802へ給送さ
れる。送られるインクの量は流量計815によって監視
され、必要量以上のインクが供給されることを防止して
いる。
【0065】インク供給系802に送られたインクは各
記録ヘッド8131,8132についてそれぞれ設けられ
た系に分けられる。インクは供給バルブ8071,80
2を通った後にサブタンク8081,8082に貯蔵さ
れる。サブタンク8081,8082の底部にはインクを
各記録ヘッド8131,8132に送るためのポンプ80
1,8092がそれぞれ設けられている。各記録ヘッド
8131,8132は交換可能に構成されるもので、ポン
プ8091,8092によって送られるインクは交換のた
めのコネクタ8121,8122を介して記録ヘッド81
1,8132に送られる。
【0066】記録ヘッド8131,8132を通り、コネ
クタ8121,8122を再度通った後のインクを回収す
る回収系は、2方向に分岐する。分岐した回収系の内の
一方に流れるインクはコック8101,8102を介して
サブタンク8081,8082に回収され、他方に流れた
インクはバルブ8111,8112およびコネクタ814
を介して装置外部に設けられた廃インクタンクに流され
る。
【0067】次に、図8を参照して本実施例のインク供
給動作およびインク回収動作について説明する。なお、
本実施例における下記の制御動作は装置全体の制御を行
う制御装置(不図示)によってなされる。
【0068】図8に示されるインク供給系およびインク
回収系を用いた制御動作としては、 (1)メインタンク803からサブタンク8081,8
082へのインクを供給する場合 (2)一定サイクルで強制的に記録ヘッドからインクを
押し出させ、記録ヘッド表面に固着したインクを洗浄す
る場合 (3)被記録物の材質に応じてインクを交換する場合 (4)記録ヘッド交換する場合 (5)インクを初期充填する場合 上記のものが挙げられる。
【0069】まず、メインタンク3からサブタンク80
1,8082へインク供給する場合について説明する。
【0070】サブタンク8081,8082には各タンク
内のインク残量を検出するフロート型のレベルセンサ
(不図示)がそれぞれ設けられている。該レベルセンサ
がタンク内のインク量が所定値以下となったことが検出
されると、制御装置はポンプ805を動作状態としてイ
ンクの給送を行わせるとともに、メインタンク803と
サブタンク8081,8082との間に設けられた供給バ
ルブ8071,8072を開状態とする。以上のインク供
給動作は所定時間続けて行われ、該所定時間経過後に供
給バルブ8071,8072は閉じられ、ポンプ805は
停止状態とされる。
【0071】上記の動作は記録動作中に随時行われる
が、記録時のインクキャリッジ801およびインク供給
系802が走査されるときにインク供給がなされると、
供給路内のインクに移動が生じて気泡が流入する危険性
がある。供給路内に気泡が流入するとポンプ8091
8092による供給の妨げとなり、不吐出の原因となる
ため、インク供給系802が走査されるときには供給バ
ルブ8071,8072は閉状態とされて供給路内のイン
クの移動を防止し、インク供給は行わない。
【0072】また、インク供給動作は所定時間続けられ
るものとして説明したが、レベルセンサによって所定量
のインクがサブタンク8081,8082に貯蔵されたこ
とが確認されるまで行うものとしてもよい。
【0073】メインタンク803から各サブタンク80
1,8082までのインクチューブの長さは約8mあ
り、インク供給系802はヘッドキャリッジ801の動
きに連動してスキャン駆動されるため、インクチューブ
のうち、破線にて示される部分はキャタピラ駆動する保
護部材内に挿通されて配管されている。該保護部材の一
端は装置本体に接続され、他端はインク供給系802に
接続されている。
【0074】また、装置内外の配管系の要部はメインテ
ナンスを考慮して対溶剤用のワンタッチ差込み型のジョ
イント8061〜8065によって接続されている。
【0075】メインタンク803内に貯蔵されているイ
ンクの残量検知は、サブタンク8081,8082内に設
けられたものと同様のレベルセンサによって行われる。
タンク内のインク量が所定値以下となったことが検出さ
れると、制御装置は装置利用者に補給を促すためにパト
ロールライト816を点灯させる。
【0076】メインタンク803から各サブタンク80
1,8082までの配管系中には、装置内にゴミが侵入
することを防ぐための8μmの孔が無数に形成されたフ
ィルタが設けられている。
【0077】次に、一定サイクルで強制的に記録ヘッド
からインクを押し出させ、記録ヘッド表面に固着したイ
ンクを洗浄する場合について説明する。
【0078】シーケンス動作により加圧信号が発生する
と、制御装置はポンプ8091,8092を一定時間動作
させる。該ポンプ8091,8092が動作することによ
りサブタンク8081,8082内のインクはコネクタ8
121,8122をそれぞれ通って、記録ヘッド81
1,8132に強制的に送られる。インクは記録ヘッド
8131,8132内部の共通液室を通った後に微細なヘ
ッドノズルから記録ヘッド8131,8132から表面に
付着したゴミとともに押し出され、表面の洗浄がなされ
る。
【0079】次に、被記録材の種類に応じてインクの種
類を交換する場合について説明する。
【0080】インク交換のときに、新旧のインクが混ざ
ることは当然ながら好ましくなく、インク交換の載には
記録ヘッド内の旧いインクを洗浄除去する必要がある。
【0081】記録ヘッド8131,8132の内部に設け
られる共通液室には、上記のヘッドノズルに連通する流
路の他にサブタンク8081,8082側に還流する流路
が形成されている。上述したコネクタ8121,8122
のそれぞれには共通液室にインクを送るための孔と共通
液室から還流されたインクを受け取る孔とが設けられ、
これらの各孔と記録ヘッドとはチューブで結ばれてい
る。ここで、サブタンク8081,8082側に還流した
インクの行き先はコック8101,8102およびバルブ
8111,8112の開閉状態に応じて異なり、各開閉状
態を表1に示すように選択することによって加圧・循
環、加圧、インク交換、の各状態とする強制排出方法が
選択される。これらの選択動作は、要求される作業時間
やインクの種類によって異なる洗浄除去の困難等さに応
じて装置利用者が選択する。装置利用者は、いずれの形
態を選択するかを示す旨の入力を不図示の入力装置に行
い、該入力に応じて制御装置は上記各コックおよびバル
ブの開閉状態を切り替える。
【0082】
【表1】 加圧・循環状態時には記録ヘッド8131,8132内の
共通液室から還流したインクはサブタンク8081,8
082に回収されて再度記録ヘッド8131,8132
送られる循環系が形成される。インクは加圧された状態
で循環するため、記録ヘッドからは旧いインクとともに
吐出がなされ、記録ヘッド内の旧いインクが洗浄除去さ
れる。
【0083】加圧時には還流するインクの行き先が塞が
れ、共通液室(記録ヘッド8131,8132)に送られ
たインクはすべてヘッドノズルから吐出されるため、洗
浄効果は極めて高いものとなり短時間に洗浄処理を行う
ことが可能となる。
【0084】異なる種類のインクに交換することは人手
によって行われる。
【0085】コック804を閉じた状態とし、ジョイン
ト8064にてチューブを外し、これを図9(a)に示
すような捕集ビン901とポンプ902とが組み合わさ
れた吸引治具を取り付ける。続いて、コック804を開
け、吸引治具のポンプ902を動作させてチューブおよ
びメインタンク803内に残存するインクを吸引する。
【0086】次に、コネクタ8121,8122の代りに
図9(b)に示すようなバイパスコネクタ903を取り
付けたうえで、コック8101,8102、バルブ811
1,8112のそれぞれを表1に示される設定としてポン
プ8091,8092を動作させる。これにより交換(廃
棄)されるべきインクはバルブ8111,8112を通っ
て廃インクタンクへ流れる。
【0087】コック8101,8102とサブタンク80
1,8082とを継ぐチューブ内に残存するインクにつ
いては、コック8101,8102の部分でチューブを外
し、図9(a)に示した吸引治具を用いて先述と同様の
吸引動作を行う。
【0088】次に、インクの初期充填時における動作に
ついて説明する。
【0089】装置を初めて使用する場合には、ポンプ内
に含まれる空気がインクに混ざるため、初期充填インク
には特に気泡が発生することが多い。本実施例は初期イ
ンクを効率良く回収するためになされたものである。
【0090】初期インクを充填するときには、供給バル
ブ8071,8072を開けた状態とし、バルブ81
1,8112を閉じた状態としてコック8101,81
2を開ける。また、ヘッドキャリッジ801において
は図9(b)に示したバイパスコネクタ903を取り付
けてポンプ8091,8092を動作させる。これによ
り、サブタンク8081,8082からバイパスコネクタ
903へ給送された新たなインクがコック8101,8
102を通ってサブタンク8081,8082へ戻される
回収系が形成される。このとき、サブタンク8081
8082内のインク量を一定とするために、レベルセン
サを用いた自動制御がなされる。レベルセンサによりイ
ンク液面の高さが所定値よりも低いことが検出される
と、制御装置は、所定の時間供給バルブ8071,80
2を開けるとともにポンプ805を動作させてサブタ
ンク8081,8082へ所定量のインクを供給させる。
【0091】次に、チューブ内に生じた泡溜りの除去作
業を以下の手順にて行う。
【0092】まず、コック8101,8102の部分にて
チューブを外し、図9(a)に示した吸引治具を用いた
吸引作業を行う。このとき、上述したサブタンク808
1,8082内のインク量を一定とするための自動制御は
継続して行われているため、吸引治具には泡を含んだ新
たなインクが貯蔵され、チューブ内に生じた泡は除去さ
れる。
【0093】次に、本実施例における配管系の具体的な
構成について説明する。
【0094】中継に用いられるジョイントのうち、L字
型ジョイント(エルボー)1001については図10
(a)に示されるように液体の流れる方向が鉛直上方を
向くように配設されている。これは、図10(b)に示
されるように液体の流れる方向が鉛直下方または鉛直方
向に垂直である場合には、インク内の泡がL字型ジョイ
ント1001のコーナー部分に溜ってしまい、泡溜りが
発生してしまうためである。図10(a)に示すように
L字型ジョイント1001を配設することにより、イン
ク内の泡はインクとともに移動し、泡溜りが発生するこ
とはない。
【0095】また、チューブの径を変更する際に用いる
ジョイントに関しては、図10(c)に示すように計が
異なる各チューブ1003,1004を含んだ接続断面
に段差が生じないように要部にテーパが設けられたもの
を用いている。これは図10(d)に示すような内周面
に段差部があるジョイント1005を用いると、泡溜り
が生じやすいうえに除去も容易でないためである。上述
したような断面を実現するために、ジョイント1002
の外周面の端部と内周面の端部もテーパ面により結ばれ
ている。
【0096】[実施例3]次に、本実施例の装置を初め
て使用する場合に洗浄系にて行われる動作について説明
する。
【0097】図11は、本実施例の洗浄液路を示す図で
ある。
【0098】本実施例の洗浄液路は上段キャップ部5a
および下段キャップ部5b(図3参照)について同じ構
造のものが2系統設けられるため、以下の説明において
は上段キャップ部5aに関する洗浄液路についてのみ説
明する。
【0099】図中、31aは1入8配の分配管である。
分配管31aの内部には共通液室として用いられる空洞
部分が形成されており、該共通液室に対する1個の入口
41と8個の配口42が設けられている。入口41は洗
浄液サブタンク21aと電磁弁1111aを介してチュ
ーブにより接続されており、電磁弁1111aの開閉に
より洗浄液の供給がなされる。配口42のそれぞれは上
段キャップ部5aに設けられた洗浄液ノズル11a〜1
1hと、吐出制御手段である手動コック32a〜32h
を介してチューブにより接続されており、各手動コック
32a〜32hを開閉することにより各洗浄液ノズル1
1a〜11hへ洗浄液が供給/遮断される。
【0100】装置を初めて使用するとき、チューブには
輸送されるときにかかる負担を軽減することや、取り付
けを容易とすることを目的として液は充填されておら
ず、大気開放状態とされている。この状態で電磁弁11
11aおよび各手動コック32a〜32hを開くと、入
口41から各洗浄液ノズル11a〜11hまでの複数の
供給系の管路抵抗がそれぞれ異なることからいくつかの
チューブに空気が残ることがある。この状態で装置を動
作させると洗浄液が円滑に流れなくなり、洗浄動作を正
常に行うことができなくなってしまう。
【0101】図12は上記構成の装置を初めて使用する
場合や、各洗浄液ノズル11a〜11hのいずれかに不
吐出が確認されたときにチューブ内の空気を抜くために
行われる充填工程を示すフローチャートである。
【0102】装置利用者は、まず、各手動コック32a
〜32hのうちのN番目の手動コックのみを開状態と
し、他の手動コックは全て閉状態とする(ステップS
1)。電磁弁1111aを開けて洗浄液の供給を行わせ
る(ステップS2)。これによりN番目の手動コックに
対応する洗浄液ノズルからチューブ内の空気とともに洗
浄液の吐出がなされる。装置利用者は洗浄液が吐出され
たことを確認すると(ステップS3)、手動コックを閉
じる(ステップS4)。次に、上記の吐出確認作業をす
べての洗浄液ノズルに行ったかを確認し(ステップS
5)、行っていない場合にはN=N+1として(ステッ
プS6)ステップS1に戻り、他の洗浄液ノズルのみの
吐出作業を行わせる。すべての洗浄液ノズルからの吐出
作業が行われている場合には、電磁弁1111aを閉じ
(ステップS7)、各手動コック32a〜32hを開け
て(ステップS8)終了する。
【0103】図13に示す実施例は図11に示した実施
例の手動コック32a〜32hを電磁弁33a〜33h
に置き換え、洗浄液タンク21aと入口41との間に設
けられる電磁弁11aを廃したものである。
【0104】図14に示す実施例は、は図13に示した
実施例における確認作業を示すフローチャートである。
【0105】まず、電磁弁33a〜33hのすべてを閉
じ(ステップS1)、吐出確認を行うN番目の洗浄液ノ
ズルに対応するN番目の電磁弁のみを開ける(ステップ
S2)。次に、N番目の洗浄液ノズルからの吐出を確認
し(ステップS3)、吐出確認後にはN番目の電磁弁を
閉じる(ステップS4)。続いて吐出確認作業をすべて
の洗浄液ノズルに行ったかを確認し(ステップS5)、
行っていない場合にはN=N+1として(ステップS
6)ステップS1に戻り、他の洗浄液ノズルのみの吐出
作業を行わせる。すべての洗浄液ノズルからの吐出作業
が行われている場合には、終了となる。
【0106】本実施例においては各洗浄液ノズルに対応
させて複数の電磁弁を設け、各電磁弁の吐出を確認した
後には電磁弁を閉じるため、すべての電磁弁からの吐出
を確認するとそのまま確認作業を終了とすることがで
き、吐出確認作業を簡略化することができた。
【0107】図15は示す実施例は、制御装置による自
動制御を図るために図13に示した実施例の電磁弁33
a〜33hと洗浄液ノズル11a〜11hの間に流量計
34a〜34hをそれぞれ設けたものである。
【0108】制御装置は流量計の検出値から洗浄液が流
れていることを検出する。これにより、従来装置利用者
の目視確認によって行われていた図14中のステップS
3での洗浄液吐出の判断を自動的に行うことができ、該
検出結果に基づいて電磁弁33a〜33hの開閉状態を
制御する自動制御が可能となった。
【0109】上記のように各吐出ノズルから独立に洗浄
液を吐出させることにより、洗浄液の吐出が記録ヘッド
内の各ヘッドノズルに確実に吐出され、洗浄不均一の発
生が防止される。
【0110】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成し、記
録を行うインクジェット方式の記録ヘッドを用いて記録
を行う記録装置において優れた効果をもたらすものであ
る。
【0111】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも一つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0112】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0113】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に、熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を
開示する米国特許第4558333号明細書、米国特許
第4459600号明細書を用いた構成も本発明に含ま
れるものである。
【0114】さらに、記録装置が記録できる最大被記録
材の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよいが、本発明は、上述した効果を
一層有効に発揮することができる。
【0115】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも
本発明は有効である。
【0116】また、記録装置の構成として設けられる、
記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手段等を
付加することは本発明の効果を一層安定できるので好ま
しいものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッ
ドに対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加
圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別
の加熱素子あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱
手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを行うこ
とも安定した記録を行うために有効である。
【0117】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみを記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個を組み合わせによってで
もよいが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも一つを備えた装置にも本発明は極
めて有効である。
【0118】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化するもの、もしくは
液体であるもの、あるいは上述のインクジェット方式で
はインク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度調
整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温
度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付与
時にインクが液状をなすものであればよい。
【0119】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信号
に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとし
て吐出するものや、被記録材に到達する時点では既に固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクの使用も本発明には適用可能で
ある。
【0120】さらに加えて、本発明に係る液体噴射装置
を適用した記録装置の形態としては、ワードプロセッサ
やコンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末として
一体または別体に設けられるものの他、リーダ等と組み
合わせた複写装置、さらには送受信機能を有するファク
シミリ装置の形態を採るものであっても良い。
【0121】次に、インクジェット捺染用布帛として
は、(1)インクを十分な濃度に発色させ得ること、
(2)インクの染着率が高いこと、(3)インクが布帛
上で速やかに乾燥すること、(4)布帛上での不規則な
インクの滲みの発生が少ないこと、(5)装置内での搬
送性に優れていること、等の性能が要求される。これら
の要求性能を満足させるために、必要に応じて布帛に対
し、あらかじめ前処理を施しておくことができる。例え
ば、特開昭62−53492号公報においてはインク受
容層を有する布帛類が開示され、また、特公平3−46
589号公報においては還元防止剤やアルカリ性物質を
含有させた布帛の提案がなされている。このような前処
理の例としては、布帛に、アルカリ性物質、水溶性高分
子、合成高分子、水溶性金属塩、尿素およびチオ尿素か
ら選ばれる物質を含有させる処理を挙げることができ
る。
【0122】アルカリ性物質としては、例えば、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化アルカリ金属、
モノ、ジ、トリエタノ−ルアミン等のアミン類、炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム等の炭酸も
しくは重炭酸アルカリ金属塩等が挙げられる。さらに酢
酸カルシウム、酢酸バリウム等の有機酸金属塩やアンモ
ニア及びアンモニア化合物等がある。また、スチ−ミン
グ及び乾熱下でアルカリ物質となるトリクロロ酢酸ナト
リウム等も用い得る。特に好ましいアルカリ性物質とし
ては、反応性染料の染色に用いられる炭酸ナトリウム及
び重炭酸ナトリウムがある。水溶性高分子としては、ト
ウモロコシ、小麦等のデンプン物質、カルボキシメチル
セルロ−ス、メチルセルロ−ス、ヒドロキシエチルセル
ロ−ス等のセルロ−ス系物質、アルギン酸ナトリウム、
アラビアゴム、ロ−カスイトビ−ンガム、トラガントガ
ム、グアガム、タマリンド種子等の多糖類、ゼラチン、
カゼイン等の蛋白質物質、タンニン系物質、リグニン系
物質等の天然水溶性高分子が挙げられる。
【0123】また、合成高分子としては、例えば、ポリ
ビニルアルコ−ル系化合物、ポリエチレンオキサイド系
化合物、アクリル酸系水溶性高分子、無水マレイン酸系
水溶性高分子等が挙げられる。これらの中でも多糖類系
高分子やセルロ−ス系高分子が好ましい。
【0124】水溶性金属塩としては、例えば、アルカリ
金属、アルカリ土類金属のハロゲン化物のように、典型
的なイオン結晶を作るものであって、pH4〜10であ
る化合物が挙げられる。かかる化合物の代表的な例とし
ては、例えば、アルカリ金属では、NaCl,Na2
4,KCl及びCH3COONa等が挙げられ、また、
アリカリ土類金属としては、CaCl2及びMgCl2
が挙げられる。中でもNa,K及びCaの塩類が好まし
い。
【0125】前処理において上記物質等を布帛に含有さ
せる方法は、特に制限されないが、通常行われる浸漬
法、パッド法、コ−ティング法、スプレ−法などを挙げ
ることができる。
【0126】さらに、インクジェット捺染用布帛に付与
される捺染インクは、布帛上に付与した状態では単に付
着しているに過ぎないので、引き続き繊維への染料の反
応定着工程(染着工程)を施すのが好ましい。このよう
な反応定着工程は、従来公知の方法でよく、例えば、ス
チ−ミング法、HTスチ−ミング法、サ−モフィックス
法、あらかじめアルカリ処理した布帛を用いない場合
は、アルカリパッドスチ−ム法、アルカリブロッチスチ
−ム法、アルカリショック法、アルカリコ−ルドフィッ
クス法等が挙げられる。
【0127】さらに未反応の染料の除去および前処理に
用いた物質の除去は、上記反応定着工程の後に従来公知
の方法に準じ、洗浄により行うことができる。なお、こ
の洗浄の際に従来のフィックス処理を併用することが好
ましい。
【0128】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載するような効果を奏する。
【0129】
【0130】メインインクタンクとサブインクタンクと
の間にバルブを設けたものにおいては、インクタンクキ
ャリッジ移動時にインクの供給を遮断することにより、
インクインク供給系内に気泡が入り込むことが防止さ
れ、良好な記録を行うことができる。
【0131】分岐した回収路および回収路の分岐系に遮
断手段をそれぞれ設けたものにおいては、インクを異な
る種類に交換するときに回収インクを様々な形態に分配
するとともに記録ヘッドからインクが吐出される強さを
切り替えることができるため、作業に要求される時間等
に応じて最適な形態を選択することが可能となる。
【0132】複数の洗浄液ノズルのそれぞれに吐出制御
手段を設けたものにおいては、各洗浄液ノズルの吐出状
態を個別に確認することができ、洗浄液噴射による洗浄
を確実に行うことができる効果がある。
【0133】
【0134】チューブを含んだ接続断面に段差が生じな
いようにテーパが形成されたジョイントを用いるもの
や、エルボーをインクの流れる方向が鉛直上方を向くよ
うに配管したものにおいては、泡溜りの発生が防止され
るため、良好な記録を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による記録装置の一実施例の概略構成を
示す斜視図である。
【図2】図1中のヘッドキャリッジ2、キャップ部5お
よびキャップ駆動部の位置関係ならびにキャップ部5の
内部構造を示す断面図である。
【図3】図2に示したキャップ部の内部構造を示す図で
ある。
【図4】記録ヘッドのヘッドキャリッジ2への収容状態
を示す断面図である。
【図5】図4に示される上カバー406が開けられたと
きの配置状態を示す上面図である。
【図6】記録ヘッドの交換動作を示す図である。
【図7】記録ヘッドの交換動作を示す図である。
【図8】インク供給系およびインク回収系の構成を詳細
に示す図である。
【図9】(a)は気泡が生じたインクを吸引するための
治具を示し、(b)はインク交換の載に用いられる治具
である。
【図10】(a)〜(d)のそれぞれは配管系の具体的
な構成を説明するための図である。
【図11】本発明における洗浄液路を示す図である。
【図12】図11に示した洗浄液路の充填工程を示すフ
ローチャートである。
【図13】洗浄液路の他の構成例を示す図である。
【図14】図13に示した洗浄液路の充填工程を示すフ
ローチャートである。
【図15】洗浄液路の他の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 記録装置本体 1a 本体側板 2,801 ヘッドキャリッジ 2a 上段ヘッド 2b 下段ヘッド 3 インク供給キャリッジ 4a 回復背板 5 キャップ部 5a 上段キャップ部 5b 下段キャップ部 6a 上段部 6b 下段部 7 ヘッド払拭部 8 キャップ固設台 11 洗浄液ノズル 11a〜11h 洗浄液ノズル 12 エアノズル 13 排液口 14 キャップ体 15 キャップゴム 16 洗浄ガイド 17 キャップ吸収体 18 連接吸収体 21a,21b 洗浄液サブタンク 22a,22b 給液ポンプ 23 メインタンク 24a,24b エア調質器 25 エアコンプレッサ 31a 分配管 32a〜32h 手動コック 33a〜33h,1111a,1111b 電磁弁 34a〜34h 流量計 41 入口 401,8131,8132 記録ヘッド 402 冷却ダクト 403 加熱部材 4041,4042,8121,8122,814 コネ
クタ 405 板ばね 406 上カバー 407 冷却ファン取付部材 408 冷却ファン 409 固定梁 410 押えばね 411 ヘッド着脱レバー 412 チューブ圧迫レバー 413 チューブ圧迫板 414 制御基板 415 チューブコネクタ 416 コネクタ取付台 417 循環用チューブ 418 供給用チューブ 4201〜4203 軸 421 ヘッドホルダ枠体 802 インク供給系 803 メインタンク 804 コック 805,8091,8092,8101,8102,902
ポンプ 8061〜8065,1002,1005 ジョイント 8071,8072 供給バルブ 8081,8082 サブタンク 8111,8112 バルブ 816 パトロールライト 901 捕集ビン 903 バイパスコネクタ 1001 L字型ジョイント A 被記録材 B プラテン S1〜S8,S11〜S16 ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江幡 時任 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−55149(JP,A) 特開 昭61−159963(JP,A) 特開 昭63−281851(JP,A) 特開 昭58−181656(JP,A) 実開 昭58−128034(JP,U) 実開 平3−84143(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/175 B41J 2/01

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吐出口からインク滴を吐出させる記録ヘ
    ッドを用い、該記録ヘッドを主走査方向に移動して被記
    録材に画像を記録するインクジェット記録装置であっ
    て、 前記記録ヘッドにインクを供給するサブインクタンクを
    主走査方向に移動するためのインクタンクキャリッジ
    と、 前記サブインクタンクへインクを供給するメインインク
    タンクと、 前記インクタンクキャリッジが移動しているときにメイ
    ンインクタンクからサブインクタンクへのインク供給を
    遮断するためにインク供給路に設けられた遮断手段とを
    有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記遮断手段は前記インク供給路に設け
    られたバルブであり、前記インクタンクキャリッジの移
    動中において前記バルブは閉じられた状態であることを
    特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記サブインクタンク内のインク残量を
    検出するためのインク残量検出手段を更に備え、 前記サブインクタンク内のインク量が所定値以下となっ
    たことを前記インク残量検出手段が検出したとき、前記
    メインインクタンクから前記サブインクタンクへのイン
    ク供給を行うことを特徴とする請求項1または2に記載
    のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記メインインクタンクと前記サブイン
    クタンクとが前記インク供給路であるチューブを介して
    接続された状態で前記インクタンクキャリッジが移動す
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の
    インクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利用
    してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに与
    える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換体
    を備えているインクジェット記録ヘッドであることを特
    徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のインクジェ
    ット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記録ヘッドは、前記熱エネルギー変
    換体によって印加される熱エネルギーによりインクに状
    態変化を生起させ、該状態変化に基づいて吐出口よりイ
    ンクを吐出させることを特徴とする請求項に記載のイ
    ンクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないしのいずれかに記載のイ
    ンクジェット記録装置を用いたインクジェット記録物の
    製法であって、 前記被記録材は布帛であるインクジェット記録物の製
    法。
  8. 【請求項8】 前記被記録材は織布である請求項7に
    載のインクジェット記録物の製法。
  9. 【請求項9】 複数のインク噴射口を備える記録ヘッド
    を用いて画像の記録を行うインクジェット記録装置であ
    って、 前記記録ヘッドの複数のインク噴射領域にそれぞれ対応
    して複数設けられ、前記記録ヘッドのインク噴射口に向
    けて洗浄液を吐出するための洗浄液ノズルと、 該複数の洗浄液ノズルの洗浄液の吐出状態を個別に制御
    するための吐出制御手段と、 前記複数の洗浄液ノズルの各々に対応し、各洗浄液ノズ
    ルに洗浄液を供給するための複数の管路を備え、 前記複数の管路のうち1つの管路にのみ洗浄液を供給し
    他の管路には洗浄液を供給しない供給制御動作を各管路
    毎に繰り返し、前記複数の管路の全ての管路に対して洗
    浄液の供給を行うことで、前記複数の洗浄液ノズルの各
    々から個別に洗浄液を吐出させ、前記全ての管路内の空
    気を除去することを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  10. 【請求項10】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利
    用してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに
    与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換
    体を備えているインクジェット記録ヘッドであることを
    特徴とする請求項9に記載のインクジェット記録装置。
  11. 【請求項11】 前記記録ヘッドは、前記熱エネルギー
    変換体によって印加される熱エネルギーによりインクに
    状態変化を生起させ、該状態変化に基づいて吐出口より
    インクを吐出させることを特徴とする請求項10に記載
    のインクジェット記録装置。
  12. 【請求項12】 請求項ないし11のいずれかに記載
    のインクジェット記録装置を用いたインクジェット記録
    物の製法であって、 前記被記録材は布帛であるインクジェット記録物の製
    法。
  13. 【請求項13】 前記被記録材は織布である請求項12
    記載のインクジェット記録物の製法。
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