JP6982900B2 - フェンス装置 - Google Patents

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本発明は、敷地の周囲等に設置されるフェンス装置に関するものである。より詳しくは、立設された左右の支柱間にフェンスパネルを掛け渡してフェンスを構築するに際し、一般人にとっては、該支柱を垂直に立設することや該支柱間の間隔を所要に設定することが難しいことに鑑み、又該フェンスパネルの長さに製造誤差が生じていることもあることに鑑みて、一般人がフェンスを組み立て施工し易いように構成されたフェンス装置に関するものである。
敷地の周囲等に設置される従来のフェンス装置の一例としては、例えば特許文献1、2、3が開示するフェンス装置が提供されている。これらのフェンス装置は何れも、所要間隔で立設された左右の支柱間にフェンスパネルをボルト固定によって取り付けるものであり、立設された支柱に設けた連結金具とフェンスパネルの左右の縁部に設けた連結金具とを、両連結金具の合致したボルト孔に連結ボルトを挿通しナットを締め付けることによって固定するものであった。そのため、該連結金具相互のボルト連結作業を施工現場において行わなければならず、しかもそのボルト連結箇所が多数であるために、該ボルト連結作業に多大な手間を要して作業能率が悪かった。そして、かかるボルト連結作業を適正に行うためには、支柱を精度よく垂直状態に立設すること、及び支柱間の間隔を精度よく所要に設定することが要求される。そのため、これらのフェンスの構築施工は専門業者によらざるを得なかった。
ところで近年は、フェンスの組み立て施工コストを低減するために、一般人が独自にフェンスを組み立て施工したいとの要求が高まりを見せている。前記したように、フェンスを組み立て施工する際に必要なことは、支柱を精度よく垂直に立設すること、及び支柱間の間隔を所要に設定することである。しかしながら一般人にとって、支柱を垂直に立設する施工を行うことや支柱間の間隔を所要に設定する施工を行うことは難しく、支柱が傾いた立設状態となったり、支柱間の間隔に広狭が生じ易い。このように支柱の垂直度や支柱間の間隔に施工誤差が生ずると、例えば特許文献1、2、3におけるようなボルト連結作業を行わんとする場合に、これを的確に行うことができない問題を生じさせてしまう。
実開平6−25472号公報 特開2003−74217号公報 実開平9−1 955591号公報
本発明は前記従来の問題点に鑑みて開発されたものであり、立設された支柱間にフェンスパネルを掛け渡してフェンスを組み立て施工するに際して、支柱の垂直度や支柱間の間隔に施工誤差が生じた場合においても、又該フェンスパネルの長さに製造誤差が生じていても、一般人がフェンスを組み立て施工し易いフェンス装置の提供を課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明は以下の手段を採用する。
即ち本発明に係るフェンス装置の第1の態様は、立設された左右の支柱間にフェンスパネルを掛け渡してなるフェンス装置であって、左右の該支柱は、その下端側の部分が地面に打ち込まれて立設状態とされるものであり、前記フェンスパネルは、立設された左右の該支柱を挿通させ得る、軸線が垂直である挿通孔を有した左右の筒状体と該筒状体間に取り付けられるフェンス部材を具えており、前記フェンス部材の左右の縁部を挿入させ得る左右の収容凹部が左右の前記筒状体に設けられている。左右の前記縁部が左右の前記収容凹部に収容された状態で、左右の該縁部が、左右の該収容凹部の夫々で左右方向に移動でき、且つ該移動の範囲は規制部で規制されており、該移動によって、前記フェンスパネルの該左右方向での長さが可変とされていることを特徴とするものである。
本発明に係るフェンス装置の第2の態様は、立設された左右の支柱間にフェンスパネルを掛け渡してなるフェンス装置であって、左右の該支柱は、その下端側の部分が地面に打ち込まれて立設状態とされるものであり、前記フェンスパネルは、立設された左右の該支柱を挿通させ得る、軸線が垂直である挿通孔を有した左右の筒状体と該筒状体間に取り付けられるフェンス部材を具えており、前記フェンス部材の左右の縁部を挿入させ得る、外方に向けて突出し且つその先端で開放する有底の左右の収容凹部が設けられてなる左右の収容筒部が、左右の前記筒状体の外面部で上下方向に延長して突設されている。左右の前記収容凹部に収容された左右の前記縁部が、左右の該収容凹部の夫々で左右方向に移動でき、且つ該移動の範囲は規制部で規制されており、該移動によって、前記フェンスパネルの該左右方向での長さが可変とされていることを特徴とするものである。
本発明に係るフェンス装置の第3の態様は、前記第2の態様において、前記フェンス部材は、左右方向に延長する横線材と上下方向に延長する縦線材とが格子状に接合されてなる格子状パネルとして構成され、該フェンス部材の左右の前記縁部が左右の縁部材を介して、左右の前記収容凹部の夫々で左右方向に移動できるように構成されている。そして前記縁部材の、前記収容凹部の上下方向に延長する一方の内側面と対向する第1の面部には、前記格子状パネルの前記横線材の端側の部分を遊嵌させ得る嵌入溝が該第1の面部を横切って設けられ、該嵌入溝に遊嵌された該端側の部分が該嵌入溝で前記左右方向に移動でき、且つ前記縁部材の、前記収容凹部の底面部と対向する第2の面部には、端部に位置する前記縦線材が当接可能となされている。又前記第2の面部の上下に、前記縁部を間に置いて、前記底面部に向けて脚部が突設され、該脚部の先端が該底面部に当接することによって前記第2の面部と前記底面部との間に調整間隙が設けられている。そして、前記調整間隙の前記底面部と前記第2の面部との間で、端部に位置する前記縦線材が前記左右方向に移動でき、該移動の範囲は、前記調整間隙の前記底面部と前記第2の面部としての規制部で規制されており、該移動によって、前記フェンスパネルの前記左右方向での長さが可変とされていることを特徴とするものである。
本発明に係るフェンス装置の第4の態様は、前記第1又は前記第2の態様において、前記縁部の上下部の夫々に第1の係合部が設けられると共に前記収容凹部の上下部の夫々に第2の係合部が設けられている。そして、該第2の係合部が該第1の係合部に対して前記左右方向に移動でき、且つ該移動の範囲は規制部で規制されており、該移動によって、前記フェンスパネルの前記左右方向での長さが可変とされていることを特徴とするものである。
本発明に係るフェンス装置の第5の態様は、前記第1又は前記第2の態様において、前記縁部の上下部の夫々に第1の係合部が設けられている。そして、前記収容凹部の上下部の夫々に第2の係合部が設けられており、該第1の係合部及び該第2の係合部の何れか一方は軸部として構成されると共にその他方は、左右方向に長い長孔又は溝部として構成されている。該軸部が該長孔又は該溝部に嵌合された状態で前記第2の係合部が前記第1の係合部に対して左右方向に移動でき,該移動の範囲は、該長孔又は該溝部の両端が前記規制部となって規制されており、該移動によって、前記フェンスパネルの前記左右方向での長さが可変とされていることを特徴とするものである。
本発明によるときは、立設された左右の支柱間にフェンスパネルを掛け渡してフェンスを組み立て施工するに際して、支柱の垂直度や支柱間の間隔に施工誤差が生じた場合においても、又該フェンスパネルの長さに製造誤差が生じていても、一般人がフェンスを組み立て施工し易いフェンス装置を提供できる。
これをより詳しく説明する。本発明は、前記支柱の下端側の部分を地面に打ち込むこととし、左右の支柱を挿通させ得る左右の筒状体の軸線が垂直に形成され、且つ前記フェンスパネルの左右方向での長さが可変とされている。
従って、支柱間の間隔に施工誤差があっても、又該フェンスパネルの左右方向での長さに製作誤差があっても、左右の前記筒状体を左右の支柱に挿通させさえすれば、前記フェンスパネルの長さ調整作用によって、左右の該支柱間にフェンスパネルを掛け渡すことができる。
又、支柱の垂直度に施工誤差があることは、立設状態にある左右の前記支柱を左右の前記筒状体に挿通させることができないことによって確認できるのであるが、この場合は、前記支柱の下端部分が地面に打ち込まれて立設されているために、該支柱を適宜の方向に押すことにより該支柱の垂直度を容易に矯正できる。これにより、左右の該支柱を左右の該筒状体に挿通させることができることとなる。この際、必要であれば前記フェンスパネルの前記左右方向での長さ調整作用も発揮され、これらによって、左右の該支柱間に前記フェンスパネルを掛け渡してフェンスを構築できることとなる。
本発明に係るフェンス装置を説明する斜視図である。 本発明に係るフェンス装置を説明する正面図である。 フェンスパネルの一態様を、立設された左右の支柱に対する取り付け要領と共に示す正面図である。 そのフェンスパネルの構成を説明する分解斜視図である。 そのフェンスパネルの左右方向での長さの変更を説明する説明図である。 そのフェンスパネルの左右方向での長さの変更を説明する説明図である。 そのフェンスパネルの左右方向での長さの変更を説明する説明図である。 そのフェンスパネルの左右方向での長さの変更を説明する説明図である。 フェンスパネルの他の態様を、立設された左右の支柱に対する取り付け要領と共に示す正面図である。 そのフェンスパネルの構成を説明する分解斜視図である。 そのフェンスパネルの左右方向での長さの変更を説明する説明図である。 そのフェンスパネルの左右方向での長さの変更を説明する説明図である。 そのフェンスパネルの左右方向での長さの変更を説明する説明図である。 そのフェンスパネルの左右方向での長さの変更を説明する説明図である。 左右の支柱を地面に立設した状態を示す正面図である。 同種のフェンスパネルを用いて構成したフェンス装置を示す正面図である。 同種のフェンスパネルを用いて構成したフェンス装置の他の態様を示す正面図である。
図1〜6において本発明に係るフェンス装置1は、立設された左右の支柱2,2間にフェンスパネル3を掛け渡してなるフェンス装置である。該支柱2,2は共に、その下端側の部分5,5が地面6に打ち込まれて立設状態とされる。該フェンスパネル3は、図1〜3に示すように、立設された左右の該支柱2,2を挿通させ得る、軸線Lが垂直である挿通孔7を有した左右の筒状体9,9と該筒状体9,9間に取り付けられるフェンス部材10とを具えている。
該フェンス部材10は、本実施例においては左右対称形態を有するため、その左側部分の構成を説明する図4〜7を参照して具体的に説明すれば、該フェンス部材10の左右の縁部11,11を挿入させ得る左右の収容凹部12,12が左右の前記筒状体9,9に設けられている。そして、左右の前記縁部11,11が左右の前記収容凹部12,12に収容された状態で、図5〜6示すように左右の該縁部11,11が、左右の該収容凹部12,12の夫々で左右方向Fに移動でき、且つ該移動の範囲は規制部13で規制されており、該移動によって、前記フェンスパネル3(図1〜3)の該左右方向での長さが可変とされている。
前記筒状体9は、本実施例においては図3〜6に示すように、軸線Lが垂直である前記挿通孔7を有した円筒状体として構成されており、その内径は35mm程度に設定されており、その上下長さは300mm程度に設定されている。そして、前記フェンス部材10の左右の前記縁部11,11を挿入させ得る、外方に向けて突出してその先端で開放する有底の左右の前記収容凹部12,12が設けられてなる左右の前記収容筒部15,15が、左右の前記筒状体9,9の外面部14で上下方向に長く延長して突設されている。該収容凹部12の深さは25mm程度に設定されると共にその前後方向の幅は12mm程度に設定され、その上下方向の長さは290mm程度に設定されている。
前記フェンス部材10は、本実施例においては図3〜6に示すように、左右方向に延長する横線材16と上下方向に延長する縦線材17とが格子状に接合されてなる格子状パネル10aとして構成され、該フェンス部材10の左右の前記縁部11,11が左右の縁部材19,19を介して、左右の前記収容凹部12,12で、左右方向Fに移動できるように構成されている。該フェンス部材10の左右方向の長さは820mm程度で、上下方向の長さは290mm程度であり、該横線材16と該縦線材17の径は共に4mm程度に設定されている。
前記縁部材19は、本実施例においては図4〜6に示すように、上下に長い横断面矩形状の棒状体として構成されており、その上下方向の長さは290mm程度に設定され、その左右幅は24mm程度に設定され、その前後幅は11mm程度に設定されている。そして該縁部材19の、前記収容凹部12の上下方向に延長する一方の内側面部20と対向する第1の面部21には、前記格子状パネル10aの前記横線材16の端側の部分22を遊嵌させ得る嵌入溝23が該第1の面部21を横切って設けられている。
該嵌入溝23に遊嵌された該端側の部分22が該嵌入溝23で前記左右方向Fに移動できる。ここに遊嵌とは、嵌め込まれた状態が遊びをもった嵌め合いの状態にあることをいう。本実施例においては、該嵌入溝23の左右方向の幅が16mm程度に設定されると共に該嵌入溝23の前後方向の幅は5mm程度に設定されている。該嵌入溝23の溝底25の両側部分26,26( 図4) は円弧面状を呈しており、本実施例においては、前記横線材16の外周面に沿う半径4mm程度の円弧状面を呈している。又前記嵌入溝23の開放端の幅は7mm程度に設定されている。
又前記縁部材19の、前記収容凹部12の底面部27と対向する第2の面部29には、図5〜6に示すように、端部に位置する前記縦線材17aが当接可能となされている。そして該第2の面部29の上下に、前記縁部11を間に置いて、該底面部27に向けて脚部30,30が突設され、該脚部30,30の先端31,31が該底面部27に当接することによって、該第2の面部29と該底面部27との間に調整間隙32が設けられている。該脚部30,30の突出長さは例えば8mm程度とされている。従って、該調整間隙32の左右方向の長さは8mm程度であり且つ端部に位置する前記縦線材17aの径が4mm程度であることから、該調整間隙32に存する前記縦線材17aは、4mm程度、前記左右方向で移動できる。
図4は、前記格子状パネル10aの左右の前記縁部11,11に左右の前記縁部材19,19を装着した状態を示しており、該格子状パネル10aの前記横線材16の前記端側の部分22を前記縁部材17に設けられている前記嵌入溝23の夫々に遊嵌させることによって、該縁部材19が該縁部11,11に装着されている。図5〜6は、このようにして格子状パネル10aの左右の縁部11,11に装着された該縁部材19,19を、前記脚部30,30を前記収容凹部12の底面部27側に向けて、該収容凹部12に略密接して収容した状態を示している。そして本実施例においては図4、図7に示すように、このように収容された状態にある該縁部材19の上部33とその下部35にはネジ孔36,37が設けられており、該ネジ孔36,37に、前記収容筒部15の上下の面部39、40に設けた挿通孔41,42を外側から挿通するビス43,45をねじ込むことによって、該縁部材19が前記収容筒部15,15に固定されている。
該固定状態で、前記第2の面部29と対向する第3の面部46は、図5〜6に示すように、前記収容筒部15の先端47から若干控えて位置した状態で、前記収容凹部12の開放端49(図4、図7)を略覆った状態を呈している。そして前記したように、この固定状態で左右の前記縁部11,11が左右の前記収容凹部12,12に挿入された状態にあり、図5〜6、図8に示すように、該縁部11,11が左右の前記収容凹部12,12の夫々で前記左右方向Fに移動できる。そしてこの移動の範囲は、前記調整間隙32の前記底面27及び前記第2の面部29としての前記規制部13で規制される。
図9〜13は前記フェンスパネル3の他の態様を示すものであり、これを構成する前記フェンス部材10の上下部の夫々に第1の係合部50,50が設けられると共に前記収容凹部12の上下部の夫々に第2の係合部51,51が設けられている。そして、該第2の係合部51,51が該第1の係合部50,50に対して前記左右方向に移動でき、且つ該移動の範囲は規制部13(図13)で規制されており、該移動によって、前記フェンスパネル3の前記左右方向の長さが可変とされている。
本実施例においては図13〜14に示すように、該第1の係合部50及び該第2の係合部51の何れか一方は軸部52として構成されると共にその他方は、左右方向に長い長孔53として構成されている。そして、該軸部52が該長孔53に嵌合された状態で前記第2の係合部51が前記第1の係合部50に対して左右方向Fに移動でき,該移動の範囲は図13〜14に示すように、該長孔53の両端が前記規制部13となって規制されており、該移動によって、前記フェンスパネル3の前記左右方向での長さが可変とされている。
前記フェンス部材10は、本実施例においては左右対称形態を有するため、その左側部分の構成を説明する図11〜13を参照して具体的に説明すれば、左右方向に延長する横断面長方形状を呈する扁平な角筒パイプ55の複数本と、全ての該角筒パイプ55の両端部分56,56を保持して前記フェンス部材10の左右の縁部11,11となる左右の保持部材57、57とから構成されている。
本実施例においては、該角筒パイプ55の6本が上下方向に所要間隔を置いて平行状態で配置されており、該角筒パイプ55の上下幅は30mm程度、その前後幅は7mm程度、その左右方向の長さは820mm程度に設定されている。これらの各角筒パイプ55の左右の端部分56,56に前記保持部材57,57を装着する。左右の該保持部材57,57は、左右の前記収容凹部12,12に収容されるもので、上下方向に長い横断面矩形状を呈しており、前記角筒パイプ55の左右の前記端部分56,56の夫々を略密接状態で挿入するための矩形状の挿入凹部59( 図11) が多段に設けられている。
然して、前記の各角筒パイプ55の夫々の、左右の前記端部分56,56を、左右の前記保持部材57,57の対向する左右の前記挿入凹部59,59に略密接状態で挿入することによって、図9に示す前記フェンス部材10を構成できる。該フェンス部材10の左右方向の長さは900mm程度に、上下方向の長さは300mm程度に設定されている。
該フェンス部材10は、例えば図13〜14に示すように上下端の前記角筒パイプ55a、55aが、左右の前記保持部材57,57の上下の面部60,61に設けたネジ孔62,62に螺合するビス63を用いて左右の該保持部材57,57に固定されており、これによって、全ての前記角筒パイプ55と左右の前記保持部材57とが一体化されて前記フェンスパネル3が構成されている。
そして、各保持部材57の前記上下の面部60,61には、図13〜14に示すように、左右方向に長い前記長孔53,53が設けられており、又、前記収容筒部15の上下の面部67,69に設けたネジ孔70、70に、該長孔53,53に先端部分71が嵌合される前記軸部52としてのネジ軸52aがねじ込まれている。これによって、左右の前記縁部11,11が、前記長孔53内における該先端部分71の左右方向での移動によって、左右の前記縁部11,11が、左右の前記収容凹部12,12の夫々で左右方向に移動できる。例えば、片方の収容凹部で4mm程度、左右方向に移動できる。
次に、かかる構成を有する前記2種類のフェンスパネル3a,3bを用いて図2に示すフェンスを組み立て施工する要領を説明する。説明の便宜上、前記フェンス部材10が前記格子状パネル10aからなるフェンスパネル3を第1のフェンスパネル3aといい、前記フェンス部材10が前記角筒パイプ55を用いてなるフェンスパネルを第2のフェンスパネル3bとする。
先ず図15に示すように、左右の前記筒状体9,9の夫々に挿通される左右の前記支柱2,2を地面6に所要間隔で且つ垂直状態で立設する。該支柱2は、その上下長さが例えば180cmに設定され、その下端側の30cm長さ部分が地面6に打ち込まれて立設される。
その後、例えば前記第1のフェンスパネル3aの2枚と前記第2のフェンスパネル3bの1枚を、この順序で左右の前記支柱2,2間に掛け渡し状態で取り付ける。これらのフェンスパネル3の取り付けは、左右の前記筒状体9,9に左右の前記支柱2,2を挿通させて行う。これら3枚のフェンスパネル3,3,3は単に順次積み重ねた状態とし、最上段のフェンスパネル(本実施例においては前記第1のフェンスパネル3b)を支柱2に固定することでもよいのであるが、本実施例においては図4に示すように設けられている、前記筒状体9の外面部14の上下に設けられている固定ネジ75,75を、その先端を前記支柱2の外面に押圧するように締め付けることによって該フェンスパネル3を該支柱2により安定状態に固定している。このように該固定ネジ75を用いて該筒状体9を該支柱2に固定する場合は、上下のフェンスパネル3,3を、所要間隔を設けて前記支柱2,2間に掛け渡し状態とすることもできる。
本実施例で示すように、前記第1のフェンスパネル3aを左右の前記支柱2,2間の下側に配置する場合は、格子状を呈する前記フェンス部材10を、植物を誘引させて植物栽培を行うためにも利用できる。
このようにしてフェンスを組み立て施工できるのであるが、前記フェンスパネル3を工場生産により精度よく製造しておけば、該フェンスパネル3の左右側に設けられている前記筒状体9,9の前記挿通孔7,7に左右の前記支柱2,2を挿通させるという簡易な作業で、立設された左右の支柱2,2間に該フェンスパネル3を掛け渡す作業を完了できる。
このように、左右の前記筒状体9,9を左右の前記支柱2,2に挿通させるだけで、立設された左右の支柱2,2間に前記フェンスパネル3を掛け渡すことができることから、立設された支柱に設けた連結金具とフェンスパネルの左右の縁部に設けた連結金具とを連結ボルトを用いて固定する特許文献1〜3に係るフェンスにおけるような、多数個所のボルト連結作業が全く不要となる。かかることから本発明によるときは、フェンスの組み立て施工を簡易に行うことができる利点がある。
ところで、かかる施工を一般人が行わんとする場合は、前記支柱2の立設に際して、該支柱2が、垂直状態から若干傾いた立設状態となったり、支柱2,2間の間隔に若干の広狭が生じることがある。このように、支柱2の垂直度や支柱2,2間の間隔に施工誤差が生じた場合においても、更には、前記フェンスパネル3の長さに製造誤差が生じていたとしても、本発明によるときは、一般人がフェンスを組み立て施工し易いという大きな利点がある。
これをより詳しく説明する。本発明は、前記支柱2の下端側の部分5を地面6に打ち込むこととし、左右の支柱2,2を挿通させ得る左右の筒状体9,9の軸線が垂直に形成され、且つ前記フェンスパネルの左右方向での長さが可変とされている。従って、支柱2,2間の間隔に施工誤差があっても、又該フェンスパネル3の左右方向での長さに製造誤差があっても、該フェンスパネル3の前記長さ調整作用によって、左右の前記筒状体9,9の前記挿通孔7,7に左右の前記支柱2,2を挿通させさえすれば、左右の該支柱2,2間にフェンスパネル3を掛け渡すことができる。
このケースは、左右の該支柱2,2を正確に垂直に立設できた場合のことであるが、該支柱2,2の垂直度に施工誤差が生じることもある。該支柱2の垂直度に施工誤差があることは、立設状態にある左右の前記支柱2,2を左右の前記筒状体9,9の挿通孔7,7に挿通させることができないことによって確認できる。この場合は、前記支柱2の下端部分5が、地面6に打ち込まれて立設されているために、該支柱2を適宜の方向に押すことにより該支柱2の垂直度を矯正できる。これにより、左右の該支柱2,2を左右の該筒状体9,9の前記挿通孔7,7に挿通させ得ることとなる。この際、必要であれば前記フェンスパネル3の前記左右方向での長さ調整作用も発揮され、これらによって、左右の該支柱2,2間に前記フェンスパネル3を掛け渡してフェンスを構築できることとなる。
本発明によるときは、これらとは別にフェンスの美観向上及びフェンスの耐久性向上も期し得ることとなる。即ち、特許文献1〜3に図示されているフェンスにあっては、立設された支柱に設けた連結金具とフェンスパネルの左右の縁部に設けた連結金具とをボルト連結した状態で、連結金具や連結ボルト、ナットがむき出しとなるため、フェンスの美感を損なう問題があった他、ボルトの腐食によるフェンスの強度低下を招く問題もあったのであるが、かかるボルト連結を行わない本発明に係るフェンスによるときは、フェンスの美観向上を図ることができ、又フェンスの耐久性向上を図り得る。
本発明は、前記実施例で示したものに限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内で種々の設計変更が可能であることはいうまでもない。その一例を挙げれば次のようである。
(1)前記フェンスパネル3を構成する前記フェンス部材10は、前記したものの他、1枚板状に構成することもでき、これに所要の装飾用開口等を設けることもできる。又、前記フェンス部材10を1枚の網状板として構成することもできる。又前記フェンス部材10は、前記第2のフェンスパネル3bを構成する前記角筒パイプ55に代えて各種の横断面形状を有する角筒パイプや中実棒材等を用いて構成することもできる。該角筒パイプや該中実棒材等の配置は、上下方向でも左右方向でも斜め方向でもよい。
(2)前記角筒パイプ55を用いる前記第2のフェンスパネル3bにおいては、前記保持部材57の上下の面部60,61に、左右方向に長い長孔53を設ける一方、前記収容筒部15の上下の面部67,69にネジ軸52a,52aを設けて構成しているが、これとは逆に、前記収容筒部15の前記上下の面部67,69に、左右方向に長い長孔53を設ける一方、前記保持部57の上下の面部60,61に、該長孔53に先端部分が嵌合されるネジ軸等からなる軸部52を設けることもできる。
(3)前記実施例で示したように、前記フェンス部材10を格子状パネルとして構成する場合も、該縁部11の上下部の夫々に第1の係合部(長孔や軸部)50,50を設けると共に前記収容筒部15の上下部の夫々に第2の係合部(軸部や長孔)51,51を設け、該第2の係合部51,51が該第1の係合部50,50に対して前記左右方向に移動できる如くなし、且つ該移動の範囲を前記規制部13で所要に規制し、該移動によって、前記フェンスパネル3の前記左右方向での長さを可変とすることも可能である。
(4)前記実施例で示したように前記フェンス部材10を前記角筒パイプ55を以って構成する場合も夫々の該角筒パイプ55を前記保持部材57から外方に突出させ、該突出する部分を、前記と同様構成の縁部材19の嵌入溝に遊嵌させ、又該縁部材19の上下に前記脚部30,30を突設することによって前記と同様に調整間隙32を設け、前記フェンスパネル3の前記左右方向での長さを可変とすることもできる。
(5)左右の前記筒状体9,9に設ける前記収容筒部15,15等を以ってなる収容凹部は、該筒状体9,9の上下方向に連続して設けることの他、該筒状体9,9の例えば上下部分に独立して設けられたり、該筒状体の上下方向の中間部分にのみ設けられることもある。そしてこれらの場合、該収容凹部12に挿入される前記縁部11が前記フェンス部材10に設けられる。
(6)前記第1の係合部50及び前記第2の係合部51の何れか一方を軸部52として構成する場合、その他方は、左右方向に長い有底の長溝として構成されることもある。
(7)前記フェンス装置1を複数のフェンスパネル3を上下方向に配設してフェンスを構成する場合、用いるフェンスパネルは同種であっても異種であってもよい。図16は、前記第1のフェンスパネル3aのみを3段に積重してフェンスを構成した場合を示し、図17は、前記第2のフェンスパネル3bのみを3段に積重してフェンスを構成した場合を示している。
(8)本発明に係るフェンス装置1は、平坦地の他、傾斜地で支柱を立設してフェンスを組み立て施工する際にも応用できる。又、左右一対の支柱を一組として、該支柱の組を延長方向に順次立設することによって、フェンスを所望長さに延長できる。
1 フェンス装置
2 支柱
3 フェンスパネル
7 挿通孔
9 筒状体
10 フェンス部材
11 縁部
12 収容凹部
13 規制部
14 外面部
15 収容筒部
16 横線材
17 縦線材
19 縁部材
21 第1の面部
22 端側の部分
23 嵌入溝
25 溝底
27 底面
29 第2の面部
30 脚部
32 調整間隙
46 第3の面部
50 第1の係合部
51 第2の係合部
52 軸部
53 長孔
57 保持部材

Claims (5)

  1. 立設された左右の支柱間にフェンスパネルを掛け渡してなるフェンス装置であって、
    左右の該支柱は、その下端側の部分が地面に打ち込まれて立設状態とされるものであり、
    前記フェンスパネルは、左右の筒状体とフェンス部材とを具えており、該左右の筒状体は、立設された左右の前記支柱を挿通させ得る、軸線が垂直である挿通孔を有し且つ、該フェンス部材の左右の縁部を挿入させ得る左右の収容凹部が設けられており、
    左右の前記縁部が左右の前記収容凹部に収容された状態で、左右の該縁部が、左右の該収容凹部の夫々で左右方向に移動でき、且つ該移動の範囲は規制部で規制されており、該移動によって、前記フェンスパネルの、該左右方向での長さが可変とされていることを特徴とするフェンス装置。
  2. 立設された左右の支柱間にフェンスパネルを掛け渡してなるフェンス装置であって、
    左右の該支柱は、その下端側の部分が地面に打ち込まれて立設状態とされるものであり、
    前記フェンスパネルは、左右の筒状体とフェンス部材とを具えており、
    該左右の筒状体は、立設された左右の前記支柱を挿通させ得る、軸線が垂直である挿通孔を有し且つ、該フェンス部材の左右の縁部を挿入させ得る、外方に向けて突出し且つその先端で開放する有底の左右の収容凹部が設けられてなる左右の収容筒部が、左右の前記筒状体の外面部で上下方向に延長して突設されており、
    左右の前記収容凹部に収容された左右の前記縁部が、左右の該収容凹部の夫々で左右方向に移動でき、且つ該移動の範囲は規制部で規制されており、該移動によって、前記フェンスパネルの該左右方向での長さが可変とされていることを特徴とするフェンス装置。
  3. 前記フェンス部材は、左右方向に延長する横線材と上下方向に延長する縦線材とが格子状に接合されてなる格子状パネルとして構成され、該フェンス部材の左右の前記縁部が左右の縁部材を介して、左右の前記収容凹部の夫々で左右方向に移動できるように構成されており、
    前記縁部材の、前記収容凹部の上下方向に延長する一方の内側面部と対向する第1の面部には、前記格子状パネルの前記横線材の端側の部分を遊嵌させ得る嵌入溝が該第1の面部を横切って設けられ、該嵌入溝に遊嵌された該端側の部分が該嵌入溝で前記左右方向に移動でき、且つ前記縁部材の、前記収容凹部の底面部と対向する第2の面部には、端部に位置する前記縦線材が当接可能となされており、
    又前記第2の面部の上下に、前記縁部を間に置いて、前記底面に向けて脚部が突設され、該脚部の先端が該底面に当接することによって前記第2の面部と前記底面部との間に調整間隙が設けられており、
    前記調整間隙の前記底面部と前記第2の面部との間で、端部に位置する前記縦線材が前記左右方向に移動でき、該移動の範囲は、前記調整間隙の前記底面部と前記第2の面部としての規制部で規制されており、該移動によって、前記フェンスパネルの前記左右方向での長さが可変とされていることを特徴とする請求項2記載のフェンス装置。
  4. 前記縁部の上下部の夫々に第1の係合部が設けられると共に前記収容凹部の上下部の夫々に第2の係合部が設けられており、該第2の係合部が該第1の係合部に対して前記左右方向に移動でき、且つ該移動の範囲は規制部で規制されており、該移動によって、前記フェンスパネルの前記左右方向での長さが可変とされていることを特徴とする請求項1又は2記載のフェンス装置。
  5. 前記縁部の上下部の夫々に第1の係合部が設けられると共に前記収容凹部の上下部の夫々に第2の係合部が設けられており、該第1の係合部及び該第2の係合部の何れか一方は軸部として構成されると共にその他方は、左右方向に長い長孔又は溝部として構成されており、該軸部が該長孔又は該溝部に嵌合された状態で前記第2の係合部が前記第1の係合部に対して左右方向に移動でき,該移動の範囲は、該長孔又は該溝部の両端が前記規制部となって規制されており、該移動によって、前記フェンスパネルの前記左右方向での長さが可変とされていることを特徴とする請求項1又は2記載のフェンス装置。
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