JP3218987U

JP3218987U - 腰まわり洗浄槽

Info

Publication number: JP3218987U
Application number: JP2018003587U
Authority: JP
Inventors: 博一母袋
Original assignee: 博一母袋
Priority date: 2018-08-29
Filing date: 2018-08-29
Publication date: 2018-11-22
Anticipated expiration: 2028-08-29

Abstract

【課題】人体の腎部や腰まわりを簡単に安全に確実に洗浄出来、美観のある人工大理石からなる腎部や腰まわり洗浄槽を提供する。
【解決手段】台座８の上面に搭載された槽本体２のほぼ中央部に形成された凹部３内に洗浄時に人体１０が入りその状態でシャワーによる洗浄を受ける。洗浄水は周辺にこぼれず凹部３に入り腎部や腰まわり１１を洗浄する。汚水は凹部３の最低部６にある排水口５より排出される。以上により人体１０の腎部や腰まわり１１の洗浄が安定的に行われる。
【選択図】図４

Description

本考案は、腎部や腰まわりを心地よく洗浄出来る腰まわり洗浄槽に関する。

用便の後、腎部や腰まわりを洗浄したいと思う人が多く、身体の不自由な身障者や老人や病人は特に用便后に腎部や腰まわりを簡単に洗浄したいと思う場合が多い。
そのために色々な洗浄槽が従来より開示されているが本考案に近いものとして図５に示すものがある。このものは平板１２の一部に孔１３を開口形成し、この平板１２を脚部１４で支持したものからなる。使用者は平板１２上に着座するか横になり孔１３の上に腎部を臨かせ、周囲よりシャワーにより洗浄水を流し、腎部や腰まわりを洗浄するものからなる。以上の動作は他人の手を借りることにより、身障者や老人等も使用可能であるが次のような問題点がある。即ち、シャワーにより洗浄水を噴射しても腎部や腰まわり以外の部分にも洗浄水を噴射され洗浄が完全に行われない問題点がある。また、洗浄水は平板１２上にも噴射されるため洗浄水が平板１２の周縁から床面側に流れ床面を汚す問題点がある。また、この形態のものは美観もなく使用者にとって気持ちの良いものでもない。また、平板１２への着座や横たわりは本人にとっても面倒な動作であり、また、楽な姿勢ではない等の問題点があった。

本考案は以上の問題点を解決するもので身障者や老人や病人等が楽に使用でき、腎部や腰まわりの洗浄が確実に行われ、周辺の汚れも少なく、外観美があり、使用者が気持ち良く使用できる腰まわり洗浄槽を提供することを目的とするものである。

本考案は、以上の目的を達成するために、請求項１の考案は、一体成形される人工大理石からなり人体の腎部や腰まわりを収納して洗浄する腰まわり洗浄槽であって、該腰まわり洗浄槽は、槽本体の中央部に前記腎部や腰まわりを収納する凹部を形成するものからなり、前記凹部の最低部には排水口が開口形成されることを特徴とする。

また、請求項２の考案は、前記槽本体を上部に搭載する台座と台座の下部に設けられるキャスタとを有することを特徴とする。

本考案の請求項１の腰まわり洗浄槽によれば、使用者は槽本体のほぼ中央に形成されている凹部に腎部や腰まわりを簡単に、かつ安全に収納することが出来、シャワーからの洗浄水も凹部に向かって噴射すればほぼ確実に腎部や腰まわりを洗浄することが出来、周辺への流水もほぼ無くなる。また、凹部に流れ込んだ用済み洗浄水は凹部の最低部にある排水口から排水される。また、人工大理石から形成されているため美観が有り、使用者は気持ち良く使用することが出来る。

また、本考案の請求項２の腰まわり洗浄槽によれば、使用し易い位置に槽本体を配置することが出来、凹部への収納が容易に行われる。また、台座はキャスタを設けているため、任意の場所に移動出来る効果も上げることが出来る。

本考案の腰まわり洗浄槽の平面図。図１のＡ−Ａ線断面図。図１のＢ−Ｂ線断面図。本考案の腰まわり洗浄槽の作用を説明するための模式的断面図。従来の腰まわり洗浄槽の概要構造を示す斜視図。

以下、本考案の腰まわり洗浄槽の実施の形態を図面を参照して詳述する。

本考案の腰まわり洗浄槽１は図１に示すように槽本体２とそのほぼ中央部に形成されている凹部３とからなる。凹部３の形状は図４に示すように人体１０の腎部や腰まわり１１が安定保持される形状からなる。この凹部３の底面４の最低部６の位置には排水口５が開口形成される。また、凹部３の周縁は図３に示すように傾斜面７が形成され凹部３に収納された人体１０を円滑に、かつ安定的に保持する。

腰まわり洗浄槽１は以上の形態のままでも使用出来るが安易な動作をより容易にするため図２及び図３等に示すように腰まわり洗浄槽１を台座８上に搭載すると便利である。また、台座８はキャスタ９により支持されることにより任意の場所に移動することが出来る利点がある。

図４は使用者である人体１０の使用状態を示すものである。腎部や腰まわり１１の洗浄を必要とする人体１０は裸になって凹部３内に入る。この凹部３内で人体１０は着座でもよく、また、上向きに図示のように横たわってもよい。また、槽本体２に手を掛けて安定に支持してもよい。

上記の状態でシャワーから洗浄水を噴射すると洗浄水は凹部３に一時的に溜り、腎部や腰まわり１１の洗浄を効果的に行う。
洗浄済の汚物を含む水は最低部６にある排水口５から外部に排出される。
以上により、腎部や腰まわり１１の洗浄が容易に、かつ確実に行われる。

人体１０にとって腎部や腰まわり１１の洗浄は重要であり、かつ容易に出来るものがあれば身障者に限らず使用することも出来、その利用範囲は極めて高い。

１腰まわり洗浄槽
２槽本体
３凹部
４底面
５排水口
６最低部
７傾斜面
８台座
９キャスタ
１０人体
１１腎部や腰まわり
１２平板
１３孔
１４脚部

Claims

一体成形される人工大理石からなり人体の腎部や腰まわりを収納して洗浄する腰まわり洗浄槽であって、該腰まわり洗浄槽は、槽本体の中央部に前記腎部や腰まわりを収納する凹部を形成するものからなり、前記凹部の最低部には排水口が開口形成されることを特徴とする腰まわり洗浄槽。
前記槽本体を上部に搭載する台座と台座の下部に設けられるキャスタとを有することを特徴とする請求項１に記載の腰まわり洗浄槽。