JP3219173B2 - 多面加工装置 - Google Patents

多面加工装置

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JP3219173B2
JP3219173B2 JP25880393A JP25880393A JP3219173B2 JP 3219173 B2 JP3219173 B2 JP 3219173B2 JP 25880393 A JP25880393 A JP 25880393A JP 25880393 A JP25880393 A JP 25880393A JP 3219173 B2 JP3219173 B2 JP 3219173B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、被加工材の3方向に
伸びる面に、穴抜き等の加工を同時に行う多面加工装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パネル材(1)に穴抜きを行う装置とし
て、例えば図6に示すような穴抜き装置がある。この穴
抜き装置は下型(2)にスライド自在に装着した受動カ
ム(3)の先端面に加工工具、例えば穴抜きパンチ
(4)を取付け、上型(図示せず)に取付けたカムドラ
イバ(5)にて受動カム(3)の後端を押して、受動カ
ム(3)を前進させ、受動カム(3)に取付けられた穴
抜きパンチ(4)にてパネル材(1)に穴抜きを行うも
のである。
【0003】上記穴抜き装置を用いて、例えば自動車の
ホイールアーチの様に異なる3方向に伸びる面を備えた
被加工材に複数の部品取付け用穴を側方から一度にあけ
る場合、図7及び図8に示す様に、被加工材(6)の穴
抜き箇所に対応させて同数の受動カム(3)を並べ、こ
れら受動カム(3)を被加工材(6)の各加工面に向っ
て進退するように下型(2)上にスライド自在に装着
し、各受動カム(3)の先端に穴抜きパンチ(4)を取
付け、受動カム(3)を個々に押してスライドさせる複
数のカムドライバ(5)を上型(7)に取付ける。そし
て上型(7)の下降により、カムドライバ(5)にて全
ての受動カム(3)をスライドさせ、受動カム(3)に
取付けた穴抜きパンチ(4)にて被加工材(6)の複数
箇所を同時に加工する方法が考えられる。
【0004】しかし、車両のホールアーチの内側のよう
に狭い作業スペース内に複数の受動カム(3)及びカム
ドライバ(5)を設置すると、下型(2)側では中央部
で中央の受動カム(3a)とその両側の受動カム(3
b)とが互いに干渉することになり、実際には一つの装
置にまとめることができない。
【0005】そこで、従来は中央の穴抜きを行う受動カ
ム(3a)及びカムドライバ(5a)を備えた穴抜き装
置と、両側の穴抜きを行う受動カム(3b)及びカムド
ライバ(5b)を備えた穴抜き装置とに分け、2工程に
分けて穴抜きを行なっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】2台の穴抜き装置を使
用し、複数の工程に跨がって作業を行うため生産性が非
常に悪かった。しかも広い設置スペースを必要とする。
【0007】この発明は、1台の装置で複数箇所へ穴抜
き等の加工を同時に行なえる多面加工装置を提供しよう
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、両側面を交
差するように傾斜させ、先端に加工工具を取付けた中央
の第1スライド体と、前記第1スライド体の両側におい
て、前記第1スライド体のスライド方向と交差する方向
にスライド自在に設けられ、かつそれぞれの先端に穴抜
き工具を取付けた複数の第2スライド体と、前記第1ス
ライド体を前後動させる駆動手段と、前記第1スライド
体の両側部と前記第2スライド体とを摺動自在に係合
し、前記第2スライド体を第1スライド体に連動させて
進退させるカム手段とで構成した多面加工装置におい
て、前記第1スライド体の中央部にガイド穴を設け、こ
のガイド穴を固定のガイド板に前記第1スライド体のス
ライド方向に沿って摺動自在に接触係合させた多面加工
装置である。
【0009】
【作用】上記多面加工装置は、第1スライド体を前後動
させると、第1スライド体の動きに連動して第2スライ
ド体がカム手段にて進退させられる。そして第1スライ
ド体の前進時に第1スライド体及び第2スライド体の先
端に取付けられた加工工具にて被加工材の多面を同時に
加工する。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図1乃至図5を参
照して説明する。
【0011】穴明け装置は、図1乃至図3に示す様に、
下型(14)と上型(図示せず)との間に設けられてお
り、第1スライド体(10)及び第1スライド体(1
0)にて動作させられる複数の第2スライド体(1
1)、第1スライド体(10)を前後動させる駆動手段
(12)、第1スライド体(10)と第2スライド体
(11)とを機械的に連動させるカム手段(13)を有
している
【0012】第1スライド体(10)は両側面(10
a)(10b)を移動方向に対して傾斜させた台形状
で、幅狭の先端面の両側に穴抜きパンチ(15)を取付
け、幅広の後端面に後方下方に傾斜した受圧スライド面
(16)を形成している。また第1スライド体(10)
の中央部には移動方向にガイド穴(17)を形成してい
る。この第1スライド体(10)は下型(14)上にス
ライド自在に載せられ、図4にも示す様に下型(14)
に取付けたガイド板(21)をガイド穴(17)へ貫通
させ、ガイド板(21)の側面をガイド穴(17)の内
側面に摺動自在に接触させ、かつガイド板(21)の上
端に係止板(22)を取付け、係止板(22)を第1ス
ライド体(10)の上面に摺動自在に当接させて、第1
スライド体(10)がガタツキなくスライドするように
ガイド板(21)及び係止板(22)に案内させてい
る。
【0013】第2スライド体(11)は第1スライド体
(10)の両側に配置され、かつ下型(14)上に設置
された案内部(23)にて第1スライド体(10)の側
面(10a)(10b)とほぼ直交する方向にスライド
自在に案内されるようになっている。各第2スライド体
(11)は先端面に穴抜き工具として穴抜きパンチ(1
5)を取付けてある。また下型(14)の案内部(2
3)上面に図5に示す様に蓋部材(24)を取付け、蓋
部材(24)にて第2スライド体(11)の浮き上がり
を防止している。
【0014】駆動手段(12)は、上型(図示せず)に
第1スライド体(10)の受圧スライド面(16)を押
すカムドライバ(25)を取付け、第1スライド体(1
0)の前方に固定ブロック(26)を取付け、固定ブロ
ック(26)の後端面に取付けたガイドロッド(27)
を第1スライド体(10)の先端部にスライド自在に挿
入し、かつガイドロッド(27)に装着したスプリング
(30)を第1スライド体(10)と固定ブロック(2
6)との間に圧縮介在させている。
【0015】カム手段(13)は図5にも示す様に、鞍
型の連結金具(31)を第1スライド体(10)と第2
スライド体(11)の上面間に跨がって装着し、一方の
脚部(31a)を第2スライド体(11)に形成された
連結溝(32)に嵌合させ、他方の脚部(31b)を第
1スライド体(10)の上面両側に側面と平行に形成さ
れたカム溝(20)へスライド自在に嵌め込んでいる。
連結金具(31)は各第2スライド体(11)と同じ幅
寸法に形成され、前方の脚部(31a)の両側が下型
(14)の案内部(23)に当たり、第1スライド体
(10)のスライド方向には移動せずに第2スライド体
(11)のスライド方向にのみ移動可能となっている。
【0016】また下型(14)には各第2スライド体
(11)の前方に被加工材(6)を支えて穴抜き時の変
形を防止する保持部材(34)を固定している。保持部
材(34)に穴抜きパンチ(15)が入る作業穴(3
5)と、スクラップを排出させる排出穴(36)を形成
している。また固定ブロック(26)の両側にも作業穴
(35)と排出穴(36)とを形成している。
【0017】上記加工装置は、保持部材(34)に被加
工材(6)が装着されると、上型を下降させ、上型に取
付けられたカムドライバ(25)にて第1スライド体
(10)の受圧スライド面(16)を押圧して第1スラ
イド体(10)を前進させ、第1スライド体(10)に
取付けられた穴抜きパンチ(15)にて被加工材(6)
の中央部の穴抜きを行う。
【0018】第1スライド体(10)の前進に伴ってカ
ム溝(20)が前進し、そのカム面(20a)が連結部
材(31)の後部脚部(31b)を押し、連結金具(3
1)と第2スライド体(11)を一体的に前進させ、第
2スライド体(11)の先端面に取付けられた穴抜きパ
ンチ(15)にて被加工材(6)の両側面の穴抜きを行
う。
【0019】穴抜きが完了し、上型が上昇すると、スプ
リング(30)にて第1スライド体(10)が後退させ
られ、それに伴って連結金具(31)がカム溝(20)
に案内されて引き戻され、各第2スライド体(11)も
退入させられる。
【0020】尚、上記実施例では第1スライド体(1
0)を前後動させるのにカムドライバ(25)とスプリ
ング(30)を用いたが、他に流体圧シリンダにて前後
動させるようにしてもよい。
【0021】また第1スライド体(10)の両側面(1
0a)(10b)にて直接第2スライド体(11)を突
出させるようにしてもよい。但し、この場合には第2ス
ライド体(11)を退入させるためのスプリング等を設
ける。
【0022】また穴あけパンチ(15)以外に他の各種
加工工具を取付けて様々な加工を行うことができる。
【0023】
【発明の効果】この発明によれば、中央に配置された第
1スライド体を前後動させれば、第1スライド体に連動
してカム手段にて第2スライド体も前後動させられ、第
1スライド体が第2スライド体の駆動を行うので、第2
スライド体を動かすための専用駆動手段を第1スライド
体へ集約して設置できるため、装置全体をコンパクトに
できる。特に、第1スライド体の両側面のスライド方向
全長に亘る広い範囲に第2スライド体を対応配置して連
動させることができ、装置全体の一層のコンパクト化が
図れ、狭いスペースにより多くの加工工具を効率良く集
約して設けることができる。従って、一台の装置でもっ
てホイールアーチの内側面のように狭いスペース内でも
穴抜きを行え、1工程で穴抜きが完了するので、生産性
が向上する。また広い設置スペースも必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多面加工装置の断面図
【図2】本発明に係る多面加工装置の動作状態を示す断
面図
【図3】図1におけるA−A断面図
【図4】図1におけるB−B断面図
【図5】図1におけるC−C断面図
【図6】穴抜き装置の基本的な構成例を示す断面図
【図7】従来の多面加工を示す正面図
【図8】従来の多面加工を示す平面図
【符号の説明】
10 第1スライド体 11 第2スライド体 12 駆動手段 13 カム手段 15 穴抜き工具
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 28/32 B21D 28/34 B21D 37/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側面を交差するように傾斜させ、先端
    に加工工具を取付けた中央の第1スライド体と、前記第
    1スライド体の両側において、前記第1スライド体のス
    ライド方向と交差する方向にスライド自在に設けられ、
    かつそれぞれの先端に穴抜き工具を取付けた複数の第2
    スライド体と、前記第1スライド体を前後動させる駆動
    手段と、前記第1スライド体の両側部と前記第2スライ
    ド体とを摺動自在に係合し、前記第2スライド体を第1
    スライド体に連動させて進退させるカム手段とで構成し
    た多面加工装置において、 前記第1スライド体の中央部にガイド穴を設け、このガ
    イド穴を固定のガイド板に前記第1スライド体のスライ
    ド方向に沿って摺動自在に接触係合させた ことを特徴と
    する多面加工装置。
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