JP3219001U - 足枕 - Google Patents

足枕 Download PDF

Info

Publication number
JP3219001U
JP3219001U JP2018003528U JP2018003528U JP3219001U JP 3219001 U JP3219001 U JP 3219001U JP 2018003528 U JP2018003528 U JP 2018003528U JP 2018003528 U JP2018003528 U JP 2018003528U JP 3219001 U JP3219001 U JP 3219001U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foot
beam member
foot pillow
pair
leg members
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2018003528U
Other languages
English (en)
Inventor
中舎 是晴
是晴 中舎
Original Assignee
中舎 是晴
是晴 中舎
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 中舎 是晴, 是晴 中舎 filed Critical 中舎 是晴
Priority to JP2018003528U priority Critical patent/JP3219001U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3219001U publication Critical patent/JP3219001U/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Bedding Items (AREA)

Abstract

【課題】快適に使用できる足枕を提供する。
【解決手段】当該足枕は、横方向に延びる1本の横棒部5及びこの横棒部5の両端から上方に平行に延びる2本の縦棒部6をそれぞれ有する一対の脚部材1,2と、2本の縦棒部6の上端間に横方向に延び、一対の脚部材1,2を横棒部5に平行な軸周りに揺動可能に保持する梁部材3と、梁部材3に横方向に移動可能に取り付けられ、ユーザーの足が載置される支持部材4とを備える。
【選択図】図1

Description

本考案は、足枕に関する。
ベッド等で横になる際に足を高くすることで、足(脚を含む)に滞留している血液やリンパ液を胴体に戻して足の疲労回復やむくみ解消が期待される。このため、足を載せる足枕をマットレスや敷布団の上に置いて就寝している人がいる。
就寝時の快適性を向上するために、足枕に足を冷却する機能を持たせることが提案されている。例えば特開2006−75343号公報には、足枕を熱容量が大きい金属、陶器等で形成することにより、足枕に足の熱を逃がすことができるようにすることが提案されている。
一般に、就寝時には足の上に掛布団が掛けられる。上記公報に記載されるように金属や陶器で形成した足枕は通気性に劣るため、このような足枕を使用すると足が蒸れやすくなる。また、起床から就寝までの間、足枕を置いたままにしておくとマットレスや布団に湿気が溜まり、衛生上好ましくない状態となる場合がある。さらに、上記公報に記載の足枕は、ユーザーが足を載せている部分の温度が上昇してから足を左右横方向に移動させると足が冷たい部分に触れるため、温度変化により快眠を妨げられるおそれがある。
特開2006−75343号公報
上記不都合に鑑みて、本考案は、快適に使用できる足枕を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた本考案の一態様に係る足枕は、横方向に延びる1本の横棒部及びこの横棒部の両端から上方に平行に延びる2本の縦棒部をそれぞれ有する一対の脚部材と、上記2本の縦棒部の上端間に横方向に延び、上記一対の脚部材を上記横棒部に平行な軸周りに揺動可能に保持する梁部材と、上記梁部材に横方向に移動可能に取り付けられ、ユーザーの足が載置される支持部材とを備える。
当該足枕は、上記一対の脚部材の下端間の距離つまり上記横棒部の間隔を調節することで上記一対の脚部材により上記支持部材をマットレスや敷布団から浮かせて任意の高さに支持することができ、且つ上記支持部材が上記梁部材に対して横方向に移動可能に取り付けられているのでユーザーが上記支持部材に載せた足を上記支持部材ごと横方向に違和感なく移動させることができる。当該足枕において、横方向に延在する上記支持部材は、掛布団を全幅に亘って浮かせてマットレスや敷布団と掛布団との間に側方が開放された空間を形成することで足の周囲の空気を換気して足が蒸れることを防止できる。また、当該足枕は、起床後再度就寝するまでの間も、マットレスや式布団と掛布団との間の空気を換気することで、布団の乾燥を促進する。さらに、当該足枕は、布団等との接触面積が小さいため、布団等に湿気が籠もることを防止することができるので、就寝時の蒸れ防止促進効果及び非就寝時の布団乾燥促進効果が大きい。このように、当該足枕は、足を違和感なく横方向に移動させることができるとともに、足が蒸れることを防止できるので快適に使用することができる。
上記支持部材が、上記梁部材に摺動可能に装着される摺動体と、この摺動体に設けられ、ユーザーの足が載置される座体とを有してもよい。この構成によれば、当該足枕は、比較的構成が簡単で安価でありながら、足をスムーズに横方向に移動させることができるとともに、足を載せやすいものとできる。
上記摺動体が、上記梁部材の周りに回転可能であってもよい。この構成によれば、上記座体の角度をユーザーの足の角度に合わせて調節することができるので、快適性がより向上する。
上記支持部材が、上記梁部材から垂下される一対の吊り具と、この吊り具に両端が保持され、ユーザーの足が載置される座体とを有してもよい。この構成によれば、上記梁部材の位置がより高くなることで換気効果が向上するとともに、座体が重力で元の位置に戻るため、足を適切な位置に保持することができる。
上記一対の脚部材が、上記2本の縦棒部の上端間を接続する軸部をそれぞれ有し、上記梁部材が、それぞれ上記軸部が挿入される一対の保持穴を有してもよい。この構成によれば、上記脚部材ひいては当該足枕の強度を向上することができる。
なお、本明細書において、「足」とは狭義の足(くるぶしより下の部分)だけでなく、脚部(下腿及び大腿)を含むものとする。
上述のように、本考案に係る足枕は、快適に使用することができる。
本考案の一実施形態の足枕を示す模式的斜視図である。 図1の足枕の使用状態を示す模式的断面図である。 本考案の図1とは異なる実施形態の足枕を示す模式的斜視図である。 本考案の図1及び図3とは異なる実施形態の足枕を示す模式的斜視図である。 本考案の図1、図3及び図4とは異なる実施形態の足枕を示す模式的斜視図である。 本考案の図1及び図3乃至図5とは異なる実施形態の足枕を示す模式的斜視図である。
以下、適宜図面を参照しつつ、本考案の実施の形態を詳説する。
[第一実施形態]
図1に、本考案の一実施形態の足枕を示す。当該足枕は、一対の脚部材(第1脚部材1及び第2脚部材2)と、この一対の脚部材1,2の上端を前後方向に揺動可能に保持する梁部材3と、この梁部材3上に移動可能に取り付けられた支持部材4とを備える。
なお、本明細書において、「前後方向」とは、水平方向のうちマットレスや布団の長手方向(ユーザーの頭と足を結ぶ方向)を意味し、「横方向」とは水平方向のうちマットレスや布団の短手方向(ユーザーの左右方向)を意味し、「上下方向」とは寝具に垂直な方向(空間の上下)を意味する。
<脚部材>
脚部材1,2は、同一形状の部材であり、横方向に延びるよう配置される1本の横棒部5と、この横棒部5の両端から上方に平行に延びる2本の縦棒部6と、この2本の縦棒部6の上端間を接続するよう横棒部5と平行に延びる軸部7とをそれぞれ有する横長方形枠状に形成することができる。
脚部材1,2の横棒部5、縦棒部6及び軸部7は、例えば棒状、筒状の材料から形成することができ、異形押出材等を用いて形成してもよいが、軽量で強度に優れ、比較的安価な丸パイプを用いて形成することが好ましい。また、脚部材1,2は、横棒部5、縦棒部6及び軸部7の全部又は一部を1本のパイプ又は棒材を折り曲げることによって一体に成形してもよい。
横棒部5、縦棒部6及び軸部7の材質としては、例えばステンレス、鉄、アルミニウム等の金属、例えばABS樹脂、フェノール樹脂、アクリル樹脂、ポリアセタール、ポリ塩化ビニル等の樹脂などが挙げられる。また、特に横棒部5の表面には、表面にゴム等の滑り止めを設けてもよい。
(横棒部)
横棒部5は、図2に示すように、マットレス又は敷布団の下に配置される。これにより摩擦力によって横棒部5の位置ずれを防止することができる。また、横棒部5は、2本の縦棒部6をマットレス又は敷き布団の側方に配置できるよう、マットレス又は敷布団の幅と同等又はそれより大きい長さを有するものとされる。
(縦棒部)
縦棒部6は、マットレス又は敷布団の側方で上方に延出し、上端部に梁部材3が取り付けられる。一対の脚部材1,2の横棒部5の間隔を調節することによって、縦棒部6の傾斜角度を調整して、梁部材3及び支持部材4、ひいてはその上に載置される足の高さを任意に設定することができる。
(軸部)
軸部7は、梁部材3に保持され、脚部材1,2の揺動の中心軸を定める。また、軸部7により2本の縦棒部6の上端間が接続されることによって、脚部材1,2の強度が向上し、横棒部5及び縦棒部6の径を小さくすることができる。
<梁部材>
梁部材3は、脚部材1,2の2本の縦棒部の上端間に横方向に延び、一対の脚部材1,2を横棒部5に平行な軸周りに揺動可能に保持する。このため、梁部材3は、それぞれ軸部7が挿入される一対の保持穴8を有する。
このような梁部材3としては、図示するように、それぞれ保持穴8を画定する2本のパイプ9と、この2本のパイプ9を並べた状態でその両端部を保持する一対の固定体10とを有する構成とすることができる。
<支持部材>
支持部材4は、梁部材3の2本のパイプ9の外側に摺動可能に装着される摺動体11と、この摺動体11に取り付けられ、ユーザーの足が載置される座体12とを有する構成とすることができる。このように、支持部材4を摺動体11と座体12とを接続する構成とすることによって、支持部材4は形状を最適化しながら比較的安価に形成することができる。
(摺動体)
摺動体11は、座体12の角度を変えることができるよう、梁部材3の2本のパイプ9の周りに前後方向に回転可能である。つまり、ユーザーは、座体12に足を載せることによって摺動体11の角度を定めることができる。
このような摺動体11としては、円筒状の部材、具体例として梁部材3の2本のパイプ9を挿入することができる大きさの内径を有する短いパイプ等を用いることができる。
(座体)
座体12は、足を載せる面積を大きくできるよう、板状とすることができる。この座体12の表面には、クッションを配設してもよい。また、座体12は、足を横方向に移動したときに支持部材4が追従して梁部材3上を摺動しやすいよう、表面の形状が例えば横方向両側が隆起したものであってもよい。
なお、この座体12は省略してもよい。この場合、摺動体11に直接足を載置することになるため、摺動体11の外径を大きくしたり、摺動体11の外周にクッションを配設してもよい。
<利点>
以上のような構成を有する当該足枕は、一対の脚部材1,2の上端の軸部7が梁部材3によって近接して保持され、脚部材1,2を軸部7を中心に揺動させることで下端の横棒部5間の間隔を任意に変更し、縦棒部6によって支持される梁部材3の高さを任意に調整することができる。これにより梁部材3に取り付けられる支持部材4に載置される足の高さをユーザーの好みに合わせて最適化することができる。この調整は、当該足枕に足を載せた状態で、ユーザーが手で第1脚部材1を動かすことで行い得る。
当該足枕は、一対の枠状の脚部材1,2によって脚部材3及び支持部材4をマットレスや敷布団から浮かせて配置するので、足の下に空間を形成して足が蒸れることを防止できる。特に、当該足枕は、マットレス又は敷布団の幅と同等以上の長さを有する梁部材3を有するので、この梁部材3の上に掛けられる掛布団の側縁がマットレス又は敷布団から浮いた状態となり、掛蒲団の下の空間を外部が開放される。これにより、ユーザーの足の周りの空気が換気され、足の蒸れをより効果的に防止することができる。
さらに、当該足枕は、非就寝時(ユーザーが起きてから寝るまでの間)にも、掛布団をマットレス又は敷布団から浮かせた状態に保持するので、非就寝時における布団等の乾燥を促進して、足の蒸れをさらに確実に防止することができる。
加えて、当該足枕は、足を載せる支持部材4がユーザーの足の移動に合わせて梁部材3上で横方向に移動することができるので、足に触れる部分の感触が変化しない。これにより、当該足枕は、ユーザーに違和感を感じさせにくいため、より快適に使用することができる。
なお、図2では支持部材4にふくらはぎから足首の部分を載せた使用例を図示しているが、当該足枕は、支持部材4に例えば踵、足の裏、膝裏等を載せて使用してもよい。また、当該足枕は、足以外の部位を載せて使用してもよい。例として、当該足枕に腰を載せることでマッサージ効果や腰痛緩和効果を得ることができる。
[第二実施形態]
図3に、本考案の別の実施形態の足枕を示す。当該足枕は、一対の脚部材(第1脚部材1a及び第2脚部材2a)と、一対の脚部材1a,2aの上端を横方向の軸周りに揺動可能に保持する梁部材3と、この梁部材3に横方向に移動可能に取り付けられた支持部材4とを備える。
図3の足枕の梁部材3及び支持部材4は、図1の足枕の梁部材3及び支持部材4と同様である。このため、図3の足枕について、図1の足枕と同じ構成要素には同じ符号を付して重複する説明を省略する。
<脚部材>
本実施形態の足枕における脚部材1a,2aは、横方向に伸縮可能に構成されている。具体的に説明すると、脚部材1a,2aは、横方向に延びるよう配置される伸縮可能な1本の横棒部5aと、この横棒部5aの両端から上方に平行に延びる2本の縦棒部6と、この2本の縦棒部6の上端間に横棒部5aと平行に延び、中央で分割された軸部7aとをそれぞれ有する。
(横棒部)
横棒部5aは、同軸に配置される長パイプ13及び短パイプ14と、一端が長パイプ13に挿抜可能に挿入され、他端が短パイプ14に挿入されて固定された接続軸15とを有する構成とすることができる。
(軸部)
軸部7aは、中央で分割され、梁部材3の保持穴8によって同軸に保持される構成とすることができる。
<利点>
当該足枕は、マットレス又は敷布団の幅(例えばシングル、ダブル等の寝具のサイズ)に合わせて脚部材1a,2aを伸縮できるので、多様なサイズの寝具に対応して足の疲労回復やむくみ解消をしながら足の蒸れを防止することができる。
[第三実施形態]
図4に、本考案のまた別の実施形態の足枕を示す。当該足枕は、一対の脚部材(第1脚部材1及び第2脚部材2)と、一対の脚部材1,2の上端を横方向の軸周りに揺動可能に保持する梁部材3bと、この梁部材3bに横方向に移動可能に取り付けられた支持部材4と、梁部材3bに横方向の軸周りに回動可能に取り付けられた補助枠16とを備える。
図4の足枕の脚部材1,2及び支持部材4は、図1の足枕の脚部材1,2及び支持部材4と同様である。このため、図4の足枕について、図1の足枕と同じ構成要素には同じ符号を付して重複する説明を省略する。
<梁部材>
本実施形態の足枕における梁部材3bは、それぞれ保持穴8を画定する2本のパイプ9と、この2本のパイプ9を補助枠16を配設するために小さい間隔を空けて並べた状態でその両端部を保持する一対の固定体10bとを有する構成とすることができる。
<補助枠>
補助枠16は、一端が支持部材4の横方向外側で梁部材3bに回動可能に取り付けられる一対の側部17と、この一対の側部の先端間を接続する接続部18とを有する三方枠状に形成することができる。
この補助枠16は、側部17が支持部材4の横方向の移動を阻害せず、接続部18が支持部材4の回転を阻害しないよう、側部17の間隔が十分に大きく、側部17の長さが十分に大きい。
また、補助枠16は、梁部材3bから下方に垂下される状態から、梁部材3bから上方に直立する状態を経て、梁部材3bから片持ち状態に略前後方向に突出する状態まで回動可能となるよう、回動範囲が部分的に制限されることが好ましい。具体的には、補助枠16は、側部17の一端が両端が一方のパイプ9に巻き付けられ、他方のパイプ9に干渉しない範囲で揺動可能とすることができる。つまり、補助枠16は、他方のパイプ9に側部17の基端近傍部分が載置されることによって前後方向に突出する状態に保持される。
<利点>
当該足枕は、非就寝時に補助枠16を片持ち状態に突出させた状態とすることによって掛布団のより広い範囲を持ち上げ、マットレス等と掛布団との間の空気の入れ換えをさらに促進して布団をより効率よく乾燥することができる。
[第四実施形態]
図5に、本考案のまた別の実施形態の足枕を示す。当該足枕は、一対の脚部材(第1脚部材1c及び第2脚部材2c)と、一対の脚部材1c,2cの上端を横方向の軸周りに揺動可能に保持する梁部材3と、この梁部材3に横方向に移動可能に取り付けられた支持部材4cとを備える。
図5の足枕の梁部材3は、図1の足枕の梁部材3と同様である。このため、図5の足枕について、図1の足枕と同じ構成要素には同じ符号を付して重複する説明を省略する。
<脚部材>
図5の足枕の脚部材1c,2cは、横方向に延びる1本の横棒部5と、この横棒部5の両端から上方に平行に延びる2本の縦棒部6cをそれぞれ有する。この図5の足枕の脚部材1c,2cは、2本の縦棒部6cの長さが図1の足枕の脚部材1c,2cの縦棒部6の長さよりも大きい。
<支持部材>
支持部材4cは、梁部材3から垂下される一対の吊り具19と、この吊り具に両端が保持され、ユーザーの足が載置される座体12cとを有する。
(吊り具)
吊り具19は、梁部材3に対して任意の方向に揺動可能であり、かつ下端部に座体12cが取り付けられる。この吊り具19は、剛性を有する部材であってもよく、例えば紐、チェーン等の可撓性を有する部材であってもよい。
当該足枕において、吊り具19は、梁部材3に取り付けられる取付体20に上端が保持されている。但し、本実施形態の構成は一例であって、吊り具19の梁部材3に対する取り付け方法は特に限定されない。
(座体)
当該足枕の座体12cは、横方向両端部に上方に突出し、吊り具19が係合する突部21を有する。これにより、重力によって座体12cの姿勢を定めることができる。
<利点>
当該足枕は、座体12cが梁部材3の下方に配置されるため、梁部材3をより高い位置に配置するよう設計される。これにより、掛布団をより高く持ち上げて足の周囲の空気を換気する効果や布団を乾燥させる効果を向上することができる。
また、当該足枕は、吊り具19が任意の方向に揺動可能であるため、座体12cを横方向だけでなく前後方向にも移動することができる。このため、座体12cがユーザーの足のより複雑な動きに追従し、快適性を向上する。
[第五実施形態]
図6に、本考案のまた別の実施形態の足枕を示す。当該足枕は、一対の脚部材(第1脚部材1d及び第2脚部材2d)と、一対の脚部材1d,2dの上端を横方向の軸周りに揺動可能に保持する梁部材3dと、この梁部材3dに横方向に移動可能に取り付けられた支持部材4dとを備える。
<脚部材>
第1脚部材1d及び第2脚部材2dは、梁部材3dによって同軸に保持されている。このため、第1脚部材1dは、第2脚部材2dよりも僅かに小さく、揺動により第2脚部材2dの内側に配置することができるようになっている。
脚部材1d,2dは、横方向に延びる1本の横棒部5dと、この横棒部5dの両端に横方向の軸を中心に揺動可能に一端が接続された2本の縦棒部6dとをそれぞれ有する。
(横棒部)
横棒部5dは、概略帯状に形成され、両端が上方に突出する突出部22とされており、この突出部22に縦棒部6dが前後方向に揺動可能に接続される。
(縦棒部)
第1脚部材1dの縦棒部6dと第2脚部材2dの縦棒部6dとは、横方向に重ねて、梁部材3dの端部に例えばピン、ボルト等によって同軸かつ前後方向に揺動可能に取り付けられる。
<梁部材>
梁部材3dは、脚部材1d,2dの2本の縦棒部6dの上端間に横方向に延び、一対の脚部材1d,2dを横棒部5dに平行な軸周りに揺動可能に保持する。このような梁部材3dは、例えば棒材の両端面に脚部材1d,2dの縦棒部6dを枢支するためのボルトを取り付けるねじ穴等を形成したものとすることができる。
<支持部材>
支持部材4dは、梁部材3dの外側に摺動可能に装着される摺動体11dと、この摺動体11dに取り付けられ、ユーザーの足が載置される座体12とを有する構成とすることができる。
(摺動体)
摺動体11dは、梁部材3dに沿う横方向の移動及び前後方向の回動を円滑に行うことができるよう、梁部材3dに適合する内径を有する円筒状に形成することができる。
<利点>
当該足枕は、横棒部5dが帯状に形成されるため、横棒部5dをマットレス等の下に配置した状態で、支持部材4dに足を載せず梁部材3dの下に足を挿し込んだ場合に横棒部5dの存在を感じさせにくい。
[その他の実施形態]
上記実施形態は、本考案の構成を限定するものではない。従って、上記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて上記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本考案の範囲に属するものと解釈されるべきである。
本考案に係る足枕において、支持部材は、横方向に移動可能であればよく、前後方向に回動不能なものであってもよい。また、支持部材は、座体を有せず、摺動体に直接足を載せるよう構成されてもよい。
本考案に係る足枕は、一対の脚部材の角度を固定する機構を備えてもよい。具体例としては、縦棒部の中間部間の距離を金具や紐等により固定できるよう構成してもよい。
本考案に係る足枕は、布団を上げ下ろししないベッドや万年床に特に好適に用いることができる。
1,1a,1c,1d,2,2a,2c,2d 脚部材
3,3b,3d 梁部材
4,4c,4d 支持部材
5,5a,5d 横棒部
6,6c,6d 縦棒部
7,7a 軸部
8 保持穴
9 パイプ
10,10b 固定体
11,11d 摺動体
12,12c 座体
13 長パイプ
14 短パイプ
15 接続軸
16 補助枠
17 側部
18 接続部
19 吊り具
20 取付体
21 突部
22 突出部

Claims (5)

  1. 横方向に延びる1本の横棒部及びこの横棒部の両端から上方に平行に延びる2本の縦棒部をそれぞれ有する一対の脚部材と、
    上記2本の縦棒部の上端間に横方向に延び、上記一対の脚部材を上記横棒部に平行な軸周りに揺動可能に保持する梁部材と、
    上記梁部材に横方向に移動可能に取り付けられ、ユーザーの足が載置される支持部材と
    を備える足枕。
  2. 上記支持部材が、上記梁部材に摺動可能に装着される摺動体と、この摺動体に設けられ、ユーザーの足が載置される座体とを有する請求項1に記載の足枕。
  3. 上記摺動体が、上記梁部材の周りに回転可能である請求項2に記載の足枕。
  4. 上記支持部材が、上記梁部材から垂下される一対の吊り具と、この吊り具に両端が保持され、ユーザーの足が載置される座体とを有する請求項1に記載の足枕。
  5. 上記一対の脚部材が、上記2本の縦棒部の上端間を接続する軸部をそれぞれ有し、
    上記梁部材が、それぞれ上記軸部が挿入される一対の保持穴を有する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の足枕。
JP2018003528U 2018-09-10 2018-09-10 足枕 Expired - Fee Related JP3219001U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018003528U JP3219001U (ja) 2018-09-10 2018-09-10 足枕

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018003528U JP3219001U (ja) 2018-09-10 2018-09-10 足枕

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3219001U true JP3219001U (ja) 2018-11-22

Family

ID=64349590

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018003528U Expired - Fee Related JP3219001U (ja) 2018-09-10 2018-09-10 足枕

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3219001U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100621349B1 (ko) 분할된 등받이부의 각도 조절이 가능한 환자용 침대
WO2018120630A1 (zh) 背部悬空下沉式电动护理床架
US6581226B1 (en) Open frame pillow and head support system
US20090313760A1 (en) Pregnancy Support Cushion
JP2016112151A (ja) 移乗機
JP6450441B1 (ja) 介護用椅子
TWM603312U (zh) U型曲線電動床
JP3219001U (ja) 足枕
JP2005168554A (ja) 介護ベッド
JP6989935B2 (ja) 移送装置
KR200351807Y1 (ko) 샤워용 의자
JP3238334U (ja) ふとん頭から被っても呼吸楽
TWI803397B (zh) 電動床
JPH051005B2 (ja)
JP3214859U (ja) 介護用椅子
AU2005201183B2 (en) Physical Therapy Support Surface and Method of Providing Physical Therapy
JPH0323174B2 (ja)
JP3782439B1 (ja) 脚枕
JPH0626217Y2 (ja) 足載せ台を備えたベッド
JPH08403A (ja) ベッド
TWM519448U (zh) 可調整仰臥姿勢之床具
JP2009136358A (ja) 排泄処理用介助装置
TW470642B (en) Device for assisting nursing
JP3034025U (ja) デスク
JPH04837Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3219001

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees