JP3218925U - ビーム固定金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】丸太等のビームに予め溝、穴等の加工を施すことなく、ビームを支柱杭に固定できるビーム固定金具を提供する。
【解決手段】第1及び第2ビーム固定板5,6と、各ビーム固定板5,6の間に配置されて固定されるネジ軸案内円板16と、ネジ軸案内円板16を貫通するネジ軸案内円穴と、各ビーム固定板5,6の間に配置され、一方の板バネ端21C側を各ビーム固定板5,6に固定し、各ビーム固定板5,6の凹円弧面11の間にビームを挿入するビーム挿入穴26を形成する円弧状の板バネ21と、板バネ21の他方の板バネ端側に固定され、ネジ軸案内円穴を貫通するビーム締付ネジ軸22と、ビーム締付ネジ軸22に螺着されるビーム締付ナット23と、筒外周面を第1ビーム固定板5に固定され、支柱杭に外嵌されて支柱杭に固定される杭挿入円筒部材31を備える。
【選択図】図1

Description

本考案は、柵の各支持杭の間に横架された丸太等のビームを支柱杭に固定するビーム固定金具に関する。
ビームを支柱に固定した柵として、特許文献1は木製防護柵を開示する。木製防護柵は、間隔を隔てて地面に立設した複数の支柱と、各支柱の間に横架された丸太製のビームと、丸太製のビームを支柱に固定するビーム固定具を備える。防護柵において、丸太製のビームは、割溝、複数の取付穴を有する。割溝は、丸太製のビームの各端から中心線の方向に延在して形成され、2本の取付穴は、割溝に直交して丸太製のビームを貫通して形成される。ビーム固定具は、金属製のブラケット板と、複数本のボルト及び複数のナットを有する。ブラケット板は、を支柱に固定され、及び丸太製のビームの割溝内に挿入して配置される。各ボルトは、丸太製のビームの各取付穴に挿入され、ブラケット板を貫通して丸太製のビームから突出される。各ナットは、丸太製のビームから突出したボルトに螺着される。特許文献1では、各ボルト/ナットにて丸太製のビームをブラケット板に支持することで、ブラケット板を介在して、丸太製のビームを支柱に固定する。
特開2003−269435号公報
特許文献1は、丸太製のビームを支柱に固定するため、予め丸太製のビームに割溝、取付穴等の加工をする必要がある。
本考案は、丸太等のビームに予め溝や穴等の加工を施すことなく、ビームを支柱杭に固定できるビーム固定金具を提供することにある。
本考案に係る請求項1は、杭間隔を隔てて配置される円筒状又は円柱状の支柱杭を地中に打込んで地面に立設し、前記各支柱杭の間に円筒状又は円柱状のビームを横架した柵において、前記各支柱杭の間に横架された前記ビームを前記支柱杭に固定するビーム固定金具であって、金属平板で形成され、第1基準直線の方向の一方の固定板端に凹円弧面を有し、前記第1基準直線と直交する前記凹円弧面の半径中心線の方向に板間隔を隔てて平行に並列される第1及び第2ビーム固定板と、前記第1基準直線及び前記半径中心線と直交する第2基準直線の方向において、前記第1及び第2ビーム固定板の一方の固定板端側に位置して前記第1及び第2ビーム固定板の間に配置され、前記第1及び第2ビーム固定板に固定される金属製のネジ軸案内部、前記第1基準直線の方向又は前記第1基準直線に鋭角度を隔てる方向にて前記ネジ軸案内部を貫通するネジ軸案内穴を有するネジ軸案内部材と、円弧状の金属帯平板で形成され、各板バネ端側を前記第2基準直線の方向の前記第1及び第2ビーム固定板の各板端側に位置して前記第1及び第2ビーム固定板に隙間を隔てて前記第1及び第2ビーム固定板の間に配置され、一方の板バネ端側を前記第1及び第2ビーム固定板に固定し、及び他方の板バネ端及び前記ネジ軸案内部の間に締付隙間を隔てて配置され、前記第1及び第2ビーム固定板の前記凹円弧面の間に、前記半径中心線の方向に開口して、前記ビームを挿入する略円形のビーム挿入穴を形成する板バネと、他方のバネ板端から突出して前記板バネに固定され、前記ネジ案内穴を貫通して前記第1及び第2ビーム固定板の間から突出される金属製のビーム締付ネジ軸と、前記第1及び第2ビーム固定板に隙間を隔てて前記第1及び第2ビーム固定板の間に配置され、前記第1及び第2ビーム固定板の間から突出された前記ビーム締付ネジ軸に螺着されるビーム締付ナットと、金属で円筒状に形成され、前記第2ビーム固定板の間に前記第1ビーム固定板を位置して配置され、筒外周面を前記第1ビーム固定板に固定して配置され、及び前記支柱杭に外嵌されて前記支柱杭に固定される杭挿入円筒部材と、を備えることを特徴とするビーム固定金具である。
請求項1では、板バネは、各バネ板端の間において、穴間隔を隔てて配置される複数のバネ穴を有し、各バネ穴は、前記板バネを貫通して、板バネの板外側面及び板内側面に開口される構成も採用できる。板バネに複数のバネ穴を形成することで、板バネを容易に弾性変形して、ビームを第1及び第2ビーム固定板の凹円弧面に押付けることができる。
請求項1では、ビームは、丸太、又は丸材の木製ビームである構成も採用できる。
本考案に係る請求項2は、前記杭挿入円筒部材は、筒中心線を前記第2基準直線の方向に向けて配置されることを特徴とする請求項1に記載のビーム固定金具である。
本考案に係る請求項3は、前記杭挿入円筒部材は、筒中心線を前記第1基準直線に向けて配置されることを特徴とする請求項1に記載のビーム固定金具である。
本考案に係る請求項4は、前記支柱杭は、金属で円筒状に形成され、円筒杭部と、前記円筒杭部の一方の杭筒端に連続して一体に形成され、前記支柱杭の杭中心線の方向において、前記円筒杭部の一方の杭筒端から前記支柱杭の一方の杭端に向けて縮径しつつ延在される尖端部と、前記円筒杭部の他方の杭筒端に連続して一体に形成され、前記支柱杭の杭中心線の方向において、前記円筒杭部の他方の杭筒端から前記支柱杭の他方の杭端に向けて縮径しつつ延在される円錐筒杭部と、を有し、前記尖端部から地中に打込まれて前記地面に立設され、前記第1及び第2ビーム固定板は、前記第1基準直線の方向において、前記第1基準直線と交差する前記凹円弧面の交点、及び前記凹円弧面側の前記杭挿入円筒部材の筒端の間に板長を有し、前記支柱杭は、前記支柱杭の杭中心線の方向において、前記円筒杭部の他方の杭筒端及び前記支柱杭の他方の杭端の間に杭長を有し、前記第1及び第2ビーム固定板の板長は、前記支柱杭の杭長より長い板長にされ、前記杭挿入円筒部材は、前記円錐筒杭部から前記支柱杭に外嵌されて、前記円筒杭部に固定されることを特徴とする請求項3に記載のビーム固定金具である。
金属平板で形成され、前記第1ビーム固定板の前記凹円弧面、及び前記凹円弧面側の前記杭挿入円筒部材の筒端の間に配置され、前記第1ビーム固定板に固定される杭固定板を備え、前記杭固定板は、杭挿入穴を有し、前記第1基準直線の方向において、前記凹円弧面側の前記杭挿入円筒部材の筒端に杭固定間隔を隔てて、前記杭挿入円筒部材の筒端に対向配置され、前記杭固定板の前記杭挿入穴は、穴直径を有する円形穴に形成され、前記杭挿入円筒部材の筒中心線と同心に配置され、前記第1基準直線の方向において、前記杭固定板を貫通して形成され、前記杭挿入穴の穴直径は、前記支柱杭の杭中心線の方向において、前記円筒杭部の他方の杭筒端から前記杭固定間隔を隔てる位置の前記円錐筒杭部の杭直径と同一の直径にされていることを特徴とする請求項4に記載のビーム固定金具である。
本考案に係る請求項1では、杭挿入円筒部材を支柱杭に外嵌して、支柱杭に固定することで、杭挿入穴(板バネ及び凹円弧面の間)は、支柱杭の杭中心線と直交する方向において、支柱杭の杭外周面の外側に隣接して配置される。杭挿入円筒部材を支柱杭に固定すると、円筒状又は円柱状のビームを杭挿入穴に挿通(貫通)して、各支柱杭の間に横架する。
各支柱杭の間に横架されたビームは、杭挿入穴内において、板バネ及び各ビーム固定板の凹円弧面に当接されて、板バネ及び各ビーム固定板にて保持される。
ビームを保持すると、ビーム締付ナットをネジ軸案内部に向けて回転して、板バネをネジ軸案内部に向けて移動する。板バネは、ネジ軸案内部への移動によって、弾性変形して、ビームを各ビーム固定板の凹円弧面に押付ける。板バネ、各ビーム固定板の凹円弧面は、ビームを締付けて固定する。
これにより、ビームに穴、溝等を予め加工することなく、各支柱杭の間に横架されたビームを支柱杭に固定できる。
本考案に係る請求項2では、杭挿入円筒部材を支柱杭に外嵌して、支柱杭に固定することで、杭挿入穴(板バネ、及び各ビーム固定板の凹円弧面)を、支柱杭の杭外周面に隣接して配置できる。
本考案に係る請求項3では、杭挿入円筒部材を支柱杭に挿入して、支柱杭に固定することで、杭挿入穴(板バネ、及び各ビーム固定板の凹円弧面)を、支柱杭の杭端から上方に配置できる。
本発明に係る請求項4では、杭の他方の杭端側に円錐円筒部を有する支柱杭において、杭挿入穴(板バネ、及び各固定板の凹円弧面)を、支柱杭の他方の杭端より上方に配置でき、各支柱杭の他方の杭端の上方にビームを横架して、各支柱杭に固定できる。
本考案に係る請求項5では、杭挿入円筒部材を支柱杭の他方の杭端から支柱杭に外嵌して、円筒杭部に配置し、及び杭固定板の杭挿入穴を支柱杭の他方の杭端から支柱杭に外嵌することで、杭挿入穴の穴縁を円錐筒杭部の杭外周面に圧接して配置できる。
これにより、杭挿入円筒部材は、杭挿入穴の穴縁と、円錐筒杭部の杭外周面との圧接(摩擦抵抗)によって、支柱杭(円筒杭部)に対して回転することなく、支柱杭の円筒杭部に固定される。
第1実施形態のビーム固定金具を示す斜視図である。 第1実施形態のビーム固定金具を示す正面図である。 第1実施形態のビーム固定金具を示す裏面図である。 第1実施形態のビーム固定金具を示す左側面図である。 第1実施形態のビーム固定金具を示す右側面図である。 第1実施形態のビーム固定金具を示す上面図である。 第1実施形態のビーム固定金具を示す下面図である。 図2のA−A断面図である。 図2のB−B断面図である。 図4のC−C断面図である。 第1実施形態にビーム固定金具において、金具本体(第1及び第2ビーム固定板等)、及び杭固定体を示す正面図である。 第1実施形態のビーム固定金具において、金具本体(第1及び第2ビーム固定板等)、及び杭固定体を示す上面図である。 第1実施形態のビーム固定金具の分解斜視図である。 第1実施形態のビーム固定金具を適用(使用)した土留柵を示す正面図である。 図14の一部拡大図である。 図14のD−D断面拡大図である。 図15の一部拡大図である。 図16の一部拡大図である。 土留柵の支柱杭を示す正面図である。 第2実施形態のビーム固定金具を示す斜視図である。 第2実施形態のビーム固定金具を示す正面図である。 第2実施形態のビーム固定金具を示す裏面図である。 第2実施形態のビーム固定金具を示す左側図である。 第2実施形態のビーム固定金具を示す右側面図である。 第2実施形態のビーム固定金具を示す上面図である。 第2実施形態のビーム固定金具を示す下面図である。 図21のE−E断面図である。 図21のF−F断面図である。 図25のG−G断面図である。 第2実施形態のビーム固定金具において、金具本体(第1及び第2ビーム固定板等)、及び杭固定体を示す正面図である。 第2実施形態のビーム固定金具において、金具本体(第1及び第2ビーム固定板等)、及び杭固定体を示す上面図である。 第2実施形態のビーム固定金具の分解斜視図である。 第2実施形態のビーム固定金具を適用(使用)した土留柵を示す正面図である。 図33の一部拡大図である。 図33のH−H断面拡大図である。 図34の一部拡大図である。 図35の一部拡大図である。 図36の一部拡大断面図である。
本考案に係る第1及び第2実施形態のビーム固定金具について、図1乃至図38を参照して説明する。
以下、第1実施形態のビーム固定金具について、図1乃至図19を参照して説明する。
<第1実施形態>
第1実施形態のビーム固定金具X(丸太固定金具)は、図14乃至図18に示すように、土留柵Zを含む柵において、各支柱杭80の間に横架されたビーム85を支柱杭80に固定する。
第1実施形態のビーム固定金具X(以下、「ビーム固定金具X」という)は、図1乃至図13に示すように、金具本体1、板バネ体2(板バネ手段)、及び杭固定体3(杭固定手段)を備える。
金具本体1は、図1乃至図13に示すように、第1及び第2ビーム固定板5,6、板連結部材7、ネジ軸案内部材8、板バネ固定部材9及び板バネ固定ボルトネジ10を備える。
第1及び第2ビーム固定板5,6は、金属平板で形成される。第1及び第2ビーム固定板5,6は、例えば、鉄平板(鉄板)、鋼平板(鋼板)で形成される。
第1及び第2ビーム固定板5,6は、図1乃至図4、図8乃至図11及び図13に示すように、凹円弧面11(凹形円弧面/凹んだ円弧面)、管連結穴12、第1板固定穴13、及び第2板固定穴14を有する。
第1及び第2ビーム固定板5,6は、同一形状の凹円弧面11を有する。
凹円弧面11(凹円弧端面)は、図1乃至図3、及び図11に示すように、第1及び第2ビーム固定板5,6に形成される。
凹円弧面11は、第1基準直線L1の方向(上下方向)の第1及び第2ビーム固定板5,6の一方の固定板端5A,6A(固定板端面)に形成される。凹円弧面11は、第1凹円弧面部11A(大凹円弧面部)、及び第2凹円弧面部11B(小凹円弧面部)で構成される。第1凹円弧面部11Aは、第1基準直線L1に位置する半径中心線L2(半径中心)を中心として、半径R1の円弧状に形成される。第2凹円弧面部11Bは、第1凹円弧面部11Aに連続して形成される。第2凹円弧面部11Bは、第1凹円弧面部11Aの半径中心線L2と第1及び第2ビーム固定板5,6の一方の固定板端5A,6A(固定板上端)の間において、第1基準直線L1に位置する半径中心(半径中心線)を中心として、半径R2の円弧状に形成される。第1及び第2凹円弧面部11A,11Bの半径中心線は、第1基準直線L1と直交する。
凹円弧面11において、第1凹円弧面部11Aの半径R1は、円柱状又は円筒状のビーム85と同一半径(DM/2)、又は僅かに大きい半径である。第2凹円弧面部11Bの半径R2は、半径R1より小さい半径である(半径R2<半径R1)である。
管連結穴12は、図1乃至図3、図9、図11及び図12に示すように、第1及び第2ビーム固定板5,6に形成される。管連結穴12は、第1及び第2ビーム固定板5,6の同一位置に形成される。
管連結穴12は、矩形状の穴(長方形穴)に形成される。管連結穴12は、第1基準直線L1の方向(上下方向)において、凹円弧面11と第1及び第2ビーム固定板5,6の他方の固定板端5B,6B(固定板下端)の間に配置される。管連結穴12は、第1基準直線L1の方向(上下方向)に穴幅、第1基準直線L1及び半径中心線L2と直交する第2基準直線L3の方向(左右方向)に穴長を有して形成される。
管連結穴12は、半径中心線L2の方向(前後方向)において、第1及び第2ビーム固定板5,6を貫通して、一方の板表平面5E,6E及び他方の板裏平面5F,6Fに開口される。
第1板固定穴13は、図2、図3、及び図10乃至図12に示すように、第1及び第2ビーム固定板5,6に形成される。第1板固定穴13は、第1及び第2ビーム固定板の同一位置に形成される。
第1板固定穴13は、矩形状の穴(長方形穴)に形成される。第1板固定穴13は、第1基準直線L1の方向(上下方向)において、凹円弧面11と第1及び第2ビーム固定板5,6の他方の固定板端5B,6B(固定板下端)の間に配置される。第1板固定穴13は、第2基準直線L3の方向(左右方向)において、第1及び第2ビーム固定板5,6の一方の固定板端5C,6C(固定板右端)と管連結穴12の間に配置される。第1板固定穴13は、第1基準直線L1の方向(上下方向)に穴幅、第2基準直線L3の方向(左右方向)に穴長を有して形成される。
第1板固定穴13は、半径中心線L2の方向(前後方向)において、第1及び第2ビーム固定板5,6を貫通して、一方の板表平面5E,6E及び他方の板裏平面5F,6Fに開口される。
第2板固定穴14は、図1乃至図3、及び図10乃至図12に示すように、第1及び第2ビーム固定板5,6に形成される。第2板固定穴14は、第1及び第2ビーム固定板5,6の同一位置に形成される。
第2板固定穴14は、第1基準直線L1の方向(上下方向)において、凹円弧面11と第1及び第2ビーム固定板5,6の他方の固定板端5B,6B(固定板下端)の間に配置される。第2板固定穴14は、第2基準直線L3の方向(左右方向)において、第1及び第2ビーム固定板5,6の他方の固定板端5D,6D(固定板左端)と管連結穴12の間に配置される。
第2板固定穴14は、第1基準直線L1に鋭角度θ1(0°<θ1<90°)を有する穴直線L4の方向に穴長、及び穴直線L4と直交する方向に穴幅を有して形成される。
第2板固定穴14は、半径中心線L2の方向(前後方向)において、第1及び第2ビーム固定板5,6を貫通して、一方の板表平面5E,6E及び他方の板裏平面5F,6Fに開口される。
第1及び第2ビーム固定板5,6は、図1乃至図9、及び図11乃至図13に示すように、第1基準直線L1と直交する半径中心線L2の方向(前後方向)に板間隔Tを隔てて平行に並列される。
第1及び第2ビーム固定板5,6は、図4乃至図9、及び図13に示すように、他方の板裏平面5F及び一方の板表平面6Eを対峙(対向)し、各板平面5F,6Eの間に板間隔Tを隔てて平行に並列される。
第1及び第2ビーム固定板5,6は、凹円弧面11(第1及び第2凹円弧面部11A,11B)を第1基準直線L1の同一方向(上方向)に向けて配置される。
第1及び第2ビーム固定板5,6は、図1及び図2に示すように、第1基準直線L1と交差する凹円弧面11(第2凹円弧面部11B)の各交点q1,q2を同一位置に配置して並列される。第1及び第2ビーム固定板5,6は、第1基準直線L1の方向(上下方向)において、各交点q1,q2を同一位置に配置して、半径中心線L2の方向に並列される。
第1及び第2ビーム固定板5,6は、相互の管連結穴12を対峙(対向)し、相互の第1板固定穴13を対峙(対向)し、及び相互の第2板固定穴14を対峙(対向)して並列される。
板連結部材7は、金属円管で形成される。板連結部材7は、例えば、鉄円管(鉄管)、鋼円管(鋼管)で形成される。
板連結部材7は、図1乃至図5、図7乃至図9、図11及び図12に示すように、第1及び第2ビーム固定板5,6の間(板間隔T)の間に配置される。板連結部材7は、第1基準直線L1及び半径中心線L2と直交する第2基準直線L3の方向において、管中心線を第2基準直線L3の方向(左右方向)に向けて配置される。
板連結部材7は、管外周面から第1及び第2ビーム固定板5,6の管連結穴12内に挿入し、及び管外周面を管連結穴12の穴縁に当接して、第1及び第2ビーム固定板5,6に溶接にて固定される。
これにより、板連結部材7は、第1及び第2ビーム固定板5,6を連結する。
ネジ軸案内部材8は、金属円板で形成される。ネジ軸案内部材8は、例えば、鉄円板、鋼円板で形成される。
ネジ軸案内部材8は、図1乃至図3、図5乃至図8、及び図10乃至図13に示すように、ネジ軸案内円板16(ネジ軸案内部)、及びネジ軸案内円穴17(ネジ軸案内穴)を有する。
ネジ軸案内円穴17は、ネジ軸案内円板16と同心に配置される。ネジ軸案内円穴17は、ネジ軸案内円板16の板中心線の方向において、ネジ軸案内円板16を貫通して形成される。
ネジ軸案内円板16(ネジ軸案内部)は、図1乃至図3、及び図10乃至図11に示すように、第2基準直線L3の方向(左右方向)において、第1及び第2ビーム固定板5,6の一方の固定板端5C,6C側(固定板右端側)に配置される。ネジ軸案内円板16は、第2基準直線L3の方向において、第1及び第2ビーム固定板5,6の一方の固定板端5C,6Cと板連結部材7の間に位置して配置される。
ネジ軸案内円板16は、板中心線L5を第1基準直線L1の方向に向けて(板中心線L5を第1基準直線L1と平行に配置して)、第1及び第2ビーム固定板5,6の間(板間隔T)に配置される。
ネジ軸案内円板16(ネジ軸案内部)は、図5及び図10に示すように、板表平面16E及び板裏平面16Fを第1基準直線L1と直交して(各板平面16E,16Fを第2基準直線L2に平行して)、第1及び第2ビーム固定板5,6の間に配置される。ネジ軸案内円板16は、図5及び図10に示すように、一方の板裏平面16Fを、第1基準直線L1の方向の第1及び第2ビーム固定板5,6の他方の固定板端5B,6Bに面一に配置して、第1及び第2ビーム固定板5,6の間に配置される。
ネジ軸案内円板16は、第1及び第2ビーム固定板5,6の間(板間隔T)から、板外周面を第1及び第2ビーム固定板5,6の第1板固定穴13内に挿入し、及び第1板固定穴13の穴縁に当接して、第1及び第2ビーム固定板5,6に溶接にて固定される。
これにより、ネジ軸案内部材8(ネジ軸案内円板16)は、第1及び第2ビーム固定板5,6の間(板間隔T)において、ネジ軸案内円穴17の穴中心線L5を第1基準直線L3の方向(上下方向)に向けて配置される(穴中心線L5を第1基準直線L3と平行に配置される)。ネジ軸案内円穴17は、第1基準直線L1の方向(上下方向)にてネジ軸案内円板16(ネジ軸案内部)を貫通する。
板バネ固定部材9は、金属円板に形成される。板バネ固定部材9は、例えば、鉄円板、鋼円板で構成される。
板バネ固定部材9は、図1乃至図4、図7、及び図9乃至図13に示すように、板バネ固定円板18(板バネ固定部)、及び固定ネジ円穴19を有する。
固定ネジ円穴19は、板バネ固定円板18の板中心線の方向において、板バネ固定円板18を貫通して形成される。
板バネ固定円板18(板バネ固定部)は、図1乃至図3、及び図10乃至図12に示すように、第2基準直線L3の方向において、第1及び第2ビーム固定板の他方の固定板端5D,6D側(固定板左端側)に配置される。板バネ固定円板18は、第2基準直線L3の方向において、第1及び第2ビーム固定板5,6の他方の固定板端5D,6Dと板連結部材7の間に位置して配置される。
板バネ固定円板18は、板表平面18E及び板裏平面18Fを穴直線L4に平行して、第1及び第2ビーム固定板5,6の間(板間隔T)に配置される。
板バネ固定円板18は、第1及び第2ビーム固定板5,6の間(板間隔T)から、板外周面を第1及び第2ビーム固定板5,6の第2板固定穴14内に挿入し、及び第2板固定穴14の穴縁に当接して、第1及び第2ビーム固定板5,6に溶接にて固定される。
これにより、板バネ固定部材9(板バネ固定円板18)は、第1及び第2ビーム固定板5,6の間(板間隔T)において、固定ネジ円穴19の穴中心線L6を第2基準直線L3に鋭角度θ2(0°<θ2<90°)を隔てて配置される。固定ネジ円穴19は、第2基準直線L3に鋭角度θ2を隔てる方向にて板バネ固定円板18(板バネ固定部)を貫通する。
板バネ固定ボルトネジ10は、図1乃至図4、図7、図9及び図10に示すように、第1及び第2ビーム固定板5,6の間(板間隔T)に配置される。板バネ固定ボルトネジ10は、第2基準直線L3の方向において、第1及び第2ビーム固定板5,6の他方の固定板端5D,6Dから、ボルトネジ軸10Aを板バネ固定円板18の固定ネジ円穴19に螺着して配置される。
板バネ体2は、図1乃至図10、及び図13示すように、板バネ21、ビーム締付ネジ軸22、及び複数(2つ)のビーム締付ナット23を備える。
板バネ21は、金属帯平板で円弧状に形成される。板バネ21は、例えば、鉄帯平板(鉄板)、鋼帯平板(鋼板)で円弧状に形成される。
板バネ21は、板幅HSを有する。板バネ21の板幅HSは、第1及び第2ビーム固定板5,6の間の板間隔Tより狭い板幅である。
板バネ21は、図2に示すように、板半径中心線L7(板半径中心)を中心として、半径R3の円弧状に形成される。板バネ21の半径R3は、円筒状又は円柱状のビーム85の半径と同一半径、又は僅かに大きい半径である。
板バネ21は、複数のバネ円穴24、及びボルト円穴25を有する。各バネ円穴24は、板バネ21の板幅中心線L8の方向(板長手方向)に等穴間隔を隔てて配置される。各バネ円穴24は、板幅中心線L8と直交する方向(板厚方向)において、板バネ21を貫通して、板外側面21A及び板内側面21Bに開口される。
ボルト円穴25は、板幅中心線L8の方向(板長手方向)の一方の板バネ端21C側に配置される。ボルト円穴25は、板幅中心線L8と直交する方向(板厚方向)において、板バネ21を貫通して形成される。
ビーム締付ネジ軸22は、図5、図7、図8、図10及び図13に示すように、板バネ21の板幅中心線L8の方向において、板バネ21の他方の板バネ端21D側に配置される。
ビーム締付ネジ軸22は、ネジ軸中心線L9を板幅中心線L8に位置(一致)して、板バネ21の板内側面21Bに当接される。ビーム締付ネジ軸22は、板バネ21の他方の板バネ端21D側において、板内側面21Bに固定される。
ビーム締付ネジ軸22は、板バネ21の板幅中心線L8の方向において、他方の板バネ端21Dから突出して延在される。
板バネ21は、図1乃至図3、図6、及び図8乃至図10に示すように、板内側面21Bを第1及び第2ビーム固定板5,6の凹円弧面11(第1凹円弧面部11A)に連続して配置され、第1及び第2ビーム固定板5,6の凹円弧面11の間に、半径中心線L2の方向に開口して、ビーム85を挿入する略円形のビーム挿入穴26を形成する。
板バネ21は、半径中心線L2の方向において、第1及び第2ビーム固定板5,6(板裏平面5F、板表平面6E)に隙間を隔てて、第1及び第2ビーム固定板5,6の間(板間隔T)に配置される。
板バネ21は、第2基準直線L3の方向において、一方の板バネ端21C側を、第1及び第2ビーム固定板5,6の他方の固定板端5D,6D側に位置して配置される、板バネ21は、一方の板バネ端21C側を、第1及び第2ビーム固定板5,6の他方の固定板端5D,6D及び板バネ固定部材9(板バネ固定円板18)の間に位置して、第1及び第2ビーム固定板5,6の間(板間隔T)に配置される。
板バネ21において、一方の板バネ端21C側は、図10に示すように、ボルト円穴25を板バネ固定円板18の固定ネジ円穴19に対峙(対向)して、第1及び第2ビーム固定板5,6の間に配置される。
一方の板バネ端21C側は、板バネ固定ボルトネジ10にて金具本体1に固定される。板バネ固定ボルトネジ10は、ボルトネジ軸10Aを板バネ21のボルト円穴25に貫通(挿通)し、板バネ固定部材9(板バネ固定円板18)の固定ネジ円穴19に螺着して配置される。板バネ固定ボルトネジ10は、ボルト頭部10Bを板バネ21の板外側面21Aに当接して配置される。
板バネ21において、一方の板バネ端21C側は、板バネ固定ボルトネジ10を回転し、板バネ固定部材9(板バネ固定円板18)の固定ネジ円穴19に螺入することで、板内側面21Bを板バネ固定円板18の板裏平面18Fに当接して、板バネ固定円板18に固定される。
これにより、板バネ21は、板バネ固定円板18(板バネ固定部材9)を介在して第1及び第2ビーム固定板5,6に固定される。
板バネ21は、第2基準直線L3の方向において、他方の板バネ端21D側を、第1及び第2ビーム固定板5,6の一方の固定板端5C,6C側に位置して、第1及び第2ビーム固定板5,6の間(板間隔T)に配置される。他方の板バネ端21Dは、図10に示すように、第1基準直線L1の方向において、ネジ軸案内円板16(ネジ軸案内部)に締付間隔δ1を隔てて、ネジ軸案内円板16(ネジ軸案内部材8)の上方に配置される。
これにより、板バネ21は、他方の板バネ端21D及びネジ軸案内円板16の間に締付隙間δ1を隔てて配置される。
ビーム締付ネジ軸22は、金属製のネジ軸であって、例えば、鉄、鋼で形成される。ビーム締付ネジ軸22は、図1乃至図5、図7、図8及び図10に示すように、第2基準直線L3の方向において、第1及び第2ビーム固定板5,6の一方の固定板端5C,6C側に配置される。ビーム締付ネジ軸22は、第1及び第2ビーム固定板5,6の間(板間隔T)に配置される。
ビーム締付ネジ軸22は、第1及び第2ビーム固定板5,6の間(板間隔T)から、ネジ軸案内円板16(ネジ軸案内部)のネジ軸案内円穴17を貫通(挿通)して、第1及び第2ビーム固定板5,6の間から突出される。
これにより、板バネ体2において、板バネ21は、図1乃至図3、及び図10に示すように、第1及び第2ビーム固定板5,6の凹円弧面11(第1及び第2凹円弧面部11A,11B)の間に、半径中心線L2の方向に開口して、ビーム85を挿入する略円形のビーム挿入穴26を形成する。
各ビーム締付ナット23は、図1乃至図5、図7、図8及び図10に示すように、第1及び第2ビーム固定板5,6(板裏平面5F、板表平面6E)に隙間を隔てて、第1及び第2ビーム固定板5,6の間(板間隔T)に配置される。各ビーム締付ナット23は、第1及び第2ビーム固定板5,6の外側に配置される。
各ビーム締付ナット23は、第1及び第2ビーム固定板5,6の間から突出されたビーム締付ネジ軸22に螺着される。ネジ軸案内部材8側に位置するビーム締付ナット23は、ネジ軸案内円板16(板裏平面16F)に当接して配置される。
杭固定体3は、図1乃至図13に示すように、杭挿入円筒部材31、スリット穴32、第1及び第2杭固定突起部33,34、杭締付円穴35(杭締付穴)、杭締付ネジ円穴36(杭締付ネジ穴)、及び杭締付ボルトネジ37を備える。
杭挿入円筒部材31は、金属で円筒状に形成される。杭挿入円筒部材31は、例えば、鉄円筒(鉄円管)、鋼円筒(鋼円管)で形成される。
杭挿入円筒部材31は、図4乃至図9、及び図13に示すように、半径中心線L2の方向(前後方向)において、第2ビーム固定板6の間に第1ビーム固定板5を位置して配置される。杭挿入円筒部材31は、図1、図4乃至図9及び図13に示すように、筒中心線L10を第2基準直線L3の方向(左右方向)に向けて配置される(筒中心線L10を第2基準直線L3に平行にして配置される)。
杭挿入円筒部材31は、筒外周面31Cを管連結穴12内の板連結部材7の筒外周面に当接して、筒外周面31Cを第1ビーム固定板5(板表平面5E)に溶接して固定される。
杭挿入円筒部材31の筒内直径d1は、支柱杭80の外筒直径DKと同一直径、又は僅かに大きい直径である。
スリット穴32は、図1、図2、図4、図5.図8、図9、図11及び図13に示すように、杭挿入円筒部材31に形成される。スリット穴32は、杭挿入円筒部材31の周方向において、杭挿入円筒部材31の筒外周面31Cを板連結部材7に当接した部分から角度:180°の間隔を隔てて配置される。
スリット穴32は、杭挿入円筒部材31の周方向に穴幅HOを有する。スリット穴32は、筒中心線L10と直交する方向において、杭挿入円筒部材31を貫通して、杭挿入円筒部材31の筒外周面31C及び筒内周面31Dに開口される。スリット穴32は、杭挿入円筒部材31の筒中心線L10の方向(第2基準直線L2の方向)に延在して、杭挿入円筒部材31の各筒端31A,31Bに開口される。
第1及び第2杭固定突起部33,34は、金属平板で形成される。第1及び第2杭固定突起部33,34は、例えば、鉄平板(鉄板)、鋼平板(鋼板)で形成される。
第1及び第2杭固定突起部33,34は、図1、図2、図5、図8、図9及び図11乃至図13に示すように、スリット穴32を間に配置して対峙(対向)される。
第1及び第2杭固定突起部33,34は、杭挿入円筒部材31の筒外周面31Cに固定される。第1及び第2杭固定突起部33,34は、杭挿入円筒部材31の円筒中心線L10と直交する方向(半径中心線L2の方向)において、杭挿入円筒部材31の筒外周面31Cから突出して配置される。
杭締付円穴35は、図4、図5、図8及び図9に示すように、第1杭固定突起部33に形成される。杭締付円穴35は、杭挿入円筒部材31の筒中心線L10の方向において、第1杭固定突起部33を貫通してスリット穴32に連通される。
杭締付ネジ円穴36は、図4乃至図6、図8、図9及び図12に示すように、第2杭固定突起部34に形成される。杭締付ネジ円穴36は、杭締付円穴35と同心に配置される。杭締付ネジ円穴36は、杭挿入円筒部材31の筒中心線L10の方向において、第2杭固定突起部34を貫通してスリット穴32に連通される。
杭締付ボルトネジ37は、図4乃至図6、図8及び図9に示すように、第1杭固定突起部33の杭締付円穴35に挿入されて、第2杭固定突起部34の杭締付ネジ円穴36に螺着される。
杭締付ボルトネジ37は、第1杭固定突起部33から、ボルトネジ軸37Aを第1杭固定突起部33の杭締付円穴35に挿入し、スリット穴32を通して第2杭固定突起部34の杭締付ネジ円穴36に螺着して配置される。杭締付ボルトネジ37は、ボルト頭部37Bを第1杭固定突起部33に当接して配置される。
図14乃至図18において、ビーム固定金具Xは、例えば、土留柵Zに使用(適用)される。
土留柵Zは、山や崖の斜面NX(法面)に設置される。土留柵Zは、図14乃至図18に示すように、複数本の支柱杭80、複数のビーム固定金具X、及び複数本のビーム85で構成される。
支柱杭80は、金属(鉄、鋼等)又は樹脂で円筒状又は円柱状形成された杭、木製の丸材の杭を使用できる。
各支柱杭80は、図19に示すように、例えば、金属(鉄、鋼等)にて円筒状に形成され、円筒杭部81、円錐筒状の尖端部82、円錐筒杭部83、及び杭頭部84を有する。
円筒杭部81は、金属にて円筒状に形成される。円筒杭部81は、例えば、鉄や鋼にて円筒状(円管状)に形成される。円筒杭部81は、図19に示すように、外筒直径:DKを有する。
尖端部82は、金属にて円錐筒状に形成される。尖端部82は、例えば、鉄や鋼にて円錐筒状(円錐管状)に形成される。
尖端部82は、図19に示すように、支柱杭80(円筒杭部81)の杭筒中心線LK(杭中心線)の方向において、円筒杭部81の一方の杭筒端81Aに連続して一体に形成される。尖端部82は、杭筒中心線LK(杭中心線)の方向において、円筒杭部81の一方の杭筒端81Aから支柱杭80の一方の杭端80Aに向けて縮径しつつ延在される。
円錐筒杭部83は、金属にて円錐筒状に形成される。円錐筒杭部83は、例えば、鉄や鋼にて円錐筒状(円錐管状)に形成される。
円錐筒杭部83は、図19に示すように、杭筒中心線LKの方向において、円筒杭部81の他方の杭筒端81Bに連続して一体に形成される。円錐筒杭部83は、杭筒中心線LK(杭中心線)の方向において、円筒杭部81の他方の杭筒端81Bから支柱杭80の他方の杭端80B(杭頭部84)に向けて縮径しつつ延在される。
杭頭部84は、例えば、硬質樹脂にて円板状に形成される。杭頭部84は、図19に示すように、円錐筒杭部83の杭円錐端83Aに固定されて配置され、支柱杭80の他方の杭端80Bを構成する。
各支柱杭80は、図19に示すように、杭筒中心線LK(杭中心線)の方向において、円筒杭部81の他方の杭筒端81B及び支柱杭80の他方の杭端80Bの間に杭長LN(杭長さ)を有する。杭長LNは、杭筒中心線LK(杭中心線)の方向において、杭頭部84の長さLT及び円錐筒杭部83の長さLCを加算した長さである(杭長LN=LT+LC)。
各支柱杭80は、図14乃至図16に示すように、支柱間隔TKを隔てて配置される。各支柱杭80は、尖端部82から斜面の地中に打込まれて、斜面(地面)に立設される。各支柱杭80は、例えば、尖端部82及び円筒杭部81の一部を地中に打込んで、他方の杭端80Bを面一にして配置される。
各ビーム固定金具Xは、図14乃至図16に示すように、各支柱杭80に同数、例えば、4個配置される。
各ビーム固定金具Xは、図17及び図18に示すように、各支柱杭80の他方の杭端80Bから杭挿入円筒部材31を支柱杭80に外嵌して、円筒杭部81に配置される。
各支柱杭80において、各ビーム固定金具Xは、杭筒中心線LK(杭中心線)の方向に並列して配置される。
各支柱杭80において、各ビーム固定金具Xの杭挿入円筒部材31は、他方の筒端31Bから支柱杭80に外嵌され、杭挿入円筒部材31の筒内周面31Dを円筒杭部81(支柱杭80)の杭外周面81Cに当接して配置される。
各支柱杭80において、各ビーム固定金具Xは、図17に示すように、第2基準直線L3の方向において、第1ビーム固定板5の一方の固定板端5C及び他方の固定板端5Dを当接し、第2ビーム固定板6の一方の固定板端6C及び他方の固定板端6Dを当接して、第1段〜第4段に配置される。
各支柱杭80において、各ビーム固定金具Xは、ビーム挿入穴26(板バネ21)を斜面NX(法面)側に向け、及び半径中心線L2を平行にして並列される。
これにより、各支柱杭80において、各ビーム固定金具Xは、第1段〜第4段の複数段に配置される。
各ビーム固定金具Xにおいて、ビーム挿入穴26は、各支柱杭80の杭外周面(円筒杭部81の杭外周面81C)に隣接して配置されて、丸太ビーム85を横架する方向に向けられる。
各ビーム固定金具Xにおいて、ビーム締付ネジ軸22、各ビーム締付ナット23、及び杭締付ボルトネジ37のボルト頭部37Bは、図15乃至図18に示すように、斜面NX(法面)と反対側に配置される。
各支柱杭80において、各ビーム固定金具Xは、杭締付ボルトネジ37を第1及び第2杭固定突起部33,34に向けて回転して、杭挿入円筒部材31を各支柱杭80の円筒杭部81に締付けることで、各支柱杭80(円筒杭部81)に固定される。
これにより、各ビーム固定金具Xにおいて、杭挿入円筒部材31は、支柱杭80(円筒杭部81)に固定される。
各ビーム85は、丸材の木製ビーム、樹脂又は金属にて円柱状又は円筒状に形成される。各ビーム85は、例えば、丸太で構成される(以下、「丸太ビーム85」という)。
丸太ビーム85(ビーム)は、外周直径:DMである。
丸太ビーム85は、図14及び図15に示すように、各支柱杭80の間に横架される。各丸太ビーム85は、各段のビーム固定金具Xに対応して、各支柱杭80の間に横架される。
各丸太ビーム85は、各支柱杭80の各段のビーム固定金具Xのビーム挿入穴26(凹円弧面11及び板バネ21の間)に挿通(貫通)されて、各段のビーム固定金具Xに支持される。
各丸太ビーム85の外周面85Aは、図18に示すように、板バネ21の板内側面21B、第1及び第2ビーム固定板5,6の凹円弧面11(第1凹円弧面部11A)に当接される。
各ビーム固定金具Xは、ビーム挿入穴26に丸太ビーム85を挿通(貫通)すると、各ビーム締付ナット23をネジ軸案内円板(ネジ軸案内部)に回転することで、板バネ21をネジ軸案内円板16に向けて移動する。
板バネ21は、ネジ軸案内円板16(ネジ軸案内部)への移動によって、弾性変形して、丸太ビーム85を第1及び第2ビーム固定板5,6の凹円弧面11(第1及び第2凹円弧面部11A,11B)に押付ける。
板バネ21、第1及び第2ビーム固定板5,6の凹円弧面11(第1及び第2凹円弧面部11A,11B)は、丸太ビーム85を締付けて固定する。
これにより、各段のビーム固定金具Xは、各支柱杭80の間に横架された各段の丸太ビーム85を各支柱杭80(円筒杭部81)に固定する。
<第2実施形態>
以下、第2実施形態のビーム固定金具について、図20乃至図38を参照して説明する。
なお、図20乃至図38において、図1乃至図19と同一符号は、同一部材、同一構成であるので、その詳細な説明は省略する。
第2実施形態のビーム固定金具Y(丸太固定金具)は、図33乃至図38に示すように、土留柵Z1を含む柵において、各支柱杭80の間に横架されたビーム85を支柱杭80に固定する。
第2実施形態のビーム固定金具Y(以下、「ビーム固定金具Y」という)は、図20乃至図32に示すように、金具本体51、板バネ体52(板バネ手段)、杭固定体3、及び杭固定板53を備える。
金具本体51は、図20乃至図32に示すように、第1及び第2ビーム固定板55,56、板連結部材7、ネジ軸案内部材8、板バネ固定部材9及び板バネ固定ボルトネジ10を備える。
第1及び第2ビーム固定板55,56は、図20乃至図32に示すように、第1基準直線L1の方向(上下方向)において、一方の固定板端55A,56A側の基礎平板部57、及び他方の固定板端55B,56B側の長尺平板部58を有する。
長尺平板部58は、第1基準直線L1の方向において、基礎平板部57の他方の板部端57Bに連続して一体に形成される。
長尺平板部58は、基礎平板部57により狭い板幅に形成される。長尺平板部58は、基礎平板部57の他方の板部端57Bから狭幅にされて、第1基準直線L1の方向に延在される。
第1基準直線L1の方向(上下方向)において、基礎平板部57の一方の板部端57Aは、第1及び第2ビーム固定板55,56の一方の固定板端55A,56Aとなる。
第1基準直線L1の方向(上下方向)において、長尺平板部58の板部端58Bは、第1及び第2ビーム固定板55,56の他方の固定板端55B,56Bとなる。
第1及び第2ビーム固定板55,56は、図20乃至図22、図27乃至図30及び図32に示すように、凹円弧面11、管連結穴59、第1板固定穴60、及び第2板固定穴61を有する。
凹円弧面11(凹円弧端面)は、図20乃至図22、図27乃至図32に示すように、第1及び第2ビーム固定板55,56(基礎平板部57)に形成される。
凹円弧面11は、第1基準直線L1の方向(上下方向)において、第1及び第2ビーム固定板55,56の一方の固定板端55A,56A(基礎平板部57の一方の板部端57A)に形成される。
第1及び第2ビーム固定板55,56において、凹円弧面11は、図1乃至図13で説明したと同様に、第1凹円弧面部11A、及び第2凹円弧面部11Bで構成される。
第1凹円弧面部11Aは、第1基準直線L1に位置する半径中心線L2(半径中心)を中心として、半径R1の円弧状に形成される。第2凹円弧面部11Bは、第1凹円弧面部11Aに連続して形成される。第2凹円弧面部11Bは、第1凹円弧面部11Aの半径中心線L2と第1及び第2ビーム固定板55,56の一方の固定板端55A,56A(基礎平板部57の一方の板部端57A/固定板上端)の間において、第1基準直線L1に位置する半径中心(半径中心線)を中心として、半径R2の円弧状に形成される。
管連結穴59は、図20乃至図22、及び図30乃至図32に示すように、第1及び第2ビーム固定板55,56に形成される。管連結穴59は、第1及び第2ビーム固定板55,56の同一位置に形成される。
管連結穴59は、矩形状の穴(長方形穴)に形成される。管連結穴59は、第1基準直線L1の方向(上下方向)において、凹円弧面11と第1及び第2ビーム固定板55,56の他方の固定板端55B,56B(長尺平板部58の板部端58B/固定板下端)の間に配置される。管連結穴59は、第1基準直線L1の方向において、基礎平板部57及び長尺平板部58にわたって形成される。
管連結穴59は、第1基準直線L1の方向(上下方向)に穴長、第1基準直線L1及び半径中心線L2と直交する第2基準直線L2の方向(左右方向)に穴幅を有して形成される。
管連結穴59は、半径中心線L2の方向(前後方向)において、第1及び第2ビーム固定板55,56(基礎平板部57及び長尺平板部58)を貫通して、一方の板表平面55E,56E及び他方の板裏平面55F,56Fに開口される。
第1板固定穴60は、図20乃至図22、及び図30乃至図32に示すように、第1及び第2ビーム固定板55,56の基礎平板部57に形成される。第1板固定穴60は、第1及び第2ビーム固定板55,56の同一位置に形成される。
第1板固定穴60は、矩形状の穴(長方形穴)に形成される。第1板固定穴60は、第2基準直線L2の方向(左右方向)において、第1及び第2ビーム固定板55,56の一方の固定板端55C,56C(基礎平板部57の一方の板部端57C/固定板右端)と管連結穴59の間に配置される。第1板固定穴60は、図30に示すように、第2基準直線L2に鋭角度θ5(0°<θ5<90°)を有する穴直線L15の方向に穴長、及び穴直線L15を直交する方向に穴幅を有して形成される。
第1板固定穴60は、半径中心線L2の方向(前後方向)において、第1及び第2ビーム固定板55,56(基礎平板部57)を貫通して、一方の板表平面55E,56E及び他方の板裏平面55F,56Fに開口される。
第2板固定穴61は、図20乃至図22、及び図30乃至図32に示すように、第1及び第2ビーム固定板55,56の基礎平板部57に形成される。第2板固定穴61は、第1及び第2ビーム固定板55,56の同一位置に形成される。
第2板固定穴61は、矩形状の穴(長方形穴)に形成される。第2板固定穴61は、第2基準直線L3の方向(左右方向)において、第1及び第2ビーム固定板55,56の他方の固定板端55D,56D(基礎平板部57の他方の板部端57D/固定板左端)と管連結穴59の間に配置される。第2板固定穴61は、第1基準直線L1の方向(上下方向)に穴長、及び第2基準直線L3の方向(左右方向)に穴幅を有して形成される。
第2板固定穴61は、半径中心線L2の方向(前後方向)において、第1及び第2ビーム固定板55,56(基礎平板部57)を貫通して、一方の板表平面55E,56E及び他方の板裏平面55F,56Fに開口される。
第1ビーム固定板55は、図20、図21、図23、図24、図27、図28、及び図30乃至図32に示すように、板保持穴62を有する。
板保持穴62は、第1ビーム固定板55であって、例えば、長尺平板部58に形成される。板保持穴62は、矩形状の穴(長方形穴)に形成される。
板保持穴62は、第1基準直線L1の方向(上下方向)において、凹円弧面11及び第1ビーム固定板55の他方の固定板端55B(杭挿入円筒部材31)の間に配置される。板保持穴62は、第1基準線L1の方向に穴幅、及び第2基準直線L2の方向に穴長を有して形成される。板保持穴62は、管連結穴59と直交して、第2基準直線L3の方向に延在される。
板保持穴62は、半径中心線L2の方向(前後方向)において、第1ビーム固定板55を貫通して、一方の板表平面55E及び他方の板裏平面55Fに開口される。
第1及び第2ビーム固定板55,56は、図20、図23乃至図28、図31及び図32に示すように、半径中心線L2の方向(前後方向)に板間隔Tを隔てて平行に並列される。
第1及び第2ビーム固定板55,56は、図23乃至図28、図31及び図32に示すように、他方の板裏平面55F及び一方の板表平面56Eを対峙(対向)し、各板平面55F,56Eに板間隔Tを隔てて平行に並列される。
第1及び第2ビーム固定板55,56は、凹円弧面11(基礎平板部57)を第1基準直線L1の同一方向(上方向)に向けて配置される。
第1及び第2ビーム固定板55,56は、図21、図22及び図27に示すように、第1基準直線L1に交差する凹円弧面11(第2凹円弧面部11B)の各交点q1,q2を同一位置に配置して並列される。
第1及び第2ビーム固定板55,56は、第1基準直線L1の方向(上下方向)において、各交点q1,q2を同一位置に配置して、半径中心線L2の方向に並列される。
第1及び第2ビーム固定板55,56は、相互の管連結穴59を対峙(対向)し、相互の第1板固定穴60を対峙(対向)し、及び相互の第2板固定穴61を対峙(対向)して並列される。
板連結部材7は、図20乃至図24、及び図26乃至図32に示すように、第1及び第2ビーム固定板55,56の間(板間隔T)の間に配置される。板連結部材7は、管中心線を第1基準直線L1の方向(上下方向)に向けて配置される。
板連結部材7は、管外周面から第1及び第2ビーム固定板55,56の管連結穴59に挿入し、及び管外周面を管連結穴12の穴縁に当接して、第1及び第2ビーム固定板55,56に溶接にて固定される。
ネジ軸案内部材8において、ネジ軸案内円板16(ネジ軸案内部)は、図20乃至図22、図24、図26及び図29乃至図32に示すように、第2基準直線L3の方向において、第1及び第2ビーム固定板55,56の一方の固定板端55C,56C側であって、基礎平板部57の一方の板部端57C側に配置される。ネジ軸案内円板16は、第2基準直線L2の方向(左右方向)において、第1及び第2ビーム固定板55,56の一方の固定板端55C,56C(基礎平板部57の一方の板部端57C)と板連結部材7の間に位置して配置される。
ネジ軸案内円板16は、板表平面16E及び板裏平面16Fを穴直線L15に平行して、第1及び第2ビーム固定板55,56の間(基礎平板部57の間/板間隔T)に配置される。ネジ軸案内円板16は、一方の板裏平面16Fを、第1基準直線L1の方向の基礎平板部57の他方の板部端57B(第1及び第2ビーム固定板55,56の基礎平板部57の他方の板部端57B)に面一に配置して、第1及び第2ビーム固定板55,56の間に配置される。
ネジ軸案内円板16は、第1及び第2ビーム固定板55,56の間(板間隔T)から、板外周面を第1及び第2ビーム固定板55,56の第1板固定穴60内に挿入し、及び第1板固定穴60の穴縁に当接して、第1及び第2ビーム固定板55,56に溶接にて固定される。
これにより、ネジ軸案内部材8(ネジ軸案内円板16)は、図21、図27及び図30に示すように、第1及び第2ビーム固定板55,56の間において、ネジ軸案内円穴17の穴中心線L16を第1基準直線L1に鋭角度θ6(0°<θ6<90°、例えば、θ3=18°)を隔てて配置される。ネジ軸案内円穴17は、第1基準直線L1に鋭角度θ6を隔てる方向にてネジ軸案内円板16(ネジ軸案内部)を貫通する。
板バネ固定部材9において、板バネ固定円板18は、図20乃至図23、図26、図27、及び図29乃至図32に示すように、第2基準直線L2の方向(左右方向)において、第1及び第2ビーム固定板55,56の他方の固定板端55D,56D側であって、基礎平板部57の他方の板部端57D側に配置される。板バネ固定円板18は、第2基準直線L3の方向において、第1及び第2ビーム固定板55,56の他方の固定板端55D,56D(基礎平板部57の他方の板部端57D)と板連結部材7の間に位置して配置される。
板バネ固定円板18は、板中心線L17を第2基準直線L3の方向に向けて(板中心線L17を第2基準直線L2と平行に配置して)、第1及び第2ビーム固定板55,56の間(基礎平板部57の間/板間隔T)に配置される。
板バネ固定円板18は、図29に示すように、板表平面18E及び板裏平面18Fを第1基準直線L1に平行して(各板平面18E,18Fを第2基準直線L2に直交して)、第1及び第2ビーム固定板55,56の基礎平板部57の間(板間隔T)に配置される。
板バネ固定円板18は、第1及び第2ビーム固定板55,56の間(基礎平板部57野間)から、板外周面を第1及び第2ビーム固定板55,56の第2板固定穴61に挿入し、及び第1板固定穴60の穴縁に当接して、第1及び第2ビーム固定板55,56(基礎平板部57)に溶接にて固定される。
これにより、板バネ固定部材9(板バネ固定円板18)は、図21、図29及び図30に示すように、第1及び第2ビーム固定板55,56の間(基礎平板部57の間)において、固定ネジ円穴19の穴中心線L17を第2基準直線L2の方向に向けて配置される(穴中心線L17を第2基準直線L2に平行に配置される)。固定ネジ円穴19は、第2基準直線L3の方向において、板バネ固定円板18(板バネ固定部)を貫通する。
板バネ体52は、図1乃至図13で説明した同様に、板バネ21、ビーム締付ネジ軸22及びビーム締付ナット23を備える。
板バネ21は、図20乃至図29、及び図32に示すように、板内側面21Bを第1及び第2ビーム固定板55,56の凹円弧面11(第1凹円弧面部11A)に連続して配置され、第1及び第2ビーム固定板55,56の凹円弧面11の間に、半径中心線L2の方向に開口して、ビーム85を挿入する略円形のビーム挿入穴26を形成する。
板バネ21は、図23乃至図25、図27及び図28に示すように、半径中心線L2の方向において、第1及び第2ビーム固定板55,56(基礎平板部57)に間隔を隔てて、第1及び第2ビーム固定板55,56の間(基礎平板部57の間/板間隔T)の間に配置される。
板バネ21は、第2基準直線L3の方向において、一方の板バネ端21C側を、第1及び第2ビーム固定板55,56の他方の固定板端55D,56側であって、基礎平板部57の一方の板部端57D側に位置して配置される。板バネ21は、一方の板バネ端21C側を、第1及び第2ビーム固定板55,56の他方の固定板端55D,56D(基礎平板部57の他方の板部端57D)及び板バネ固定部材9(板バネ固定円板18)の間に位置して、第1及び第2ビーム固定板55,56の間(基礎平板部57の間/板間隔T)に配置される。
板バネ21において、一方の板バネ端21C側は、図29に示すように、ボルト円穴25を板バネ固定円板18の固定ネジ円穴19に対峙(対向)して、第1及び第2ビーム固定板55,56の間に配置される。
一方の板バネ端21C側は、板バネ固定ボルトネジ10にて金具本体51に固定される。板バネ固定ボルトネジ10は、ボルトネジ軸10Aを板バネ21のボルト円穴25に貫通(挿通)し、板バネ固定部材9(板バネ固定円板18)の固定ネジ円穴19に螺着して配置される。板バネ固定ボルトネジ10は、ボルト頭部10Bを板バネ21の板外側面21Aに当接して配置される。
板バネ21において、一方の板バネ端21C側は、板バネ固定ボルトネジ10を回転し、板バネ固定部材9(板バネ固定円板18)の固定ネジ円穴19に螺入することで、板内側面21Bを板バネ固定円板18の板裏平面18Fに当接して、板バネ固定円板18に固定される。
これにより、板バネ21は、板バネ固定円板18(板バネ固定部材9)を介在して第1及び第2ビーム固定板55,56に固定される。
板バネ21は、第2基準直線L3の方向において、他方の板バネ端21Dを、第1及び第2ビーム固定板55,56側であって、基礎平板部57の一方の板部端57C側に位置して、第1及び第2ビーム固定板55,56の間(基礎平板部57の間)に配置される。他方の板バネ端21Dは、図29に示すように、第1基準直線L1の方向において、ネジ軸案内円板16(ネジ軸案内部)に締付隙間δ1を隔てて、ネジ軸案内円板16(ネジ軸案内部材8)の上方に配置される。
これにより、板バネ21は、他方の板バネ端21D及びネジ軸案内円板16の間に締付隙間δ1を隔てて配置される。
ビーム締付ネジ軸22は、図20、図24、図29及び図32に示すように、板バネ21の板幅中心線L8の方向において、板バネ21の他方の板バネ端21D側に配置される。
ビーム締付ネジ軸22は、ネジ軸中心線L9を板幅中心線L8に位置(一致)して、板バネ21の板外側面21Aに当接される。ビーム締付ネジ軸22は、板バネ21の他方の板バネ端21D側において、板外側面21Aに固定される。
ビーム締付ネジ軸22は、板バネ21の板幅中心線L8の方向において、他方の板バネ端21Dから突出して延在される。
ビーム締付ネジ軸22は、図20乃至図22、図24、図26、図29及び図32に示すように、第2基準直線L3の方向において、第1及び第2ビーム固定板55,56の一方の固定板端55C,55D側であって、基礎平板部57の一方の板部端57C側に配置される。ビーム締付ネジ軸22は、第1及び第2ビーム固定板55,56の間(基礎平板部57の間/板間隔T)に配置される。
ビーム締付ネジ軸22は、第1及び第2ビーム固定板55,56の間(基礎平板部57の間/板間隔T)から、ネジ軸案内円板16(ネジ軸案内部)のネジ軸案内円穴17を貫通(挿通)して、第1及び第2ビーム固定板55,56の間であって、基礎平板部57の間から突出される。
これにより、板バネ体2において、板バネ21は、図20乃至図22、及び図29に示すように、第1及び第2ビーム固定板55,56の凹円弧面11(第1及び第2凹円弧面部11A,11B)の間に、半径中止線L2の方向に開口して、ビーム85を挿入する略円形のビーム挿入穴26を形成する。
ビーム締付ナット23は、図21、図22、図24、図26及び図29に示すように、第1及び第2ビーム固定板55,56(基礎平板部57)に隙間を隔てて、第1及び第2ビーム固定板55,56の間(基礎平板部57の間/板間隔T)に配置される。ビーム締付ナット23は、第1及び第2ビーム固定板55,56の外側に配置される。
ビーム締付ナット23は、第1及び第2ビーム固定板55,56の間(基礎平板部57の間)から突出されたビーム締付ネジ軸22に螺着される。ビーム締付ナット23は、ネジ軸案内円板16(板裏平面16F)に当接して配置される。
杭固定体3は、図1乃至図13で説明したと同様に、杭挿入円筒部材31、スリット穴32、第1及び第2杭固定突起部33,34、杭締付円穴35、杭締付ネジ円穴36、及び杭締付ボルトネジ37を備える。
杭挿入円筒部材31は、図20.図21、図23、図24、図26乃至図28、及び図30乃至図32に示すように、半径中心線L2の方向(前後方向)において、第2ビーム固定板56の間に第1ビーム固定板55を位置して配置される。杭挿入円筒部材31は、第1基準直線L1の方向(前後方向)において、第1ビーム固定板55の他方の固定板端55B側であって、長尺平板部58の板部端58B側に配置される。
杭挿入円筒部材31は、筒中心線L10を第1基準直線L1の方向(上下方向)に向けて配置される。杭挿入円筒部材31は、筒中心線L10を第1基準直線L1に位置(一致)して配置される。
杭挿入円筒部材31は、筒外周面31Cを管連結穴12内の板連結部材7の筒外周面に当接して、筒外周面31C第1ビーム固定板5(長尺平板部58)に溶接して固定される。
第1及び第2ビーム固定板55,56は、図27及び図30に示すように、第1基準直線L1の方向(上下方向)において、第1及び第2ビーム固定板55,56の交点q1,q2(第2凹円弧面部11B及び第1基準直線Lの交点)、及び凹円弧面11側の杭挿入円筒部材31の筒端31Aの間に板長LY(板長さ)を有する。
第1及び第2ビーム固定板55,56の板長LY(板長さ)は、支柱杭80の杭長LN(杭長さ)より長い板長にされる(図19参照)。
杭固定板53は、金属平板で半円形に形成される。杭固定板53は、例えば、鉄平板(鉄板)、鋼平板(鋼板)で半円形に形成される。
杭固定板53は、図20、図31及び図32に示すように、角を円弧状に面取りしたR面取部52Aを有して、半円形平板に形成される。
杭固定板53は、図20、図21、図23乃至図28、及び図30乃至図32に示すように、半径中心線L2の方向(前後方向)において、第2ビーム固定板56の間に第1ビーム固定板55を位置して配置される。杭固定板53は、第1基準直線L1の方向において、第1ビーム固定板55の凹円弧面11(第2凹円弧面部11B)、及び凹円弧面11側の杭挿入円筒部材31の筒端31Aの間に配置される。
杭固定板53及び板保持穴62は、図23、図27及び図30に示すように、第1基準直線L1の方向(上下方向)において、凹円弧面11側の杭挿入円筒部材31の筒端31Aに杭固定間隔TFを隔てて配置され、杭固定板53は、杭挿入円筒部材31の筒端31Aに対向配置される。杭固定間隔TFは、図19に示すように、支柱杭80の杭長LNとり短くされる。
杭固定板53は、第1ビーム固定板55の一方の板表平面55Eから板保持穴62に挿入されて、第1ビーム固定板55に固定される。杭固定板53は、各板平面53E,53Fを半径中心線L2の方向(前後方向)に平行に配置して、第1ビーム固定板55に固定される。
杭固定板53は、第1ビーム固定板55の板表平面55Eから、杭挿入円筒部材31側に突出されて、各板平面52E,52Fを杭挿入円筒部材31の筒端31Aに平行に配置して、杭挿入円筒部材31の上方向に配置される。
杭固定板53は、杭挿入穴71を有する。杭挿入穴71は、杭固定板53に形成される。杭挿入穴71は、穴直径dxを有する円形穴に形成される。
杭挿入穴71は、図28に示すように、杭挿入円筒部材31の筒中心線L10と同心に配置される。杭挿入穴71は、第1基準直線L1の方向(上下方向)において、杭固定板53を貫通して、各板平面52E,52Fに開口される。
杭挿入穴71の穴直径dxは、図19に示すように、支柱杭80の杭中心線LK(杭筒中心線LK)において、円筒杭部81の他方の杭筒端81Bから杭固定間隔TFを隔てる位置の円錐筒杭部83の杭直径DEと同一の直径にされている。
図33乃至図38において、ビーム固定金具Yは、例えば、土留柵Z1に使用(適用)される。
なお、図33乃至図38において、図1乃至図19と同一符号は、同一部材、同一構成であるので、その詳細な説明は省略する。
図33乃至図38において、土留柵Z1は、例えば、図14乃至図19で説明したと同様に、複数の支柱杭80を杭間隔TKを隔てて配置して、各支柱杭80を尖端部82から地中に打込んで支柱杭80を地面に立設し、各支柱杭80の間に4本(4段)の丸太ビーム85(ビーム)を横架して、各支柱杭80に複数段(例えば、4段)配置したビーム固定金具X(第1実施形態のビーム固定金具X)にて、各丸太ビーム85を支柱杭80に固定して構成される。
また、土留柵Z1は、図33乃至図38に示すように、丸太ビーム85(ビーム)を各支柱杭80の他方の杭端80Bの上方にて各支柱杭80の間に横架して、複数のビーム固定金具Yにて丸太ビーム85を各支柱杭80に固定して構成される。
土留柵Z1は、図33乃至図35に示すように、複数本の支柱杭80、複数のビーム固定金具X(第1実施形態)、複数のビーム固定金具Y(第2実施形態)、及び複数本のビーム85(例えば、丸太ビーム85)で構成される。
各ビーム固定金具Y(第2実施形態)は、図33乃至図38に示すように、各支柱杭80に1個配置される。
各ビーム固定金具Yは、図33乃至図37に示すように、各支柱杭80において、各ビーム固定金具Xより他方の杭端80B側に配置される。
ビーム固定金具Yは、図36及び図38に示すように、各支柱杭80の他方の杭端80Bから杭挿入円筒部材31を支柱杭80に外嵌し、及び支柱杭80の他方の杭端80Bから杭固定板53の杭挿入穴71を支柱杭80に外嵌して配置される。
各ビーム固定金具Yは、図33及び図34に示すように、半径中心線L2を、各ビーム固定金具Xで各支柱杭80に固定した丸太ビーム85の丸太中心線LMの方向に位置(一致)して、各支柱杭80に配置される。
これにより、各ビーム固定金具Yにおいて、ビーム挿入穴26は、丸太ビーム85の横架した方向に向けられる。
各支柱杭80において、ビーム固定金具Yの杭挿入円筒部材31は、図36及び図38に示すように、他方の筒端31Bから支柱杭80に外嵌されて、円筒杭部81に配置される。杭挿入円筒部材31は、筒内周面31Dを円筒杭部81(支柱杭80)の杭外周面81Cに当接して配置される。
これにより、各ビーム固定金具Yは、各段のビーム固定金具Xより上方において、杭挿入円筒部材31を支柱杭80の円筒杭部81に外嵌して配置される。
各支柱杭80において、各ビーム固定金具Yの杭固定板53は、図36及び38に示すように、一方の板平面53Fから支柱杭80に外嵌されて、円錐筒杭部83に配置される。
各ビーム固定金具Yにおいて、杭固定板53は、図38に示すように、杭挿入円筒部材31を円筒杭部81に配置すると、杭挿入穴71の穴縁を円錐筒杭部83の杭外周面83Cに圧接して配置される。
各ビーム固定金具Yは、図27及び図28に示すように、杭固定板53及び杭挿入円筒部材31の筒端31Aの間を杭固定間隔TF(TF<LN)とし、杭挿入穴71の穴直径dxを円錐筒杭部83の杭直径DEと同一直径にしているので、杭固定板53を円錐筒杭部83の杭外周面83Cに圧接できる。
これにより、各ビーム固定金具Yにおいて、杭挿入円筒部材31は、杭固定板53の杭挿入穴71の穴縁と、支柱杭80の円錐筒杭部83の杭外周面83Cとの圧接(摩擦抵抗)によって、支柱杭80に対して回転することなく、支柱杭80の円筒杭部81に固定される。
各支柱杭80において、各ビーム固定金具Yは、杭締付ボルトネジ37を第1及び第2杭固定突起部33,34に向けて回転して、杭挿入円筒部材31を各支柱杭80の円筒杭部81に締付けることで、各支柱杭80(円筒杭部81)に固定される。
これにより、各ビーム固定金具Yにおいて、杭挿入円筒部材31は、支柱杭80(円筒杭部81)に固定される。
各ビーム固定金具Yにおいて、板長LYは、図30及び図19に示すように、杭長LNより長い板長さとしている。
これにより、各ビーム固定金具Yは、図33乃至図38に示すように、各ビーム挿入穴26(第1及び第2ビーム固定板55,56の凹円弧面11及び板バネ21の間)を各支柱杭80の他方の杭端80Bより上方に配置して、各支柱杭80(円筒杭部81)に固定される。
丸太ビーム85は、図33乃至図37に示すように、各支柱杭80のビーム固定金具Yのビーム挿入穴26(凹円弧面11及び板バネ21の間)に挿通(貫通)されて、各ビーム固定金具Yに支持される。
丸太ビーム85の外周面85Aは、図37に示すように、各ビーム固定金具Yの板バネ21の板内側面21B、第1及び第2ビーム固定板55,56の凹円弧面11(第1凹円弧面部11A)に当接される。
各ビーム固定金具Yは、ビーム挿入穴26に丸太ビーム85を挿入(貫通)すると、ビーム締付ナット23をネジ軸案内円板16に向けて回転することで、板バネ21をネジ軸案内円板16(ネジ軸案内部)に向けて移動する。
板バネ21は、ネジ軸案内円板16(ネジ軸案内部)への移動によって、弾性変形して、丸太ビーム85を第1及び第2ビーム固定板55,56の凹円弧面11(第1及び第2凹円弧面部11A,11B)に押付ける。
これにより、各ビーム固定金具Yは、各支柱杭80の間に横架された丸太ビーム85を各支柱杭80(円筒杭部81)に固定する。
各ビーム固定金具Yによって、各支柱杭80に固定された丸太ビーム85は、図33乃至図38に示すように、各支柱杭80の他方の杭端80Bの上方に配置され、及び各支柱杭80の間に横架される。
これにより、人(作業者)が、各支柱杭80の他方に杭端80Bに接触することを防止できる。
第1及び第2実施形態のビーム固定金具X,Yは、土留柵Z,Z1に使用(適用)するものに限定されず、如何なる柵に使用しても良い。
本考案は、柵の各支柱杭の間に横架された丸太等のビームを支柱杭に固定するのに最適である。
X ビーム固定金具
5 第1ビーム固定板
6 第2ビーム固定板
8 ネジ軸案内部材
11 凹円弧面
16 ネジ軸案内円板(ネジ軸案内部)
17 ネジ軸案内円穴(ネジ軸案内穴)
21 板バネ
22 ビーム締付ネジ軸
23 ビーム締付ナット
31 杭挿入円筒部材

Claims (5)

  1. 杭間隔を隔てて配置される円筒状又は円柱状の支柱杭を地中に打込んで地面に立設し、前記各支柱杭の間に円柱状又は円筒状のビームを横架した柵において、前記各支柱杭の間に横架された前記ビームを前記支柱杭に固定するビーム固定金具であって、
    金属平板で形成され、第1基準直線の方向の一方の固定板端に凹円弧面を有し、前記第1基準直線と直交する前記凹円弧面の半径中心線の方向に板間隔を隔てて平行に並列される第1及び第2ビーム固定板と、
    前記第1基準直線及び前記半径中心線と直交する第2基準直線の方向において、前記第1及び第2ビーム固定板の一方の固定板端側に位置して前記第1及び第2ビーム固定板の間に配置され、前記第1及び第2ビーム固定板に固定される金属製のネジ軸案内部、前記第1基準直線の方向又は前記第1基準直線に鋭角度を隔てる方向にて前記ネジ軸案内部を貫通するネジ軸案内穴を有するネジ軸案内部材と、
    円弧状の金属帯平板で形成され、各板バネ端側を前記第2基準直線の方向の前記第1及び第2ビーム固定板の各板端側に位置して前記第1及び第2ビーム固定板に隙間を隔てて前記第1及び第2ビーム固定板の間に配置され、一方の板バネ端側を前記第1及び第2ビーム固定板に固定し、及び他方の板バネ端及び前記ネジ軸案内部の間に締付隙間を隔てて配置され、前記第1及び第2ビーム固定板の前記凹円弧面の間に、前記半径中心線の方向に開口して、前記ビームを挿入する略円形のビーム挿入穴を形成する板バネと、
    他方の板バネ端から突出して前記板バネに固定され、前記ネジ軸案内穴を貫通して前記第1及び第2ビーム固定板の間から突出される金属製のビーム締付ネジ軸と、
    前記第1及び第2ビーム固定板に隙間を隔てて前記第1及び第2ビーム固定板の間に配置され、前記第1及び第2ビーム固定板の間から突出された前記ビーム締付ネジ軸に螺着されるビーム締付ナットと、
    金属で円筒状に形成され、前記第2ビーム固定板の間に前記第1ビーム固定板を位置して配置され、筒外周面を前記第1ビーム固定板に固定して配置され、及び前記支柱杭に外嵌されて前記支柱杭に固定される杭挿入円筒部材と、を備える
    ことを特徴とするビーム固定金具。
  2. 前記杭挿入円筒部材は、
    筒中心線を前記第2基準直線の方向に向けて配置される
    ことを特徴とする請求項1に記載のビーム固定金具。
  3. 前記杭挿入円筒部材は、
    筒中心線を前記第1基準直線の方向に向けて配置される
    ことを特徴とする請求項1に記載のビーム固定金具。
  4. 前記支柱杭は、
    金属で円筒状に形成され、
    円筒杭部と、
    前記円筒杭部の一方の杭筒端に連続して一体に形成され、前記支柱杭の杭中心線の方向において、前記円筒杭部の一方の杭筒端から前記支柱杭の一方の杭端に向けて縮径しつつ延在される尖端部と、
    前記円筒杭部の他方の杭筒端に連続して一体に形成され、前記支柱杭の杭中心線の方向において、前記円筒杭部の他方の杭筒端から前記支柱杭の他方の杭端に向けて縮径しつつ延在される円錐筒杭部と、を有し
    前記尖端部から地中に打込まれて前記地面に立設され、
    前記第1及び第2ビーム固定板は、
    前記第1基準直線の方向において、前記第1基準直線と交差する前記凹円弧面の交点、及び凹円弧面側の前記杭挿入円筒部材の筒端の間に板長を有し、
    前記支柱杭は、
    前記支柱杭の杭中心線の方向において、前記円筒杭部の他方の杭筒端及び前記支柱杭の他方の杭端の間に杭長を有し、
    前記第1及び第2ビーム固定板の板長は、
    前記支柱杭の杭長より長い板長にされ、
    前記杭挿入円筒部材は、
    前記円錐筒杭部から前記支柱杭に外嵌されて、前記円筒杭部に固定される
    ことを特徴とする請求項3に記載のビーム固定金具。
  5. 金属平板で形成され、
    前記第1ビーム固定板の前記凹円弧面、及び前記凹円弧面側の前記杭挿入円筒部材の筒端の間に配置され、前記第1ビーム固定板に固定される杭固定板を備え、
    前記杭固定板は、
    杭挿入穴を有し、
    前記第1基準直線の方向において、前記凹円弧面側の前記杭挿入円筒部材の筒端に杭固定間隔を隔てて、前記杭挿入円筒部材の筒端に対向配置され、
    前記杭固定板の前記杭挿入穴は、
    穴直径を有する円形穴に形成され、
    前記杭挿入円筒部材の筒中心線と同心に配置され、
    前記第1基準直線の方向において、前記杭固定板を貫通して形成され、
    前記杭挿入穴の穴直径は、
    前記支柱杭の杭中心線の方向において、前記円筒杭部の他方の杭筒端から前記杭固定間隔を隔てる位置の前記円錐筒杭部の杭直径と同一の直径にされている
    ことを特徴とする請求項4に記載のビーム固定金具。
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